JP2956341B2 - 圧電磁器組成物 - Google Patents
圧電磁器組成物Info
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- JP2956341B2 JP2956341B2 JP4039094A JP3909492A JP2956341B2 JP 2956341 B2 JP2956341 B2 JP 2956341B2 JP 4039094 A JP4039094 A JP 4039094A JP 3909492 A JP3909492 A JP 3909492A JP 2956341 B2 JP2956341 B2 JP 2956341B2
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- piezoelectric ceramic
- piezoelectric
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、超音波振動子等の各種
圧電応用部品に使用される圧電磁器組成物に関する。
圧電応用部品に使用される圧電磁器組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ＰｂＴｉＯ3−ＰｂＺｒＯ3系にＭ
ｎＯ2，Ｓｂ2Ｏ3を添加した組成物は圧電磁器として優
れた性能を有していることが知られており、着火装置、
回路用部品、超音波振動子等の各種圧電応用部品に広く
用いられている。
ｎＯ2，Ｓｂ2Ｏ3を添加した組成物は圧電磁器として優
れた性能を有していることが知られており、着火装置、
回路用部品、超音波振動子等の各種圧電応用部品に広く
用いられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、圧電磁器の耐電圧性が悪くて分極処理時
に大きな直流電圧を印加した場合に圧電磁器が破壊する
などし、十分な分極処理を行なうことができないという
問題点を有していた。
来の構成では、圧電磁器の耐電圧性が悪くて分極処理時
に大きな直流電圧を印加した場合に圧電磁器が破壊する
などし、十分な分極処理を行なうことができないという
問題点を有していた。
【０００４】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、耐電圧性が良く十分な分極処理を行なうことができ
る圧電磁器組成物を提供することを目的とする。
で、耐電圧性が良く十分な分極処理を行なうことができ
る圧電磁器組成物を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の圧電磁器組成物は、組成式ＰｂＴｉAＺｒ1 -A
Ｏ3−ＸＭｎＯ2−ＹＳｂ2Ｏ3（ただし、Ａ，Ｘ，Ｙはモ
ル数）においてＡ，Ｘ，Ｙがそれぞれ０．３５≦Ａ≦
０．８０，０．０１≦Ｘ≦０．０３，０．００５≦Ｙ≦
０．０３０の範囲にある組成物１００重量％に対してＡ
ｌ2Ｏ3を０．０５〜１．００重量％添加するという構成
を有している。
に本発明の圧電磁器組成物は、組成式ＰｂＴｉAＺｒ1 -A
Ｏ3−ＸＭｎＯ2−ＹＳｂ2Ｏ3（ただし、Ａ，Ｘ，Ｙはモ
ル数）においてＡ，Ｘ，Ｙがそれぞれ０．３５≦Ａ≦
０．８０，０．０１≦Ｘ≦０．０３，０．００５≦Ｙ≦
０．０３０の範囲にある組成物１００重量％に対してＡ
ｌ2Ｏ3を０．０５〜１．００重量％添加するという構成
を有している。
【０００６】
【作用】この構成により、Ａｌ2Ｏ3を一定量添加するこ
とでＡｌ2Ｏ3が焼結助剤の働きをして圧電磁器の耐電圧
性が改善され、十分な分極処理を行なうことができる。
とでＡｌ2Ｏ3が焼結助剤の働きをして圧電磁器の耐電圧
性が改善され、十分な分極処理を行なうことができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
まず、圧電磁器の組成が（表１）に示す試料No.１〜２
０の組成となるように原材料のＰｂＯ，ＴｉＯ2，Ｚｒ
Ｏ2，ＭｎＯ2，Ｓｂ2Ｏ3，Ａｌ2Ｏ3を秤量、配合し、ボ
ールミルで２０時間混合した。ただし（表１）において
Ａ，Ｘ，ＹはそれぞれＰｂＴｉＯ3，Ｓｂ2Ｏ3，ＭｎＯ2
のモル数を示し、ＺはＡｌ2Ｏ3の添加量を重量％で示し
たものである。次に、この混合して得られたスラリーを
乾燥させた後アルミナ製ルツボに充填して８５０℃で２
時間仮焼し、さらにこの仮焼後の原料をボールミルで２
０時間湿式粉砕した。次に、この仮焼粉を直径２０mm，
厚さ１．５mm，直径３mm，長さ７mmの成形体に加圧成形
し、１１５０℃〜１２００℃の温度で１時間焼成した。
まず、圧電磁器の組成が（表１）に示す試料No.１〜２
０の組成となるように原材料のＰｂＯ，ＴｉＯ2，Ｚｒ
Ｏ2，ＭｎＯ2，Ｓｂ2Ｏ3，Ａｌ2Ｏ3を秤量、配合し、ボ
ールミルで２０時間混合した。ただし（表１）において
Ａ，Ｘ，ＹはそれぞれＰｂＴｉＯ3，Ｓｂ2Ｏ3，ＭｎＯ2
のモル数を示し、ＺはＡｌ2Ｏ3の添加量を重量％で示し
たものである。次に、この混合して得られたスラリーを
乾燥させた後アルミナ製ルツボに充填して８５０℃で２
時間仮焼し、さらにこの仮焼後の原料をボールミルで２
０時間湿式粉砕した。次に、この仮焼粉を直径２０mm，
厚さ１．５mm，直径３mm，長さ７mmの成形体に加圧成形
し、１１５０℃〜１２００℃の温度で１時間焼成した。
【０００８】次に、この焼結体を各々直径１６mm，厚さ
１．０mm，直径２．５mm，長さ５mmにそれぞれ加工した
後電極を形成し、１２０℃のシリコンオイル中で３ＫＶ
／mmの直流電圧を３０分間印加して分極処理を行なっ
た。そして一日経過した後、圧電特性の測定を行なっ
た。誘電率ε33 T／ε0、結合係数Ｋｐの測定には直径１
６mm，厚さ１．０mmの円板試料を、結合係数Ｋ33の測定
には直径２．５mm，長さ５mmの円柱試料をそれぞれ用い
た。（表１）にその測定結果を示す。
１．０mm，直径２．５mm，長さ５mmにそれぞれ加工した
後電極を形成し、１２０℃のシリコンオイル中で３ＫＶ
／mmの直流電圧を３０分間印加して分極処理を行なっ
た。そして一日経過した後、圧電特性の測定を行なっ
た。誘電率ε33 T／ε0、結合係数Ｋｐの測定には直径１
６mm，厚さ１．０mmの円板試料を、結合係数Ｋ33の測定
には直径２．５mm，長さ５mmの円柱試料をそれぞれ用い
