JP2952046B2 - ベローズ清掃装置 - Google Patents

ベローズ清掃装置

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JP2952046B2
JP2952046B2 JP2414943A JP41494390A JP2952046B2 JP 2952046 B2 JP2952046 B2 JP 2952046B2 JP 2414943 A JP2414943 A JP 2414943A JP 41494390 A JP41494390 A JP 41494390A JP 2952046 B2 JP2952046 B2 JP 2952046B2
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修二 宮原
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ISHIKAWAJIMA KENSA KEISOKU KK
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ISHIKAWAJIMA KENSA KEISOKU KK
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベローズ清掃装置に係
り、ベローズ溝が狭あい部に面している場合に、その清
掃作業を実施するものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電関連施設で使用されている配
管、あるいは火力発電プラントや化学プラント等の各種
配管の接続箇所において、配管に大きな熱変位が付与さ
れること等に基づく長さ方向の伸縮量を吸収する目的
で、配管の継手部分に成形ベローズや溶接ベローズが使
用される。
【0003】図9及び図10は、沸騰水型原子炉のサプレ
ッションチェンバにおけるベント管の部分に配されるベ
ローズの取り付け構造例を示すものである。
【0004】原子炉格納容器Aの外方に取り付けられた
ベント管Bの先端は、サプレッションチェンバCを貫通
するとともに、その内部において、ベントヘッダD及び
ダウンカマEを介してサプレッションチェンバCのプー
ル水に連通させられており、ベント管Bの回りには、こ
れを環状間隙Fを空けて囲むベントノズルGがサプレッ
ションチェンバCの壁に取り付けられ、ベント管Bとベ
ントノズルGとの環状間隙Fは、サプレッションチェン
バCの内部に対して連通状態とされるとともに、その反
対側にベローズHを配することによって、外気から隔離
されている。
【0005】該ベローズHは、図10に示すように、ベン
ト管Bに対して端板I及び取り付けスリーブJを介して
取り付けられ、中間に中間スリーブK及び取り付けフラ
ンジLを介在させており、外側に保護のためにガードパ
イプMを配した構造とされている。
【0006】一方、ベローズHは、内面に波形状の凹凸
が付与されることに基づいて窪部となるベローズ溝Xが
形成され、該ベローズ溝Xの下方位置となる部分に塵埃
等が堆積し易い構造となっている。したがって、原子炉
の建設時の塵埃の堆積、原子炉運転開始後の放射性物質
の拡散、サプレッションチェンバのプール水によって生
じた水蒸気の結露現象等の要因が重畳して、放射化した
塵埃等がベローズ溝Xに付着することが考えられる。
【0007】このため、原子力発電関連施設に使用され
るベローズHにおいては、ベローズ溝Xの塵埃の付着量
が大きいと、定期検査時等において、原子炉格納容器や
サプレッションチェンバに作業員が立ち入る場合に、放
射線被曝量が大きくなり、定期検査時等の作業性が低下
するものとなるので、例えばサプレッションチェンバC
の内部の各種作業に先立って、塵埃等を除去する清掃作
業を行なうことが必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かかるベローズHの内
面の清掃作業は、ベント管BとベローズHとの環状間隙
Fが狭あい部分となるために、作業性が著しく損なわれ
るものとなる。図9及び図10に示すベローズHでは、例
えばベント管Bの外径が1464mmないし2075mm、ベントノ
ズルGの内径が1564mmないし2175mmである場合、ベント
管BとベントノズルGとの間隙寸法が50mm程度であり、
