JPH05103473A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH05103473A
JPH05103473A JP3256177A JP25617791A JPH05103473A JP H05103473 A JPH05103473 A JP H05103473A JP 3256177 A JP3256177 A JP 3256177A JP 25617791 A JP25617791 A JP 25617791A JP H05103473 A JPH05103473 A JP H05103473A
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JP
Japan
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signal
command
dead time
delay time
pulse
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Application number
JP3256177A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Hirose
達也 廣瀬
Hiroshi Mochikawa
宏 餅川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 出力電圧検出信号が発生しなくなった場合に
もスイッチング素子にオン指令あるいはオフ指令を供給
できるデッドタイム補償機能を有するインバータ装置を
提供する。 【構成】 PWM指令信号にデッドタイム補償信号を付
加することによってインバータ出力電圧に生じる誤差を
補償する機能を有するインバータ装置において、PWM
指令信号の遅れ時間を計測する遅れ時間計時手段21
と、遅れ時間を記憶する遅れ時間記憶手段23,24
と、インバータ出力電圧のオフ或いはオンを遅らせる時
間を演算する遅延時間演算手段25と、デッドタイム補
償信号のオフ指令或いはオン指令を遅らせるパルス信号
を出力する遅延手段21と、上記パルス信号をカウント
するパルスカウント手段26,27と、上記パルス信号
に基づいて新たにニューデッドタイム補償信号を生成す
るデッドタイム補償信号生成手段22と、パルス信号の
出力状態を基に、ニューデッドタイム補償信号と上記P
WM指令信号のいずれかに切り替える出力信号切り替え
手段30を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ装置に係
り、特にデッドタイム補償機能を有するインバータ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】PWMインバータに使用されるスイッチ
ング素子にはベースにオフ信号が与えられてからしばら
くオン状態を持続するストレージタイムが存在するの
で、インバータ主回路のアーム短絡を避けるために短絡
防止時間、いわゆるデッドタイムをPWM指令信号に付
加している。この結果インバータ出力電圧に誤差が生
じ、出力電圧が歪むうえにトルクにも変動が発生する。
デッドタイムによって生じる出力電圧の誤差を補償する
ような電圧型インバータ装置の概略的構成を図4に示
す。
【0003】図4に示すように、デッドタイム補償回路
1u,1v,1wはPWM指令信号発生回路2とデッド
タイム回路3u,3v,3wの間に設置され、PWM指
令信号u* ,v* ,w* と電圧検出回路4によって検出
されるインバータ出力電圧の検出信号Vu ,Vv ,Vw
に基づいてデッドタイム補償回路出力信号uo* ,vo
* ,wo* を生成し、デッドタイム回路3u,3v,3
wに出力する。デッドタイム回路3u,3v,3wでは
uo* ,vo* ,wo* にデッドタイムを付加し、スイ
ッチング素子に5u,5x,5y,5w,5zのベース
信号とする。次に、図5に最近試みられているインバー
タ装置におけるデッドタイム補償回路のブロック図を示
す。図5は、U相分であり、V相,W相とも構成ならび
に動作は同様である。
【0004】プリセッタブルアップダウンカウンタ11
は、PWM指令信号u* 、出力電圧検出信号Vu 、クロ
ック信号fCKを入力とし、カウント値が上限値に達する
とCY1端子からキャリーパルスAを、0になるとCY
2端子からキャリーパルスBを出力し、DATA端子か
らはPWMオン(またはオフ)指令が発生してから実際
