JP2955038B2 - Pwm波形発生回路 - Google Patents

Pwm波形発生回路

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JP2955038B2
JP2955038B2 JP6067491A JP6067491A JP2955038B2 JP 2955038 B2 JP2955038 B2 JP 2955038B2 JP 6067491 A JP6067491 A JP 6067491A JP 6067491 A JP6067491 A JP 6067491A JP 2955038 B2 JP2955038 B2 JP 2955038B2
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和宏 松岡
忠吉 向井
裕 荻野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機を制御する
インバータ装置等に用いられるサイン波データに応じた
デューティのパルスを発生するPWM波形発生回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のPWM波形発生回路は、オペアン
プを用いて三角波を発生させ、設定データ電圧(例えば
サイン波形)とをアナログコンパレータでレベル比較し
てPWM波形を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アナログ回路で構成し
た場合、三角波がオペアンプの特性によるオーバーシュ
ート等でずれる場合があり、パルス発生のタイミングや
パルス幅の不揃いが発生するという問題があった。また
デジタルで構成した場合、三角波データのアップダウン
切り替え時のタイミングのずれや、デジタルコンパレー
タ内部等のタイミングのずれにより誤データを出力する
場合があり、正規のPWM波形が得られなかった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは正規のPWM波形を得
ることができるPWM波形発生回路を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
PWM化基本クロックをカウントするカウンタと、この
カウンタのカウントデータと該カウントデータの反転デ
ータとを取り込みセレクタ信号により取り込んだデータ
を三角波データとして選択出力するマルチプレクサと、
入力するサイン波データを第1のラッチ信号の入力時に
ラッチする第1のデータラッチ回路と、該1のデータラ
ッチ回路のラッチ出力を第2のラッチ信号の入力時にラ
ッチする第2のデータラッチ回路と、カウンタのキャリ
ーアウトの発生のタイミングでマルチプレクサにセレク
タ信号を与えて出力される三角波データを切り換えると
ともにセレクタ信号を第2のラッチ信号として第2のデ
ータラッチ回路に与える信号発生手段と、第2のデータ
ラッチ回路でラッチされ出力されるサイン波データとマ
ルチプレクサから出力される三角波データとを比較する
デジタルコンパレータと、PWM化基本クロックをクロ
ックとしてデジタルコンパレータの比較出力をラッチす
るラッチ手段とを備えたことを特徴とする
【0006】請求項2記載の発明は、PWM化基本クロ
ックをカウントするカウンタと、このカウンタのカウン
トデータと該カウントデータの反転データとを取り込み
セレクタ信号により取り込んだデータを三角波データと
して選択出力するマルチプレクサと、入力するサイン波
データを第1のラッチ信号の入力時にラッチする第1の
データラッチ回路と、該1のデータラッチ回路のラッチ
出力を第2のラッチ信号の入力時にラッチする第2のデ
ータラッチ回路と、第2のデータラッチ回路のラッチ出
力の論理積をとるアンドゲートと、カウンタのキャリー
アウトの発生のタイミングでマルチプレクサにセレクタ
信号を与えて出力される三角波データを切り換えるとと
もにセレクタ信号を第2のラッチ信号として第2のデー
タラッチ回路に与える信号発生手段と、第2のデータラ
ッチ回路でラッチされ出力されるサイン波データとマル
チプレクサから出力される三角波データとを比較するデ
ジタルコンパレータと、デジタルコンパレータの比較出
力とアンドゲートの出力との論理和を取るオアーゲート
と、PWM化基本クロックをクロックとしてオアゲート
の出力をラッチするラッチ手段とを備えたことを特徴と
する。請求項3記載の発明は、PWM化基本クロックを
