JP2953806B2 - 半導体製造装置 - Google Patents

半導体製造装置

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JP2953806B2
JP2953806B2 JP8422191A JP8422191A JP2953806B2 JP 2953806 B2 JP2953806 B2 JP 2953806B2 JP 8422191 A JP8422191 A JP 8422191A JP 8422191 A JP8422191 A JP 8422191A JP 2953806 B2 JP2953806 B2 JP 2953806B2
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semiconductor
semiconductor wafer
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清 吉川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はウェーハエンキャップ剤
を塗布する装置に関するもので、特にウェーハ端面にエ
ンキャップ剤を塗布する処理に使用されるものである。
【0002】
【従来の技術】以下、図5を参照して従来技術の説明を
行う。
【0003】図5は、従来のウェーハ23にエンキャッ
プ剤を塗布する作業の状態を示す図である。
【0004】図5に示すように、従来はウェーハ保持具
24にウェーハ23を把持した後、作業員がウェーハ保
持具24を少しずつ回転させながら、塗布状態を目視で
観察しながら、注射器21に入ったエンキャップ剤22
をウェーハ23端面に塗布をしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、作業者が注射器
でウェーハ端面にエンキャップ剤を塗布していた為、均
一に塗布することが出来ないと共に、また、ウェーハ表
面(裏面)にエンキャップ剤が付着してしまうという問
題があった。また、ウェーハ保持具にウェーハをセット
する時、作業ミスによりチッピングが発生する等の問題
があった。上記の問題により歩留りが悪かった。
【0006】また、ウェーハ保持具にエンキャップ剤が
付着するため、ウェーハ保持具の洗浄が必要であった。
【0007】また、ウェーハ端面にエンキャップ剤を塗
布する作業時間が長い為、能率が悪かった。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、ウェーハ端面にエンキャップ剤を自動的に塗布し、
前記塗布面の均一化、ウェーハ端面におけるエンキャッ
プ剤の液垂れ防止を図った半導体製造装置を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体製造装置
は、半導体ウェーハの端面にエンキャップ剤を塗布する
為に、前記半導体ウェーハ水平位置を調整する調整手
段と、水平位置が調整された前記半導体ウェーハを水平
に保持するウェーハ保持手段と、前記ウェーハ保持手段
を回動させ、前記半導体ウェーハをエンキャップ剤が塗
布されるのに好適な位置に移動すると共に、前記半導体
ウェーハを垂直に位置させる移動手段と、垂直に保持さ
れた前記半導体ウェーハを前記ウェーハ保持手段を介し
て回転させる駆動手段と、前記駆動手段により回転され
た前記半導体ウェーハの端面にエンキャップ剤を抽出す
るディスペンサユニットとを具備し、前記半導体ウェー
ハの端面にエンキャップ剤を自動塗布することを特徴と
する。
【0010】
【作用】上記構成において、半導体ウェーハの端面にエ
ンキャップ剤を自動塗布する為に、調整機構は半導体ウ
ェーハの水平位置を調整する。半導体ウェーハの水平位
置調整後、ウェーハ保持機構は前記半導体ウェーハを水
平に保持する。ウェーハ保持後、移動機構は保持機構を
回動させ、前記半導体ウェーハをエンキャップ剤が塗布
されるのに好適な位置に移動する。保持機構を移動後、
駆動機構は前記ウェーハ保持機構を介して半導体ウェー
ハを回転させ、ディスペンサユニットはこの回転する半
導体ウェーハの端面にエンキャップ剤を抽出する。
【0011】
【実施例】以下、図1を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1は本発明の一実施例に係る半導体製造
装置の構成を示す図である。
【0013】図1の半導体製造装置は、ウェーハチャッ
クユニット31、スイング機構32とディスペンサユニ
ット33から構成されている。
【0014】ウェーハチャックユニット31は、ウェー
ハチャック8と、ウェーハ台5と、シリンダ4と、XY
テーブル3と、モータ9と支柱2から構成されている。
【0015】ウェーハ台5は馬蹄状であり、シリンダ4
のロッドに固定されている。シリンダ4はXYテーブル
3上に固定されており、XYテーブル3は支柱2に固定
されている。支柱2はベース1上に固定されている。ま
た、ウェーハチャック8には、モータ9に連結されてい
る。
【0016】ウェーハチャック8の上方には、位置検出
器6が配置されている。位置検出器6は、図示しない支
柱に保持されており、この支柱はベース1に固定されて
いる。スイング機構32は、ブラケット11と、シリン
ダ12とリンク13から構成されている。スイング機構
32は、リンク13を介してウェーハチャックユニット
31に接続されている。尚、リンク13はシリンダ12
のロッドに接続され、シリンダ12の下部はブラケット
11によって固定されている。また、ブラケット11は
ベース1上に固定されている。
【0017】ディスペンサユニット33は、ウェーハチ
ャックユニット31に隣接して設けられており、ベース
1に固定されている。ディスペンサユニット33は、デ
ィスペンサ17と、ホルダ16と、シリンダ15、支柱
14から構成されている。
【0018】ディスペンサ17は、ホルダ16によって
保持されている。ホルダ16はシリンダ15のロッドに
接続されている。シリンダ15は、支柱14に固定され
ており、支柱14はベース1に固定されている。
【0019】尚、ディスペンサ17は、エアチューブ3
4を介してコントローラ30に接続されている。また、
ディスペンサ17内には、エンキャップ剤が貯えられて
いる。
【0020】上記構成の半導体製造装置の動作は、制御
ユニット18(CPU等からなるマイクロコンピュータ
から構成される)によって制御される。
【0021】図2は、図1に示される半導体製造装置の
電気的構成を示すブロック図である。
【0022】制御ユニット(CPU)18は、バス35
を介して位置検出器6と、XYテーブル3と、シリンダ
4と、シリンダ12と、コントローラ36にシリンダ1
5とコントローラ30に接続されている。尚、コントロ
ーラ36はモータ9を制御する。
【0023】以下、図3及び図4を参照しながら、図1
及び図2に示す半導体製造装置の動作について説明す
る。
【0024】図1のウェーハ台5にロボット等により、
ウェーハ7が載置され、その旨の信号が18に供給され
ると、図4に示すフローが開始される。
【0025】ステップS1では、位置検出器6でウェー
ハ台5に搭載されたウェーハ7の特定点を検出し、ウェ
ーハ7の特定点のデータを制御ユニット18に伝送す
る。
【0026】ステップS2では、位置検出器6でウェー
ハ7の特定点の基準位置からのずれ量(X,Y)を検出
する。
【0027】例えば、位置調整前のウェーハ7の特定点
の座標を(x1 ,y1 )とする。所定のウェーハの特定
点の座標を(x0 ,y0 )とすると、(x1 ,y1 )−
(x0 ,y0 )=(X,Y)となり、特定点のずれ量
(X,Y)が求まる。
【0028】ステップS3では、制御ユニット18は信
号を受けてずれ量(X,Y)を相殺するようにXYテー
ブル3を制御し、これにより、ウェーハ7の水平方向の
位置を調整する。
【0029】ステップS4では、シリンダ4のロッドを
引き込み、ウェーハ台5を下降させる。ウェーハ台5の
下降開始と同時に、ウェーハチャック8はバキュームを
開始し、ウェーハ7は真空圧により、ウェーハチャック
8に固定される。
【0030】ステップS6では、シリンダ12のロッド
を引き込むことにより、リンク13を介してウェーハチ
ャック8をスイングさせ、図1(a)の2点鎖線に示す
ように、ウェーハチャック8をディスペンサ17の真下
に移動する。これにより、水平状態にあったウェーハ7
表面は垂直状態になる。また、垂直状態にあったウェー
ハ7端面は、水平状態になる。
【0031】ウェーハチャック8がディスペンサ17の
真下に移動されたことを図示しないセンサによって確認
する。
【0032】確認されると、ステップS7では、シリン
ダ15のロッドを引き込み、ディスペンサ17を所定の
位置にセットする。
【0033】ステップS8では、制御ユニット18は、
コントローラ36にモータ9の回転開始の制御信号を伝
送し、コントローラ36はこの制御信号に応答してモー
タ9を回転させ、ウェーハ7を回転させる。尚、モータ
9の回転としては0.5rpm程度が適当である。
【0034】ステップS9では、制御ユニット18は、
コントローラ30にエンキャップ剤(例えば、シリコー
ン樹脂が好適である)抽出開始の制御信号を伝送する。
コントローラ30は、この制御信号に応答して、エアー
チューブ34を介して、ディスペンサ17のバレル内に
空気圧を加える。これにより、図3に示すようにエンキ
ャップ剤がディスペンサ17から抽出され、ウェーハ7
の端面に塗布される。ステップS10では、コントロー
ラ30はディスペンサ17への空気圧の印加を停止し、
エンキャップ剤の抽出を終了する。
【0035】ステップS11では、ウェーハチャック8
に接続されたモータ9を停止させる。
【0036】ステップS12では、シリンダ15のロッ
ドを押し上げ、ディスペンサ17を元の位置に戻す。
【0037】ステップS13では、シリンダ12を押し
上げ、リンク13を介してウェーハチャック8をスイン
グさせ、元の位置に戻す。これにより、ウェーハ7の表
面は、垂直状態から水平状態に戻され、またウェーハ7
の端面は水平状態から垂直状態に戻される。
【0038】ステップS14では、ウェーハチャック8
におけるウェーハ7の固定を解除する。ステップS15
では、シリンダ4を押し上げてウェーハ台5を上昇させ
る。これにより、ウェーハ7はウェーハ台5によって元
の位置にまで移動される。元の位置に配置されたウェー
ハ7は、図示せぬ機構により、図示せぬラインに配置さ
れる。これによりフローを終了し、所定のエンキャップ
剤塗布作業を終了する。
【0039】尚、次のウェーハも上記エンキャップ剤塗
布処理と同様に、ステップS1からステップS15の動
作を繰り返すことによってエンキャップ剤の塗布を行
う。
【0040】上記実施例によって、ウェーハの歩留りが
向上した。ウェーハ端面へエンキャップ剤を塗布する処
理時間を短縮できる。
【0041】また、作業者の熟練度が必要なくなった。
【0042】尚、本発明は上記実施例に限定されず、種
々の変更が可能である。
【0043】例えば、ウェーハ台5及びディスペンサ1
7をシリンダ4によって上下に移動させたが、他の機械
的な移動手段を用いても良い。
【0044】また、上記実施例ではシリンダ12のロッ
ドを引き込むことにより、ウェーハチャック8を所定の
位置にスイングさせたが、ウェーハチャック8をモータ
によって直接スイングさせても良い。
【0045】
【発明の効果】本願発明の構成により、作業ミスによる
チッピングが無くなり歩留りが向上し、処理時間が短縮
でき、作業者の熟練度が必要なくなる。また、従来行っ
ていたウェーハ保持具等の洗浄が無用となり、洗浄時間
及び、洗浄処理が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る半導体製造装置の構成を
示す図である。
【図2】本発明の実施例に係る半導体製造装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】図1に示す半導体製造装置による塗布状態の概
略図である。
【図4】本発明の実施例に係るウェーハ端面にエンキャ
ップ剤を塗布作業を示すフローチャートである。
【図5】従来の、ウェーハ端面にエンキャップ剤を塗布
する作業を示す図である。
【符号の説明】
1…ベース、2…支柱、3…XYテーブル、4,12,
15…シリンダ、5…ウェーハ台、6…位置検出器、7
…ウェーハ、8…ウェーハチャック、9…モータ、10
…支点、11…ブラケット、13…リンク、14…支
柱、16…ホルダ、17…ディスペンサ、18…制御ユ
ニット(CPU)、19…エンキャップ剤、30,36
…コントローラ、31…ウェーハチャックユニット、3
2…スイング機構、33…ディスペンサユニット、34
…エアチューブ、35…バス。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハの端面にエンキャップ剤
    を塗布する為に、前記半導体ウェーハ水平位置を調整
    する調整手段と、 水平位置が調整された前記半導体ウェーハを水平に保持
    するウェーハ保持手段と、 前記ウェーハ保持手段を回動させ、前記半導体ウェーハ
    をエンキャップ剤が塗布されるのに好適な位置に移動す
    ると共に、前記半導体ウェーハを垂直に位置させる移動
    手段と、 垂直に保持された前記半導体ウェーハを前記ウェーハ保
    持手段を介して回転させる駆動手段と、前記 駆動手段により回転された前記半導体ウェーハの端
    面にエンキャップ剤を抽出するディスペンサユニットと
    を具備し、前記半導体ウェーハの端面にエンキャップ剤
    を自動塗布することを特徴とする半導体製造装置。
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