JP2946696B2 - 斜板式圧縮機 - Google Patents
斜板式圧縮機Info
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- JP2946696B2 JP2946696B2 JP2233777A JP23377790A JP2946696B2 JP 2946696 B2 JP2946696 B2 JP 2946696B2 JP 2233777 A JP2233777 A JP 2233777A JP 23377790 A JP23377790 A JP 23377790A JP 2946696 B2 JP2946696 B2 JP 2946696B2
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- thrust receiving
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04B—POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
- F04B27/00—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
- F04B27/08—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
- F04B27/10—Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis having stationary cylinders
- F04B27/1036—Component parts, details, e.g. sealings, lubrication
- F04B27/1054—Actuating elements
- F04B27/1063—Actuating-element bearing means or driving-axis bearing means
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- Mechanical Engineering (AREA)
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- Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は斜板式圧縮機に関わり、さらに詳しくは斜
板の支持構造に関するものである。
板の支持構造に関するものである。
一般に、斜板式圧縮機は、例えば特開昭60−209674号
公報に示されるように、シリンダブロックの軸孔に一対
のラジアルベアリングを介して駆動軸を回転可能に支持
し、両ラジアルベアリング間において駆動軸に斜板のボ
ス部を固定するとともに、同ボス部の両端部とシリンダ
ブロックとの間にスラストベアリングをそれぞれ介装
し、駆動軸の回転にともなう斜板の回転によりピストン
に往復運動が付与され、圧縮動作を行うようになってい
る。
公報に示されるように、シリンダブロックの軸孔に一対
のラジアルベアリングを介して駆動軸を回転可能に支持
し、両ラジアルベアリング間において駆動軸に斜板のボ
ス部を固定するとともに、同ボス部の両端部とシリンダ
ブロックとの間にスラストベアリングをそれぞれ介装
し、駆動軸の回転にともなう斜板の回転によりピストン
に往復運動が付与され、圧縮動作を行うようになってい
る。
前述した斜板の支持構造として、従来第11図に示すよ
うに、フロント側及びリヤ側のシリンダブロック1,2に
対しラジアルベアリング12,13を介して駆動軸11を回転
可能に支持し、該駆動軸11に嵌合固定された斜板14のボ
ス部14aとシリンダブロック1,2との間に固定レース17、
可動レース18およびコロ19からなるスラストベアリング
15,16をそれぞれ介在させている。又、前記駆動軸11と
ラジアルベアリング12,13との間には製作及び組付上、
回避不可能な寸法交差により、フロント側のラジアルベ
アリング12と駆動軸11との間にはΔD1の隙間があり、リ
ヤ側のラジアルベアリング13と駆動軸11との間にはΔD2
の隙間が存在する。
うに、フロント側及びリヤ側のシリンダブロック1,2に
対しラジアルベアリング12,13を介して駆動軸11を回転
可能に支持し、該駆動軸11に嵌合固定された斜板14のボ
ス部14aとシリンダブロック1,2との間に固定レース17、
可動レース18およびコロ19からなるスラストベアリング
15,16をそれぞれ介在させている。又、前記駆動軸11と
ラジアルベアリング12,13との間には製作及び組付上、
回避不可能な寸法交差により、フロント側のラジアルベ
アリング12と駆動軸11との間にはΔD1の隙間があり、リ
ヤ側のラジアルベアリング13と駆動軸11との間にはΔD2
の隙間が存在する。
前記斜板14のボス部14aのフロント側及びリヤ側端面
に形成したスラスト受面14cは、両スラストベアリング1
5,16の可動レース18の外周寄り位置をシリンダブロック
1,2側へ押圧し、シリンダブロック1,2のスラスト受面1
c,2cはスラストベアリング15,16の固定レース17の内周
寄り位置をボス部14a側へ押圧するようにし、両シリン
ダブロック1,2間において斜板14が回避不可能な寸法公
差によりスラスト方向にガタつくのを防止するようにな
っている。
に形成したスラスト受面14cは、両スラストベアリング1
5,16の可動レース18の外周寄り位置をシリンダブロック
1,2側へ押圧し、シリンダブロック1,2のスラスト受面1
c,2cはスラストベアリング15,16の固定レース17の内周
寄り位置をボス部14a側へ押圧するようにし、両シリン
ダブロック1,2間において斜板14が回避不可能な寸法公
差によりスラスト方向にガタつくのを防止するようにな
っている。
そして、圧縮機の停止時においては、第12図に示すよ
うに斜板14側のスラスト受面14cによりスラストベアリ
ング15,16に対して、斜板の上死点及び下死点に対応す
る位置では同等の力Fs1,Fs2により押圧されているた
め、スラストベアリングの耐久上全く問題が生じない。
うに斜板14側のスラスト受面14cによりスラストベアリ
ング15,16に対して、斜板の上死点及び下死点に対応す
る位置では同等の力Fs1,Fs2により押圧されているた
め、スラストベアリングの耐久上全く問題が生じない。
一方、圧縮機の運転中においては、第11図において斜
板14のフロント側上死点Pf1及びリヤ側上死点Pr1に対し
圧縮反力がピストンを介して作用するため、斜板14が駆
動軸11とともに駆動軸の中心軸線Xa−Xaと斜板14の中心
斜線Y−Yとの交点O(以下斜板の中心Oという)を中
心として所定角度θだけ傾斜する。すなわち、前述した
ように駆動軸11とラジアルベアリング12,13との間に
は、隙間ΔD1,ΔD2(駆動軸11の外径とラジアルベアリ
ング12,13の内径との差)が存在するので、前記圧縮反
力に起因する斜板14に作用する曲げモーメントMによ
り、理想中心軸線X−Xに対し駆動軸11の中心軸線Xa−
Xaが所定角度θだけ傾斜することとなる。この傾き角θ
は斜板の中心Oからフロント側及びリヤ側のラジアルベ
アリング12,13までのそれぞれの距離をLf、Lrとする
と、次式によって決まる。
板14のフロント側上死点Pf1及びリヤ側上死点Pr1に対し
圧縮反力がピストンを介して作用するため、斜板14が駆
動軸11とともに駆動軸の中心軸線Xa−Xaと斜板14の中心
斜線Y−Yとの交点O(以下斜板の中心Oという)を中
心として所定角度θだけ傾斜する。すなわち、前述した
ように駆動軸11とラジアルベアリング12,13との間に
は、隙間ΔD1,ΔD2(駆動軸11の外径とラジアルベアリ
ング12,13の内径との差)が存在するので、前記圧縮反
力に起因する斜板14に作用する曲げモーメントMによ
り、理想中心軸線X−Xに対し駆動軸11の中心軸線Xa−
Xaが所定角度θだけ傾斜することとなる。この傾き角θ
は斜板の中心Oからフロント側及びリヤ側のラジアルベ
アリング12,13までのそれぞれの距離をLf、Lrとする
と、次式によって決まる。
θ=tan-1{1/2×(ΔD1+ΔD2)/(Lf+Lr)} ・・・・(1) 従って、斜板14が第13図に示すように角度θ傾斜する
と、斜板14のフロント側上死点Pf1と対応するリヤ側の
スラスト受面14cがシリンダブロック2に接近してスラ
ストベアリング16の可動レース18の過大な力Fdで押圧す
ることになり、この結果スラストベアリング15,16の耐
久性が低下するという問題があった。
と、斜板14のフロント側上死点Pf1と対応するリヤ側の
スラスト受面14cがシリンダブロック2に接近してスラ
ストベアリング16の可動レース18の過大な力Fdで押圧す
ることになり、この結果スラストベアリング15,16の耐
久性が低下するという問題があった。
この発明の目的は、圧縮機動作時において斜板が圧縮
反力に基づく曲げモーメントにより所定角度傾斜した場
合に、スラストベアリングに作用する過大な押圧力を抑
制してスラストベアリングの耐久性を向上することがで
きる斜板式圧縮機を提供することにある。
反力に基づく曲げモーメントにより所定角度傾斜した場
合に、スラストベアリングに作用する過大な押圧力を抑
制してスラストベアリングの耐久性を向上することがで
きる斜板式圧縮機を提供することにある。
請求項1記載の発明は上記目的を達成するため、シリ
ンダブロックの軸孔に一対のラジアルベアリングを介し
て駆動軸を回転可能に支持し、両ラジアルベアリング間
において駆動軸に斜板のボス部を嵌合固定するととも
に、同ボス部のフロント側及びリヤ側のスラスト受面と
シリンダブロック側のスラスト受面との間にスラストベ
アリングをそれぞれ介装し、駆動軸の回転にともなう斜
板の回転によりピストンに往復運動が付与されるように
した斜板式圧縮機において、前記ボス部のフロント側及
びリヤ側のスラスト受面の一部に対し、前記斜板の下死
点とそれぞれ対応する位置にスラストベアリングと接触
しない切欠部を形成するという手段をとっている。
ンダブロックの軸孔に一対のラジアルベアリングを介し
て駆動軸を回転可能に支持し、両ラジアルベアリング間
において駆動軸に斜板のボス部を嵌合固定するととも
に、同ボス部のフロント側及びリヤ側のスラスト受面と
シリンダブロック側のスラスト受面との間にスラストベ
アリングをそれぞれ介装し、駆動軸の回転にともなう斜
板の回転によりピストンに往復運動が付与されるように
した斜板式圧縮機において、前記ボス部のフロント側及
びリヤ側のスラスト受面の一部に対し、前記斜板の下死
点とそれぞれ対応する位置にスラストベアリングと接触
しない切欠部を形成するという手段をとっている。
又、請求項2に記載の発明は、前記ボス部のフロント
側及びリヤ側のスラスト受面を、駆動軸と直交する面に
対し、斜板の傾斜方向に倣って傾斜させるという手段を
とっている。ここで、スラスト受面の傾斜角度は前記式
(1)で与えられる角度θが望ましい。
側及びリヤ側のスラスト受面を、駆動軸と直交する面に
対し、斜板の傾斜方向に倣って傾斜させるという手段を
とっている。ここで、スラスト受面の傾斜角度は前記式
(1)で与えられる角度θが望ましい。
さらに、請求項3記載の発明は、前記シリンダブロッ
クのスラスト受面に対し、斜板の中心を中心とする凹状
球面を前記軸孔の回りに形成し、該凹状球面にはスラス
トベアリングを支持するスラスト受部材の凸状球面を接
触させるという手段をとっている。
クのスラスト受面に対し、斜板の中心を中心とする凹状
球面を前記軸孔の回りに形成し、該凹状球面にはスラス
トベアリングを支持するスラスト受部材の凸状球面を接
触させるという手段をとっている。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明におい
て、斜板の中心(O)からフロント側ラジアルベアリン
グまでの距離を(Lf)、斜板の中心(O)からリヤ側ラ
ジアルベアリングまでの距離を(Lr)、駆動軸外径とフ
ロント側ラジアルベアリング及びリヤ側ラジアルベアリ
ング内径とのそれぞれの差を(ΔD1),(ΔD2)とする
と、リヤ側ラジアルベアリングから斜板の回動中心(O
1)までの距離(Lc)を、 Lc=ΔD2/(ΔD1+ΔD2)・(Lf+Lr) に設定するという手段をとっている。
て、斜板の中心(O)からフロント側ラジアルベアリン
グまでの距離を(Lf)、斜板の中心(O)からリヤ側ラ
ジアルベアリングまでの距離を(Lr)、駆動軸外径とフ
ロント側ラジアルベアリング及びリヤ側ラジアルベアリ
ング内径とのそれぞれの差を(ΔD1),(ΔD2)とする
と、リヤ側ラジアルベアリングから斜板の回動中心(O
1)までの距離(Lc)を、 Lc=ΔD2/(ΔD1+ΔD2)・(Lf+Lr) に設定するという手段をとっている。
請求項1記載の発明は、圧縮動作時において圧縮反力
により斜板が駆動軸とラジアルベアリングとの隙間によ
って決まる傾き角だけ曲げモーメントにより傾斜され
る。この時、斜板のボス部に形成したスラスト受面に切
欠部があるため、斜板の下死点に対応する位置からはス
ラストベアリングに押圧力が作用しなくなり、ベアリン
グの耐久性が向上する。
により斜板が駆動軸とラジアルベアリングとの隙間によ
って決まる傾き角だけ曲げモーメントにより傾斜され
る。この時、斜板のボス部に形成したスラスト受面に切
欠部があるため、斜板の下死点に対応する位置からはス
ラストベアリングに押圧力が作用しなくなり、ベアリン
グの耐久性が向上する。
又、請求項2記載の発明は、圧縮機の運転動作中にお
いて斜板が圧縮反力により曲げモーメントを受けて前述
したように所定の傾き角だけ回動した時、ボス部に形成
したスラスト受面とシリンダブロックに形成したスラス
ト受面とが略平行となりスラストベアリングには過大な
局部荷重が作用することがなく、スラストベアリングの
耐久性が向上する。
いて斜板が圧縮反力により曲げモーメントを受けて前述
したように所定の傾き角だけ回動した時、ボス部に形成
したスラスト受面とシリンダブロックに形成したスラス
ト受面とが略平行となりスラストベアリングには過大な
局部荷重が作用することがなく、スラストベアリングの
耐久性が向上する。
又、請求項3記載の発明は、斜板が曲げモーメントを
受けて所定の傾き角だけ傾斜した場合に、斜板とスラス
トベアリングがスラスト受部材とともに一体となって回
動するので、スラストベアリングには過大な局部荷重が
作用することがなく、スラストベアリングの耐久性が向
上する。
受けて所定の傾き角だけ傾斜した場合に、斜板とスラス
トベアリングがスラスト受部材とともに一体となって回
動するので、スラストベアリングには過大な局部荷重が
作用することがなく、スラストベアリングの耐久性が向
上する。
さらに、請求項4記載の発明は、スラスト受部材の回
動中心を斜板の中心からフロント側へ離隔した適正位置
に設定したので、斜板の傾動時にスラストベアリング及
びスラスト受部材が偏荷重を受けることなく回動され、
スラストベアリングの耐久性がさらに向上する。
動中心を斜板の中心からフロント側へ離隔した適正位置
に設定したので、斜板の傾動時にスラストベアリング及
びスラスト受部材が偏荷重を受けることなく回動され、
スラストベアリングの耐久性がさらに向上する。
以下、請求項1の発明を具体化した第1実施例を第1
図〜第4図に基づいて説明する。
図〜第4図に基づいて説明する。
第3図に示すように、一対のシリンダブロック1,2の
前後両端部にフロントハウジング3及びリヤハウジング
4がバルブプレート5,6を介して結合され、そのフロン
ト及びリヤハウジング3,4内には吸入室7及び吐出室8
がそれぞれ区画形成されるとともに、両吸入室7はシリ
ンダブロック1,2間に設けられた斜板室9に対し吸入通
路10を介してそれぞれ連通されている。又、前記シリン
ダブロック1,2の軸孔1a,2aには駆動軸11が一対のラジア
ルベアリング12,13を介して回転可能に挿通支持され、
両ラジアルベアリング12,13間において、駆動軸11には
斜板室9内に位置するように斜板14がそのボス部14aに
おいて嵌合固定されるとともに、同ボス部14aの両端部
とシリンダブロック1,2との間にはスラストベアリング1
5,16が介装されている。このスラストベアリング15,16
はシリンダブロック1,2のスラスト受面1b,2bに支持され
る固定レース17と、ボス部14aに形成したスラスト受面1
4cに支持される可動レース18と、前記両レース17,18間
に介在した複数のコロ19とにより構成されている。
前後両端部にフロントハウジング3及びリヤハウジング
4がバルブプレート5,6を介して結合され、そのフロン
ト及びリヤハウジング3,4内には吸入室7及び吐出室8
がそれぞれ区画形成されるとともに、両吸入室7はシリ
ンダブロック1,2間に設けられた斜板室9に対し吸入通
路10を介してそれぞれ連通されている。又、前記シリン
ダブロック1,2の軸孔1a,2aには駆動軸11が一対のラジア
ルベアリング12,13を介して回転可能に挿通支持され、
両ラジアルベアリング12,13間において、駆動軸11には
斜板室9内に位置するように斜板14がそのボス部14aに
おいて嵌合固定されるとともに、同ボス部14aの両端部
とシリンダブロック1,2との間にはスラストベアリング1
5,16が介装されている。このスラストベアリング15,16
はシリンダブロック1,2のスラスト受面1b,2bに支持され
る固定レース17と、ボス部14aに形成したスラスト受面1
4cに支持される可動レース18と、前記両レース17,18間
に介在した複数のコロ19とにより構成されている。
さらに、前記シリンダブロック1,2には複数のシリン
ダボア20が駆動軸11と平行に形成され、各シリンダボア
20内には両頭のピストン21が往復運動可能に嵌入される
とともに、そのピストン21が反球状のシュー22を介して
斜板14に係留されている。さらに、前記バルブプレート
5,6には各シリンダボア20と吸入室7及び吐出室8とを
連通させるための吸入口23及び吐出口24が形成されてい
る。
ダボア20が駆動軸11と平行に形成され、各シリンダボア
20内には両頭のピストン21が往復運動可能に嵌入される
とともに、そのピストン21が反球状のシュー22を介して
斜板14に係留されている。さらに、前記バルブプレート
5,6には各シリンダボア20と吸入室7及び吐出室8とを
連通させるための吸入口23及び吐出口24が形成されてい
る。
次に、第1図及び第2図に基づいてこの発明の要部を
説明する。
説明する。
第1図において、斜板14の斜板部14bのフロント側上
死点Pf1とフロント側下死点Pf2を結ぶ直線をフロント側
の基線Hとし、同じく、斜板部14bのリヤ側上死点Pr1と
リヤ側下死点Pr2を結ぶ直線をリヤ側の基線H′とす
る。又、この基線H,H′から斜板14の回転方向Zへ所定
角度すなわちα゜だけ変位した斜板中心軸線Xa−Xaを通
る直線を偏位線K,K′とする。そして、フロント及びリ
ヤ側のスラスト受面14c,14cに対し、前記下死点側の変
位線K,K′から回転方向及びその反対方向に所定角度、
つまり、β゜だけ変位した範囲指定線l1,l2によって設
定される範囲に、スラストベアリング15,16の可動レー
ス18と接触しない切欠部14d,14dを形成している。
死点Pf1とフロント側下死点Pf2を結ぶ直線をフロント側
の基線Hとし、同じく、斜板部14bのリヤ側上死点Pr1と
リヤ側下死点Pr2を結ぶ直線をリヤ側の基線H′とす
る。又、この基線H,H′から斜板14の回転方向Zへ所定
角度すなわちα゜だけ変位した斜板中心軸線Xa−Xaを通
る直線を偏位線K,K′とする。そして、フロント及びリ
ヤ側のスラスト受面14c,14cに対し、前記下死点側の変
位線K,K′から回転方向及びその反対方向に所定角度、
つまり、β゜だけ変位した範囲指定線l1,l2によって設
定される範囲に、スラストベアリング15,16の可動レー
ス18と接触しない切欠部14d,14dを形成している。
前記角度αは −10゜≦α≦45゜ 角度βは +10゜≦β≦90゜ に設定されている。
このように斜板14のスラスト受面14c,14cの所定範囲
に切欠部14d,14dを形成した理由を以下に説明する。
に切欠部14d,14dを形成した理由を以下に説明する。
第4図は横軸に斜板14の回転角をとり、縦軸に斜板14
に作用する全曲モーメントMをとっている。ここで斜板
14の回転角が0℃のところがフロント側の上死点Pf1を
示し、180℃がフロント側の下死点Pf2を示している。
又、この実験データ〜は10気筒タイプの圧縮機を、
及びは6気筒タイプの圧縮機をそれぞれ使用して得
られたものである。さらに各圧縮機において吐出圧力P
d、吸入圧力Psの容量を変化させて実験した結果を示
す。
に作用する全曲モーメントMをとっている。ここで斜板
14の回転角が0℃のところがフロント側の上死点Pf1を
示し、180℃がフロント側の下死点Pf2を示している。
又、この実験データ〜は10気筒タイプの圧縮機を、
及びは6気筒タイプの圧縮機をそれぞれ使用して得
られたものである。さらに各圧縮機において吐出圧力P
d、吸入圧力Psの容量を変化させて実験した結果を示
す。
このグラフによればフロント側の下死点Pf2から所定
角度α゜だけ変位した偏位線Kと対応する位置において
〜のデータの圧縮反力による曲モーメントMがほぼ
最大となることがわかる。つまりその変位線Kと対応す
る下死点側のスラスト受面14c付近がスラストベアリン
グ15を最も強く押圧することになり、この偏位線Kから
所定角度βだけ回転方向及びその反対方向に切欠部14d
を形成することにより、スラストベアリング15の可動レ
ース18を直接押圧させないで、該可動レース18に作用す
る押圧力Fdを軽減し、スラストベアリング15の耐久性を
向上することができる。
角度α゜だけ変位した偏位線Kと対応する位置において
〜のデータの圧縮反力による曲モーメントMがほぼ
最大となることがわかる。つまりその変位線Kと対応す
る下死点側のスラスト受面14c付近がスラストベアリン
グ15を最も強く押圧することになり、この偏位線Kから
所定角度βだけ回転方向及びその反対方向に切欠部14d
を形成することにより、スラストベアリング15の可動レ
ース18を直接押圧させないで、該可動レース18に作用す
る押圧力Fdを軽減し、スラストベアリング15の耐久性を
向上することができる。
さらに詳述すると、第2図に示すように斜板14及び駆
動軸11が圧縮反力により曲げモーメントMを受けて斜板
14の中心Oの回りに所定の角度θだけ回動した時、スラ
スト受面14cのスラストベアリング15を最も強く押圧す
る部分に切欠部14dが設けてあるため、可動レース18の
一部が弾性変形して切欠部14dに入り込み、可動レース1
8を強く押圧することはなく、従ってスラストベアリン
グ15の耐久性が向上するのである。
動軸11が圧縮反力により曲げモーメントMを受けて斜板
14の中心Oの回りに所定の角度θだけ回動した時、スラ
スト受面14cのスラストベアリング15を最も強く押圧す
る部分に切欠部14dが設けてあるため、可動レース18の
一部が弾性変形して切欠部14dに入り込み、可動レース1
8を強く押圧することはなく、従ってスラストベアリン
グ15の耐久性が向上するのである。
前記角度α,βは圧縮機の気筒数等により任意に設定
すればよい。
すればよい。
次に、請求項2に記載の発明を具体化した第2実施例
を第5図及び第6図に基づいて説明する。
を第5図及び第6図に基づいて説明する。
この第2実施例においては斜板14の第1実施例にて示
した偏位線Kを通るその中央部縦断面、つまり第6図に
示す断面において、斜板14のボス部14aのフロント及び
リヤ側のスラスト受面14c,14cを角度θだけ斜板部14dの
傾斜方向に倣って傾斜させており、斜板14の中心軸線Xa
−Xaを通るボス部14aの長さWと、角度θだけ傾斜させ
たボス部14aの長さWaとを一致させている。
した偏位線Kを通るその中央部縦断面、つまり第6図に
示す断面において、斜板14のボス部14aのフロント及び
リヤ側のスラスト受面14c,14cを角度θだけ斜板部14dの
傾斜方向に倣って傾斜させており、斜板14の中心軸線Xa
−Xaを通るボス部14aの長さWと、角度θだけ傾斜させ
たボス部14aの長さWaとを一致させている。
ここで、角度θは斜板中心Oからフロント側ラジアル
ベアリング15及びリヤ側ラジアルベアリング16までの距
離をLf,Lr、駆動軸とフロント側ラジアルベアリング及
びリヤ側ラジアルベアリングとのそれそれの隙間をΔD
1,ΔD2とすると、 θ=tan-1{(ΔD1+ΔD2)/(Lf+Lr)} で決定される大きさ、即ち圧縮機運転時に生ずる駆動軸
の傾き角である。
ベアリング15及びリヤ側ラジアルベアリング16までの距
離をLf,Lr、駆動軸とフロント側ラジアルベアリング及
びリヤ側ラジアルベアリングとのそれそれの隙間をΔD
1,ΔD2とすると、 θ=tan-1{(ΔD1+ΔD2)/(Lf+Lr)} で決定される大きさ、即ち圧縮機運転時に生ずる駆動軸
の傾き角である。
この第2実施例においては、斜板14のスラスト受面14
c,14cが予め角度θだけ傾斜して形成されているので、
圧縮機の運転時に斜板14がモーメントMにより中心Oの
回りで角度θだけ傾斜した状態において、ボス部14a側
のスラスト受面14c,14cがシリンダブロック1,2側のスラ
スト受面と略平行となり、スラスト受面14c,14cが丁度
スラストベアリング15,16を全間にわたり均等な力で押
圧することになるため、スラストベアリング15,16が過
大な押圧力を受けることはなく、その耐久性が向上す
る。
c,14cが予め角度θだけ傾斜して形成されているので、
圧縮機の運転時に斜板14がモーメントMにより中心Oの
回りで角度θだけ傾斜した状態において、ボス部14a側
のスラスト受面14c,14cがシリンダブロック1,2側のスラ
スト受面と略平行となり、スラスト受面14c,14cが丁度
スラストベアリング15,16を全間にわたり均等な力で押
圧することになるため、スラストベアリング15,16が過
大な押圧力を受けることはなく、その耐久性が向上す
る。
次に、請求項3記載の発明を具体化した第3実施例を
第7図及び第8図に基づいて説明する。
第7図及び第8図に基づいて説明する。
この実施例においては第7図に示すように前記シリン
ダブロック1,2に対し斜板14の中心Oを中心とする凹状
球面1c,2cを前記軸孔1a,2aの回りに形成し、該凹状球面
1c,2cにはスラストベアリング15,16の固定レース17を支
持するスラスト受部材31,32の凸状球面31a,32aを接触し
ている。そして、圧縮反力に基づく曲げモーメントMに
より駆動軸11及び斜板14がその中心Oの回りで角度θだ
け回動した時、スラストベアリング15,16がスラスト受
部材31,32とともに回動し、両スラストベアリング15,16
に過大な押圧力が作用するのを抑制し、ベアリング15,1
6の耐久性を向上するようにしている。
ダブロック1,2に対し斜板14の中心Oを中心とする凹状
球面1c,2cを前記軸孔1a,2aの回りに形成し、該凹状球面
1c,2cにはスラストベアリング15,16の固定レース17を支
持するスラスト受部材31,32の凸状球面31a,32aを接触し
ている。そして、圧縮反力に基づく曲げモーメントMに
より駆動軸11及び斜板14がその中心Oの回りで角度θだ
け回動した時、スラストベアリング15,16がスラスト受
部材31,32とともに回動し、両スラストベアリング15,16
に過大な押圧力が作用するのを抑制し、ベアリング15,1
6の耐久性を向上するようにしている。
この第3実施例において第8図に示すように、スラス
ト受部材32(31)の凸状球面32a(31a)の曲率半径より
もシリンダブロック2(1)の凹状球面2c(1c)の曲率
半径を若干大きくすることにより、球面接触部間への冷
媒ガスの進入を促進して両部材の潤滑性を向上するよう
にしてもよい。
ト受部材32(31)の凸状球面32a(31a)の曲率半径より
もシリンダブロック2(1)の凹状球面2c(1c)の曲率
半径を若干大きくすることにより、球面接触部間への冷
媒ガスの進入を促進して両部材の潤滑性を向上するよう
にしてもよい。
次に、請求項4記載の発明を具体化した第4実施例を
第9図に基づいて説明する。
第9図に基づいて説明する。
この第4実施例においては、前述した第7図に示す第
3実施例の圧縮機において、駆動軸11及び斜板14の回動
中心O1を斜板14の中心Oからフロント側へ離隔して適正
位置、すなわち、リヤ側のラジアルベアリング13から回
動中心O1までの距離をLcとすると、このLcを Lc=ΔD2/(ΔD1+ΔD2)×(Lf+Lr) に設定している。この理由を以下に述べる。
3実施例の圧縮機において、駆動軸11及び斜板14の回動
中心O1を斜板14の中心Oからフロント側へ離隔して適正
位置、すなわち、リヤ側のラジアルベアリング13から回
動中心O1までの距離をLcとすると、このLcを Lc=ΔD2/(ΔD1+ΔD2)×(Lf+Lr) に設定している。この理由を以下に述べる。
sinθ=1/2・(ΔD1+ΔD2)/(Lf+Lr) Lc×sinθ=ΔD2/2 ∴Lc=ΔD2/(ΔD1+ΔD2)×(Lf+Lr) となるのである。
なお、通常ΔD1=ΔD2であるから、 Lc=1/2×(Lf+Lr) となる。
第3実施例においては球面の中心が斜板14の中心Oに
あるため、距離LfとLrの大きい方(本実施例ではLf)で
まずΔDが0(この場合ΔD1=0)になり、反対側はま
だ隙間がある(ΔD2>0)。従って、ΔD2=0となるた
め、従来技術よりも改良されているものの、偏荷重が発
生することになる。この偏荷重を第4実施例では解消
し、より適正な支持構造とすることができる。
あるため、距離LfとLrの大きい方(本実施例ではLf)で
まずΔDが0(この場合ΔD1=0)になり、反対側はま
だ隙間がある(ΔD2>0)。従って、ΔD2=0となるた
め、従来技術よりも改良されているものの、偏荷重が発
生することになる。この偏荷重を第4実施例では解消
し、より適正な支持構造とすることができる。
逆に、第3実施例ようにLc=Lrとしたい場合には Lr=ΔD2/(ΔD1+ΔD2)×(Lf+Lr) ∴ΔD2=ΔD1・Lr/Lf というようにフロント及びリヤ側で間隙を変えれば第4
実施例と効果が同一になる。
実施例と効果が同一になる。
なお、この発明は前記実施例に規制されるものではな
く、例えば第10図に示すように、傾斜状の切欠部14dに
代えて直角状の切欠部14dを設けたり、その他各部の構
成を任意に変更して具体化することも可能である。
く、例えば第10図に示すように、傾斜状の切欠部14dに
代えて直角状の切欠部14dを設けたり、その他各部の構
成を任意に変更して具体化することも可能である。
以上詳述したように、請求項1記載の発明は、斜板の
ボス部に形成したスラスト受面に切欠部があるため、ス
ラストベアリングに作用する押圧力を抑制して、ベアリ
ングの耐久性を向上することができる。
ボス部に形成したスラスト受面に切欠部があるため、ス
ラストベアリングに作用する押圧力を抑制して、ベアリ
ングの耐久性を向上することができる。
又、請求項2記載の発明は、圧縮機の運転動作中にお
いて斜板が圧縮反力により曲げモーメントを受けて所定
の傾き角だけ回動した時、ボス部に形成した傾斜状態の
スラスト受面がスラストベアリングに過大な局部荷重が
作用することがなく、スラストベアリングの耐久性を向
上することができる。
いて斜板が圧縮反力により曲げモーメントを受けて所定
の傾き角だけ回動した時、ボス部に形成した傾斜状態の
スラスト受面がスラストベアリングに過大な局部荷重が
作用することがなく、スラストベアリングの耐久性を向
上することができる。
又、請求項3記載の発明は、斜板が曲げモーメントを
受けて所定の傾き角だけ傾斜した場合に、斜板とスラス
トベアリングがスラスト受部材とともに一体となって回
動するので、スラストベアリングには過大な局部荷重が
作用することがなく、スラストベアリングの耐久性を向
上することができる。
受けて所定の傾き角だけ傾斜した場合に、斜板とスラス
トベアリングがスラスト受部材とともに一体となって回
動するので、スラストベアリングには過大な局部荷重が
作用することがなく、スラストベアリングの耐久性を向
上することができる。
さらに、請求項4記載の発明は、スラスト受部材の回
動中心を斜板の中心からフロント側へ離隔した適正位置
に設定したので、請求項3記載の発明と比較して斜板の
傾動時にスラストベアリング及びスラスト受部材が偏荷
重を受けることなく回動され、スラストベアリングの耐
久性をさらに向上することができる。
動中心を斜板の中心からフロント側へ離隔した適正位置
に設定したので、請求項3記載の発明と比較して斜板の
傾動時にスラストベアリング及びスラスト受部材が偏荷
重を受けることなく回動され、スラストベアリングの耐
久性をさらに向上することができる。
第1図〜第4図は請求項1記載の発明を具体化した第1
実施例を示し、第1図は斜板に形成した切欠部の形成範
囲を設定するための説明図、第2図は作用状態を説明す
るための部分拡大断面図、第3図は圧縮機全体の中央部
縦断面図、第4図は斜板の回転角と全曲げモーメントと
の関係を示すグラフ、第5図及び第6図は請求項2に記
載の発明を具体化した第2実施例を示し、第5図は斜板
の正面図、第6図は斜板を偏位線で切断した状態を示す
断面図、第7図及び第8図は請求項3記載の発明を具体
化した第3実施例を示し、第7図は圧縮機全体を示す中
央部縦断面図、第8図は要部の部分拡大断面図、第9図
は請求項4記載の発明を具体化した第4実施例の圧縮機
全体を示す中央部縦断面図、第10図はこの発明の別例を
示す部分断面図、第11図は従来の圧縮機の斜板の支持構
造を示す断面図、第12図は圧縮機の停止状態における斜
板とスラストベアリングの関係を示す部分断面図、第13
図は運転時における斜板とスラストベアリングの関係を
示す部分断面図である。 シリンダブロック1,2、軸孔1a,2a、スラスト受面1b,2
b、凹状球面1c,2c、フロント及びリヤのハウジング3,
4、斜板室9、駆動軸11、ラジアルベアリング12,13、斜
板14、ボス部14a、斜板部14b、スラスト受面14c、切欠
部14d、スラストベアリング15,16、ピストン21、スラス
ト受部材31,32、凸状球面31a,32a、理想中心軸線X−
X、駆動軸11の中心軸線Xa−Xa、駆動軸11の傾き角θ、
角度α、角度β、基線H、偏位線K、上死点Pf1,Pr1、
下死点Pf2,Pr2、距離Lf,Lr、斜板の中心O、斜板の回動
中心O1、間隙ΔD1,ΔD2、曲げモーメントM、力Fs1,F
s2、Fd。
実施例を示し、第1図は斜板に形成した切欠部の形成範
囲を設定するための説明図、第2図は作用状態を説明す
るための部分拡大断面図、第3図は圧縮機全体の中央部
縦断面図、第4図は斜板の回転角と全曲げモーメントと
の関係を示すグラフ、第5図及び第6図は請求項2に記
載の発明を具体化した第2実施例を示し、第5図は斜板
の正面図、第6図は斜板を偏位線で切断した状態を示す
断面図、第7図及び第8図は請求項3記載の発明を具体
化した第3実施例を示し、第7図は圧縮機全体を示す中
央部縦断面図、第8図は要部の部分拡大断面図、第9図
は請求項4記載の発明を具体化した第4実施例の圧縮機
全体を示す中央部縦断面図、第10図はこの発明の別例を
示す部分断面図、第11図は従来の圧縮機の斜板の支持構
造を示す断面図、第12図は圧縮機の停止状態における斜
板とスラストベアリングの関係を示す部分断面図、第13
図は運転時における斜板とスラストベアリングの関係を
示す部分断面図である。 シリンダブロック1,2、軸孔1a,2a、スラスト受面1b,2
b、凹状球面1c,2c、フロント及びリヤのハウジング3,
4、斜板室9、駆動軸11、ラジアルベアリング12,13、斜
板14、ボス部14a、斜板部14b、スラスト受面14c、切欠
部14d、スラストベアリング15,16、ピストン21、スラス
ト受部材31,32、凸状球面31a,32a、理想中心軸線X−
X、駆動軸11の中心軸線Xa−Xa、駆動軸11の傾き角θ、
角度α、角度β、基線H、偏位線K、上死点Pf1,Pr1、
下死点Pf2,Pr2、距離Lf,Lr、斜板の中心O、斜板の回動
中心O1、間隙ΔD1,ΔD2、曲げモーメントM、力Fs1,F
s2、Fd。
Claims (4)
- 【請求項1】シリンダブロックの軸孔に一対のラジアル
ベアリングを介して駆動軸を回転可能に支持し、両ラジ
アルベアリング間において駆動軸に斜板のボス部を嵌合
固定するとともに、同ボス部のフロント側及びリヤ側の
スラスト受面とシリンダブロック側のスラスト受面との
間にスラストベアリングをそれぞれ介装し、駆動軸の回
転にともなう斜板の回転によりピストンに往復運動が付
与されるようにした斜板式圧縮機において、 前記ボス部のフロント側及びリヤ側のスラスト受面の一
部に対し、前記斜板の下死点とそれぞれ対応する位置に
スラストベアリングと接触しない切欠部を形成した斜板
式圧縮機。 - 【請求項2】シリンダブロックの軸孔に一対のラジアル
ベアリングを介して駆動軸を回転可能に支持し、両ラジ
アルベアリング間において駆動軸に斜板のボス部を固定
するとともに、同ボス部のフロント側及びリヤ側のスラ
スト受面とシリンダブロック側のスラスト受面との間に
スラストベアリングをそれぞれ介装し、駆動軸の回転に
ともなう斜板の回転によりピストンに往復運動が付与さ
れるようにした斜板式圧縮機において、 前記ボス部のフロント側及びリヤ側のスラスト受面を、
駆動軸と直交する面に対し、斜板の傾斜方向に倣って傾
斜させた斜板式圧縮機。 - 【請求項3】シリンダブロックの軸孔に一対のラジアル
ベアリングを介して駆動軸を回転可能に支持し、両ラジ
アルベアリング間において駆動軸に斜板のボス部を固定
するとともに、同ボス部のフロント側及びリヤ側のスラ
スト受面とシリンダブロック側のスラスト受面との間に
スラストベアリングをそれぞれ介装し、駆動軸の回転に
ともなう斜板の回転によりピストンに往復運動が付与さ
れるようにした斜板式圧縮機において、 前記シリンダブロックのスラスト受面に対し、斜板の中
心を中心とする凹状球面を前記軸孔の回りに形成し、該
凹状球面にはスラストベアリングを支持するスラスト受
部材の凸状球面を接触させた斜板式圧縮機。 - 【請求項4】斜板の中心(O)からフロント側ラジアル
ベアリングまでの距離を(Lf)、斜板の中心(O)から
リヤ側ラジアルベアリングまでの距離を(Lr)、駆動軸
外径とフロント側ラジアルベアリング及びリヤ側ラジア
ルベアリング内径とのそれぞれの差を(ΔD1),(ΔD
2)とすると、リヤ側ラジアルベアリングから斜板の回
動中心(O1)までの距離(Lc)を、 Lc=ΔD2/(ΔD1+ΔD2)・(Lf+Lr) に設定した請求項3に記載の斜板式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2233777A JP2946696B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 斜板式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2233777A JP2946696B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 斜板式圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04112974A JPH04112974A (ja) | 1992-04-14 |
JP2946696B2 true JP2946696B2 (ja) | 1999-09-06 |
Family
ID=16960409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2233777A Expired - Lifetime JP2946696B2 (ja) | 1990-09-03 | 1990-09-03 | 斜板式圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2946696B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5528976A (en) * | 1993-11-24 | 1996-06-25 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Swash plate type compressor with bearing assembly |
KR100748140B1 (ko) * | 2001-06-30 | 2007-08-09 | 한라공조주식회사 | 가변용량 사판식 압축기의 구동축 지지용 스러스트 베어링지지구조 |
JP6390655B2 (ja) * | 2016-03-31 | 2018-09-19 | 株式会社豊田自動織機 | 両頭斜板式圧縮機、および斜板と回転軸との固定方法 |
-
1990
- 1990-09-03 JP JP2233777A patent/JP2946696B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04112974A (ja) | 1992-04-14 |
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