JP2952057B2 - ベローズ清掃装置 - Google Patents

ベローズ清掃装置

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JP2952057B2
JP2952057B2 JP3031773A JP3177391A JP2952057B2 JP 2952057 B2 JP2952057 B2 JP 2952057B2 JP 3031773 A JP3031773 A JP 3031773A JP 3177391 A JP3177391 A JP 3177391A JP 2952057 B2 JP2952057 B2 JP 2952057B2
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ISHIKAWAJIMA KENSA KEISOKU KK
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベローズ清掃装置に係
り、ベローズ溝が狭隘部に面している場合に、その清掃
作業を実施するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電関連施設で使用されている配
管、あるいは火力発電プラントや化学プラント等の各種
配管の接続箇所において、配管に大きな熱変位が付与さ
れること等に基づく長さ方向の伸縮量を吸収する目的
で、配管の継手部分に成形ベローズや溶接ベローズが使
用される。
【0003】図8及び図9は、沸騰水型原子炉のサプレ
ッションチェンバにおけるベント管の部分に配されるベ
ローズの取り付け構造例を示すものである。
【0004】原子炉格納容器Aの外方に取り付けられた
ベント管Bの先端は、サプレッションチェンバCを貫通
するとともに、その内部において、ベントヘッダD及び
ダウンカマEを介してサプレッションチェンバCのプー
ル水に連通させられており、ベント管Bの回りには、こ
れを環状間隙Fを空けて囲むベントノズルGがサプレッ
ションチェンバCの壁に取り付けられ、ベント管Bとベ
ントノズルGとの環状間隙Fは、サプレッションチェン
バCの内部に対して連通状態とされるとともに、その反
対側にベローズHを配することによって、外気から隔離
されている。
【0005】該ベローズHは、図9に示すように、ベン
ト管Bに対して端板I及び取り付けスリーブJを介して
取り付けられ、中間に中間スリーブK及び取り付けフラ
ンジLを介在させており、外側に保護のためにガードパ
イプMを配した構造とされている。
【0006】一方、ベローズHは、内面に波形状の凹凸
が付与されることに基づいて窪部となるベローズ溝Xが
形成され、該ベローズ溝Xの下方位置となる部分に塵埃
等が堆積し易い構造となっている。したがって、原子炉
の建設時の塵埃の堆積、原子炉運転開始後の放射性物質
の拡散、サプレッションチェンバCのプール水によって
生じた水蒸気の結露現象等の要因が重畳して、放射化し
た塵埃等がベローズ溝Xに付着することが考えられる。
【0007】このため、原子力発電関連施設に使用され
るベローズHにおいては、ベローズ溝Xの塵埃の付着量
が大きいと、定期検査時等において、原子炉格納容器A
やサプレッションチェンバCに作業員が立ち入る場合
に、放射線被曝量が大きくなり、定期検査時等の作業性
が低下するものとなるので、例えばサプレッションチェ
ンバCの内部の各種作業に先立って、塵埃等を除去する
清掃作業を行なうことが必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかるベローズHの内
面の清掃作業は、ベント管BとベローズHとの環状間隙
Fが狭隘部分となるために、作業性が著しく損なわれる
ものとなる。図8及び図9に示すベローズHでは、例え
ばベント管Bの外径が1464mmないし2075mm、ベントノズ
ルGの内径が1564mmないし2175mmである場合、ベント管
BとベントノズルGとの間隙寸法が50mm程度であり、か
つ、ベントノズルGの開口から、端板Iまでの奥行き寸
法が、例えば短い部分で1550mm、長い部分で2350mm程度
である。
【0009】このため、サプレッションチェンバCの内
部に、例えば特開昭61−265168号において提案
されている原子炉の圧力抑制室用足場装置( 足場装置 )
Nを設置して、作業用足場を確保した場合においても、
狭隘部分となるベローズHのベローズ溝Xの清掃作業を
人手によって実施することは困難である。また、環状間
隙Fに位置するベローズ溝Xの内面を清掃する機械的装
置は、未だ開発されていない。
【0010】本発明は、このような課題を有効に解決す
るものである。つまり、ベローズ溝が狭隘部に面してい
る場合に、軽量化した部分を清掃作業位置に送り込ん
で、環境条件の優れた箇所における操縦によって清掃用
機器を操作して効率良く清掃を実施することを目的とす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決する手
段として、本発明に係るベローズ清掃装置は、狭隘部の
外方に固定される旋回駆動部と、ベント管の外周面に周
方向に沿って配設される旋回ガイド部と、該旋回ガイド
部に旋回可能に支持され狭隘部に挿入される支持枠と、
旋回駆動部と支持枠との間を連結し駆動力の伝達を行な
う駆動力伝達手段と、支持枠にベント管の軸方向に移動
可能に支持される移動枠と、該移動枠に搭載されベロー
ズ溝の清掃を行なう作業部と、支持枠と移動枠との間に
配され移動枠をベント管の軸方向に移動させる往復駆動
手段とを具備し、前記駆動力伝達手段が、旋回駆動部に
よって駆動させられる旋回用ベルトと、該旋回用ベルト
に係合しかつ支持枠にベント管を囲むように取り付けら
れる旋回用プーリーとを有するとともに、前記支持枠が
ベント管の軸方向にベローズ溝に向かって延びるように
配設され、かつ支持枠に配された案内手段によって案内
された移動枠が支持枠に沿ってベント管の軸方向に往復
移動する構成としている。
【0012】
【作用】狭隘部の外方に固定される旋回駆動部によっ
て、駆動力伝達手段の旋回用ベルトを駆動し、旋回用プ
ーリーを介して支持枠を、ベント管の外周面に配設され
る旋回ガイド部に沿って周まわりに移動させて旋回位置
の設定を行ない、かつベローズ溝に向かって延びるよう
に配設される支持枠に沿って案内手段によって案内され
た状態の移動枠を、往復駆動手段の作動によりベント管
の軸方向に移動させて作業位置の設定を行ない、移動枠
に搭載されている作業部の作動によって、ベローズ溝の
清掃作業を実施する。したがって、旋回駆動を行う部分
をベント管に支持させることによって、出力が大きくか
つ大容量の旋回駆動源等の旋回駆動部が狭隘部の外に設
置可能となり、しかも旋回駆動源を持たない支持枠が軽
量化されるとともに、旋回駆動部及び往復駆動手段の作
動によって作業部が任意の作業位置に円滑に設定され、
かつこの作業部の作動によってベローズ溝の清掃作業が
確実に行なわれる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るベローズ清掃装置の一実
施例について、図1ないし図7に基づいて説明する。
【0014】各図において、符号1は旋回駆動部、2は
旋回ガイド部、3は支持枠、4は移動枠、5は作業部、
6は洗浄液供給装置、7は真空回収装置、8は制御手
段、9は監視装置、11は駆動力伝達手段、31は往復駆動
手段である。
【0015】なお、制御手段8は制御装置8a及び電源装
置8bを備え、監視手段9はTVモニタ9a、TVレコーダ
9b及び記録装置9cを具備するものとされる。
【0016】これらの詳細について以下説明する。
【0017】前記旋回駆動部1は、図1、図3及び図8
に示しているベント管BがベントノズルGから露出して
いる部分や、狭隘部の外方である環状間隙Fの入口近傍
に配されるものであり、図1及び図2に示すように、モ
ータ等の駆動源1aと、駆動源1aを搭載した状態でベント
管Bの表面に配される取り付けブラケット1bと、該取り
付けブラケット1bをベント管Bの密着状態に固定する連
結バンド1c等とを備えている。そして、駆動源1aの回転
駆動力を駆動力伝達手段11を介して支持枠3に伝達す
る。
【0018】前記旋回ガイド部2は、図1、図3、図5
に示すように、ベント管Bの外周面に沿って一体に配さ
れる旋回ガイドレール21と、該旋回ガイドレール21に図
5に示すように係合する旋回ガイドローラ22と、該旋回
ガイドローラ22を支持しかつ支持枠3に取り付けられる
取付けブラケット23と、全体がアルミ材等によって軽量
化され支持枠3における周方向の両端部に取り付けられ
てベント管Bの外周を籠状に囲む図3及び図4に示す複
数分割状態のフレーム材24と、支持枠3及び複数のフレ
ーム材24を相互に環状に連結するためのピンジョイント
部25と、フレーム材24に必要に応じて設けられベント管
Bの外周面を転動する転動ローラ等とからなるものであ
る。
【0019】前記支持枠3は、旋回ガイド部2によって
ベント管Bの回りに旋回可能に支持されるとともに、ア
ルミ材等によって軽量化が図られている。
【0020】そして、支持枠3は、図5に示すように、
ベント管Bの軸方向に延されたガイドフレーム3aと、該
ガイドフレーム3aの枠内に長手方向に沿って2列に配さ
れ移動枠4を移動可能に支持するための複数の往復移動
用ガイドローラ(案内手段)3bと、先端近傍に配されベ
ント管Bの外表面またはベントノズルGの内面を転動し
て旋回移動を補助しかつ支持枠3の撓みを抑制する複数
の撓み防止ローラ3cと、旋回方向の補強をするための補
強部材3dと、例えば4箇所に配されベント管Bの外表面
に転動可能にかつ磁着されるマグネットホイール3eとを
有するものとされる。
【0021】前記移動枠4には、図6に示すように、支
持枠3における複数の往復移動用ガイドローラ3bにまた
がってベント管Bの軸方向に移動可能に支持される直進
ガイドレール4aと、支持枠3に離間して配された軸方向
リミットスイッチ3f・3gに接触してこれらを作動させる
作動片4bとを有するものであり、図6に示すように、そ
の枠内に作業部5を収めた状態となっている。
【0022】前記作業部5は、図6に示すように、移動
枠4の先端部に、ベローズ溝清掃手段51と点検手段52と
を搭載してなるものとされる。
【0023】前記駆動力伝達手段11は、図1及び図2に
示すように、旋回駆動部1と支持枠3との間に配される
もので、駆動源1aによって駆動させられる旋回用ベルト
1dと、該旋回用ベルト1dに係合しかつ支持枠3にベント
管Bを囲むように取り付けられる旋回用プーリー1eと、
旋回用ベルト1dに張力を付与するためのテンションロー
ラ1fと、旋回用プーリー1eの旋回移動を補助するために
配されるローラ等とを有するものである。
【0024】支持枠3と移動枠4との間には、移動枠4
をベント管Bの軸方向に移動させる往復駆動手段31が配
される。
【0025】該往復駆動手段31は、図5に示すように、
支持枠3の基部に搭載される直流モータ等の伸縮用駆動
モータ32と、伸縮用駆動モータ32の回転力を伝達しかつ
支持枠3と移動枠4との間に巻回されている伸縮用駆動
ベルト33と、伸縮用駆動ベルト33の途中を移動枠4の一
部に固定している連結部34と、伸縮用駆動モータ32の回
転量を検出する伸縮用エンコーダ35とを有するものとさ
れる。
【0026】そして、前記作業部5におけるベローズ溝
清掃手段51は、図6に示すように、移動枠4に搭載され
回転力を発生させるブラシ回転用モータ5aと、該ブラシ
回転用モータ5aの回転力を伝達するスプロケット・チェ
ーン等のブラシ回転力伝達系5bと、該ブラシ回転力伝達
系5bに接続されるブラシ回転軸5cと、該ブラシ回転軸5c
を回転可能に支持し自身が移動枠4に支持される揺動力
伝達スリーブ5dと、該揺動力伝達スリーブ5dに配される
スライド部5eと、該スライド部5eに支持されるブラシ支
持アーム5fと、該ブラシ支持アーム5fの先端に回転可能
に取り付けられる回転清掃ブラシ5gと、ブラシ回転軸5c
の先端に取り付けられる図7に示す駆動プーリー5hと、
回転清掃ブラシ5gの部分に取り付けられる被駆動プーリ
ー5iと、これら両プーリー5h・5iの間に巻回される回転
用ベルト5jと、ブラシ支持アーム5fの先端に旋回可能に
取り付けられねじりばね等の弾発部材によって支持アー
ム5fの延長線上に戻されるローラ支持アーム5kと、該ロ
ーラ支持アーム5kに回転可能に取り付けられベローズ溝
Xの窪部の中心に倣わせるための芯出しローラ5mと、移
動枠4に搭載されるブラシ揺動駆動源5pと、該ブラシ揺
動駆動源5pと揺動力伝達スリーブ5dとの間に巻回状態に
配される揺動力伝達ベルト5qとを有している。
【0027】なお、ローラ支持アーム5kには、これをブ
ラシ支持アーム5fの延長線近傍に戻すように弾発力を作
用させるねじりばね等の弾発部材が配される。また、前
記回転清掃ブラシ5dは、ベローズ溝Xの内表面に外傷を
付けない程度の柔らかさを有する例えばステンレス製の
細毛等が適用される。
【0028】さらに、清掃手段51には、図6に示すよう
に、揺動力伝達スリーブ5dと一体の作動アーム5rと、該
作動アーム5rの揺動限界を検出するための揺動位置リミ
ットスイッチ5sとが配され、前記スライド部5eの部分
は、図7に示すように、揺動力伝達スリーブ5dと一体に
かつ平行に配されるスライドレール5tと、該スライドレ
ール5tに摺動可能に支持されブラシ支持アーム5fが取り
付けられるスライドブロック5uと、スライドレール5tの
長手方向のスライドブロック5uの移動を検出するための
スライド位置センサ5v・5wとを有する構造である。
【0029】したがって、スライド部5eは、揺動力伝達
スリーブ5dの回動によって、ブラシ支持アーム5fを旋回
揺動させるとともに、揺動伝達スリーブ5dとブラシ支持
アーム5fとの間を揺動伝達スリーブ5dの軸方向に移動可
能に接続するものである。
【0030】また、図6に示すように、回転清掃ブラシ
5gの近傍には、図3に示す洗浄液供給装置6に接続され
る洗浄液噴射ノズル6aと、移動枠4に搭載される吸引管
揺動源7aと、図3に示す真空回収装置7に接続される吸
引管7b及び吸引ノズル7cとが配される。
【0031】前記点検手段52は、図6に示すように、移
動枠4の適宜位置に搭載され、ベローズ溝清掃手段51の
作業状況やベローズ溝Xにおける異物( 塵埃等 )の堆積
状態を映像化するための撮像部となるTVカメラ (CC
Dカメラ等) 9dと、その先に首振り可能に取り付けられ
る撮像ミラー9eと、その近傍に配されるミラー駆動用モ
ータ9fと、ミラー駆動用モータ9fと撮像ミラー9eとの間
を接続して撮像ミラー9eの向きを設定する揺動力伝達系
9gと、これらについて狭隘部と外部との信号伝達を行な
うための信号伝達ケーブル9hとを有するものとされる。
なお、点検手段52の近傍には、撮像箇所等の照明手段が
適宜配される。
【0032】このような構成のベローズ清掃装置は、作
業部5の作動によるベローズ溝Xの清掃作業に先立っ
て、図1ないし図5に示すように、清掃所望箇所である
ベント管BとベントノズルGとの環状間隙Fの近傍に組
み付けられる。
【0033】図3、図5等に示すように、ベント管Bの
外周面に、旋回ガイドレール21を取り付けるとともに、
支持枠3の部分を、環状間隙(狭隘部)Fの上部に挿入
して、ベント管Bの上面に載置してその荷重の支持を行
なう。
【0034】そして、支持枠3の両側にフレーム材24を
順次連結して、図4に示すように、全体を環状にする。
【0035】支持枠3の部分については、図5に示すよ
うに、旋回ガイドローラ22の部分を旋回ガイドレール21
に係合して転動可能な状態とする。
【0036】また、図1及び図2に示すように、旋回駆
動部1をベント管Bの外周面に取り付け、駆動力伝達手
段11によって、旋回駆動部1と支持枠3とを連結する。
つまり、支持枠3と旋回用プーリー1eとの一体化に加え
て、旋回用ベルト1dを旋回用プーリー1eに巻回した状態
とする。
【0037】そして、支持枠3の上に、移動枠4及び作
業部5を搭載し、移動枠4の直進ガイドレール4aを、往
復移動用ガイドローラ3bに係合して支持させ、ベント管
Bの軸方向の移動性を得る。
【0038】往復駆動手段31の部分にあっては、伸縮用
駆動用ベルト33をプーリーに巻回及び張架するととも
に、連結部34によって移動枠4との接続を行なう。
【0039】このように、支持枠3、移動枠4等を組み
付けた状態にあっては、図2に示したように、全体とし
て薄形となり、環状間隙Fの厚さ寸法が例えば50mmで
ある場合には、その中を自由に移動できる例えば30mm
程度の厚さに設定される。この場合にあって、作業部5
等もその厚さの範囲内となるように設定される。
【0040】以下、ベローズHのベローズ溝Xの清掃作
業について説明する。
【0041】旋回駆動部1の作動によって、支持枠3を
ベント管Bの周方向に移動させて旋回位置の設定を行な
うとともに、往復駆動手段31の作動によって移動枠4を
支持枠3の長手方向に移動させて、作業部5を所望の作
業位置まで繰り出し、ベント管Bの軸方向位置の設定を
行なう。
【0042】作業部5を所望の位置近傍まで送り込んだ
後、点検手段52を作動させて移動枠4の先端近傍の状況
を映像化し、信号伝達ケーブル9hによって所望の遠隔地
まで信号を伝達し、TVモニタ9a等によって監視する。
【0043】ベローズ溝Xに異物の堆積が認められる場
合等にあっては清掃範囲を設定して、ベローズ溝清掃手
段51の作動によってその部分の清掃作業を開始する。
【0044】洗浄液供給装置6を作動させることによっ
て、作業部5に洗浄液を送り込んで、噴射ノズル6aから
洗浄液をスプレー状に噴出させ、堆積している異物を軟
化させる等の前処理を行なっておく。
【0045】支持枠3を環状間隙Fに挿入する際に、図
6に示すように、移動枠4の厚さの範囲内に収めるよう
に待避させておいたブラシ支持アーム5fについて、ブラ
シ揺動駆動源5pの作動によって、図7に示すように、ブ
ラシ支持アーム5fをベローズ溝Xの中に挿入する。
【0046】回転清掃ブラシ5g及び芯出しローラ5mの繰
り出し程度は、芯出しローラ5mがベローズ溝Xの底部に
接触して前述した弾発部材の弾発力に抗して折れ曲り、
かつ、回転清掃ブラシ5gがベローズ溝Xの底部に接触し
た状態となるまで行なわれ、点検装置52による監視や揺
動リミットスイッチ5sの作動等によって設定される。
【0047】芯出しローラ5mをベローズ溝Xに挿入する
際に、芯出しローラ5mがベローズ溝Xの中心からずれて
いると、図7に示すベローズ溝Xの傾斜部分等に、芯出
しローラ5mが片当り状態に接触することに基づいて、芯
出しローラ5mをベローズ溝Xの中心に戻そうとする倣い
作用が生じ、スライド部5eでこれを許容することによっ
て、回転清掃ブラシ5gをベローズ溝Xの中心に位置させ
る清掃位置の設定が自動的に行なわれる。
【0048】ベローズ溝Xに倣って清掃位置を設定する
場合において、スライド部5eのずれ量が大きく、スライ
ド位置センサ5v・5wが作動した場合は、移動枠4をベン
ト管Bの軸方向に移動させて、清掃位置を修正する。
【0049】同様に、清掃位置を変更する場合も、移動
枠4の移動によって行なわれる。
【0050】また、設定された清掃位置にあっては、ブ
ラシ回転駆動源5aを作動させて、回転力をブラシ回転力
伝達系5b、ブラシ回転軸5c、回転用ベルト5jを経由して
回転ブラシ5gに伝達し、回転ブラシ5gを回転させること
によってベローズ溝Xの清掃を実施する。
【0051】清掃作業に当って、回転清掃ブラシ5gをベ
ローズ溝Xの中で回転させながら、旋回駆動部1の駆動
源1aの作動によって支持枠3を旋回移動させると、回転
清掃ブラシ5gをベローズ溝Xの長さ方向に沿って周方向
に移動させて、清掃位置を変更することができる。
【0052】回転清掃ブラシ5gによるベローズ溝Xの内
面の異物の除去後に、図3に示す真空回収装置7を作動
させて、吸引ノズル7cの先端をベローズ溝Xの中に向
け、回転清掃ブラシ5gベローズ溝Xの表面から剥離され
た塵埃等を吸引ノズル7cで吸引して、ベローズ溝Xの内
部から除去する。
【0053】異物の除去後に、再び点検手段52を作動さ
せて、ベローズ溝Xやその近傍の状況を映像化すること
によって、その確認がなされる。
【0054】一方、ベローズ溝Xの清掃位置や点検位置
をベント管Bの軸方向に変更する場合には、往復駆動手
段31の作動により移動枠4をベローズ溝Xの1ピッチ分
だけ移動させることによって行なわれる。
【0055】
【0056】
【発明の効果】本発明に係るベローズ清掃装置によれ
ば、狭隘部の外方に取り付けられる旋回駆動部、この旋
回駆動部によって駆動力伝達手段を介してベント管の回
りを旋回させられる支持枠、ベローズ溝に向かって延び
る支持枠に移動可能に支持されかつ案内手段によって案
内される移動枠、この移動枠に搭載される作業部、支持
枠と移動枠とを連結する往復駆動手段を有するものであ
るから、以下のような効果を奏するものとなる。 (1) 旋回駆動部を狭隘部の外に設置し、かつ駆動力
伝達手段の旋回用ベルト及び旋回用プーリーを介して旋
回駆動部の駆動力を支持枠に伝達することによって、旋
回駆動部及び駆動力伝達手段の取り付け作業性を向上さ
せ、そして、駆動源等の大型化を容易にして支持枠の旋
回駆動を円滑にかつ確実に行なうことができる。 (2) 支持枠の旋回駆動のための構造物を支持枠に
載する必要がないことに基づいて、支持枠の軽量化及び
構造の単純化を図ることができる。 (3) 旋回駆動部と往復駆動手段との作動によって、
作業部を目的位置まで移動させることや位置変更が自在
となり、操縦性を向上させることができる。(4) 支持枠をベローズ溝に向かって延びるように配
設し、この支持枠に移動可能に支持される移動枠を、案
内手段によって案内された状態で、往復駆動手段によっ
て往復移動させるものであるから、支持枠に支持された
移動枠をベローズ溝まで円滑に移動させることができ、
作業部によってベローズ溝の清掃作業を確実に行なうこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベローズ清掃装置の一実施例を示
す正面図である。
【図2】本発明に係るベローズ清掃装置の一実施例を示
す右側図である。
【図3】本発明に係るベローズ清掃装置のベント管への
組み込み例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係るベローズ清掃装置の支持枠の連結
状態の例を示す側面図である。
【図5】本発明に係るベローズ清掃装置の一実施例の要
部を拡大した正面図である。
【図6】図5における作業部の例を示す正面図である。
【図7】図6における回転清掃ブラシ等を示す一部を切
欠した正面図である。
【図8】沸騰水型原子炉のサプレッションチェンバに配
されるベローズの取り付け構造例を示す一部を断面した
正面図である。
【図9】図8の鎖線I部分の拡大図である。
【符号の説明】
B ベント管 F 環状間隙(狭隘部) G ベントノズル H ベローズ X ベローズ溝 1 旋回駆動部 2 旋回ガイド部 3 支持枠 4 移動枠 5 作業部 6 洗浄液供給装置 7 真空回収装置 8 制御手段 9 監視装置 11 駆動力伝達手段 21 旋回ガイドレール 22 旋回ガイドローラ 23 取付けブラケット 24 フレーム材 25 ピンジョイント部 31 往復駆動手段 32 伸縮用駆動モータ 33 伸縮用駆動ベルト 34 連結部 35 伸縮用エンコーダ 51 ベローズ溝清掃手段 52 点検手段 1a 駆動源 1b 取り付けブラケット 1c 連結バンド 3a ガイドフレーム 3b 往復移動用ガイドローラ 3c 撓み防止ローラ 3d 補強部材 3e マグネットホイール 3d・3g 軸方向リミットスイッチ 4a 直進ガイドレール 5a ブラシ回転用モータ 5b ブラシ回転力伝達系 5c ブラシ回転軸 5d 揺動力伝達スリーブ 5e スライド部 5f ブラシ支持アーム 5g 回転清掃ブラシ 5h 駆動プーリー 5i 被駆動プーリー 5j 回転用ベルト 5k ローラ支持アーム 5m 芯出しローラ 5p ブラシ揺動駆動源 5q 揺動力伝達ベルト 5v・5w スライド位置センサ 6a 洗浄液噴射ノズル 7a 吸引管揺動源 7b 吸引管 7c 吸引ノズル 8a 制御装置 8b 電源装置 9a TVモニタ 9b TVレコーダ 9c 記録装置 9d TVカメラ(CCDカメラ等) 9h 信号伝達ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穂積 清介 神奈川県横浜市金沢区福浦一丁目9番4 号 石川島検査計測株式会社 横浜第二 事業所内 (72)発明者 宮原 修二 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第一工 場内 (72)発明者 上原 敏雄 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第一工 場内 (56)参考文献 実開 平2−129899(JP,U) 実開 平3−3489(JP,U) 実開 平2−129898(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 9/02 G21F 9/00 G21F 9/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 狭隘部の外方に固定される旋回駆動部
    と、ベント管の外周面に周方向に沿って配設される旋回
    ガイド部と、該旋回ガイド部に旋回可能に支持され狭隘
    部に挿入される支持枠と、旋回駆動部と支持枠との間を
    連結し駆動力の伝達を行なう駆動力伝達手段と、支持枠
    にベント管の軸方向に移動可能に支持される移動枠と、
    該移動枠に搭載されベローズ溝の清掃を行なう作業部
    と、支持枠と移動枠との間に配され移動枠をベント管の
    軸方向に移動させる往復駆動手段とを具備し、 前記駆動力伝達手段が、旋回駆動部によって駆動させら
    れる旋回用ベルトと、該旋回用ベルトに係合しかつ支持
    枠にベント管を囲むように取り付けられる旋回用プーリ
    ーとを有するとともに、 前記支持枠がベント管の軸方向にベローズ溝に向かって
    延びるように配設され、かつ支持枠に配された案内手段
    によって案内された移動枠が支持枠に沿ってベント管の
    軸方向に往復移動するように構成された ことを特徴とす
    るベローズ清掃装置。
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