JP2956514B2 - 耐電圧試験装置 - Google Patents

耐電圧試験装置

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JP2956514B2
JP2956514B2 JP7025279A JP2527995A JP2956514B2 JP 2956514 B2 JP2956514 B2 JP 2956514B2 JP 7025279 A JP7025279 A JP 7025279A JP 2527995 A JP2527995 A JP 2527995A JP 2956514 B2 JP2956514 B2 JP 2956514B2
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隆之 宮本
宏之 渡部
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Testing Relating To Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の内燃機関に
おけるシリンダヘッドに形成されたプラグホール内の点
火プラグに一端側が接続され、他端側に点火コイルが接
続されるいわゆる直結式のプラグジョイント装置の漏電
を検査する耐電圧試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプラグジョイント装置は
絶縁性を有するゴム等の弾性材等により筒状に形成され
たジョイントブッシュを備え、そのジョイントブッシュ
の内部に、筒状端子体の一端側に端子バネとしてのコイ
ルバネが接続状とされたジョイント端子が挿入状に装着
されていた。
【0003】そして、プラグジョイント装置は、ジョイ
ントブッシュの切れ目や破損等によるジョイント端子か
ら外部への漏電があるがどうかが予め検査されており、
その検査方法として、図9に示される如く、プラグジョ
イント装置1の筒状端子体2を検査治具3の電極棒4に
接続状にセットし、点火コイルで発生する高電圧を電極
棒4に導き、この状態で、作業者がアース棒5を非導電
ポイントとしてのジョイントブッシュ6外周面に近付け
て、火花が発生するかどうかを目視確認する方法が採用
されていた。
【0004】なお、図9において、7はコイルバネで、
このコイルバネ7と端子体2とでジョイント端子8が構
成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の検査方法によれば、プラグジョイント装置1の検査
治具3に対するセットおよび検査作業が作業者による手
作業であるため、作業ペースにばらつきが生じるという
問題があった。
【0006】また、点火コイルで発生する約30kv程
度の高電圧に対し、作業者がアース棒5を近付けて検査
を行う方式であり、安全上問題があると共に、漏電が生
じているかどうかの確認が作業者による目視確認である
ため、作業者の熟練度に頼っており、疲労等によっても
検査ミスを生じるおそれがあり、信頼性に欠け、さら
に、各個人の判断誤差等もあり、検査レベルの安定化が
図れないという問題があった。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、検査
レベルの安定化を図ると共に安定したペースで検査が行
え、また、安全性の向上を図った耐電圧試験装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、絶縁性を有する筒状のジョイントブッ
シュ内に、筒状端子体の一端側にコイルバネからなる端
子バネが接続状とされたジョイント端子が挿入されたプ
ラグジョイント装置の耐電圧試験装置であって、ジョイ
ントブッシュを横向き姿勢で解除自在に外周面側より保
持する検査ブッシュチャック機構と、検査ブッシュチャ
ック機構にプラグジョイント装置を供給するプラグジョ
イント供給機構と、検査ブッシュチャック機構で保持さ
れたジョイントブッシュ内のジョイント端子に接離自在
に当接される電極部を有する電圧印加機構とを備え、前
記検査ブッシュチャック機構は絶縁部材で支持されると
共にジョイントブッシュを前記横向き姿勢で保持する導
電性のアースチャック体を備え、前記電極部のジョイン
ト端子当接状態で電極部に電圧を印加した際、アースチ
ャック体側に流れる電流を検出する漏電検出器が備えら
れてなる点にある。
【0009】また、前記ジョイントブッシュは、その軸
心方向中間部でアースチャック体に保持される構造とし
てもよい。
【0010】さらに、前記電極部は、検査ブッシュチャ
ック機構で保持されたジョイントブッシュ内のジョイン
ト端子にその軸心方向より接離自在とされてなる構造と
してもよい。
【0011】また、前記漏電検出器は、アースチャック
体からアース部に流れる電流を増幅させる電流増幅器
と、電流増幅器で増幅された電流を電圧に変換させる可
変抵抗と、可変抵抗で変換された電圧を表示する表示器
とを備えてなる構造としてもよい。
【0012】さらに、前記電圧印加機構の外周部を囲繞
して、絶縁性を有するカバー体が設けられてなる構造と
してもよい。
【0013】
【作用】本発明によれば、プラグジョイント供給機構に
よって検査ブッシュチャック機構にプラグジョイント装
置が供給される。そして、この供給されたプラグジョイ
ント装置のジョイントブッシュは検査ブッシュチャック
機構のアースチャック体で横向き姿勢で保持される。
【0014】この状態で、電圧印加機構の電極部がジョ
イントブッシュ内のジョイント端子に当接され、電極部
に電圧が印加される。
【0015】この際、ジョイントブッシュ側からアース
チャック体側に電流が流れれば、漏電検出器により検出
されて不良品と判定される。また、ジョイントブッシュ
側からアースチャック体側に電流が流れなければ、漏電
検出器は何等電流を検出せず、良品と判定される。
【0016】このように、プラグジョイント装置が自動
的に供給され、ジョイントブッシュからの漏電の有無が
自動的に判別されるように構成されているため、検査レ
ベルの安定化が図れると共に安定したペースで検査が行
える。また、作業者が手作業で検査を行う必要がなく、
安全性の向上が図れる。
【0017】また、ジョイントブッシュが、その軸心方
向中間部でアースチャック体に保持される構造とすれ
ば、ジョイントブッシュ表面に沿って流れる沿面リーク
の検出が有効に防止でき、漏電検出器による誤判定が有
効に防止できる。
【0018】さらに、漏電検出器は、アースチャック体
からアース部に流れる電流を増幅させる電流増幅器と、
電流増幅器で増幅された電流を電圧に変換させる可変抵
抗と、可変抵抗で変換された電圧を表示する表示器とを
備えてなる構造とすれば、僅かな漏電も良好に検出でき
る。
【0019】さらにまた、電圧印加機構の外周部を囲繞
して、絶縁性を有するカバー体が設けられてなる構造と
すれば、安全性がより向上する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
すると、図1は全体概略図を示しており、耐電圧試験装
置10は、検査ブッシュチャック機構11と、電圧印加
機構12とを備えている。また、プラグジョイント装置
1の組立工程下流側の端子本挿入装置13からプラグジ
ョイント装置1を検査ブッシュチャック機構11に供給
するプラグジョイント供給機構15が備えられている。
【0021】前記端子本挿入装置13には、ジョイント
端子8が仮挿入されたジョイントブッシュ6を横向き姿
勢で解除自在に保持する本挿入ブッシュチャック機構1
7と、仮挿入状態のジョイント端子8を設定位置まで圧
入する端子本挿入機構18とが備えられている。
【0022】そして、前記プラグジョイント供給機構1
5は、本挿入ブッシュチャック機構17と検査ブッシュ
チャック機構11の上方間にわたって設けられており、
本挿入ブッシュチャック機構17からジョイントブッシ
ュ6内にジョイント端子8が挿入状とされたプラグジョ
イント装置1を取り出して検査ブッシュチャック機構1
1に供給するように構成されている。
【0023】前記本挿入ブッシュチャック機構17は、
基台20上にエアシリンダ等により一対の合成樹脂等か
らなるチャック体21を水平方向に拡開・接近操作する
ための拡縮操作機構22が備えられ、該拡縮操作機構2
2により前記両チャック体21が互いに拡開・接近操作
され、該チャック体21の拡開・接近操作によりジョイ
ントブッシュ6が解除自在に保持されるように構成され
ている。
【0024】なお、両チャック体21の互いに対向する
内面側には、ジョイントブッシュ6の軸心を水平方向と
する横向き姿勢でジョイントブッシュ6を保持すべく、
ジョイントブッシュ6に対応する円弧状の保持溝がそれ
ぞれ形成されている。また、両チャック体21によるジ
ョイントブッシュ6の保持状態においては、両チャック
体21の互いに対向する内面側が当接状となるように構
成されている。
【0025】前記端子本挿入機構18は、基板23上に
支持台24が設けられ、該支持台24に油圧シリンダか
らなる本挿入シリンダ25が装着支持されている。
【0026】この本挿入シリンダ25のピストン軸25
aは本挿入ブッシュチャック機構17のチャック体21
で保持されたジョイントブッシュ6の軸心と同一軸心を
有するように配設されており、ピストン軸25aの突出
端部には押動体としての端子挿入治具26が着脱自在に
装着されている。
【0027】そして、本挿入シリンダ25のピストン軸
25aの進退動作により、仮挿入状体のジョイントブッ
シュ6端部より突出状とされたジョイント端子8をジョ
イントブッシュ6内の所定位置に押し込み挿入するよう
に構成されている。
【0028】前記検査ブッシュチャック機構11は、前
記本挿入ブッシュチャック機構17と類似の構造とされ
ており、図1ないし図4に示される如く、基台28上に
エアシリンダ等により一対のアースチャック体29を水
平方向に拡開・接近操作するための拡縮操作機構30が
備えられ、該拡縮操作機構30により前記両アースチャ
ック体29が互いに拡開・接近操作され、該アースチャ
ック体29の拡開・接近操作によりプラグジョイント装
置1のジョイントブッシュ6が解除自在にその外周面側
より保持されるように構成されている。
【0029】また、各アースチャック体29はSS41
等の導電性を有する金属材により形成されており、MC
ナイロン等の絶縁材よりなる絶縁部材31を介して拡縮
操作機構30側に支持されている。
【0030】そして、両アースチャック体29の互いに
対向する内面側には、ジョイントブッシュ6の軸心を水
平方向とする横向き姿勢でジョイントブッシュ6を保持
すべく、ジョイントブッシュ6に対応する円弧状の保持
溝がそれぞれ形成されている。
【0031】また、図7に示される如く、両アースチャ
ック体29によるジョイントブッシュ6の横向き姿勢で
の保持状態においては、ジョイントブッシュ6の軸心方
向両端部にそれぞれ所定長さ(例えば15mm〜20m
m程度)を残した状態で、ジョイントブッシュ6の軸心
方向中間部を保持するように構成されている。
【0032】さらに、両アースチャック体29で保持さ
れたジョイントブッシュ6を検出するためのセンサ等の
検出器が適宜備えられている。
【0033】さらに、図5および図6に示される如く、
各アースチャック体29は、漏電検出器33を介してア
ースされており、該漏電検出器33は、アースチャック
体29からアース部34に流れる電流を増幅させる電流
増幅器35と、該電流増幅器35で増幅された電流を電
圧に変換させる可変抵抗36(0〜1KΩ)と、該可変
抵抗36で変換された電圧を表示する表示器37とを備
えている。
【0034】前記電圧印加機構12は、図1ないし図3
にも示される如く、基板40上の一端部側にシリンダ支
持台41が設けられ、該シリンダ支持台41に油圧シリ
ンダからなる操作シリンダ42が装着支持されている。
【0035】そして、この操作シリンダ42のピストン
軸42aは検査ブッシュチャック機構11のアースチャ
ック体29で保持されたジョイントブッシュ6の軸心と
同一軸心を有するように配設されている。
【0036】また、基板40上の他端部側に、前記ピス
トン軸42aの進退方向に延びるガイドレール43が配
設されており、図3に示される如く、正面視ほぼL字状
のスライド体44がガイドレール43に沿ってスライド
自在に装着されている。そして、スライド体44の前記
一端部側が操作シリンダ42のピストン軸42aに連結
されている。
【0037】前記スライド体44上には、MCナイロン
等の絶縁材により正面視ほぼU字状に形成された絶縁支
持体45が装着されている。また、絶縁支持体45の検
査ブッシュチャック機構11側の立設壁部45a端面に
は、MCナイロン等の絶縁材により形成された電極支持
体46が装着されている。
【0038】そして、検査ブッシュチャック機構11の
アースチャック体29で保持されたジョイントブッシュ
6の軸心と同一軸心を有して、立設壁部45aと電極支
持体46とを貫通状に電極部としての電極棒47が設け
られており、該電極棒47は図8に示される如く、その
軸心方向中間部にバネ受け部48が径方向張り出し状に
備えられている。
【0039】また、電極支持体46には、電極棒47の
バネ受け部48がその軸心方向に移動自在に収容状とさ
れる凹部46aが形成されており、図8に示される如
く、凹部46a内に収容されたバネ受け部48と立設壁
部45a間にコイルバネ49が圧縮状に収容されてい
る。そして、電極棒47はコイルバネ49の弾発力に抗
してその軸心方向に移動自在に構成されている。
【0040】即ち、操作シリンダ42のピストン軸42
aが進出作動されて、スライド体44および絶縁支持体
45がガイドレール43に沿って押動され、電極棒47
の先端部が図8に示される如く、アースチャック体29
に保持されたプラグジョイント装置1のジョイント端子
8に当接されると、コイルバネ49の弾発力に抗して電
極棒47が若干押し戻されるように構成されている。
【0041】また、ピストン軸42aの後退作動によ
り、スライド体44および絶縁支持体45が初期位置に
戻され、この際、電極棒47はコイルバネ49の弾発力
により初期位置に復帰される。
【0042】さらに、立設壁部45aの他端側に突出す
る電極棒47端部には、図示省略の点火コイルからの接
続コード50が接続されている。また、前記電極支持体
46の検査ブッシュチャック機構11側外周面は、電極
棒47の軸心と同心状で、漸次径小となるテーパ面46
bとされている。
【0043】そして、電圧印加機構12の外周部、即
ち、前後および上部を囲繞して、絶縁性を有する透明の
合成樹脂等からなるカバー体51が設けられている。
【0044】前記プラグジョイント供給機構15は、本
挿入ブッシュチャック機構17のチャック体21で保持
されたジョイントブッシュ6の軸心方向両端部をそれぞ
れ解除自在に把持する一対のチャック機構53(図2な
いし図4参照)が拡開・接近操作自在に備えられてい
る。
【0045】そして、各チャック機構53は、チャック
体21で保持されたプラグジョイント装置1のジョイン
トブッシュ6上方の初期位置より拡開状態で下降操作さ
れ、ジョイントブッシュ6位置に到着すると接近操作さ
れ、ここにジョイントブッシュ6の両端部が一対のチャ
ック機構53でそれぞれ把持される。
【0046】次に、チャック体21が拡開操作されてジ
ョイントブッシュ6の把持が解除されると、各チャック
機構53が上昇操作され、その後、一側に配置された検
査ブッシュチャック機構11上方に横行移動操作され
る。
【0047】各チャック機構53が検査ブッシュチャッ
ク機構11上方に到着すると、各チャック機構53が下
降操作され、ジョイントブッシュ6が両アースチャック
体29間に到着すると両アースチャック体29が接近操
作される。そして、ジョイントブッシュ6が両アースチ
ャック体29で保持されると各チャック機構53が拡開
操作され、その後、各チャック機構53は上昇操作さ
れ、次に横行移動操作されて本挿入ブッシュチャック機
構17上方の初期位置に戻される。ここに、プラグジョ
イント装置1が検査ブッシュチャック機構11に供給さ
れる。
【0048】また、各チャック機構53の初期位置状態
で、検査ブッシュチャック機構11上方位置に位置する
図示省略のプラグジョイント取出機構が備えられてお
り、プラグジョイント取出機構はプラグジョイント供給
機構15と同様、一対のチャック機構を備え、該チャッ
ク機構はプラグジョイント供給機構15のチャック機構
53と同期して駆動され、本挿入ブッシュチャック機構
17からジョイントブッシュ6を取り出す際に、検査ブ
ッシュチャック機構11からプラグジョイント装置1、
即ちジョイントブッシュ6を取り出すように構成されて
いる。
【0049】本発明の実施例は以上のように構成されて
おり、次に、この耐電圧試験装置10によるプラグジョ
イント装置1の漏電の検査動作を説明する。
【0050】即ち、端子本挿入装置13によって、ジョ
イント端子8がジョイントブッシュ6内の所定位置に押
し込み挿入されると、プラグジョイント供給機構15が
駆動され、一対のチャック機構53が下降操作された
後、各チャック機構53がそれぞれ接近操作されてジョ
イントブッシュ6を把持する。その後両チャック体21
が拡開操作され、ジョイントブッシュ6の保持が解除さ
れると、一対のチャック機構53が上昇操作され、ここ
に本挿入ブッシュチャック機構17よりジョイント端子
8が挿入状とされたジョイントブッシュ6、即ちプラグ
ジョイント装置1が取り出される。
【0051】次に、各チャック機構53が横行移動操作
されて検査ブッシュチャック機構11上方に到着すると
停止され、各チャック機構53が下降操作される。そし
て、プラグジョイント装置1が両アースチャック体29
間に供給されると、両アースチャック体29が接近操作
されてプラグジョイント装置1のジョイントブッシュ6
が所定の横向き姿勢で保持される。
【0052】ジョイントブッシュ6が両アースチャック
体29で保持されると、各チャック機構53は拡開操作
され、その後初期位置に戻される。
【0053】一方、検査ブッシュチャック機構11にジ
ョイントブッシュ6が保持されていることが検出器によ
って検出されると、電圧印加機構12が駆動される。即
ち、電圧印加機構12の操作シリンダ42が作動して絶
縁支持体45がプラグジョイント装置1側に前進する。
【0054】そして、絶縁支持体45が所定距離移動操
作されると、図8に示される如く、電極棒47の突出端
部がジョイントブッシュ6内の端子体2端部に弾発状に
当接した状態が得られる。
【0055】その後、この状態で、点火コイルにより発
生された電圧(約30kv程度)が接続コード50、電
極棒47を介してジョイント端子8に所定時間(例えば
5秒間)印加される。
【0056】この際、アースチャック体29側に電流が
流れなければ、漏電検出器33は何等電流を検出せず、
良品と判定される。また、アースチャック体29側に電
流が流れれば、漏電検出器33により検出されて不良品
と判定される。
【0057】なお、漏電検出器33に電流が流れた時点
で点火コイル側からの電圧は解除される。
【0058】そして、漏電検査が終了すると、プラグジ
ョイント取出機構が駆動され、一対のチャック機構が下
降操作された後、各チャック機構がそれぞれ接近操作さ
れてプラグジョイント装置1のジョイントブッシュ6を
把持すると両アースチャック体29が拡開操作されてジ
ョイントブッシュ6の保持が解除される。その後、ジョ
イントブッシュ6を把持する一対のチャック機構が上昇
操作され、ここに検査ブッシュチャック機構11より漏
電検査が終了したプラグジョイント装置1が取り出され
る。
【0059】次に、各チャック機構が横行移動操作され
てプラグジョイント装置1が所定位置に搬出される。
【0060】また、端子本挿入装置13でジョイント端
子8の本挿入が行われている間に、耐電圧試験装置10
では漏電検査が行われており、本挿入ブッシュチャック
機構17からプラグジョイント装置1が取り出される間
に、検査ブッシュチャック機構11からプラグジョイン
ト装置1が取り出され、検査ブッシュチャック機構11
にプラグジョイント装置1が供給される間に、本挿入ブ
ッシュチャック機構17に仮挿入状態のジョイントブッ
シュ6が供給されるように構成されている。
【0061】以上のように、プラグジョイント装置1が
自動的に供給され、ジョイントブッシュ6からの漏電の
有無が電気的に自動的に判別されるように構成されてい
るため、検査レベルの安定化が図れると共に安定したペ
ースで検査が行える。また、作業者が手作業で検査を行
う必要がなく、安全性の向上が図れる。
【0062】さらに、ジョイントブッシュ6が、その軸
心方向中間部でアースチャック体29に保持される構造
であるため、ジョイントブッシュ6の内周表面から両端
部を通じて外周表面に沿って流れる、いわゆる沿面リー
クの検出が有効に防止でき、漏電検出器33による誤判
定が有効に防止できる。
【0063】また、漏電検出器33は、電流増幅器35
によりアースチャック体29からアース部34に流れる
電流を増幅させた後、可変抵抗36でその電流を電圧に
変換させて表示器37でその変換された電圧を表示する
方式としているため、僅かな漏電も良好に検出できる。
【0064】さらにまた、電圧印加機構12の外周部を
囲繞して、絶縁性を有するカバー体51が設けられてい
るため、作業者が不用意に高電圧部分に触れることが有
効に防止でき、安全性がより向上する。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明の耐電圧試験装置
によれば、絶縁性を有する筒状のジョイントブッシュ内
に、筒状端子体の一端側にコイルバネからなる端子バネ
が接続状とされたジョイント端子が挿入されたプラグジ
ョイント装置の耐電圧試験装置であって、ジョイントブ
ッシュを横向き姿勢で解除自在に外周面側より保持する
検査ブッシュチャック機構と、検査ブッシュチャック機
構にプラグジョイント装置を供給するプラグジョイント
供給機構と、検査ブッシュチャック機構で保持されたジ
ョイントブッシュ内のジョイント端子に接離自在に当接
される電極部を有する電圧印加機構とを備え、前記検査
ブッシュチャック機構は絶縁部材で支持されると共にジ
ョイントブッシュを前記横向き姿勢で保持する導電性の
アースチャック体を備え、前記電極部のジョイント端子
当接状態で電極部に電圧を印加した際、アースチャック
体側に流れる電流を検出する漏電検出器が備えられてな
るものであり、プラグジョイント装置が自動的に供給さ
れ、ジョイントブッシュからの漏電の有無が自動的に判
別されるように構成されているため、検査レベルの安定
化が図れると共に安定したペースで検査が行える。ま
た、作業者が手作業で検査を行う必要がなく、安全性の
向上が図れるという利点がある。
【0066】また、ジョイントブッシュが、その軸心方
向中間部でアースチャック体に保持される構造とすれ
ば、ジョイントブッシュ表面に沿って流れる沿面リーク
の検出が有効に防止でき、漏電検出器による誤判定が有
効に防止できるという利点がある。
【0067】さらに、漏電検出器は、アースチャック体
からアース部に流れる電流を増幅させる電流増幅器と、
電流増幅器で増幅された電流を電圧に変換させる可変抵
抗と、可変抵抗で変換された電圧を表示する表示器とを
備えてなる構造とすれば、僅かな漏電も良好に検出でき
るという利点がある。
【0068】さらにまた、電圧印加機構の外周部を囲繞
して、絶縁性を有するカバー体が設けられてなる構造と
すれば、安全性がより向上するという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体概略説明図である。
【図2】耐電圧試験装置の平面説明図である。
【図3】図2の正面説明図である。
【図4】検査ブッシュチャック機構の左側面説明図であ
る。
【図5】漏電検出器の回路説明図である。
【図6】漏電検出器の詳細説明図である。
【図7】アースチャック体によるプラグジョイント装置
の保持説明図である。
【図8】本実施例の動作説明図である。
【図9】従来例を示す漏電検査説明図である。
【符号の説明】
1 プラグジョイント装置 2 端子体 6 ジョイントブッシュ 7 コイルバネ 8 ジョイント端子 10 耐電圧試験装置 11 検査ブッシュチャック機構 12 電圧印加機構 15 プラグジョイント供給機構 29 アースチャック体 30 拡縮操作機構 31 絶縁部材 33 漏電検出器 34 アース部 35 電流増幅器 36 可変抵抗 37 表示器 47 電極棒 50 接続コード 51 カバー体

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性を有する筒状のジョイントブッシ
    ュ内に、筒状端子体の一端側にコイルバネからなる端子
    バネが接続状とされたジョイント端子が挿入されたプラ
    グジョイント装置の耐電圧試験装置であって、 ジョイントブッシュを横向き姿勢で解除自在に外周面側
    より保持する検査ブッシュチャック機構と、検査ブッシ
    ュチャック機構にプラグジョイント装置を供給するプラ
    グジョイント供給機構と、検査ブッシュチャック機構で
    保持されたジョイントブッシュ内のジョイント端子に接
    離自在に当接される電極部を有する電圧印加機構とを備
    え、前記検査ブッシュチャック機構は絶縁部材で支持さ
    れると共にジョイントブッシュを前記横向き姿勢で保持
    する導電性のアースチャック体を備え、前記電極部のジ
    ョイント端子当接状態で電極部に電圧を印加した際、ア
    ースチャック体側に流れる電流を検出する漏電検出器が
    備えられてなることを特徴とする耐電圧試験装置。
  2. 【請求項2】 前記ジョイントブッシュは、その軸心方
    向中間部でアースチャック体に保持されることを特徴と
    する請求項1記載の耐電圧試験装置。
  3. 【請求項3】 前記電極部は、検査ブッシュチャック機
    構で保持されたジョイントブッシュ内のジョイント端子
    にその軸心方向より接離自在とされてなることを特徴と
    する請求項1記載の耐電圧試験装置。
  4. 【請求項4】 前記漏電検出器は、アースチャック体か
    らアース部に流れる電流を増幅させる電流増幅器と、電
    流増幅器で増幅された電流を電圧に変換させる可変抵抗
    と、可変抵抗で変換された電圧を表示する表示器とを備
    えてなることを特徴とする請求項1記載の耐電圧試験装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電圧印加機構の外周部を囲繞して、
    絶縁性を有するカバー体が設けられてなることを特徴と
    する請求項1記載の耐電圧試験装置。
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