JP2951542B2 - 冷却装置を有するローラ - Google Patents
冷却装置を有するローラInfo
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- JP2951542B2 JP2951542B2 JP17318694A JP17318694A JP2951542B2 JP 2951542 B2 JP2951542 B2 JP 2951542B2 JP 17318694 A JP17318694 A JP 17318694A JP 17318694 A JP17318694 A JP 17318694A JP 2951542 B2 JP2951542 B2 JP 2951542B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- cooling
- cooling medium
- cooling device
- suction
- Prior art date
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- Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)
- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷装置等の回転する
ローラの表面の温度を適当な温度に保持するために、回
転可能に支持されているローラの内部に冷却媒体を送入
してローラを冷却する冷却装置を有するローラに関す
る。
ローラの表面の温度を適当な温度に保持するために、回
転可能に支持されているローラの内部に冷却媒体を送入
してローラを冷却する冷却装置を有するローラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】印刷等においてインクの状態を適温に保
つために、回転するローラの表面の温度を一定に保つ必
要があり、回転するローラ内に冷却された水を供給する
装置が提案されている。このような場合、液体が印刷装
置に流失しないように、回転結合部にロータリジョイン
ト等のメカニカルシールを用いている。また特開昭63
−25039号に係る印刷機は、インキ練りローラに超
音波で露化した水滴を帯電し、静電気力でローラに付着
させ、版面温度あるいはインキ着けローラ温度を検出す
ることにより電気的に霧化量をコントロールすることが
容易で、冷却能力の制御を極めて高精度に行うことを目
的として構成されたものである。
つために、回転するローラの表面の温度を一定に保つ必
要があり、回転するローラ内に冷却された水を供給する
装置が提案されている。このような場合、液体が印刷装
置に流失しないように、回転結合部にロータリジョイン
ト等のメカニカルシールを用いている。また特開昭63
−25039号に係る印刷機は、インキ練りローラに超
音波で露化した水滴を帯電し、静電気力でローラに付着
させ、版面温度あるいはインキ着けローラ温度を検出す
ることにより電気的に霧化量をコントロールすることが
容易で、冷却能力の制御を極めて高精度に行うことを目
的として構成されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記各冷却装置はいず
れも構造が複雑で高価になりやすい。本発明の目的は比
較的簡単な構成で、回転する円筒の表面の温度を適当な
温度に冷却することができる冷却装置を有するローラを
提供することにある。
れも構造が複雑で高価になりやすい。本発明の目的は比
較的簡単な構成で、回転する円筒の表面の温度を適当な
温度に冷却することができる冷却装置を有するローラを
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明による冷却装置を有するローラは、内部が中空
で両端がそれぞれ開口しており回転可能に支持されてい
るローラの内部に冷却媒体を送入してローラを冷却する
冷却装置を有するローラであって、前記ローラの一方の
開口端に冷却媒体を霧化して供給する霧化供給手段と、
前記ローラの他方の開口端から前記霧化した冷却媒体の
気化した気体を吸引排出する吸引排出手段とから構成さ
れている。
に本発明による冷却装置を有するローラは、内部が中空
で両端がそれぞれ開口しており回転可能に支持されてい
るローラの内部に冷却媒体を送入してローラを冷却する
冷却装置を有するローラであって、前記ローラの一方の
開口端に冷却媒体を霧化して供給する霧化供給手段と、
前記ローラの他方の開口端から前記霧化した冷却媒体の
気化した気体を吸引排出する吸引排出手段とから構成さ
れている。
【0005】
【作用】ローラ内空間に送り込まれた霧化した水滴はロ
ーラ管内壁に付着する。付着した水滴は気化熱を管壁か
ら奪って気化する。気化した水蒸気は吸引室を介して排
出される。これによりローラは気化熱を奪い続けられ、
冷却される。
ーラ管内壁に付着する。付着した水滴は気化熱を管壁か
ら奪って気化する。気化した水蒸気は吸引室を介して排
出される。これによりローラは気化熱を奪い続けられ、
冷却される。
【0006】
【実施例】以下、図面等を参照して本発明をさらに詳し
く説明する。図1は本発明による冷却装置を有するロー
ラの実施例を示す図であって、一部を破断して示してあ
る。図2は前記実施例装置の冷却の原理を説明するため
の部分拡大断面図である。ローラ10は円筒状であって
内部に円柱状のローラ内空間16が形成されており、両
端は開口している。入口開口を形成する12,出口開口
を形成する13はそれぞれ軸受け15,14により回転
可能に支持されている。前記ローラの外周10aはステ
ンレス等の熱伝導率の大きい金属で形成されており、ロ
ーラ10は図示しない駆動機構により回転駆動される
か、または他のローラに従動して回転させられる。
く説明する。図1は本発明による冷却装置を有するロー
ラの実施例を示す図であって、一部を破断して示してあ
る。図2は前記実施例装置の冷却の原理を説明するため
の部分拡大断面図である。ローラ10は円筒状であって
内部に円柱状のローラ内空間16が形成されており、両
端は開口している。入口開口を形成する12,出口開口
を形成する13はそれぞれ軸受け15,14により回転
可能に支持されている。前記ローラの外周10aはステ
ンレス等の熱伝導率の大きい金属で形成されており、ロ
ーラ10は図示しない駆動機構により回転駆動される
か、または他のローラに従動して回転させられる。
【0007】霧化供給手段Aは霧化室1,霧化室1内に
配置されている滴下室2および滴下室2に冷却媒体、こ
の実施例においては水5を供給する冷却媒体容器4を含
んでいる。滴下室2は円筒状であって、上側から水が滴
下させられる。滴下室2には図示しないコンプレッサ等
から加圧空気3がホース6を介して吹き込まれ、滴下す
る水は霧化されてローラ10の冷却媒体導入開口部であ
る12からローラ10内の空間16に送り込まれる。ロ
ーラ10の気化した冷却媒体排出開口13に対応して吸
引排出手段Bが設けられている。吸引排出手段Bは前記
冷却媒体排出開口13に対応する開口を有する吸引室2
0とこの吸引室20から排気をする排気ポンプ21を含
んでいる。
配置されている滴下室2および滴下室2に冷却媒体、こ
の実施例においては水5を供給する冷却媒体容器4を含
んでいる。滴下室2は円筒状であって、上側から水が滴
下させられる。滴下室2には図示しないコンプレッサ等
から加圧空気3がホース6を介して吹き込まれ、滴下す
る水は霧化されてローラ10の冷却媒体導入開口部であ
る12からローラ10内の空間16に送り込まれる。ロ
ーラ10の気化した冷却媒体排出開口13に対応して吸
引排出手段Bが設けられている。吸引排出手段Bは前記
冷却媒体排出開口13に対応する開口を有する吸引室2
0とこの吸引室20から排気をする排気ポンプ21を含
んでいる。
【0008】次に図2を参照してこの装置の冷却の原理
を説明する。ローラ内空間16に送り込まれた霧化した
水滴30は図中aの示す経路をたどってローラ10のロ
ーラ管壁10aの内面に付着する。付着した水滴30は
気化熱を管壁10aから奪ってbに示すように気化す
る。気化した水蒸気は矢印cが示すように吸引室20方
向に移動させられ吸引室20を介して排出される。これ
によりローラ10は気化熱を奪い続けられ、冷却され
る。
を説明する。ローラ内空間16に送り込まれた霧化した
水滴30は図中aの示す経路をたどってローラ10のロ
ーラ管壁10aの内面に付着する。付着した水滴30は
気化熱を管壁10aから奪ってbに示すように気化す
る。気化した水蒸気は矢印cが示すように吸引室20方
向に移動させられ吸引室20を介して排出される。これ
によりローラ10は気化熱を奪い続けられ、冷却され
る。
【0009】
【発明の効果】以上詳しく説明したように本発明による
冷却装置を有するローラは極めて簡単な構成ではあるが
有効にローラの熱を奪い温度を低下させることができ
る。ローラ内空間と霧化供給手段A,吸引排出手段Bと
の接合部は必要に応じてラビリンスシール等の簡単なシ
ール手段を用いれば内部圧力が低くなるように吸引手段
により吸引しているから外部に水分が流出する恐れはな
い。
冷却装置を有するローラは極めて簡単な構成ではあるが
有効にローラの熱を奪い温度を低下させることができ
る。ローラ内空間と霧化供給手段A,吸引排出手段Bと
の接合部は必要に応じてラビリンスシール等の簡単なシ
ール手段を用いれば内部圧力が低くなるように吸引手段
により吸引しているから外部に水分が流出する恐れはな
い。
【図1】本発明による冷却装置を有するローラの実施例
を示す図であって、一部を破断して示してある。
を示す図であって、一部を破断して示してある。
【図2】前記実施例装置の冷却の原理を説明するための
部分拡大断面図である。
部分拡大断面図である。
A 霧化供給手段 B 吸引排出手段 1 霧化室 2 滴下室 3 加圧空気 4 冷却媒体容器 5 冷却媒体 6 ホース 10 ローラ 10a ローラ管壁 11 端面壁 12 霧化した冷却媒体導入開口 13 気化した冷却媒体排出開口 14,15 軸受 16 ローラ内空間 20 吸引室 21 排気ポンプ 30 霧滴
Claims (1)
- 【請求項1】 内部が中空で両端がそれぞれ開口してお
り回転可能に支持されているローラの内部に冷却媒体を
送入してローラを冷却する冷却装置を有するローラであ
って、 前記ローラの一方の開口端に冷却媒体を霧化して供給す
る霧化供給手段と、 前記ローラの他方の開口端から前記霧化した冷却媒体の
気化した気体を吸引排出する吸引排出手段と、 から構成した冷却装置を有するローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17318694A JP2951542B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 冷却装置を有するローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17318694A JP2951542B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 冷却装置を有するローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0811293A JPH0811293A (ja) | 1996-01-16 |
JP2951542B2 true JP2951542B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=15955690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17318694A Expired - Fee Related JP2951542B2 (ja) | 1994-06-30 | 1994-06-30 | 冷却装置を有するローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2951542B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6098540A (en) * | 1998-08-10 | 2000-08-08 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Apparatus and method for reducing mottling in printing presses |
CN1939721B (zh) * | 2005-09-27 | 2010-12-15 | 海德堡印刷机械股份公司 | 用于对印刷机调节温度的方法 |
CN102673121B (zh) * | 2012-04-23 | 2014-07-23 | 中国航天空气动力技术研究院 | 一种旋转热管冷却式窜墨辊 |
-
1994
- 1994-06-30 JP JP17318694A patent/JP2951542B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0811293A (ja) | 1996-01-16 |
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Legal Events
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