JP2952432B2 - Avm方式における基地局無線装置及び移動局無線装置 - Google Patents

Avm方式における基地局無線装置及び移動局無線装置

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JP2952432B2 JP2321200A JP32120090A JP2952432B2 JP 2952432 B2 JP2952432 B2 JP 2952432B2 JP 2321200 A JP2321200 A JP 2321200A JP 32120090 A JP32120090 A JP 32120090A JP 2952432 B2 JP2952432 B2 JP 2952432B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は,タクシー等の多数の車両の運行状況を中央
管理室においてモニタし運行管理の合理化を図るため
に,移動無線システムにおけるAVM(Automatic Vehicl
e,Monitoring)方式を運用した基地局無線装置,移動局
無線浮装置によるシステムに関する。
[従来の技術] 従来,この種のAVM方式の1つとして,タクシー等に
搭載された移動局装置が自車の状況を希望により中央管
理室に申告し登録することのできる任意発呼法則と呼ば
れる方式が採用されている。この方式は,移動局装置側
の乗員の操作により自車の登録要求信号を送出すると,
基地局装置の受信機はその登録要求信号を受けて記憶装
置に蓄積するとともに,登録応答信号をその移動局へ向
けて返信するシステムである。このシステムによれば,
移動局は基地局からの登録応答信号を受けたことにより
自車の登録が承認されたことを知って待機していれば,
基地局側から配車指令を受ける事が出来る。
しかし,このAVM方式においては,基地局装置の送信
機が送信中の場合には移動局装置から登録要求信号を受
信しても登録承認信号を返信することができない。その
ために,このような期間中は移動局側からの登録要求を
受け付けないのが普通であった。このことは換言すれ
ば,移動局からの登録要求は基地局側が通話をしていな
い期間においてのみ有効であるということである。した
がって移動局側は常に基地局側の送話状態の有無に注意
し,通話の休止期間をねらって移動局の装置を操作せね
ばならず,乗員に負荷の増大を招くことになっていた。
また,移動局側の乗員が,基地局装置の通話期間である
にもかかわらず登録要求信号を送出すれば登録承認は戻
ってこないから,再三にわたって発呼する可能性があ
り,システム全体として無駄な発呼操作が多くなるとい
う管理上の欠点があった。
またこの欠点を補うために,基地局装置の送信系が通
話中であると否とにかかわらず移動局装置側からの発呼
による登録要求信号の送出を可能とし,基地局装置側は
これを一旦記憶装置に蓄積し,基地局装置が通話期間中
であれば送話の終了したのちに,通話中に蓄積した複数
局からの登録応答信号を自動的に送出するシステムも考
えられるが,2局以上の移動居装置が同時刻に登録要求信
号を発呼した場合,基地局装置では復号が不能となり,
これらの移動局に対しては応答信号を返信できないこと
と,又,これがために,基地局装置からは通話中に復号
され蓄積された全移動局の無線車番号を含む登録応答信
号を順次に送出する必要があるため,時間がかゝり,一
連の登録応答信号の送出中は基地局はその間通話時間の
制約を受けることになるほどの欠点があった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は,上記従来の欠点を排除し,基地局装
置の送信系が通話中であると否とにかかわらず,移動局
装置からの発呼による登録要求信号の送出を不能にし,
基地局装置が通話であれば送話の終了したのち,通話中
に発呼した複数移動局を一斉に登録承認状態にするとと
もに,その中から,発呼が同時刻に発生し基地局側で復
号不能であった移動局のみ,自動的に基地局に対して登
録請求信号を再送出する事により,無駄な待時間を費や
したり,登録承認待ちの不安を解消させ,基地局が移動
局から無駄な問い合わせに応じたり,移動局が無駄な発
呼を繰り返す事がないようにして,AVMシステムを効率的
に運用することを可能とする基地局無線装置および移動
局無線装置を提供する事にある。
[課題を解決するための手段] 本発明は,2周波半復信によりAVM方式を運用する基地
局無線装置と複数の移動局無線装置間における応答に際
し,基地局無線装置が他の移動局との通話のため送信
中,複数の移動局装置から任意発呼形式による登録要求
信号を次々に受信したとき,該登録要求信号が復号可能
な場合は該登録信号を復号のうえ記憶する記憶手段と,
複数の移動局からの同時刻発呼により復号が不可能と判
断された場合は,その都度その時刻からスタートする複
数個で構成される時間計測の手段と,該基地局装置が通
話終了後に、前記複数個の時間計測を停止するとともに
複数の移動局からの同時発呼があった場合には、これら
の計測時間値情報を含む1個の登録応答信号を発生,符
号化して該基地局が移動局との通話のため送信中に登録
要求信号を発呼した全移動局に対して送出する手段と,
該基地局が受信待機中の場合に登録要求信号を受信した
ときは,復号可能な場合のみ登録応答信号を発生し符号
化して送出し、複数の移動局からの同時発呼により復号
が不能な場合は登録応答信号の送出を停止する手段とを
備えたことを特徴とする,AVM方式における基地局無線装
置で構成される。
本発明はまた,該基地局が通話中に移動局無線装置が
登録要求信号を発呼したとき,その時刻から時間計測を
スタートし,基地局が通話を終了した時点で該時間計測
を停止し、再送出用の複数個のタイムスロットの1つを
ランダムに選択する手段と,前記登録応答信号に含まれ
る時間値情報と自車の該計測時間値が一致した場合は,
該タイムスロットの時間に自動的に登録要求信号を再送
出する手段と,該基地局が受信待機中に該移動局が登録
要求信号を発呼したときは,前記再送出用タイムスロッ
トの一つをランダムに選択し,登録要求信号の発呼後,
一定時間内に登録応答信号を受信できない場合は,該タ
イムスロットの時間に自動的に登録要求信号を再送出す
る手段と,これら一連の自動再送出動作を一定回数繰り
返しても登録承認状態にならない場合は,登録不能表示
をして,自動再送出を中断し又,一定時間内に登録応答
信号を受信した場合には登録承認となる手段で構成され
る移動局無線装置で構成される。
[実施例] 次に本発明の実施例をあげ,図面を参照して説明す
る。
第1図は本発明による一実施例として,基地局装置の
構成をブロックで示した図である。
第1図に示す受信機系100と送信機200は,それぞれ異
なる周波数を使用した2周波半復信方式により運用され
ているから,送信期間中でも受信が可能である。受信機
系100には,受信機102の出力側には識別回路103が設け
られており,受信アンテナ101,受信機102により受信さ
れた信号が音声信号の場合は,該識別回路103により制
御される切替回路104を通して音声増幅器105に接続され
てスピーカ106を鳴らし,また,受信された信号が符号
で構成される登録要求信号の場合は,受信信号は該識別
回路103の制御出力によって復号判別回路107側に切り替
えられる。復号判別回路107は,受信した登録要求信号
を正常に復号する異が可能かどうかを判別する回路であ
り,可能であれば復号回路108で復号され,登録要求信
号に含まれる車番,位置,その他の情報が記憶装置109
に記憶される。
記憶制御回路110は,復号した信号を記憶する記憶装
置109内のアドレスを設定したり,この復号信号の記憶
装置109への書込み,読み出し,送信機系200の主制御回
路204との制御のやりとりをする回路である。上記の手
順により,基地局が通話中に受信される複数の移動局か
らの登録要求信号のうち正常に復号された移動局の信号
は順次記憶装置109に記憶される。複数の移動局が同時
刻に登録要求信号を発呼したためこれを受信した基地局
の復号判別回路107で復号が不可能と判断した場合に
は,時間計測回路111内の複数個の計時カウンタの1つ
をスタートさせる。計時制御回路112は,時間計測回路1
11内のスタートさせるカウンタの選択,カウンタの停
止,カウンタ内容の読み出し,後述する主制御回路204
との制御のやりとりをする回路である。基地局が通話中
に複数の移動局からの同時発呼が複数回発生した場合
は,上記手順により時間計測回路111内の複数個のカウ
ンタを順次スタートさせる。
一方,送信機系200では,音声増幅回路202の出力側に
マイクロホン201による音声通話の状態を検出する通話
検出回路203が接続され,この検出信号は主制御回路204
に送られる。マイクロホン201による通話期間中の場合
は,通話検出回路203からの信号を受けた主制御回路204
により,切替回路205は音声増幅回路の出力を送信機209
に接続し,同時に送信機209を駆動し,音声信号を送信
アンテナ210から送出する。
送信機系200が音声通話を終了すると,通話検出回路2
03により主制御回路204は時間計測回路111内の計時中の
カウンタを全て停止し,要求に対する返信のため制御を
開始する。即ち,主制御回路204の制御出は切替回路205
を後述する対応完了信号の符号化回路208の出力即に切
り替え,同時に送信機209も駆動し一連の符号で構成さ
れる登録応答信号を送出できる状態にする。続いて主制
御回路204はゲート回路206(a)を開き,受付信号発生
回路113から受付信号を登録登録信号発生回路207に送
る。また,登録要求信号が復号不可能であ,時間計測回
路111のカウンタが作動した場合には,主制御回路204は
ゲート回路206(b)を開き,計時制御回路112によりカ
ウンタの計時内容を順次読み出し時間値信号を発生回路
114で一連の時間値情報信号として登録応答信号発生回
路207は送る。該登録応答信号発生回路207は,これらの
登録受付および一連の時間値情報を1個の登録応答信号
に変換し,符号化回路208で符号化した後,登録応答信
号として切替回路205を通して受信機210に送出する。
基地局が待機中に登録要求信号を受信し,復号判別回
路107で復号可能と判別した場合には,復号回路108で復
号されたデータは,例えば記憶制御回路110により一旦
記憶装置109に記憶される。その後,主制御回路204は送
信切替回路205を符号化回路208側に切り替え,前記受付
信号発生回路113からの登録受付信号を一連の登録応答
信号発生手段を経て登録応答信号を送出する。また,複
数の移動局からの登録要求信号を同時刻に受信して復号
化不能な場合には,登録応答信号は送出せず待機状態に
もどる。
尚,記憶装置109に記憶された登録要求信号の情報
は,基地国の配車システムに移され,以後の配車業務に
利用される。
第2図は本発明による一実施例として,第1図に示す
基地局無線装置に対向する移動局無線装置の構成をブロ
ックで示している。
第2図の受信機系300,受信機系400は第1図の送信機
系200,受信機系100にそれぞれ対応した周波数で通信を
行う2周波半復信方式の通信システムを構成する 移動局の受信機301が基地局側で通話中である事を確
認中に,該移動局が登録ボタン401を操作すると,主制
御回路503は基地局通話中発呼モードの動作に入る。こ
のモードでは,該主制御回路503はアンテナ切替回路502
を送信機405側に切り替え,送信機405を送信状態にした
後,登録要求信号発生開路403を作動させる。登録要求
信号発生開路403で発生する自車の位置,状態,車番コ
ード,要求信号などを含む符号情報である登録要求信号
は,切替回路404,送信機405を介して,あらかじめ送信
側に切り替えられているアンテナ切替回路502を通しア
ンテナ501から基地局に向けて送信される。続いて主制
御回路503は時間計測回路406のカウンタをスタートし,
表示装置506に例えば「登録要求中」の表示を行い,ア
ンテナ切替回路502を受信機301側に切り替え,移動局無
線装置を受信状態にして,基地局からの応答を待つ。
基地局無線装置は該移動局の登録要求信号を受信する
と,第1図で説明したように,他移動局との通話終了後
に登録応答信号を送信してくる。この信号は移動局無線
装置のアンテナ501,アンテナ切替回路502を通して受信
機301に入力される。識別回路302は,受信機出力信号が
符号で構成されている事を識別した場合,切替回路303
を切り替えて,該出力信号を復号回路304に送るととも
に,主制御回路503を介して時間計測回路406のカウンタ
を停止させる。続いて再送タイムスロット選択回路504
で複数個の再送出用タイムスロットの1つをランダムに
選択し,表示回路506の「登録要求中」の表示を例えば
「登録承認」にする。もし,復号回路304が登録不能を
意味するコード,すなわち時間値情報を復号した場合
は,その中に含まれる時間カウント値を順次読出し,比
較回路305で自車の時間計測回路406のカウント値と比較
し,同一であれば自車の登録要求信号が受け付けられな
かった事になるので,先に選択したタイムスロットの時
間に再送制御回路505が起動し主制御回路503に登録要求
信号を再送出するよう制御信号を送出する。この信号に
よって,自動的に,登録ボタン401が押された場合と同
様な手順で自動的に登録要求信号を再送出する。この
時,一旦「登録承認」とした表示装置506の表示も例え
ば「登録要求中」に戻す。
また,基地局が通話中でないときに該登録ボタンが操
作された場合には,主制御回路503は,基地局待機中発
呼動作モードに入る。このモードでは,該主制御回路50
3は,前記同様の登録要求信号を送出するとともに再送
タイムスロット設定回路504で複数個のタイムスロット
のうちの1個をランダムに選択し,基地局からの登録応
答信号の応対を待つ。もし一定時間,例えば,0.5秒以内
に該基地局からの応答か無い場合には,選択されたタイ
ムスロットの時間に,登録要求信号を自動的に再送出す
るよう再送制御回路505,主制御回路503が作動する。
また,いずれのモードにおいても連続して自動再送出
が繰り返された場合,再送制御回路505は繰り返しの回
数をカウントしあらかじめ定めておいて回数,たとえば
3回繰り返すと,なんらかの原因で登録不能状態にある
と判断し,再送出動作を中断し表示をたとえば「登録不
能」にかえる。さらに点滅などの手段で乗務員に注意を
喚起する手段も考えられる。これら一連の動作後,主制
御回路503は自局を通常の送受信待機状態にする。ま
た,これらの過程で何らかの障害で正常な登録応答信号
の応答を得られなかった場合は,一定時間(例えば20秒
程度)後にタイムアウト制御回路507からのリセット信
号により主制御回路503は自局を送受信待機状態にす
る。
尚,通常の音声による送信の場合は,送話ボタン402
を押す事により,主制御装置503はアンテナ切替回路502
を送信機405側に切り替えて送信状態にすると同時に,
切替回路404を音声増幅機408の出力側に切り替え,マイ
クロホン407から音声増幅機408に入力された音声信号を
送信機405に入力する、また,基地局からの音声信号を
受信した場合には,識別回路302により切替回路303は音
声増幅機306側に切り替えられ,音声信号は増幅されて
スピーカ307から出力される。
第3図〜第5図は上記一連の動作を具体的に説明する
ために信号系列を示したタイムチャートであり,第3図
は,基地局が通話中に移動局M1〜M7が登録要求信号を発
呼した場合について,第4図(a),(b)は登録信号
の自動再送出部分の詳細なタイムチャートについて,第
5図は,基地局が待機中に移動局M1〜M3が登録要求信号
を発呼した場合についての,動作例を示すタイムチャー
トである。
第3図では,基地局が通話中,時刻t1に移動局M1が,
時刻t2には移動局M2及びM4が,時刻t3には移動局M3が,
時刻t4には移動局M5,M6およびM7が登録ボタンを操作し
て登録要求し号RQ1〜RQ7を発呼した場合であり,各移動
局ではそれぞれの発呼時刻に時間計測回路406の計時カ
ウンタTMおよびタイムアウト制御回路507がスタートす
る。基地局では他の移動局と通話中(図3のCMの期間)
のため送信中であるが,これらの登録要求信号の受信は
可能であり以下に説明する処理が行われる。
即ち,時刻t1およびt3においては,発呼信号を受信し
た基地局の復号判別回路107が復号可能である事を確認
し,復号回路108は該登録要求信号に含まれる車番,位
置などの情報を復号して一旦記憶装置109に記憶する。
時刻t2では,移動局M2とM4から同時に登録要求信号が発
呼されたため,基地局の復号判別回路107は正常な復号
が不能であると判断し,時間計測回路111内の複数個の
計時カウンターの一つCT1をスタートさせる。時刻t4に
おいても移動局M5,M6およびM7が同時に登録要求信号を
発呼したため,上記同様の手順で計時カウンタの他の1
つCT2をスタートさせる。時刻t5で基地局の通話が終了
すると,基地局は時間計測回路111内の計時カウンタCT
1,CT2を停止し登録完了コードと計時カウンタCT1,CT2の
時間値情報を含んだ登録応答信号CSを符号化して送出す
る。この時点では基地局の計時カウンタCT1のカウント
値はT2(=t5−t2),CT2のカウント値はT4(=t5−t4)
である。
この登録応答信号を移動局が受信すると,識別回路30
2で識別され,復号回路304で復号するが,これら移動局
のうち登録要求中の状態にある移動局M1〜M7は,ただち
に自局の時間計測カウンタを停止し,再送タイムスロッ
ト選択回路504で複数個のタイムスロットの1つをラン
ダムに選択する。例えば第3図では,移動局1M〜M7の該
選択回路504でランダムに選択されたタイムスロット値
により再送制御回路505で発生する再送信号DT1〜DT7
が,それぞれTS4,TS2,TS2,TS7,TS1,TS5,TS1のスロット
値を待つ場合を示す。また,表示装置506は「登録要求
中」の表示となっている。この時点で,移動局の時間計
測回路406の計時カウンタTMのカウント値は移動局M1で
はT1(=t5−t1),M2およびM4ではT2(=t5−t2),M3で
はT3(=t5−t3),M5,M6およびM7ではT4(=t5−t4)で
ある。
これら登録要求を送出した各移動局は,引き続き該登
録完了信号CSに含まれる時間値情報を復号して自局の時
間計測回路406内のカウンタTMのカウント値と比較回路3
05で比較する。この例の場合,移動局M1,M3は,それぞ
れカウント値T1,T3であり時間値情報として送られてき
たT2,T4のいずれとも一致せず登録が受付けられたと判
断し,第3図のDT1,DT3に示すように該タイムスロット
回路504,再送制御回路505はリセットされ,表示回路506
は「登録要求中」から「登録承認」の状態となる。移動
局M2,M4においては,自車のカウント値T2と復号回路304
で復号された時間情報T2とが一致するので、再送制御回
路505の再送信号DT2,DT4が先に選択されたタイムスロッ
ト時間TS2,TS7になると登録要求信号を自動再送出する
よう主制御回路503に信号を送る。
移動局M5,M6,M7においても,自車のカウント値T4と基
地局から送られてきた該登録応答信号の時間値情報T4と
が一致するので,上述と同様の手順で登録要求信号自動
再送出待ちとなる。
次に第4図により登録要求信号の自動再送出について
詳細に説明する。第4図(a)は第3図の移動局M2,M4
の再送出部分,第4図(b)は移動局M5,M6,M7の再送出
部分の詳細である。前述したように,移動局は,登録完
了信号CSを復号し,時間計測回路406の計時カウンタTM
を停止した時点で,主制御回路503は再送タイムスロッ
ト選択回路504を起動させる。この選択回路では,起動
の都度複数個たとえば8個のタイムスロット値から自動
的にランダムな値を選択し、再送制御回路505で該選択
値のタイムスロット時間を持つ再送信号DTを発生する。
第4図(a)の例では,再送信号DT2,DT4のタイムス
ロット値はそれぞれTS3,TS7なので,これらタイムスロ
ット時間になると再送制御回路505では該制御回路内の
繰り返し回数カウンタが予め設定したカウント値,たと
えば3回以内である事を確認後,登録要求信号を再送出
するために主制御回路503を起動する。以後,登録ボタ
ン401が押された場合と同様の手順で自動的に登録要求
信号RQ23″,RQ4″が再送出される。表示回路506は「登
録要求中」の状態が継続する。
各移動局のタイムスロット値は,前述したように再送
タイムスロット選択回路504が起動する都度,ランダム
にスロット値を選択するが,第4図(b)の例のように
再送した複数個の移動局がたまたま同一スロット値を選
択してしまった場合,あるいは,新たな他の移動局の登
録要求信号と重なってしまった場合などには,上記自動
再送出動作が繰り返し行われる事になる。第4図(b)
では,移動局M5,M6およびM7のうちM5とM7のタイスロッ
ト値に同一値が選択された場合を示している。即ち,こ
の例では再送信号DT5,DT7のタイムスロット値は,とも
にTS2,再送信号DT6の値はTS5であり,移動局M5,M7はタ
イムスロット時間TS2に,M6はスロット時間TS5に登録要
求信号RQ5′〜RQ7′を自動再送出する。このとき移動局
M5,M7の該要求信号RQ5′,RQ7′が再び重なるが,本図の
例では,この再送出時に基地局が受信待機中なので,第
5図で詳細説明されている動作手順を経て,再びランダ
ムに選択されたスロット時間,たとえばTS6,TS1に登録
要求信号RQ5″,RQ7″の自動再送出の動作に入る。
再送制御回路505内の繰り返し回数カウンタは,この
ような繰り返し送出が無制限に続く事態を避けるために
設ける。
第5図は,基地局が待機中に移動局が登録ボタン401
を操作して,登録要求信号を発呼した場合の詳細なタイ
ムチャートであり,例として時刻t1に移動局M1,時刻t2
に移動局M2,M3が登録ボタン401を押した場合を示す。
時刻t1に移動局M1が発呼ボタン401を押して前述の手
順で登録要求信号RQ1を発呼すると,基地局は前述の手
順で該登録要求信号RQ1を復号し,車番,位置などの情
報を一旦記憶装置109に記憶する。基地局は通話中でな
いので,ただちに登録応答信号CSを送出する。また時刻
t2には移動局M2,M3が発呼ボタン401を押し,それぞれ登
録要求信号RQ2,RQ3を発呼するが,基地局では信号が重
なり復号不能なので,登録応答信号の応答はしない。
一方、移動局M1〜M3は登録要求信号RQ1〜RQ3を発呼時
に,基地局が待機中なので再送タイムスロット選択回路
504も起動し,前述同様ランダムにタイムスロット値,
たとえば移動局M1はTS4,M2とM3はたまたま同じTS2を選
択し,再送制御回路505により再送信号DT1′〜DT3′を
発生する。移動局は該要求信号を発呼後,一定時間たと
えば0.5秒間基地局からの登録完了信号の応答を待つ。
移動局M1は,要求後ただちに登録完了信号CSを受信し上
述のタイムスロット値と再送制御回路はリセットされ
る。しかし,移動局M2,M3に対しては基地局から応答信
号がないので,再送信号DT2′〜DT3′のタイムスロット
値の時間TS2に登録要求信号RQ2′,RQ3′を自動的に発呼
する。この時,移動局M2,M3は基地局が待機中であれ
ば、再びランダムに再送用のタイムスロット,例えばTS
3,TS8を選択し,再送信号DT2′,DT3′を発生し基地局か
らの登録応答信号を待つ。
[発明の効果] 以上の説明により明らかなように,本発明によれば,
基地局装置の送信系が通話中の時でも複数の移動局から
の発呼による登録要求信号の受け付けが可能であり,通
話終了後に,1個の登録応答信号で上記発呼した移動局を
一斉に登録承認状態にするとともに,その中から,発呼
が同時刻に発生し基地局側で復号不能であった移動局の
み登録要求信号を自動的に再送出する事が可能なので,
登録承認,不承認の通知時間を短縮できるとともに,移
動局装置即では登録不承認であった場合,登録要求信号
の再発呼動作が必要なくなり,無駄な待ち時間を費やし
たり,登録承認の返送待ちの不安を解消出来,基地局が
移動局からの無駄な問い合わせに応じたり,移動局が無
駄な発呼を繰り返す事も無くなり,システムの効率的運
用への効果が大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である基地局装置の構成を示
すブロック図,第2図は第1図の実施例に示す基地局装
置に対向する本発明の移動局装置の構成例を示すブロッ
ク図,第3図,第4図,第5図は本発明によるシステム
の動作状態を説明するためのタイムチャートである。 記号の説明:第1図〜第3図に於いて,100は受信機系,1
01は受信アンテナ,102は受信機,103は識別回路,104は切
替回路,105は音声増幅器,106はスピーカ,107は復号判別
回路,108は復号回路,109は記憶装置,110は記憶制御回
路,111は時間計測回路,112は計時制御回路,113は受付信
号発生回路,114は時間値信号発生回路,200は送信機系,2
01はマイクロホン,202は音声増幅器,203は通話検出回
路,204は主制御回路,205は切替回路,206はゲート回路,2
07は登録完了信号発生回路,208は符号化回路,209は送信
機,210は送信アンテナ,300は受信機系,301は受信機,302
は識別回路,303は切替回路,304は復号回路,305は比較回
路,306は音声増幅器,307はスピーカ,400は送信機系,401
は登録ボタン,402は送話ボタン,403は登録要求信号発生
回路,404は切替回路,405は送信機,406は時間計測回路、
407はマイクロホン,408は音声増幅器,501は送受信アン
テナ,502はアンテナ切替回路,503は主制御回路,504は再
送タイムスロット選択回路,505は再送制御回路,506は表
示装置,507はタイムアウト制御回路である。 また第3図〜第5図において図の左側から,Bは基地局,M
1〜M7は移動局,TXは送信状態,RXは受信状態,CT1,CT2は
基地局内の計時カウンタのカウント期間,TM1〜TM7は移
動局内の計時カウンタのカウント期間,DT1〜DT7は再送
信号,RQ1〜RQ7は移動局からの登録要求信号,CMは基地局
が通話中の期間,CSは基地局からの登録応答信号,TS1〜T
S8は自動的に再発呼するタイムスロットを示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2周波半復信によりAVM方式を適用する基
    地局無線装置と複数の移動局無線装置間の応答システム
    に用いる基地局無線装置であって、 該基地局無線装置が他の移動局との通話のため送信中
    に、複数の移動局装置から任意発呼形式による登録要求
    信号を受信したとき,該登録要求信号を復号のうえ記憶
    する記憶手段と,複数の移動局からの同時刻発呼により
    復号が不可能と判断された場合は,その都度その時刻か
    らスタートする複数個で構成される時計計測の手段と,
    該基地局装置が送信終了後に直ちに前記複数個の時計計
    測を停止する手段と,前記複数の移動局からの同時発呼
    が有った場合1個以上の計測時間値情報を含む1個の登
    録応答信号を発生し符号化して該基地局が移動局との通
    話のため送信中に登録要求信号を発呼した全移動局に対
    して送出する手段と,又,該基地局無線装置が受信待機
    通に該移動局装置から任意発呼形式による登録要求信号
    を受信したとき,該登録要求信号が復号可能な場合は登
    録応答信号を発生し符号化して送出し,複数の移動局か
    らの同時発呼により復号が不能な場合は登録応答信号の
    送出を停止する手段とを備えたことを特徴とする,AVM方
    式における基地局無線装置。
  2. 【請求項2】2周波半復信によりAVM方式を適用する基
    地局と複数の移動局間の応答システムに用いる移動局無
    線装置であって, 基地局へ登録要求信号を任意発呼する移動局無線装置
    が,該登録信号を発呼する時点で基地局が他移動局との
    通話中である場合には,発呼と同時に自車の時間計測を
    スタートする手段と,該基地局の通話終了と同時に該時
    間計測を停止させる手段と,再送出用の複数個のタイム
    スロットのうちの1つをランダムに選択する手段と,該
    基地局の通話終了後に送出される登録応答信号に含まれ
    る時間値情報を取り出し自車の計時カウント値と比較す
    る手段と,もし同一のカウント値が含まれている場合,
    該タイムスロットの時間に自動的に登録要求信号を再送
    出し,自車の時計カウント値と同一のカウント値が含ま
    れていない場合は登録承認されたことを表示する手段
    と,又,該移動局が登録要求信号を発呼する時点で基地
    局が他の移動局と通話中でない場合は,発呼と同時に前
    記再送出用タイムスロットのうちの1つを選択する手段
    と,登録要求信号の発呼後あらかじめ定めた時間以内に
    登録応答信号を受信出来なかった場合に,該タイムスロ
    ットの時間に自動的に登録要求信号を再送出する手段
    と,上記一連の登録要求信号自動再送出動作を一定回数
    繰り返しても登録応答信号が受信されない場合は,登録
    不能である事を表示して,該自動登録要求動作を中断す
    る手段と,あらじめ定められた時間内に登録応答信号を
    受信した場合は該移動局が登録承認されたこととを表示
    する手段とを有することを特徴とする,AVM方式における
    移動局無線装置。
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