た。（表１）にその測定結果を示す。
【０００９】
【表１】
【００１０】（表１）から明らかなように、組成式Ｐｂ
ＴｉAＺｒ1-AＯ3−ＸＳｂ2Ｏ3−ＹＭｎＯ2（ただしＡ，
Ｘ，Ｙはモル数）においてＡ，Ｘ，Ｙがそれぞれ０．３
５≦Ａ≦０．８０，０．０１≦Ｘ≦０．０３，０．００
５≦Ｙ≦０．０３０の範囲にあり、かつこの組成１００
重量％に対してＡｌ2Ｏ3の添加量をＺ重量％としたとき
Ｚが０．０５≦Ｚ≦１．００の範囲にある圧電磁器組成
物は、圧電特性に優れかつ耐電圧性も良好で分極時に破
壊することがない。
ＴｉAＺｒ1-AＯ3−ＸＳｂ2Ｏ3−ＹＭｎＯ2（ただしＡ，
Ｘ，Ｙはモル数）においてＡ，Ｘ，Ｙがそれぞれ０．３
５≦Ａ≦０．８０，０．０１≦Ｘ≦０．０３，０．００
５≦Ｙ≦０．０３０の範囲にあり、かつこの組成１００
重量％に対してＡｌ2Ｏ3の添加量をＺ重量％としたとき
Ｚが０．０５≦Ｚ≦１．００の範囲にある圧電磁器組成
物は、圧電特性に優れかつ耐電圧性も良好で分極時に破
壊することがない。
【００１１】しかし、ＰｂＴｉＯ3は０．３５モル未満
もしくは０．８０モルを超えると圧電特性が低く実用に
ならない。また、Ｓｂ2Ｏ3は０．０１モル未満もしくは
０．０３モルを超えると、またＭｎＯ2は０．００５モ
ル未満もしくは０．０３モルを超えると圧電特性は著し
く低くなる。さらにＡｌ2Ｏ3は０．０５重量％未満では
耐電圧性が悪く、１．００重量％を超えると圧電特性が
低くなる。
もしくは０．８０モルを超えると圧電特性が低く実用に
ならない。また、Ｓｂ2Ｏ3は０．０１モル未満もしくは
０．０３モルを超えると、またＭｎＯ2は０．００５モ
ル未満もしくは０．０３モルを超えると圧電特性は著し
く低くなる。さらにＡｌ2Ｏ3は０．０５重量％未満では
耐電圧性が悪く、１．００重量％を超えると圧電特性が
低くなる。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明は、ＰｂＴｉＯ3−
ＰｂＺｒＯ3−Ｓｂ2Ｏ3−ＭｎＯ2系圧電磁器組成物にＡ
ｌ2Ｏ3を添加することにより、耐電圧性が改善されて十
分な分極処理を行なえるようになり、かつ圧電特性を著
しく向上させた圧電磁器が得られる。
ＰｂＺｒＯ3−Ｓｂ2Ｏ3−ＭｎＯ2系圧電磁器組成物にＡ
ｌ2Ｏ3を添加することにより、耐電圧性が改善されて十
分な分極処理を行なえるようになり、かつ圧電特性を著
しく向上させた圧電磁器が得られる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−96787（ＪＰ，Ａ) 特開 昭54−53296（ＪＰ，Ａ) 特開 昭48−37798（ＪＰ，Ａ) 特公 昭54−32956（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭49−24756（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭48−37197（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭48−37798（ＪＰ，Ｂ１) 特公 昭54−29718（ＪＰ，Ｂ１) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) C04B 35/49
Claims (1)
- 【請求項１】組成の一般式がＰｂＴｉAＺｒ1-AＯ3−Ｘ
Ｓｂ2Ｏ3−ＹＭｎＯ2（ただしＡ，Ｘ，Ｙはモル数）で
表されてＡ，Ｘ，Ｙがそれぞれ０．３５≦Ａ≦０．８
０，０．０１≦Ｘ≦０．０３，０．００５≦Ｙ≦０．０
３０の範囲にある組成物１００重量％に対し、Ａｌ2Ｏ3
を０．０５〜１．００重量％添加してなる圧電磁器組成
物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4039094A JP2956341B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 圧電磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4039094A JP2956341B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 圧電磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05238825A JPH05238825A (ja) | 1993-09-17 |
| JP2956341B2 true JP2956341B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=12543496
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4039094A Expired - Fee Related JP2956341B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 圧電磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2956341B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107382282A (zh) * | 2017-09-20 | 2017-11-24 | 贵州丛源电子科技有限公司 | 一种压电陶瓷及其制备方法 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP4039094A patent/JP2956341B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05238825A (ja) | 1993-09-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070723 Year of fee payment: 8 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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