に出力電圧がオン(またはオフ)するまでの遅れ時間に
相当するカウント値を出力する。また、PWM指令発生
のタイミングでデータセット端子SETにデッドタイム
補償出力を遅らせるカウント値が入力される。
【0005】ラッチ回路12は、キャリーパルスAによ
りデッドタイム補償出力uo* をオン指令とし、キャリ
ーパルスBによりデッドタイム補償出力uo* をオフ指
令とする。オン遅れ時間記憶回路13は、前回のPWM
オン指令に対する出力電圧のオン遅れ時間をカウント値
として記憶し、オフ遅れ時間記憶回路14は、前回のP
WMオフ指令に対する出力電圧のオフ遅れ時間をカウン
ト値として記憶している。
【0006】カウント開始データ生成回路15は、オン
遅れ時間記憶回路13またはオフ遅れ時間記憶回路14
が記憶している前回の出力電圧のオン(オフ)遅れ時間
とプリセッタブルカウンタ11が出力する今回の出力電
圧オン(オフ)遅れ時間から次のPWMオフ(オン)指
令に対して出力電圧のオフ(オン)を遅らせる時間を演
算し、カウントデータとしてプリセッタブルアップダウ
ンカウンタ11に出力する。
【0007】図6は図4に示した電流Iu が正方向の場
合の従来デッドタイム補償回路の動作タイミングチャー
トである。時刻A´でデッドタイム補償出力がオン指令
となったとすると出力電圧は時刻A´からデッドタイム
d 遅れた時刻A”でオンとなる。プリセッタブルアッ
プダウンカウンタ11は時刻A”でカウントアップを停
止し、カウント値NA"はTdを計測していることにな
る。
【0008】次に、時刻BでPWMオフ指令が発生する
と、カウント開始データ生成回路15により生成された
カウント値NB からプリセッタブルアップダウンカウン
タ11はカウントダウンを開始する。なお、この場合は
A"とNB は等しい。プリセッタブルアップダウンカウ
ンタ11はカウント値が0となった時刻B´でキャリー
パルスBを発生し、デッドタイム補償出力がオフ指令と
なる。カウント値NBはTd に相当するので、時刻B´
は時刻BからTd 遅れることになる。
【0009】そして、出力電圧は時刻B´から更にスト
レージタイムTs 遅れた時刻B”でオフとなり、カウン
ト値NB"はTS を計測している。次に、時刻CでPWM
オン指令が発生すると、カウント開始データ生成回路1
5により生成されたカウント値NC からプリセッタブル
アップダウンカウンタ11はカウントアップを開始す
る。なお、この場合はNB"とNC は等しい。
【0010】プリセッタブルアップダウンカウンタ11
はカウント値が上限値NL となった時刻C´でキャリー
パルスAを発生し、デッドタイム補償出力がオン指令と
なる。カウント値NB"はTS に相当するので、時刻C´
は時刻CからTs 遅れることになる。そして、出力電圧
は時刻C´から更にTd 遅れた時刻C”でオフとなる。
【0011】こうしてPWMオフ指令に対して出力電圧
のオフは(Td +Ts )遅れ、PWMオン指令に対して
出力電圧のオンも(Ts +Td )遅れるので、インバー
タ出力にはPWM指令信号が(Td +Ts )遅れた形の
電圧が発生する。この結果出力電流は歪まず、トルクの
変動も抑制される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
構成のものでは、インバータ出力電圧の検出信号が不測
の事態によって発生しなくなった場合以下に示す不具合
が生じる。その不具合について、図7を用いて説明す
る。
【0013】図7は従来のデッドタイム補償回路の動作
タイミングを示したものである。たとえば時刻Aにおい
て、出力電圧検出信号が発生しなくなったとすると、プ
リセッタブルアップダウンカウンタ11は、PWM指令
のオン指令が発生する度にカウントアップを開始し、オ
フ指令が発生したらカウントを停止するという動作を繰
り返す。
【0014】通常はキャリーパルスAとキャリーパルス
Bが交互に出力されてデッドタイム補償出力がオン指令
またはオフ指令となるが、出力電圧検出信号が発生しな
くなった後はキャリーパルスAが出力されるのみで、補
償出力はオン指令のままとなる。この結果、Uアームの
スイッチング素子がオンし続け、スイッチングを行なわ
なくなってしまうという不具合がある。
【0015】そこで、本発明は、上記問題点を鑑みて成
されたもので、出力電圧検出信号が発生しなくなった場
合にもスイッチング素子にオン指令あるいはオフ指令を
供給できるデッドタイム補償機能を有するインバータ装
置を提供するにある。 [発明の構成]
