JP2510038B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JP2510038B2 JP19180190A JP19180190A JP2510038B2 JP 2510038 B2 JP2510038 B2 JP 2510038B2 JP 19180190 A JP19180190 A JP 19180190A JP 19180190 A JP19180190 A JP 19180190A JP 2510038 B2 JP2510038 B2 JP 2510038B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は,半導体装置の製造に係り,特に半導体基板
の研磨方法に関し, 研削工程の短縮と半導体基板表面の損傷防止を目的と
し, 半導体基板表面に第1の高分子樹脂膜を貼りつける工
程と,該半導体基板の端側面並びに該第1の高分子樹脂
膜を覆って,第2の高分子樹脂のコート液を塗布し,乾
燥して第2の高分子樹脂膜を形成する工程と,しかる
後,該半導体基板の背面を一定の厚さまで研磨する工程
と,該半導体基板表面の第2の高分子樹脂膜並びに第1
の高分子樹脂膜を同時に剥離除去する工程とを含むよう
に構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は,半導体装置の製法に係り,特に半導体基板
の研磨方法に関する。
現状の半導体基板研削工程は,工程が長く,且つ,マ
スクとして使用したレジストを専用液で剥離する際に,
レジストが半導体基板の表面に残る,或いは,レジスト
剥離専用液が表面に残るといった問題を抱えており,こ
の打開策が必要である。
(従来の技術) 第4図は従来例の説明図である。
図において,21は半導体基板,22はレジスト膜,23は高
分子樹脂膜である。
従来の半導体基板研削工程においては,半導体素子を
形成した基板表面が研削工程中に損傷しないように,厚
くレジスト膜を塗布し,その上に高分子樹脂膜からなる
イクロステープを張り付けた状態で背面を研削してい
た。
この方法はレジストの塗布,乾燥,及び研削後のレジ
スト膜の剥離除去等と工程が長い事と,レジストの微片
が取り切れず残ること,及びレジスト剥離液の残渣が半
導体基板の表面に残る事など多くの問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って,従来工程ではレジストの塗布,剥離が独立の
工程として存在し,工程も長く,レジストや剥離液の残
渣が残ってしまうといった問題があった。
本発明は,以上の点に鑑み,これらの欠点を解消し
て,半導体基板の研削工程を短縮し,種々の表面残渣が
なくなる方法を得ることを目的として提供されるもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理説明図兼半導体基板背面研磨の
工程順模式断面図である。
図において,1は半導体基板,2は第1の高分子樹脂膜,3
は第2の高分子樹脂膜,4はダイシングライン溝,5は隙
間,6は研削面,7は研磨面である。
本発明では,上記の問題点を解決するために,ゴム性
の多少伸展性のある第1の高分子樹脂膜,例えば,イク
ロステープを直接に半導体基板上の素子表面に張り付
け,ダイシングライン溝を介して,半導体基板の周縁よ
りの水等の研削液の進入を防ぐために,塩化ビニールあ
どの第2の高分子樹脂を溶剤に溶かした,例えばエクセ
ルコート液を塗布することによって,レジストを使用せ
ずに,即ち,レジスト膜の塗布工程や剥離工程をなくし
て,レジスト等の残渣の発生を防止する。
即ち,本発明の目的は, 第1図(a)に示すように,半導体基体1表面に第1
の高分子樹脂膜2を貼りつける工程と, 第1図(b)に示すように,該半導体基板1の端側面
並びに該第1の高分子樹脂膜2を覆って,第2の高分子
樹脂のコート液を塗布し,乾燥して第2の高分子樹脂膜
3を形成する工程と, しかる後,第1図(c)に示すように,該半導体基板
1の背面を一定の厚さまで研磨する工程と, 該半導体基板1の表面の第2の高分子樹脂膜3並びに
第1の高分子樹脂膜2を同時に剥離除去する工程とを含
むことにより達成される。
〔作用〕
本発明では,レジスト膜を使用せず,基板に直接に高
分子樹脂膜を張り付けるので,レジストの塗布や剥離工
程が削減され,レジストや薬品の残渣がなくなる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例の工程順模式断面図,第2
図は半導体基板背面研磨の工程順模式断面図,第3図は
半導体基板背面研磨装置の斜視図である。
図において,1は半導体基板,2は第1の高分子樹脂膜,3
は第2の高分子樹脂膜,4はダイシングライン溝,5は隙
間,6は研削面,7は研磨面,8は第1のホィール,9は第2の
ホィール,10は第3のホィール,11は第1のコラム,12は
第2のコラム,13は第3のコラム,14はエレベーターカバ
ー,15は基板装填アーム,16は調整アーム,17は研削テー
ブル,18は基板脱着アーム,19はコントロールテーブル,2
0は表示パネルである。
本発明の一実施例について説明する。
先ず,第1図(a)に示すように,半導体基板1とし
ての,表面に素子を形成した直径150mm,厚さ約625μm
の厚さのシリコンウエハーの表面に第1の高分子樹脂膜
2として,ゴム系の多少伸展性のある,裏面に接着剤を
塗布した50μm厚さのイクロステープをウエハ全面に貼
り付け,ウエハ側面にてテープをカッティングする。
次に第1図(b)に示すように,ウエハ1の端側面並
びにイクロステープ2を覆って,第2の高分子樹脂であ
る塩化ビニールのエクセルコート液をスピナーにより約
10μmの厚さに塗布し,自然乾燥して,溶剤を揮発し,
塩化ビニール膜を形成する。
しかる後,第1図(c)に示すように,第3図に斜視
図により示した半導体基板背面研磨装置を用いて,ウエ
ハ1を3段階に研削・研磨する。
研磨装置は第3図に斜視図で示すように,ウエハセッ
トに装填されたウエハの基板1は,基板装着アーム15に
より研削テーブルに装着し,真空吸着により固定する。
研磨テーブルには、150mm径ウエハが6枚装填可能であ
る。
装置には第1コラム11から第3コラム13までの3個の
コラムが設けられ,コラムにはそれぞれに回転する鋼製
のホイールがセットされている。ホイールの先端には粒
度の異なる工業ダイヤモンドの微粒が埋め込まれてお
り,第1から第3のホィールへと,粒度が細かくなって
いる。
ホイールは1,500rpmで回転しながら,ゆっくり回転す
る研削テーブル17上のウエハー1を端より順に研削して
いく。
研削は,第2図(a)に示すように,ウエハ1を第1
のホイール8で粗削りを行い,540μm厚さまで削る。次
に,第2図(b)に示すように,第2のホイール9で中
削りを行い510μmの厚さまで削る。更に,第2図
(c)に示すように,第3のホイール10で仕上げ削りを
行い,500μmまで削る。
全体の研削時間は5−6分で1枚仕上がり,自動的に
基板脱着アーム18によりウエハ1を吸着して,ウエハカ
セットに収められる。
背面を研削したウエハ1は,そのまま弗硝酸のエッチ
ング液で背面を軽く30秒程度エッチングし,ウエハ1を
490μmの厚さに研磨して仕上る。
研磨の終了したウエハは,第1図(d)に示すよう
に,イクロステープ2をその上のエクセルコートフィル
ム3毎剥がして取り去る。
この様にして,研磨したウエハはレジスト膜を使用し
ないので,レジスト剥離液の残渣や,レジストの付着が
なく,清浄な表面を保つことができた。
〔発明の効果〕
本発明では,上記のように,レジストの剥離工程が削
減され,レジストや薬品の残渣が無くなるので,生産性
の向上,品質の向上に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の工程順模式断面図, 第2図はウエハ研磨の工程順模式断面図, 第3図はウエハ背面研磨装置, 第4図は従来例の説明図 である。 図において, 1は半導体基板,2は第1の高分子樹脂膜,3は第2の高分
子樹脂膜,4はダイシングライン溝,5は隙間,6は研削面,7
は研磨面,8は第1のホィール,9は第2のホィール,10は
第3のホィール,11は第1のコラム,12は第2のコラム,1
3は第3のコラム,14はエレベーターカバー,15は基板装
填アーム,16は調整アーム,17は研削テーブル,18は基板
脱着アーム,19はコントロールテーブル,20は表示パネル である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板(1)表面に第1の高分子樹脂
    膜(2)を貼りつける工程と, 該半導体基板(1)の端側面並びに該第1の高分子樹脂
    膜(2)を覆って,第2の高分子樹脂のコート液を塗布
    し,乾燥して第2の高分子樹脂膜(3)を形成する工程
    と, しかる後,該半導体基板(1)の背面を一定の厚さまで
    研磨する工程と, 該半導体基板(1)表面の第2の高分子樹脂膜(3)並
    びに第1の高分子樹脂膜(2)を同時に剥離除去する工
    程とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
JP19180190A 1990-07-18 1990-07-18 半導体装置の製造方法 Expired - Lifetime JP2510038B2 (ja)

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