JP2951863B2 - ヒートポンプ式空気調和機の制御装置 - Google Patents

ヒートポンプ式空気調和機の制御装置

Info

Publication number
JP2951863B2
JP2951863B2 JP7014281A JP1428195A JP2951863B2 JP 2951863 B2 JP2951863 B2 JP 2951863B2 JP 7014281 A JP7014281 A JP 7014281A JP 1428195 A JP1428195 A JP 1428195A JP 2951863 B2 JP2951863 B2 JP 2951863B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compressor
refrigerant
expansion valve
water flow
hot water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP7014281A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08200845A (ja
Inventor
吉弘 安部
有洋 尾野村
豊 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Diesel Kiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Diesel Kiki Co Ltd filed Critical Diesel Kiki Co Ltd
Priority to JP7014281A priority Critical patent/JP2951863B2/ja
Publication of JPH08200845A publication Critical patent/JPH08200845A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2951863B2 publication Critical patent/JP2951863B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、温水流調弁によって
コンプレッサ吐出圧力を調整するヒートポンプ式空気調
和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にヒートポンプシステムは、ビル等
の大きな建築物から家庭用にいたるまで大小さまざまな
空調システムに用いられている。暖房運転時室外機に於
いて、冷媒の挙動は、コンプレッサの回転数、膨張弁の
開度、及び温水流調弁の開度の3要素により調整され
る。
【0003】図1は従来のヒートポンプの構成を示す図
である。1は室外熱交換器、2は冷媒を圧縮するコンプ
レッサ、3は上記コンプレッサ2を駆動するインバータ
である。4は上記コンプレッサ2により圧縮された冷媒
の圧力を検出する圧力センサ、5は上記圧力センサ4の
検出圧力によって、予め決定した空調能力の組合せのス
テップに基づき、上記インバータ3の出力信号を変更し
て、コンプレッサ2の回転数を制御するなど各種の制御
を行う室外機制御手段である。6は室外機ファン、7は
室外側電動膨張弁である。8は温水流の流量を調整する
温水流調弁、9は内燃機関の冷却水等の温水流で冷媒を
暖める冷媒加熱手段、10は上記室外熱交換器1,コン
プレッサ2,インバータ3,圧力センサ4,室外機制御
手段5,室外機ファン6,室外側電動膨張弁7,温水流
調弁8,冷媒を暖める冷媒加熱手段9とからなる室外機
である。11は室内熱交換器、12は室内側電動膨張
弁、13は室内ファン、14は上記室内熱交換器11,
室内側電動膨張弁12,室内ファン13とを備えた室内
機である。18は室外機入口の冷媒の温度を検出し、上
記室外機制御手段5へ入力する温度センサである。ここ
では、例として室内機が4台の場合を図示した。
【0004】次に動作について説明する。冷房運転の場
合、コンプレッサ2が吐出する高温,高圧の冷媒は、室
外熱交換器1に流入して、凝縮,液化されて室外側電動
膨張弁7を経て、室内機14へ接続配管により送られ、
室内側電動膨張弁12により減圧され、室内熱交換器1
1において蒸発、気化してコンプレッサ2に還流する。
【0005】また、暖房運転の場合は、コンプレッサ2
から吐出される高温,高圧の冷媒は温水流調弁8にて流
量を調整された温水により冷媒を暖める冷媒加熱手段9
にて加熱され、室内機14に接続配管により送られ、そ
の冷媒は室内熱交換器11において凝縮,液化され、室
内側電動膨張弁12を介して室外側電動膨張弁7により
減圧され、室外熱交換器1において蒸発,気化し、コン
プレッサ2に還流する。
【0006】室内負荷、すなわち温度の変化は、冷房時
または暖房時に室内熱交換器11における蒸発圧力、ま
たは凝縮圧力がそれぞれ変化する。その時の圧力変動を
圧力センサ4が検出し、室外機制御手段5が予め設定し
ている目標圧力になるように、予め設定している制御能
力の組合せステップに従って、インバータ3の出力を上
昇または減少する制御を行うことでコンプレッサ2の回
転数を制御する。これにより、サブクールが一定となる
ように温度センサ18が検出する室外機入口での冷媒の
温度と、圧力センサ4が検出するコンプレッサ2の吐出
圧力から求まる冷媒の換算温度とを室外機制御手段5に
入力して上記サブクールを求め、コンプレッサ2の吐出
圧力を調整する。また、上記と同様に電動膨張弁7,1
2の開度を制御するこにより冷媒の循環量を調整する。
また、上記と同様に温水流調弁8を制御することによ
り、コンプレッサの吐出圧力を調整する。以上のように
することによって負荷の変化に対応している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のヒートポンプ式空気調和機は構成していたので、
コンプレッサ2の回転数による圧力調整機能と、温水流
調弁8の開度による圧力調整機能が相乗効果を起こし、
ハンチングを起こしてしまい、コンプレッサ2の吐出圧
力が安定しなかった。また、上記のように吐出圧力が安
定しないため、冷媒の気化,蒸発や凝縮,液化等の制御
も不安定になっていた。また、温度調整の動作から実際
に温度が変化するまでに要する時間が、空気調和機の配
管長、およびコンプレッサの回転数等の条件により異な
るため、冷媒の熱交換を安定させる制御が難しいという
問題点があった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、冷媒の熱交換を安定して行う
ことを目的とする。また、冷媒のコンプレッサ吐出圧力
を安定することを目的とする。また、コンプレッサ吐出
圧力の制御が容易にできるようにすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係るヒ
ートポンプ式空気調和機の制御装置は、冷媒の挙動を調
整するコンプレッサと、このコンプレッサに接続された
熱交換器とを備えた室外機と、この室外機の熱交換器及
びコンプレッサに接続された室内機とを備えるヒートポ
ンプ式空気調和機であって、上記室内機の熱交換器と上
記室外機の熱交換器との間に設けられた電子膨張弁と、
上記コンプレッサと上記室内機の熱交換器との間に設け
られ、暖房運転時の冷媒の蒸発,気化を完全に行うため
に温水流で冷媒を暖める冷媒加熱手段と、上記温水流の
流量を調整するための温水流調弁とを備えたヒートポン
プ式空気調和機において、暖房運転時に、上記コンプレ
ッサの回転数と、上記電子膨張弁の開度と、上記温水流
調弁の開度とを制御することにより、上記コンプレッサ
の冷媒吐出圧力を調整する制御手段(室外機制御手段
5)を備えたものである。
【0010】請求項2の発明に係るヒートポンプ式空気
調和機の制御装置は、室内温度trと温調目標室内温度
Tdとの差に応じて、コンプレッサの回転数を設定する
コンプレッサ設定手段5aを、上記制御手段に備えた
のである。
【0011】請求項3の発明に係るヒートポンプ式空気
調和機の制御装置は、エンジン回転数と室内機の運転台
数で定まる一定開度に電子膨張弁の開度を設定する膨張
弁設定手段5bを、上記制御手段に備えたものである。
【0012】
【作用】請求項1の発明は、制御手段により、暖房運転
時に、コンプレッサの回転数と、電子膨張弁の開度と、
温水流調弁の開度とを制御することにより、コンプレッ
サの冷媒吐出圧力を調整する
【0013】請求項2の発明は、コンプレッサ設定手段
5aにより、室内温度trと温調目標室内温度Tdとの
差に応じて、コンプレッサの回転数が設定される。
【0014】請求項3の発明は、膨張弁設定手段5bに
より、エンジン回転数と室内機の運転台数で定められる
一定開度に電子膨張弁の開度が設定される。
【0015】
【実施例】実施例1. この実施例1は、ヒートポンプ式空気調和機での暖房運
転において、冷媒の挙動を調整するコンプレッサの回転
数と電子膨張弁の開度を所定の条件から一定値とすると
ともに、温水流調弁を制御することにより、上記コンプ
レッサの吐出圧力を適切な値とするものである。すなわ
ち、暖房運転時に、上記コンプレッサの回転数と、上記
電子膨張弁の開度と、上記温水流調弁の開度とを制御す
ることにより、上記コンプレッサの冷媒吐出圧力を調整
する制御手段としての室外機制御手段5を備えるもので
ある。
【0016】この実施例1について図2を用いて説明す
る。1は室外熱交換器、2は冷媒の挙動を調整するコン
プレッサ、3は上記コンプレッサ2を駆動するインバー
タである。4は上記コンプレッサ2により圧縮された冷
媒の圧力を検出する圧力センサ、5は上記圧力センサ4
の検出圧力によって、上記インバータ3の出力信号を変
更して、コンプレッサ2の回転数を制御するなど各種の
制御を行う室外機制御手段である。6は室外機ファン、
7aは室外側電子膨張弁である。8は温水流の流量を調
整する温水流調弁、9はエンジン等の内燃機関の冷却水
等の温水流で冷媒を暖める冷媒加熱手段、10は上記室
外熱交換器1,コンプレッサ2,インバータ3,圧力セ
ンサ4,室外機制御手段5,室外機ファン6,室外側電
子膨張弁7a,温水流調弁8,冷媒を暖める冷媒加熱手
段9とからなる室外機である。5aはコンプレッサ2の
回転数を所定の値に設定するコンプレッサ設定手段、5
bは電子膨張弁の開度を所定値に保持する膨張弁設定手
段、5cは温水流調弁8の開度を制御することにより、
冷媒の吐出圧力を調整する吐出圧力調整手段である。以
上のコンプレッサ設定手段5a,膨張弁設定手段5b,
吐出圧力調整手段5cは上記室外機制御手段5に含まれ
る。11は室内熱交換器、12aは室内側電子膨張弁、
13は室内ファン、14は上記室内熱交換器11,室内
側電子膨張弁12a,室内ファン13とを備えた室内機
である。18は室外機入口の冷媒温度を検出する温度セ
ンサである。
【0017】ここでは、例として室内機が4台の場合を
図示したが、室内機の台数は1台以上で、室外機能力の
範囲内の台数を運転することができる。
【0018】次に動作について説明する。冷房時の動作
については上記従来例で示したものと同様である。以下
暖房時について述べる。ヒートポンプシステムの暖房運
転は、インバータ3にて回転数を制御されるコンプレッ
サ2が、冷媒を圧縮し、それぞれの室内機において室内
熱交換器11で凝縮されて熱交換を受け、室内ファン1
3の駆動によって室内に温風を吹き出す。この後、冷媒
は室内側電子膨張弁12aを介して室外側電子膨張弁7
aにより減圧され、室外熱交換器1において熱交換を受
けて蒸発、気化し再びコンプレッサ2へ還流する。この
とき、冷媒の蒸発、気化が完全に行われず、液体と気体
の混合状態となっている場合があり、正確に冷媒の循環
量を制御できなくなり、コンプレッサ2の吐出圧力が振
れて脈動を起こしてしまう。そこで、冷媒の蒸発、気化
を完全に行うために、例えばエンジンの冷却水等の温水
を用いて冷媒加熱手段9にて冷媒を暖める。この加熱量
は上記温水流量を調整する温水流調弁8の開度を制御し
て調整する。
【0019】ここで、サブクールを「冷媒のコンプレッ
サ吐出圧力から求められる換算温度と室外機入口温度の
差」と規定する。上記サブクールを求めるには、温度セ
ンサ18にて検出する室外機入口の冷媒温度と、圧力セ
ンサ4にて検出した冷媒の吐出圧力とを室外機制御手段
5に入力して、上記吐出圧力から換算温度を求めて演算
する。サブクールを一定にするには、まずコンプレッサ
2の冷媒吐出圧力を安定させることが必要となり、冷媒
のコンプレッサ吐出圧力を圧力センサ4にて検知し、そ
の圧力センサ4の出力を読込んだ室外機制御手段5が、
予め設定している目標圧力になるように、コンプレッサ
2の回転数、冷媒の循環量を調整する室外側電子膨張弁
7aの開度、温水流調弁8の開度とを制御して調整す
る。また、コンプレッサ2の冷媒の吐出圧力は、コンプ
レッサ2の回転数によって調整でき、また同じく吐出圧
力は上記温水流量による冷媒加熱量によって調整でき
る。
【0020】そこで、コンプレッサ2の回転数をコンプ
レッサ設定手段5aによって所定の値に設定し、この設
定値に従ってインバータ3はコンプレッサ2の回転数を
制御して冷媒の吐出圧力を安定させる。また、膨張弁設
定手段5bによって、室外側電子膨張弁7aの開度を所
定値に保持し、冷媒の循環量を調整する。吐出圧調整手
段5cは冷媒の吐出圧力を、温水流調弁8の開度を制御
することにより調整する。このようにしてコンプレッサ
2の吐出圧力を適性な圧力値とすると、冷媒の温度が安
定して上記サブクールも適性値となる特性がある。この
特性を利用すべく、各機器をコンプレッサ吐出圧力一定
となるように上記のように作動させる。暖房時の冷媒制
御は、例えばある冷媒を用いた場合には、吐出圧力を1
6±1kg/cm2 Gに収める事を目標とする。これ
は、この圧力範囲内であれば、熱交換能力が十分に得ら
れ、かつサブクールも安定することが確認されており、
複雑な制御が不要となる利点がある。具体的には室外側
電子膨張弁7aの開度を一定値に固定すると、冷媒は目
標圧力値に近いところで安定する。さらに微調整として
温水流調弁8により排熱回収量を調節して、目標圧力値
に近付ける。
【0021】容量定量型のコンプレッサの回転数は、冷
媒の挙動に関係なく、室内の温度と温度調節目標値の差
によって設定される。また、電子膨張弁はエンジン等の
回転数と空調運転室数、すなわち室内機の運転台数等の
条件で定まる一定開度に固定され、条件が変更になるま
で同じ開度を維持する。
【0022】以上のことから、温水流調弁8のみの制御
でコンプレッサ吐出圧力を調整することができる。上記
温水流調弁8の制御は、例えば初期制御と通常制御に分
けられる。上記温水流調弁8の初期制御の一例として
は、冷却水(温水流)温度50℃(変数:0〜70℃、
分解能1℃)以上になるまでは弁の全開を維持する。こ
の条件を満足すると初期制御終了となる。これは冷却水
が低温では排熱回収ができない上、冷媒の温度を奪い熱
交換能力の低下をもたらす事になるためである。
【0023】通常制御の一例を示すと、温水流調弁8の
開度を中央の25ステップ(変数:0〜50、分解能1
ステップ)に設定し、時間制御として室外機制御手段5
が有するタイマーを作動させ、2秒後(変数:1〜3
0、分解能1秒)に、冷媒の圧力が15〜17kg/c
2 G以内になっていない場合に温水流調弁8を1ステ
ップ(変数:1〜5、分解能1ステップ)動かす。ま
た、上記時間制御のタイマーカウント中に冷媒の圧力が
0.5kg/cm2 G(変数:0.1〜5.0kg/c
2 G、分解能0.1kg/cm2 G)上下したとき、
温水流調弁を1ステップ(変数:1〜5、分解能1ステ
ップ、ただし、上記時間制御とは別変数)動かす。上記
のような場合で、冷媒の圧力を高くしたいときには温水
流調弁8を適度に開き、また逆に圧力を低くしたいとき
には温水流調弁8を適度に閉じて調整する。また、上記
の制御方法は一例であり、使用条件や装置の構成等によ
り、多様な制御方法が用いられる。
【0024】上記のように冷媒の加熱に温水流を用いる
ことにより、この加熱手段が火災を起こす程の高温とな
らないため、構成する材質の温度制限条件が厳しくなら
ず、コストも抑えることができる。また、構造も簡単な
ため小型化が可能で取付け場所の自由度も大きい。この
ようなことから、内燃機関の冷却水を用いて空調装置の
冷媒を暖める方法は自動車等に多く用いられている。
【0025】実施例2.この実施例2を図3について説
明する。上記実施例1の図2と同じものには同一の符号
を用い、その説明を省略する。15は室温を検出する室
温センサであり、各室内機毎に備えられている。
【0026】この実施例2は上記実施例1の各室内機に
室温センサ15を備えたもので、基本動作は上記実施例
と同一であり、その説明を省略する。例えばサーミスタ
等の室温センサ15によって検出された室内温度tr
は、図4に示すように、図3に示されない室温設定手段
16により設定される温調目標室内温度Tdとともに、
差動増幅器17に入力され、室内温度trと温調目標
温度Tdとの差を求め、この値を入力したコンプレッ
サ設定手段5aは上記温度差に基づき、コンプレッサ2
の回転数を設定する。上記回転数の設定値を入力したイ
ンバータ4は、予め設定されたプログラムに従ってコン
プレッサ2の回転数を制御する。そのため、コンプレッ
サ2の回転数は冷媒の挙動に関係なく安定した動作をす
る。このことから、冷媒の挙動、すなわち蒸発,気化お
よび凝縮,液化等を制御する手段を限定することがで
き、コンプレッサ吐出圧力の安定化を図ることも容易に
なる。
【0027】実施例3.この実施例3について説明す
る。基本的な構成、及び動作は上記実施例1と同一であ
り、図2と同一の符号を用いて説明する。室外機制御手
段5が備える膨張弁設定手段5bは、エンジン回転数と
室内機の運転台数等の条件により、例えば次の表から選
択し、電子膨張弁の開度を一定の開度に設定する。
【0028】
【数1】
【0029】 A:53ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ) B:56ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ) C:59ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ) D:62ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ) E:65ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ) F:33ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ) G:36ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ) H:39ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ) I:42ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ) J:45ステップ (変数:20〜100、分解能1ス
テップ)
【0030】上記電子膨張弁の開度は上記の条件が変更
になるまで、この開度を維持する。また、上記表は電子
膨張弁の開度制御の一例であり、装置の使用条件等によ
り多様な制御方法が用いられる。
【0031】また、圧力センサ4が検出するコンプレッ
サ吐出圧力が設定値以上になると、膨張弁設定手段5b
は室外側電子膨張弁7aの開度を大きく設定し、冷媒流
量を増加させ、コンプレッサ2の吸入側を冷却し、吐出
圧力および吐出温度の上昇を抑える。コンプレッサ2の
吐出温度・吐出圧力を下げた後、上記室外側電子膨張弁
7bの開度を段階的に閉じる方向に変化させることによ
って、湿り圧縮も防止することができるので、コンプレ
ッサ2の信頼性を向上させることができる。
【0032】以上の説明から、上記全実施例は冷媒加熱
量を調整できるヒートポンプシステムの暖房運転制御全
般に適用できる。また、複雑な制御が要らず、室外機側
で全ての制御を決定できる。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、暖房運転時
に、コンプレッサの回転数と、電子膨張弁の開度と、温
水流調弁の開度とを制御することにより、コンプレッサ
の冷媒吐出圧力を調整する制御手段を備えたので、冷媒
の熱交換を安定して行うことができる。
【0034】請求項2の発明によれば、コンプレッサ設
定手段5aは、室内温度trと温調目標室内温度Tdと
の差に応じて、コンプレッサの回転数を設定するように
したので、冷媒のコンプレッサ吐出圧力を安定すること
ができる。
【0035】請求項3の発明によれば、膨張弁設定手段
5bは、エンジン回転数と室内機の運転台数で定まる一
定開度に電子膨張弁の開度を設定するようにしたので、
コンプレッサ吐出圧力の制御が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のヒートポンプ式空気調和機の構成を示
すブロック図である。
【図2】 実施例1の構成を示すブロック図である。
【図3】 実施例2の構成を示すブロック図である。
【図4】 実施例2の室内温度trと温調目標温度Td
の差を求める装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 室外熱交換機 2 コンプレッサ 3 インバータ 4 圧力センサ 5 室外機制御手段 5a コンプレッサ設定手段 5b 膨張弁設定手段 5c 吐出圧力調整手段 6 室外機ファン 7 室外側電動膨張弁 7a 室外側電子膨張弁 8 温水流調弁 9 冷媒加熱手段 10 室外機 11 室内熱交換機 12 室内側電動膨張弁 12a 室内側電子膨張弁 13 室内ファン 14 室内機 15 室温センサ 16 室温設定手段 17 差動増幅器 18 温度センサ Td 温調目標温度 tr 室内温度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−222360(JP,A) 特公 平5−2902(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 1/00,13/00 F24F 11/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒の挙動を調整するコンプレッサと、
    このコンプレッサに接続された熱交換器とを備えた室外
    機と、この室外機の熱交換器及びコンプレッサに接続さ
    れた室内機とを備えるヒートポンプ式空気調和機であっ
    て、上記室内機の熱交換器と上記室外機の熱交換器との
    間に設けられた電子膨張弁と、上記コンプレッサと上記
    室内機の熱交換器との間に設けられ、暖房運転時の冷媒
    の蒸発,気化を完全に行うために温水流で冷媒を暖める
    冷媒加熱手段と、上記温水流の流量を調整するための温
    水流調弁とを備えたヒートポンプ式空気調和機におい
    て、暖房運転時に、上記コンプレッサの回転数と、上記電子
    膨張弁の開度と、上記温水流調弁の開度とを制御するこ
    とにより、上記コンプレッサの冷媒吐出圧力を調整する
    制御手段を備えたことを特徴とするヒートポンプ式空気
    調和機の制御装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、室内温度trと温調目
    標室内温度Tdとの差に応じて、コンプレッサの回転数
    を設定するコンプレッサ設定手段を備えていることを特
    徴とする請求項第1項に記載のヒートポンプ式空気調和
    機の制御装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、エンジン回転数と室内
    機の運転台数で定まる一定開度に電子膨張弁の開度を設
    定する膨張弁設定手段を備えていることを特徴とする請
    求項第1項に記載のヒートポンプ式空気調和機の制御装
    置。
JP7014281A 1995-01-31 1995-01-31 ヒートポンプ式空気調和機の制御装置 Expired - Fee Related JP2951863B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7014281A JP2951863B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 ヒートポンプ式空気調和機の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7014281A JP2951863B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 ヒートポンプ式空気調和機の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08200845A JPH08200845A (ja) 1996-08-06
JP2951863B2 true JP2951863B2 (ja) 1999-09-20

Family

ID=11856714

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7014281A Expired - Fee Related JP2951863B2 (ja) 1995-01-31 1995-01-31 ヒートポンプ式空気調和機の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2951863B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5533209B2 (ja) * 2010-05-06 2014-06-25 アイシン精機株式会社 空気調和装置
JP7035677B2 (ja) * 2018-03-22 2022-03-15 株式会社富士通ゼネラル 空気調和装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04222360A (ja) * 1990-12-25 1992-08-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd ヒートポンプ式空気調和機
JP2870552B2 (ja) * 1991-02-07 1999-03-17 富士電機株式会社 表示灯の発光ダイオードユニット

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08200845A (ja) 1996-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110094857B (zh) 空调电子膨胀阀的控制方法、装置、计算机产品及空调
US5209081A (en) Air conditioner for vehicle
JP3208923B2 (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP3852553B2 (ja) 空調装置
JP2951863B2 (ja) ヒートポンプ式空気調和機の制御装置
JP2003106615A (ja) 空気調和装置
JP3384150B2 (ja) 多室空気調和機およびその運転方法
JP2508528Y2 (ja) 空気調和装置
JP2002005536A (ja) ヒートポンプサイクル
JPH09303885A (ja) 冷凍・空調装置
WO2023203593A1 (ja) 冷凍サイクル装置及び制御方法
JP2960237B2 (ja) 空気調和機
JP2001201198A (ja) 空気調和機の制御方法
JP3855623B2 (ja) 空気調和装置
KR0141541B1 (ko) 냉매가열식 냉난방장치
JPH031055A (ja) 冷暖房装置
JP2506377B2 (ja) 空気調和機とその制御方法
JP2850466B2 (ja) エンジン駆動式空気調和機
JPH0814698A (ja) 空気調和装置の運転制御装置
JP2004293941A (ja) 空気調和装置、及び空気調和装置の運転制御方法
JPH10160273A (ja) 空気調和装置
JP2710698B2 (ja) マルチ式空気調和装置
JPH07305901A (ja) 冷凍装置
JPS6189455A (ja) 冷凍サイクルにおける冷媒流量制御装置
JPH0618074A (ja) 空気調和機の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees