JP2955719B2 - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
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Description
サポニンb1および/またはサイコサポニンb2と、(A)
アニオン性界面活性剤の一種または二種以上と、アニオ
ン性界面活性剤以外で分子内に窒素原子を有する界面活
性剤の一種もしくは二種以上、(B)アニオン性界面活
性剤の一種または二種以上と、分子内に窒素原子を有さ
ない非イオン性界面活性剤の一種もしくは二種以上、
(C)両性界面活性剤及び半極性界面活性剤の一種また
は二種以上と、分子内に窒素原子を有する非イオン性界
面活性剤の一種または二種以上、(D)分子内に窒素原
子を有する、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、
半極性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤からなる群
から選ばれる一種または二種以上と、分子内に窒素原子
を有さない非イオン性界面活性剤の一種または二種以
上、(E)アミンオキシドとを含有することを特徴と
し、創傷治癒の遅延や、肌荒れ、日光照射による光障害
や加齢に伴う皮膚のしわ、たるみ、あるいはつやの消失
等を防いで、皮膚の老化を防止する効果に優れた皮膚外
用剤に関する。
射による皮下、筋肉内、静脈内への投与、直腸や口腔内
の粘膜への投与等が広く行われ、中でも経口投与が広く
行われてきた。しかしながら経口投与の場合には吸収が
不十分であったり、効果の持続を図るために一時的に必
要以上に高い体内濃度となったり、胃腸障害や食欲不振
等の副作用を引き起こしたりするなどの欠点があった。
また、注射による投与では吸収は速であるが医師等の専
門家が必要であった。
与方法による外用製剤が開発されてきている。
皮吸収性が得られない場合が多く、満足できる状態とは
言いがたい。
外からの異物の侵入を防御するバリヤーとしての生理的
機能を有するものであるため、ただ単に従来外用製剤に
常用されてきた基剤中に薬効成分を配合しただけでは、
充分な経皮吸収性が得られない。
提案されている。例えば、ジメチルスルホキシド、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、メチルデシ
ルスルホキシド等が公知であるが、これらのものは経皮
吸収促進効果、安全性、使用感の点で充分なものとは言
いがたい。
を排除し、サイコサポニンb1、サイコサポニンb2の経皮
吸収促進効果に優れ、かつ安全性及び使用感の点でも満
足できる皮膚外用剤を提供することにある。
イコサポニンb2と、(A)アニオン性界面活性剤の一種
または二種以上と、アニオン性界面活性剤以外で分子内
に窒素原子を有する界面活性剤の一種もしくは二種以
上、(B)アニオン性界面活性剤の一種または二種以上
と、分子内に窒素原子を有さない非イオン性界面活性剤
の一種もしくは二種以上、(C)両性界面活性剤及び半
極性界面活性剤の一種または二種以上と、分子内に窒素
原子を有する非イオン性界面活性剤の一種または二種以
上、(D)分子内に窒素原子を有する、非イオン性界面
活性剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤及びカチオ
ン性界面活性剤からなる群から選ばれる一種または二種
以上と、分子内に窒素原子を有さない非イオン性界面活
性剤の一種または二種以上、(E)アミンオキシドとを
含有することを特徴とする皮膚外用剤である。
サイコサポニンb2のすくなくともどちらかが配合され
る。サイコサポニンb1とサイコサポニンb2は柴胡等の植
物からの抽出物のかたちで用いてもよく、あるいは抽出
されたサイコサポニンからサイコサポニンb1とサイコサ
ポニンb2を分離して用いてもよい。
剤としては、カルボン酸基、スルホン酸基、硫酸エステ
ル基、リン酸エステル基を分子内に一種または二種以上
有するアニオン性界面活性剤が挙げられる。カルボン酸
基を有するものとしては脂肪酸セッケン、エーテルカル
ボン酸及びその塩、アミル酸と脂肪酸の縮合物等のカル
ボン酸塩等を、または、スルホン酸塩を有するものとし
ては、アルキルスルホン酸塩、スルホコハク酸、エステ
ルスルホン酸塩、アルキルアリル及びアルキルナフタレ
ンスルホン酸塩、N−アシルスルホン酸塩、ホルマリン
縮合系スルホン酸塩等を、硫酸エステル基を有するもの
としては、硫酸化油、エステル硫酸塩、アルキル硫酸
塩、エーテル硫酸塩、アルキルアリルエーテル硫酸塩、
アミド硫酸塩等を、リン酸エステル基を有するものとし
ては、アルキルリン酸塩、アミドリン酸塩、エーテルリ
ン酸塩、アルキルアリルエーテルリン酸塩等を挙げるこ
とができる。これらの中から一種または二種以上が任意
に選択される。
に有する界面活性剤としては、窒素原子を分子内に有す
る非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性界面
活性剤、カチオン性界面活性剤等を挙げることができ
る。
ては、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン
脂肪酸アミド、アルカノールアミンのエステル、ポリオ
キシエチレンアルキルアミン等を挙げることができる。
N,N−ジメチル−N−ラウリル−N−カルボキシメチル
アンモニウムベタイン、N,N−ジメチル−N−オレイル
−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン等のカル
ボキシベタイン;2−ラウリル−N−カルボキシエチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニオムベタイン、2−
ラウリル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリン誘導体;N
−ヤシアルキル−β−アミノプロピオン酸ソーダ塩、N
−ヤシアルキル−β−イミノジプロピオン酸−ジ−ソー
ダ塩等のアミノカルボン酸塩;スルホベタイン;アミノ
ベタイン等を挙げることができる。
は、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ステアリルジ
メチルアミンオキサイド、ビル−(2−ヒドロキシエチ
ル)ラウリルアミンオキサイド等のアミンオキサイド等
を挙げることができる。
ては、脂肪酸アミン塩、アルキル四級アンモニウム塩、
芳香族四級アンモニウム塩、ピリジニウム塩、イミダゾ
リウム塩等を挙げることができる。これらの中から一種
または二種以上を任意に選択して使用することができ
る。
外で分子内に窒素原子を有する界面活性剤との割合は、
分子比で好ましくは20:1ないしは1:20、更に好ましくは
10:1ないしは1:10である。
剤としては前記した通りである。
原子を有さない非イオン性界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソス
テアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビ
タンセスキオレエート、ソルビタンモノステアレート、
ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエー
ト、ペンタ−2−エチルヘキシン酸ジグリセロールソル
ビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロール
ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実
油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキ
オレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、
モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポ
リグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレング
リコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、
硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等の
親油性非イオン界面活性剤、ポリオキシエチレン(以
下、POEという)ソルビタンモノオレート、ソルビタン
モノステアレート、POEソルビタンモノオレート、POEソ
ルビタンテトラオレエート等のPOEソルビタン脂肪酸エ
ステル類、POEソルビットモノラウレート、POEソルビッ
トモノオレート、POEソルビットペンタオレエート、POE
ソルビットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸
エステル類、POEグリセリンモノステアレート、POEグリ
セリンモノイソステアレート、POEグリセリントリイソ
ステアレート等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POE
モノオレエート、POEジステアレート、POEモノジオレエ
ート、ジステアリン酸エチレングリコール等のPOE脂肪
酸エステル類、POEラウリルエーテル、POEオレイルエー
テル、POEステアリルエーテル、POEベヘニルエーテル、
POE 2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノール
エーテル等のPOEアルキルエーテル類、POEオクチルフェ
ニルエーテル、POEノニルフェニルエーテル、POEジノニ
ルフエニルエーテル等のPOEアルキルフェニルエーテル
類、プルロニック等のプルロニック型類、POE・POPセチ
ルエーテル、POE・POP 2−デシルテトラデシルエーテ
ル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリ
ン、POE・POPグリセリンエーテル等のPOE・POPアルキル
エーテル類、ジグリセリンモノオレート、ヘキサグリセ
リンステアレート、デカグリセリンモノラウレート等の
グリセロールまたはポリグリセロールの脂肪酸エステ
ル、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエチレンジ
アミン縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE
硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油
トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等
のPOEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツ
ロウ等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、POEプロピレン
グリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、PO
Eノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物糖の親水性非
イオン界面活性剤が挙げられる。
ない非イオン性界面活性剤との割合は、分子比で好まし
くは20:1ないしは1:20、更に好ましくは10:1ないしは1:
10である。
ては、N,N−ジメチル−N−ラウリル−N−カルボキシ
メチルアンモニウムベタイン、N,N−ジメチル−N−オ
レイル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン等
のカルボキシベタイン、2−ラウリル−N−カルボキシ
エチル−−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、2−ラウリル−N−カルボキシルメチル−N−ヒド
ロキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリ
ン誘導体、N−ヤシアルキル−β−アミノプロピオン酸
ソーダ塩、N−ヤシアルキル−β−イミノジプロピオン
酸−ジ−ソーダ塩等のアミノカルボン酸塩、スルホベタ
イン、アミノベタイン等が挙げられる。前記半極性界面
活性剤は、ラウリルジメチルアミンオキサイド、ステア
リルジメチルアミンオキサイド、ビス−(2−ヒドロキ
シエチル)ラウリルアミンオキサイド等のアミンオキサ
イド等を挙げることができる。
性界面活性剤からなる群から選ばれる一種または二種以
上が任意に使用される。
剤としては、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエ
チレン脂肪酸アミド、アルカノールアミンのエステル、
ポリオキシエチレンアルキルアミン等を挙げることがで
き、これらの中から一種または二種以上任意に選択され
る。
窒素原子を有する非イオン性界面活性剤との割合は、好
ましくは分子比で20:1ないし1:20、更に好ましくは10:1
ないしは1:10である。
を有する非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、半極
性界面活性剤及び/またはカチオン性界面活性剤と、前
記した分子内に窒素原子を有さない非イオン性界面活性
剤とを組み合わせて用いる。
剤、両性界面活性剤、半極性界面活性剤及びカチオン性
界面活性剤からなる群から選ばれる一種または二種以上
と、分子内に窒素原子を有さない非イオン性界面活性剤
の一種または二種以上の割合は、好ましくは分子比で2
0:1ないし1:20、好ましくは10:1ないし1:10である。
ては、次のものが挙げられる。
分岐のアルキル基あるいはアルケニル基を表し、R1、
R2、R3のうち少なくとも1個は炭素原子数8以上の直鎖
または分岐のアルキル基あるいはアルケニル基を表
す。) 一般式(I)で表されるアミンオキシドの具体例とし
ては、ジメチルラウリルアミンオキシド、ジメチルミリ
スチルアミンオキシド、ジメチルセチルアミンオキシ
ド、ジメチルステアリルアミンオキシド、ジメチルオレ
イルアミンオキシド、ジメチルベヘニルアミンオキシ
ド、メチルジラウリルアミンオキシドなどが挙げられ
る。
ルキルアミンオキシド (式中Rは炭素原子数8から24の直鎖または分岐のアル
キル基あるいはアルケニル基を表す) (3) 一般式(III)で表されるジメチルアルキルポ
リオキシエチレンアミンオキシド (式中Rは炭素原子数8から24の直鎖または分岐のアル
キル基あるいはアルケニル基を表し、nは1から5の整
数を表す) 上記アミンオキシドのうちの一種または二種以上が用
いられる。
を勘案して、一般的には構成成分を適当な皮膚外用製剤
中、例えばクリーム製剤、軟膏製剤、ゲル製剤、ローシ
ョン製剤、乳剤、粘着テープ等の基剤中に混合して用い
られる。
及びアニオン性界面活性剤以外で分子中に窒素原子を有
する界面活性剤の合計配合量は皮膚外用剤全量中、0.00
1〜10重量%、より好ましくは0.01〜5重量%であり、
サイコサポニンb1、サイコサポニンb2は、0.001〜10重
量%、より好ましくは0.01〜5重量%である。また、ア
ニオン性界面活性剤と、アニオン性界面活性剤以外で分
子内に窒素原子を有する界面活性剤との割合は前述した
割合、すなわち分子比で20:1ないしは1:20、好ましくは
10:1ないしは1:10の割合が、そのまま適用される。
活性剤及び分子内に窒素原子を有さない非イオン性界面
活性剤の合計配合量は皮膚外用剤全量中、0.001〜10重
量%、より好ましくは0.01〜5重量%であり、サイコサ
ポニンb1、サイコサポニンb2は0.001〜10重量%、より
好ましくは0.01〜5重量%である。
有さない非イオン性界面活性剤との割合は前述した割
合、すなわち分子比で20:1ないしは1:20、好ましくは1
0:1ないしは1:10の割合が、そのまま適用される。
及び半極性界面活性剤と分子内に窒素原子を有する非イ
オン性界面活性剤の合計配合量は皮膚外用剤全量中、0.
001〜10重量%、より好ましくは0.01〜5重量%であ
り、サイコサポニンb1、サイコサポニンb2は、0.001〜1
0重量%、より好ましくは0.01〜5重量%である。ま
た、両性界面活性剤及び半極性界面活性剤と分子内に窒
素原子を有する非イオン界面活性剤との割合は前述した
割合、すなわち分子比で20:1ないしは1:20、好ましくは
10:1ないしは1:10の割合が、そのまま適用される。
子を有する非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、半
極性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤からなる群か
ら選ばれる一種または二種以上と、分子内に窒素原子を
有さない非イオン性界面活性剤の一種または二種以上と
の合計配合量は皮膚外用剤全量中0.001〜10重量%、よ
り好ましくは0.01〜5重量%であり、サイコサポニン
b1、サイコサポニンb2は0.001〜10重量%、より好まし
くは0.01〜5重量%である。また、分子内に窒素原子を
有する非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、半極性
界面活性剤及びカチオン性界面活性剤からなる群から選
ばれる一種または二種以上と、分子内に窒素原子を有さ
ない非イオン性界面活性剤の一種または二種以上との割
合は前述した割合、すなわち分子比で20:1ないしは1:2
0、好ましくは10:1ないしは1:10の割合が、そのまま適
用される。
の配合量は皮膚外用剤全量中、0.0001〜10重量%、より
好ましくは0.01〜5重量%である。サイコサポニンb1、
サイコサポニンb2の配合量は0.001〜10重量%であり、
より好ましくは0.01〜5重量%である。
一般的に医薬品、医薬部外品、化粧料等の配合される成
分を配合することができる。それらの成分としては多価
アルコール、油分、ワックス、酸、アルカリ、カチオン
界面活性剤、ノニオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤、両性界面活性剤、粉末、顔料、染料、防腐防ばい
剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、キレート剤、水溶性高
分子、モンモリロナイト、アルコール、溶媒、香料等が
挙げられる。
ール等の多価アルコール、流動パラフィン、スクワラ
ン、高級脂肪酸、高級アルコール等の油分、クエン酸、
乳酸などの有機酸類、苛性ソーダ、トリエタノールアミ
ン等のアルカリ類、高級アルキル硫酸エステル塩、高級
アルキルエーテル硫酸エステル塩、高級脂肪酸アミドス
ルホン酸塩、高級アルキルスルホコハク酸塩、アルキル
ベンゼンスルホン酸塩、アシルグルタミン酸塩、高級ア
ルキルリン酸塩等のアニオン等のアニオン性界面活性
剤、高級アルキル四級アンモニウム塩、脂肪族アミン
塩、アルキルピリジニウム塩等のカチオン性界面活性
剤、カルボキシベタイン、スルホベタイン、イミダゾリ
ン誘導体等の両性界面活性剤、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、ソル
ビタン脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド、ポ
リグリセリン脂肪酸エステル等を挙げることができる。
ニンb2の経皮吸収促進効果に優れ、かつ安全性、使用感
触にも優れ、創傷治癒の遅延や、肌荒れ、日光照射によ
る光障害や加齢に伴う皮膚のしわ、たるみ、あるいはつ
やの消失等を防いで、皮膚の老化を防止する効果に優れ
た皮膚外用剤である。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
量%」を表す。
め、ヘアレスマウスの摘出皮膚を用いた、in vitro拡散
セルによる薬剤透過性試験を行った。拡散セル装置は拡
散面積2cm2の垂直膜型二室セルを用いた。10〜15週齢の
雄性ヘアレスマウスの背部の皮膚全層を摘出し、拡散セ
ルに装着した。薬物試料側セル室に実施例1−1〜1−
8の薬物試料を2ml、レセプター側セル室にリン酸緩衝
生理食塩水(pH7.2)を2ml入れ、両相を穏やかに攪拌し
ながらセル全体を恒温槽中で32℃に保った。24時間後に
レセプター液をサンプリングし、高速液体クロマトグラ
フィーによりレセプター側に透過してきた薬剤量を定量
した。結果は薬剤透過率(%)として表した。上記の結
果を表−1、表−2に示す。
混合し試料とした。
について試験を行った。
係る実施例1−1〜1−8の被験物質(経皮吸収促進
剤)は薬剤の皮膚透過促進効果に著しく優れたものであ
ることがわかる。
スト用絆創膏(径1.6cm)に、以下に示す実施例2〜
4、比較例2〜3各100μを貼付した。絆創膏の上に
スポンジを置き、更にゴムの薄膜で被覆し、絆創膏を密
着するようにした。塗布後、直ちにプラスチック製の密
封容器中に入れ、空気を送り、呼気排泄される炭酸ガス
をモノエタノールアミンの50%メタノール溶液に吸収さ
せた。
創膏中の活性を測定した。次いで、塗布部をセロハンテ
ープで8回ストリッピングを行い、セロテープに接着し
た角層中の活性を測定した。その後、動物は屠殺し塗布
部の皮膚を剥離し、皮膚中の活性を測定した。残った全
身は0.5N水酸化ナトリウム水溶液30gを加えて、ブレン
ダーにてホモジネートとし、この一定量を採取し、活性
を測定した。また、所要時間までに排泄された糞、及び
尿は回収し、活性を測定した。
の和をもって体内経皮吸収量とした。
し、よく攪拌溶解し試料とした。
攪拌溶解して試料とした。
エーテル 1.6 (4) 精製水 残余 〔製法〕 (2)、(3)を(4)に溶解した後、(1)を添加
し、よく攪拌溶解し試料とした。
シメチルアンモニウムベタイン 0.3 (8) グリセリンモノ脂肪酸エステル 1.5 (9) 防腐剤 適量 (10) 粘土鉱物(ベントナイト) 6.0 (11) 精製水 残余 〔製法〕 (5)に(1)、(4)、(8)、(9)を添加、加
温し、溶解混合する。これを組成物(A)とする。
(2)、(3)を添加混合する。これを組成物(B)と
する。
添加し、予備乳化した後、ホモミキサーで乳化する。
しておいたものに攪拌しながら加え、冷却しクリームを
得た。
ル)硬化ヒマシ油 1.5 (5) ドデシル硫酸ナトリウム 0.5 (6) ドデシルリン酸ナトリウム 0.6 (7) ソジウムラウリルイソチオネート 0.2 (8) ドデシルジメチルアミンオキシド 1.14 (9) ラウリン酸ジエタノールアミド 0.2 (10) ジイソプロパノールアミン 0.35 (11) 精製水 残余 〔製法〕 (5)、(6)、(7)、(8)、(9)を(11)に
溶解した後、(3)をよく分散する。これを(2)に
(1)、(4)を添加溶解したものに加え、よく混合す
る。更に、この混合物に(10)を添加し、よく攪拌混合
しゲルを得た。
化ヒマシ油 1.5 (5) ラウリルジメチルアミンオキシド 0.6 (6) P.O.E.(15モル)オレイルアミン 0.8 (7) N,N−ジメチル−N−ラウリル−N−スルフォ
メチルアンモニウムベタイン 1.0 (8) ラウリン酸ジエタノールアミド 0.35 (9) ジイソプロパノールアミン 0.35 (10) 精製水 残余 〔製法〕 (5)、(6)、(7)、(8)を(10)に溶解した
後、(3)をよく分散する。これを、(2)に(1)、
(4)を添加溶解したものに加え、よく混合する。更
に、この混合物に(9)を添加し、よく攪拌混合したゲ
ルを得た。
温し、溶融混合する。これを組成物(A)とする、(1
1)の一部に(6)、(7)を加え溶解し、更に
(2)、(3)を添加混合する、これを組成物(B)と
する。組成物(B)を攪拌しながら、組成物(A)を徐
々に添加し、予備乳化した後、ホモミキサーで乳化す
る。
しておいたものに攪拌しながら加え、冷却しクリームを
得た。
油 1.5 (5) ドデシル硫酸ナトリウム 0.7 (6) モノラウリルリン酸ナトリウム 0.6 (7) ソジウムラウリルイソチオネート 0.7 (8) POEソルビタンモノステアレート 2.3 (9) ショ糖脂肪酸エステル 1.5 (10) ジイソプロパノールアミン 0.35 (11) 精製水 残余 〔製法〕 (5)、(6)、(7)、(8)、(9)を(11)に
溶解した後、(3)をよく分散する。これを、(2)に
(1)、(4)を添加溶解したものに加え、よく混合す
る。更に、この混合物に(10)を添加し、よく攪拌混合
しゲルを得た。
添加、加温し、溶解混合する。これを組成物(A)とす
る。(12)の一部に(7)、(8)を加え溶解し、更に
(3)、(4)を添加混合する。これを組成物(B)と
する。組成物(B)を攪拌しながら、組成物(A)を徐
々に添加し、予備乳化した後、ホモミキサーで乳化す
る。
しておいたものに攪拌しながら加え、冷却しクリームを
得た。
油 1.5 (6) ラウリン酸ジエタノールアミド 1.5 (7) ラウリルジメチルアミンオキシド 1.0 (8) ラウリルベタイン 0.5 (9) POEソルビタンモノステアレート 1.14 (10) ショ糖脂肪酸エステル 0.2 (11) ジイソプロパノールアミン 0.35 (12) 精製水 残余 〔製法〕 (6)、(7)、(8)、(9)、(10)を(12)に
溶解した後、(4)をよく分散する。これを、(3)に
(1)、(2)、(5)を添加溶解したものに加え、よ
く混合する。更に、この混合物に(11)を添加し、よく
攪拌混合しゲルを得た。
Claims (5)
- 【請求項1】次式: で表されるサイコサポニンb1(R=β−OH)および/ま
たはサイコサポニンb2(R=α−OH)とアニオン性界面
活性剤の一種または二種以上と、アニオン性界面活性剤
以外で分子内に窒素原子を有する界面活性剤の一種もし
くは二種以上とを含有することを特徴とする皮膚外用
剤。 - 【請求項2】次式: で表されるサイコサポニンb1(R=β−OH)および/ま
たはサイコサポニンb2(R=α−OH)とアニオン性界面
活性剤の一種または二種以上と、分子内に窒素原子を有
さない非イオン性界面活性剤の一種もしくは二種以上と
を含有することを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項3】次式: で表されるサイコサポニンb1(R=β−OH)および/ま
たはサイコサポニンb2(R=α−OH)と両性界面活性剤
及び半極性界面活性剤の一種または二種以上と、分子内
に窒素原子を有する非イオン性界面活性剤の一種または
二種以上とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項4】次式: で表されるサイコサポニンb1(R=β−OH)および/ま
たはサイコサポニンb2(R=α−OH)と分子内に窒素原
子を有する、非イオン性界面活性剤、両性界面活性剤、
半極性界面活性剤及びカチオン性界面活性剤からなる群
から選ばれる一種または二種以上と、分子内に窒素原子
を有さない非イオン性界面活性剤の一種または二種以上
とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。 - 【請求項5】次式: で表されるサイコサポニンb1(R=β−OH)および/ま
たはサイコサポニンb2(R=α−OH)とアミンオキシド
とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2134631A JP2955719B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2134631A JP2955719B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 皮膚外用剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0429917A JPH0429917A (ja) | 1992-01-31 |
JP2955719B2 true JP2955719B2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=15132890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2134631A Expired - Lifetime JP2955719B2 (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 皮膚外用剤 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2955719B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20000069310A (ko) * | 1997-10-07 | 2000-11-25 | 겜마 아키라 | 세포외 매트릭스의 생산 촉진제 |
AU2003242238A1 (en) | 2002-06-18 | 2003-12-31 | Pola Chemical Industries Inc. | Antifungal medicinal compositions |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP2134631A patent/JP2955719B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0429917A (ja) | 1992-01-31 |
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