JPH0664456B2 - サクソフォーン - Google Patents

サクソフォーン

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JPH0664456B2
JPH0664456B2 JP2102335A JP10233590A JPH0664456B2 JP H0664456 B2 JPH0664456 B2 JP H0664456B2 JP 2102335 A JP2102335 A JP 2102335A JP 10233590 A JP10233590 A JP 10233590A JP H0664456 B2 JPH0664456 B2 JP H0664456B2
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inner diameter
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saxophone
key
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総男 佐藤
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10DSTRINGED MUSICAL INSTRUMENTS; WIND MUSICAL INSTRUMENTS; ACCORDIONS OR CONCERTINAS; PERCUSSION MUSICAL INSTRUMENTS; AEOLIAN HARPS; SINGING-FLAME MUSICAL INSTRUMENTS; MUSICAL INSTRUMENTS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G10D7/00General design of wind musical instruments
    • G10D7/06Beating-reed wind instruments, e.g. single or double reed wind instruments
    • G10D7/08Saxophones

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Acoustics & Sound (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はサクソフォーンに関し、オクターブキー開閉孔
と最高音の音孔との間の管体に内径拡大部を設けること
により、高音部のオクターブバランスが正確になり、演
奏者の負担を軽減することができるとともに、吹奏感を
向上させることができるものである。
<従来の技術> 従来のサクソフォーン、特にその管体の構造にあって
は、例えば特公昭51−37770号公報に記載のものが知ら
れている。
このサクソフォーンは、最高音の音孔(例えばハイエフ
シャープ)より歌口側に位置する管体に、外側に突出し
外側端が密閉したエアチャンバを配設している。
このエアチャンバによって音色を良好にするものであ
る。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来のサクソフォーンにあっ
ては、吹奏時、高音部において、正確なオクターブバラ
ンスが得にくいという問題があった。
すなわち、同じ運指でオクターブキーを押すと、1オク
ターブ上の倍音が出る。1オクターブ上の音階ではオク
ターブキーの開放により、共鳴波長が略半分に短くなる
が、テーパ管であるため、特に高音部のA,B,Cでの音程
が高くなる傾向にある。
例えば第6図に示すように、音階を昇順に演奏する場
合、角音階は、C,D,E,F,G,A,B,C(オクターブレバー離
している)からこれより1オクターブ上のD,E,F,G,A,B,
C(オクターブレバーを押している)、更に2オクター
ブ上のD,E,F,F(オクターブレバーは押している)と
なる。この場合、高音部において、1オクターブ上のA,
B,Cの各音高が相対的に高くなりすぎる傾向があり、1
オクターブ上の音階と、その下のオクターブの音階とで
は、正確なオクターブバランスが得難い。第2オクター
ブの高音部A,B,Cでは、オクターブキーの開放およびA,
B,C各キーの開放により、吹込口からの有効管長が短く
なる。このため、特に吹込管内部の気柱振動状態が低温
部と異なり、不安定になり易いからである。
そこで、本発明の目的は、高音部のオクターブバランス
が複雑なキーメカニズムを使わなくても正確になるとと
もに、演奏者の負担を軽減することができ、吹奏感も向
上するサクソフォーンを得ることである。
<課題を解決するための手段> 本発明は、吹込管に穿設されてオクターブキーにより開
閉される歌口に近い方の孔と、最高音の音孔との間に位
置する管体との間に、当該管体の内径よりもその内径が
大きい内径拡大部を設けたサクソフォーンである。
<作用> 本発明に係るサクソフォーンは、オクターブキーにより
開閉される歌口に近い方の孔と、最高音の音孔との間に
位置する管体に内径拡大部を設けたため、オクターブキ
ーおよび高音部キーの開放に伴う気柱振動状態の大きな
変化を抑制することができ、音程を安定させることがで
きる。
<実施例> 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係るサクソフォーンを示す
その斜視図である。第2図は第1図に示す内径拡大部の
拡大断面図である。
これらの図において、1はソプラノサクソフォーン(調
子Bb)を示している。
このサクソフォーンは円錐管形状の管体11に対してその
小径端部に吹込管12が嵌合して接続されている。この吹
込管12にはマウスピース13が装着されている。また、管
体11の外周面には所定のキーメカニズム14(各音孔を開
閉するキー、レバー等)が配設されている。
ここで、第2図に詳示するように、管体11と吹込管12と
の接続部分には、これらの管体11および吹込管12の内径
よりも大きな内径の内径拡大部21が配設されている。
すなわち、吹込管12に設けられた音孔をオクターブレバ
ー15に応動して開閉するオクターブキー16と、ハイF#
キー(最高音の音孔に対して設けられている)17と、の
間の管体11には内径拡大部21が設けられている。
第2図に示すように、この管体11の吹込管12側の連結端
部には、吹込管12の結合管22と嵌合可能な内径で接続さ
れる接続部23と、この接続部23に対して徐々に拡径した
テーパ部24と、このテーパ部24に連続した一定径の直管
である定径部25と、が形成されている。この接続部23の
内径は上記吹込管12の結合管22の外径とほぼ同じであ
り、自由に抜差できる構造になっている。定径部25の内
径Dは吹込管12側の内径dよりも大きく形成されている
(D>d)。
内径拡大部21は、これらのテーパ部24と定径部25とによ
って構成されている。すなわち、内径拡大部21は、吹込
管12側の内径dよりも大きい内径Dで構成されている。
また、この内径拡大部21の長さlは管全長Lに対して所
定の比で設定され、全長Lが増大するとこれにしたがっ
て内径拡大部21の長さlも長く形成される。この関係は
内径dとDとの間にも成立している(管体11の内径dが
大きくなるにしたがって内径拡大部21のそれDも大きく
なるものである)。
以上の構成に係るサクソフォーンにあっては、第3図に
示すように、第2オクターブにおける高音部(A,B,C)
の音程が従来よりも低く改善される結果となる。これ
は、内径拡大部21によりオクターブキーおよびA,B,C各
キーの開放による吹込口からの有効管長が短くなった場
合、吹込管12内部に生じる気柱振動状態の大きな変化
(不安定化)が抑制されるためである。
この図において、実線で示すように、各音階の音程につ
いては、第1オクターブのオクターブバランスと、第
2オクターブのオクターブバランスとは等しくなって
いる。したがって、演奏者に演奏上過度の負担をかける
ことなく、第1オクターブおよび第2オクターブのオク
ターブバランスを改善するものである。これに対して同
図中破線は従来の内径拡大部を有しないサクソフォーン
のものを示している。第2オクターブのオクターブバラ
ンスは本実施例のそれに対してΔの音程差を形成し
ている。
第4図および第5図は本発明の他の実施例を示すもので
ある。
この実施例は、アルトサクソフォーン(調子Eb)に本発
明を適用したものであって、吹込管41と管体42との接続
部分に内径拡大部51を内設したものである。
すなわち、スリーブ状の接続管52によって吹込管41と管
体42とを接続する場合に、この接続管52の内周面を所定
の形状に形成し、テーパ部53を設け、一方、本管42に定
径部54を形成したものである。これらのテーパ部53と定
径部54とは吹込管接続端41Aの内径よりも大径である内
径拡大部51を構成するものである。
なお、43はオクターブキー、44はハイF#キーをそれぞ
れ示している。
したがって、この実施例によれば、上述した実施例と同
様にオクターブバランスを改善することができる。
とともに、サクソフォーンの外観に管体の膨らみが生じ
ないため、サクソフォーンの伝統的な外観形状に慣れた
演奏者、聴衆にも違和感を与えることはない。なお、そ
の他の構成および作用は上記実施例のそれと同様であ
る。
<発明の効果> 以上説明してきたように、本発明によれば、複雑なキー
メカニズムを使わなくても、高音部のオクターブバラン
スが正確になる(音程を安定させることができる)とと
もに、演奏者の負担を軽減することができ、更に吹奏感
も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るサクソフォーンを示す
その斜視図、 第2図は第1図に示す内径拡大部の拡大断面図、 第3図は一実施例のオクターブバランスの評価を説明す
るためのグラフ、 第4図は本発明の他の実施例に係るサクソフォーンの斜
視図、 第5図は他の実施例に係る内径拡大部を示す一部拡大断
面図図 第6図はサクソフォーンの運指と音程との関係を示す図
である。 1……サクソフォーン、 11……管体、 12……吹込管、 16……オクターブキー、 17……ハイF#キー、 21……内径拡大部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吹込管に穿設されてオクターブキーにより
    開閉される歌口に近い方の孔と、最高音の音孔との間に
    位置する管体との間に、当該管体の内径よりもその内径
    が大きい内径拡大部を設けたことを特徴とするサクソフ
    ォーン。
JP2102335A 1990-04-18 1990-04-18 サクソフォーン Expired - Fee Related JPH0664456B2 (ja)

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US5208411A (en) 1993-05-04

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