JPH0724626Y2 - スパーク点検器 - Google Patents

スパーク点検器

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JPH0724626Y2
JPH0724626Y2 JP1989024590U JP2459089U JPH0724626Y2 JP H0724626 Y2 JPH0724626 Y2 JP H0724626Y2 JP 1989024590 U JP1989024590 U JP 1989024590U JP 2459089 U JP2459089 U JP 2459089U JP H0724626 Y2 JPH0724626 Y2 JP H0724626Y2
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JP
Japan
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electrode
spark
mounting plate
electrode portion
spark plug
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JP1989024590U
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和一 古手
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和一 古手
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Description

【考案の詳細な説明】 《考案の分野》 この考案は、エンジン電装系などのような高電圧下にお
ける点検作業を、安全かつ容易に行なうことができるス
パーク点検器に関する。
《従来技術とその問題点》 一般に、自動車におけるエンジン電装系は、その概略機
構を第3図に示すように、バッテリA,スタータスイッチ
B,イグニッションコイルC,スタータモータD,ディストリ
ビュータE,スパークプラグF等により構成されており、
エンジン点火駆動のために、通常12Vの低いバッテリ電
圧をイグニッションコイルCにより数万Vの高電圧にま
で高め、これを配電器であるディストリビュータEを介
してスパークプラグFに印加し、スパークプラグFの電
極間に電気火花を断続的に飛ばすようにされている。
しかして、このようなエンジン電装系において各部品の
点検を行なう場合には、従来は、各部品間を接続するコ
ードの出力側を取外し、スタータスイッチBをON状態と
した上でコードの出力側を作業員が手に持って車体等の
導電体に近付け、コードの出力側から導電体側へスパー
クするかどうかを確認し、出力側の部品の消耗度や故障
状態を点検している(第4図参照)。
例えば、同図に基づきその点検作業の一例を示せば次の
如くである。
イグニッションコイルCとディストリビュータEを
接続する高圧コードa1のディストリビュータE側を取外
し、上記のように点検作業をした場合において、スパー
クが行われた場合には、イグニッションコイルCおよび
それ以前の各部品には故障が発生していないということ
が知れる。
上記の結果の場合において、次にディストリビュ
ータEとスパークプラグFを接続するコードa2のスパー
クプラグF側を取外し、上記同様に点検作業を行なった
場合において、スパークが行われた場合には、ディスト
リビュータEも正常であることが知れる。
およびの場合において、スパークプラグFが作
動しない場合には、スパークプラグFに故障があること
が知れ、またスパークプラグFに正常に作動する場合に
は、その先のエンジン系統に故障があることが知れる。
しかして、上記のような点検作業は、作業員がいちいち
高圧コードを手に持って行なわなければならないが、こ
の高圧コードには数万Vの高電圧が印加されているた
め、コードが少しでも摩耗していたりすると作業員の体
に瞬間的に大きなショックを与えることとなり、従来の
この種の点検作業は大変危険であるという問題を有して
いた。
《考案の目的》 この考案は、上記のような事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、特に自動車のエンジン電
装系における高電圧下の点検作業を、作業員が高圧コー
ドを手に持たず安全かつ容易に行なうことができる点検
器を提供することにある。
《考案の構成と効果》 この考案は、上記目的を達成するために、マグネット等
のワンタッチ固着具を介して、車体等に一面が我が着脱
される導電性の取付板と、 上記取付板の他面側に固定部を介して一体的に配置さ
れ、かつ絶縁ガイシ内に配設された中心電極の一端を上
記絶縁ガイシの一面側より突出して突出電極部を設ける
とともに、この中心電極の他端は、絶縁ガイシの他面側
より導出されて高圧コードに接続され、該高圧コードの
先端には各種点検部品の端子が着脱自在に接続される接
続用端子を有する点火栓と、 上記点火栓の突出電極部に進退自在に対向配置される電
極を有し、この電極の拡径された円筒状の基部外周面に
この電極が上記突出電極部と結合した状態を0値として
両者間の間隔を測定する目盛を設けてなる接地用電極部
と、 取付板の他面側に支持体を介して一体的に配置される円
筒体よりなり、上記接地用電極部基部を進退自在に嵌挿
支持する円筒孔と、この円筒孔に連設してネジ切りさ
れ、上記接地用電極部に対する絶縁性の進退機構が螺合
するネジ孔よりなる導電性支持部と、 を有することを特徴とする。
すなわち、この考案によれば、エンジン電装系などのよ
うに高電圧が印加されている各部品の点検作業を行なう
に際し、スタータスイッチのOFF状態において取付板の
ワンタッチ固着具を介して点検器を車体等の所望の箇所
に固着することができ、その上で点検器より突出された
高圧コードを点検しようとする部品の端子に接続しスタ
ータスイッチをON状態とすれば、作業員は、高電圧の印
加状態にある高圧コード等に触れることなくスパークの
状態を検知して各部品の点検を安全に行なうことができ
る。
また、点火栓における突出電極部に対向配置される接地
用電極部の電極は、絶縁性の進退機構によって上記突出
電極部に対して進退自在とされるとともに、その基部の
目盛によって両者間の間隔を測定できるので、スパーク
長の測定を容易に行なうことができ、各部品の消耗度を
安全かつ容易に検知することができる。
さらに、進退機構は絶縁されており、かつ接地用電極部
は導電性支持部を介して車体側等へアースされるので、
安全にスパーク長の測定作業を行なうことができる。
よって、この考案によれば、高電圧下の作業であって
も、作業員は高圧コード等に手を触れることなく安全か
つ容易に各部品の点検作業を行なうことができる。
《実施例の説明》 以下、この考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
第1図はこの考案に係わるスパーク点検器の斜視図であ
り、第2図は第1図中A−A線断面図である。
同図において、1は鉄板等により形成された導電性の取
付板であり、この取付板1の一面側には、マグネット等
のようなワンタッチ固着具2が装着されており、車体等
の導電体に着脱自在に取付けられる。
また、取付板1の他面側には、固定部31を介して点火栓
3が取付板1に一体液に配置されている。
この点火栓3は、上記固定部31に支持された絶縁ガイシ
32内に中心電極33が配設され、この中心電極33の一端
は、上記絶縁ガイシ32の一面側より突出されて突出電極
部33aを形成している。
一方、中心電極33の他端は、絶縁ガイシ32の他端側より
導出される高圧コード34に接続されている。
上記高圧コード34は、その先端側の端子34aが、イグニ
ッションコイルC,ディストリビュータE,スパークプラグ
F等の各部品の端子に着脱自在に接続される。
4は接地用電極部であり、この電極部4は、点火栓3の
突出電極部33aに対向配置される電極41と、拡径された
円筒状の基部42とより構成され、基部42の外周面には、
電極41が上記突出電極部33aに接合した状態を0値とし
両者間(33a-41)の間隔Lを測定するmm単位の目盛43が
付記されている。
5は導電性支持部であり、この支持部5は、支持体51を
介して取付板1の他面側に一体的に配置され、かつこの
支持体51およびワンタッチ固着具2を介して車体側等へ
のアースを可能とされる。
そして、支持体5の点火栓3側には、上記接地用電極部
4の基部42を回転可能および進退可能に挿嵌する円筒孔
52が開設されており、またこの円筒孔52の底面中央部に
は、後述するボルト61を進退自在に螺合せしめるネジ孔
53が連設されている。
しかして、ボルト61は、上記ネジ孔53に挿通されるとと
もに、その一端が接地用電極部4の基部42後端面に一体
的に固着され、かつ他端のボルト頭61aはゴム体62等に
より絶縁被覆された回動部63として形成され、接地用電
極部4の進退機構6を構成する。
この考案は、上記のように構成されているので、これに
より点検作業を行なう場合には次のように行なう。
まず、点検したい部品、例えばイグニッションコイルC
の近傍の車体等に、取付板1をワンタッチ固着具2を介
して取付ける。
そして、イグニッションコイルCとディストリビュータ
Eを接続している高圧コードa1を取外し、この点検器の
高圧コード34の端子34aをイグニッションコイルCの出
力側の端子に連結し、進退機構6の回動部63を回して接
地用電極部4の電極41と、点火栓3の突出電極部33aと
の間の間隔を所望の間隔に設定する。
しかる後、スタータスイッチをON状態にすれば、イグニ
ッションコイルCが正常の場合には、イグニッションコ
イルCからの電圧の印加により、点火栓の3の突出電極
部32aと接地用電極部4の電極41との間にスパークが行
われる。
この際、作業員は、進退機構6の回動部63を回動調整す
ることにより、突出電極部32aと電極41との間隔をスパ
ーク長に合わせて調整することができるとともに、目盛
43を目視することによりスパーク長の実際の長さを測定
しその消耗度を知ることができる。(ちなみに、正常な
場合のスパーク長は10mm前後である。) なお、上記進退機構6の回動調整操作は、回動部63が絶
縁性を有するようにゴム体62をカバーして形成されてい
るので、安全に操作することができる。
以上説明したように、この考案によれば、エンジン電装
系などのように高電圧が印加されている各部品の点検作
業を行なうに際し、スタータスイッチのOFF状態におい
て取付板のワンタッチ固着具を介して点検器を車体等の
所望の箇所に固着することができ、その上で点検器より
導出された高圧コードを点検しようとする部品の端子に
接続しスタータスイッチをON状態とすれば、作業員は、
高電圧の印加状態にある高圧コード等に触れることな
く、スパークの状態を検知して各部品の点検を安全に行
なうことができる。
また、点火栓における突出電極部に対向配置される接地
用電極部の電極は、絶縁性の進退機構によって上記突出
電極部に対して進退自在とされるとともに、その基部の
目盛によって両者間の間隔を測定できるので、スパーク
長の測定を容易に行なうことができ、各部品の消耗度を
安全かつ容易に検知することができる。
さらに、進退機構は絶縁されており、かつ接地用電極部
は導電性支持部を介して車体側等へアースされるので、
安全にスパーク長の測定作業を行なうことができる。
よって、この考案によれば、高電圧下の作業であって
も、作業員は高圧コード等に手を触れることなく安全か
つ容易に各部品の点検作業を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わるスパーク点検器の斜視図、第
2図は第1図中A−A線断面図、第3図はエンジン電装
系を示す概略構成図、第4図は従来の点検作業を示す説
明図である。 1……取付板 2……ワンタッチ固着具 3……点火栓 4……接地用電極部 5……導電性支持部 6……進退機構

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マグネット等のワンタッチ固着具を介し
    て、車体等に一面側が着脱される導電性の取付板と、 上記取付板の他面側に固定部を介して一体的に配置さ
    れ、かつ絶縁ガイシ内に配設された中心電極の一端を上
    記絶縁ガイシの一面側より突出して突出電極部を設ける
    とともに、この中心電極の他端は、絶縁ガイシの他面側
    より導出されて高圧コードに接続され、該高圧コードの
    先端には各種点検部品の端子が着脱自在に接続される接
    続用端子を有する点火栓と、 上記点火栓の突出電極部に進退自在に対向配置される電
    極を有し、この電極の拡径された円筒状の基部外周面に
    この電極が上記突出電極部と結合した状態を0値として
    両者間の間隔を測定する目盛を設けてなる接地用電極部
    と、 取付板の他面側に支持体を介して一体的に配置される円
    筒体よりなり、上記接地用電極部基部を進退自在に挿嵌
    支持する円筒孔と、この円筒孔に連設してネジ切りさ
    れ、上記接地用電極部に対する絶縁性の進退機構が螺合
    するネジ孔よりなる導電性支持部と、 を有することを特徴とするスパーク点検器。
JP1989024590U 1989-03-03 1989-03-03 スパーク点検器 Expired - Lifetime JPH0724626Y2 (ja)

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JP1989024590U JPH0724626Y2 (ja) 1989-03-03 1989-03-03 スパーク点検器

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JPH02115971U JPH02115971U (ja) 1990-09-17
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Family

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127829U (ja) * 1974-06-21 1976-02-28
JPS5213221U (ja) * 1975-07-16 1977-01-29

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JPH02115971U (ja) 1990-09-17

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