JP2948113B2 - 回転方向標識付き車載クレーン装置 - Google Patents
回転方向標識付き車載クレーン装置Info
- Publication number
- JP2948113B2 JP2948113B2 JP26574694A JP26574694A JP2948113B2 JP 2948113 B2 JP2948113 B2 JP 2948113B2 JP 26574694 A JP26574694 A JP 26574694A JP 26574694 A JP26574694 A JP 26574694A JP 2948113 B2 JP2948113 B2 JP 2948113B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boom
- sign
- turning
- vehicle
- color
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims description 5
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 6
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010422 painting Methods 0.000 description 1
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載されるクレ
ーン装置のブームの回転方向を示す標識が設けられた回
転方向標識付き車載クレーン装置に関する。
ーン装置のブームの回転方向を示す標識が設けられた回
転方向標識付き車載クレーン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、トラック等の車両に搭載される
車載クレーン装置を示す概要図である。この車載クレー
ン50は、回転体(ブーム)51の油圧操作部52の操
作レバーの操作により、ブーム51の旋回方向、伸縮、
巻上巻下、起伏の各操作が行われるようになっている。
この油圧操作部52は、ブーム51の回転軸51a付近
に固定して設けられているため、ブーム51の旋回方向
を操作する場合、この固定位置においてブーム51の旋
回方向を間違えることなく操作することができる。
車載クレーン装置を示す概要図である。この車載クレー
ン50は、回転体(ブーム)51の油圧操作部52の操
作レバーの操作により、ブーム51の旋回方向、伸縮、
巻上巻下、起伏の各操作が行われるようになっている。
この油圧操作部52は、ブーム51の回転軸51a付近
に固定して設けられているため、ブーム51の旋回方向
を操作する場合、この固定位置においてブーム51の旋
回方向を間違えることなく操作することができる。
【0003】この車載クレーン50は、図5に示す遠隔
操作器60を用いて操作することもできる。遠隔操作器
60には、油圧操作部52と同等の操作スイッチ61が
配列されており、回転軸51a近傍の油圧操作部52を
操作せずとも、遠隔場所にて同様の操作が行える。操作
スイッチ61はトグルスイッチを使用し、各操作スイッ
チ61a〜61dの両操作方向には、図示の如くブーム
51の旋回方向、伸縮、巻上巻下、起伏の各操作に対応
した文字が表示されており、操作者はこの文字の方向の
いずれかにスイッチを切り換えて、ブーム51を操作す
るようになっている。うち、旋回操作に使用する操作ス
イッチ61aは、図示のように、回転軸51aに対する
回転方向を表示した絵文字や、回転軸51aに対する”
右”、”左”等旋回方向の文字や、あるいはこれらの組
合せで表示されている。
操作器60を用いて操作することもできる。遠隔操作器
60には、油圧操作部52と同等の操作スイッチ61が
配列されており、回転軸51a近傍の油圧操作部52を
操作せずとも、遠隔場所にて同様の操作が行える。操作
スイッチ61はトグルスイッチを使用し、各操作スイッ
チ61a〜61dの両操作方向には、図示の如くブーム
51の旋回方向、伸縮、巻上巻下、起伏の各操作に対応
した文字が表示されており、操作者はこの文字の方向の
いずれかにスイッチを切り換えて、ブーム51を操作す
るようになっている。うち、旋回操作に使用する操作ス
イッチ61aは、図示のように、回転軸51aに対する
回転方向を表示した絵文字や、回転軸51aに対する”
右”、”左”等旋回方向の文字や、あるいはこれらの組
