JP2956556B2 - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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JP2956556B2
JP2956556B2 JP31828095A JP31828095A JP2956556B2 JP 2956556 B2 JP2956556 B2 JP 2956556B2 JP 31828095 A JP31828095 A JP 31828095A JP 31828095 A JP31828095 A JP 31828095A JP 2956556 B2 JP2956556 B2 JP 2956556B2
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正純 石川
透 谷端
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  • Control Of Exposure In Printing And Copying (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真焼付け装置等にお
いて用いられる露光装置に関するものであり、特には、
ライン露光シャッター等の電子制御シャッターを用いた
デジタル露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ライン露光シャッターを用いた従来例の
デジタル露光装置としては、青色と緑色と赤色(本明細
書においては、単にBGRと表記する。)を露光すると
きに、感光材料を複数回往復動させ、順次BGRを露光
し、それに合わせてライン露光素子への印加電圧を変化
させるように構成したものがある。
【0003】このようにして、各ドットには入力された
露光データに応じた色が露光される。そして、露光デー
タが階調データを含んでいる場合には、露光量を階調デ
ータに基づいて増減制御すればよい。このため、従来
は、ライン露光素子に電圧を印加する時間を長短制御す
ることによって、露光量を制御することが行われてい
た。
【0004】例えば、32段階の階調を表現するときは、
露光量を32段階に制御するために、次の表1のように、
ライン露光素子に電圧を印加する時間を32段階に制御す
ればよい。
【0005】
【表1】 なお、上記表1においては、階調データが、0,1,
2,4,8,16の場合以外は省略した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際には、
図6に示したように、ライン露光素子に所定の電圧を印
加してから所定の透光状態になるまでの立ち上がり時間
t1と電圧をオフしてから非透光状態になるまでの立ち
下がり時間t2が存在するために、電圧印加時間と露光
量とは正確には比例しない。
【0007】また、図7に示したように、感光材料の露
光量と発色濃度( 以下焼付濃度という。)との関係は正
確には比例していないので、露光量を2倍,4倍に制御
しても、焼付濃度は2倍,4倍にはならなかった。以上
のような理由によって、単純にライン露光素子に対する
電圧の印加時間を、階調データに比例させて制御するだ
けでは正確な階調が表現できないという問題があった。
【0008】そこで、本発明は、ライン露光素子に電圧
を印加する時間を、実際の焼付濃度に比例するように制
御することによって、滑らかな階調を表現する装置を提
供することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1では、
入力された階調データに応じて露光手段における露光時
間を長短制御することによって、感光材料に対して階調
露光する露光装置において、入力された階調データに対
して非線形の関係を有する焼付濃度を補正するために、
入力された階調データを、予め設定された所定の特性に
基づいて、補正して補正露光時間データを出力する変換
手段と、露光手段における露光時間を前記補正露光時間
データに基づいて制御する露光制御手段とを備えてい
る。
【0010】請求項2では、変換手段は、露光手段にお
ける、入力された階調データと露光量との間の非線形の
関係と、感光材料における、露光量と焼付濃度との間の
非線形の関係との少なくとも一つを補正する変換手段と
した。請求項3では、変換手段は、階調データと、予め
設定された所定の特性に基づいた補正露光時間データと
を対応させた変換テーブルと、前記変換テーブルを参照
して、入力された階調データに応じた補正露光時間デー
タを出力する参照手段とを備えている。
【0011】請求項4では、変換手段は、階調データ
と、予め設定された所定の特性に基づいた補正露光時間
データとを対応させた変換テーブルと、前記変換テーブ
ルを参照して、入力された階調データに応じた補正露光
時間データを、予め設定されている複数の互いに異なる
露光印加時間を組み合わせて出力する参照手段とを備え
ている。
【0012】請求項5では、変換手段は、階調データ
と、この階調データに比例する焼付濃度が得られる補正
露光時間データとを対応させた変換テーブルと、前記変
換テーブルを参照して、入力された階調データに応じた
補正露光時間データを出力する参照手段とを備えてい
る。
【0013】請求項6では、変換手段は、階調データ
と、この階調データに比例する露光量が得られる補正露
光時間データとを対応させた変換テーブルと、前記変換
テーブルを参照して、入力された階調データに応じた補
正露光時間データを出力する参照手段とを備えている。
請求項7では、変換テーブルにおける補正露光時間デー
タを所望の補正露光時間データに設定する変換データ設
定手段を備えている。
【0014】
【作用】本発明の請求項1では、光源からの光を露光手
段に供給し、入力された階調データに対して非線形の関
係を有する焼付濃度を補正するために、入力された階調
データを、予め設定された所定の特性に基づいて、補正
して補正露光時間データを出力するので、特性を適宜設
定することにより、露光手段の立ち上がり時間の遅れ
や、立ち下がり時間の遅れ、さらには、露光量と焼付濃
度との間の非線形関係をも補償して、階調データに応じ
た正確な階調で露光することができる。請求項2では、
変換手段は、露光手段における入力された階調データと
露光量との間の非線形の関係と、感光材料における露光
量と焼付濃度との間の非線形の関係の少なくとも一つを
補正するので、露光手段と感光材料の特性を補償して階
調データに応じた正確な焼き付けが可能となる。
【0015】そして、請求項3では、変換手段は、階調
データと、予め設定された所定の特性に基づいた補正露
光時間データとを対応させた変換テーブルを備えている
ので、参照手段により、前記変換テーブルを参照して、
入力された階調データに応じた補正露光時間データを出
力することにより、階調データに応じた正確な階調で露
光することができる。
【0016】そして、請求項4では、変換手段は、階調
データと、予め設定された所定の特性に基づいた補正露
光時間データとを対応させた変換テーブルを備えている
ので、参照手段により、前記変換テーブルを参照して、
入力された階調データに応じて予め設定されている複数
の互いに異なる露光印加時間を組み合わせることによ
り、種々の階調データに応じた補正露光時間データを、
少ない種類の変換テーブルから得ることができる。
【0017】そして、請求項5では、変換手段は、階調
データと、この階調データに比例する焼付濃度が得られ
る補正露光時間データとを対応させた変換テーブルを備
えているので、実際の焼付濃度を階調データに比例させ
ることができ、階調データに応じた正確な階調で露光す
ることができる。そして、請求項6では、変換手段は、
階調データと、この階調データに比例する露光量が得ら
れる補正露光時間データとを対応させた変換テーブルを
備えているので、露光量を階調データに比例させること
ができ、正確な階調で露光することができる。
【0018】そして、請求項7では、変換手段は、前記
変換テーブルにおける補正露光時間データを所望の補正
露光時間データに設定する変換データ設定手段を備えて
いるので、滑らかな階調を表現できるとともに、任意の
階調を表現することもできる。
【0019】
【実施例】以下に、本発明にかかる露光装置の一つの実
施例をそなえた写真焼付け装置を例として、図面に基づ
いて詳説する。図1は前記写真焼付け装置の全体構成
図、図2はその要部の構成図である。
【0020】図1において、1は感光材料としての印画
紙を供給するマガジン、2は印画紙、3はネガフィルム
上の画像を露光するネガ露光ステージ、4はデジタル画
像を露光するライン露光ステージ、5は露光した印画紙
を現像処理する現像処理部、7は移送機構であり、印画
紙2の長手方向への1ドット毎の移送及び1コマ毎の移
送を行う。6はライン露光制御部である。
【0021】図4に示したように、ライン露光制御部6
は、前記ライン露光ステージ4における露光時間等の制
御を行う時間制御部61と、印加電圧を円板13の位置に応
じて制御する電圧制御部62と、移送機構7における移送
タイミング等の制御を行う制御部とを備えている。時間
制御部61は、変換手段としての変換回路63と、参照手段
としてのPLZT制御回路64とを備えている。
【0022】前記変換回路63は、表2に示したように、
階調データDと、それの非線形関数となる印加時間Tと
を対応させた、表2に示すような変換テーブルTBL1
を備えている。この変換テーブルTBL1においては、
焼付濃度が階調データに比例するように設定されてい
る。
【0023】前記PLZT制御回路64は、所定の印加電
圧を前記印加時間Tの間PLZT素子に印加する。例え
ば、前記変換テーブルTBL1には、階調データD=1
のとき、印加時間T=t、露光量S=s、焼付濃度V=
vとなる条件の感光材料の場合に、階調データD=2の
ときには焼付濃度v2=2×vとなるような、印加時間
t2が予め設定されているのである。この変換テーブル
TBL1においては、階調データDは、印加時間Tおよ
び露光量Sは何れも階調データDの非線形関数であり、
階調データと焼付濃度とが比例するように印加時間が設
定されているのである。
【0024】
【表2】 なお、使用する感光材料の種類に応じて前記変換テーブ
ルTBL1の印加時間のデータを変更することによっ
て、種々の感光材料に対しても、入力された階調データ
に正確に比例した発色濃度を得られるので、正確な階調
表現が可能になるのである。
【0025】ネガ露光ステージ3においては、ランプ31
からの光によってネガ32の画像をレンズ33を介して印画
紙2上に結像して露光する。
【0026】図1と図2において、ライン露光ステージ
4は、スキャナによって読み取ったデジタル画像もしく
は別途コンピュータ等の電子処理装置によって作成した
デジタル画像を、ドットに分解して階調データを含んだ
露光データを生成し、この露光データに基づいて前記印
画紙2に露光するものである。この露光データは、BG
Rに分解した色データと、各色の階調を指定する階調デ
ータとを含んでいる。このような階調データを含んだ露
光データが例えばシリアル信号として入力されてくる
と、ライン露光制御制御部6においては、そのシリアル
信号を各PLZT素子毎のパラレルデータに分配する。
このようにして得られたパラレルデータは、色データと
階調データとから構成されている。そして、色データは
電圧制御部62へ供給され、階調データは時間制御部61へ
供給される。
【0027】複数のPLZT素子44が印画紙2の幅方向
に複数配列されて構成された露光手段としてのPLZT
シャッター41と、このPLZTシャッター41の各PLZ
T素子44と接続された複数の光ファイバー42と各光ファ
イバー42を束ねた状態で、BGRの光を供給するPLZ
T用光源部43とを備えている。なお、PLZT素子44の
個数と、それに接続される光ファイバー42の本数との関
係は1対1に限定されるものではない。
【0028】ランプ11の光はミラートンネル12を通っ
て、120 °毎にBGRの各色フィルターが形成された円
板13に照射される。この円板13を通過したBGR何れか
の光は光ファイバー42の束に供給される。各光ファイバ
ー42を通過した光は各PLZT素子44にそれぞれ照射さ
れる。このPLZT素子44には、前記円板13の回転タイ
ミングと階調データを含んだ露光データに合わせて、電
圧制御部62から、前記円板13の位置(BGR)に応じた
所定の印加電圧が供給されるので、光ファイバー42を通
過した光の波長のみを選択的に通過させる。
【0029】前記円板13の回転タイミングは、円板13上
のマーク14の通過タイミングをセンサー15によって検出
することによって得る。なお、前記光ファイバー42の光
軸上に回ってくるフィルターの色は、B,G,Rの順で
あり、前記マーク14はBとGの境界に配設され、前記セ
ンサー15と光ファイバー42の光軸とは120 °ずらして配
設されている。
【0030】つぎに、図2,図3,図5に基づいて、B
GR各色別の露光タイミングを説明する。まず、ステッ
プS1において、センサー15によって円板上のマーク14
を検出すると、これから120 °の間はフィルターの色は
Bであることが分かるので、ステップS2において、ラ
イン露光制御部6を制御して、電圧制御部62からBを露
光すべきPLZT素子44への印加電圧を45Vに切り替
え、当該ドットに対する階調データに応じた印加時間だ
け印加する。よって、図3の(A)に示したように、フ
ィルターを通過したBの光が印画紙2のドットD1,D
2等の所定のドットに、それぞれの階調データに応じた
印加時間で露光する。
【0031】次に、マーク14を検出してから円板13が12
0 °回転したことを検知すると、これから120 °の間は
フィルターの色はGであることが分かるので、上記同様
にライン露光制御部6を制御して、電圧制御部62からG
を露光すべきPLZT素子44への印加電圧を50Vに切り
替え、当該ドットに対する階調データに応じた印加時間
だけ印加する。よって、図3の(B)に示したように、
フィルターを通過したGの光が印画紙2のドットD1,
D3等の所定のドットに、それぞれの階調データに応じ
た印加時間で露光する。
【0032】次に、円板13が更に120 °回転したことを
検知すると、これから120 °の間はフィルターの色はR
であることが分かるので、上記同様にライン露光制御部
6を制御して、電圧制御部62から当該PLZT素子44へ
の印加電圧を55Vに切り替え、当該ドットに対する階調
データに応じた印加時間だけ印加する。よって、図3の
(C)に示したように、フィルターを通過したRの光が
印画紙2のドットD1等の所定のドットに、それぞれの
階調データに応じた印加時間で露光する。
【0033】以上の露光工程において、ドットD1には
BGRの三色が露光し、ドットD2にはBとRの二色が
露光し、ドットD3にはGのみが露光し、ドットD4に
は何れも露光しない。
【0034】そして、それぞれのドットに対する印加時
間は、前記時間制御部61によって表2の変換テーブルT
BL1に基づいた時間に制御されるので、階調データに
応じたカラー階調の露光が行われるのである。このと
き、各ドットにおける各色のPLZT素子に対する印加
時間は、焼付濃度と階調データとが比例するように制御
されるので、正確な階調表現が可能になるのである。
【0035】以上の工程においてBGRの三色を露光す
る間、印画紙2は停止した状態であるので、印画紙2の
幅方向の1列分の露光が完了する。そして、図5に示し
た一連の工程が完了した後に、印画紙2を1ドット相当
分移送する。このときの露光位置は、図3の(D)〜
(F)に示したように、印画紙上において、1ドット相
当分移動した位置となる。
【0036】ここにおいても、上記同様に、円板13の回
転に同期してBGRのデータが順次露光するので、更に
1列分の露光が完了する。そして、BGRの露光が完了
した後に、更に印画紙2を1ドット相当分移送する。こ
のようにして、1列ずつ順次露光することによって、印
画紙2の長手方向にも露光するのである。
【0037】現像処理部5においては、ネガ露光ステー
ジ3とライン露光ステージ4の何れか一方もしくは両方
において露光された印画紙2を現像処理し、1コマづつ
カットして排出するのである。
【0038】なお、円板13の120 °毎の回転タイミング
は、円板13を回転させるステッピングモータに与えるパ
ルス数もしくはロータリーエンコーダもしくは120 °毎
に配設したマークに基づいてもよい。
【0039】表2の変換テーブルTBL1に変えて、表
3に示したような変換テーブルTBL2を備えてもよ
い。このとき、階調データDと露光量Sとが比例関係に
なるように、印加時間Tが設定されている。即ち、この
変換テーブルTBL2においても、印加時間Tは階調デ
ータDの非線形関数となっている。
【0040】
【表3】 なお、実際には、感光材料の焼付濃度は露光量の非線形
関数であるために、変換テーブルTBL2に基づいた場
合には、実際の焼付濃度は階調データと正確に比例して
いるわけではないが、実用上は問題ない。感光材料に応
じて変換テーブルのデータを変更する必要がなくなると
いう効果がある。
【0041】また、このとき、印加時間としては、互い
に異なるt1,t2,t3,t4,t5,t6の6種類
の時間を備えておき、32段階の露光データに対して、前
記6種類の印加時間を組み合わせるようにしてもよい。
例えば、階調データD=13(=8+4+1)のときは、
印加時間T=t5+t4+t2とする。このとき、前記
印加時間t1,t2,t3,t4,t5,t6は個別に
任意時間に設定するようにすれば、より正確な階調表現
が可能であるとともに、任意の階調表現に変えることも
可能である。
【0042】なお、請求の範囲にいうところの補正露光
時間データとは、露光手段としてPLZT素子を用いた
場合には印加時間に相当するが、他の露光手段を用いた
場合にはそれぞれの露光手段における補正された露光時
間に相当する。そして、露光手段としては、PLZT素
子を用いた露光手段以外に、液晶シャッターを用いた露
光手段等が使用できる。また、露光手段を線状に配列し
たライン露光素子以外に、面状に配列した面露光手段
や、一組の露光素子を備えた露光ヘッドを機械的に走査
させる構成でもよい。
【0043】また、光源の光を露光手段まで導く手段と
しては、光ファイバー以外に反射鏡を用いた構成でもよ
い。また、光源と露光手段とを近接させた構成でもよ
い。例えば、液晶シャッターを用いた露光手段として
は、TFT(薄膜電解効果トランジスタ)カラー液晶技
術を用いた露光手段の場合を図8に基づいて説明する。
アモルファス・シリコンTFTが、ガラス基板上に半導
体集積回路のプロセスを用いて形成され、TFTアレイ
基板81が形成される。各TFT素子fがドットに対応
し、液晶を駆動する透明のドット電極が形成されてい
る。各ドットに対応してRGBに分けられたカラー・フ
ィルター基板82が前記TFTアレイ基板81に対向して配
置され、その二枚の基板の間に液晶83が封入されてい
る。カラー・フィルター基板82の上面には全面に渡って
透明な共通電極84が形成され、また、偏光板85が配置さ
れて、さらに上面には感光材料87が配設されている。T
FTアレイ基板81の下面には偏光板86が配置され、図示
しない白色光源からの光が照射される。
【0044】TFT素子fが作動すると、そのドット電
極と共通電極84との間に電荷が蓄積され、その間の液晶
が蓄積された電荷によって立ち上がって光を透過させ、
対応するカラーフィルターによって所定の色が、感光材
料87に露光されるのである。
【0045】本発明の露光装置は、写真焼付け装置に限
らず、種々の感光材料への露光に応用することが可能で
ある。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、光源からの
光を露光手段に供給し、入力された階調データに対して
非線形の関係を有する焼付濃度を補正するために、入力
された階調データを、予め設定された所定の特性に基づ
いて、補正して補正露光時間データを出力するので、特
性を適宜設定することにより、露光手段の立ち上がり時
間の遅れや、立ち下がり時間の遅れ、さらには、露光量
と焼付濃度との間の非線形関係をも補償して、階調デー
タに応じた正確な階調で露光することができ、滑らかな
階調が表現できるという効果が得られる。そして、請求
項2では、露光手段と感光材料における非線形の特性を
補償して入力された階調データに応じた正確な焼き付け
が可能となる。
【0047】そして、請求項3によれば、階調データと
補正露光時間データとを上記同様に特性で対応させた変
換テーブルを備えて、入力された階調データに応じて前
記変換テーブルを参照することにより、入力された階調
データに応じた正確な階調で露光することができ、滑ら
かな階調が表現できるという効果が得られる。そして、
請求項4によれば、階調データと補正露光時間データと
を上記同様に特性で対応させた変換テーブルを備えて、
入力された階調データに応じて前記変換テーブルを参照
して、適切な補正露光時間データの組み合わせを得るこ
とにより、少ない種類の変換テーブルから、上記同様に
滑らかな階調が表現できるという効果が得られる。
【0048】そして、請求項5によれば、階調データ
と、この階調データに比例する焼付濃度が得られる補正
露光時間データとを対応させた変換テーブルを備えてい
るので、使用する感光材料に応じて、実際の焼付濃度を
入力された階調データに正確に比例させることができ、
滑らかな階調が表現できるという効果が得られる。そし
て、請求項6によれば、階調データと、この階調データ
に比例する露光量が得られる補正露光時間データとを対
応させた変換テーブルを備えているので、露光量を入力
された階調データに比例させることができ、滑らかな階
調が表現できるという効果が得られる。
【0049】そして、請求項7によれば、前記変換テー
ブルにおける補正露光時間データを所望の補正露光時間
データに設定する変換データ設定手段を備えているの
で、滑らかな階調を表現できるとともに、任意の階調を
表現することもできるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露光装置を備えた写真焼付け装置の全
体構成図である。
【図2】前記写真焼付け装置の要部の構成図である。
【図3】露光工程を説明する図である。
【図4】前記写真焼付け装置の要部の構成図である。
【図5】露光工程を説明するフローチャートである。
【図6】PLZT素子の特性を示す図である。
【図7】PLZT素子の特性を示す図である。
【図8】TFTカラー液晶を用いた露光手段の要部の構
成図である。
【符号の説明】
2 印画紙(感光材料) 41 PLZTシャッター(露光手段) 42 光ファイバー 43 PLZT用光源部 44 PLZT素子 61 時間制御部 63 変換回路(変換手段) 64 PLZT制御回路(PLZT制御手段) TBL1,TBL2 変換テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−58241(JP,A) 特開 平6−222467(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/72

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された階調データに応じて露光手段に
    おける露光時間を長短制御することによって、感光材料
    に対して階調露光する露光装置において、 入力された階調データに対して非線形の関係を有する焼
    付濃度を補正するために、入力された階調データを、予
    め設定された所定の特性に基づいて、補正して補正露光
    時間データを出力する変換手段と、 露光手段における露光時間を前記補正露光時間データに
    基づいて制御する露光制御手段とを備えたことを特徴と
    する露光装置。
  2. 【請求項2】変換手段は、 露光手段における、入力された階調データと露光量との
    間の非線形の関係と、 感光材料における、露光量と焼付濃度との間の非線形の
    関係との少なくとも一つを補正する変換手段としたこと
    を特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 【請求項3】変換手段は、 階調データと、予め設定された所定の特性に基づいた補
    正露光時間データとを対応させた変換テーブルと、 前記変換テーブルを参照して、入力された階調データに
    応じた補正露光時間データを出力する参照手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  4. 【請求項4】変換手段は、 階調データと、予め設定された所定の特性に基づいた補
    正露光時間データとを対応させた変換テーブルと、 前記変換テーブルを参照して、入力された階調データに
    応じた補正露光時間データを、予め設定されている複数
    の互いに異なる露光印加時間を組み合わせて出力する参
    照手段とを備えていることを特徴とする請求項1又は2
    の何れか1項に記載の露光装置。
  5. 【請求項5】変換手段は、 階調データと、この階調データに比例する焼付濃度が得
    られる補正露光時間データとを対応させた変換テーブル
    と、 前記変換テーブルを参照して、入力された階調データに
    応じた補正露光時間データを出力する参照手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に
    記載の露光装置。
  6. 【請求項6】変換手段は、 階調データと、この階調データに比例する露光量が得ら
    れる補正露光時間データとを対応させた変換テーブル
    と、 前記変換テーブルを参照して、入力された階調データに
    応じた補正露光時間データを出力する参照手段とを備え
    ていることを特徴とする請求項1又は2の何れか1項に
    記載の露光装置。
  7. 【請求項7】変換テーブルにおける補正露光時間データ
    を所望の補正露光時間データに設定する変換データ設定
    手段を備えていることを特徴とする請求項3乃至6の何
    れか1項に記載の露光装置。
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