JPH01212716A - 炉外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置 - Google Patents
炉外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置Info
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- JPH01212716A JPH01212716A JP3407688A JP3407688A JPH01212716A JP H01212716 A JPH01212716 A JP H01212716A JP 3407688 A JP3407688 A JP 3407688A JP 3407688 A JP3407688 A JP 3407688A JP H01212716 A JPH01212716 A JP H01212716A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、炉外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置に関
する。
する。
[従来の技術]
炉外精錬炉においては、取鍋内に入っている高温の溶鋼
をさらに加熱処理するが、このとき取鍋内の溶鋼が過熱
によって上熱となり、溶鋼の湯面レベル当りにおける取
鍋の煉瓦および鉄皮が損傷を受けて高温の溶鋼が漏れる
危険がある。このような危険を回避するためには炉の過
熱による溶鋼の上熱状態を早急に検出して加熱を中断す
ることが必要である。ところが従来の炉外精錬炉におい
ては溶鋼の上熱状態を自動検出する機能がなく、しかも
外部からは炉の状況を確認できないために、従来はオペ
レータの判断で一定時間の加熱を行なったならば一定の
加熱体、正時間を設けることにより過熱を防いでいた。
をさらに加熱処理するが、このとき取鍋内の溶鋼が過熱
によって上熱となり、溶鋼の湯面レベル当りにおける取
鍋の煉瓦および鉄皮が損傷を受けて高温の溶鋼が漏れる
危険がある。このような危険を回避するためには炉の過
熱による溶鋼の上熱状態を早急に検出して加熱を中断す
ることが必要である。ところが従来の炉外精錬炉におい
ては溶鋼の上熱状態を自動検出する機能がなく、しかも
外部からは炉の状況を確認できないために、従来はオペ
レータの判断で一定時間の加熱を行なったならば一定の
加熱体、正時間を設けることにより過熱を防いでいた。
そして、必要であれば炉蓋を一旦上昇させて取鍋内の湯
面全体を直接視認することにより上熱による取鍋の煉瓦
および鉄皮の損傷を防止していた。
面全体を直接視認することにより上熱による取鍋の煉瓦
および鉄皮の損傷を防止していた。
[発明が解決しようとする課題]
上述したように、従来の炉外精錬炉においては、過熱に
よる溶鋼の上熱状態をリアルタイムに自動検出する機能
が備えられていなかった。このため、オペレータの勘や
過去の経験に頼って加熱時間を調整したり溶鋼場面を直
接観察することによって過熱を防いでいたので、オペレ
ータの負担が大きいばかりか信頼性にも乏しく、かつ無
意味な休止時間や炉蓋の上昇時間等の無駄時間を要し、
効率の悪いものであった。
よる溶鋼の上熱状態をリアルタイムに自動検出する機能
が備えられていなかった。このため、オペレータの勘や
過去の経験に頼って加熱時間を調整したり溶鋼場面を直
接観察することによって過熱を防いでいたので、オペレ
ータの負担が大きいばかりか信頼性にも乏しく、かつ無
意味な休止時間や炉蓋の上昇時間等の無駄時間を要し、
効率の悪いものであった。
そこで本発明は、過熱による溶鋼の上熱状態をリアルタ
イムにかつ確実に自動検出して警報を発することができ
、上熱によって生じる取鍋損傷を防いて溶鋼の漏湯事故
を未然に回避することが可能な炉外精錬炉における溶鋼
の上熱検出装置を提供しようとするものである。
イムにかつ確実に自動検出して警報を発することができ
、上熱によって生じる取鍋損傷を防いて溶鋼の漏湯事故
を未然に回避することが可能な炉外精錬炉における溶鋼
の上熱検出装置を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段]
本発明の炉外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置は、炉
外精錬炉における集叩ダクト内の排ガス温度を測定する
温度センサと、この温度センサにより測定された排ガス
温度に基いて取鍋内の溶鋼が上熱状態になりつつあるこ
とを予測する上熱予測手段と、この予測手段により溶鋼
が上熱状態になりつつあることを予測すると警報を発す
る警報手段とを備えたものである。
外精錬炉における集叩ダクト内の排ガス温度を測定する
温度センサと、この温度センサにより測定された排ガス
温度に基いて取鍋内の溶鋼が上熱状態になりつつあるこ
とを予測する上熱予測手段と、この予測手段により溶鋼
が上熱状態になりつつあることを予測すると警報を発す
る警報手段とを備えたものである。
そして上熱予測手段は、温度センサにより測定された排
ガス温度が上限値を越えているが否がを判定する第1の
判定手段と、排ガス温度の単位時間当りの温度上昇率が
設定値を上回るが否がを判定する第2の判定手段とを備
え、これら第1.第2の判定手段の少なくとも一方が成
立したとき溶鋼が上熱状態、になりつつあると予測する
ことが望ましい。
ガス温度が上限値を越えているが否がを判定する第1の
判定手段と、排ガス温度の単位時間当りの温度上昇率が
設定値を上回るが否がを判定する第2の判定手段とを備
え、これら第1.第2の判定手段の少なくとも一方が成
立したとき溶鋼が上熱状態、になりつつあると予測する
ことが望ましい。
[作用]
上記のように構成された本発明装置であれば、炉外精錬
炉の加熱中において、集塵ダクト内の排ガス温度が温度
センサによってリアルタイムで測定される。ここで排ガ
ス温度は溶鋼の湯面が上熱状態になるとき急激に上昇す
る。したがって、温度センサにより測定された排ガス温
度が上限値を越えた場合、あるいは排ガス温度の単位時
間当りの温度上昇率が設定値を上回った場合に取鍋内の
溶鋼が上熱状態になりつつあると予測され、警報が発せ
られる。
炉の加熱中において、集塵ダクト内の排ガス温度が温度
センサによってリアルタイムで測定される。ここで排ガ
ス温度は溶鋼の湯面が上熱状態になるとき急激に上昇す
る。したがって、温度センサにより測定された排ガス温
度が上限値を越えた場合、あるいは排ガス温度の単位時
間当りの温度上昇率が設定値を上回った場合に取鍋内の
溶鋼が上熱状態になりつつあると予測され、警報が発せ
られる。
[実施例]
以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
。
。
第1図は本実施例装置の全体構成を示す図である。同図
において1は高温の溶鋼を入れて加熱するための取鍋で
あって、内層が煉瓦、外層が鉄皮の二重層構造をなして
いる。2は上記取鍋1内に入れられた溶鋼の湯面レベル
である。3は上記取鍋1を閉塞するための炉蓋であって
、炉蓋側集塵ダクト4が一体的に成形されている。上記
炉蓋側集塵ダクト4には建屋側集塵ダクト5が連結され
ている。しかして、取鍋1の加熱等によって溶鋼から発
生した排ガスは炉蓋側集塵ダクト4および建屋側集塵ダ
クト5を通って建屋外へ排出される。
において1は高温の溶鋼を入れて加熱するための取鍋で
あって、内層が煉瓦、外層が鉄皮の二重層構造をなして
いる。2は上記取鍋1内に入れられた溶鋼の湯面レベル
である。3は上記取鍋1を閉塞するための炉蓋であって
、炉蓋側集塵ダクト4が一体的に成形されている。上記
炉蓋側集塵ダクト4には建屋側集塵ダクト5が連結され
ている。しかして、取鍋1の加熱等によって溶鋼から発
生した排ガスは炉蓋側集塵ダクト4および建屋側集塵ダ
クト5を通って建屋外へ排出される。
6は炉電極である。
前記炉蓋側集録ダクト4には、ダクト内を流れる排ガス
の温度を測定するための3個の温度センサ7a、7b、
7cが取付けられている。これら温度センサ7a〜7c
は例えばCA熱電対であり、第2図のA−A矢視断面図
から明らがなように、炉蓋側集塵ダスト4の円周上に1
20度間隔の等間隔で配設されている。各温度センサ7
a〜7cの信号出力ラインには耐熱補償導線ga、8b
。
の温度を測定するための3個の温度センサ7a、7b、
7cが取付けられている。これら温度センサ7a〜7c
は例えばCA熱電対であり、第2図のA−A矢視断面図
から明らがなように、炉蓋側集塵ダスト4の円周上に1
20度間隔の等間隔で配設されている。各温度センサ7
a〜7cの信号出力ラインには耐熱補償導線ga、8b
。
8cが用いられており、これらの導線8a〜8cはコネ
クションボックス9に導がれ、さらに補償導線9を介し
てホストコンピュータなどの計算機により構成された上
熱予/l1lJ手段11に導がれている。上熱予測手段
11は各温度センサ7a〜7cにより測定された排ガス
温度に基いて取鍋1内の溶鋼が上熱状態になりつつある
ことを予測するものである。警報手段12は、前記上熱
予測手段11により溶鋼が上熱状態になりつつあること
が予測されると警報表示灯や警報ブザーを用いてオペレ
ータに加熱処理の中断を促すものである。
クションボックス9に導がれ、さらに補償導線9を介し
てホストコンピュータなどの計算機により構成された上
熱予/l1lJ手段11に導がれている。上熱予測手段
11は各温度センサ7a〜7cにより測定された排ガス
温度に基いて取鍋1内の溶鋼が上熱状態になりつつある
ことを予測するものである。警報手段12は、前記上熱
予測手段11により溶鋼が上熱状態になりつつあること
が予測されると警報表示灯や警報ブザーを用いてオペレ
ータに加熱処理の中断を促すものである。
第3図は上記上熱予測手段11および警報手段12の具
体的構成を示すブロック図であり、ホストコンピュータ
などの計算機20と、警報表示灯。
体的構成を示すブロック図であり、ホストコンピュータ
などの計算機20と、警報表示灯。
警報ブザーなどを備えたコンソール部30とからh11
1成されている。計算機20において、入力処理部21
は前記炉蓋3が取鍋1を閉塞するために所定の下限レベ
ルまで達したときにオン動作する炉蓋下限リミットスイ
ッチ22のオン/オフ信号を取込むとともに、各温度セ
ンサ7a〜7Cの測定温度信号a −cを順次取込むも
のであり、取込んだ信号は演算処理部23へ出力される
。演算処理部23は炉蓋下限リミットスイッチ22のオ
ン信号に応動して起動し、各測定温度信号a−cによっ
て現在時間iの各温度センサ7a〜7Cの測定温度FI
T1 (n : at b+ C)を求めると
ともに、一定時間α抄部に測定された温度nTト1から
現在時間1の温度rL”r、までの温度上昇率D−(n
T I−rLT+−1) /αを算出するものである
。
1成されている。計算機20において、入力処理部21
は前記炉蓋3が取鍋1を閉塞するために所定の下限レベ
ルまで達したときにオン動作する炉蓋下限リミットスイ
ッチ22のオン/オフ信号を取込むとともに、各温度セ
ンサ7a〜7Cの測定温度信号a −cを順次取込むも
のであり、取込んだ信号は演算処理部23へ出力される
。演算処理部23は炉蓋下限リミットスイッチ22のオ
ン信号に応動して起動し、各測定温度信号a−cによっ
て現在時間iの各温度センサ7a〜7Cの測定温度FI
T1 (n : at b+ C)を求めると
ともに、一定時間α抄部に測定された温度nTト1から
現在時間1の温度rL”r、までの温度上昇率D−(n
T I−rLT+−1) /αを算出するものである
。
比較部24は上記演算処理部23で求められた各温度セ
ンサ7a〜7cによる現在時間iの測定温度nT、を予
め設定された上限値とそれぞれ比較する機能と、同じく
演算処理部23で算出された各温度センサ7a〜7cに
おける単位時間当りの温度上昇率りを予め設定された設
定値とそれぞれ比較する機能とを有する。ここで、上限
値は溶鋼の湯面が上熱状態に近い値であり、設定値は上
熱状態になりつつあるときの急激な温度上昇カーブの傾
きである。なお、これらの値は経験的に設定される。警
報制御部25は上記比較部24の比較結果により少なく
とも1つのセンサの測定温度rLTIが予め設定された
上限値を越えた場合、あるいは少なくとも1つのセンサ
の゛温度上昇率りが予め設定された設定値よりも大きい
場合にコンソール部30へ警報指令を出力する。コンソ
ール部30は警報指令に応動してブサーを鳴動させると
ともに警報表示灯を点灯させるものである。
ンサ7a〜7cによる現在時間iの測定温度nT、を予
め設定された上限値とそれぞれ比較する機能と、同じく
演算処理部23で算出された各温度センサ7a〜7cに
おける単位時間当りの温度上昇率りを予め設定された設
定値とそれぞれ比較する機能とを有する。ここで、上限
値は溶鋼の湯面が上熱状態に近い値であり、設定値は上
熱状態になりつつあるときの急激な温度上昇カーブの傾
きである。なお、これらの値は経験的に設定される。警
報制御部25は上記比較部24の比較結果により少なく
とも1つのセンサの測定温度rLTIが予め設定された
上限値を越えた場合、あるいは少なくとも1つのセンサ
の゛温度上昇率りが予め設定された設定値よりも大きい
場合にコンソール部30へ警報指令を出力する。コンソ
ール部30は警報指令に応動してブサーを鳴動させると
ともに警報表示灯を点灯させるものである。
このような構成の本実施例装置においては、加熱中の炉
外精錬炉において、炉蓋側集塵ダクト4内を流れる排ガ
スの温度が、ダクト円周上に一定間隔で配置された3個
の温度センサ7a〜7Cにより連続的に測定されており
、このとき下限りミツトスイッチ22がオン動作してい
ると計算機20にて第4図に示す処理が実行される。す
なわち、入力処理部21にて先ず温度センサ7aの出力
a(n−a)が取込まれ、この出力aにより演算処理部
23にて現在時間iにおける測定温度nT、と一定時間
α抄部に対する温度上昇率D−(rLTl −n Tl
−1) /αとが求められる。次いで、比較部24にて
測定温度rLT!と予め設定された上限値とが比較され
るとともに単位時間当りの温度上昇率りと予め設定され
た設定値とが比較され、測定温度nT1が上限値を越え
たことが判定されるか、あるいは温度上昇率りが設定値
よりも大きいことが判定されると、この温度センサ7a
によって温度測定がなされた排ガス温度が急激に上昇し
て溶鋼の湯面が上熱状態になりつつあると認識され、警
報制御部25よりコンソール部30へ警報指令が出力さ
れる。これに対し、測定温度nT1が上限値よりも低く
、かつ温度上昇率りが設定値よりも小さいことが判定さ
れると、次に入力処理部21により温度センサ7bの出
力b(n−b)が取込まれて同様にして上熱判定が行な
われる。こうして温度センサ7cの出力c(n−c)ま
で取込まれて上熱判定が行なわれ、警報発生の一条件が
1つも成立しないと炉蓋下限リミットスイッチ22の状
態が読込まれ、オン状態であれば一定時間α秒経過後に
上記と同様な処理が繰返される。
外精錬炉において、炉蓋側集塵ダクト4内を流れる排ガ
スの温度が、ダクト円周上に一定間隔で配置された3個
の温度センサ7a〜7Cにより連続的に測定されており
、このとき下限りミツトスイッチ22がオン動作してい
ると計算機20にて第4図に示す処理が実行される。す
なわち、入力処理部21にて先ず温度センサ7aの出力
a(n−a)が取込まれ、この出力aにより演算処理部
23にて現在時間iにおける測定温度nT、と一定時間
α抄部に対する温度上昇率D−(rLTl −n Tl
−1) /αとが求められる。次いで、比較部24にて
測定温度rLT!と予め設定された上限値とが比較され
るとともに単位時間当りの温度上昇率りと予め設定され
た設定値とが比較され、測定温度nT1が上限値を越え
たことが判定されるか、あるいは温度上昇率りが設定値
よりも大きいことが判定されると、この温度センサ7a
によって温度測定がなされた排ガス温度が急激に上昇し
て溶鋼の湯面が上熱状態になりつつあると認識され、警
報制御部25よりコンソール部30へ警報指令が出力さ
れる。これに対し、測定温度nT1が上限値よりも低く
、かつ温度上昇率りが設定値よりも小さいことが判定さ
れると、次に入力処理部21により温度センサ7bの出
力b(n−b)が取込まれて同様にして上熱判定が行な
われる。こうして温度センサ7cの出力c(n−c)ま
で取込まれて上熱判定が行なわれ、警報発生の一条件が
1つも成立しないと炉蓋下限リミットスイッチ22の状
態が読込まれ、オン状態であれば一定時間α秒経過後に
上記と同様な処理が繰返される。
一方、警報指令を受けたコンソール部30においては、
警報ブザーが鳴動するとともに警報表示灯が点灯する。
警報ブザーが鳴動するとともに警報表示灯が点灯する。
したがって、オペレータは警報ブザーの鳴動や警報表示
灯の点灯によって溶鋼の場面が上熱状態になりつつある
ことを確認できる。
灯の点灯によって溶鋼の場面が上熱状態になりつつある
ことを確認できる。
したがって、直ちに加熱を休止させることにより上熱に
よって生じる取鍋1の損傷を防止でき、取鍋損傷による
溶鋼の漏湯事故発生を未然に回避できる。
よって生じる取鍋1の損傷を防止でき、取鍋損傷による
溶鋼の漏湯事故発生を未然に回避できる。
以上のように、本実施例によれば、加熱中の炉外精錬炉
における炉蓋側集塵ダクト4内の排ガス温度を連続n1
定し、現在温度あるいは単位時間当 ゛りの温度上昇率
に基いて溶鋼の湯面が上熱状態となりつつあることを予
測して警報を発するようにしたので、オペレータに少し
も負担をかけることなく溶鋼の湯面が上熱状態となりう
ろことをリアルタイムに自動検出することができる。し
かも、従来のようにオペレータが勘や経験によって加熱
時間と加熱体止時間とを調節して過熱を防止する場合と
は異なり、溶鋼の場面が情熱状態になるとき急激に変動
する排ガス温度の測定値に基いて予測しているので、高
信頼度で上熱を検知できる。
における炉蓋側集塵ダクト4内の排ガス温度を連続n1
定し、現在温度あるいは単位時間当 ゛りの温度上昇率
に基いて溶鋼の湯面が上熱状態となりつつあることを予
測して警報を発するようにしたので、オペレータに少し
も負担をかけることなく溶鋼の湯面が上熱状態となりう
ろことをリアルタイムに自動検出することができる。し
かも、従来のようにオペレータが勘や経験によって加熱
時間と加熱体止時間とを調節して過熱を防止する場合と
は異なり、溶鋼の場面が情熱状態になるとき急激に変動
する排ガス温度の測定値に基いて予測しているので、高
信頼度で上熱を検知できる。
また、無意味な運転休止時間や炉蓋3を上昇させて溶鋼
の状態を直接確認する時間が不要となるので運転効率を
妨げるものでもない。したがって、上熱により取鍋1の
煉瓦4および鉄皮5が損傷して高温の溶鋼が漏れる事故
を確実にかつ効率良く防止することができ、実用性に富
んだものとなる。
の状態を直接確認する時間が不要となるので運転効率を
妨げるものでもない。したがって、上熱により取鍋1の
煉瓦4および鉄皮5が損傷して高温の溶鋼が漏れる事故
を確実にかつ効率良く防止することができ、実用性に富
んだものとなる。
また、炉蓋側集塵ダクト4の3点で排ガス温度を1l1
1定するようにしたので高精度な結果が得られる。
1定するようにしたので高精度な結果が得られる。
さらに、各温度センサ7a〜7cによる現在n1定温度
n’r、と単位時間当りの温度上昇率りとに対し、いず
れか1つでも上熱となりつつあると判定されると警報を
発するようにしたので、安全性は優れたものとなる。
n’r、と単位時間当りの温度上昇率りとに対し、いず
れか1つでも上熱となりつつあると判定されると警報を
発するようにしたので、安全性は優れたものとなる。
なお、前記実施例では3個の温度センサを一定間隔で配
置する場合を示したが、温度センサの数は3個に限定さ
れるものではない。また、前記実施例では上熱状態とな
りつつあることを認識した場合に警報指令を出力してブ
ザー、表示器等で警報を報知する場合を示したが、この
警報指令を用いて加熱運転を自動的に停止させるように
してもよい。さらに、前記実施例では温度センサ7a〜
7cを炉蓋側集塵ダクト4に設けたが、建屋側集塵ダク
ト5に設けても同様な効果を奏するのは言うまでもない
。このほが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
置する場合を示したが、温度センサの数は3個に限定さ
れるものではない。また、前記実施例では上熱状態とな
りつつあることを認識した場合に警報指令を出力してブ
ザー、表示器等で警報を報知する場合を示したが、この
警報指令を用いて加熱運転を自動的に停止させるように
してもよい。さらに、前記実施例では温度センサ7a〜
7cを炉蓋側集塵ダクト4に設けたが、建屋側集塵ダク
ト5に設けても同様な効果を奏するのは言うまでもない
。このほが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
実施可能であるのは勿論である。
[発明の効果]
以上詳述したように、本発明によれば、過熱による溶鋼
の上熱状態をリアルタイムにかつ確実に自動検出して警
報を発することができ、上熱にょって生じる取鍋損傷を
防いで溶鋼の漏湯事故を未然に回避することが可能な炉
外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置を提供できる。
の上熱状態をリアルタイムにかつ確実に自動検出して警
報を発することができ、上熱にょって生じる取鍋損傷を
防いで溶鋼の漏湯事故を未然に回避することが可能な炉
外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置を提供できる。
第1図ないし第4図は本発明の一実施例を示す図であっ
て、第1図は全体構成を示す図、第2図は第1図におけ
るA−A矢視断面図、第3図は上熱予測手段および警報
手段を具体的に示すブロック図、第4図は計算機の動作
を示す流れ図である。 1・・・取鍋、3・・・炉蓋、4・・・炉蓋側集塵ダク
ト、5・・・建屋側集塵ダクト、7a〜7c・・・温度
センサ、11・・・上熱予測手段、12・・・警報手段
、20・・・計算機、22・・・炉蓋下限リミットスイ
ッチ、30・・・コンソール部。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 4a2図 第3図 第4図
て、第1図は全体構成を示す図、第2図は第1図におけ
るA−A矢視断面図、第3図は上熱予測手段および警報
手段を具体的に示すブロック図、第4図は計算機の動作
を示す流れ図である。 1・・・取鍋、3・・・炉蓋、4・・・炉蓋側集塵ダク
ト、5・・・建屋側集塵ダクト、7a〜7c・・・温度
センサ、11・・・上熱予測手段、12・・・警報手段
、20・・・計算機、22・・・炉蓋下限リミットスイ
ッチ、30・・・コンソール部。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 4a2図 第3図 第4図
Claims (2)
- (1)炉外精錬炉における集塵ダクト内の排ガス温度を
測定する温度センサと、この温度センサにより測定され
た排ガス温度に基いて取鍋内の溶鋼が上熱状態になりつ
つあることを予測する上熱予測手段と、この予測手段に
より前記溶鋼が上熱状態になりつつあることを予測する
と警報を発する警報手段とを具備したことを特徴とする
炉外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置。 - (2)温度センサにより測定された排ガス温度が上限値
を越えているか否かを判定する第1の判定手段と、前記
排ガス温度の単位時間当りの温度上昇率が設定値を上回
るか否かを判定する第2の判定手段とを備え、前記第1
、第2の判定手段の少なくとも一方が成立したとき溶鋼
が上熱状態になりつつあると予測することを特徴とする
請求項1記載の炉外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3407688A JPH01212716A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 炉外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3407688A JPH01212716A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 炉外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01212716A true JPH01212716A (ja) | 1989-08-25 |
Family
ID=12404168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3407688A Pending JPH01212716A (ja) | 1988-02-18 | 1988-02-18 | 炉外精錬炉における溶鋼の上熱検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01212716A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108519170A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-09-11 | 新兴铸管股份有限公司 | 一种检测精炼炉钢水包壳体温度的装置及方法 |
-
1988
- 1988-02-18 JP JP3407688A patent/JPH01212716A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108519170A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-09-11 | 新兴铸管股份有限公司 | 一种检测精炼炉钢水包壳体温度的装置及方法 |
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