JP2954730B2 - ボイラにおける伝熱面の汚れ検出装置 - Google Patents

ボイラにおける伝熱面の汚れ検出装置

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JP2954730B2 JP8618491A JP8618491A JP2954730B2 JP 2954730 B2 JP2954730 B2 JP 2954730B2 JP 8618491 A JP8618491 A JP 8618491A JP 8618491 A JP8618491 A JP 8618491A JP 2954730 B2 JP2954730 B2 JP 2954730B2
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忠男 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボイラにおける伝熱面の
汚れ検出装置に係り、特にボイラ缶体に付着するススや
スケール等の汚れを検出するためのボイラにおける伝熱
面の汚れ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボイラ缶体(伝熱面)に付着する
ススやスケール(缶石)等の汚れを判別するためには、
ボイラの運転を停止し、ボイラ缶内の水を全て捨て、ボ
イラ缶内を目視にてスケールの付着状態をチェックした
り、又、バーナ等を取り外して燃焼室等を同様に目視に
よりススの付着状態をチェックしたりしていた。
【0003】また、スケール付着検出のためにボイラ缶
体に温度センサ(熱電対等)を取付けて、缶体の過熱に
よりスケールの付着度合を判定するという方法も採用さ
れていたが、ボイラ缶体自体に温度センサを取付けるこ
とが難しく、又、取付けてもセンサ自体の熱劣化等によ
り断線したり、温度センサが缶体から外れたりして誤信
号を出力する場合があり、依然として、目視による検査
が併用されている。しかし、目視の場合はボイラ運転を
停止させなければならず、この場合、生産ライン等を停
止しなければならず、特に、24時間連続運転の場合
は、なかなか点検することが出来なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、ススが付着
した場合も、スケールが付着した場合も、いずれもボイ
ラ缶水への伝熱が阻害されるため、結果としてボイラ排
ガス温度が上昇する。この排ガス温度の上昇は、従来か
らアラームとして取り入れられていたが、この時、スス
付着なのか、スケール付着なのか判別が付かないという
問題点があった。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、ボイラの運転を停止すること
なく、ススやスケール等の汚れのボイラ伝熱面への付着
を検出するとともに、これらの汚れがスス付着なのかス
ケール付着なのかを判別することができるボイラにおけ
る伝熱面の汚れ検出装置を提供することにある。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため
、本発明は、燃焼装置と、燃焼ガスの煙道とを備えた
ボイラにおいて、前記煙道に排煙の濃度を検出する排煙
濃度センサと、前記煙道内の排ガスの温度を測定する排
ガス温度センサと、前記排煙濃度センサからの濃度信号
を積算し、この積算値が予め設定した設定値を越え、前
記排ガス温度センサからの温度信号が予め設定した設定
値を越えた場合に、伝熱面にススが付着したことを現わ
すスス付着信号を出力し、前記温度信号が前記設定値を
越え、前記濃度信号の積算値が設定値以下の場合に、伝
熱面にスケールが付着したことを現すスケール付着信号
を出力する演算制御装置とを備えたことを特徴とするも
のである。ここで、排煙の濃度とは、排煙中のスス濃度
を云う。
【0008】
【0009】
【作用】 本発明によれば、煙道内に設けられた排煙濃度
センサからの濃度信号と、排ガス温度センサからの温度
信号とを演算制御装置に入力し、この演算制御装置によ
り前記濃度信号を積算し、この積算値が予め設定した設
定値を越え、かつ前記温度信号が予め設定した設定値を
越えた場合に、スス付着信号を出力し、前記温度信号が
設定値を越え、前記濃度信号の積算値が設定値以下の場
合に、スケール付着信号を出力することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係るボイラにおける伝熱面の
汚れ検出装置の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】ボイラ1の中心部には、燃焼室2が形成さ
れ、この燃焼室2の端部はボイラ排ガス煙道3に連通さ
れている。前記燃焼室2内にはバーナ4が配設されてお
り、このバーナ4にはバルブ5を介して燃料が供給され
るようになっている。
【0012】また、煙道3には排煙濃度センサ6及び排
ガス温度センサ7が取付けられており、これら排煙濃度
センサ6及び排ガス温度センサ7は演算制御装置8に接
続されている。演算制御装置8は排ガス温度設定器9と
積算濃度設定器10とを備えいる。
【0013】次に、前述のように構成されたボイラにお
ける伝熱面の汚れ検出装置の動作を説明する。
【0014】ボイラ1の運転が開始されると、排煙濃度
センサ6は排煙の濃度を検知し、濃度信号SVを出力
し、この濃度信号SVは演算制御装置8に入力される。
濃度信号SVは演算制御装置8により最初のボイラ運転
時から時間で積分し、積算して行く。ボイラ1を運転し
て行けば、ススの付着度合としてこの濃度の積算値を用
いることができる。そして、ボイラ伝熱面の伝熱が悪く
なり、排ガス温度が上昇し、排ガス温度センサ7からの
温度信号STが排ガス温度設定器9により予め設定した
設定値になり、しかも、前記濃度信号SVの積算値が積
算濃度設定器10により予め設定した設定値を越えてい
た場合、スス付着による伝熱特性悪化によって演算制御
装置8がスス付着信号SACを出力する。
【0015】一方、排ガス温度センサ7からの温度信号
Tが前記設定値になっても、濃度信号SVの積算値が所
定値を越えていない場合、スス付着ではなく、他の伝熱
特性悪化の要因、つまりスケール付着と判断できるた
め、演算制御装置8はスケール付着信号SASを出力す
る。
【0016】前記積算濃度の設定値は、ボイラの缶体の
缶壁温度、ボイラの構造、燃焼ガスのガス流速等により
異なるため、そのボイラの特性に合わせて設定する。ま
た、排ガス温度の設定値は、ボイラ缶体にスス、スケー
ルがない状態での排ガス温度より高目にセットするが、
およそ20〜50℃位に設定するのが普通である。
【0017】前記排煙濃度の積算値は、上の例では、時
間積分で加算しているが、燃料流量と濃度の積、又は、
排ガス流量と濃度の積を用いれば、より精度が上昇する
のは自明のことである。
【0018】また、煙道3に排ガスが停滞した時の誤差
を減らすため、ボイラが燃焼時だけ濃度を積算するべく
燃焼信号を演算制御装置8に入力してもよい。又、排ガ
ス温度なしに積算濃度だけでスス付着のアラームを出力
してもよい。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のボイラにおける伝熱面の汚れ検出装置によれば、ボイ
ラの運転を停止し、ボイラ缶内を目視することなく、ボ
イラの伝熱面に付着したススやスケール等の汚れを検出
することができる。
【0020】また、本発明によれば、煙道内の排煙濃度
と排ガス温度とを検出することにより、ボイラの伝熱面
の汚れがススの付着によるものなのか、スケールの付着
によるものなのかを判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るボイラにおける伝熱面の汚れ検出
装置の実施例の基本構成を示す説明図。
【符号の説明】 1 ボイラ 2 燃焼室 3 煙道 4 バーナ 6 排煙濃度センサ 7 排ガス温度センサ 8 演算制御装置 9 排ガス温度設定器 10 積算濃度設定器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼装置と、燃焼ガスの煙道とを備えた
    ボイラにおいて、前記煙道に排煙の濃度を検出する排煙
    濃度センサと、前記煙道内の排ガスの温度を測定する排
    ガス温度センサと、前記排煙濃度センサからの濃度信号
    を積算し、この積算値が予め設定した設定値を越え、前
    記排ガス温度センサからの温度信号が予め設定した設定
    値を越えた場合に、伝熱面にススが付着したことを現わ
    すスス付着信号を出力し、前記温度信号が前記設定値を
    越え、前記濃度信号の積算値が設定値以下の場合に、伝
    熱面にスケールが付着したことを現わすスケール付着信
    号を出力する演算制御装置とを備えたことを特徴とする
    伝熱面の汚れ検出装置。
JP8618491A 1991-03-26 1991-03-26 ボイラにおける伝熱面の汚れ検出装置 Expired - Fee Related JP2954730B2 (ja)

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JP3872587B2 (ja) * 1998-01-06 2007-01-24 株式会社サムソン ボイラの熱伝導率低下物質付着判断装置
WO2020066196A1 (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 株式会社テイエルブイ 装置寿命評価方法、装置寿命評価装置、および装置寿命評価プログラム

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