JP2953400B2 - モータの速度制御回路 - Google Patents
モータの速度制御回路Info
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- JP2953400B2 JP2953400B2 JP8255484A JP25548496A JP2953400B2 JP 2953400 B2 JP2953400 B2 JP 2953400B2 JP 8255484 A JP8255484 A JP 8255484A JP 25548496 A JP25548496 A JP 25548496A JP 2953400 B2 JP2953400 B2 JP 2953400B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体磁気テープの走
行用、記録媒体ディスクの回転用等のモータの速度制御
回路に関する。
行用、記録媒体ディスクの回転用等のモータの速度制御
回路に関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なモータのフィードバック速度制
御回路は、モータの速度に対応した周波数を有する信号
(以下周波数信号と呼ぶ)を発生する周波数発電機(F
G)等から成る速度検出器と、速度検出器の出力周波数
を電圧信号に変換する周波数−電圧変換器と、モータの
所望速度に対応する基準電圧を発生する基準電圧源と、
周波数−電圧変換器から得られた速度検出電圧信号と基
準電圧との差に対応する出力(例えば前記差に基準電圧
を加算した電圧)を発生するための誤差増幅器と、誤差
増幅器の出力に応答してモータを駆動する駆動回路とか
ら成る。
御回路は、モータの速度に対応した周波数を有する信号
(以下周波数信号と呼ぶ)を発生する周波数発電機(F
G)等から成る速度検出器と、速度検出器の出力周波数
を電圧信号に変換する周波数−電圧変換器と、モータの
所望速度に対応する基準電圧を発生する基準電圧源と、
周波数−電圧変換器から得られた速度検出電圧信号と基
準電圧との差に対応する出力(例えば前記差に基準電圧
を加算した電圧)を発生するための誤差増幅器と、誤差
増幅器の出力に応答してモータを駆動する駆動回路とか
ら成る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、積分回路は
コンデンサを含んでいるので、モータの動作状態の切換
時の応答遅れを招く。例えば、モータの起動時におい
て、起動指令が与えられても積分用ンデンサが所定レベ
ル以上に充電されるまではモータの回転が開始しない。
また、モータを高い回転速度から低い回転速度に切換え
る場合においても、制御信号の電圧レベルの低下に追従
して積分用コンデンサの放電が生じ、その後に発生する
所望の低い回転速度を得るための制御信号によって積分
用コンデンサが再び所定レベル以上に充電されるまでモ
ータを駆動することができない。
コンデンサを含んでいるので、モータの動作状態の切換
時の応答遅れを招く。例えば、モータの起動時におい
て、起動指令が与えられても積分用ンデンサが所定レベ
ル以上に充電されるまではモータの回転が開始しない。
また、モータを高い回転速度から低い回転速度に切換え
る場合においても、制御信号の電圧レベルの低下に追従
して積分用コンデンサの放電が生じ、その後に発生する
所望の低い回転速度を得るための制御信号によって積分
用コンデンサが再び所定レベル以上に充電されるまでモ
ータを駆動することができない。
【0004】そこで、本発明の目的は、モータの動作状
態転換時における応答性の良いフィードバック速度制御
回路を提供することにある。
態転換時における応答性の良いフィードバック速度制御
回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、モ−タの回転速度に対応した周波数を有す
る信号を発生する周波数信号発生器と、基準周波数を発
生する基準周波数源と、前記周波数信号発生器の出力周
波数と前記基準周波数とを比較する比較器と、前記比較
器の出力を積分するためのものであって、積分用コンデ
ンサと抵抗とを有している積分回路と、前記積分回路の
出力信号に応答して前記モ−タを駆動するモ−タ駆動回
路とから成るモ−タの速度制御回路であって、少なくと
も前記周波数信号発生器から前記モータの回転を示す信
号が発生している期間において前記積分用コンデンサの
電圧が所定値よりも低下することことを阻止するための
コンデンサ充電回路が設けられていることを特徴とする
モ−タの速度制御回路に係わるものである。なお、請求
項2に示すように過充電阻止回路を設けることが望まし
い。
の本発明は、モ−タの回転速度に対応した周波数を有す
る信号を発生する周波数信号発生器と、基準周波数を発
生する基準周波数源と、前記周波数信号発生器の出力周
波数と前記基準周波数とを比較する比較器と、前記比較
器の出力を積分するためのものであって、積分用コンデ
ンサと抵抗とを有している積分回路と、前記積分回路の
出力信号に応答して前記モ−タを駆動するモ−タ駆動回
路とから成るモ−タの速度制御回路であって、少なくと
も前記周波数信号発生器から前記モータの回転を示す信
号が発生している期間において前記積分用コンデンサの
電圧が所定値よりも低下することことを阻止するための
コンデンサ充電回路が設けられていることを特徴とする
モ−タの速度制御回路に係わるものである。なお、請求
項2に示すように過充電阻止回路を設けることが望まし
い。
【0006】
【発明の作用及び効果】各請求項の発明に従う充電回路
は積分用コンデンサの電圧が所定値以下に低下するのを
防止するように積分用コンデンサを充電する。従って、
モータ停止期間中であっても、コンデンサを所定電圧に
充電することができる。コンデンサが所定レベルに充電
されていると、モータの駆動を迅速に開始することがで
きる。またモータを高速から低速に切換える時にもコン
デンサの電圧が所定値よりも低下しないので、低速状態
に迅速に移行することができる。また、請求項2の発明
によれば、コンデンサの過充電を防止してフィ―ドバッ
ク制御の異常動作を阻止することができる。
は積分用コンデンサの電圧が所定値以下に低下するのを
防止するように積分用コンデンサを充電する。従って、
モータ停止期間中であっても、コンデンサを所定電圧に
充電することができる。コンデンサが所定レベルに充電
されていると、モータの駆動を迅速に開始することがで
きる。またモータを高速から低速に切換える時にもコン
デンサの電圧が所定値よりも低下しないので、低速状態
に迅速に移行することができる。また、請求項2の発明
によれば、コンデンサの過充電を防止してフィ―ドバッ
ク制御の異常動作を阻止することができる。
【0007】次に、積分回路を説明する。フィードバッ
ク速度制御回路には、制御信号を補償するために図2に
示すような積分回路が直列接続されている。この積分回
路は制御信号ラインに直列に接続された第1の抵抗R1
と、この出力端とグランドとの間に第2の抵抗R2 を介
して接続されたコンデンサCとから成る。この様に構成
された積分回路の周波数特性は図3に示す通りであり、
第1の角周波数ω1 よりも低い周波数領域では実質的に
減衰がなく、利得が実質的に0dB又は1倍であり、第
1の角周波数ω1 よりも高い第2の角周波数ω2 よりも
高い領域では利得が20log[R2 /(R1 +R2
)]dB又はR2 /(R1 +R2)倍である。なお、第
1の角周波数ω1は1/C(R1 +R2 )で決定され、
第2の角周波数ω2 は1/CR2 で決定される。
ク速度制御回路には、制御信号を補償するために図2に
示すような積分回路が直列接続されている。この積分回
路は制御信号ラインに直列に接続された第1の抵抗R1
と、この出力端とグランドとの間に第2の抵抗R2 を介
して接続されたコンデンサCとから成る。この様に構成
された積分回路の周波数特性は図3に示す通りであり、
第1の角周波数ω1 よりも低い周波数領域では実質的に
減衰がなく、利得が実質的に0dB又は1倍であり、第
1の角周波数ω1 よりも高い第2の角周波数ω2 よりも
高い領域では利得が20log[R2 /(R1 +R2
)]dB又はR2 /(R1 +R2)倍である。なお、第
1の角周波数ω1は1/C(R1 +R2 )で決定され、
第2の角周波数ω2 は1/CR2 で決定される。
【0008】図3の特性を有する積分回路は長期的に変
化する成分即ち極めて低い周波数成分即ち直流成分又は
定常成分に対する減衰が少ないが、磁気テープ装置にお
けるワウ・フラッター等の高い周波数成分即ち過渡成分
又は交流成分に対しては大きな減衰を示す。従って、モ
ータの負荷トルクの長期的変化即ち負荷トルクの製作時
における基準値からの長期的ずれを示すフィードバック
制御信号の直流成分は実質的に減衰させずに伝送され、
フィードバック制御で良好に補償され、所望回転速度が
維持される。なお、直流成分の変化は、モータ自体の長
期的変化即ちモータの駆動電圧とこの出力トルクとの関
係が経時変化や温度変化によって変化した時にも生じ、
この場合にも負荷トルクの長期的変動の場合と同様にフ
ィードバック制御によって効果的に補償される。一方、
ワウ・フラッターのような高い周波数成分即ち過渡成分
又は交流成分は積分回路で抑制されるので、この交流成
分のフィードバック制御回路の利得が過大になることが
阻止され、発振防止が達成される。
化する成分即ち極めて低い周波数成分即ち直流成分又は
定常成分に対する減衰が少ないが、磁気テープ装置にお
けるワウ・フラッター等の高い周波数成分即ち過渡成分
又は交流成分に対しては大きな減衰を示す。従って、モ
ータの負荷トルクの長期的変化即ち負荷トルクの製作時
における基準値からの長期的ずれを示すフィードバック
制御信号の直流成分は実質的に減衰させずに伝送され、
フィードバック制御で良好に補償され、所望回転速度が
維持される。なお、直流成分の変化は、モータ自体の長
期的変化即ちモータの駆動電圧とこの出力トルクとの関
係が経時変化や温度変化によって変化した時にも生じ、
この場合にも負荷トルクの長期的変動の場合と同様にフ
ィードバック制御によって効果的に補償される。一方、
ワウ・フラッターのような高い周波数成分即ち過渡成分
又は交流成分は積分回路で抑制されるので、この交流成
分のフィードバック制御回路の利得が過大になることが
阻止され、発振防止が達成される。
【0009】
【第1の実施例】次に、図1を参照して本発明の第1の
実施例に係わる磁気テープ記録再生装置におけるキャプ
スタンモータの速度即ちトルク制御回路を説明する。
実施例に係わる磁気テープ記録再生装置におけるキャプ
スタンモータの速度即ちトルク制御回路を説明する。
【0010】図1においてモータ1はブラシレス直流モ
ータであって、直流電源端子2とグランドとの間に駆動
回路3を介して接続されている。駆動回路3は周知のも
のであって増幅器とトランジスタとを含み、モータ1の
電流を制御し、モータ1の出力トルク即ち回転速度を制
御するものである。なお、図示はされていないがモータ
1には一対のリール間で磁気テープを定速駆動するため
のキャプスタンが負荷として結合されている。
ータであって、直流電源端子2とグランドとの間に駆動
回路3を介して接続されている。駆動回路3は周知のも
のであって増幅器とトランジスタとを含み、モータ1の
電流を制御し、モータ1の出力トルク即ち回転速度を制
御するものである。なお、図示はされていないがモータ
1には一対のリール間で磁気テープを定速駆動するため
のキャプスタンが負荷として結合されている。
【0011】DCモータ1をフィードバック制御するた
めに、モータ1の回転速度に対応した周波数を有する信
号(周波数信号)を発生する周波数発電機即ち周波数発
生器(FG)から成る周知の速度検出器11と、周波数
比較器70と、基準周波数源71と、ロ−パスフィルタ
(LPF)72とが設けられている。周波数比較器70
は、速度検出器11の出力周波数と基準周波数源71の
基準数周波数とを比較し、これ等の差を示す信号を出力
する。ロ−パスフィルタ72は比較器70の出力を平滑
する。
めに、モータ1の回転速度に対応した周波数を有する信
号(周波数信号)を発生する周波数発電機即ち周波数発
生器(FG)から成る周知の速度検出器11と、周波数
比較器70と、基準周波数源71と、ロ−パスフィルタ
(LPF)72とが設けられている。周波数比較器70
は、速度検出器11の出力周波数と基準周波数源71の
基準数周波数とを比較し、これ等の差を示す信号を出力
する。ロ−パスフィルタ72は比較器70の出力を平滑
する。
【0012】ロ−パスフィルタ72とモ−タ駆動回路3
との間に接続された積分回路は、ロ−パスフィルタ72
の出力ラインに直列に接続された第1の抵抗17と、こ
の第1の抵抗17の出力側端子とグランドとの間に接続
された第2の抵抗18とコンデンサ19との直列回路か
ら成る。例えば、第1の抵抗17の値は10kΩ、第2
の抵抗18の値は5.6kΩ、コンデンサ19の値は2
20μFである。この積分回路16は図2に示した回路
と同一であり、図3に示す周波数特性を有する。
との間に接続された積分回路は、ロ−パスフィルタ72
の出力ラインに直列に接続された第1の抵抗17と、こ
の第1の抵抗17の出力側端子とグランドとの間に接続
された第2の抵抗18とコンデンサ19との直列回路か
ら成る。例えば、第1の抵抗17の値は10kΩ、第2
の抵抗18の値は5.6kΩ、コンデンサ19の値は2
20μFである。この積分回路16は図2に示した回路
と同一であり、図3に示す周波数特性を有する。
【0013】積分用コンデンサ19の一端には本発明に
従う電圧低下阻止用の充電回路20が接続されている。
この充電回路20は積分用コンデンサ19の充電電圧V
c が所定値よりも低くなることを阻止するための回路で
あり、直流電源端子21とグランドとの間に接続された
抵抗22と可変抵抗23とから成る分圧回路と、この分
圧回路の分圧点P1 とコンデンサ19の一端との間に接
続された逆流阻止用ダイオード24から成る。コンデン
サ19の電圧Vc が抵抗23の両端電圧Va からダイオ
ード24の順方向電圧Vf を差し引いた値(V1 =Va
−Vf )よりも低くなると、ダイオード24を通ってコ
ンデンサ19の充電電流が流れる。従って、コンデンサ
19の充電電圧はロ−パスフィルタ72出力に無関係に
ほぼ所定値以上に保たれる。
従う電圧低下阻止用の充電回路20が接続されている。
この充電回路20は積分用コンデンサ19の充電電圧V
c が所定値よりも低くなることを阻止するための回路で
あり、直流電源端子21とグランドとの間に接続された
抵抗22と可変抵抗23とから成る分圧回路と、この分
圧回路の分圧点P1 とコンデンサ19の一端との間に接
続された逆流阻止用ダイオード24から成る。コンデン
サ19の電圧Vc が抵抗23の両端電圧Va からダイオ
ード24の順方向電圧Vf を差し引いた値(V1 =Va
−Vf )よりも低くなると、ダイオード24を通ってコ
ンデンサ19の充電電流が流れる。従って、コンデンサ
19の充電電圧はロ−パスフィルタ72出力に無関係に
ほぼ所定値以上に保たれる。
【0014】積分回路16の出力ラインは周知のモ−タ
駆動回路3に接続されている。
駆動回路3に接続されている。
【0015】
【動作】図1の磁気テープ記録再生装置の電源スイッチ
(図示せず)を投入すると、各回路に所定の電圧が供給
される。コンデンサ19が完全に放電された状態にある
と仮定すれば、電圧低下阻止回路20のダイオード24
を介してコンデンサ19の充電電流が流れ、この電圧V
c は所定値になる。その後、モ−タ1の起動スイッチ
(図示せず)をオンにすると、周波数比較器70から出
力電圧が発生する。モータ1の起動時には速度検出器1
1の出力周波数が低いので、ロ−パスフィルタ72から
比較的高い電圧が発生し、これが積分回路16の入力に
なる。起動スイッチをオンにして起動命令を発生させる
時点よりも前に積分用コンデンサ19が予め充電されて
いるので,モ−タ1の回転が起動スイツチの操作後に迅
速に立上る。
(図示せず)を投入すると、各回路に所定の電圧が供給
される。コンデンサ19が完全に放電された状態にある
と仮定すれば、電圧低下阻止回路20のダイオード24
を介してコンデンサ19の充電電流が流れ、この電圧V
c は所定値になる。その後、モ−タ1の起動スイッチ
(図示せず)をオンにすると、周波数比較器70から出
力電圧が発生する。モータ1の起動時には速度検出器1
1の出力周波数が低いので、ロ−パスフィルタ72から
比較的高い電圧が発生し、これが積分回路16の入力に
なる。起動スイッチをオンにして起動命令を発生させる
時点よりも前に積分用コンデンサ19が予め充電されて
いるので,モ−タ1の回転が起動スイツチの操作後に迅
速に立上る。
【0016】本実施例の回路によれば、起動時のみでな
く、速度制御期間中においてのコンデンサ19の電圧低
下を抑制しているので、モ−タ1の回転速度の切換を迅
速に行なうことが出きる。モ−タ1の回転制御を高速制
御から低速制御に切換えると、ロ−パスフィルタ72の
出力電圧レベルは低下し、積分出力電圧Vb も低下す
る。また、コンデンサ19が放電モードとなり、この充
電電圧Vc も低下する。コンデンサ19の電圧Vc が充
電回路20の電圧Vaよりも低くなると、ダイオード2
4がオンになってコンデンサ19に充電回路20から充
電電流が流れ、コンデンサ19の電圧Vc の低下がVa
で制限される。これにより、積分回路16の出力電圧V
bのアンダシュ−トが抑制され、モ−タ1の回転速度が
比較的短時間で所望速度になる。
く、速度制御期間中においてのコンデンサ19の電圧低
下を抑制しているので、モ−タ1の回転速度の切換を迅
速に行なうことが出きる。モ−タ1の回転制御を高速制
御から低速制御に切換えると、ロ−パスフィルタ72の
出力電圧レベルは低下し、積分出力電圧Vb も低下す
る。また、コンデンサ19が放電モードとなり、この充
電電圧Vc も低下する。コンデンサ19の電圧Vc が充
電回路20の電圧Vaよりも低くなると、ダイオード2
4がオンになってコンデンサ19に充電回路20から充
電電流が流れ、コンデンサ19の電圧Vc の低下がVa
で制限される。これにより、積分回路16の出力電圧V
bのアンダシュ−トが抑制され、モ−タ1の回転速度が
比較的短時間で所望速度になる。
【0017】もし、図1の充電回路20を設けなけれ
ば、速度切換時にコンデンサ19の放電が本実施例の場
合よりも大幅に多くなる。このため、モータ1の回転速
度は慣性によって目標の回転速度以下になり、目標速度
に達するまでの時間が長くなる。
ば、速度切換時にコンデンサ19の放電が本実施例の場
合よりも大幅に多くなる。このため、モータ1の回転速
度は慣性によって目標の回転速度以下になり、目標速度
に達するまでの時間が長くなる。
【0018】
【第2の実施例】次に、図4を参照して本発明の第2の
実施例に係わるフィードバック制御回路を説明する。但
し、図4及び後述する図5及び図6において図1と共通
する部分には同一の符号を付してその説明を省略し、且
つ共通する部分の大部分の図示を省略する。第2の実施
例のフィードバック制御回路は図1の積分回路25を変
えたものである。オペアンプ26aの反転入力端子は第
1の抵抗40を介してローパスフイルタ72に接続され
ている。オペアンプ26aの非反転入力端子は基準電圧
回路27に接続されている。オペアンプ26aの反転入
力端子と出力端子との間にはコンデンサ19が第2の抵
抗18を介して接続され、且つ帰還用抵抗41が接続さ
れている。充電回路20aは電源端子42と無極性コン
デンサ19との間にダイオード24を接続することによ
って構成されている。オペアンプ26aは反転増幅器で
あるので、抵抗40の前段に反転回路(図示せず)が接続
される。
実施例に係わるフィードバック制御回路を説明する。但
し、図4及び後述する図5及び図6において図1と共通
する部分には同一の符号を付してその説明を省略し、且
つ共通する部分の大部分の図示を省略する。第2の実施
例のフィードバック制御回路は図1の積分回路25を変
えたものである。オペアンプ26aの反転入力端子は第
1の抵抗40を介してローパスフイルタ72に接続され
ている。オペアンプ26aの非反転入力端子は基準電圧
回路27に接続されている。オペアンプ26aの反転入
力端子と出力端子との間にはコンデンサ19が第2の抵
抗18を介して接続され、且つ帰還用抵抗41が接続さ
れている。充電回路20aは電源端子42と無極性コン
デンサ19との間にダイオード24を接続することによ
って構成されている。オペアンプ26aは反転増幅器で
あるので、抵抗40の前段に反転回路(図示せず)が接続
される。
【0019】図4の回路においてもコンデンサ19の充
電電圧が所定値より低くなると、ダイオード24が導通
し、電源端子42の電圧でコンデンサ19が充電され
る。これにより第1の実施例と同一の作用効果を得るこ
とができる。
電電圧が所定値より低くなると、ダイオード24が導通
し、電源端子42の電圧でコンデンサ19が充電され
る。これにより第1の実施例と同一の作用効果を得るこ
とができる。
【0020】
【第3の実施例】図5は第3の実施例に係わるフィード
バック制御回路の一部を示す。ここでは図1と同様な極
性の信号が抵抗40を介して入力するので、直列接続さ
れた2つのオペアンプ26a、50を共に反転増幅器と
して動作させている。即ち、オペアンプ26aとコンデ
ンサ19と抵抗18、40、41から成る積分回路は図
4と同一に構成され、ここにオペアンプ51と抵抗5
2、53から成る反転増幅回路が接続されている。な
お、図5では無極性コンデンサ19と保持電圧を与える
電源端子50との間に接続されたダイオード24の向き
が図4と逆になっている。図5に従うフィードバック制
御回路によっても、図1と同様な作用効果を得ることが
できる。
バック制御回路の一部を示す。ここでは図1と同様な極
性の信号が抵抗40を介して入力するので、直列接続さ
れた2つのオペアンプ26a、50を共に反転増幅器と
して動作させている。即ち、オペアンプ26aとコンデ
ンサ19と抵抗18、40、41から成る積分回路は図
4と同一に構成され、ここにオペアンプ51と抵抗5
2、53から成る反転増幅回路が接続されている。な
お、図5では無極性コンデンサ19と保持電圧を与える
電源端子50との間に接続されたダイオード24の向き
が図4と逆になっている。図5に従うフィードバック制
御回路によっても、図1と同様な作用効果を得ることが
できる。
【0021】
【第4の実施例】図6は図1のフィードバック制御回路
に過充電阻止回路60を付加した回路の一部を示す。こ
の過充電阻止回路60は直流電源端子61とグランドと
の間に接続された分圧抵抗62、63と、逆流阻止用素
子としてのダイオード64とから成る。抵抗62、63
は電源端子61の電圧を分圧し、分圧点P2 に電圧Vd
を得るものである。コンデンサ19の一端はダイオード
64を介して分圧点P2 に接続されている。コンデンサ
19の電圧Vc が分圧点の電圧Vd にダイオード64の
順方向電圧Vf を加算した第2の所定値V2 よりも高く
なると、ダイオード64が導通し、コンデンサ19の放
電回路が形成される。これにより、コンデンサ19が第
2の所定値V2 よりも高く充電されることが阻止され
る。なお、第2の所定値V2は充電回路20で充電する
第1の所定値V1よりも高い値を有する。図6の回路で
は勿論、Vd >Va に設定されている。図6において過
充電阻止回路60以外は図1と同一に構成されている。
従って、図6の回路によれば第1の実施例と同一の効果
が得られる他に、コンデンサ19の過充電防止の効果が
得られる。このように過充電を防止すると、例えば負荷
が過渡に重い(大きい)状態にあってもVoの上限がサ
−ボロック範囲内に抑えられているため、負荷が大きい
状態から急激に負荷が軽くなった場合のモ−タの暴走を
防止することができる。
に過充電阻止回路60を付加した回路の一部を示す。こ
の過充電阻止回路60は直流電源端子61とグランドと
の間に接続された分圧抵抗62、63と、逆流阻止用素
子としてのダイオード64とから成る。抵抗62、63
は電源端子61の電圧を分圧し、分圧点P2 に電圧Vd
を得るものである。コンデンサ19の一端はダイオード
64を介して分圧点P2 に接続されている。コンデンサ
19の電圧Vc が分圧点の電圧Vd にダイオード64の
順方向電圧Vf を加算した第2の所定値V2 よりも高く
なると、ダイオード64が導通し、コンデンサ19の放
電回路が形成される。これにより、コンデンサ19が第
2の所定値V2 よりも高く充電されることが阻止され
る。なお、第2の所定値V2は充電回路20で充電する
第1の所定値V1よりも高い値を有する。図6の回路で
は勿論、Vd >Va に設定されている。図6において過
充電阻止回路60以外は図1と同一に構成されている。
従って、図6の回路によれば第1の実施例と同一の効果
が得られる他に、コンデンサ19の過充電防止の効果が
得られる。このように過充電を防止すると、例えば負荷
が過渡に重い(大きい)状態にあってもVoの上限がサ
−ボロック範囲内に抑えられているため、負荷が大きい
状態から急激に負荷が軽くなった場合のモ−タの暴走を
防止することができる。
【0022】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図1では充電回路20の充電電圧Va が抵抗2
3によって調整できるように構成されている。この代り
に、複数種類の電圧源を設け、これを選択スイッチを介
してダイオード24に選択的に接続するように構成する
ことができる。また、図6の過充電防止回路60におい
ても、可変抵抗63によって電圧Vd を調整する代り
に、複数の電源を設け、これを選択スイッチを介してダ
イオード64のカソードに接続することができる。 (2) モータ1の回転に対応する周波数信号の位相を
基準周波数信号の位相に一致させるように位相制御する
回路を設けることができる。 (3) フィードバック制御回路、積分回路の構成を種
々変形できる。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図1では充電回路20の充電電圧Va が抵抗2
3によって調整できるように構成されている。この代り
に、複数種類の電圧源を設け、これを選択スイッチを介
してダイオード24に選択的に接続するように構成する
ことができる。また、図6の過充電防止回路60におい
ても、可変抵抗63によって電圧Vd を調整する代り
に、複数の電源を設け、これを選択スイッチを介してダ
イオード64のカソードに接続することができる。 (2) モータ1の回転に対応する周波数信号の位相を
基準周波数信号の位相に一致させるように位相制御する
回路を設けることができる。 (3) フィードバック制御回路、積分回路の構成を種
々変形できる。
【図1】本発明の第1の実施例に係わる磁気テープ記録
再生装置のキャプスタンモータの速度制御回路を示す回
路図である。
再生装置のキャプスタンモータの速度制御回路を示す回
路図である。
【図2】従来の積分回路を示す回路図である。
【図3】図2の積分回路の周波数特製図である。
【図4】第2の実施例のフィードバック制御回路の一部
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図5】第3の実施例のフィードバック制御回路の一部
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図6】第4の実施例のフィードバック制御回路の一部
を示す回路図である。
を示す回路図である。
16 積分回路 17,18 抵抗 19 積分用コンデンサ 20 充電回路
Claims (2)
- 【請求項1】 モ−タの回転速度に対応した周波数を有
する信号を発生する周波数信号発生器と、 基準周波数を発生する基準周波数源と、 前記周波数信号発生器の出力周波数と前記基準周波数と
を比較する比較器と、前記比較器の出力を積分するため
のものであって、積分用コンデンサと抵抗とを有してい
る積分回路と、 前記積分回路の出力信号に応答して前記モ−タを駆動す
るモ−タ駆動回路と、からなるモ−タの速度制御回路で
あって、 少なくとも前記周波数信号発生器から前記モータの回転
を示す信号が発生している期間において 前記積分用コン
デンサの電圧が所定値よりも低下することことを阻止す
るためのコンデンサ充電回路が設けられていることを特
徴とするモ−タの速度制御回路。 - 【請求項2】 更に、前記コンデンサの電圧が前記所定
値よりも高い過充電電圧レベルよりも高くなることを阻
止するための過充電電圧阻止回路を有する請求項1記載
のモ−タの速度制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8255484A JP2953400B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | モータの速度制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8255484A JP2953400B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | モータの速度制御回路 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3285604A Division JP2730353B2 (ja) | 1991-10-04 | 1991-10-04 | モータの速度制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09168289A JPH09168289A (ja) | 1997-06-24 |
JP2953400B2 true JP2953400B2 (ja) | 1999-09-27 |
Family
ID=17279406
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8255484A Expired - Fee Related JP2953400B2 (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | モータの速度制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2953400B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1274481A (zh) * | 1998-07-16 | 2000-11-22 | 精工爱普生株式会社 | 不带位置传感器的电动机的控制方法及其控制装置 |
JP5751806B2 (ja) * | 2010-11-18 | 2015-07-22 | キヤノン株式会社 | モータ駆動装置及び画像形成装置 |
CN106712598B (zh) * | 2017-03-20 | 2024-01-05 | 深圳市永亿豪电子有限公司 | 一种马达转速闭环控制电路 |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP8255484A patent/JP2953400B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09168289A (ja) | 1997-06-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |