JP2946543B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [概要] TiN膜形成工程を有する半導体装置の製造方法に関
し、 パーティクルが少なく、膜厚を制御できるTiNの形成
方法を提供することを目的とし、 必要により第2のTi膜をSi基板上に形成し、その後Ti
N生成量以下のNを含有する第1のTi膜を形成し、次に
N含有雰囲気中でアニールを行い、N含有の第2のTi膜
をTiNに変換するように構成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、半導体装置の製造方法に関するものであ
り、さらに詳しく述べるならばTiN膜成膜工程を有する
半導体装置の製造方法に関するものである。
近年、ICのLSI化に伴い電気的コンタクトの耐熱性が
要求されている。このためTiNがコンタクト部のバリヤ
メタルとして提供されている(「VLSI製造技術」日経BP
社、平成1年1月14日発行、第171頁)。
[従来の技術] TiNの形成方法としては、TiターゲットをN雰囲気中
でスパッタするリアクティブスパッタ法が知られている
が、この方法ではTiとNがスパッタチャンバーで反応
し、サブミクロンのパーテイクルの原因になり易いとい
う問題がある。また、Si基板上にTiをスパッタし、Ti膜
をN雰囲気中で熱処理するTiN形成法も知られている
が、熱処理中にTiNと同時に形成されるTiSi2はSi基板の
表面状態に敏感であるため、波状になったりし、層の厚
さを制御することが難しい。
[発明が解決しようとする課題] このため、パーティクルを少なくして歩留まりや素子
の信頼性を高めるとともに、膜厚制御ができバリヤメタ
ルとしての性能がすぐれたTiNを形成する必要がある。
従来、Tiをスパッタした後、例えばNH3ガス雰囲気中
で熱処理を行う際、ランプアニールを行うことによりTi
N形成を短時間で完了し、パーティクル発生を抑えるこ
とが試みられた。ところが、Tiの下層がSiである場合、
ランプアニール中にもTiとSiが反応することは避けられ
ず、この際TiSi2形成速度はAs,P,Bなどの不純物の種類
によって影響される(B>P>Asの順にTiSi2形成速度
大)ために、必然的にn+コンタクト部とP+コンタクト部
でTiNの膜厚が異なることになる。
従って従来のTiN形成方法ではTiNの膜厚が十分に得ら
れず、バリヤ性を失うといった欠点を生じていた。
本発明はパーティクルが少なく、膜厚を制御できるTi
Nの形成方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の第一は、TiN膜をSi基板上に有する半導体装
置の製造方法において、TiN生成量以下のNを含有する
第1のTi膜を形成し、次に、N2またはNH3を含有する不
活性ガス雰囲気中でアニールを行い、前記第1のTi膜を
等量のTiNに変換する半導体装置の製造方法であり、 本発明の第二は、TiN膜をSi基板上に有する半導体装
置の製造方法において、Nを含まないTiからなる第2の
Ti膜をSi基板上に形成し、該第2のTi膜の上にTiN生成
量以下のNを含有する第1のTi膜を形成し、次に、N2
たはNH3を含有する不活性ガス雰囲気中でアニールを行
い、該第1のTi膜を等量のTiN膜に、該第2のTi膜をTiS
i2膜にそれぞれ変換する半導体装置の製造方法である。
第一の発明において、約5atm%以下、好ましくは1〜
5atm%のN2および/またはNH3を含有する不活性ガス雰
囲気中でスパッタを行う方法や、第2のTi膜を堆積し、
Nをイオン注入する方法などにより、TiN生成量以下の
Nを含有する第1のTi膜を例えば500〜200Åの厚みに形
成し、続いてN2,NH3などのN源を含有する雰囲気で、好
ましくは600〜700℃の温度で前述のTi膜を窒化し、等量
のTiN膜に変えることにより所望のバリヤメタルを得
る。
第二の発明は、TiNバリヤメタルの下にTiSi2を敷く必
要があるトランジスタのソースやドレーンに適用され、
まず、Ti膜、すなわちNを含まないTiからなる第2のTi
膜を好ましくは100〜500Åの厚みに形成後、第一の発明
のプロセスを行うものである。この後段のプロセスにお
いてTi膜がSi基板と反応してTiSi2膜に変換される。
[作用] 本発明により、先ず形成されるTi膜のなかにあらかじ
めNが数原子%含まれている。しかし、この含有量はTi
N生成量以下であり、このような少量のNを含有するTi
(以下、N含有Tiという)は半導体デバイスの製造プロ
セスの温度(約700℃)で、Siと反応しないため、Ti膜
とSi基板が接触していても界面にTiSixは形成されな
い。また、N含有Tiはスパッタで形成しても、TiNの生
成はスパッタチャンバー中で起こらないからパーティク
ルの発生は非常に少ない。
次に、TiNを形成するためには、N含有雰囲気中での
加熱を行うことにより、N含有Tiを窒化してTiNを生成
させる。このTiN生成中にもN含有TiはSiと反応しない
ために、TiSixは形成されない。
したがって、最終的に生成されるTiNは均一な膜厚を
有することになる。またTiNの膜厚は、N含有TiをN含
有雰囲気中で加熱する時間によって制御され、バリアメ
タル層の一部がTiSixに変換することがないからTiSix
成に消費されたTiの分だけTiNを生成しなくなることが
避けられるので、TiNの膜厚制御精度が高い。
第二の発明においては、積極的にTiSi2を生成させる
が、そのためにNを含まないTiからなる第2のTi膜を設
けているので、バリヤメタル層がTiSi2形成に消耗され
て、バリヤメタル層の膜厚が不均一になることはない。
以下、実施例および比較例により本発明をさらに詳し
く説明する。
[実施例] 比較例 1 第2図(イ)〜(ハ)は従来法によりバリアメタルを
形成した比較例を示す。図中、1はSi基板、1aはB+拡散
層、2はSiO2膜、3はTi膜、4はTiN膜、5a,5bはTiS
i2、6はAl配線である。
通常の方法でB+拡散層1aを形成後SiO2膜2の堆積、90
0℃での活性化アニール、コンタクト窓開口を順次行っ
た後、スパッタにより厚みが900ÅのTi膜3を形成した
(第2図(イ))。その後、NH3ガス雰囲気中、680℃で
ランプアニール(RTA)してTi膜3をTiN化し、TiN膜4
(厚み300Å)を形成したところ、その下部では、TiとS
iの反応により、Ti膜3の下部がTiSi2(5a)となり、ま
たB+拡散層1aの上部がTiSi2(5b)となった。続いてAl
を厚み1.0μmに蒸着し、パターンニングし、450℃でア
ニールしたところ、コンタクト部のいくつかでは第2図
(ハ)中で6aで示すようにスパイクが発生した。
実施例 1 第2図(イ)を参照して説明したコンタクト窓開口ま
でを行った後、95atm%Ar,5atm%N2混合ガス雰囲気中で
2.0kwのパワーの条件でスパッタによりN含有の第1のT
i膜7(第1図)を厚み1000Åまで堆積した。続いて、N
H3ガス中680℃で、60sec時間ランプ加熱(RTA)し、N
含有の第1のTi膜7を窒化して全体を等量のTiN膜4
(第1図(ロ))に変えたが、窒化中にTiSi2はSi基板
1の界面に生成されなかった。その後、第1図(ハ)に
示すように1%Si−Alを蒸着により堆積し、配線として
パターンニングし、450℃でアニールした。
実施例 2 第2図(イ)を参照して説明したコンタクト窓開口ま
でを行った後、Nを含まないTiからなる第2のTi膜3
(第3図(イ)の厚み200Åに形成し、実施例1と同様
の条件でスパッタによりN含有の第1のTi膜7を厚み10
00Åまで堆積した。続いて、実施例1と同様の条件でラ
ンプ加熱(RTA)し、N含有の第1のTi膜7を窒化して
全体を等量のTiN膜4(第3図(ロ))に変えたが、窒
化中にTiSi2(5a,5b)がSi基板1の界面に生成された。
その後、第1図(ハ)に示すように1%Si−Alを蒸着に
より堆積し、配線としてパターンニングし、450℃でア
ニールした。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明によれば、パーティクルの
発生量を抑え、かつ、膜厚が制御できるTiNを形成する
ことができ、バリヤメタルとして寄与するところが大き
い。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は本発明によるN含有の第1のTi膜形成工
程の説明図、 第1図(ロ)はN含有の第1のTi膜を窒化して等量のTi
Nに変換する工程の説明図、 第1図(ハ)はAl配線形成工程の説明図、 第2図(イ)は従来法によるTi膜形成工程の説明図、 第2図(ロ)はランプアニール工程の説明図、 第2図(ハ)はAl配線形成工程の説明図、 第3図(イ)は本発明によるNを含まないTiからなる第
2のTi膜とN含有の第1のTi膜形成工程の説明図、 第3図(ロ)は窒化とTiSi2生成工程の説明図である。 1a……B+拡散層、2……SiO2膜、3……Ti膜、4……等
量のTiN膜、5a,5b……TiSi2、6……Al配線、7……N
含有の第1のTi膜

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】TiN膜をSi基板上に有する半導体装置の製
    造方法において、 TiN生成量以下のNを含有する第1のTi膜を形成し、次
    に、N2またはNH3を含有する不活性ガス雰囲気中でアニ
    ールを行い、前記第1のTi膜を等量のTiN膜に変換する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】TiN膜をSi基板上に有する半導体装置の製
    造方法において、 Tiからなる第2のTi膜をSi基板上に形成し、該第2のTi
    膜の上にTiN生成量以下のNを含有する第1のTi膜を形
    成し、次に、N2またはNH3を含有する不活性ガス雰囲気
    中でアニールを行い、該第1のTi膜を等量のTiN膜に、
    該第2のTi膜をTiSi2膜にそれぞれ変換することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
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