カウントするカウンタと、このカウンタのカウントデー
タと該カウントデータの反転データとを取り込みセレク
タ信号により取り込んだデータを三角波データとして選
択出力するマルチプレクサと、入力するサイン波データ
を第1のラッチ信号の入力時にラッチする第1のデータ
ラッチ回路と、該1のデータラッチ回路のラッチ出力を
第2のラッチ信号の入力時にラッチする第2のデータラ
ッチ回路と、第2のデータラッチ回路のラッチ出力の論
理積をとるアンドゲートと、カウンタのキャリーアウト
の発生のタイミングでマルチプレクサにセレクタ信号を
与えて出力される三角波データを切り換える信号発生手
段と、信号発生手段の上記セレクタ信号をクロックと
し、第1のラッチ信号に対応して第1のラッチ信号の立
ち上がる前から第1のラッチ信号の立ち下がってから一
定時間経過するまでの一定幅の信号がラッチ禁止の信号
として与えられ、このラッチ禁止の信号が入力していな
い時に信号発生手段のセレクタ信号が発生すると第2の
ラッチ信号を第2のデータラッチ回路に与え、ラッチ禁
止の信号が入力している期間に信号発生手段のセレクタ
信号が発生した 場合荷第2のラッチ信号を出力しない信
号出力手段と、第2のデータラッチ回路でラッチされ出
力されるサイン波データとマルチプレクサから出力され
る三角波データとを比較するデジタルコンパレータと、
デジタルコンパレータの比較出力とアンドゲートの出力
との論理和を取るオアーゲートと、PWM化基本クロッ
クをクロックとしてオアゲートの出力をラッチするラッ
チ手段とを備えたことを特徴とする
【0007】
【作用】而して請求項1記載の発明によれば、PWM化
基本クロックをカウントするカウンタと、このカウンタ
のカウントデータと該カウントデータの反転データとを
取り込みセレクタ信号により取り込んだデータを三角波
データとして選択出力するマルチプレクサと、入力する
サイン波データを第1のラッチ信号の入力時にラッチす
る第1のデータラッチ回路と、該1のデータラッチ回路
のラッチ出力を第2のラッチ信号の入力時にラッチする
第2のデータラッチ回路と、カウンタのキャリーアウト
の発生のタイミングでマルチプレクサにセレクタ信号を
与えて出力される三角波データを切り換えるとともにセ
レクタ信号を第2のラッチ信号として第2のデータラッ
チ回路に与える信号発生手段と、第2のデータラッチ回
路でラッチされ出力されるサイン波データとマルチプレ
クサから出力される三角波データとを比較するデジタル
コンパレータと、PWM化基本クロックをクロックとし
てデジタルコンパレータの比較出力をラッチするラッチ
手段とを備えたものであるから、三角波データのピーク
点における不正波形やデジタルコンパレータの変換遅れ
等による誤データによるPWM化基本クロックの幅以下
の異常波形を除去した形のPWM波形をラッチ手段から
得ることができる。
【0008】また請求項2記載の発明によれば、PWM
化基本クロックをカウントするカウンタと、このカウン
タのカウントデータと該カウントデータの反転データと
を取り込みセレクタ信号により取り込んだデータを三角
波データとして選択出力するマルチプレクサと、入力す
るサイン波データを第1のラッチ信号の入力時にラッチ
する第1のデータラッチ回路と、該1のデータラッチ回
路のラッチ出力を第2のラッチ信号の入力時にラッチす
る第2のデータラッチ回路と、第2のデータラッチ回路
のラッチ出力の論理積をとるアンドゲートと、カウンタ
のキャリーアウトの発生のタイミングでマルチプレクサ
にセレクタ信号を与えて出力される三角波データを切り
換えるとともにセレクタ信号を第2のラッチ信号として
第2のデータラッチ回路に与える信号発生手段と、第2
のデータラッチ回路でラッチされ出力されるサイン波デ
ータとマルチプレクサから出力される三角波データとを
比較するデジタルコンパレータと、デジタルコンパレー
タの比較出力とアンドゲートの出力との論理和を取るオ
アーゲートと、PWM化基本クロックをクロックとして
オアゲートの出力をラッチするラッチ手段とを備えたの
で、三角波データのピーク点における不正波形やデジタ
ルコンパレータの変換遅れ等による誤データによるPW
M化基本クロックの幅以下の異常波形を除去した形のP
WM波形をラッチ手段から得ることができる上に、サイ
ン波データの最大データの場合には”H”とすることが
でき、従ってサイン波データの最小データの場合に”
L”となることと併せてPWM波形出力に不均衡は生じ
ない。
【0009】更に請求項3記載の発明によれば、PWM
