JP3642303B2 - 同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置及び欠陥検出方法 - Google Patents

同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置及び欠陥検出方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は同軸状可撓性圧電ケーブルの欠陥検出装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
同軸状可撓性圧電ケーブルは、図8に示すように、芯電極1の周囲に同軸状可撓性圧電体2を形成した圧電体チューブ3の外表面に外側電極4を形成し、更に、その周囲に保護被覆5を形成して構成される。
【0003】
従来、可撓性圧電体ケーブルは、以下のようにして分極されていた。
【0004】
文献1(圧電セラミック粉末と合成ゴムとから成る圧電複合材料、粉体と工業、22巻、1号、50−56頁、1990)では、芯電極1と外側電極4の間に高電圧を印加して、同軸状可撓性複合圧電体2を分極することが示されている。このことは、USP4、568、851にも明示されている。分極により、セラミック粒子の自発分極の方向が電界方向に揃うので、同軸状可撓性複合圧電体2に圧電性が付与される。この点で、分極は重要な役割を担っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の方法では、次のような課題があった。芯電極1と外側電極4の間に高電圧(5〜10kV/mm)を印加したとき、同軸状可撓性複合圧電体2の中に微小なクラックや空隙などの欠陥が存在する場合、その欠陥部で微小放電が生じる。その結果、芯電極1と外側電極4間に高電圧を印加できなくなるので、同軸状可撓性複合圧電体2(通常、数百m以上の長さ)を分極できなくなるという課題があった。このため、分極する前に欠陥の存在位置を特定することが望まれていた。
【0006】
また、芯電極1と外側電極4の間に高電圧を印加するまで、言い換えると、同軸状可撓性圧電ケーブルとして完成するまで欠陥の存在を検出できない。よって、製造が不安定になる、歩留まりが低下するという課題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、芯電極周囲に同軸状可撓性圧電体を形成した圧電体チューブが配設される孔を有する検査用電極手段と、前記圧電体チューブを移動させる移動手段と、前記検査用電極手段と前記芯電極に接続された直流電圧印加手段と、前記検査用電極手段により欠陥の存在する部分を検出してマーキングするマーキング手段を備えた同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置を提供する。
【0008】
上記発明によれば、同軸状可撓性圧電体が検査用電極手段の孔に配設されているので、検査用電極手段は外側電極として作用する。したがって、検査用電極手段と芯電極間に直流電圧印加手段により、直流電圧を同軸状可撓性圧電体に印加できる。検査用電極手段の孔に配設されている部分の同軸状可撓性圧電体(以下、被検査同軸状可撓性圧電体という)に欠陥が存在する場合、その欠陥部で微小放電が生じる。微小放電に伴い、放電電流が流れたり、音や光が発生するので、欠陥の存在を容易に検出できる。したがって、欠陥が被検査同軸状可撓性圧電体に存在することを特定できる。そして、マーキング手段により、欠陥の存在する部分を特定できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置では、同軸状可撓性圧電体が検査用電極手段の孔に配設されているので、検査用電極手段は外側電極として作用する。したがって、検査用電極手段と芯電極間に直流電圧印加手段により、直流電圧を同軸状可撓性圧電体に印加できる。
【0010】
微小な欠陥が被検査同軸状可撓性圧電体に含まれるとき、その欠陥部で微小放電が生じる。微小放電に伴い、放電電流が流れたり、音や光が発生するので、欠陥部が被検査同軸状可撓性圧電体に存在することを検出できる。そして、マーキング手段により、欠陥の存在する部分を特定できる。例えば、マーキング手段を動作させて、同軸状可撓性圧電体にマークしたり、検査用電極手段とマーキング手段の間の距離を特定しておくことにより、欠陥の存在する部分を特定できる。
【0011】
請求項に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置では、マーキング手段がクランプ装置である。同軸状可撓性圧電体はクランプ装置で加圧されることにより変形する。したがって、欠陥の存在する部分を明確に判定できる。
【0012】
請求項に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置では、マーキング手段のクランプ装置にヒータを備えている。被検査同軸状可撓性圧電体の欠陥部はクランプ装置で加圧されると同時に加熱される。同軸状可撓性圧電体の中に含まれる樹脂が軟化し、加圧、加熱された部分は容易に変形する。したがって、欠陥の存在する部分を明確に判定できる。
【0013】
請求項に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置では、マーキング手段がレーザ加熱装置である。被検査同軸状可撓性圧電体の欠陥部はレーザ加熱装置で加熱されることによりレーザ照射部が溶解する。したがって、欠陥の存在する部分を明確に判定できる。
【0014】
請求項に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置では、マーキング手段が熱風加熱装置である。被検査同軸状可撓性圧電体の欠陥部は熱風加熱装置で加熱されることにより加熱された部分が溶解する。したがって、欠陥の存在する部分を明確に判定できる。
【0015】
請求項に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置では、芯電極、又は検査用電極手段と直流電圧印加手段の間に設けられた電流検出手段を備えることにより、欠陥の存在する部分を明確に判定できる。
【0016】
請求項に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出方法は、査用電極手段である導電体に設けられた孔を通過する圧電体チューブの芯線と前記検査用電極手段に直流電圧を印加し、電流検出手段により前記圧電チューブの欠陥の存在する部分を検出したとき、前記欠陥部分をマーキングすることを特徴とする。圧電体チューブが停止、又は移動手段により移動しているとき、芯線と検査用電極手段間に直流電圧を印加できるので、欠陥を連続的に検出できる。したがって、同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出作業を自動的に連続してできる。
【0017】
請求項に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出方法は、電流検出手段が電流が所定値以上流れたことを検出することにより前記圧電体チューブの欠陥の存在する部分を検出する。
【0018】
【実施例】
以下、本本発明の実施例について図面を用いて説明する。
【0019】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1における同軸状可撓性圧電体2の欠陥検出装置の構成を示す外観見取り図である。芯電極1に対して同軸状可撓性圧電体2を形成して、圧電体チューブ3が構成される。芯電極1として、コイル状金属線や金属細線を束ねた線などが用いられる。可撓性圧電体2として、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、クロロプレン樹脂、塩素化ポリエチレン樹脂などの高分子母材に、チタン酸ジルコン酸鉛などのセラミック圧電体粉末を添加した複合圧電体やPVDFなどの高分子圧電体が用いられる。圧電体チューブ3は、検査用電極手段6を経て、移動手段(図示していない)により移動される。このとき、同軸状可撓性圧電体2の外周面は検査用電極手段6の孔61に配設されている。検査用電極手段6はリード線7を介して直流電圧発生手段8の一方の極に、また、芯電極1はリード線71を介して直流電圧発生手段8のほかの極に、それぞれ接続される。なお、図1では、検査用電極手段6の孔61に配設された圧電体チューブ3の移動方向を矢印で示している。孔61の内径寸法は圧電体チューブ3の外径寸法よりわずかに大きい。本実施例では、孔61の外径は1.8ミリメートルの圧電体チューブ3に対して直径2.2ミリメートルとしている。
【0020】
検査用電極手段6と芯電極1間に直流電圧印加手段8により、直流電圧が被検査同軸状可撓性圧電体に印加される。本実施例では4kVを印可している。このとき、被検査同軸状可撓性圧電体に欠陥が存在する場合、その欠陥部で微小放電が生じる。微小放電に伴い、放電電流が流れたり、音や光が発生するので、欠陥の存在を容易に検出できる。したがって、欠陥が被検査同軸状可撓性圧電体に存在することを特定できる。また、圧電体チューブ3は検査用電極手段6の孔61に配設され、停止、又は移動手段(図示していない)により移動しているとき、芯電極1と検査用電極手段6の間に直流電圧を印加できるので、欠陥を連続的に検出できる。
【0021】
検査用電極手段6は導電体であれば、どのようなものでも使用できる。検査用電極手段6としては、容易に入手でき加工の容易な金属(銅、アルミニウム、黄銅、鉄、ステンレス等)が好ましい。また、検査用電極手段6として、黒鉛もまた好ましい。金属と同じように、容易に入手でき加工も容易である。しかも、黒鉛は導電性があるだけでなく、摩擦抵抗も小さいからである。つまり、圧電体チューブ3を移動手段(図示していない)により移動するとき、より少ない力で移動できる。
【0022】
欠陥検出作業の安全性を確保するために、検査用電極手段6を直流電圧印加手段8の正極又は負極に接続し、芯電極1をアースに接続することが望ましい。直流電圧部は検査用電極手段6及びリード線7などに限定されるので、これらの部分のみを外界から分離することにより、人体が直流電圧部に接触する可能性を容易に低減できる。他方、芯電極1を直流電圧印加手段8の正極又は負極に接続した場合、芯電極1が高電圧に保持されるので、欠陥検出装置全体に直流電圧部が存在する。したがって、人体が高電圧部に接触する可能性が大きくなる。
【0023】
(実施例2)
図2は、本発明の実施例2における同軸状可撓性圧電体2の欠陥検出装置の構成を示す外観見取り図である。
【0024】
マーキング手段9が検査用電極手段6の前、又は後ろに配置されている。欠陥部で発生する微小放電に伴う放電電流又は音や光により、欠陥が検出されたとき、マーキング手段9を動作させて、被検査同軸状可撓性圧電体における欠陥部の前、又は後の部分をマークできる。また、したがって、欠陥の存在する部分を明確に特定できる。
【0025】
また、検査用電極手段6の後ろにマーキング手段9を配置することにより、同軸状可撓性圧電体2の欠陥部にマークできる。つまり、微小放電が生じた被検査同軸状可撓性圧電体の欠陥部が、検査用電極手段6からマーキング手段9の位置まで移動したときマーキング手段を動作させて、同軸状可撓性圧電体の欠陥部にマークできる。
【0026】
(実施例3)
図3は、本発明の実施例3における同軸状可撓性圧電体2の欠陥検出装置の構成を示す外観見取り図である。
【0027】
本実施例ではマーキング手段9がクランプ装置10である。同軸状可撓性圧電体2はクランプ装置10でクランプされ加圧されることにより変形する。したがって、欠陥の存在する部分を明確に判定できる。クランプ装置10はエアー、油圧、電気を動力として利用しクランプ金具101とクランプ金具102で同軸状可撓性圧電体2をクランプする構造である。クランプ力は同軸状可撓性圧電体2が変形する力であればよい。本実施例では5ニュートンの力でクランプしている。クランプ装置10は検査用電極手段6の前、又は後ろに配置されている。欠陥部で発生する微小放電に伴う放電電流又は音や光により、欠陥が検出されたとき、クランプ装置10を動作させて、被検査同軸状可撓性圧電体における欠陥部の前、又は後の部分をマークできる。したがって、欠陥の存在する部分を明確に特定できる。
【0028】
また、検査用電極手段6の後ろにクランプ装置10を配置することにより、同軸状可撓性圧電体2の欠陥部にマークできる。つまり、微小放電が生じた被検査同軸状可撓性圧電体の欠陥部が、検査用電極手段6からクランプ装置10の位置まで移動したときクランプ装置10を動作させて、同軸状可撓性圧電体の欠陥部にマークできる。
【0029】
(実施例4)
図4は、本発明の実施例4における同軸状可撓性圧電体2の欠陥検出装置の構成を示す外観見取り図である。
【0030】
本実施例ではマーキング手段9がヒータ11を備えたクランプ装置10である。同軸状可撓性圧電体2はクランプ装置10でクランプされると同時に加熱されることにより変形する。同軸状可撓性圧電体2の中に含まれる樹脂が軟化し、加圧、加熱された部分は容易に変形する。したがって、欠陥の存在する部分を明確に判定できる。
【0031】
クランプ装置10はエアー、油圧、電気を動力として利用しクランプ金具101とクランプ金具102で同軸状可撓性圧電体2をクランプする構造である。クランプ力は同軸状可撓性圧電体2が変形する力であればよい。本実施例では2ニュートンの力でクランプしている。クランプ装置10は検査用電極手段6の前、又は後ろに配置されている。欠陥部で発生する微小放電に伴う放電電流又は音や光により、欠陥が検出されたとき、クランプ装置10を動作させて、被検査同軸状可撓性圧電体における欠陥部の前、又は後の部分をマークできる。したがって、欠陥の存在する部分を明確に特定できる。
【0032】
また、検査用電極手段6の後ろにクランプ装置10を配置することにより、同軸状可撓性圧電体2の欠陥部にマークできる。つまり、微小放電が生じた被検査同軸状可撓性圧電体の欠陥部が、検査用電極手段6からクランプ装置10の位置まで移動したときクランプ装置10を動作させて、同軸状可撓性圧電体の欠陥部にマークできる。
【0033】
(実施例5)
図5は、本発明の実施例5における同軸状可撓性圧電体2の欠陥検出装置の構成を示す外観見取り図である。
【0034】
本実施例ではマーキング手段9がレーザ加熱装置12である。同軸状可撓性圧電体2はレーザ加熱装置12で加熱されることにより溶解する。したがって、欠陥の存在する部分を明確に判定できる。レーザ加熱装置12は一般に産業用で使用される炭酸ガスレーザ、YAGレーザ装置を使用する。レーザ光線121を同軸状可撓性圧電体2に照射する。レーザ加熱装置12は検査用電極手段6の前、又は後ろに配置されている。欠陥部で発生する微小放電に伴う放電電流又は音や光により、欠陥が検出されたとき、レーザ加熱装置12を動作させて、被検査同軸状可撓性圧電体における欠陥部の前、又は後の部分をマークできる。したがって、欠陥の存在する部分を明確に特定できる。
【0035】
また、検査用電極手段6の後ろにレーザ加熱装置12を配置することにより、同軸状可撓性圧電体2の欠陥部にマークできる。つまり、微小放電が生じた被検査同軸状可撓性圧電体の欠陥部が、検査用電極手段6からレーザ加熱装置12の位置まで移動したとき、レーザ加熱装置12を動作させて、同軸状可撓性圧電体の欠陥部にマークできる。
【0036】
(実施例6)
図6は、本発明の実施例6における同軸状可撓性圧電体2の欠陥検出装置の構成を示す外観見取り図である。
【0037】
本実施例ではマーキング手段9が熱風加熱装置13である。同軸状可撓性圧電体2は熱風加熱装置13で加熱されることにより溶解する。したがって、欠陥の存在する部分を明確に判定できる。熱風加熱装置13から吹き出された熱風131を同軸状可撓性圧電体2に照射する。熱風加熱装置13は検査用電極手段6の前、又は後ろに配置されている。欠陥部で発生する微小放電に伴う放電電流又は音や光により、欠陥が検出されたとき、熱風加熱装置13を動作させて、被検査同軸状可撓性圧電体における欠陥部の前、又は後の部分をマークできる。したがって、欠陥の存在する部分を明確に特定できる。
【0038】
また、検査用電極手段6の後ろに熱風加熱装置13を配置することにより、同軸状可撓性圧電体2の欠陥部にマークできる。つまり、微小放電が生じた被検査同軸状可撓性圧電体の欠陥部が、検査用電極手段6から熱風加熱装置13の位置まで移動したとき、熱風加熱装置13を動作させて、同軸状可撓性圧電体の欠陥部にマークできる。
【0039】
(実施例7)
図7は本発明の実施例7における同軸状可撓性圧電体2の欠陥検出装置の構成を示す外観見取り図である。
【0040】
電流検出手段14が芯電極1と直流電圧印加手段8の間、又は検査用電極手段6と直流電圧印加手段8の間に設けられている。マーキング手段9は電流検出手段14に応じて動作する。
【0041】
前述したように、同軸状可撓性圧電体2の中に微小な欠陥が含まれ、その部分が検査用電極手段6の孔61に配設されているとき、欠陥部で微小な放電が生じる。このとき、放電電流が、芯電極1と検査用電極手段6と間に流れる。欠陥が含まれていない場合でもわずかな定常電流は流れているがこの放電電流は、定常電流よりも1桁以上大きい。したがって、電流値によって、欠陥に起因する放電が生じたかどうかを判定できる。
【0042】
例えば、電流検出手段14により検出された電流値が所定の値以上であるかどうかを判定して、所定値以上の場合にのみ、マーキング手段9を動作させことができる。したがって、放電が発生したとき、可撓性圧電体2の表面をマーキング手段9によりマークできる。これにより、欠陥の存在する範囲を自動的に特定できる。
【0043】
また、検査用電極手段6の後ろにマーキング手段9を配置することにより、同軸状可撓性圧電体2の欠陥部にマークできる。つまり、微小放電が生じた被検査同軸状可撓性圧電体の欠陥部が、検査用電極手段6からマーキング手段9の位置まで移動したときマーキング手段9を動作させて、同軸状可撓性圧電体の欠陥部にマークできる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、検査用電極手段に接触する可撓性圧電体部に微小な欠陥が含まれる場合、欠陥の存在する範囲を容易に検出してマーキングできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1における同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置の構成図
【図2】 本発明の実施例2における同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置の構成図
【図3】 本発明の実施例3における同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置の構成図
【図4】 本発明の実施例4における同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置の構成図
【図5】 本発明の実施例5における同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置の構成図
【図6】 本発明の実施例6における同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置の構成図
【図7】 本発明の実施例7における同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置の構成図
【図8】 従来の同軸状可撓性圧電ケーブルの構成を示す外観斜視図
【符号の説明】
1 芯電極
2 同軸状可撓性圧電体
3 圧電体チューブ
4 外側電極
5 保護被覆
6 検査用電極手段
61 孔
7 リード線
71 リード線
8 直流電圧印加手段
9 マーキング手段
10 クランプ装置
101 クランプ装置
102 クランプ装置
11 ヒータ
12 レーザ装置
121 レーザ光
13 熱風加熱装置
131 熱風
14 電流検出手段

Claims (8)

  1. 芯電極周囲に同軸状可撓性圧電体を形成した圧電体チューブが配設される孔を有する検査用電極手段と、前記圧電体チューブを移動させる移動手段と、前記検査用電極手段と前記芯電極に接続された直流電圧印加手段と、前記検査用電極手段により欠陥の存在する部分を検出して前記欠陥の存在する部分をマーキングするマーキング手段を備えた同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置。
  2. マーキング手段がクランプ装置である請求項1に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置。
  3. クランプ装置にヒータを備えた請求項2に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置。
  4. マーキング手段がレーザ加熱装置である請求項1に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置。
  5. マーキング手段が熱風加熱装置である請求項1に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置。
  6. 芯電極、又は検査用電極手段と直流電圧印加手段の間に設けられた電流検出手段を備えた請求項1〜のいずれか1項に記載の同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出装置。
  7. 査用電極手段である導電体に設けられた孔を通過する圧電体チューブの芯線と前記検査用電極手段に直流電圧を印加し、電流検出手段により前記圧電チューブの欠陥の存在する部分を検出したとき、前記欠陥部分をマーキングすることを特徴とする同軸状可撓性圧電体ケーブルの欠陥検出方法。
  8. 電流検出手段は電流が所定値以上流れたことを検出することにより前記圧電体チューブの欠陥の存在する部分を検出することを特徴とする請求項7記載の同軸状可撓性圧電ケーブルの欠陥検出方法。
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