JP2950301B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JP2950301B2 JP2950301B2 JP9320815A JP32081597A JP2950301B2 JP 2950301 B2 JP2950301 B2 JP 2950301B2 JP 9320815 A JP9320815 A JP 9320815A JP 32081597 A JP32081597 A JP 32081597A JP 2950301 B2 JP2950301 B2 JP 2950301B2
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/58—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
- G11B5/596—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks
- G11B5/59683—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head for the purpose of maintaining alignment of the head relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following on disks for magnetoresistive heads
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
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- G11B5/73—Base layers, i.e. all non-magnetic layers lying under a lowermost magnetic recording layer, e.g. including any non-magnetic layer in between a first magnetic recording layer and either an underlying substrate or a soft magnetic underlayer
- G11B5/739—Magnetic recording media substrates
- G11B5/73911—Inorganic substrates
- G11B5/73921—Glass or ceramic substrates
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- Magnetic Record Carriers (AREA)
- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に関し、特に、磁気抵抗効果型素子を備える磁気ディス
ク記録装置に関する。
に関し、特に、磁気抵抗効果型素子を備える磁気ディス
ク記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】高記録密度の磁気ディスクク装置では、
磁気ヘッドは、磁気ディスク媒体上を数十ナノメートル
（ｎｍ）程度浮上して、データの記録／再生を行なって
いる。磁気ディスク装置で更なる高密度特性を得るため
には、磁気ヘッドと磁気ディスク媒体の隙間（スペーシ
ング）を小さくする必要がある。このため、USP5041932
号公報、特願平７−６５７９５号公報、特願平８ー０５
５８６９号公報、特願平８−１５０９６８号公報などに
見られるように、スペーシングをより小さくするため
に、磁気ヘッドを磁気ディスク媒体に接触させて記録す
る方式が提案されている。
磁気ヘッドは、磁気ディスク媒体上を数十ナノメートル
（ｎｍ）程度浮上して、データの記録／再生を行なって
いる。磁気ディスク装置で更なる高密度特性を得るため
には、磁気ヘッドと磁気ディスク媒体の隙間（スペーシ
ング）を小さくする必要がある。このため、USP5041932
号公報、特願平７−６５７９５号公報、特願平８ー０５
５８６９号公報、特願平８−１５０９６８号公報などに
見られるように、スペーシングをより小さくするため
に、磁気ヘッドを磁気ディスク媒体に接触させて記録す
る方式が提案されている。
【０００３】上記特許では、現在の浮上記録系で使用さ
れているヘッドの質量領域において３点パッドスライダ
を用い、さらに潤滑剤を用いて接触記録を行なう方式を
採用する。ここで、USP5041932号公報には、磁気ヘッド
素子として誘導型磁気ヘッドを使用する例が示されてい
る。しかし、浮上記録方式では、更なる高密度化を図る
ために、磁気抵抗効果型磁気ヘッド（ＭＲヘッド）を使
用する例が増えている。
れているヘッドの質量領域において３点パッドスライダ
を用い、さらに潤滑剤を用いて接触記録を行なう方式を
採用する。ここで、USP5041932号公報には、磁気ヘッド
素子として誘導型磁気ヘッドを使用する例が示されてい
る。しかし、浮上記録方式では、更なる高密度化を図る
ために、磁気抵抗効果型磁気ヘッド（ＭＲヘッド）を使
用する例が増えている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】磁気抵抗効果型磁気ヘ
ッドをディスク面に接触させて記録・再生する場合には
以下の問題点があった。
ッドをディスク面に接触させて記録・再生する場合には
以下の問題点があった。
【０００５】まず、ガラス基板から成る磁気ディスク媒
体を使用すると、磁気ディスク媒体と磁気ヘッドとの接
触褶動に伴い、磁気抵抗効果型素子（ＭＲ素子）の抵抗
値が増大し、或いは、素子が破壊する等の障害が発生
し、ディスク装置としての耐久性に欠ける例があった。
体を使用すると、磁気ディスク媒体と磁気ヘッドとの接
触褶動に伴い、磁気抵抗効果型素子（ＭＲ素子）の抵抗
値が増大し、或いは、素子が破壊する等の障害が発生
し、ディスク装置としての耐久性に欠ける例があった。
【０００６】また、従来の浮上記録系に用いられている
媒体を使用すると、十分な接触状態が保持出来ず、高記
録密度特性を得ることができなかった。とくに、浮上記
録方式では、媒体の微少粗さ以外の媒体の大きな表面の
うねりには影響されなかったが、接触記録においては媒
体のうねりに依存して、記録／再生特性が劣化する例も
あった。
媒体を使用すると、十分な接触状態が保持出来ず、高記
録密度特性を得ることができなかった。とくに、浮上記
録方式では、媒体の微少粗さ以外の媒体の大きな表面の
うねりには影響されなかったが、接触記録においては媒
体のうねりに依存して、記録／再生特性が劣化する例も
あった。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の問題に鑑
み、本発明の磁気ディスク装置は、ヘッド接触面を有す
る磁気記録媒体と、スライダ及び磁気抵抗効果型素子を
備え前記磁気抵抗効果型素子が前記磁気記録媒体から情
報の再生を行う際に前記スライダが前記ヘッド接触面と
接触する形式の磁気ヘッドとを備える磁気ディスク装置
において、前記ヘッド接触面におけるシート抵抗が５Ω
／□以下で、且つ、前記磁気抵抗効果型素子の前記ヘッ
ド接触面からのリセス量が１５ｎｍ以下であることを特
徴とする。
み、本発明の磁気ディスク装置は、ヘッド接触面を有す
る磁気記録媒体と、スライダ及び磁気抵抗効果型素子を
備え前記磁気抵抗効果型素子が前記磁気記録媒体から情
報の再生を行う際に前記スライダが前記ヘッド接触面と
接触する形式の磁気ヘッドとを備える磁気ディスク装置
において、前記ヘッド接触面におけるシート抵抗が５Ω
／□以下で、且つ、前記磁気抵抗効果型素子の前記ヘッ
ド接触面からのリセス量が１５ｎｍ以下であることを特
徴とする。
【０００８】本発明の磁気ディスク装置では、磁気記録
媒体のヘッド接触面からのＭＲ素子のリセス量を１５ｎ
ｍ以下とし、磁気記録媒体のヘッド接触面のシート抵抗
を５Ω／□以下にすることにより、磁気ヘッドと磁気記
録媒体の接触摺動に伴う、電気抵抗増大等の電気的な障
害を回避する。
媒体のヘッド接触面からのＭＲ素子のリセス量を１５ｎ
ｍ以下とし、磁気記録媒体のヘッド接触面のシート抵抗
を５Ω／□以下にすることにより、磁気ヘッドと磁気記
録媒体の接触摺動に伴う、電気抵抗増大等の電気的な障
害を回避する。
【０００９】更に、所望の高周波特性を得るために、磁
気記録媒体のヘッド接触面の磁気ヘッド走行方向のうね
り周期を２μｍ以上にし、且つ、表面粗さ（Ｒmax）を
１ｎｍ以下とすることにより、上記形式の磁気ディスク
装置において接触記録の利点である、良好な高周波特性
が得られる。
気記録媒体のヘッド接触面の磁気ヘッド走行方向のうね
り周期を２μｍ以上にし、且つ、表面粗さ（Ｒmax）を
１ｎｍ以下とすることにより、上記形式の磁気ディスク
装置において接触記録の利点である、良好な高周波特性
が得られる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し本発明の一実
施形態例の磁気ディスク装置について説明する。図１
は、本実施形態例の磁気ディスク装置の磁気ヘッドの斜
視図である。磁気ヘッド１は、スライダ３と、スライダ
３の媒体接触面に形成されたパッド２と、スライダ３の
後端面に形成され、スライダ３の媒体接触面側にギャッ
プを有する電磁変換素子とを有する。パッド２は、スラ
イダ３の媒体接触面のヘッドの進行方向の後方側に配置
された半円形の平面形状を有する１つのパッドと、媒体
接触面のスライダ進行方向の前方側に前端面とほぼ平行
に並んで配置された楕円形状を有する１対のパッドとか
ら成る。
施形態例の磁気ディスク装置について説明する。図１
は、本実施形態例の磁気ディスク装置の磁気ヘッドの斜
視図である。磁気ヘッド１は、スライダ３と、スライダ
３の媒体接触面に形成されたパッド２と、スライダ３の
後端面に形成され、スライダ３の媒体接触面側にギャッ
プを有する電磁変換素子とを有する。パッド２は、スラ
イダ３の媒体接触面のヘッドの進行方向の後方側に配置
された半円形の平面形状を有する１つのパッドと、媒体
接触面のスライダ進行方向の前方側に前端面とほぼ平行
に並んで配置された楕円形状を有する１対のパッドとか
ら成る。
【００１１】電磁変換素子４は、記録専用の誘導型変換
素子と再生専用のＭＲ素子とを備える複合型素子であ
る。スライダのサイズとしては、例えば、３０％サイズ
のものが使用できる。ＭＲ素子としては、現在広く使用
されている横バイアス及び縦バイアスのいずれの形式の
ものも使用できる。
素子と再生専用のＭＲ素子とを備える複合型素子であ
る。スライダのサイズとしては、例えば、３０％サイズ
のものが使用できる。ＭＲ素子としては、現在広く使用
されている横バイアス及び縦バイアスのいずれの形式の
ものも使用できる。
【００１２】図２に、電磁変換素子４を含むスライダ３
の後端部の断面を示した。電磁変換素子４は、スライダ
３とアルミナ層６とに挾まれて配置され、研磨等を利用
して媒体接触面からのリセス量が生じている。
の後端部の断面を示した。電磁変換素子４は、スライダ
３とアルミナ層６とに挾まれて配置され、研磨等を利用
して媒体接触面からのリセス量が生じている。
【００１３】
【実施例】実施例１ 上記実施形態例の磁気ヘッドを複数試作した。各電磁変
換素子のＭＲ素子のリセス量として、５ｎｍ、１０ｎ
ｍ、及び、１５ｎｍの値を採用した。各磁気ヘッドと共
に使用する磁気記録媒体（磁気ディスク）には、表１に
示す構成の各媒体を採用した。
換素子のＭＲ素子のリセス量として、５ｎｍ、１０ｎ
ｍ、及び、１５ｎｍの値を採用した。各磁気ヘッドと共
に使用する磁気記録媒体（磁気ディスク）には、表１に
示す構成の各媒体を採用した。
【表１】
【００１４】媒体１は、表１に示すように、通常の浮上
記録用ヘッドに使用されているアルカリ強化ガラス基板
を用い、その上にＣｕ膜をスパッタし、更に、ＮiＰ層
をメッキし鏡面研磨仕上げを行った。その上に、表１に
示すように、Ｃr層、ＣoＣrＴaＰt層をスパッタし、さ
らに保護膜としてカーボン膜をスパッタで形成した。さ
らに、その媒体上にＤＯＬ潤滑剤を５ｎｍ厚となるよう
に塗布した。媒体表面で、媒体のシート抵抗を測定し、
その結果を表１に示した。シート抵抗は、三菱油化製ロ
レスタＡＰ（ＭＣＰ−Ｔ４００）を使用し、４端子法で
測定した。
記録用ヘッドに使用されているアルカリ強化ガラス基板
を用い、その上にＣｕ膜をスパッタし、更に、ＮiＰ層
をメッキし鏡面研磨仕上げを行った。その上に、表１に
示すように、Ｃr層、ＣoＣrＴaＰt層をスパッタし、さ
らに保護膜としてカーボン膜をスパッタで形成した。さ
らに、その媒体上にＤＯＬ潤滑剤を５ｎｍ厚となるよう
に塗布した。媒体表面で、媒体のシート抵抗を測定し、
その結果を表１に示した。シート抵抗は、三菱油化製ロ
レスタＡＰ（ＭＣＰ−Ｔ４００）を使用し、４端子法で
測定した。
【００１５】媒体２から４までは、通常の浮上記録用ヘ
ッドに使用されているガラス基板をもちいた媒体とは異
なり、ヘッド接触面の表面抵抗を低下させるために低抵
抗層を付加し、或いは、下地Ｃｒ膜を形成して、そのシ
ート抵抗を５Ω／□以下にした。媒体５は、基板にシリ
コン基板を用い、下地膜を表１のように成膜した。媒体
６は、基板にカーボン基板を用い、通常の浮上記録用ヘ
ッドに使用される媒体構成を採用した。媒体７は、基板
に導電性ガラス基板を用い、通常の浮上記録用ヘッドに
使用される媒体構成とした。媒体８は、Ａｌ合金基板上
にＮiＰメッキ層を形成し、鏡面研磨した基板を用い
た。媒体９は、従来の浮上記録用のガラス基板を用いた
媒体であり、媒体１０は、通常の浮上記録用ヘッドに使
用されているガラス基板とした。媒体２〜１０までは、
全て、ＤＯＬ潤滑剤を５ｎｍ厚に形成した。
ッドに使用されているガラス基板をもちいた媒体とは異
なり、ヘッド接触面の表面抵抗を低下させるために低抵
抗層を付加し、或いは、下地Ｃｒ膜を形成して、そのシ
ート抵抗を５Ω／□以下にした。媒体５は、基板にシリ
コン基板を用い、下地膜を表１のように成膜した。媒体
６は、基板にカーボン基板を用い、通常の浮上記録用ヘ
ッドに使用される媒体構成を採用した。媒体７は、基板
に導電性ガラス基板を用い、通常の浮上記録用ヘッドに
使用される媒体構成とした。媒体８は、Ａｌ合金基板上
にＮiＰメッキ層を形成し、鏡面研磨した基板を用い
た。媒体９は、従来の浮上記録用のガラス基板を用いた
媒体であり、媒体１０は、通常の浮上記録用ヘッドに使
用されているガラス基板とした。媒体２〜１０までは、
全て、ＤＯＬ潤滑剤を５ｎｍ厚に形成した。
【００１６】表１に、各媒体の接触面のシート抵抗を示
した。また、試作した磁気ヘッドで記録及び再生を２４
時間行った後の、ＭＲ素子の抵抗変化を測定した結果を
示している。表１に示された結果から、ＭＲ素子におけ
る抵抗変化は、ＭＲ素子のリセス量、つまり、媒体接触
面とＭＲ素子との離隔距離に依存することが判明した。
リセス量が１５ｎｍ以下のＭＲ素子では、シート抵抗が
５Ω／□以下の媒体上で使用しても、ＭＲ素子の抵抗値
が変化しない。また、リセス量が１７ｎｍ以上のＭＲ素
子では、通常の浮上記録に用いられている媒体上でＭＲ
素子を使用しても、ＭＲ素子の抵抗変化はないことが判
る。
した。また、試作した磁気ヘッドで記録及び再生を２４
時間行った後の、ＭＲ素子の抵抗変化を測定した結果を
示している。表１に示された結果から、ＭＲ素子におけ
る抵抗変化は、ＭＲ素子のリセス量、つまり、媒体接触
面とＭＲ素子との離隔距離に依存することが判明した。
リセス量が１５ｎｍ以下のＭＲ素子では、シート抵抗が
５Ω／□以下の媒体上で使用しても、ＭＲ素子の抵抗値
が変化しない。また、リセス量が１７ｎｍ以上のＭＲ素
子では、通常の浮上記録に用いられている媒体上でＭＲ
素子を使用しても、ＭＲ素子の抵抗変化はないことが判
る。
【００１７】実施例２ 実施例１で使用された、ガラス基板を有する媒体２の構
成を採用し、表面のうねり周期が相互に異なる複数の磁
気ディスクを作製した。各磁気ディスクは、ヘッド接触
面に表２に示す円周方向のうねり周期を有した。ここ
で、うねり周期とは、媒体表面の長周期で且つゆるやか
な凹凸の周期をいう。
成を採用し、表面のうねり周期が相互に異なる複数の磁
気ディスクを作製した。各磁気ディスクは、ヘッド接触
面に表２に示す円周方向のうねり周期を有した。ここ
で、うねり周期とは、媒体表面の長周期で且つゆるやか
な凹凸の周期をいう。
【表２】
【００１８】記録／再生ヘッドには、実施例１に用いた
複合型素子を有する磁気ヘッドを用いた。ＭＲ素子の磁
性膜の特性は、残留磁束密度と磁性膜厚の積（Ｂr・
δ）が８０ガウス・ミクロンで、保磁力が２５００Ｏｅ
（エルステッド）である。磁気ヘッドを、磁気記録媒体
上で５ｍ／ｓの周速（Ｖ）で摺動させて再生を行い、そ
の記録／再生における周波数特性を測定した。ＭＲヘッ
ドのシールドのギャップ長は０．１８μｍである。表２
には、孤立波出力の２０％となる出力の周波数Ｆ（ＭＨ
z）を、記録密度に換算して示した。ここで、記録密度
（ＫＦＣＩ）は、５０．８×（Ｆ／Ｖ）で示される。
複合型素子を有する磁気ヘッドを用いた。ＭＲ素子の磁
性膜の特性は、残留磁束密度と磁性膜厚の積（Ｂr・
δ）が８０ガウス・ミクロンで、保磁力が２５００Ｏｅ
（エルステッド）である。磁気ヘッドを、磁気記録媒体
上で５ｍ／ｓの周速（Ｖ）で摺動させて再生を行い、そ
の記録／再生における周波数特性を測定した。ＭＲヘッ
ドのシールドのギャップ長は０．１８μｍである。表２
には、孤立波出力の２０％となる出力の周波数Ｆ（ＭＨ
z）を、記録密度に換算して示した。ここで、記録密度
（ＫＦＣＩ）は、５０．８×（Ｆ／Ｖ）で示される。
【００１９】表２から理解できるように、磁気ディスク
のヘッド接触面の磁気ヘッド走行方向（半径方向）のう
ねり周期を２μｍ以上とし、且つ、表面粗さ平均（Ｒ
ａ）を１ｎｍ以下とした媒体１１、１２、１３上におい
て、上記実施例の記録／再生ヘッドは、優れた記録密度
特性を有する。
のヘッド接触面の磁気ヘッド走行方向（半径方向）のう
ねり周期を２μｍ以上とし、且つ、表面粗さ平均（Ｒ
ａ）を１ｎｍ以下とした媒体１１、１２、１３上におい
て、上記実施例の記録／再生ヘッドは、優れた記録密度
特性を有する。
【００２０】以上、本発明をその好適な実施形態例に基
づいて説明したが、本発明の磁気抵抗効果型磁気ディス
ク装置は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるもの
ではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変
更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
づいて説明したが、本発明の磁気抵抗効果型磁気ディス
ク装置は、上記実施形態例の構成にのみ限定されるもの
ではなく、上記実施形態例の構成から種々の修正及び変
更を施したものも、本発明の範囲に含まれる。
【００２１】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の磁気抵
抗効果型磁気ディスク装置によると、所定のリセス量を
有するＭＲ素子と所定のシート抵抗を有する磁気記録媒
体との組合せにより、磁気抵抗効果型素子の抵抗値等の
特性が変化することがなく、長期に安定な再生特性が得
られる。
抗効果型磁気ディスク装置によると、所定のリセス量を
有するＭＲ素子と所定のシート抵抗を有する磁気記録媒
体との組合せにより、磁気抵抗効果型素子の抵抗値等の
特性が変化することがなく、長期に安定な再生特性が得
られる。
【００２２】また、磁気記録媒体のうねり周期を所定範
囲に選定することにより、磁気抵抗効果型素子及び誘導
型磁電変換素子を備える磁気ヘッドにおいて良好な高密
度記録特性が得られる。
囲に選定することにより、磁気抵抗効果型素子及び誘導
型磁電変換素子を備える磁気ヘッドにおいて良好な高密
度記録特性が得られる。
【図１】接触型薄膜インダクティブ／ＭＲ複合ヘッド。
【図２】磁気抵抗効果ヘッドスライダ後端の断面図。
１ 薄膜インダクティブ／ＭＲ複合ヘッド ２ ３点パッド ３ スライダ ４ ＭＲヘッド素子 ５ リセス量 ６ アルミナ層
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平９−293217（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−259739（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G11B 5/60 G11B 5/02 G11B 5/39 G11B 5/66 G11B 5/82
Claims (5)
- 【請求項１】 ヘッド接触面を有する磁気記録媒体と、
スライダ及び磁気抵抗効果型素子を備え前記磁気抵抗効
果型素子が前記磁気記録媒体から情報の再生を行う際に
前記スライダが前記ヘッド接触面と接触する形式の磁気
ヘッドとを備える磁気ディスク装置において、 前記ヘッド接触面におけるシート抵抗が５Ω／□以下
で、且つ、前記磁気抵抗効果型素子の前記ヘッド接触面
からのリセス量が１５ｎｍ以下であることを特徴とする
磁気ディスク装置。 - 【請求項２】 前記磁気記録媒体の基板がガラス基板か
ら成る、請求項１に記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項３】 前記磁気記録媒体の基板が、導電性ガラ
ス基板である、請求項２に記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項４】 前記ヘッド接触面における磁気ヘッドの
走行方向のうねり周期が２μｍ以上である、請求項１〜
３の何れかに記載の磁気ディスク装置。 - 【請求項５】 前記ヘッド接触面の記録媒体表面粗さ平
均（Ｒａ）が１ｎｍ以下である、請求項１〜４の何れか
に記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9320815A JP2950301B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 磁気ディスク装置 |
| US09/196,737 US6246544B1 (en) | 1997-11-21 | 1998-11-20 | Magnetic disk drive |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9320815A JP2950301B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11154315A JPH11154315A (ja) | 1999-06-08 |
| JP2950301B2 true JP2950301B2 (ja) | 1999-09-20 |
Family
ID=18125546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9320815A Expired - Fee Related JP2950301B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6246544B1 (ja) |
| JP (1) | JP2950301B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11664050B2 (en) * | 2021-10-05 | 2023-05-30 | Western Digital Technologies, Inc. | Tuned edge profile of a disk substrate for use in magnetic recording media |
Family Cites Families (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52119213A (en) * | 1976-03-30 | 1977-10-06 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Magnetic head and its production |
| NL7704186A (nl) | 1977-04-18 | 1978-10-20 | Philips Nv | Werkwijze voor het galvanisch versterken van een geleidend basispatroon en inrichting ver- kregen met behulp van de werkwijze. |
| US5041932A (en) | 1989-11-27 | 1991-08-20 | Censtor Corp. | Integrated magnetic read/write head/flexure/conductor structure |
| US5210673A (en) * | 1991-09-09 | 1993-05-11 | Hitachi Metals, Ltd. | Thin-film hard disk magnetic medium |
| JP3022680B2 (ja) | 1992-07-10 | 2000-03-21 | 日本電気株式会社 | 磁気ディスク媒体およびその製造方法 |
| US5455730A (en) | 1993-02-18 | 1995-10-03 | International Business Machines Corporation | Contact magnetic recording disk file with a magnetoresistive read sensor |
| US5569518A (en) * | 1993-07-07 | 1996-10-29 | Ag Technology Co., Ltd. | Glass substrate for a magnetic disk with roughened edges |
| JPH07210815A (ja) | 1994-01-24 | 1995-08-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 磁気ヘッド及びその製造方法並びに磁気記録再生装置 |
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