JP2947391B2 - 計器用ムーブメント - Google Patents

計器用ムーブメント

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JP2947391B2 JP29031293A JP29031293A JP2947391B2 JP 2947391 B2 JP2947391 B2 JP 2947391B2 JP 29031293 A JP29031293 A JP 29031293A JP 29031293 A JP29031293 A JP 29031293A JP 2947391 B2 JP2947391 B2 JP 2947391B2
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幸男 大池
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Yazaki Sogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、計器用ムーブメント
に係り、詳しくは指針等が取り付けられるムーブメント
の回転軸が、ムーブメントの下側に突出した形式の計器
用ムーブメントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は上記した計器用ムーブメントの斜
視図であり、図4はこの計器用ムーブメントの構成を示
す断面図である。図3および図4において、1はボビン
本体を示し、上ボビン1aと、下ボビン1bとで構成さ
れている。2は上ボビン1aと下ボビン1bとで回転自
在に支持された回転軸を示し、下端部は下ボビン1bか
ら突出し、軸受となる下ボビン1bに段部2aが面接触
した状態で支持されている。
【0003】3はマグネットロータを示し、周縁部に一
対のS極とN極が形成された円板状で、中心部が回転軸
2に固定され、ボビン本体1の内側に配設されている。
4はボビン本体1内に充填された粘性体としてのシリコ
ーンを示し、回転軸2に制動力を付与するものである。
5A,5Bはボビン本体1の外側に互いに交差する方向
に巻回されたコイル、6は文字板を示し、この文字板6
の孔6aから回転軸2が突出している。7は指針を示
し、孔6aから突出した回転軸2の下端部に固定されて
いる。
【0004】上記のように構成した計器用ムーブメント
は、計測量に応じて変化する電流をコイル5A,5Bに
流すと、それぞれのコイル5A,5Bが発生する磁界を
合成した合成磁界の方向にマグネットロータ3が回転す
るので、回転軸2および指針7も一体に回転し、指針7
が文字板6の目盛などを指示して、所定の情報を視認さ
せることができる。そして、コイル5A,5Bが磁界を
発生しないとき、例えば電源がオフ状態のときは、図示
を省略した帰零機構で、指針7が零位置を指示するよう
に回転軸2が回転させられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
回転軸がムーブメントの下側から出ているので、軸受で
あるボビン本体1の下ボビン1bが段部2aに面接触し
た状態で回転軸2を支持することになり摺動ロスが大き
く、回転軸2の円滑な回転を確保できないという不都合
があった。
【0006】本発明は、上記したような不都合を解消す
るためになされたもので、簡単、かつ安価な構成で回転
軸の円滑な回転を確保することのできる計器用ムーブメ
ントの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上ボビンと下
ボビンとからなるボビン本体の内側に、中心部に取り付
けられた回転軸で回転自在に支持されたマグネットロー
タを配置するとともに、該回転軸の上端部を前記ボビン
本体から上方に突出させ、かつ下端部もボビン本体の下
方に突出させて指針を取り付けるようにし、更に前記ボ
ビン本体の外側に2つのコイルを互いに交差する方向に
巻回すとともに前記上ボビンの上にカバーを被せて構成
し、前記各コイルへの通電によって前記コイルが発生す
る磁界の合成磁界の方向に前記マグネットロータを回転
させる計器用ムーブメントにおいて、前記回転軸の上端
部に対向するカバーのところに、該回転軸を上方へ吸引
するマグネットを配置したことを特徴としている。
【0008】また、本発明は、上ボビンと下ボビンとか
らなるボビン本体の内側に、中心部に取り付けられた回
転軸で回転自在に支持されたマグネットロータを配置す
るとともに、該回転軸の回転が伝達される第2回転軸を
ボビンに配設支持させ、かつ第2回転軸の上端部をボビ
ンより上方に突出させるとともに、下端部をボビンの下
方に突出させて指針を取り付けるようにし、更に前記ボ
ビン本体の外側に2つのコイルを互いに交差する方向に
巻回すとともに前記上ボビンの上にカバーを被せて、該
カバーにより前記第2回転軸の上端部を支持させて構成
し、前記各コイルへの通電によって前記コイルが発生す
る磁界の合成磁界の方向に前記マグネットロータを回転
させる計器用ムーブメントにおいて、前記第2回転軸の
上端部に対向するカバーに、該第2回転軸を上方へ吸引
するマグネットを配置したことを特徴としている。
【0009】
【作用】本発明に係る計器用ムーブメントは上述のよう
に構成されているので、回転軸をマグネットで吸引して
吊り下げるため、回転軸の摺動ロスが少なくなる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図1はこの発明の一実施例である計器用ムーブ
メントを断面で示した説明図である。図1において、1
1はボビン本体を示し、上ボビン11aと、下ボビン1
1bとで構成されている。12は上ボビン11aと下ボ
ビン11bとで回転自在に支持された回転軸を示し、上
端部は上ボビン11aから突出し、下端部は下ボビン1
bから突出していて指針が取り付けられるようになって
いる。
【0011】14はマグネットロータを示し、周縁部に
一対のS極とN極が形成された円板状で、中心部に回転
軸12が固定され、ボビン本体11の内側に回転自在に
配設されている。15A,15Bはボビン本体11の外
側に互いに交差する方向に巻回されたコイルであり、計
測量に応じて変化する電流をコイル15A,15Bに流
すと、それぞれのコイル15A,15Bが発生する磁界
を合成した合成磁界の方向にマグネットロータ14と回
転軸12とが一体となって回転する。
【0012】19はカバーで中心部に回転軸が通る孔が
設けられており、該孔の上側開口部の位置にはマグネッ
ト20が配置されている。すなわち、該マグネット20
は、回転軸12の上端部が対向するカバー19の部分に
配置されていることになり、回転軸12を上方へ吸引し
て吊り下げる作用をおこなう。また、22はシールドケ
ースで、他の計器との磁気作用を防止し、かつ内部に埃
等が進入するのを防止するためのものであり、21は帰
零機構でコイル15A,15Bに電流が流れないときに
回転軸12を零位置に戻す作用をする。
【0013】このように、本実施例における計器用ムー
ブメントは、回転軸12の上端がマグネット20に吸引
されるので、回転軸12の段部12aが下ボビン11b
と接触しにくくなり、摺動ロスを軽減することができ、
円滑な回転を確保することができる。また、マグネット
20をカバー19に配設すればよいので、簡単、かつ安
価な構成で所期の目的を達成することができる。
【0014】図2はこの発明の他の実施例である計器用
ムーブメントを断面で示した説明図であり、図1と同一
または相当部分に同一符号を付して説明を省略する。図
2に示す実施例は、2軸型のムーブメントで、図に示す
ように、マグネットロータ14が取り付けられている回
転軸12には指針を取り付けず、他に第2回転軸17を
設けてそこに指針を取り付けるようにしたものである。
【0015】マグネットロータ14の中心部に取り付け
られている回転軸12の下端部はボール13を介して下
ボビン11bに回転自在に支持されており、上端部は上
ボビン11aから突出して駆動歯車16が取り付けられ
ている。また、上述の第2回転軸17は、上ボビン11
aの下端部に設けられている支軸部11a1 とカバー1
9に設けられた孔19aとで回転自在に支持されてお
り、該カバー19の孔19aの上側開口部の位置にはマ
グネット20が配置されている。すなわち、該マグネッ
ト20は、第2回転軸17の上端部が対向するカバー1
9の部分に配置されていることになり、第2回転軸17
を上方へ吸引して吊り下げる作用をおこなう。なお、こ
の例では第2回転軸17の一方の支軸部は上ボビン11
aに設けているが下ボビン11bに設けることもでき
る。
【0016】また、この第2回転軸17には伝達歯車1
8が取り付けられており、該伝達歯車18は前記駆動歯
車16と噛み合わされている。また、第2回転軸17の
下端部は上ボビン11aの下端部の支軸部11a1 から
下方に突出して指針が取り付けられるようになってい
る。
【0017】上記のように構成した計器用ムーブメント
は、計測量に応じて変化する電流をコイル15A,15
Bに流すと、それぞれのコイル15A,15Bが発生す
る磁界を合成した合成磁界の方向にマグネットロータ1
4は回転するので、回転軸12も一緒に回転する。した
がって、回転軸12の回転力が駆動歯車16および伝達
歯車18を介して第2回転軸17に伝達されるので、第
2回転軸17も回転する。この実施例においても、第2
回転軸17の段部17aと上ボビン11aの支軸部11
1 とが接触しにくくなり、摺動ロスを軽減することが
でき、円滑な回転を確保することができる。
【0018】なお、上記した実施例は、回転軸12また
は第2回転軸17の上端の形状は、半球状や円錐状など
とするとマグネット20と点接触することになるので、
回転抵抗が少なくなる。さらに、帰零機構21を有する
計器用ムーブメントを例にして説明したが、置針式計器
用ムーブメントにも適用できることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、回転軸の上端部に対向するカバーの位置に、回転軸
を上方へ吸引するマグネットを設けたので、回転軸はマ
グネットで吸引されるため、回転軸の摺動ロスを軽減す
ることができ、円滑な回転を確保することができる。そ
して、マグネットを配設するだけでよいので、簡単、か
つ安価な構成で所期の目的を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である計器用ムーブメント
を断面で示した説明図である。
【図2】この発明の他の実施例である計器用ムーブメン
トを断面で示した説明図である。
【図3】計器用ムーブメントの斜視図である。
【図4】従来の計器用ムーブメントの構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
11 ボビン本体 11a 上ボビン 11b 下ボビン 12 回転軸 14 マグネットロータ 15A,15B コイル 16 駆動歯車 17 第2回転軸 18 伝達歯車 19 カバー 20 マグネット 21 帰零機構 22 シールドケース

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上ボビンと下ボビンとからなるボビン本
    体の内側に、中心部に取り付けられた回転軸で回転自在
    に支持されたマグネットロータを配置するとともに、該
    回転軸の上端部を前記ボビン本体から上方に突出させ、
    かつ下端部もボビン本体の下方に突出させて指針を取り
    付けるようにし、更に前記ボビン本体の外側に2つのコ
    イルを互いに交差する方向に巻回すとともに前記上ボビ
    ンの上にカバーを被せて構成し、前記各コイルへの通電
    によって前記コイルが発生する磁界の合成磁界の方向に
    前記マグネットロータを回転させる計器用ムーブメント
    において、 前記回転軸の上端部に対向するカバーに、該回転軸を上
    方へ吸引するマグネットを配置したことを特徴とする計
    器用ムーブメント。
  2. 【請求項2】 上ボビンと下ボビンとからなるボビン本
    体の内側に、中心部に取り付けられた回転軸で回転自在
    に支持されたマグネットロータを配置するとともに、該
    回転軸の回転が伝達される第2回転軸をボビンに配設支
    持させ、かつ第2回転軸の上端部をボビンより上方に突
    出させるとともに、下端部をボビンの下方に突出させて
    指針を取り付けるようにし、更に前記ボビン本体の外側
    に2つのコイルを互いに交差する方向に巻回すとともに
    前記上ボビンの上にカバーを被せて、該カバーにより前
    記第2回転軸の上端部を支持させて構成し、前記各コイ
    ルへの通電によって前記コイルが発生する磁界の合成磁
    界の方向に前記マグネットロータを回転させる計器用ム
    ーブメントにおいて、 前記第2回転軸の上端部に対向するカバーに、該第2回
    転軸を上方へ吸引するマグネットを配置したことを特徴
    とする計器用ムーブメント。
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