化基本クロックをカウントするカウンタと、このカウン
タのカウントデータと該カウントデータの反転データと
を取り込みセレクタ信号により取り込んだデータを三角
波データとして選択出力するマルチプレクサと、入力す
るサイン波データを第1のラッチ信号の入力時にラッチ
する第1のデータラッチ回路と、該1のデータラッチ回
路のラッチ出力を第2のラッチ信号の入力時にラッチす
る第2のデータラッチ回路と、第2のデータラッチ回路
のラッチ出力の論理積をとるアンドゲートと、カウンタ
のキャリーアウトの発生のタイミングでマルチプレクサ
にセレクタ信号を与えて出力される三角波データを切り
換える信号発生手段と、信号発生手段の上記セレクタ信
号をクロックとし、第1のラッチ信号に対応して第1の
ラッチ信号の立ち上がる前から第1のラッチ信号の立ち
下がってから一定時間経過するまでの一定幅の信号がラ
ッチ禁止の信号として与えられ、このラッチ禁止の信号
が入力していない時に信号発生手段のセレクタ信号が発
生すると第2のラッチ信号を第2のデータラッチ回路に
与え、ラッチ禁止の信号が入力している期間に信号発生
手段のセレクタ信号が発生した場合荷第2のラッチ信号
を出力しない信号出力手段と、第2のデータラッチ回路
でラッチされ出力されるサイン波データとマルチプレク
サから出力される三角波データとを比較するデジタルコ
ンパレータと、デジタルコンパレータの比較出力とアン
ドゲートの出力との論理和を取るオアーゲートと、PW
M化基本クロックをクロックとしてオアゲートの出力を
ラッチするラッチ手段とを備えたので、三角波データの
ピーク点における不正波形やデジタルコンパレータの変
換遅れ等による誤データによるPWM化基本クロックの
幅以下の異常波形を除去した形のPWM波形をラッチ手
段から得ることができる上に、ノイズ等によりサイン波
データの入力が遅れても第1のデータラッチ回路のラッ
チが遅れて、ラッチ途中のデータが、第2のデータラッ
チ回路にラッチされるようなことがなく、誤ったPWM
波形出力の発生を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。 (実施例1) 本実施例は、請求項1記載の発明にかかる実施例であっ
て、図1に示すようにPWM信号を作成するための三角
波のキャリア周波数を決めることになるPWM化基本ク
ロックCKをカウントするカウンタ1と、このカウンタ
1のカウントデータをバッファ2並びにノットゲート3
を夫々通じて取り込むマルチプレクサ4と、上記カウン
のキャリーアウトをクロックとし、反転Q出力をD
端子に接続するD型フリップフロップ5と、サイン波デ
ータをデータバスDBを通じて取り込んで第1のラッチ
信号L1 でラッチする第1のデータラッチ回路6と、こ
のデータラッチ回路6のラッチ出力を、上記D型フリッ
プフロップ5のQ出力を切り替え用の第2のラッチ信号
2 とする第2のデータラッチ回路7と、この上記D型
フリップフロップ5のQ出力をセレクト信号とする上記
マルチプレクサ4からの出力される三角波データAを取
り込むとともに、デークラッチ回路7から出力されるサ
イン披データBを取り込んで両者を比較するデジタルコ
ンパレータ8と、このデジタルコンパレータ8の出力を
D端子に取り込み、上記PWM化基本クロックCKをク
ロックとしてラッチするD型フリップフロップからなる
ラッチ回路9とを備えたものであり、ラッチ回路9のQ
出力をPWM波形出力とする。上記D型フリップフロッ
プ5が信号発生手段を構成する。
【0011】図2は本実施例の動作を説明するためのタ
イミングチャートを示しており、図2(a)は、三角波
期待値を示す。而してデジタルコンパレータ8は図2
(c)に示す三角波データAと、図2(d)に示すサイ
ン波データBとを比較して、A<Bの場合には、図2
(e)に示す出力を発生する。ここで三角波データAの
アップダウン切り替え時のタイミングのずれや、デジタ
ルコンパレータ8内部等のタイミングのずれにより、図
2(e)に示すようにPWM化基本クロックの幅より狭
い幅の”L”又は”H”の信号が含まれることになり、
このような信号をそのままPWM信号として使用する場
合には誤データとなってしまうが、本実施例では、図2
(b)に示すPWM化基本クロックCKの立ち上がりで
デジタルコンパレータ8の出力をラッチすることにより
これらのPWM化基本クロックの幅より狭い幅の”L”
又は”H”の信号を除去した、図2(f)に示すラッチ
出力を得、このラッチ出力をPWM出力波形とすること
により、正しいPWM信号を得ることができる。
【0012】つまりデジタルコンパレータ8の出力を、
PWM化基本クロックCKと同期させたラッチ回路9に
取り込むことにより、三角波データのピーク点での不正
波形及びデジタルコンパレータ8の変換遅れによる誤デ
ータの出力を除去することができ、内部の信号のタイミ
ングのずれが最終出力に影響を与えることがなく、その
ため不正パルスの発生を防ぐことができるのである。
【0013】(実施例2)上記実施例1回路では、デジ
タルコンパレータ8がA<Bの比較を行うから、サイン
波データBが最小(”00”)である場合、図3(a)
に示す三角波に対して、PWM波形出力は図3(b)に
示すように全て”L”である。逆にサイン波データBが
最大(”FF”)時には図3(c)に示す三角波に対し
て、三角波データAが”FF”時のみPWM出力が図3
(d)に示すように”L”となってしまう。
【0014】一方デジタルコンパレータ8がA≦Bの比
較を行うと、サイン波データBが最小(”00”)時に
は図4(a)に示す三角波に対してPWM波形出力は図
4(b)に示すように全て”L”とならず、三角波デー
タAが”00”時に”H”のパルスが出る。サイン波デ
ータBが最大(”FF”)の場合には図4(c)に示す
三角波に対して図4(d)に示すようにPWM波形出力
は全て”H”となる。
【0015】このように図1の回路だけでは、サイン波
データBの最大と、最小においてPWM波形出力に不均
衝が生じるという問題点がある。これは例えばインバー
タ装置に用いた場合、デッドタイムを作成する関係上、
最大、最小時にパルスが出ることになる。そして例えば
ブリッジ接続しているスイッチング素子の内直列接続し
ている一対のスイッチング素子には一方スイッチング素
子にはパルス幅が狭くなったが信号が、他方のスイッチ
ン素子にはパルス幅が拡大した信号が送られるため、両
者のオン期間がアンバランスとなり、負荷電流の最大と
最小(正側と負側)に大きな不均衝が生じる。
【0016】請求項2記載の発明に対応する本実施例回
路はこの点を改善するためのもので、図5に示すように
サイン波データBをアンドゲート10に取り込んでその
論理積演算を行うとともに、論理積値とデジタルコンパ
レータ8の出力との論理和演算をオアゲート11によっ
て行って、このオアゲート11出力をラッチ回路9のD
端子に入力するようになっている。
【0017】而してデジタルコンパレータ8でA<Bの
比較を行う場合、上述したようにサイン波データBが最
小(”00”)である場合、PWM波形出力は全て”
L”となり、逆にサイン波データBが最大(”FF”)
となった場合、アンドゲート10の出力が”H”となる
ため、オアゲート11の出力が”H”となり、結果PW
M波形出力は全て”H”となる。
【0018】従って本実施例では、サイン波データBの
最大と最小において、PWM波形出力に不均衡が生じな
い。このためインバータ装置に本実施例を用いた場合、
上述のような負荷電流の最大と最小に不均衡が生じな
い。 (実施例3)ところで上記実施例1、2のデータラッチ
回路6、7のラッチタイミングは図6に示すようになっ
ており、定常時においては図6(b)に示すようにデー
タバスDBのサイン波データが変化すると、その変化時
点から一定時間後に図6(c)に示すようにラッチ信号
1がデータラッチ回路6に与えられ、このラッチ信号
1に対応してデータラッチ回路6はデータバスDBの
データをラッチする。このラッチにより図6(d)に示
すデータラッチ回路6の出力が変わり、図6(a)に示
すPWM基本クロックCKをカウントするカウンタ1の
キャリーアウトをクロックとするD型フリップフロップ
5のQ出力が図6(e)のように立ち上がると、このQ
出力をラッチ信号L2としてデータラッチ回路7は、デ
ータラッチ回路6の出力をラッチし、ラッチ出力、つま
りサイン波データBを図6(f)に示すように切り替え
るようになっている。
【0019】ところがノイズ等により図7(b)に示す
ようにデータバスDBのサイン波データの入力が遅れ、
図7(c)に示すラッチ信号L1でデータラッチ回路6
が図7(d)に示すようにラッチ出力の切り替えを行っ
ている途中で、ラッチ信号L 2が図7(e)に示すよう
に立ち上がると、データラッチ回路7はデータラッチ回
路6の出力の変化途中のデータをラッチすることにな
り、結果データラッチ回路7のラッチ出力である図7
(f)に示すサイン波データBは異常データとなる。尚
図7(a)はPWM基本クロックCKを示す。
【0020】請求項3記載の発明に対応する本実施例回
路は、図8に示すようにD型フリップフロップ5のQ出
力、つまり実施例1、2ではラッチ信号L2として用い
ていた信号をクロックとするD型フリップフロップ12
を備え、このD型フリップフロップ12のQ出力をデー
タラッチ回路7のラッチ信号L2’としている。このD
型フリップフロップ12はD端子に”L”のラッチイネ
ーブル信号LEをノットインバータ13を介して取り込
むとともに、ノットインバータ13の出力の反転出力を
リセット信号としてR端子に取り込むようになってい
る。
【0021】而して本実施例は、定常時においては図9
(b)に示すようにデータバスDBのサイン波データが
変化すると、その変化時点から一定時間後に図9(c)
に示すようにラッチ信号L1がデータラッチ回路6に与
えられ、このラッチ信号L1に対応してデータラッチ回
路6はデータバスDBのデータをラッチし、図9(e)
に示すようにラッチ出力を切り替える。このラッチ出力
の切り替えに当たって、サイン波データの入力期間中、
データラッチ回路7のラッチ出力の切り替えを禁止する
ためのラッチイネーブル信号LEを図9(d)に示すよ
うにノットインバータ13を介してD型フリップフロッ
プ12のD端子に”L”に入力する。このためラッチイ
ネーブル信号LEの立ち上がりに応じてD型フリップフ
ロップ12がリセットされて、そのQ出力、つまりラッ
チ信号L2’は図9(f)に示すように”L”になる。
【0022】次にラッチイネーブル信号LEの入力が無
くなった後、D型フリップフロップ5のQ出力が立ち上
がると、この立ち上がりに対応してラッチ信号L2’が
立ち上がり、データラッチ回路7はデータラッチ回路6
のラッチ出力をラッチして図9(g)に示すようにラッ
チ出力を切り替える。ところがノイズ等により図10
(b)に示すようにデータバスDBのサイン波データの
入力が遅れて図10(c)に示すようにラッチ信号L1
でデータラッチ回路6がデータラッチを行い、そのラッ
チ出力を図10(e)に示すように変化させている最中
に、D型フリップフロップ5のQ出力が立ち上がって
も、サイン波データの入力期間中、図10(d)に示す
ようにラッチイネーブル信号LEの反転出力がD型フリ
ップフロップ12のD型端子に入っているため、ラッチ
信号L2’が図10(f)に示すように立ち上がらず、
従って図10(g)に示すようにデータラッチ回路7の
ラッチ出力は変化しない。つまり異常データが出力され
ることがないのである。
【0023】尚図9(a),図10(a)は、PWM基
本クロックを示す。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、PWM化基本ク
ロックをカウントするカウンタと、このカウンタのカウ
ントデータと該カウントデータの反転データとを取り込
みセレクタ信号により取り込んだデータを三角波データ
として選択出力するマルチプレクサと、入力するサイン
波データを第1のラッチ信号の入力時にラッチする第1
のデータラッチ回路と、該1のデータラッチ回路のラッ
チ出力を第2のラッチ信号の入力時にラッチする第2の
データラッチ回路と、カウンタのキャリーアウトの発生
のタイミングでマルチプレクサにセレクタ信号を与えて
出力される三角波データを切り換えるとともにセレクタ
信号を第2のラッチ信号として第2のデータラッチ回路
に与える信号発生手段と、第2のデータラッチ回路でラ
ッチされ出力されるサイン波データとマルチプレクサか
ら出力される三角波データとを比較するデジタルコンパ
レータと、PWM化基本クロックをクロックとしてデジ
タルコンパレータの比較出力をラッチするラッチ手段と
を備えたものであるから、三角波データのピーク点にお
ける不正波形やデジタルコンパレータの変換遅れ等によ
る誤データによるPWM化基本クロックの幅以下の異常
波形を除去した形のPWM波形をラッチ手段から得るこ
とができるという効果がある。
【0025】また請求項2記載の発明は、PWM化基本
クロックをカウントするカウンタと、このカウンタのカ
ウントデータと該カウントデータの反転データとを取り
込みセレクタ信号により取り込んだデータを三角波デー
タとして選択出力するマルチプレクサと、入力するサイ
ン波データを第1のラッチ信号の入力時にラッチする第
1のデータラッチ回路と、該1のデータラッチ回路のラ
ッチ出力を第2のラッチ信号の入力時にラッチする第2
のデータラッチ回路と、第2のデータラッチ回路のラッ
チ出力の論理積をとるアンドゲートと、カウンタのキャ
リーアウトの発生のタイミングでマルチプレクサにセレ
クタ信号を与えて出力される三角波データを切り換える
とともにセレクタ信号を第2のラッチ信号として第2の
データラッチ回路に与える信号発生手段と、第2のデー
タラッチ回路でラッチされ出力されるサイン波データと
マルチプレクサから出力される三角波データとを比較す
るデジタルコンパレータと、デジタルコンパレータの比
較出力とアンドゲートの出力との論理和を取るオアーゲ
ートと、PWM化基本クロックをクロックとしてオアゲ
ートの出力をラッチするラッチ手段とを備えたので、三
角波データのピーク点における不正波形やデジタルコン
パレータの変換遅れ等による誤データによるPWM化基
本クロックの幅以下の異常波形を除去した形のPWM波
形をラッチ手段から得ることができる上に、サイン波デ
ータの最大データの場合には”H”とすることができ、
従ってサイン波データの最小データの場合に”L”とな
ることと併せてPWM波形出力に不均衡は生じないとい
う効果がある。
【0026】更に請求項3記載の発明は、PWM化基本
クロックをカウントするカウンタと、このカウンタのカ
ウントデータと該カウントデータの反転データとを取り
込みセレクタ信号により取り込んだデータを三角波デー
タとして選択出力するマルチプレクサと、入力するサイ
ン波データを第1のラッチ信号の入力時にラッチする第
1のデータラッチ回路と、該1のデータラッチ回路のラ
ッチ出力を第2のラッチ信号の入力時にラッチする第2
のデータラッチ回路と、第2のデータラッチ回路のラッ
チ出力の論理積をとるアンドゲートと、カウンタのキャ
リーアウトの発生のタイミングでマルチプレクサにセレ
クタ信号を与えて出力される三角波データを切り換える
信号発生手段と、信号発生手段の上記セレクタ信号をク
ロックとし、第1のラッチ信号に対応して第1のラッチ
信号の立ち上がる前から第1のラッチ信号の立ち下がっ
てから一定時間経過するまでの一定幅の信号がラッチ禁
止の信号として与えられ、このラッチ禁止の信号が入力
していない時に信号発生手段のセレクタ信号が発生する
と第2のラッチ信号を第2のデータラッチ回路に与え、
ラッチ禁止の信号が入力している期間に信号発生手段の
セレクタ信号が発生した場合荷第2のラッチ信号を出力
しない信号出力手段と、第2のデータラッチ回路でラッ
チされ出力されるサイン波データとマルチプレクサから
出力される三角波データとを比較するデジタルコンパレ
ータと、デジタルコンパレータの比較出力とアンドゲー
トの出力との論理和を取るオアーゲートと、PWM化基
本クロックをクロックとしてオアゲートの出力をラッチ
するラッチ手段とを備えたので、三角波データのピーク
点における不正波形やデジタルコンパレータの変換遅れ
等による誤データによるPWM化基本クロックの幅以下
の異常波形を除去した形のPWM波形をラッチ手段から
得ることができる上に、ノイズ等によりサイン波データ
の入力が遅れても第1のデータラッチ回路のラッチが遅
れて、ラッチ途中のデータが、第2のデータラッチ回路
にラッチされるようなことがなく、誤ったPWM波形出
力の発生を防止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す回路ブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施例1の動作説明用タイミングチャ
ートである。
【図3】本発明の実施例2の前提となる回路動作説明用
タイミングチャートである。
【図4】本発明の実施例2の前提となる別の回路動作説
明用タイミングチャートである。
【図5】本発明の実施例2を示す回路ブロック図であ
る。
【図6】本発明の実施例3の前提となる回路の定常時の
動作説明用タイミングチャートである。
【図7】本発明の実施例3の前提となる回路の異常時の
動作説明用タイミングチャートである。
【図8】本発明の実施例3を示す回路ブロック図であ
る。
【図9】本発明の実施例3の定常時の動作説明用タイミ
ングチャートである。
【図10】本発明の実施例3の異常時の動作説明用タイ
ミングチャートである。
【符号の説明】
1 カウンタ 2 バッファ 3 ノットゲート 4 マルチプレクサ 5 D型フリップフロップ 6 データラッチ回路 7 データラッチ回路 8 デジタルコンパレータ 9 ラッチ回路 A 三角波データ B サイン波データ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PWM化基本クロックをカウントするカウ
    ンタと、このカウンタのカウントデータと該カウントデ
    ータの反転データとを取り込みセレクタ信号により取り
    込んだデータを三角波データとして選択出力するマルチ
    プレクサと、入力するサイン波データを第1のラッチ信
    号の入力時にラッチする第1のデータラッチ回路と、該
    1のデータラッチ回路のラッチ出力を第2のラッチ信号
    の入力時にラッチする第2のデータラッチ回路と、カウ
    ンタのキャリーアウトの発生のタイミングでマルチプレ
    クサにセレクタ信号を与えて出力される三角波データを
    切り換えるとともにセレクタ信号を第2のラッチ信号と
    して第2のデータラッチ回路に与える信号発生手段と、
    第2のデータラッチ回路でラッチされ出力されるサイン
    波データとマルチプレクサから出力される三角波データ
    とを比較するデジタルコンパレータと、PWM化基本ク
    ロックをクロックとしてデジタルコンパレータの比較出
    力をラッチするラッチ手段とを備えたことを特徴とする
    PWM波形発生回路。
  2. 【請求項2】PWM化基本クロックをカウントするカウ
    ンタと、このカウンタのカウントデータと該カウントデ
    ータの反転データとを取り込みセレクタ信号により取り
    込んだデータを三角波データとして選択出力するマルチ
    プレクサと、入力するサイン波データを第1のラッチ信
    号の入力時にラッチする第1のデータラッチ回路と、該
    1のデータラッチ回路のラッチ出力を第2のラッチ信号
    の入力時にラッチする第2のデータラッチ回路と、第2
    のデータラッチ回路のラッチ出力の論理積をとるアンド
    ゲートと、カウンタのキャリーアウトの発生のタイミン
    グでマルチプレクサにセレクタ信号を与えて出力される
    三角波データを切り換えるとともにセレクタ信号を第2
    のラッチ信号として第2のデータラッチ回路に与える信
    号発生手段と、第2のデータラッチ回路でラッチされ出
    力されるサイン波データとマルチプレクサから出力され
    る三角波データとを比較するデジタルコンパレータと、
    デジタルコンパレータの比較出力とアンドゲートの出力
    との論理和を取るオアーゲートと、PWM化基本クロッ
    クをクロックとしてオアゲートの出力をラッチするラッ
    チ手段とを備えたことを特徴とするPWM波形発生回
    路。
  3. 【請求項3】PWM化基本クロックをカウントするカウ
    ンタと、このカウンタの カウントデータと該カウントデ
    ータの反転データとを取り込みセレクタ信号により取り
    込んだデータを三角波データとして選択出力するマルチ
    プレクサと、入力するサイン波データを第1のラッチ信
    号の入力時にラッチする第1のデータラッチ回路と、該
    1のデータラッチ回路のラッチ出力を第2のラッチ信号
    の入力時にラッチする第2のデータラッチ回路と、第2
    のデータラッチ回路のラッチ出力の論理積をとるアンド
    ゲートと、カウンタのキャリーアウトの発生のタイミン
    グでマルチプレクサにセレクタ信号を与えて出力される
    三角波データを切り換える信号発生手段と、信号発生手
    段の上記セレクタ信号をクロックとし、第1のラッチ信
    号に対応して第1のラッチ信号の立ち上がる前から第1
    のラッチ信号の立ち下がってから一定時間経過するまで
    の一定幅の信号がラッチ禁止の信号として与えられ、こ
    のラッチ禁止の信号が入力していない時に信号発生手段
    のセレクタ信号が発生すると第2のラッチ信号を第2の
    データラッチ回路に与え、ラッチ禁止の信号が入力して
    いる期間に信号発生手段のセレクタ信号が発生した場合
    荷第2のラッチ信号を出力しない信号出力手段と、第2
    のデータラッチ回路でラッチされ出力されるサイン波デ
    ータとマルチプレクサから出力される三角波データとを
    比較するデジタルコンパレータと、デジタルコンパレー
    タの比較出力とアンドゲートの出力との論理和を取るオ
    アーゲートと、PWM化基本クロックをクロックとして
    オアゲートの出力をラッチするラッチ手段とを備えたこ
    とを特徴とするPWM波形発生回路。
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