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、PWM指令信号にデッドタイム補償信号
を付加することによってインバータ出力電圧に生じる誤
差を補償する機能を有するインバータ装置において、P
WM指令信号のオン指令或いはオフ指令が発生してから
実際にインバータ出力電圧がオン或いはオフするまでの
遅れ時間を計測する遅れ時間計時手段と、この遅れ時間
計時手段にて計時された遅れ時間を記憶する遅れ時間記
憶手段と、この遅れ時間記憶手段に記憶しておいた前回
の遅れ時間と今回の遅れ時間から次のPWM信号のオフ
指令或いはオン指令に対してインバータ出力電圧のオフ
或いはオンを遅らせる時間を演算する遅延時間演算手段
と、この遅延時間演算手段にて演算された時間だけイン
バータ出力電圧のオフ或いはオンが遅れるように上記デ
ッドタイム補償記号のオフ指令或いはオン指令を遅らせ
るパルス信号を出力する遅延手段と、上記デッドタイム
補償信号をオフ指令或いはオン指令にする上記パルス信
号をカウントするパルスカウント手段と、上記パルス信
号に基づいて新たにニューデッドタイム補償信号を生成
するデッドタイム補償信号生成手段と、デッドタイム補
償信号をオフ指令或いはオン指令にするパルス信号の出
力状態を基に、上記デッドタイム補償信号を上記デッド
タイム補償信号生成手段からのニューデッドタイム補償
信号と上記PWM指令信号のいずれかに切り替える出力
信号切り替え手段を備えたインバータ装置に特徴を有す
る。
【0017】
【作用】本発明のインバータ装置によれば、遅れ時間計
時手段はPWM指令のオン(オフ)指令が発生してから
インバータ出力電圧がオン(オフ)するまでの遅れ時間
を計測し、遅延時間演算手段は遅れ時間記憶手段に記憶
されている前回のオン(オフ)遅れ時間と今回のオン
(オフ)遅れ時間から次のPWMオフ(オン)指令に対
してインバータ出力電圧のオフ(オン)を遅らせる時間
を演算する。遅延手段は遅延時間演算手段で演算された
結果に基づいてデッドタイム補償信号のオフ(オン)指
令とするパルス信号を出力する。
【0018】いまインバータ出力電圧を検出する信号が
正常に送られてこなくなった場合には、デッドタイム補
償信号をオン指令にするパルス信号のみ、あるいはオフ
指令にするパルス信号のみが連続して出力されるので、
これをパルスカウント手段がカウントする。パルスカウ
ント手段はある決められた回数カウントしたら出力信号
切り替え手段に信号を送り、PWM指令信号がデッドタ
イム補償信号として出力される。この結果、インバータ
出力電圧の検出信号が正常に送られてこなくなった場合
にも、スイッチング素子にはオン指令またはオフ指令が
与えられ、スイッチングが行われないといった不具合が
なくなる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図面によって
説明する。本発明が適用される電圧型インバータ装置の
概略的構成は図4と同様である。図1はU相分であり、
V相,W相とも構成は同様である。
【0020】図1に示すように、オン遅れ時間計時手段
かつオフ遅れ時間計時手段たるプリセッタブルアップダ
ウンカウンタ21はPWM指令信号u* 、出力電圧検出
信号Vu 、クロック信号fCKを入力として、カウント値
が上限値に達したら出力端子CY1からキャリーパルス
Aを、カウント値が0になったら出力端子CY2からキ
ャリーパルスBを出力し、DATA端子からはPWMオ
ン(またはオフ)指令が発生してから実際に出力電圧が
オン(またはオフ)するまでの遅れ時間に相当するカウ
ント値を出力する。
【0021】また、PWM指令発生のタイミングでデー
タセット端子SETにデッドタイム補償出力を遅らせる
カウント量が入力される。デッドタイム補償信号生成手
段たるラッチ回路22は、キャリーパルスAによりニュ
ーデッドタイム補償信号uc* をオン指令とし、キャリ
ーパルスBによりニューデッドタイム補償信号uc*
オフ指令とする。
【0022】オン遅れ時間記憶手段たる記憶回路23
は、前回のPWMオン指令に対する出力電圧のオン遅れ
時間をカウント値として記憶し、オフ遅れ時間記憶手段
たる記憶回路24は、前回のPWMオフ指令に対する出
力電圧のオフ遅れ時間をカウント値として記憶してい
る。
【0023】遅延時間演算手段たるカウント開始データ
生成回路25は、オン遅れ時間記憶回路23が記憶して
いる前回の出力電圧のオン遅れ時間とプリセッタブルカ
ウンタ21が出力する今回の出力電圧オン遅れ時間から
次のPWMオフ指令に対して出力電圧のオフを遅らせる
