JP2953026B2 - 半導体集積回路装置の静電保護装置 - Google Patents

半導体集積回路装置の静電保護装置

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JP2953026B2 JP2286364A JP28636490A JP2953026B2 JP 2953026 B2 JP2953026 B2 JP 2953026B2 JP 2286364 A JP2286364 A JP 2286364A JP 28636490 A JP28636490 A JP 28636490A JP 2953026 B2 JP2953026 B2 JP 2953026B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は半導体集積回路装置の静電保護装置に関し、
特に、TTL回路及びECLインターフェイス回路等を混載し
た半導体集積回路装置に関する。
[従来の技術] 従来、ECLレベルインタフェース回路、TTL回路及びCM
OSレベルインタフェース回路等を同一チップ内に混載し
た半導体集積回路装置においては、出力の同時動作時に
接地電位が不安定になっても他の入出力回路又は内部回
路の接地電位に影響が及ばないようにするため、ECL出
力用の接地端子及びTTL出力用の接地端子を個別的に設
けている。
第3図は従来のこの種の半導体集積回路装置を示す回
路図である。
TTL出力回路10は、TTL出力回路用の電源端子12とTTL
出力回路用の接地端子2との間に接続されている。
ECL出力回路11は、ECL出力回路用の電源端子14とECL
出力回路用の接地端子13との間に接続されている。
また、TTL出力回路10の内部回路及びECL出力回路11の
内部回路は、内部回路用の接地端子6に共通接続されて
いる。
TTL出力回路10の静電破壊防止用の保護回路は以下に
示すように構成されている。即ち、TTL出力回路10の内
部に配置されたバイポーラトランジスタ(静電保護素
子)3は、そのコレクタがTTL出力回路用の出力端子1
に接続され、そのエミッタが接地端子2に接続され、そ
のベースが抵抗5を介して接地端子2に接続されてい
る。ダイオード4はそのカソードが出力端子1に接続さ
れ、そのアノードが接地端子2に接続されている。これ
らのトランジスタ3、ダイオード4及び抵抗5によりTT
L出力回路用の接地端子2と出力端子1との間の静電保
護回路が構成されている。また、バイポーラトランジス
タ(静電保護素子)15は、そのコレクタが出力端子1に
接続され、そのエミッタが接地端子6に接続され、その
ベースが抵抗17を介して接地端子6に接続されている。
ダイオード16はそのカソードが出力端子1に接続され、
そのアノードが接地端子6に接続されている。これらの
トランジスタ15、ダイオード16及び抵抗17により内部回
路用の接地端子6の出力端子1との間の静電保護回路が
構成されている。
このように構成される半導体集積回路装置において
は、接地電位に対して正の静電サージが出力端子1に印
加されると、この静電サージはトランジスタ3,15に導入
され、このトランジスタ3,15において吸収される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の半導体集積回路装置に
おいては、1つのTTL出力回路10について、その内部回
路用の接地端子6及びTTL出力回路用の接地端子2に対
して夫々静電破壊防止用の保護回路を設ける必要があ
り、これらの保護回路により素子数が増加してしまう。
そうすると、半導体チップの面積が拡大すると共に、出
力負荷が増加するという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであっ
て、半導体チップの面積を縮小することができると共
に、その出力負荷を低減することができる半導体集積回
路装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明に係る半導体集積回路装置の静電保護装置は、
同一チップ内に複数の回路が混載され異なるグランドラ
インに接続された第1及び第2の接地端子を有する半導
体集積回路装置において、コレクタが前記第1の接地端
子に接続されエミッタが前記第2の接地端子に接続され
たバイポーラトランジスタと、このバイポーラトランジ
スタのベースにバイアス電圧を与える手段とを備えた静
電保護回路を有することを特徴とする。
[作用] TTL回路及びECL回路等を混載した半導体集積回路装置
は、このTTL回路及びECL回路等の接地電位が動作時に他
の入出力回路及び内部回路の接地電位に影響しないよう
に、異なるグランドラインに接続された第1及び第2の
接地端子を設けている。このため、TTL回路等の出力端
子と前記第1及び前記第2の接地端子との間には夫々静
電保護回路を設ける必要がある。本発明に係る半導体集
積回路装置の静電保護装置は、例えばTTL回路用の第1
の接地端子と例えば内部回路用の第2の接地端子との間
に接続されたバイポーラトランジスタと、このバイポー
ラトランジスタのベースにバイアス電圧を与える手段と
を有している。このため、前記第2の接地端子の電位に
対して正の静電サージが前記第1の接地端子に印加され
た場合、この静電サージは前記バイポーラトランジスタ
のコレクタ・エミッタ間のブレークダウン電流により吸
収される。そして、このブレークダウン電流によりベー
ス電圧が生じると、前記バイポーラトランジスタがオン
状態になる。これにより、静電サージは急速に引き抜か
れる。なお、前記バイポーラトランジスタのベースにバ
イアス電圧を与える手段とは、ベース・エミッタ間に接
続された抵抗又はMOSトランジスタ等がある。
本発明においては、静電保護装置は上述の如く半導体
集積回路装置の第1の接地端子と第2の接地端子との間
に設けられている。このため、例えば複数のTTL回路を
有する半導体集積回路装置において、各TTL回路は第1
の接地端子と第2の接地端子との間の静電保護装置を共
有することができ、その出力端子と第1の接地端子との
間にのみ静電保護回路を設ければ良い。従って、静電保
護回路の素子数を従来よりも削減することができるの
で、半導体チップの面積を縮小することができると共
に、その出力負荷を低減することができる。
[実施例] 次に、本発明の実施例について添付の図面を参照して
説明する。
第1図は本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路
装置を示す回路図である。なお、第1図において第3図
と同一物には同一符号を付してその部分の詳細な説明は
省略する。
TTL出力回路10の静電破壊防止用の保護回路は以下に
示すように構成されている。即ち、TTL出力回路10の内
部に配置されたバイポーラトランジスタ3は、そのコレ
クタがTTL出力回路用の出力端子1に接続され、そのエ
ミッタがTTL出力回路用の接地端子2に接続され、その
ベースが抵抗5を介して接地端子2に接続されている。
ダイオード4はそのカソードが出力端子1に接続され、
そのアノードが接地端子2に接続されている。これらの
トランジスタ3、ダイオード4及び抵抗5によりTTL出
力回路用の接地端子2に対する保護回路が構成されてい
る。また、バイポーラトランジスタ7は、そのコレクタ
が接地端子2(第1の接地端子)に接続され、そのエミ
ッタが内部回路用の接地端子6(第2の接地端子)に接
続され、そのベースが抵抗9を介して接地端子6に接続
されている。ダイオード8はそのカソードが接地端子2
に接続され、そのアノードが接地端子6に接続されてい
る。これらのトランジスタ7、ダイオード8及び抵抗9
により内部回路用の接地端子6に対する保護回路が構成
されている。
次に、上述の半導体集積回路装置の動作について説明
する。
TTL出力回路用の出力端子1の電位に対して正の静電
サージが内部回路用の接地端子6に印加された場合、こ
の静電サージはダイオード8,4を通して順方向にバイパ
スして吸収される。一方、接地端子6の電位に対して正
の静電サージが出力端子1に印加された場合、この静電
サージはバイポーラトランジスタ3,7のコレクタ・エミ
ッタ間のブレークダウン電流により吸収される。この場
合、抵抗5,9はバイポーラトランジスタ3,7のコレクタ・
エミッタ間のブレークダウン電流によりその両端間に電
圧が生じる。そうすると、バイポーラトランジスタ3,7
のエミッタ・ベース間がオン状態になり、バイポーラト
ランジスタ7をオン状態になる。これにより、静電サー
ジは急速に引き抜かれる。
本実施例においては、接地端子2と接地端子6との間
にバイポーラトランジスタ7、抵抗9及びダイオード8
からなる静電保護回路が設けられている。このため、複
数のTTL出力回路(図示せず)を設けた場合、従来とは
異なって、各TTL出力回路はその出力端子と接地端子2
との間にのみ静電保護回路を設ければ良い。従って、本
実施例によれば、静電保護回路の素子数を従来よりも削
減することができるので、半導体チップの面積を縮小で
きると共に、その出力負荷を低減できる。
第2図は本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路
装置を示す回路図である。なお、本実施例は第1の実施
例における抵抗をMOSトランジスタに替えたものである
ので、第2図において第1図及び第3図と同一物には同
一符号を付してその部分の詳細な説明は省略する。
本実施例においては、第1図における抵抗9の替わり
に、N型MOSトランジスタ18を使用する。このN型MOSト
ランジスタ18はそのソースが内部回路用の接地端子6に
接続され、そのドレインがバイポーラトランジスタ7の
ベースに接続され、そのゲートがTTL出力回路用の接地
端子2に接続されている。このため、接地端子6の電位
に対して正の静電サージが出力端子1に印加された場
合、この静電サージは第1の実施例と同様にしてバイポ
ーラトランジスタ3,7において吸収される。この場合
は、N型MOSトランジスタ18はバイポーラトランジスタ
3,7のブレークダウン電流によりオン状態になり、バイ
ポーラトランジスタ7をオン状態にする。これにより、
静電サージは急速に引き抜かれる。従って、第1の実施
例と同様に、半導体チップの面積を縮小できると共に、
その出力負荷を低減できる。
上述した各実施例においては、回路の容量Cが約200p
Fであってその抵抗Rが実質的に0Ωのとき、少なくと
も250Vの静電サージから半導体集積回路装置を保護する
ことができ、回路の容量Cが約100pFであってその抵抗
Rが約1.5kΩのときには、少なくとも1000Vの静電サー
ジから半導体集積回路装置を保護することができる。な
お、上述の静電保護回路を設けていない場合は、回路の
容量Cが約200pFであってその抵抗Rが実質的に0Ωの
とき、約150Vの静電サージにより静電破壊が発生し、回
路の容量Cが約100pFであってその抵抗Rが約1.5kΩの
ときには、約600Vの静電サージにより静電破壊が発生す
る。即ち、本実施例によれば、極めて優れた静電保護効
果を実現することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、異なるグランド
ラインに接続された第1の接地端子と第2の接地端子と
の間に静電保護装置を設けたから、例えば複数のTTL回
路を有する半導体集積回路装置において、各TTL回路は
本発明の静電保護装置を共有することができ、個別的に
はその出力端子と第1の接地端子との間にのみ静電保護
回路を設ければ良い。従って、静電保護回路の素子数を
従来よりも削減することができるので、半導体チップの
面積を縮小することができると共に、出力負荷を低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路装
置を示す回路図、第2図は本発明の第2の実施例に係る
半導体集積回路装置を示す回路図、第3図は従来の半導
体集積回路装置を示す回路図である。 1;出力端子、2,6,13;接地端子、3,7,15;バイポーラトラ
ンジスタ、4,8,16;ダイオード、5,9,17;抵抗、10;TTL出
力回路、11;ECL出力回路、12,14;電源端子、18;N型MOS
トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02H 9/04 - 9/06 H03K 19/00 - 19/00 103 H03K 19/01 - 19/082 H03K 19/09 - 19/096 H01L 27/04 H01L 21/82

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一チップ内に複数の回路が混載され異な
    るグランドラインに接続された第1及び第2の接地端子
    を有する半導体集積回路装置において、コレクタが前記
    第1の接地端子に接続されエミッタが前記第2の接地端
    子に接続されたバイポーラトランジスタと、このバイポ
    ーラトランジスタのベースにバイアス電圧を与える手段
    とを備えた静電保護回路を有することを特徴とする半導
    体集積回路装置。
JP2286364A 1990-10-24 1990-10-24 半導体集積回路装置の静電保護装置 Expired - Lifetime JP2953026B2 (ja)

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