JP2956393B2 - ブレスコントローラ - Google Patents

ブレスコントローラ

Info

Publication number
JP2956393B2
JP2956393B2 JP4309050A JP30905092A JP2956393B2 JP 2956393 B2 JP2956393 B2 JP 2956393B2 JP 4309050 A JP4309050 A JP 4309050A JP 30905092 A JP30905092 A JP 30905092A JP 2956393 B2 JP2956393 B2 JP 2956393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breath
mouthpiece
pressure
pipe
exhalation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4309050A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06161441A (ja
Inventor
洋次郎 高林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP4309050A priority Critical patent/JP2956393B2/ja
Publication of JPH06161441A publication Critical patent/JPH06161441A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2956393B2 publication Critical patent/JP2956393B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子楽器に接続さ
れ、息圧を検出することにより電子楽器の音色および音
量等を変化させるブレスコントローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置として、演奏者が口
にくわえて息を吹き込むマウスピースと、そのマウスピ
ースからパイプを介して吹き込まれる息圧を検出するセ
ンサとを有するものが知られている。この種の装置によ
れば、センサから息圧に応じた検出信号が得られ、この
検出信号がケーブルを介して電子楽器に供給されて、音
色、音量等の制御に用いられる。さて、このような装置
において、マウスピースから息を吹き込む際に、マウス
ピースやパイプ内の空気圧が高いと圧迫感が生じて吹奏
が困難になるという問題がある。そこで、マウスピース
に空気抜孔を設けそこから空気を抜くことにより、マウ
スピース内の空気圧を低くする方法が提案された(実開
昭63−174394号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のブレスコントローラは、マウスピースやパイプ内の
空気圧が低くなり過ぎ、演奏者によっては強く息を吹き
込んだつもりでもその強さに対応した音色や音量等の効
果を電子楽器に得ることができないことがあるという問
題があった。
【0004】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、息圧の大きさに対応して、音色や音量等を意
図した通りに制御することができるブレスコントローラ
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、マウスピー
スを介して呼気パイプへ送り込まれた呼気の圧力を息圧
検出手段により検出して電子楽器へ制御信号を出力する
ブレスコントローラにおいて、前記呼気パイプの流入側
端部に前記マウスピースを設け、前記呼気パイプの流出
側端部に前記息圧検出手段と、前記呼気パイプから流出
する空気量を調節するための排気バルブとを設け、前記
マウスピースが口にくわえられているか否かを検出する
検出手段が設けられたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、排気バルブを調節すること
によって呼気パイプ内の空気圧を任意に調節し、吹き込
む息の強さに対応して音色や音量等を制御することがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
について説明する。図1はこの発明の一実施例によるブ
レスコントローラの構成を示す断面図である。この図に
おいて、1はマウスピースであり、演奏者は図3に示す
ようにマウスピース1を口にくわえて息を吹き込む。演
奏者がマウスピース1を口にくわえた状態を図2に示
す。2は外周部の発光ファイバ2a、中心部の受光ファ
イバ2bからなる同軸構造の光ファイバであり、先端は
マウスピース1に接続されている。3は光検出部であ
り、光ファイバ2の発光ファイバ2aの端部はこの光検
出部3内のLEDと対向し、受光ファイバ2bは光検出
部3内のフォトダイオードと対向している。LEDの出
力光は発光ファイバ2aを介しマウスピースの先端から
演奏者の口腔内に導かれる。この光が舌TNによって反
射されると、この反射光が受光ファイバ2bを介し光検
出部3内のフォトダイオードへ導かれる。このフォトダ
イオードの出力信号は、タンギング演奏を行うための制
御信号として、他の制御信号と共に図示しない電子楽器
に供給される。4は基板であり、光検出部3を保持して
いる。5は導電性のタッチプレートであり、演奏者の唇
が触れた場合に検出信号を出力する。この検出信号が出
力されない場合、すなわち演奏者がマウスピース1を口
にくわえていない時には、光検出部3のLEDの発光が
停止されると共にフォトダイオードの出力信号が無視さ
れるようになっている。このようにして、外乱光がタン
ギング演奏に影響を与えることを防止している。6は呼
気パイプであり、任意に曲げられるよう柔軟な形状とな
っている。マウスピース1から息が吹き込まれることに
より、空気が呼気パイプ6を通過する。7はケースユニ
ットであり、呼気パイプ6の端部はこの中に挿し込まれ
ている。8はノブ形式の排気バルブであり、任意に開閉
することにより、呼気パイプ6を通過してくる空気を任
意に排気して呼気パイプ6内の空気圧を調整する。9は
呼気口、10は息圧センサユニットであり、呼気パイプ
6内の気圧の変化は呼気口9を通って息圧センサユニッ
ト10に伝達される。呼気口9は、排気バルブ8の上方
に位置し、呼気パイプ6に対して垂直に呼気パイプ6お
よび息圧センサユニット10を貫通させて設けられてお
り、これによって、息圧センサユニット10への唾液の
侵入を最小限にすることができる。息圧センサユニット
10は、圧力室11、磁石12、おわん型ゴム13、ホ
ール素子14、ネジ15、およびゴム16により構成さ
れる。おわん型ゴム13とゴム16は一体に成形されて
おり、弾力性を有する。おわん型ゴム13の中央部に
は、磁石12が設けられている。圧力室11は息圧セン
サユニット10の外壁の一部、おわん型ゴム13、ゴム
16およびネジ15により密閉された空間となってい
る。マウスピース1から息が吹き込まれ、それによって
呼気口9および圧力室11に圧力が加わることによっ
て、おわん型ゴム13が変形しておわん型ゴム13の中
央部に設けられた磁石12が矢印A方向へ移動し、ホー
ル素子14との距離が変化する。この磁石12とホール
素子14との距離の変化に比例して、ホール素子14が
電圧を出力する。17はフックであり、ケースユニット
7の外側に設置されている。また、18は首掛けタイで
あり、フック17に挿通されている。そして、ケースユ
ニット7の下部からケーブル19が延びており、光検出
部3およびホール素子14による出力信号がこのケーブ
ル19を介して図示しない電子楽器に供給される。な
お、図1においては図示されていないが、ケースユニッ
ト7のフック17の近傍には、2枚の板が略V字状に突
出して取り付けられた胸あて20が設けられている。
【0008】次に、図2にこの実施例によるブレスコン
トローラの装着例を示す。この図に示すように、まず、
演奏者は、首掛けタイ18の中に首を通し、ケースユニ
ット7を吊り下げる形で装着する。2枚の板で構成され
る胸あて20は、各板の先端を演奏者の胸に当接させる
ことによって、ケースユニット7の動きを規制する。そ
して、呼気パイプ6を任意に曲げてマウスピース1を口
にくわえる。それによって、タッチプレート5が検出信
号を出力し、光検出部3のLEDが発光しフォトダイオ
ードの出力信号が検出されるようになる。また、ケーブ
ル19は、図示しない電子楽器に接続される。演奏時に
演奏者がマウスピース1から息を吹き込むと、呼気パイ
プ6内の気圧が変化し、息圧センサユニット10に伝達
される。それによって息圧センサユニット10では、ホ
ール素子14が電圧を出力し、この電圧変化は検出信号
としてケーブル19を介して電子楽器に供給されて、音
源制御用信号に変換され音源部に転送される。ここでマ
ウスピース1から息を吹き込む際、息を吹き込む強さに
合わせて排気バルブ8の開閉を任意に調整し、呼気パイ
プ6内の圧力を調整する。排気バルブ8からの排気量を
多くするよう調整した場合は、呼気パイプ6内の気圧が
低くなり、呼気口9を通して圧力室11に加わる圧力も
低くなる。この場合、マウスピース1から吹き込まれる
息の強さが強くても、圧力室11に加わる圧力は高くな
らず磁石12の移動も少ないため、ホール素子14の出
力電圧も小さい。従って、電子楽器の音量あるいは音色
等に細かい変化を与える。また、排気バルブ8からの排
気量を少なくするよう調整した場合は、呼気パイプ6内
の気圧が高くなり、呼気口9を通して圧力室11に加わ
る圧力も高くなる。この場合は、マウスピース1から吹
き込まれる息の強さが弱くても、圧力室11に加わる圧
力は高いので磁石12の移動も多くなる。また、息の強
さが強い場合は、排気量を多くするよう調整する時より
も、圧力室11に加わる圧力も高くなり、磁石12も大
きく移動するようになる。従って、ホール素子14の出
力電圧も大きくなり、電子楽器の音量あるいは音色等を
大きく変化させることができる。
【0009】一方、タンギング演奏を行う場合は、図3
に示すようにマウスピース1を口にくわえて、舌TNの
先を動かす。それによって、光ファイバ2の発光ファイ
バ2aからの光が舌TNに反射し、受光ファイバ2bに
よって受光される反射光量が変化する。この光量変化が
光検出部3において検出され、検出信号はケーブル19
を介して電子楽器に供給される。そして、音源制御用信
号に変化されて音源部に転送される。また、演奏者がマ
ウスピース1を口にくわえていない時は、タッチプレー
ト5の電流量が変化しないので、光検出部3が作動しな
い。
【0010】以上のように、上述の実施例によって、以
下のような効果が得られる。 (1)息圧センサユニットに供給される圧力の大きさの
幅を広げることができるので、音量あるいは音色等の変
化を、細かいものから大きなものまで幅広く電子楽器に
供給することができる。 (2)演奏者の吹き込む息の強さによって、呼気パイプ
内の空気圧を適当な大きさに任意に調整することができ
る。 (3)光ファイバおよび光検知部を設けたので、タンギ
ング演奏を行うことができる。 (4)タッチプレートを設けたので、演奏者がマウスピ
ースを口にくわえていない時に、光検知部が外乱光を検
知して楽音に影響を及ぼすことが防止される。 (5)首掛けタイを首に掛け、ケースユニットを吊り下
げる形で装着するので、自由な姿勢で演奏することがで
きる。。 (6)息を吹き込むことによって生じる唾液は全て呼気
パイプの最下端に溜まるので、呼気パイプや圧力室内等
に唾液が付着することによる装置の腐食が防止される。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、マウスピースを介して呼気パイプへ送り込まれた呼
気の圧力を息圧検出手段により検出して電子楽器へ制御
信号を出力するブレスコントローラにおいて、前記呼気
パイプの流入側端部に前記マウスピースを設け、前記呼
気パイプの流出側端部に前記息圧検出手段と、前記呼気
パイプから流出する空気量を調節するための排気バルブ
とを設けるとともに、前記マウスピースが口にくわえら
れているか否かを検出する検出手段を設けたので、排気
バルブを調節することにより、息圧の大きさに対応して
音色や音量等の幅広い効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例によるブレスコントロー
ラの構成を示す断面図である。
【図2】 同実施例によるブレスコントローラの装着例
を示す斜視図である。
【図3】 同実施例によるブレスコントローラのマウス
ピースを口にくわえた状態を示す図である。
【符号の説明】
1……マウスピース、2……光ファイバ、5……タッチ
プレート、6……呼気パイプ、7……ケースユニット、
8……排気バルブ、9……呼気口、10……息圧センサ
ユニット、11……圧力室、12……磁石、 13……
おわん型ゴム、14……ホール素子、15……ねじ、1
6……ゴム、18……首掛けタイ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マウスピースを介して呼気パイプへ送り
    込まれた呼気の圧力を息圧検出手段により検出して電子
    楽器へ制御信号を出力するブレスコントローラにおい
    て、 前記呼気パイプの流入側端部に前記マウスピースを設
    け、 前記呼気パイプの流出側端部に前記息圧検出手段と、前
    記呼気パイプから流出する空気量を調節するための排気
    バルブとを設けてなり、 前記マウスピースには、該マウスピースが口にくわえら
    れているか否かを検出する検出手段が設けられたことを
    特徴とする ブレスコントローラ。
JP4309050A 1992-11-18 1992-11-18 ブレスコントローラ Expired - Fee Related JP2956393B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4309050A JP2956393B2 (ja) 1992-11-18 1992-11-18 ブレスコントローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4309050A JP2956393B2 (ja) 1992-11-18 1992-11-18 ブレスコントローラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06161441A JPH06161441A (ja) 1994-06-07
JP2956393B2 true JP2956393B2 (ja) 1999-10-04

Family

ID=17988275

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4309050A Expired - Fee Related JP2956393B2 (ja) 1992-11-18 1992-11-18 ブレスコントローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2956393B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4986287B2 (ja) * 2007-04-20 2012-07-25 堅造 赤澤 電子楽器
CN106667492A (zh) * 2016-12-12 2017-05-17 盐城师范学院 线性霍尔呼吸传感器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06161441A (ja) 1994-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5007842B2 (ja) 管楽器
US20090322675A1 (en) Method and device to control a computer system utilizing a fluid flow
JP2956393B2 (ja) ブレスコントローラ
JPH1055173A (ja) 楽器消音装置
JP2724390B2 (ja) 電子管楽器
JP3871431B2 (ja) マウスコントローラ
JPH0631513Y2 (ja) 電子楽器の入力装置
JPH0311398A (ja) 電子楽器用ブレスコントローラ
JP2555036Y2 (ja) 電子管楽器
JPH0641276Y2 (ja) 電子管楽器用ブレスコントロ−ラ
JPH0645996Y2 (ja) 電子楽器用ブレスコントロ−ラ
JP4259496B2 (ja) 電気吹奏楽器の吹奏情報の入力構造
JPH1055179A (ja) 電子管楽器
US11568839B2 (en) Performance support device and air reed instrument
JPH083710B2 (ja) 電子楽器の入力装置
JP2508937B2 (ja) 電子鍵盤楽器
JP4717042B2 (ja) サックス
JP2005316417A (ja) 管楽器
JPH0631515Y2 (ja) 電子楽器用ブレスコントロ−ラ
JP2002006838A (ja) 電子楽器及びその入力装置
JPS6246234Y2 (ja)
JP2566132Y2 (ja) 楽音制御装置
KR20210002049U (ko) 치아 고정용 마우스피스 패치
JPH1055177A (ja) 電子管楽器
JPS63121896A (ja) 歪ゲ−ジを利用したリ−ド呼気センサ付電子楽器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990622

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees