JP2508937B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents
電子鍵盤楽器Info
- Publication number
- JP2508937B2 JP2508937B2 JP3280034A JP28003491A JP2508937B2 JP 2508937 B2 JP2508937 B2 JP 2508937B2 JP 3280034 A JP3280034 A JP 3280034A JP 28003491 A JP28003491 A JP 28003491A JP 2508937 B2 JP2508937 B2 JP 2508937B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electronic keyboard
- keyboard
- grip
- modulation
- keyboard instrument
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はモジュレーション機能
を組み込んだ電子鍵盤楽器に関し、特に電子鍵盤楽器を
肩や首から吊った状態で演奏する、いわゆる立演奏に適
した電子鍵盤楽器に関する。
を組み込んだ電子鍵盤楽器に関し、特に電子鍵盤楽器を
肩や首から吊った状態で演奏する、いわゆる立演奏に適
した電子鍵盤楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発生楽音のピッチ、ブリリアン
ス、ビブラートの深さ、速さ等をモジュレーションコン
トロールするモジュレーション機能を組み込んだ電子鍵
盤楽器としては、例えば、電子鍵盤楽器本体にホイール
やリボンコントローラ等を備えたものがある。このよう
なモジュレーション機能を組み込んだ電子鍵盤楽器は豊
かな音楽的表現を可能にし、新たな商品展開を可能にし
ている。
ス、ビブラートの深さ、速さ等をモジュレーションコン
トロールするモジュレーション機能を組み込んだ電子鍵
盤楽器としては、例えば、電子鍵盤楽器本体にホイール
やリボンコントローラ等を備えたものがある。このよう
なモジュレーション機能を組み込んだ電子鍵盤楽器は豊
かな音楽的表現を可能にし、新たな商品展開を可能にし
ている。
【0003】しかし、このような電子鍵盤楽器は一般に
大型かつ高価となり、更に鍵盤楽器を肩や首から吊った
状態で演奏する、立演奏を考えた場合、充分な操作が困
難であった。
大型かつ高価となり、更に鍵盤楽器を肩や首から吊った
状態で演奏する、立演奏を考えた場合、充分な操作が困
難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のモジ
ュレーション機能を組み込んだ電子鍵盤楽器は一般に大
型かつ高価となり、楽器を肩や首から吊った立演奏には
適さなかった。
ュレーション機能を組み込んだ電子鍵盤楽器は一般に大
型かつ高価となり、楽器を肩や首から吊った立演奏には
適さなかった。
【0005】そこで、この発明は立演奏を可能にし、豊
かな音楽的表現が容易に実現でき、しかも安価な電子鍵
盤楽器を提供することを目的とする。
かな音楽的表現が容易に実現でき、しかも安価な電子鍵
盤楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、この発明においては、鍵盤の配設された電子鍵盤
楽器本体と、該電子鍵盤楽器本体側面から前記鍵盤配列
方向に突出形成され、演奏時に鍵盤を操作しない方の手
で把持可能な把持部と、前記把持部に設けられ、操作者
の該把持部における手の動きを検出する検出手段と、前
記電子鍵盤楽器本体と前記把持部とを屈曲可能に接続す
るフレキシブルジョイントとを具備し、前記検出手段の
検出結果に応じ、前記鍵盤の操作によって発生される楽
音を制御する信号を発生することを特徴とする。
ため、この発明においては、鍵盤の配設された電子鍵盤
楽器本体と、該電子鍵盤楽器本体側面から前記鍵盤配列
方向に突出形成され、演奏時に鍵盤を操作しない方の手
で把持可能な把持部と、前記把持部に設けられ、操作者
の該把持部における手の動きを検出する検出手段と、前
記電子鍵盤楽器本体と前記把持部とを屈曲可能に接続す
るフレキシブルジョイントとを具備し、前記検出手段の
検出結果に応じ、前記鍵盤の操作によって発生される楽
音を制御する信号を発生することを特徴とする。
【0007】
【作用】この発明によれば、この発明の電子鍵盤楽器を
肩や首から吊った立演奏状態において、例えば右手で鍵
盤を操作してメロディ演奏を行ない、左手で把持部を握
り、左手の操作に対応して該把持部に設けられた検出手
段から発生される信号により右手の鍵盤の操作によって
