JP2952619B2 - 育苗マット充填装置 - Google Patents

育苗マット充填装置

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JP2952619B2
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治道 奥詰
俊二 三嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植え機用苗等の床土
として使用されるロックウール等の繊維質マットを育苗
箱に充填する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】田植え機の普及に伴って、育苗箱を使用
した育苗が採用されるようになってきている。育苗箱で
苗を育成するためには、育苗箱に充填した土を均した
後、灌水,播種及び覆土をして、苗を育成環境に保持す
る。
【0003】この土詰めから覆土までの工程を自動化・
省力化するため、これまで種々の装置が提案されてい
る。たとえば、実公昭60−38333号公報では、図
1に示すように、育苗箱を一方から他方に送るコンベア
1a〜1cの搬送ラインに沿って土詰め装置2,均平装
置3,灌水装置4,播種装置5及び覆土装置6を配列し
た播種プラントにおいて、育苗箱載置枠7をガイドレー
ル7aに沿って出入れ自在に設けたものが紹介されてい
る。均平装置3としては、土詰め装置2と同一の枠体で
回転自在に支持された均平ロールブラシが採用され、下
側に設けられているモータ3aで駆動される。
【0004】ガイドレール7aから引き出した育苗箱載
置枠7の上に複数の育苗箱を載置して、コンベア1a上
に一個づつ送り出す。コンベア1a〜1cで搬送される
間にそれぞれの育苗箱が土詰めされ、均平,灌水,播種
及び覆土が行われる。播種作業が終了した育苗箱は、コ
ロコンベア1dで装置外に送り出され、所定の育成環境
に搬送される。
【0005】また、育苗箱の搬送を自動化した播種プラ
ントが実開平1−98550号公報で紹介されている。
この播種プラントは、搬送ラインに育苗箱を一個づつ送
り込む自動供給装置及び播種作業が終わった育苗箱を積
み重ねる積上げ装置を着脱自在に備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の播種プラント
は、天然土を床土として充填することを前提として開発
されたものである。ところで、ロックウール等の繊維質
を絡め合わせたマットを、天然土に代えて床土に使用す
ることが一部で検討されている。ロックウールは、高炉
スラグ等の原料を製綿した一定品質の素材であり、作業
環境を汚すことがない。また、土詰め工程,均平工程等
が省略され、播種プラント自体も簡略化できる可能性を
もっている。
【0007】しかし、粒子がばらばらになる天然土と異
なり、繊維が絡み合ったロックウールを育苗箱に均等に
自動充填することは困難である。たとえば、育苗箱の内
部空間にロックウールが正しく送り込まれないと、一辺
側に隙間ができ、他辺側でロックウールが盛り上がる。
そのため、育苗箱内でのロックウールの姿勢を修正する
手作業が必要とされ、播種作業全体の作業効率が低下す
る。
【0008】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、落下エネルギーを利用して育苗箱
に滑り込ませたマットを進行方向前方に押しながら育苗
箱に押さえ込むことによって、育苗箱の内部に姿勢良く
ロックウール等のマットを自動的に充填することを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の育苗マット充填
装置は、複数の育苗箱を順次搬送する搬送手段と、搬送
されている育苗箱の先端内壁面に先端が衝突するように
繊維質マットを滑降させる滑走台と、前記育苗箱に滑り
込んだ前記繊維質マットを押え付けるブラシロールとを
備えており、該ブラシロールは、前記育苗箱の移動方向
と同じ方向で且つ前記搬送手段の走行速度よりも若干早
い速度で回転することを特徴とする。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、実施例によって
本発明を具体的に説明する。育苗箱に充填されるマット
として、高炉スラグから製綿された充填密度65kg/
2 ,平均繊維長80mm,平均繊維径0.04mmの
ロックウールを縦580mm,横280mm,厚み18
mmに裁断したものを使用した。
【0011】このロックウール製のマット21,22,
23・・・を横方向に30枚重ね合わせ、図2に示すよ
うに滑走台30の水平頂部31に載置する。前側2枚の
マット21及び22は、上下及び左右に設けられている
係止装置40によって所定の直立姿勢に保たれている。
後側のマット2nの表面に押し板32があてがわれ、押
し板32と反力受け33との間に圧縮スプリング34が
介在されている。圧縮スプリング34の弾撥力は、押し
板32を介してマット21,22,23・・・に伝えら
れ、マット21,22,23・・・を常に前方に付勢す
る力として作用する。
【0012】滑走台30は、下向きに傾斜した滑降部3
5を備えている。滑降部35は、その上を滑り落ちるマ
ット21,22,23・・・の先端がコンベア50で搬
送されている育苗箱61,62,63・・・の先端側内
壁に当接するような角度で傾斜している。また、水平頂
部31及び滑降部35の左右両側に、マット21,2
2,23・・・の下部を位置決め或いはガイドする側壁
が起立している。
【0013】係止装置40は、水平頂部31と滑降部3
5との境界近傍に設けられている。係止装置40は、た
とえば図3に示すように、滑走台30の側壁36から突
出した一対の軸受け部37,38で回転軸41が軸支さ
れている。回転軸41から放射状に一対のアーム42,
43が突出しており、アーム42,43の先端に筒状部
44,45が設けられている。筒状部44,45には、
それぞれ係止針46,47が滑走台30を横切って進退
自在に挿入される。
【0014】係止針46,47の前後進は、適宜の駆動
装置(図示せず)により行われる。たとえば、コンベア
50上を搬送されている育苗箱64の先端が所定の位置
に達したとき、育苗箱64の先端をセンサー48で検出
する。コンベア50の走行は、滑降部35を滑り落ちる
マット21,22,23・・・の滑降速度と育苗箱6
1,62,63・・・の移動速度との間に十分な速度差
が付けられている限り、連続的或いは間欠的の何れであ
っても良い。
【0015】センサー48の検出信号は、制御信号とし
て駆動装置に入力され、前側のマット21に突き刺さっ
ている係止針46を筒状体44を介して矢印a方向に抜
き取る動作が開始される。このとき、他方の筒状体45
に挿入されている係止針47は、筒状体45を貫通し、
前側から2番目のマット22に突き刺さっている。
【0016】係止針46が抜き取られたマット21は、
拘束状態から解放され、矢印bで示すように滑降部35
を滑り落ちる。ここで、滑降部35を滑り落ちたマット
21の先端が滑降部35の下端まで搬送された育苗箱6
4の先端側内壁面に衝突するように、センサー48で検
出した育苗箱64の先端から滑降部35の下端まで育苗
箱64が搬送される時間と滑降部35に沿ったマット2
1の滑降時間との間にタイミングをとっておく。
【0017】係止針46が筒状体44から抜き取られる
と、係止装置40は、回転軸41を中心として回転可能
な状態になる。そして、係止針47が突き刺さっている
マット22には、圧縮スプリング34により前方に移動
する力が付勢されている。そのため、係止装置40が回
転軸41を中心として矢印c方向に回転する。その結
果、筒状体45を貫通する係止針47が突き刺さってい
るマット22は、若干持ち上げられながら滑走台30を
前方に1ピッチだけ移動する。他方、回転によって後側
に移動した筒状体44には、抜き取られている係止針4
6を再度貫通する。そして、係止針46によって後続す
るマット23を突き刺す。このようにして、次のマット
22を滑走させる準備が整う。
【0018】なお、係止装置40の回転を円滑に行わせ
るため、回転軸41を矢印c方向に付勢するスプリング
等を組み込むことができる。また、係止針46,47の
筒状体44,45への挿通或いは抜取りは、適宜のカム
機構を介して行うことができる。
【0019】滑降部35を滑り落ちたマット27は、育
苗箱63に送り込まれる。ここで、育苗箱63の先端側
内壁面にマット27の先端部が衝突することによって、
育苗箱63の先端側内壁面とマット27の先端部との位
置合せが行われる。しかし、マット27の後側は、育苗
箱63の側壁に引っ掛かって浮き上がっていることがあ
る。そこで、浮き上がったマット27を押さえるため、
滑走台30より下流側にマット押え装置70を配置して
いる。
【0020】マット押え装置は、図4に示すように、フ
レーム71の支点72からスプリング73によってブラ
シロール74を上下動可能に吊り下げている。ブラシロ
ール74の周面には、弾力性のあるナイロン等の針状体
75が多数植設されている。また、ブラシロール74と
同軸状に従動プーリ76が設けられており、搬送ロール
51と同軸状の駆動プーリ77との間にベルト78がタ
スキ状に掛け渡されている。また、一定の張力をもって
プーリ76と77との間をベルト78が周回するよう
に、ベルト78にテンションローラ79が押し付けられ
ている。
【0021】搬送ロール51の回転は、ベルト78を介
してブラシロール74に伝えられ、コンベア50の走行
方向Dと同じ方向eにブラシロール74を回転させる。
このとき、従動プーリ76の径を、駆動プーリ77の径
よりも若干小さく設定しておく。これにより、ブラシロ
ール74の回転速度が育苗箱63の移動速度よりも早く
なる。その結果、育苗箱63に滑り込んだマット27を
育苗箱63の先端側内壁面に押し付けながら、マット2
7の後端部が育苗箱63に押さえ込まれる。
【0022】すなわち、マット27の先端と育苗箱63
の先端側内壁面とを位置合せした状態を確保しながら、
育苗箱63に対するマット27の押え込みが行われるの
で、良好な位置関係でマット27が育苗箱63に充填さ
れる。そして、充填されたマット27と育苗箱63の内
壁面との間に局部的に大きな隙間が生じることが防止さ
れる。また、マット27表面に対するブラシロール74
の押圧力は、テンションロール79でベルト76を変位
させ、ブラシロール74を下方に移動することによって
調整することができる。
【0023】なお、図示の例では、ブラシロール74の
回転力を搬送ロール51から得ている。しかし、本発明
はこれに拘束されることなく、専用の駆動モータによっ
てブラシロール74を回転させることも可能である。こ
の場合には、ベルトコンベア50の走行速度を制御信号
として、駆動モータの回転数を制御する。
【0024】マット押え装置70より下流側に、均し装
置80が設けられている。均し装置80は、支点81か
らばね82によって吊り下げられたゴムロール等の弾力
性ロール83を備えている。弾力性ロール83は、ある
程度の重量をもっており、育苗箱62に充填されている
マット26の表面に当接する。マット26が盛り上がっ
ている部分は、弾力性ロール83から大きな押圧力を受
け、他の部分と同じ状態に均される。
【0025】このようにして、ベルトコンベア50から
送り出された育苗箱61に所期の位置関係を保ってマッ
ト25が充填される。したがって、マット25が充填さ
れた育苗箱61を、図1の場合と同様に灌水,播種,覆
土等の下工程に送ることができる。すなわち、ロックウ
ール等の繊維質マットを床土とする場合にあっても、全
工程を自動化,省力化することが可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、育苗箱に滑り込ませたマットの先端部を育苗箱の先
端側内壁面に押し付けながら、マットを育苗箱に押さえ
込んでいる。そのため、繊維質マットの位置を手作業で
微調整する必要なく、位置精度良く育苗箱にマットを充
填する作業を自動的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 天然土を使用した従来の播種プラントを示
す。
【図2】 本発明実施例において繊維質のマットを育苗
箱に充填する装置の要部を示す。
【図3】 同じく係止装置の一例を示す。
【図4】 同じくマット押え装置の一例を示す。
【符号の説明】
21,22,23・・・ マット 30 滑走台 50 ベルトコンベア(搬送手段) 51 搬送ロー
ル 61,62,63・・・ 育苗箱 70 マット押
え装置 74 ブラシロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B65G 59/06 104 B65G 59/06 104

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の育苗箱を順次搬送する搬送手段
    と、搬送されている育苗箱の先端内壁面に先端が衝突す
    るように繊維質マットを滑降させる滑走台と、前記育苗
    箱に滑り込んだ前記繊維質マットを押え付けるブラシロ
    ールとを備えており、該ブラシロールは、前記育苗箱の
    移動方向と同じ方向で且つ前記搬送手段の走行速度より
    も若干早い速度で回転することを特徴とする育苗マット
    充填装置。
JP22216591A 1991-08-07 1991-08-07 育苗マット充填装置 Expired - Lifetime JP2952619B2 (ja)

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KR102214315B1 (ko) * 2019-04-02 2021-02-10 (주)지금강이엔지 상토매트 자동공급기

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Effective date: 19990615