JP2954236B2 - エアーフィルターの製造方法 - Google Patents
エアーフィルターの製造方法Info
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- JP2954236B2 JP2954236B2 JP1173324A JP17332489A JP2954236B2 JP 2954236 B2 JP2954236 B2 JP 2954236B2 JP 1173324 A JP1173324 A JP 1173324A JP 17332489 A JP17332489 A JP 17332489A JP 2954236 B2 JP2954236 B2 JP 2954236B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はエアーフィルターに関する。
[従来の技術] 従来、自動車や家庭等に使用される空調用のエアーフ
ィルターは除塵を目的とし、あるいは除塵の他に脱臭を
目的としている。
ィルターは除塵を目的とし、あるいは除塵の他に脱臭を
目的としている。
[発明が解決しようとする課題] 近年、室内あるいは車内をクリーンにすることが望ま
れ、そのために除塵と脱臭の他に滅菌を行なうことが要
求されている。そこで本発明は係る目的のためのエアー
フィルターを製造する方法を提供するものである。
れ、そのために除塵と脱臭の他に滅菌を行なうことが要
求されている。そこで本発明は係る目的のためのエアー
フィルターを製造する方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために次の構成のエアーフィル
ター製造方法を提供する。即ち、本発明のエアーフィル
ター製造方法は、以下の工程:(a).脱臭剤と抗菌剤
と接着剤とを水存在下で混練りし、これらが混練した物
を調製する工程、ここで該接着剤は天然ゴムラテック
ス、SBRラテックス、SBラテックス、NBRラテックス、NR
ラテックス、MBRラテックス、MBラテックス、クロロプ
レンゴムラテックス、ネオプレンラテックス、ブチルゴ
ムラテックス、ポリイソプレンラテックス、塩化ビニル
ラテックス、塩化ビニリデンラテックス、酢ビラテック
スおよびアクリル酸エステル系ラテックスからなる群か
ら選択される;(b).該調製した混練物に該接着剤を
架橋し得る架橋剤を混合した混合物を調製する工程;お
よび(c).該混合物に通気性素材よりなるシート材を
浸漬する工程;を包含する、通気性素材よりなるシート
材に脱臭剤および抗菌剤が付着したエアーフィルターの
製造方法である。
ター製造方法を提供する。即ち、本発明のエアーフィル
ター製造方法は、以下の工程:(a).脱臭剤と抗菌剤
と接着剤とを水存在下で混練りし、これらが混練した物
を調製する工程、ここで該接着剤は天然ゴムラテック
ス、SBRラテックス、SBラテックス、NBRラテックス、NR
ラテックス、MBRラテックス、MBラテックス、クロロプ
レンゴムラテックス、ネオプレンラテックス、ブチルゴ
ムラテックス、ポリイソプレンラテックス、塩化ビニル
ラテックス、塩化ビニリデンラテックス、酢ビラテック
スおよびアクリル酸エステル系ラテックスからなる群か
ら選択される;(b).該調製した混練物に該接着剤を
架橋し得る架橋剤を混合した混合物を調製する工程;お
よび(c).該混合物に通気性素材よりなるシート材を
浸漬する工程;を包含する、通気性素材よりなるシート
材に脱臭剤および抗菌剤が付着したエアーフィルターの
製造方法である。
ここで前記シート材は、合成繊維や植物繊維としてヘ
チマやヤシの繊維をシート状に加工したものである。
チマやヤシの繊維をシート状に加工したものである。
また前記脱臭剤となる固体吸着剤としては活性炭及び
ゼオライト、珪酸亜鉛、セピオライト、クリスパール、
シリカゲル、カオリン等のアルミナ系、アルミノシリケ
ート系、シリカ系吸着剤の他に陽イオン交換樹脂、陰イ
オン交換樹脂、両性イオン交換樹脂等がある。
ゼオライト、珪酸亜鉛、セピオライト、クリスパール、
シリカゲル、カオリン等のアルミナ系、アルミノシリケ
ート系、シリカ系吸着剤の他に陽イオン交換樹脂、陰イ
オン交換樹脂、両性イオン交換樹脂等がある。
好ましい固体吸着剤としてはMg、Zn、Al、Siなどを主
成分とした固体塩基や固体酸、及び各種金属のリン酸塩
を主成分とした固体塩基や固体酸がある。
成分とした固体塩基や固体酸、及び各種金属のリン酸塩
を主成分とした固体塩基や固体酸がある。
Mg、Zn、Al、Siなどを主成分とする固体塩基としては
MgO・Al2O3・nH2O、ZnO・Al2O3・nH2O、等がある。
MgO・Al2O3・nH2O、ZnO・Al2O3・nH2O、等がある。
そして、固定酸としてはAl2O3・9SiO2・nH2O、2MgO・
6SiO2・nH2O、等がある。
6SiO2・nH2O、等がある。
また、条件によっては両性を示すものとしてAl2O3・n
H2O、2.5MgO・Al2O3・nH2O、Al(OH)3・NaHCO3、2MgO
・6SiO2・nH2O、Al2O3・Na2O・2CO3・nH2Oなどがある。
H2O、2.5MgO・Al2O3・nH2O、Al(OH)3・NaHCO3、2MgO
・6SiO2・nH2O、Al2O3・Na2O・2CO3・nH2Oなどがある。
各種金属のリン酸塩を主成分としたリン酸塩の中に
は、酸型としてBPO4、Zr(HPO4)2、Zr3(HPO4)4、A
lPO4、OCP、HAP、塩基型としてK3PO4、Na3PO4、両性型
としてβ−TCP、LiNa2PO4、Li2MePO4の三つのタイプが
ある。
は、酸型としてBPO4、Zr(HPO4)2、Zr3(HPO4)4、A
lPO4、OCP、HAP、塩基型としてK3PO4、Na3PO4、両性型
としてβ−TCP、LiNa2PO4、Li2MePO4の三つのタイプが
ある。
これらのうち好ましい固体リン酸塩としてはCaHPO4、
Ca3(PO4)2、Ca2P2O7、Ca4(PO4)2O、OPC、Ca10(PO
4)6X2(XはOH,F,Clのいずれかを示す。)、Zn(HP
O4)2・H2O、Ti(HPO4)2・H2O、H5(HPO4)2・H
2O、Ge(HPO4)2・H2O、Bb(HPO4)2・H2O、MgHPO4、
(LiPO3)n、Rb(PO3)n、(KPO3)n、(NaPO3)n
等のリン酸塩がある。また、脱臭剤は脱臭機構が活性炭
のように吸着作用のみでなく、触媒作用を利用したもの
で、活性炭、シリカゲル,アルミノシリケート系の金属
酸化物を担持とし、これにZn,Fe,Ag,Cuなどの媒体を組
み合わせた無機系の固体脱臭剤(たとえば、日本火薬
(株)製商品名KAYAMAX)であってもよい。
Ca3(PO4)2、Ca2P2O7、Ca4(PO4)2O、OPC、Ca10(PO
4)6X2(XはOH,F,Clのいずれかを示す。)、Zn(HP
O4)2・H2O、Ti(HPO4)2・H2O、H5(HPO4)2・H
2O、Ge(HPO4)2・H2O、Bb(HPO4)2・H2O、MgHPO4、
(LiPO3)n、Rb(PO3)n、(KPO3)n、(NaPO3)n
等のリン酸塩がある。また、脱臭剤は脱臭機構が活性炭
のように吸着作用のみでなく、触媒作用を利用したもの
で、活性炭、シリカゲル,アルミノシリケート系の金属
酸化物を担持とし、これにZn,Fe,Ag,Cuなどの媒体を組
み合わせた無機系の固体脱臭剤(たとえば、日本火薬
(株)製商品名KAYAMAX)であってもよい。
抗菌剤としては、アミノ酸金属塩や2−4−4トリク
ロロ−2ハイドロキシジフェニールエーテル等であり、
またプラスチックに発生するカビの防止剤としてはバイ
ナジン、プリベントールやチアベンダゾール等を用いる
ことができる。
ロロ−2ハイドロキシジフェニールエーテル等であり、
またプラスチックに発生するカビの防止剤としてはバイ
ナジン、プリベントールやチアベンダゾール等を用いる
ことができる。
なお上記の脱臭剤と抗菌剤及びこれらを接着させるた
めの接着剤の組成は次の如くである。即ち、脱臭剤とし
て、固体酸を0〜100%、活性炭を0〜100%の範囲で固
体酸と活性炭を単独あるいは混合物として5〜60部、抗
菌剤を0.01〜2部、接着剤10〜90部の範囲で組成を構成
する。そして、本発明では、これら脱臭剤、抗菌剤及び
接着剤を水存在下で混練した物と架橋剤とを混合した混
合物に上記シート材を浸漬することによって、エアーフ
ィルターを製造する。
めの接着剤の組成は次の如くである。即ち、脱臭剤とし
て、固体酸を0〜100%、活性炭を0〜100%の範囲で固
体酸と活性炭を単独あるいは混合物として5〜60部、抗
菌剤を0.01〜2部、接着剤10〜90部の範囲で組成を構成
する。そして、本発明では、これら脱臭剤、抗菌剤及び
接着剤を水存在下で混練した物と架橋剤とを混合した混
合物に上記シート材を浸漬することによって、エアーフ
ィルターを製造する。
ここで前記の接着剤の特質としては接着力があり、被
膜の伸びがよく、折り曲げても亀裂の入らないことが望
ましい。また、エアーフィルターに加工後は仕上風合が
よく、耐洗擢性、耐油性があることが必要である。
膜の伸びがよく、折り曲げても亀裂の入らないことが望
ましい。また、エアーフィルターに加工後は仕上風合が
よく、耐洗擢性、耐油性があることが必要である。
この目的に使用できる接着剤としては天然ゴムラテッ
クス、SBRラテックス、SBラテックス、NBRラテックス、
NRラテックス、MBRラテックスス、MBラテックス、クロ
ロプレンゴムラテックス、ネオプレンラテックス、、ブ
チルゴムラテックス、、ポリイソプレンラテックス、塩
化ビニルラテックス、塩化ビニリデンラテックス、酢ビ
ラテックス、アクリル酸エステルラテックス等があげら
れる。
クス、SBRラテックス、SBラテックス、NBRラテックス、
NRラテックス、MBRラテックスス、MBラテックス、クロ
ロプレンゴムラテックス、ネオプレンラテックス、、ブ
チルゴムラテックス、、ポリイソプレンラテックス、塩
化ビニルラテックス、塩化ビニリデンラテックス、酢ビ
ラテックス、アクリル酸エステルラテックス等があげら
れる。
これらのうち好ましいものはアクリル酸エステル系ラ
テックスでメチルアクリレート、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、2エチルヘキシルアクリレート、
アクリル酸、アクリルアマイドなどの単独又は共重合体
が用いられる。
テックスでメチルアクリレート、エチルアクリレート、
ブチルアクリレート、2エチルヘキシルアクリレート、
アクリル酸、アクリルアマイドなどの単独又は共重合体
が用いられる。
また、これらにスチレン、メタアクリル酸メチルや酢
ビ、塩ビ等を共重合させることにより、適当な柔軟性、
接着力、強度、耐水性等が付与できる。
ビ、塩ビ等を共重合させることにより、適当な柔軟性、
接着力、強度、耐水性等が付与できる。
更に高度な要求に対しては反応性高分子による分子間
及び分子内架橋によるポリマーのグラフト化、三次元化
を行ない耐洗擢性、耐溶剤性、防シワ性、バネ弾性、屈
撓性、接着性の増強等の特性を付与することができる。
及び分子内架橋によるポリマーのグラフト化、三次元化
を行ない耐洗擢性、耐溶剤性、防シワ性、バネ弾性、屈
撓性、接着性の増強等の特性を付与することができる。
主な反応性モノマーとしてはカルボキシル基を有する
もの、アミド基及びイミノ基を有するもの、エポキシ基
を有するもの、ヒドロキシル基を有するものなどが有効
である。
もの、アミド基及びイミノ基を有するもの、エポキシ基
を有するもの、ヒドロキシル基を有するものなどが有効
である。
これらの反応基を有する反応性アクリレート系ラテッ
クスは耐溶剤性、耐洗擢性、弾性付与、強度上昇、耐熱
性の向上及び繊維等の基材との反応による密着性の向上
等の特徴を与えることができる。
クスは耐溶剤性、耐洗擢性、弾性付与、強度上昇、耐熱
性の向上及び繊維等の基材との反応による密着性の向上
等の特徴を与えることができる。
また、アクリル酸エステルにジビニルベンゼン、ジビ
ニルスルホン酸、アクリル酸アリル、クロトン酸ビニル
などを加えて乳化重合させると内部架橋し、弾性体ゴム
状物質となって不織布等にバネ弾性屈撓性、耐老化性、
耐薬品性、耐溶剤性、を付与することができる。
ニルスルホン酸、アクリル酸アリル、クロトン酸ビニル
などを加えて乳化重合させると内部架橋し、弾性体ゴム
状物質となって不織布等にバネ弾性屈撓性、耐老化性、
耐薬品性、耐溶剤性、を付与することができる。
(A)次に本発明のエアーフィルター製造方法に基づい
て各種試料を作り脱臭性能を比較する。
て各種試料を作り脱臭性能を比較する。
(試料1) (a)活性炭(ヤシガラ系) 25部 (b)固体酸(ラサ工業(株)製商品名KD−211 主成
分 珪酸亜鉛) 25部 (c)アクリルエマルジョン(新中村化学(株)製造の
樹脂分50%の接着剤、商品名FX−34) 100部 (d)抗菌剤(N−ステアロイル−L−グルタミン酸2
銀) 0.5部 (e)水 55部 (f)エチレングリコール 10部 以上(a)〜(f)の成分を充分に混練りする。そし
て、混練した物100部と架橋剤(樹脂架橋剤)(新中村
化学(株)製商品名MEG)5部を加えて更に混合する。
この混合物に厚み0.5センチで縦、横が25センチのエア
ーフィルター用の不織布(重量10グラム)を浸漬し、ゴ
ムロール等で絞ってエアーフィルターの重量が59グラム
の物を得た。この不織布を温度100〜120℃の熱風で約20
分間予備乾燥し、そして温度140〜150℃の熱風で約3分
乾燥して重量33グラムのエアーフィルターの試料を得
た。
分 珪酸亜鉛) 25部 (c)アクリルエマルジョン(新中村化学(株)製造の
樹脂分50%の接着剤、商品名FX−34) 100部 (d)抗菌剤(N−ステアロイル−L−グルタミン酸2
銀) 0.5部 (e)水 55部 (f)エチレングリコール 10部 以上(a)〜(f)の成分を充分に混練りする。そし
て、混練した物100部と架橋剤(樹脂架橋剤)(新中村
化学(株)製商品名MEG)5部を加えて更に混合する。
この混合物に厚み0.5センチで縦、横が25センチのエア
ーフィルター用の不織布(重量10グラム)を浸漬し、ゴ
ムロール等で絞ってエアーフィルターの重量が59グラム
の物を得た。この不織布を温度100〜120℃の熱風で約20
分間予備乾燥し、そして温度140〜150℃の熱風で約3分
乾燥して重量33グラムのエアーフィルターの試料を得
た。
(試料2) (a)固体酸(ラサ工業(株)製商品名KD−211) 50部 (b)アクリルエマルジョン(新中村化学(株)製造の
樹脂分50%の接着剤商品名FX−34) 100部 (c)抗菌剤(チアベンダゾール(メルク社製)) 0.5部 (d)水 50部 (e)エチレングリコール 10部 以上、試料2の(a)〜(e)の成分を充分に混練りす
る。そして、混練した物98部と架橋剤(新中村化学
(株)製商品名MEG)5部を加えて更に混合する。この
混合物を試料1と同様の方法で加工処理をしてエアーフ
ィルターの試料を得る。
樹脂分50%の接着剤商品名FX−34) 100部 (c)抗菌剤(チアベンダゾール(メルク社製)) 0.5部 (d)水 50部 (e)エチレングリコール 10部 以上、試料2の(a)〜(e)の成分を充分に混練りす
る。そして、混練した物98部と架橋剤(新中村化学
(株)製商品名MEG)5部を加えて更に混合する。この
混合物を試料1と同様の方法で加工処理をしてエアーフ
ィルターの試料を得る。
(試料3) (a)活性炭(ヤシガラ系) 50部 (b)アクリルエマルジョン(新中村化学(株)製造の
樹脂分50%の接着剤商品名FX−34) 100部 (c)抗菌剤(N−ステアロイル−L−グルタミン酸2
銀) 0.5部 (d)水 60部 (e)エチレングリコール 10部 以上、試料3の(a)〜(e)の成分を充分に混練りす
る。そして、混練した物102部と架橋剤(新中村化学
(株)製商品名MEG)5部を加えて更に混合する。そし
て、混練した物98部と架橋剤(新中村化学(株)製商品
名MEG)5部を加えて更に混合する。この混合物を試料
1と同様の方法で加工処理をしてエアーフィルターの試
料を得る。
樹脂分50%の接着剤商品名FX−34) 100部 (c)抗菌剤(N−ステアロイル−L−グルタミン酸2
銀) 0.5部 (d)水 60部 (e)エチレングリコール 10部 以上、試料3の(a)〜(e)の成分を充分に混練りす
る。そして、混練した物102部と架橋剤(新中村化学
(株)製商品名MEG)5部を加えて更に混合する。そし
て、混練した物98部と架橋剤(新中村化学(株)製商品
名MEG)5部を加えて更に混合する。この混合物を試料
1と同様の方法で加工処理をしてエアーフィルターの試
料を得る。
(試料4) (a)固体酸(KD211(ラサ工業(株)) 25部 (b)固体脱臭剤(日本火薬(株)製商品名KAYAMAX DR
301) 25部 (c)アクリルエマルジョン(新中村化学(株)製造の
樹脂分50%の接着剤商品名FX−34) 25部 (d)抗菌剤(プリベントール(西独バイエル社)) 0.5部 (e)水 60部 (f)エチレングリコール 10部 以上、試料4の(a)〜(f)の成分を充分に混練りす
る。そして、混練した物102部と架橋剤(新中村化学
(株)製商品名MEG)5部を加えて更に混合する。そし
て、混練した物98部と架橋剤(新中村化学(株)製商品
名MEG)5部を加えて更に混合する。この混合物を試料
1と同様の方法で加工処理をしてエアーフィルターの試
料を得る。
301) 25部 (c)アクリルエマルジョン(新中村化学(株)製造の
樹脂分50%の接着剤商品名FX−34) 25部 (d)抗菌剤(プリベントール(西独バイエル社)) 0.5部 (e)水 60部 (f)エチレングリコール 10部 以上、試料4の(a)〜(f)の成分を充分に混練りす
る。そして、混練した物102部と架橋剤(新中村化学
(株)製商品名MEG)5部を加えて更に混合する。そし
て、混練した物98部と架橋剤(新中村化学(株)製商品
名MEG)5部を加えて更に混合する。この混合物を試料
1と同様の方法で加工処理をしてエアーフィルターの試
料を得る。
上記で得た試料1〜4について図に示す装置で脱臭テ
ストを行なった。なお図において通気流量は1/分と
し、試料のエアーフィルターはホルダーに挿着した。ホ
ルダーのエアーフィルターの通気面積は20cm2である、
また試料がブランクとはホルダーにエアーフィルターを
挿入しないで行なったものである。なお濃度測定は検知
管を使用した。
ストを行なった。なお図において通気流量は1/分と
し、試料のエアーフィルターはホルダーに挿着した。ホ
ルダーのエアーフィルターの通気面積は20cm2である、
また試料がブランクとはホルダーにエアーフィルターを
挿入しないで行なったものである。なお濃度測定は検知
管を使用した。
上記試験結果から試料1〜4はいずれも優れた脱臭効
果のあることが認められる。
果のあることが認められる。
(B)次に抗菌性能の比較について記載する。各種微生
物の菌液をエアーフィルターの試料片(5cm×5cm)の表
面に一様に接種し、菌は37℃で0、6及び24Hr、カビは
25℃で0、24及び48Hr保存後に測定した。
物の菌液をエアーフィルターの試料片(5cm×5cm)の表
面に一様に接種し、菌は37℃で0、6及び24Hr、カビは
25℃で0、24及び48Hr保存後に測定した。
なお試料1−1、1−2、1−3、1−4は上記試料
1において、抗菌剤の量を夫々0.2部、0.5部、1.0部、
2.5部で処理したものである。又、以下の表中の対照は
各試料に接種したものと同量の菌液をシャーレに分注い
て保存したものである。
1において、抗菌剤の量を夫々0.2部、0.5部、1.0部、
2.5部で処理したものである。又、以下の表中の対照は
各試料に接種したものと同量の菌液をシャーレに分注い
て保存したものである。
上記から明らかなように、黄色ブドウ球菌、大腸菌及
び黒麹黴のいずれも減少している。
び黒麹黴のいずれも減少している。
[発明の効果] 本発明のエアーフィルター製造方法によって得られた
エアーフィルターは、脱臭剤の他に抗菌剤を付着して成
るものであるため、従来のエアーフィルターによる防塵
及び脱臭の他に滅菌効能を有する。さらに、上記混練物
に対してさらに架橋剤が混合されるため、得られたエア
ーフィルターに耐洗曜性、耐溶剤性、防シワ性、バネ弾
性、屈撓性、接着力の増強等の特性を付与することがで
きる。
エアーフィルターは、脱臭剤の他に抗菌剤を付着して成
るものであるため、従来のエアーフィルターによる防塵
及び脱臭の他に滅菌効能を有する。さらに、上記混練物
に対してさらに架橋剤が混合されるため、得られたエア
ーフィルターに耐洗曜性、耐溶剤性、防シワ性、バネ弾
性、屈撓性、接着力の増強等の特性を付与することがで
きる。
図面は脱臭試験を行なった装置の系統図。
フロントページの続き (72)発明者 市川 賢治 愛知県丹羽郡扶桑町高木959―1 (56)参考文献 特開 昭58−101717(JP,A) 特開 昭61−138511(JP,A) 特公 昭55−42854(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 39/00 - 39/20
Claims (1)
- 【請求項1】以下の工程: (a).脱臭剤と抗菌剤と接着剤とを水存在下で混練り
し、これらが混練した物を調整する工程、ここで該接着
剤は天然ゴムラテックス、SBRラテックス、SBラテック
ス、NBRラテックス、NRラテックス、MBRラテックス、MB
ラテックス、クロロプレンゴムラテックス、ネオプレン
ラテックス、ブチルゴムラテックス、ポリイソプレンラ
テックス、塩化ビニルラテックス、塩化ビニリデンラテ
ックス、酢ビラテックスおよびアクリル酸エステル系ラ
テックスからなる群から選択される; (b).該調整した混練物に該接着剤を架橋し得る架橋
剤を混合した混合物を調整する工程; および (c).該混合物に通気性素材よりなるシート材を浸漬
する工程; を包含する、通気性素材よりなるシート材に脱臭剤およ
び抗菌剤が付着したエアーフィルターの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1173324A JP2954236B2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | エアーフィルターの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1173324A JP2954236B2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | エアーフィルターの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0338212A JPH0338212A (ja) | 1991-02-19 |
JP2954236B2 true JP2954236B2 (ja) | 1999-09-27 |
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ID=15958323
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1173324A Expired - Fee Related JP2954236B2 (ja) | 1989-07-05 | 1989-07-05 | エアーフィルターの製造方法 |
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---|---|
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---|---|---|---|---|
JP2523246B2 (ja) * | 1992-03-19 | 1996-08-07 | 日の丸燃料工業株式会社 | 抗菌機能付き調湿用品 |
KR0149989B1 (ko) * | 1994-12-21 | 1999-03-30 | 김진시 | 방진 마스크용 울 필터 |
JP3712084B2 (ja) * | 1996-05-21 | 2005-11-02 | クラレケミカル株式会社 | 吸着材 |
DE69914491T2 (de) * | 1998-08-20 | 2004-12-02 | Extraction Systems, Inc., Franklin | Filter, das poröse, stark saure Polymere enthält |
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