発生される楽音を制御する。ここで、電子鍵盤楽器本体
と把持部とはフレキシブルジョイントで屈曲可能に接続
されているので、把持部を演奏者の所望の位置に位置さ
せることができ、演奏者の演奏の自由度を増すことがで
きる。
肩や首から吊った立演奏状態において、例えば右手で鍵
盤を操作してメロディ演奏を行ない、左手で把持部を握
り、左手の操作に対応して該把持部に設けられた検出手
段から発生される信号により右手の鍵盤の操作によって
発生される楽音を制御する。ここで、電子鍵盤楽器本体
と把持部とはフレキシブルジョイントで屈曲可能に接続
されているので、把持部を演奏者の所望の位置に位置さ
せることができ、演奏者の演奏の自由度を増すことがで
きる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を添付図面を参照して詳細に
説明する。
説明する。
【0009】図1は、この発明に係る電子鍵盤楽器の一
実施例を示す概略斜視図である。図1において、モジュ
レーショングリップ1と接続部1a とがフレキシブルジ
ョイント4を介して接続される。このモジュレーション
グリップ1は、その外周に左手指のピッチに合った複数
の圧力センサ3a 、3b 、3c が設けられている。
実施例を示す概略斜視図である。図1において、モジュ
レーショングリップ1と接続部1a とがフレキシブルジ
ョイント4を介して接続される。このモジュレーション
グリップ1は、その外周に左手指のピッチに合った複数
の圧力センサ3a 、3b 、3c が設けられている。
【0010】したがって、この楽器を演奏する場合は、
例えばギターのように肩から吊って、右手で鍵盤演奏
し、左手でモジュレーショングリップ1の各圧力センサ
3a 、3b 、3c を適宜操作することにより発生楽音の
モジュレーションコントロールを行う。
例えばギターのように肩から吊って、右手で鍵盤演奏
し、左手でモジュレーショングリップ1の各圧力センサ
3a 、3b 、3c を適宜操作することにより発生楽音の
モジュレーションコントロールを行う。
【0011】このモジュレーションコントロールの態様
としては、ピッチ、ブリリアンス、ビブラートの深さや
速さ等があり、例えば人さし指で圧力センサ3a を押圧
することによりピッチが、中指で圧力センサ3b を押圧
することによりブリリアンスが、くすり指で圧力センサ
3c を押圧することによりビブラートがそれぞれ制御さ
れる。
としては、ピッチ、ブリリアンス、ビブラートの深さや
速さ等があり、例えば人さし指で圧力センサ3a を押圧
することによりピッチが、中指で圧力センサ3b を押圧
することによりブリリアンスが、くすり指で圧力センサ
3c を押圧することによりビブラートがそれぞれ制御さ
れる。
【0012】なお、モジュレーショングリップ1の形状
としては上記円柱状に限らず、多角柱状、球状等でもよ
い。また、圧力センサはグリップの外周の1部、すなわ
ち指が当接する部分のみでもよく、またはモジュレーシ
ョングリップ全体で1つモジュレーションコントロール
を行なうようにしてもよい。さらにまた、圧力センサの
操作方法は、単に指による押圧のみでなく、圧力センサ
を矢印AB方向に微小振動させるようにしてもよい。こ
の操作方法は、ビブラートの速さ等を制御する場合に都
合がよい。
としては上記円柱状に限らず、多角柱状、球状等でもよ
い。また、圧力センサはグリップの外周の1部、すなわ
ち指が当接する部分のみでもよく、またはモジュレーシ
ョングリップ全体で1つモジュレーションコントロール
を行なうようにしてもよい。さらにまた、圧力センサの
操作方法は、単に指による押圧のみでなく、圧力センサ
を矢印AB方向に微小振動させるようにしてもよい。こ
の操作方法は、ビブラートの速さ等を制御する場合に都
合がよい。
【0013】また、この実施例においては、モジュレー
ショングリップ1と接続部1a とがフレキシブルジョイ
ント4を介して接続されているので、モジュレーション
グリップ1を演奏者の所望位置に位置させることがで
き、演奏者の演奏の自由度をより増すことができる。
ショングリップ1と接続部1a とがフレキシブルジョイ
ント4を介して接続されているので、モジュレーション
グリップ1を演奏者の所望位置に位置させることがで
き、演奏者の演奏の自由度をより増すことができる。
【0014】図2は、図1に示したモジュレーショング
リップの他の構成例を示したものである。この図2に示
す他の構成例においては、このモジュレーショングリッ
プには複数のトラックボール29が設けられ、この複数
のトラックボール29の操作により発生楽音のピッチ、
ブリリアンス、ビブラート等が制御され、モジュレーシ
ョンコントロールが実行される。
リップの他の構成例を示したものである。この図2に示
す他の構成例においては、このモジュレーショングリッ
プには複数のトラックボール29が設けられ、この複数
のトラックボール29の操作により発生楽音のピッチ、
ブリリアンス、ビブラート等が制御され、モジュレーシ
ョンコントロールが実行される。
【0015】なお、この発明の電子鍵盤楽器におけるモ
ジュレーショングリップは上記圧力センサやトラックボ
ールを用いたものに限らず種々の構成が可能である。
ジュレーショングリップは上記圧力センサやトラックボ
ールを用いたものに限らず種々の構成が可能である。
【0016】例えば、図3(a) に示すようにモジュレー
ショングリップに複数本のワイヤ27を張り、このワイ
ヤ27をギターのチョーキングの如く操作してモジュレ
ーションコントロールするもの、図3(b) に示すように
超音波測量器28を設置して顔や体との距離変化によっ
てモジュレーションコントロールするもの、図3(c)に
示すようにスライダ30の軸位置を位置センサで検出す
ることによりモジュレーションコントロールするもの等
を用いてもよい。
ショングリップに複数本のワイヤ27を張り、このワイ
ヤ27をギターのチョーキングの如く操作してモジュレ
ーションコントロールするもの、図3(b) に示すように
超音波測量器28を設置して顔や体との距離変化によっ
てモジュレーションコントロールするもの、図3(c)に
示すようにスライダ30の軸位置を位置センサで検出す
ることによりモジュレーションコントロールするもの等
を用いてもよい。
【0017】また、角度センサ、加速度センサ、ブレス
コントロールされるダイアフラム型圧力センサ、さらに
通常のホイール、リボンコントローラ、押しボタン等を
用いてもよく、またこれらを種々組み合わせて用いても
よい。
コントロールされるダイアフラム型圧力センサ、さらに
通常のホイール、リボンコントローラ、押しボタン等を
用いてもよく、またこれらを種々組み合わせて用いても
よい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
が可能となり、電子鍵盤楽器を肩や首から吊った立演奏
状態において十分な操作性が得られるという利点があ
る。
が可能となり、電子鍵盤楽器を肩や首から吊った立演奏
状態において十分な操作性が得られるという利点があ
る。
【0019】更に、この発明によれば、電子鍵盤楽器本
体と把持部とはフレキシブルジョイントで屈曲可能に接
続されているので、把持部を演奏者の所望の位置に位置
させることができ、演奏者の演奏の自由度を増すことが
できる。
体と把持部とはフレキシブルジョイントで屈曲可能に接
続されているので、把持部を演奏者の所望の位置に位置
させることができ、演奏者の演奏の自由度を増すことが
できる。
【0020】また、上記立演奏において、 a)演奏中に左手でできる大まかな操作(把持力、押圧
力、回動、加速度等)から楽音制御情報が得られる b)掌におさまる範囲にスイッチがほぼ集中するので、
スイッチを探すことなく操作できる c)演奏姿勢を考えた場合、本願のように把持部を設け
ると、左右の腕が交差することなく演奏出来るため演奏
姿勢が楽である d)立演奏時、楽音制御を行なう左手で楽器の姿勢制御
ができる等の効果が期待できる。
力、回動、加速度等)から楽音制御情報が得られる b)掌におさまる範囲にスイッチがほぼ集中するので、
スイッチを探すことなく操作できる c)演奏姿勢を考えた場合、本願のように把持部を設け
ると、左右の腕が交差することなく演奏出来るため演奏
姿勢が楽である d)立演奏時、楽音制御を行なう左手で楽器の姿勢制御
ができる等の効果が期待できる。
【図1】この発明に係る電子鍵盤楽器の一実施例を示す
概略斜視図。
概略斜視図。
【図2】図1に示したモジュレーショングリップの他の
構成例を示した斜視図。
構成例を示した斜視図。
【図3】図1に示したモジュレーショングリップの更に
他の構成例を示す斜視図。
他の構成例を示す斜視図。
1 モジュレーショングリップ 2 電子鍵盤楽器 3a,3b,3c 圧力センサ 4 フレキシブルジョイント 27 ワイヤ 28 超音波測長器 29 トラックボール 30 スライダ
Claims (1)
- 【請求項1】 鍵盤の配設された電子鍵盤楽器本体と、 該電子鍵盤楽器本体側面から前記鍵盤配列方向に突出形
成され、演奏時に鍵盤を操作しない方の手で把持可能な
把持部と、 前記把持部に設けられ、操作者の該把持部における手の
動きを検出する検出手段と、 前記電子鍵盤楽器本体と前記把持部とを屈曲可能に接続
するフレキシブルジョイントと を具備し、前記検出手段の検出結果に応じ、前記鍵盤の
操作によって発生される楽音を制御する信号を発生する
ことを特徴とする電子鍵盤楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3280034A JP2508937B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 電子鍵盤楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3280034A JP2508937B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 電子鍵盤楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06118955A JPH06118955A (ja) | 1994-04-28 |
JP2508937B2 true JP2508937B2 (ja) | 1996-06-19 |
Family
ID=17619376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3280034A Expired - Lifetime JP2508937B2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 電子鍵盤楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2508937B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2374973A (en) * | 2001-01-27 | 2002-10-30 | Opcon Ltd | Multipurpose keyboard with strap |
WO2015194423A1 (ja) | 2014-06-17 | 2015-12-23 | ヤマハ株式会社 | 文字に基づく音声生成のためのコントローラ及びシステム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52117118A (en) * | 1976-03-26 | 1977-10-01 | Shiyouzou Sugiyama | Dfaft keyboard for electronic instrument |
JPS5387118U (ja) * | 1976-12-17 | 1978-07-18 |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP3280034A patent/JP2508937B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06118955A (ja) | 1994-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5151553A (en) | Musical tone control apparatus employing palmar member | |
JP2508937B2 (ja) | 電子鍵盤楽器 | |
JPH01291293A (ja) | 楽音制御装置 | |
JPH0244789U (ja) | ||
JP2501696Y2 (ja) | 電子管楽器 | |
JPH0746957Y2 (ja) | 電子楽器 | |
JPH04362993A (ja) | 電子楽器 | |
JPS6315293A (ja) | 電子管楽器 | |
JPS63174097A (ja) | 楽音発生制御装置 | |
JPH04362994A (ja) | 電子楽器 | |
JPH079577B2 (ja) | 楽音発生制御装置 | |
JP3030934B2 (ja) | 楽音制御装置 | |
JP3123160B2 (ja) | 楽音制御装置 | |
JPS5850492U (ja) | 小形電子鍵盤楽器のモジユレ−シヨングリツプ | |
JPS63210891A (ja) | ウエア | |
JP2005316417A (ja) | 管楽器 | |
JPH05341777A (ja) | 電子楽器のパラメータ制御装置 | |
JPH03161798A (ja) | 制御装置 | |
JP2638028B2 (ja) | 携帯用電子楽器 | |
JP2566132Y2 (ja) | 楽音制御装置 | |
JPH0588630B2 (ja) | ||
JP2921483B2 (ja) | 電子楽器の演奏パラメータ制御装置 | |
JPH04362995A (ja) | 電子楽器 | |
JPS635392A (ja) | 電子管楽器 | |
JPH0710395Y2 (ja) | 楽音制御装置 |