JPH0733271Y2 - 電子管楽器のマウスピ−ス - Google Patents

電子管楽器のマウスピ−ス

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JPH0733271Y2
JPH0733271Y2 JP1987088650U JP8865087U JPH0733271Y2 JP H0733271 Y2 JPH0733271 Y2 JP H0733271Y2 JP 1987088650 U JP1987088650 U JP 1987088650U JP 8865087 U JP8865087 U JP 8865087U JP H0733271 Y2 JPH0733271 Y2 JP H0733271Y2
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JP
Japan
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mouthpiece
wind instrument
electronic wind
mouthpiece body
pressure sensor
Prior art date
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JP1987088650U
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JPS63198096U (ja
Inventor
富 谷脇
実 原田
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電子管楽器のマウスピース、詳しくは息圧セン
サを有する電子管楽器のマウスピースの改良に関する。
(従来の技術) 一般に、電子管楽器は演奏者の押しボタン(キースイッ
チ)の操作により音高を指定し、その呼気の圧力等を息
圧センサにより検出して発音のタイミング、音量を決定
して、電子的に楽音を発生するものである。
このような電子管楽器に用いられるマウスピースとして
は、従来より例えば第2図に示すようなものが知られて
いる。
この図において、1はマウスピース本体を示し、先端が
尖った中空の筒状の部材により形成されている。マウス
ピース本体1は電子管楽器の管体3の先端に装着される
ものであり、この管体3の内部には呼気の圧力、速度等
を検出する息圧センサ(図外)が配設されている。この
息圧センサに呼気を導入するための導入パイプ5は、マ
ウスピース本体1の管体3へのかん入部にシールラバ7
を介して固定されたコア9に取着されている。
すなわち、このコア9はマウスピース本体1の内部空間
であるチャンバ11と管体3の内部空間とを隔絶してお
り、シールラバ7は水滴等が管体3の内部空間(センサ
のスイッチが配設されている)に入らないように密封し
ている。そして、呼気はこのコア9に形成した細孔13か
ら上記導入パイプ5に導入されるものである。15はこの
細孔13の他端開口にコア9と一体に突設したボスであ
る。このボス15にパイプ5の先端がはめ込まれている。
なお、17はリードである。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来の電子管楽器のマウスピ
ースにあっては、導入パイプの先端開口である細孔はマ
ウスピース本体の先端開口(チップオープニング)に対
して同一の方向(呼気の吹き込み方向)に開口していた
ため、演奏者が呼気を吹き込んだ場合、水滴や唾がその
細孔から直接息圧センサの内部スイッチ等に侵入し易
く、このスイッチ等を腐食等損傷するという問題点があ
った。
(問題点を解決するための手段) そこで、本考案は、マウスピース本体と、このマウスピ
ース本体の内部においてその先端が開口し、息圧センサ
に呼気を導入するためにマウスピース本体の内部に設け
られた導入路部材とを備えた電子管楽器のマウスピース
において、該導入路部材を略L字形に屈曲させることに
より、その先端開口を上記マウスピース本体の内壁に向
かって開口させた構成の電子管楽器のマウスピースを提
供することにより、上記問題点を解決することをその目
的としている。
(作用及び効果) 本考案に係る電子管楽器のマウスピースにあっては、息
圧センサに呼気を導入する導入路部材の先端開口をマウ
スピース本体の内壁に向かって開口させたため、通常呼
気に含まれる水滴、唾等の水分が直接導入路部材にその
開口から侵入することは少なくなる。すなわち、呼気に
含まれる水分はマウスピース本体の内壁等に付着するこ
ととなる。その結果、息圧センサのスイッチ部等の金属
部分が腐食等損傷することを未然に防止することができ
る。
また、このとき、マウスピース本体の内部に設けた導入
路部材の一端を屈曲させているため、導入路部材の取付
方向、位置等における制約はない。例えば導入路部材を
呼気の吹き込み方向にも整列させることもできる。すな
わち、マウスピース本体の内部において導入路部材の取
付の自由度が高められているのである。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る電子管楽器のマウスピースの一実
施例を示すその縦断面図である。
この図において、21はマウスピース本体を示している。
23はこのマウスピース本体21がはめ込まれる電子管楽器
の管体を示している。そして、この管体23の内部空間24
には息圧センサ等(図外)が配設されている。
マウスピース本体21は例えば合成樹脂等からなる先端の
尖った筒状の部材で構成され、その先端部には下向きに
開口25が形成されている。そして、この開口25は可とう
性の板材からなるリード27により所定の間隙、すなわち
チップオープニング29が形成されている。このチップオ
ープニング29を介してマウスピース本体21の内部の空間
であるチャンバ31は外部に連通している。
このマウスピース本体21の基端部は上記管体23にかん入
されるように円筒状に形成されており、その内側には袋
状のシールラバ33を挟んでコア35が挿入、固定されてい
る。すなわち、コア35によりチャンバ31と管体23の上記
内部空間24とは隔絶されているのである。
コア35にはこれらのチャンバ31と内部空間24とを連通す
る細孔37が管体23の軸線方向に沿って形成されている。
そして、この細孔37の先端(一端)はシールラバ33のリ
ップ状突出部39に開口している。リップ状突出部39はチ
ャンバ31内に突出して設けられている。
また、このリップ状突出部39にはL字形に屈曲した通路
41が形成され、この通路41の先端開口43は図中上向きに
マウスピース本体21の内壁面に向かって開口するように
形成されている。また、細孔37の他端側は空間24に向か
って突出して形成したボス45により形成されている。こ
のボス45には導入パイプ47の一端部がかん入されてい
る。導入パイプ47は息圧センサに呼気を導入するもので
ある。
従って、これらの導入パイプ47、ボス45を含むコア35、
シールラバ33のリップ状突出部39は、全体として、呼気
を息圧センサに導入するための導入路部材51を構成して
いることとなる。そして、この導入路部材51の先端開口
43は上述のように、チップオープニング29に向かってで
はなく、マウスピース本体21のチャンバ31を画成するそ
の内壁に向かって開口している。
以上説明してきたように、呼気を息圧センサに導入する
場合、この実施例にあっては、チップオープニング29か
らチャンバ31に吹き込まれた演奏者の呼気は、マウスピ
ース本体21の内壁面にぶつかった後そのリップ状突出部
39の開口43から通路41、細孔37を通って、導入パイプ47
から息圧センサに供給されることとなる。
この場合、呼気に含まれる水分はその大部分が上記マウ
スピース本体21の内壁面等に付着するため、上記通路4
1、細孔37、パイプ47内には侵入しない。従って、息圧
センサのスイッチ部分等の金属部品が水分により腐食等
することは防止されることとなる。つまり、楽器として
は耐久性を増すことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る電子管楽器のマウスピースの一実
施例を示すその縦断面図、 第2図は従来の電子管楽器のマウスピースを示す縦断面
図である。 21……マウスピース本体、43……開口、51……導入路部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マウスピース本体と、 このマウスピース本体の内部においてその先端が開口
    し、息圧センサに呼気を導入するためにマウスピース本
    体の内部に設けられた導入路部材とを備えた電子管楽器
    のマウスピースにおいて、 該導入路部材を略L字形に屈曲させることにより、その
    先端開口を上記マウスピース本体の内壁に向かって開口
    させたことを特徴とする電子管楽器のマウスピース。
JP1987088650U 1987-06-08 1987-06-08 電子管楽器のマウスピ−ス Expired - Lifetime JPH0733271Y2 (ja)

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JPS63198096U JPS63198096U (ja) 1988-12-20
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ID=30946934

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51146220A (en) * 1975-04-08 1976-12-15 Cmb Colonia Management Electronic acoustic sound generating method

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51146220A (en) * 1975-04-08 1976-12-15 Cmb Colonia Management Electronic acoustic sound generating method

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JPS63198096U (ja) 1988-12-20

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