かつ、ベントノズルGの開口から、端板Iまでの奥行き
寸法が、例えば短い部分で1550mm、長い部分で2350mm程
度である。
【0009】このため、サプレッションチェンバCの内
部に、例えば特開昭61−265168号において提案
されている原子炉の圧力抑制室用足場装置( 足場装置 )
Nを設置して、作業用足場を確保した場合においても、
狭あい部分となるベローズHのベローズ溝Xの清掃作業
を人手によって実施することは困難である。また、環状
間隙Fに位置するベローズ溝Xの内面を清掃する機械的
装置は、未だ開発されていない。
【0010】本発明は、このような課題を有効に解決す
るものである。つまり、ベローズ溝が狭あい部に面して
いる場合に、清掃作業を実施するための機器を簡単に取
り付け、その清掃作業を遠隔操縦等によって実施するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決する手
段として、本発明に係るベローズ清掃装置は、ベント管
の外周面に周方向に沿って配設され相互に平行な旋回ガ
イドレール及び凹凸リングを組み合わせてなる旋回ガイ
ド部と、該旋回ガイド部に旋回可能に支持される旋回部
と、該旋回部に搭載されベント管とベントノズルとの間
の環状間隙に挿入される支持枠と、該支持枠にベント管
の軸方向に移動可能に支持される移動枠と、該移動枠に
搭載されベローズ溝の清掃を行なう作業部とを具備し、
旋回部に旋回ガイド部の凹凸リングに係合して旋回部を
旋回させる旋回駆動手段が配され、支持枠と移動枠との
間に移動枠をベント管の軸方向に移動させる往復駆動手
段が配され、前記作業部が、ベローズ溝の中に揺動可能
に挿入されるとともに回転させられる回転清掃ブラシ
と、該回転清掃ブラシに連結され回転清掃ブラシをその
中心軸線まわりに回転させるブラシ回転用モータと、回
転清掃ブラシに連結され回転清掃ブラシをその基端を中
心に揺動させる首振り用モータと、回転清掃ブラシに沿
って延ばされベローズ溝への接触状況を検出する接触検
出アームと、該接触検出アームに設けられ接触検出アー
ムがベローズ溝に接触したことを検出して首振り用モー
タを停止させる倣いセンサとを有する構成としている。
【0012】
【作用】ベント管の外周面が露出している部分等に、旋
回ガイドレールと凹凸リングとを組み付けることによっ
て旋回ガイド部を配設し、旋回ガイド部に支持される旋
回部及びこれに支持される支持枠を、旋回駆動手段の作
動によって旋回移動させて作業部の旋回位置の設定を行
なう。また、往復駆動手段の作動によって移動枠をベロ
ーズ溝に面する狭あい部の所望位置まで挿入して、作業
位置の設定を行なう。その後、移動枠に搭載されている
作業部の作動によって、ベローズ溝の清掃作業を実施す
るものである。この場合、作業部の首振り用モータによ
って回転清掃ブラシをその基端を中心に揺動させて、回
転清掃ブラシをベローズ溝内に挿入するとともに、この
回転清掃ブラシの揺動動作に連れて接触検出アームが揺
動し、この接触検出アームがベローズ溝に接触すると、
これを倣いセンサが検出して首振り用モータを停止させ
ることにより、回転清掃ブラシを最適位置に止め、回転
清掃ブラシのベローズ溝内への挿入程度を調整する。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係るベローズ清掃装置の一実
施例について、図1ないし図8に基づいて説明する。
【0014】図1ないし図8において、符号1は旋回ガ
イド部、2は旋回部、3は支持枠、4は移動枠、5は作
業部である。
【0015】前記旋回ガイド部1は、図9によって示し
たベント管BがベントノズルGから露出している部分
や、環状間隙Fの入口近傍に、ベント管Bの外周面に対
して密着状態に周方向に沿って配設されるものであり、
図1及び図8等に示すように、相互に平行な旋回ガイド
レール11及び凹凸リング12を組み合わせて、左右の間隔
を空けた状態に一対配している。
【0016】そして、凹凸リング12は、表面に規則的な
凹凸を有する例えばチェーンであり、旋回ガイドレール
1の近傍に相互平行状態に、ベント管Bの外周面に密着
状態に配される。
【0017】前記旋回部2は、図4に示すように、全体
としてリング状かつ籠状をなす形状となっている。そし
て、旋回部2は、支持枠3を搭載する図4に示す旋回支
持枠21の周方向に、図5及び図6に示す旋回駆動枠22・
23を円弧板状等の形状の連結部材24によって相互に接続
して、図4に示すように、環状に連結したものである。
【0018】前記旋回支持枠21は、全体がアルミ材等に
よって軽量化されており、図1に示すように、一対の旋
回ガイドレール11の範囲内の幅寸法とされるとともに、
両側部の取り付けブラケット2aに、旋回ガイドレール11
に沿って転動する複数の旋回ガイドローラ2bが配される
構造である。
【0019】前記旋回駆動枠22・23も、それぞれ全体が
アルミ材等によって軽量化されており、図5及び図6に
示すように、両側部の複数の取り付けブラケット2aに、
旋回ガイドレール11に沿って転動する旋回ガイドローラ
2bが配されるとともに、適宜位置に、旋回部2全体を旋
回ガイド部1に沿って旋回移動させるための旋回駆動手
段25が配される。
【0020】該旋回駆動手段25は、図5及び図6に示す
ように、旋回駆動枠22・23に搭載される直流モータ等の
旋回用モータ2cと、該旋回用モータ2cの回転力を伝達す
る旋回力伝達系2d及び駆動軸2eと、該駆動軸2eに連結さ
れ凹凸リング12の凹凸部と係合するスプロケット等の係
合車2fとからなるものである。そして、図5に示す旋回
駆動枠25には、駆動軸2eにベルト・チェーン等を介して
接続されることによって旋回量を検出するための旋回用
エンコーダ2gが配されている。
【0021】前記支持枠3は、図1に示すように、旋回
部2における旋回支持枠21の部分に、ボルト・ナット等
の締結具によって固定され、前述した旋回支持枠21や旋
回駆動枠22・23と同様に、アルミ材等によって軽量化が
図られており、かつ、旋回ガイドレール11及び凹凸リン
グ12と直交するベント管Bの軸方向に延ばされた長方形
形状とされる。
【0022】このような支持枠3は、図1に示すよう
に、その枠内にベント管Bの軸方向に沿って2列に配さ
れ移動枠4を移動可能に支持するための複数の往復移動
用ガイドローラ3aと、先端近傍に配されベント管Bの外
表面またはベントノズルGの内面を転動して旋回移動を
補助しかつ支持枠3の撓みを抑制する複数の撓み防止ロ
ーラ3bとを有するものとされる。
【0023】前記移動枠4には、図1に示すように、支
持枠3における複数の往復移動用ガイドローラ3aにまた
がってベント管Bの軸方向に移動可能に支持される直進
ガイドレール4aと、支持枠3に離間して配された軸方向
リミットスイッチ3c・3dに接触してこれらを作動させる
作動片4bとを有するものとされる。
【0024】前記作業部5は、図1に示すように、移動
枠4の先端部に、ベローズ溝清掃手段51と点検手段52と
を搭載してなるものとされる。
【0025】支持枠3と移動枠4との間には、移動枠4
をベント管Bの軸方向に移動させる往復駆動手段31が配
される
【0026】該往復駆動手段31は、図1に示すように、
支持枠3の基部に搭載される直流モータ等の伸縮用駆動
モータ32と、伸縮用駆動モータ32の回転力を伝達しかつ
支持枠3と移動枠4との間に巻回されている伸縮用駆動
ベルト33と、該伸縮用駆動ベルト33をエンドレス状にか
つ張架状態に支持している複数の伸縮用プーリー34と、
伸縮用駆動ベルト33の途中を移動枠4の一部に固定して
いる連結部35と、伸縮用駆動モータ32の回転量を検出す
る伸縮用エンコーダ36とを有するものとされる。
【0027】そして、前記作業部5におけるベローズ溝
清掃手段51は、図1に示すように、移動枠4の基部等に
搭載されるブラシ回転用モータ5aと、該ブラシ回転用モ
ータ5aの回転力を伝達する回転力伝達系5bと、該回転力
伝達系5bに連結され回転方向を90度変換するとともに
移動枠4の先端に対して旋回可能に取り付けられベベル
ギヤを組み合わせたギヤボックス等からなる回転方向変
換部5cと、該回転方向変換部5cに接続されベローズ溝X
の中に挿入されるとともに回転力伝達系5bからの回転力
が伝達される回転清掃ブラシ5dと、回転方向変換部5c
に取り付けられる倣いセンサ5eと、該倣いセンサ5eから
回転清掃ブラシ5dに沿って延ばされベローズ溝Xへの接
触状況を検出するための接触検出アーム5fと、移動枠4
の基部等に搭載される首振り用モータ5gと、該首振り用
モータ5gの回転力を伝達する揺動力伝達系5hと、該揺動
力伝達系5hの先端と回転方向変換部5cとの間を連結し回
転清掃ブラシ5dを揺動させるためのギヤ群等の接続手段
5iとを有するものとされる。
【0028】なお、前記回転清掃ブラシ5dは、ベローズ
溝Xの内表面に外傷を付けない程度の柔らかさを有する
例えばステンレス製の細毛等が適用される。
【0029】また、図1に示すように、回転清掃ブラシ
5dの近傍には、噴射ノズル5kが配設され、該噴射ノズル
5kは、洗浄液供給ホース5m及び加圧空気供給ホース5nを
経由して、狭あい部の外側における適宜の洗浄液供給手
段及び加圧空気供給手段に接続される。
【0030】前記点検手段52は、移動枠4の先端等の適
宜位置に搭載され、ベローズ溝清掃手段51の作業状況や
ベローズ溝Xにおける異物( 塵埃等 )の堆積状態を映像
化するための撮像部となるTVカメラ (CCDカメラ
等) 5pと、その先に首振り可能に取り付けられる撮像ミ
ラー5qと、その近傍に配されるミラー駆動用モータ5r
と、ミラー駆動用モータ5rと撮像ミラー5qとの間を接続
して撮像ミラー5qの向きを設定する揺動力伝達系5sと、
これらについて狭あい部と外部との信号伝達を行なうた
めの信号伝達ケーブル5tとを有するものとされる。な
お、点検手段52の近傍には、撮像箇所等の照明手段が適
宜配される。
【0031】このような構成のベローズ清掃装置は、作
業部5の作動によるベローズ溝Xの清掃作業やベント管
表面の清掃作業に先立って、図1及び図4に示すよう
に、清掃所望箇所であるベント管BとベントノズルGと
の環状間隙Fに組み付けられる。
【0032】図4に示すように、ベント管Bの外周面
に、旋回ガイド部1における旋回ガイドレール11及び凹
凸リング12を、ピンジョイント部によって連結する等の
適宜手段によって全体を環状とし、かつ、ベント管Bの
外周面に対して一体化状態に配設する。
【0033】旋回ガイドレール11及び凹凸リング12をベ
ント管Bの外周面に取り付けた後、旋回部2を旋回ガイ
ド部1に組み付ける。
【0034】旋回支持枠21の部分を、環状間隙Fの上部
に挿入して、ベント管Bの上面に載置してその荷重の支
持を行なう。
【0035】そして、旋回支持枠21の両側に連結部材24
を介して旋回駆動枠23を連結し、かつ、旋回駆動枠23に
連結部材24を介して旋回駆動枠22を連結して図4の状態
とする。
【0036】旋回支持枠21の部分については、図1及び
図2に示すように、旋回ガイドローラ2bの部分を旋回ガ
イドレール11に係合して転動可能な状態とする。
【0037】旋回駆動枠22・23の部分については、図
5、図6及び図8に示すように、旋回ガイドローラ2bの
旋回ガイドレール11への係合に加えて、係合車2fを凹凸
リング12の凹凸部分に噛み合わせることによって、旋回
駆動枠22・23が旋回駆動できる状態にする。
【0038】図4に示すように、旋回支持枠21、旋回駆
動枠22・23が連結部材24を介して相互に連結されると、
ベント管Bの外周に外嵌めされた状態となり、脱落防止
が図られる。
【0039】旋回ガイドレール11に支持させた状態の旋
回部2の旋回支持枠21の上に、支持枠3を環状間隙Fに
一部挿入状態に、かつ、その長手方向がベント管Bの軸
方向に合うように搭載して、旋回支持枠21に対してボル
ト止め等によって固定する。
【0040】また、支持枠3の上に、移動枠4及び作業
部5を搭載し、移動枠4の直進ガイドレール4aを、往復
移動用ガイドローラ3aに係合して支持させ、ベント管B
の軸方向の移動性を得る。
【0041】往復駆動手段31の部分にあっては、伸縮用
駆動用ベルト33を伸縮用プーリー34に巻回するととも
に、連結部35によって移動枠4と接続を行なう。
【0042】支持枠3、移動枠4等は、図2及び図3に
示したように、全体として薄形となり、環状間隙Fの厚
さ寸法が例えば50mmである場合には、その中を自由に
移動できる例えば30mm程度の厚さに設定される。この
場合にあって、作業部5等もその厚さの範囲内となるよ
うに設定される。
【0043】以下、ベローズHのベローズ溝Xの清掃作
業について説明する。
【0044】旋回部2における旋回駆動手段25の作動に
よって、支持枠3をベント管Bの周方向に移動させて旋
回位置の設定を行なうとともに、往復駆動手段31の作動
によって移動枠4を支持枠3の長手方向に移動させて、
作業部5を所望の作業位置まで繰り出し、ベント管Bの
軸方向位置の設定を行なう。
【0045】作業部5を所望の位置近傍まで送り込んだ
後、点検手段52を作動させて移動枠4の先端近傍の状況
を映像化し、信号伝達ケーブル5tによって所望の遠隔地
まで信号を伝達し、TVモニタ等によって監視する。
【0046】ベローズ溝Xに異物の堆積が認められる場
合等にあっては清掃範囲を設定して、ベローズ溝清掃手
段51の作動によってその部分の清掃作業を開始する。
【0047】洗浄液供給ホース5mによって洗浄液を送り
込んで、噴射ノズル5kから洗浄液をスプレー状に噴出さ
せ、堆積している異物を軟化させる等の前処理を行なっ
ておく。
【0048】前処理された箇所について、首振り用モー
タ5gの作動によって回転方向変換部5cを旋回させて、回
転清掃ブラシ5dを清掃すべきベローズ溝Xの中に挿入す
る。
【0049】この場合の回転清掃ブラシ5dの旋回移動に
基づく挿入程度は、接触検出アーム5fがベローズ溝Xに
接触して倣いセンサ5eから検出信号が出力され、この検
出信号で首振り用モータ5gを停止させることによって設
定される。
【0050】回転清掃ブラシ5dの挿入程度の設定後、ブ
ラシ回転用モータ5aの作動によって回転清掃ブラシ5dを
回転させ、堆積している異物を除去する。
【0051】この場合にあって、回転清掃ブラシ5dをベ
ローズ溝Xの中で回転させながら、旋回部2の旋回用モ
ータ2cの作動によって支持枠3を旋回移動させると、回
転清掃ブラシ5dをベローズ溝Xの長さ方向に沿って周方
向に移動させて、清掃位置を変更することができる。
【0052】回転清掃ブラシ5dによるベローズ溝Xの内
面の異物の除去後に、加圧空気供給ホース5nから空気を
送り込んで、噴射ノズル5kから空気を噴出させ、回転清
掃ブラシ5dによってベローズ溝Xから剥離され、かつ、
粉砕された状態の異物を吹き飛ばし除去する。この吹き
飛ばされた異物は、真空吸引手段等によってベローズ溝
Xから回収される。
【0053】これらのベローズ溝Xの異物除去状態は、
再び点検手段52を作動させ、ベローズ溝Xやその近傍の
状況を映像化することによって、その確認がなされる。
【0054】一方、ベローズ溝Xの清掃位置や点検位置
をベント管Bの軸方向に変更する場合には、往復駆動手
段31を作動して、移動枠4をベローズ溝Xの1ピッチ分
だけ移動させることによって行なわれる。
【0055】
【発明の効果】本発明に係るベローズ清掃装置によれ
ば、ベント管の外周面に配設された旋回ガイド部に、旋
回部が取り付けられ、支持枠に支持される移動枠に作業
部を搭載して、旋回駆動手段と往復駆動手段との作動に
よって、支持枠の旋回移動や作業部の旋回及び往復移動
を行なうものであるから、以下のような効果を奏するも
のとなる。 (1)旋回ガイド部を狭あい部の入口等の作業条件の良
好な箇所に取り付けた場合にあっても、作業部を狭あい
部に位置する作業対象のベローズ溝まで確実に送り込ん
で、所望の清掃作業を実施することができる。 (2)清掃作業を行なう機器を狭あい部の入口で取り付
けて、目的位置まで移動させることにより、機器の組み
付け及び撤去作業を容易にすることができる。 (3)旋回駆動手段を往復移動手段との作動によって、
作業部の位置変更が自在に行なわれ、遠隔操縦性を向上
させることができる。また、作業部が、ベローズ溝の中に揺動可能に挿入され
るとともに回転させられる回転清掃ブラシと、該回転清
掃ブラシに連結され回転清掃ブラシをその中心軸線まわ
りに回転させるブラシ回転用モータと、回転清掃ブラシ
に連結され回転清掃ブラシをその基端を中心に揺動させ
る首振り用モータと、回転清掃ブラシに沿って延ばされ
ベローズ溝への接触状況を検出する接触検出アームと、
該接触検出アームに設けられ接触検出アームがベローズ
溝に接触したことを検出して首振り用モータを停止させ
る倣いセンサとを有するものであるから、作業部の首振
り用モータによって回転清掃ブラシをその基端を中心に
揺動させて、回転清掃ブラシをベローズ溝内に挿入する
とともに、この回転清掃ブラシの揺動動作に連れて接触
検出アームが揺動し、この接触検出アームがベローズ溝
に接触すると、これを倣いセンサが検出して首振り用モ
ータを停止させることにより、回転清掃ブラシを最適位
置に確実に止めることができ、回転清掃ブラシのベロー
ズ溝内への挿入程度を円滑に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベローズ清掃装置の要部の一実施
例を示す正面図である。
【図2】本発明に係るベローズ清掃装置の要部の一実施
例を示す底面図である。
【図3】図1のC−C線矢視図である。
【図4】本発明に係るベローズ清掃装置の旋回部の例を
示す側面図である。
【図5】図4に示す旋回部における旋回駆動枠の例を示
す正面図である。
【図6】図4に示す旋回部における他の旋回駆動枠の例
を示す正面図である。
【図7】図5に示す旋回駆動枠の側面図である。
【図8】図6のH−H線矢視図である。
【図9】沸騰水型原子炉のサプレッションチェンバに配
されるベローズの取り付け構造例を示す一部を断面した
正面図である。
【図10】図9の鎖線J部分の拡大図である。
【符号の説明】
B ベント管 F 環状間隙 G ベントノズル H ベローズ X ベローズ溝 1 旋回ガイド部 2 旋回部 3 支持枠 4 移動枠 5 作業部 11 旋回ガイドレール 12 凹凸リング 21 旋回支持枠 22 旋回駆動枠 23 旋回駆動枠 24 連結部材 25 旋回駆動手段 2a 取り付けブラケット 2b 旋回ガイドローラ 2c 旋回用モータ 2d 旋回力伝達系 2e 駆動軸 2f 係合車 2g 旋回用エンコーダ 31 往復駆動手段 32 伸縮用駆動モータ 33 伸縮用駆動ベルト 34 伸縮用プーリー 35 連結部 36 伸縮用エンコーダ 3a 往復移動用ガイドローラ 3b 撓み防止ローラ 4a 直進ガイドレール 4b 作動片 51 ベローズ溝清掃手段 52 点検手段 5a ブラシ回転用モータ 5b 回転力伝達系 5c 回転方向変換部 5d 回転清掃ブラシ 5e 倣いセンサ 5f 接触検出アーム 5g 首振り用モータ 5h 揺動力伝達系 5i 接続手段 5j 首振り用リミットスイッチ 5k 噴射ノズル 5m 洗浄液供給ホース 5n 加圧空気供給ホース 5t 信号伝達ケーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 穂積 清介 神奈川県横浜市金沢区福浦一丁目9番4 号 石川島検査計測株式会社 横浜第二 事業所内 (72)発明者 宮原 修二 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第一工 場内 (72)発明者 上原 敏雄 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石川島播磨重工業株式会社 横浜第一工 場内 (56)参考文献 実開 平2−129898(JP,U) 実開 平2−129899(JP,U) 実開 平3−3489(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 9/02 G21F 9/00 G21F 9/28

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベント管の外周面に周方向に沿って配設
    され相互に平行な旋回ガイドレール及び凹凸リングを組
    み合わせてなる旋回ガイド部と、該旋回ガイド部に旋回
    可能に支持される旋回部と、該旋回部に搭載されベント
    管とベントノズルとの間の環状間隙に挿入される支持枠
    と、該支持枠にベント管の軸方向に移動可能に支持され
    る移動枠と、該移動枠に搭載されベローズ溝の清掃を行
    なう作業部とを具備し、旋回部に旋回ガイド部の凹凸リ
    ングに係合して旋回部を旋回させる旋回駆動手段が配さ
    れ、支持枠と移動枠との間に移動枠をベント管の軸方向
    に移動させる往復駆動手段が配され、 前記作業部が、ベローズ溝の中に揺動可能に挿入される
    とともに回転させられる回転清掃ブラシと、該回転清掃
    ブラシに連結され回転清掃ブラシをその中心軸線まわり
    に回転させるブラシ回転用モータと、回転清掃ブラシに
    連結され回転清掃ブラシをその基端を中心に揺動させる
    首振り用モータと、回転清掃ブラシに沿って延ばされベ
    ローズ溝への接触状況を検出する接触検出アームと、該
    接触検出アームに設けられ接触検出アームがベローズ溝
    に接触したことを検出して首振り用モータを停止させる
    倣いセンサとを有する ことを特徴とするベローズ清掃装
    置。
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