時間を演算し、また、オフ遅れ時間記憶回路24が記憶
している前回の出力電圧のオフ遅れ時間とプリセッタブ
ルカウンタ21が出力する今回の出力電圧オフ遅れ時間
から次のPWMオン指令に対して出力電圧のオンを遅ら
せる時間を演算し、カウントデータとしてオン遅延手段
かつオフ遅延手段たるプリセッタブルアップダウンカウ
ンタ21に出力する。
【0024】パルスカウント手段たるパルスカウンタ2
6は、クロック端子CKからキャリーパルスAが、リセ
ット端子RSからキャリーパルスBが入力され、キャリ
ーパルスAをカウントする一方、キャリーパルスBによ
ってリセットされ、カウント値が3となったら出力端子
Qを「L」レベルにする。
【0025】パルスカウント手段たるパルスカウンタ2
7はクロック端子CKからキャリーパルスBが、リセッ
ト端子RSからキャリーパルスAが入力され、キャリー
パルスBをカウントする一方、キャリーパルスAによっ
てリセットされ、カウント値が3となったら出力端子Q
を「L」レベルにする。AND回路28は、パルスカウ
ンタ26およびパルスカウンタ27のいずれかの出力が
「L」レベルとなったら、出力信号ABNを「L」レベ
ルにする。
【0026】スイッチ29は、信号ABNが「L」レベ
ルの時にはSI側に切り替わり、PWM指令信号u*
デッドタイム補償信号uo* として出力し、信号ABN
が「H」レベルの時にはS2側に切り替わり、ニューデ
ッドタイム補償信号uc* をデッドタイム補償信号uo
* として出力し、AND回路28とともに出力信号切り
替え手段30を構成する。次に、本実施例の作用につい
て図2を参照しながら説明する。
【0027】図2は図4に示した電流Iu が正方向の場
合の本デッドタイム補償回路の動作タイミングチャート
である。出力電圧検出信号に異常がない場合の動作は従
来例と同様である。
【0028】図2に示すように、いま時刻Aで出力電圧
検出信号に異常が生じ、「L」レベルになったとする
と、時刻A以後はニューデッドタイム補償信号uc*
オン指令のままでキャリーパルスBは発生しなくなり、
キャリーパルスAのみが発生することになる。
【0029】パルスカウンタ26はキャリーパルスAを
カウントし、キャリーパルスBでリセットされるため、
通常はパルスカウンタ26のカウント値は1→0→1→
0→1→0・・・・のように1と0を繰り返す。ところ
が、この場合はキャリーパルスAだけしか発生しないの
で、パルスカウンタ26のカウント値は1→2→3・・
・・と増えてゆくパルスカウンタ26は、カウント値が
3となったら「L」レベルの信号を出力することから、
キャリーパルスAが3回連続して発生した時刻BでAN
D回路28の一方の入力端子が「L」レベルとなり、こ
れにより、信号ABNが「L」レベルとなる。
【0030】そして、スイッチ29はSI側に切り替わ
り、PWM指令信号u* をデッドタイム補償信号とす
る。この結果、スイッチング素子のベースにはPWM指
令信号u* にデッドタイムが付加された信号が加わるた
め、図2に示すように、出力電圧検出信号に異常が発生
した後にもスイッチングが行われる。
【0031】また、出力電圧検出信号に異常が発生し、
「H」レベルとなった場合はキャリーパルスBのみが発
生するようになり、パルスカウンタ27の出力が「L」
レベルとなることでデッドタイム補償信号がPWM指令
信号に切り替わる。
【0032】このような本実施例によれば、デッドタイ
ム補償信号をPWM指令信号u* あるいはニューデッド
タイム補償信号uc* に切り替えるスイッチ29を備
え、スイッチ29はデッドタイム補償信号uo* をオン
指令またはオフ指令にするキャリーパルスのカウント量
によって切り替わるようにしたので、出力電圧検出信号
に異常が起こり、どちらかのキャリーパルスしか発生し
なくなって、デッドタイム補償信号uo* がオン指令ま
たはオフ指令のままとなっても、デッドタイム補償出力
信号uo* をPWM指令信号u* とすることにより、ス
イッチング素子をスイッチングさせることができる。
【0033】なお、上記実施例においては、パルスカウ
ンタ26あるいはパルスカウンタ27のカウント値が3
となったときに「L」レベルの信号を出力するようにし
たが、このカウント値は3に限るものではなく2以上で
あれば良い。次に、本発明の第2の実施例を図面を用い
て説明する。図3は、本発明の第2の実施例を示し、以
下第1の実施例と異なる部分について説明する。
【0034】即ち、キャリーパルスAはパルスカウント
手段たるアップダウンパルスカウンタ31のカウントア
ップ用クロック端子UCK、キャリーパルスBは上記ア
ップダウンパルスカウンタ31のカウントダウン用クロ
ック端子DCKに入力され、アップダウンパルスカウン
タ31はキャリーパルスAが入力されたらカウントアッ
プ、キャリーパルスBが入力されたらカウントダウンす
る。また、アップダウンパルスカウンタ31はカウント
値がN(Nは整数)からカウントを開始し、カウント値
がN+3となったら出力端子Q1から「L」レベルの信
号を出力し、カウント値がN−3となったら出力端子Q
2から「L」レベルの信号を出力するようになってい
る。
【0035】このような構成によれば、出力電圧検出信
号に異常が生じて「L」レベルのままとなり、キャリー
パルスAしか発生しなくなった場合、アップダウンパル
スカウンタ31のカウント値がN+3となった時点で信
号ABNが「L」レベルとなる。以下、第1の実施例と
略同様にして動作することにより、同様の作用効果が得
られる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
デッドタイム補償信号をオン(オフ)指令とするパルス
信号が複数回連続して発生したら、PWM指令信号をデ
ッドタイム補償信号とするようにしたので、出力電圧検
出信号に異常が起こり、デッドタイム補償信号がオン
(オフ)指令のままでも主回路のスイッチング素子がス
イッチングを行うという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す概要ブロック図
【図2】本発明の第1の実施例における動作タイミング
を示す作用説明図
【図3】本発明の第2の実施例を示す概要ブロック図
【図4】従来ならびに本発明の一実施例のデッドタイム
補償機能を有する電圧型インバータ装置の概略的構成図
【図5】従来のデッドタイム補償回路を示す概要ブロッ
ク図
【図6】従来例における動作タイミングを示す作用説明
【図7】従来例の不具合状態を示す図
【符号の説明】
21…プリセッタブルアップダウンカウンタ(遅れ時間
計時手段かつ遅延手段)、 22…ラッチ回路(デッドタイム補償回路信号生成手
段)、 23…オン遅れ時間記憶回路(遅れ時間記憶手段)、 24…オフ遅れ時間記憶回路(遅れ時間記憶手段)、 25…カウント開始データ生成回路(遅延時間演算手
段)、 26…パルスカウンタ(パルスカウント手段)、 27…パルスカウンタ(パルスカウント手段)、 28…AND回路、 29…スイッチ、 30…出力信
号切り替え手段、 31…アップダウンパルスカウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PWM指令信号にデッドタイム補償信号
    を付加することによってインバータ出力電圧に生じる誤
    差を補償する機能を有するインバータ装置において、前
    記PWM指令信号のオン指令或いはオフ指令が発生して
    から実際にインバータ出力電圧がオン或いはオフするま
    での遅れ時間を計測する遅れ時間計時手段と、この遅れ
    時間計時手段にて計時された遅れ時間を記憶する遅れ時
    間記憶手段と、この遅れ時間記憶手段に記憶しておいた
    前回の遅れ時間と今回の遅れ時間から次のPWM信号の
    オフ指令或いはオン指令に対してインバータ出力電圧の
    オフ或いはオンを遅らせる時間を演算する遅延時間演算
    手段と、この遅延時間演算手段にて演算された時間だけ
    インバータ出力電圧のオフ或いはオンが遅れるように前
    記デッドタイム補償信号のオフ指令或いはオン指令を遅
    らせるパルス信号を出力する遅延手段と、前記デッドタ
    イム補償信号をオフ指令或いはオン指令にする前記パル
    ス信号をカウントするパルスカウント手段と、前記パル
    ス信号に基づいて新たにニューデッドタイム補償信号を
    生成するデッドタイム補償信号生成手段と、デッドタイ
    ム補償信号をオフ指令或いはオン指令にするパルス信号
    の出力状態を基に、前記デッドタイム補償信号を前記デ
    ッドタイム補償信号生成手段からのニューデッドタイム
    補償信号と前記PWM指令信号のいずれかに切り替える
    出力信号切り替え手段とを具備したことを特徴とするイ
    ンバータ装置。
JP3256177A 1991-10-03 1991-10-03 インバータ装置 Pending JPH05103473A (ja)

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