JPH0641276Y2 - 電子管楽器用ブレスコントロ−ラ - Google Patents

電子管楽器用ブレスコントロ−ラ

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JPH0641276Y2
JPH0641276Y2 JP1987093074U JP9307487U JPH0641276Y2 JP H0641276 Y2 JPH0641276 Y2 JP H0641276Y2 JP 1987093074 U JP1987093074 U JP 1987093074U JP 9307487 U JP9307487 U JP 9307487U JP H0641276 Y2 JPH0641276 Y2 JP H0641276Y2
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JP
Japan
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breath
plug
chamber
electronic wind
controller
Prior art date
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JP1987093074U
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JPS63200896U (ja
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富 谷脇
実 原田
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、息圧によって音色、音量等の楽音要素を自
由に制御する電子管楽器用ブレスコントローラに関し、
呼気の一部をマウスピースの外部に排出する息抜き管に
開口面積を可変とするプラグを装着することにより、簡
単に息抜き量を調節して演奏者の好みに応じて吹奏感が
変えられるようにするものである。
(従来の技術) 従来の電子楽器用ブレスコントローラとしては、例えば
実開昭58-118490号公報に開示されたものが知られてい
る。
このものは、演奏者の息圧を息圧センサによって検出
し、その検出信号を音色、音量等を制御する制御信号と
して用いている。
また、この装置は、携帯演奏可能な楽器においては手で
その楽器本体を保持していることから、制御釦の操作数
等に制約を受け、音色、音量等の変化が乏しくなり易い
という不都合を解決する点で有効とされている。また、
その構造が簡単で、息圧の強弱で効果のかかり具合いを
調節することができるため、その操作も容易となってい
る。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の電子楽器用ブレスコン
トローラにあっては、マウスピースへの呼気の吹き込み
においてその息抜き量を調節するための手段が講じられ
ていなかったため、演奏者の好み、演奏する曲目等に合
わせてその息抜き量を自由に調節することができず、従
って、吹奏感の可変ができず、又効果のかかり具合いを
広範囲に亙って変えることが難しいという問題点が生じ
ていた。すなわち、息圧センサは呼気の抵抗によって生
ずる圧力を感知している為マウスピースから吹き込んだ
呼気が抵抗少なく供給されると、連続的に大量の呼気を
マウスピースに吹き込むことが必要となり、息圧センサ
の応答性が悪くなる。又、呼気の抵抗が大き過ぎる場合
は応答性が敏感になりすぎたり、吹奏感もつまった感じ
になる。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、マウスピースのチャンバに吹き込ま
れた呼気を息圧センサに供給する息圧導入管と、この呼
気を外部に排出する排出管とを備えた電子管楽器用ブレ
スコントローラにおいて、上記排出管のチャンバへの開
口に、その開口面積を調節するプラグを装着するととも
に、このプラグの開口から突出した部分はチャンバ内に
位置させた電子管楽器用ブレスコントローラを提供する
ことにより、上記問題点を解決することをその目的とし
ている。
(作用及び効果) 本考案に係る電子管楽器用ブレスコントローラにあって
は、マウスピースのチャンバ内に吹き込まれた呼気は、
息圧導入管により息圧センサに圧力として伝達されると
ともに、排出管を介して外部に排出される。この場合、
排出管のチャンバへの開口にはプラグが装着されてい
る。このプラグにより排出管の開口面積は調節されてい
る。その結果、チャンバからの息抜きの量が調節される
こととなり、息圧センサによる息圧の検出においてその
応答性を高めたりすることができる。
そして、この調節にあっては、プラグの装着によるた
め、操作は簡単であり、部品点数が大幅に増加すること
もなく、従って、コストが大幅に上昇することもない。
また、排出管の開口を全閉とした場合には排出管内に水
滴等が侵入することもない。また、本考案に係る電子管
楽器用ブレスコントローラでは、プラグはチャンバ内部
に配設したため、外観上、その操作箇所を少なくするこ
とができるとともに、そのデザインがシンプルなものと
なるという効果を有している。
(実施例) 以下、本考案に係る電子管楽器用ブレスコントローラの
実施例を図面を参照して説明する。
第1図〜第5図は、本考案の一実施例を示している。
第1図及び第2図において、1は電子管楽器の本体を示
しており、この管楽器本体1の先端にはマウスピース3
が装着されている。マウスピース3の下部にはリード5
が取り付けられている。
第1図に示すように、このマウスピース3の内部空間、
すなわちチャンバ7内には、コア9がシールラバ11を介
して取着されている。コア9はシールラバ11とともに、
チャンバ7と本体1の内部とを液密封下に分離するもの
である。
このコア9にはチャンバ7と本体1の内部空間とを連通
する2本の貫通孔13、15が形成されている。これらの貫
通孔13、15の一端開口は上記チャンバ7に、その他端開
口は本体1の内部空間に突出して、共に開口している。
また、貫通孔13、15の突出した他端開口形成部には、そ
れぞれ、ドレンチューブ21、センサチューブ23の各一端
部がはめ込まれている。
ドレンチューブ21は上記管楽器本体1の内部をその長手
方向に沿って延在して設けられ、その他端部は本体1の
テールから突出して外部に開口している。
一方、センサチューブ23の他端部は本体1の内部に配設
した息圧センサ25に連通している。
ここで、ドレンチューブ21のチャンバ7側の開口には第
3図及び第4図に示すような硬質ゴム製のプラグ31が挿
入されている。このプラグ31は十字型に形成されてその
放射外方に通路33を画成し、結果としてドレンチューブ
21に挿入された場合、その通路断面積によりその開口面
積を支配してこれを小さくするものである。
また、このドレンチューブ21を全閉するには第5図に示
すような円柱体からなる円形断面のプラグ35を一端開口
に挿入する。
すなわち、これらのプラグ31、35を選択して挿入するこ
とにより、チャンバ7からドレンチューブ21を介して外
部に漏れる呼気の量、息抜き量を変えることができる。
このことは、換言すれば、チャンバ7の容積が一定であ
るにも拘らず、センサチューブ23を介して息圧センサ25
の息圧に対する応答性を変えることができることを意味
している。
つまり、ドレンチューブ21の開口面積を小さくすること
により、マウスピース3のチャンバ7内の圧力を高める
ことができる。その結果、センサチューブ23を介して息
圧センサ25に加えられる呼気の息圧が上昇するのであ
る。
なお、楽器本体1の外面には、キーシステム41、オクタ
ーブキー43、プログラムチェンジキー45、ピッチベンド
レバー47、キーホールドキー49、等が配設されている
(第2図参照)。
また、プラグ35によりドレンチューブ21を全閉すれば該
チューブ21内に水滴が侵入することはない。
以上の構成に係るブレスコントローラにあっては、マウ
スピース3から呼気を吹き込むと、息圧センサ25がその
息圧を検出して電気信号に変換し、音色、音量の制御信
号として図示していない制御装置に入力する。その結
果、キーシステム41等により指定された音高の楽音がそ
の他の効果、例えばピッチベンド効果を付与されて所定
の音色、音量で楽音発生装置から発音される。
そして、この場合、プラグ31を簡単に脱着することによ
りそのドレンチューブ21からの息抜き量を調節すること
ができる。その結果、演奏者、曲目等に応じて息圧セン
サ25の応答性を高めたりすることができる。これは吹奏
感を広範囲に亙って変えることができることを意味して
いる。
また、第6図及び第7図はプラグの他の態様を示してい
る。このプラグ50にあっては、長さ方向に沿ってその外
周面に形成した4条の溝51の断面積をその長さ方向に沿
って連続的に変えたものである。この結果、ドレンチュ
ーブ21の開口へのプラグ51の挿入量を変更することでそ
の開口面積を可変としている。すなわち、1つのプラグ
51においてその挿入量を適宜に設定することにより、息
圧センサ25の応答性を可変としたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る電子管楽器用ブレスコ
ントローラの主要部を示すその断面図、 第2図は一実施例に係る電子管楽器を示すその側面図、 第3図は一実施例に係るプラグを示すその側面図、 第4図は第3図のIV-IV矢視図、 第5図は一実施例に係る別のプラグを示すその側面図、 第6図はさらに他のプラグを示すその側面図、 第7図は第6図のVII-VII矢視図である。 3……マウスピース、 7……チャンバ、 21……ドレンチューブ(排出管)、 23……センサチューブ(息圧導入管)、 25……息圧センサ、 31、33……プラグ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マウスピースのチャンバに吹き込まれた呼
    気を息圧センサに供給する息圧導入管と、 この呼気を外部に排出する排出管とを備えた電子管楽器
    用ブレスコントローラにおいて、 上記排出管のチャンバへの開口に、その開口面積を調節
    するプラグを装着するとともに、このプラグの開口から
    突出した部分はチャンバ内に位置させたことを特徴とす
    る電子管楽器用ブレスコントローラ。
JP1987093074U 1987-06-16 1987-06-16 電子管楽器用ブレスコントロ−ラ Expired - Lifetime JPH0641276Y2 (ja)

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JP1987093074U JPH0641276Y2 (ja) 1987-06-16 1987-06-16 電子管楽器用ブレスコントロ−ラ

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JPS63200896U JPS63200896U (ja) 1988-12-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE602005014412D1 (de) * 2004-03-31 2009-06-25 Yamaha Corp Hybrides Blasinstrument, das wahlweise akustische Töne und elektronische Töne produziert, und elektronisches System dafür
JP6060550B2 (ja) * 2012-07-31 2017-01-18 ヤマハ株式会社 管楽器用消音器

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JPS5349418A (en) * 1976-10-18 1978-05-04 Nippon Columbia Electronic wind instrument
JPS5837111U (ja) * 1981-09-03 1983-03-10 シ−ケ−デイコントロ−ルズ株式会社 ソレノイド用固定鉄心

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