合せで表示されている。
【0004】これにより、物品等移動体58の吊り作業
を行う作業者が、この移動体58の箇所、即ち、ブーム
51先端下部位置にて遠隔操作器60を操作することが
できるようになっている。この遠隔操作器60は、ケー
ブルにより本体の車載クレーン50に接続される有線式
のものと、無線通信により本体に接続される無線式に大
別して汎用されている。
を行う作業者が、この移動体58の箇所、即ち、ブーム
51先端下部位置にて遠隔操作器60を操作することが
できるようになっている。この遠隔操作器60は、ケー
ブルにより本体の車載クレーン50に接続される有線式
のものと、無線通信により本体に接続される無線式に大
別して汎用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記遠
隔操作器60を用いて車載クレーン50を遠隔操作する
場合には、操作者が不特定の箇所で操作を行うことにな
るため、特に、ブーム51の旋回方向の操作を間違えや
すかった。遠隔操作器60を使用する場合、操作者は必
ずしも回転軸51a近くで操作することはなく、むしろ
移動体58の近くで操作する場合が多い。
隔操作器60を用いて車載クレーン50を遠隔操作する
場合には、操作者が不特定の箇所で操作を行うことにな
るため、特に、ブーム51の旋回方向の操作を間違えや
すかった。遠隔操作器60を使用する場合、操作者は必
ずしも回転軸51a近くで操作することはなく、むしろ
移動体58の近くで操作する場合が多い。
【0006】その場合、遠隔操作器60の左右旋回の表
示が前記絵文字あるいは文字(右、左)で表示されてい
ても、操作者は、固定位置である回転軸51aの油圧操
作部52を操作している状態を頭で考えながら操作方向
を決定しなければならず、旋回方向を誤って逆方向に操
作する場合が発生し易かった。ブーム51の旋回方向に
作業者がいると危険な状況であることはいうまでもな
い。このように、遠隔操作器60により操作位置が移動
可能となる利点は、ブーム51の旋回方向の確実な操作
を困難にしやすい状況を招いている。
示が前記絵文字あるいは文字(右、左)で表示されてい
ても、操作者は、固定位置である回転軸51aの油圧操
作部52を操作している状態を頭で考えながら操作方向
を決定しなければならず、旋回方向を誤って逆方向に操
作する場合が発生し易かった。ブーム51の旋回方向に
作業者がいると危険な状況であることはいうまでもな
い。このように、遠隔操作器60により操作位置が移動
可能となる利点は、ブーム51の旋回方向の確実な操作
を困難にしやすい状況を招いている。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、車載クレーン装置の旋回を誤操作する
ことなく、所望する方向に容易かつ確実に操作できる回
転方向標識付き車載クレーン装置を提供することを目的
としている。
れたものであり、車載クレーン装置の旋回を誤操作する
ことなく、所望する方向に容易かつ確実に操作できる回
転方向標識付き車載クレーン装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の回転方向標識付き車載クレーン装置は、車
両に搭載され物品等の移動体を懸吊する車載クレーン装
置において、請求項1では、車両に搭載されたクレーン
の両方向に旋回自在なブーム11の両側部に設けられ、
一方と他方でそれぞれ異なる配色又は形状で旋回方向を
表示するための標識13,14と、車両から離れた箇所
で前記クレーンのブームを操作する遠隔操作器1の操作
スイッチのうち、前記ブームを旋回操作する旋回スイッ
チ2の両操作方向の一方と他方にそれぞれ設けられ、前
記ブームの一方と他方に設けられた標識と同一の配色又
は形状で表示されて旋回方向を示すための標識3,4
と、が設けられたことを特徴としている。
め、本発明の回転方向標識付き車載クレーン装置は、車
両に搭載され物品等の移動体を懸吊する車載クレーン装
置において、請求項1では、車両に搭載されたクレーン
の両方向に旋回自在なブーム11の両側部に設けられ、
一方と他方でそれぞれ異なる配色又は形状で旋回方向を
表示するための標識13,14と、車両から離れた箇所
で前記クレーンのブームを操作する遠隔操作器1の操作
スイッチのうち、前記ブームを旋回操作する旋回スイッ
チ2の両操作方向の一方と他方にそれぞれ設けられ、前
記ブームの一方と他方に設けられた標識と同一の配色又
は形状で表示されて旋回方向を示すための標識3,4
と、が設けられたことを特徴としている。
【0009】また、請求項2記載のように、前記ブーム
の標識13,14及び遠隔操作器の標識3,4にはさら
に、それぞれ旋回方向に対応して異なる文字あるいは絵
文字が表示された標識15,5が表示された構成とする
こともできる。
の標識13,14及び遠隔操作器の標識3,4にはさら
に、それぞれ旋回方向に対応して異なる文字あるいは絵
文字が表示された標識15,5が表示された構成とする
こともできる。
【0010】
【作用】車両のクレーンは、ブーム11が両方向に旋回
自在であり、このブーム11の両側部12a,12bに
は、それぞれ異なる配色の標識13が表示される。遠隔
操作器1の旋回スイッチ2には、ブーム11の旋回方向
に対応して前記配色の標識3が表示されている。操作者
は、ブーム11に設けられた標識13の色を見て、遠隔
操作器1上でこれと同色とされた標識3の方向に旋回ス
イッチ2を操作すれば、ブーム11はこの色が表示され
た標識13の方向に旋回する。また、別の色の標識3の
方向に旋回スイッチ2を操作すれば、ブーム11はこの
別の色が表示された標識13の方向に旋回する。このよ
うに、ブーム11の側部の標識13と旋回スイッチ2の
操作方向の標識3とが一方の操作方向と旋回方向が一致
した色て表示され、また、この色と異なる色は他方の操
作方向と旋回方向が一致した状態とされているため、標
識の視認を容易化でき、操作を簡単化でき、同時に誤操
作を防止できる。色の標識3,13に代えて形状が異な
る標識4,14によっても同様の作用が得られる。
自在であり、このブーム11の両側部12a,12bに
は、それぞれ異なる配色の標識13が表示される。遠隔
操作器1の旋回スイッチ2には、ブーム11の旋回方向
に対応して前記配色の標識3が表示されている。操作者
は、ブーム11に設けられた標識13の色を見て、遠隔
操作器1上でこれと同色とされた標識3の方向に旋回ス
イッチ2を操作すれば、ブーム11はこの色が表示され
た標識13の方向に旋回する。また、別の色の標識3の
方向に旋回スイッチ2を操作すれば、ブーム11はこの
別の色が表示された標識13の方向に旋回する。このよ
うに、ブーム11の側部の標識13と旋回スイッチ2の
操作方向の標識3とが一方の操作方向と旋回方向が一致
した色て表示され、また、この色と異なる色は他方の操
作方向と旋回方向が一致した状態とされているため、標
識の視認を容易化でき、操作を簡単化でき、同時に誤操
作を防止できる。色の標識3,13に代えて形状が異な
る標識4,14によっても同様の作用が得られる。
【0011】
【実施例】図1(a)は、本発明の回転方向標識付き車
載クレーン装置のうち、車載クレーンのブーム部分を示
す部分図、図1(b)は、同装置の遠隔操作器の操作パ
ネルを示す部分図である。尚、図示の遠隔操作器及び車
載クレーンの懸垂機構及び操作内容等、車載クレーンの
基本的な構成及び動作は、従来例同様とされる。
載クレーン装置のうち、車載クレーンのブーム部分を示
す部分図、図1(b)は、同装置の遠隔操作器の操作パ
ネルを示す部分図である。尚、図示の遠隔操作器及び車
載クレーンの懸垂機構及び操作内容等、車載クレーンの
基本的な構成及び動作は、従来例同様とされる。
【0012】本発明では、遠隔操作器及び車載クレーン
のそれぞれにブーム11の旋回方向に対応して異なる標
識が付されるものである。以下、各実施例別に説明する
と、図1に示すものでは、ブーム11の両側部12a,
12bには、夫々異なる「配色」の標識13(13a,
13b)を設け、同配色の標識3(3a,3b)を遠隔
操作器1の操作パネル1a上で旋回スイッチ2の両操作
方向に設ける。即ち、ブーム11の側部の標識13と旋
回スイッチ2の操作方向の標識3とは一方の操作方向と
旋回方向が一致した色とされる。そして、他方の操作方
向と旋回方向が一致した色でかつ、前記一方の色とは異
なる色とされている。尚、旋回スイッチ2を含む操作ス
イッチはトグルスイッチであるものを例とし、また図面
上にはこのトグルスイッチが図示されている。
のそれぞれにブーム11の旋回方向に対応して異なる標
識が付されるものである。以下、各実施例別に説明する
と、図1に示すものでは、ブーム11の両側部12a,
12bには、夫々異なる「配色」の標識13(13a,
13b)を設け、同配色の標識3(3a,3b)を遠隔
操作器1の操作パネル1a上で旋回スイッチ2の両操作
方向に設ける。即ち、ブーム11の側部の標識13と旋
回スイッチ2の操作方向の標識3とは一方の操作方向と
旋回方向が一致した色とされる。そして、他方の操作方
向と旋回方向が一致した色でかつ、前記一方の色とは異
なる色とされている。尚、旋回スイッチ2を含む操作ス
イッチはトグルスイッチであるものを例とし、また図面
上にはこのトグルスイッチが図示されている。
【0013】例えば、ブーム11の一側部12aに
は、”黄”色の標識13aを設け、遠隔操作器1の操作
パネル1a上には、旋回スイッチ2の一方の傾倒方向に
同色の”黄”色の標識3aを設ける。ここで、旋回スイ
ッチ2の一方の傾倒方向と、ブーム11の旋回方向とは
対応しており、旋回スイッチ2を”黄”色の標識13a
側に傾倒操作すると、ブーム11は同”黄”色の方向
(図中A方向)に旋回するよう対応づけておく。また、
ブーム11の他側部12bには、前記一側部12aと異
なる配色で”緑”色の標識13bを設ける。遠隔操作器
1の旋回スイッチ2の他方の傾倒方向には、同色の”
緑”色の標識3bを設ける。これにより、旋回スイッチ
2を”緑”色方向に傾倒すると、ブーム11が同”緑”
色方向(図中B方向)に旋回することになる。
は、”黄”色の標識13aを設け、遠隔操作器1の操作
パネル1a上には、旋回スイッチ2の一方の傾倒方向に
同色の”黄”色の標識3aを設ける。ここで、旋回スイ
ッチ2の一方の傾倒方向と、ブーム11の旋回方向とは
対応しており、旋回スイッチ2を”黄”色の標識13a
側に傾倒操作すると、ブーム11は同”黄”色の方向
(図中A方向)に旋回するよう対応づけておく。また、
ブーム11の他側部12bには、前記一側部12aと異
なる配色で”緑”色の標識13bを設ける。遠隔操作器
1の旋回スイッチ2の他方の傾倒方向には、同色の”
緑”色の標識3bを設ける。これにより、旋回スイッチ
2を”緑”色方向に傾倒すると、ブーム11が同”緑”
色方向(図中B方向)に旋回することになる。
【0014】これにより、操作者がどの操作位置にいて
も、ブーム11の側部12a,12bの標識13a,1
3bの色を視認することにより、遠隔操作器1では、こ
の視認した色方向に旋回スイッチ2を操作すれば、ブー
ム11が同方向に向かって移動することとなり、ブーム
11の旋回方向を簡単に判断し、容易に操作することが
でき、誤操作を防止することができる。
も、ブーム11の側部12a,12bの標識13a,1
3bの色を視認することにより、遠隔操作器1では、こ
の視認した色方向に旋回スイッチ2を操作すれば、ブー
ム11が同方向に向かって移動することとなり、ブーム
11の旋回方向を簡単に判断し、容易に操作することが
でき、誤操作を防止することができる。
【0015】本発明の他の実施例として、図2(a),
(b)に示すものは、ブーム11の両側部12a,12
bには、夫々異なる「形状」の標識14(14a,14
b)を設け、遠隔操作器1の旋回スイッチ2部分に同形
状の標識4(4a,4b)を設けたものである。図示の
例では、標識14a,4aが角形状、標識14b,4b
が丸形状である。これにより操作者は、標識の形状によ
りブーム11の旋回方向を確実に操作できる。
(b)に示すものは、ブーム11の両側部12a,12
bには、夫々異なる「形状」の標識14(14a,14
b)を設け、遠隔操作器1の旋回スイッチ2部分に同形
状の標識4(4a,4b)を設けたものである。図示の
例では、標識14a,4aが角形状、標識14b,4b
が丸形状である。これにより操作者は、標識の形状によ
りブーム11の旋回方向を確実に操作できる。
【0016】さらに他の実施例としては、図3(a),
(b)に示すように、ブーム11の両側部12a,12
bに、夫々異なる「文字」の標識15(15a,15
b)を設け、遠隔操作器1の旋回スイッチ2部分に同文
字の標識5(5a,5b)を設けたものである。文字内
容としては、図示の如く旋回方向である”右”と”左”
を表示することができる。これにより操作者は、標識の
文字によりブーム11の旋回方向を確実に操作できる。
(b)に示すように、ブーム11の両側部12a,12
bに、夫々異なる「文字」の標識15(15a,15
b)を設け、遠隔操作器1の旋回スイッチ2部分に同文
字の標識5(5a,5b)を設けたものである。文字内
容としては、図示の如く旋回方向である”右”と”左”
を表示することができる。これにより操作者は、標識の
文字によりブーム11の旋回方向を確実に操作できる。
【0017】また、図3に示すように、文字の標識1
5,5は、その背景が前記図1に示す異なる配色あるい
は、図2に示す異なる形状の標識上に表示する構成とし
てもよい。また、図1の配色と図2の形状を組み合わせ
て表示する構成や、さらには、図1の配色が図2の形状
で表示され、この上に図3で示す文字を表示した標識を
設けてもよい。そして、これら図1〜図2の標識との組
み合わせの場合に限り、配色あるいは形状標識上にさら
に、従来用いていた絵文字(図5参照)を表示する構成
としてもよい。
5,5は、その背景が前記図1に示す異なる配色あるい
は、図2に示す異なる形状の標識上に表示する構成とし
てもよい。また、図1の配色と図2の形状を組み合わせ
て表示する構成や、さらには、図1の配色が図2の形状
で表示され、この上に図3で示す文字を表示した標識を
設けてもよい。そして、これら図1〜図2の標識との組
み合わせの場合に限り、配色あるいは形状標識上にさら
に、従来用いていた絵文字(図5参照)を表示する構成
としてもよい。
【0018】ここで、上記配色又は形状の標識に文字あ
るいは絵文字を表示する構成は、配色又は形状の標識の
上に重ねて文字あるいは絵文字を表示するものの他、配
色又は形状の標識の側部に重ねずに文字あるいは絵文字
を表示する構成とすることもできる。これにより、標識
の内容がより理解しやすくなるとともに、誤操作をより
防止でき、操作自体をより容易かつ確実に行えるように
なる。
るいは絵文字を表示する構成は、配色又は形状の標識の
上に重ねて文字あるいは絵文字を表示するものの他、配
色又は形状の標識の側部に重ねずに文字あるいは絵文字
を表示する構成とすることもできる。これにより、標識
の内容がより理解しやすくなるとともに、誤操作をより
防止でき、操作自体をより容易かつ確実に行えるように
なる。
【0019】これら各態様の標識のうち、ブーム11に
設けられる色の標識13、形状の標識14、文字の標識
15の配設位置は、ブーム11のうち、常に外部に表出
する箇所に設ける必要がある。例えば、図1(b)に示
すようにブーム11の基端ブーム先端箇所11aや、伸
縮ブーム先端箇所11b等に設ける。このような各標識
は、ブーム11上に塗装して設けたり、シール、酩板等
を貼付すること等により設けられる。また、色標識13
を設ける場合には、常時表出するブーム11の側部全体
を、両側部別にそれぞれ異なる配色で塗装して標識とす
る構成も考えられる。
設けられる色の標識13、形状の標識14、文字の標識
15の配設位置は、ブーム11のうち、常に外部に表出
する箇所に設ける必要がある。例えば、図1(b)に示
すようにブーム11の基端ブーム先端箇所11aや、伸
縮ブーム先端箇所11b等に設ける。このような各標識
は、ブーム11上に塗装して設けたり、シール、酩板等
を貼付すること等により設けられる。また、色標識13
を設ける場合には、常時表出するブーム11の側部全体
を、両側部別にそれぞれ異なる配色で塗装して標識とす
る構成も考えられる。
【0020】上記実施例では、操作スイッチ2としてト
グルスイッチが用いられ、このスイッチをいずれか一方
に傾倒操作するものとして説明したため、操作パネル1
a上に標識3、4、5が設けられる構成であったが、操
作スイッチ2が他のシーソースイッチ等、スイッチ上に
この標識3、4、5を表示できるスペースがあるもので
あれば、操作パネル1a上に設けることに限定されるも
のではない。
グルスイッチが用いられ、このスイッチをいずれか一方
に傾倒操作するものとして説明したため、操作パネル1
a上に標識3、4、5が設けられる構成であったが、操
作スイッチ2が他のシーソースイッチ等、スイッチ上に
この標識3、4、5を表示できるスペースがあるもので
あれば、操作パネル1a上に設けることに限定されるも
のではない。
【0021】また、上述の如く、ブーム11の両側部に
色、形状、文字等の各標識を設ける場合には、従来例で
説明した油圧操作部52に、遠隔操作器1に設けられた
標識と同一の標識を設ける構成とすることもできる。こ
の場合にもブーム11の旋回方向と油圧操作部52での
操作による旋回方向とを簡単に読み取れる標識で互いを
対応させることができるため、誤操作の防止と、操作の
簡単化及び確実化を図ることができるようになる。
色、形状、文字等の各標識を設ける場合には、従来例で
説明した油圧操作部52に、遠隔操作器1に設けられた
標識と同一の標識を設ける構成とすることもできる。こ
の場合にもブーム11の旋回方向と油圧操作部52での
操作による旋回方向とを簡単に読み取れる標識で互いを
対応させることができるため、誤操作の防止と、操作の
簡単化及び確実化を図ることができるようになる。
【0022】
【発明の効果】本発明の回転方向標識付き車載クレーン
装置によれば、ブームの両側部にそれぞれ異なる配色又
は形状の標識が表示され、遠隔操作器の旋回スイッチ部
分には、ブームの旋回方向に対応して前記配色又は形状
のの標識が表示され、遠隔操作器で操作した色の方向に
ブームが移動する構成としたので、車載クレーン装置の
旋回方向を誤操作することなく、所望する方向に容易か
つ確実に操作することができる効果を得ることができ
る。また、請求項2記載のように、ブーム両側部及び旋
回スイッチ部分には、配色又は形状の標識に加え、文
字、あるいは絵文字からなる標識が表示された構成とす
ることもでき、この場合、標識の内容がより理解しやす
くなり、前記誤操作の防止や、操作の容易化、確実化を
より向上させることができる。
装置によれば、ブームの両側部にそれぞれ異なる配色又
は形状の標識が表示され、遠隔操作器の旋回スイッチ部
分には、ブームの旋回方向に対応して前記配色又は形状
のの標識が表示され、遠隔操作器で操作した色の方向に
ブームが移動する構成としたので、車載クレーン装置の
旋回方向を誤操作することなく、所望する方向に容易か
つ確実に操作することができる効果を得ることができ
る。また、請求項2記載のように、ブーム両側部及び旋
回スイッチ部分には、配色又は形状の標識に加え、文
字、あるいは絵文字からなる標識が表示された構成とす
ることもでき、この場合、標識の内容がより理解しやす
くなり、前記誤操作の防止や、操作の容易化、確実化を
より向上させることができる。
【図1】(a)は、本発明の回転方向標識付き車載クレ
ーン装置のうち、車載クレーンのブーム部分を示す部分
図。(b)は、同装置の遠隔操作器の操作パネルを示す
部分図。
ーン装置のうち、車載クレーンのブーム部分を示す部分
図。(b)は、同装置の遠隔操作器の操作パネルを示す
部分図。
【図2】(a),(b)は、各々、他の実施例を示すブ
ーム及び操作パネルを示す部分図。
ーム及び操作パネルを示す部分図。
【図3】(a),(b)は、各々、他の実施例を示すブ
ーム及び操作パネルを示す部分図。
ーム及び操作パネルを示す部分図。
【図4】車載クレーン装置を示す概要図。
【図5】従来の遠隔操作器を示す図。
1…遠隔操作器、1a…操作パネル、2…旋回スイッ
チ、3a,3b,13a,13b…色標識、4a,4
b,14a,14b…形状標識、5a,5b,15a,
15b…文字標識、11…ブーム。
チ、3a,3b,13a,13b…色標識、4a,4
b,14a,14b…形状標識、5a,5b,15a,
15b…文字標識、11…ブーム。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66C 13/00 - 15/06 B66C 23/00 - 23/94
Claims (2)
- 【請求項1】 車両に搭載され物品等の移動体を懸吊す
る車載クレーン装置において、 車両に搭載されたクレーンの両方向に旋回自在なブーム
(11)の両側部に設けられ、一方と他方でそれぞれ異
なる配色又は形状で旋回方向を表示するための標識(1
3,14)と、 車両から離れた箇所で前記クレーンのブームを操作する
遠隔操作器(1)の操作スイッチのうち、前記ブームを
旋回操作する旋回スイッチ(2)の両操作方向の一方と
他方にそれぞれ設けられ、前記ブームの一方と他方に設
けられた標識と同一の配色又は形状で表示されて旋回方
向を示すための標識(3,4)と、が設けられたことを
特徴とする回転方向標識付き車載クレーン装置。 - 【請求項2】 前記ブームの標識(13,14)及び遠
隔操作器の標識(3,4)にはさらに、それぞれ旋回方
向に対応して異なる文字あるいは絵文字が表示された標
識(15,5)が表示されている請求項1記載の回転方
向標識付き車載クレーン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26574694A JP2948113B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 回転方向標識付き車載クレーン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26574694A JP2948113B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 回転方向標識付き車載クレーン装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08127492A JPH08127492A (ja) | 1996-05-21 |
JP2948113B2 true JP2948113B2 (ja) | 1999-09-13 |
Family
ID=17421432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26574694A Expired - Fee Related JP2948113B2 (ja) | 1994-10-28 | 1994-10-28 | 回転方向標識付き車載クレーン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2948113B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20207722U1 (de) * | 2002-05-16 | 2003-09-18 | Liebherr-Werk Ehingen Gmbh, 89584 Ehingen | Bedienvorrichtung |
JP7328124B2 (ja) * | 2019-11-19 | 2023-08-16 | 日鉄テックスエンジ株式会社 | 天井クレーン装置の移動操作方法、移動方向表示装置及び移動操作システム |
-
1994
- 1994-10-28 JP JP26574694A patent/JP2948113B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08127492A (ja) | 1996-05-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2013114737A1 (ja) | 機器の表示装置および表示装置を設けた機器 | |
EP3763657A1 (en) | Remote control terminal and work vehicle | |
JP2948113B2 (ja) | 回転方向標識付き車載クレーン装置 | |
US4471877A (en) | Crane sensor to detect out of plumb lift cable | |
JP2018039477A (ja) | 画像表示システム | |
JP2018039476A (ja) | 画像表示システム | |
US20220356048A1 (en) | Crane information display system | |
JPH0948584A (ja) | 移動式クレーンの吊り荷及び走行監視装置のカメラ装置 | |
JP5596321B2 (ja) | 高所作業車 | |
JP2018042205A (ja) | 画像表示システム | |
JP7303094B2 (ja) | 作業車 | |
US20220340398A1 (en) | Crane information display system | |
JP2521244Y2 (ja) | クレーン車の側方視認装置 | |
JP7336363B2 (ja) | 作業車 | |
JP7172253B2 (ja) | 作業車両 | |
JPH0781886A (ja) | クレーンの可動範囲表示装置 | |
JP6784103B2 (ja) | 画像表示装置 | |
JP2789231B2 (ja) | 自走式クレーンの稼動状熊表示装置 | |
JPH0789697A (ja) | 移動式クレーンの可動範囲表示装置 | |
JP7337669B2 (ja) | 作業車 | |
JP2508375Y2 (ja) | 作業車の遠隔操作装置 | |
JP2002020074A (ja) | クレーン車の前方視認装置 | |
JPH0530083U (ja) | デイスプレイを備えた作業機 | |
JPH0626548Y2 (ja) | 高所作業車の最適作業域表示装置 | |
JP2022163259A (ja) | 作業機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990601 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |