JP2946179B2 - 乾式プレス成形におけるラバー金型 - Google Patents

乾式プレス成形におけるラバー金型

Info

Publication number
JP2946179B2
JP2946179B2 JP25449894A JP25449894A JP2946179B2 JP 2946179 B2 JP2946179 B2 JP 2946179B2 JP 25449894 A JP25449894 A JP 25449894A JP 25449894 A JP25449894 A JP 25449894A JP 2946179 B2 JP2946179 B2 JP 2946179B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber layer
molding
rubber
mold
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25449894A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0890541A (ja
Inventor
節治 中山
一秋 谷川
克久 福本
裕一 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Inax Corp filed Critical Inax Corp
Priority to JP25449894A priority Critical patent/JP2946179B2/ja
Publication of JPH0890541A publication Critical patent/JPH0890541A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2946179B2 publication Critical patent/JP2946179B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイルを乾式プレス
により成形する場合のラバー金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のタイルを乾式プレスによ
り成形する場合の上金型1は、図4に示すように、金型
1の成形面に図示のように凹部2を凹設して、同凹部2
に所定の厚さでラバー硬度例えば95度以下で加圧変形
性を有するラバー3(生ゴム、合成ゴムを含む)を重着
することで、図5に示すように、成形枠の下型(図示せ
ず)に例えば不整粒子の坏土4を投入して上金型1を降
下して加圧成形すると、図示のように、このラバー3に
よる成形面3aはその不整粒子の坏土4に倣った状態で
弾性変形され、所定の圧力で加圧した後、上金型1を上
動すると、図6に示すように、弾性変形された部分のラ
バー3は弾性復元されて、この復元力により成形面3a
に付着した微粒子の坏土4は払い落とされるように構成
され、成形面3aに坏土4の微粒子の型ヒツキが生じな
いように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のラバー3を重着した上金型1により不整粒子の坏土
4を加圧成形した場合、ラバー3の成形面3aが不整粒
子の坏土4の大きな粒子4aにより弾性変形して、同大
きな粒子4aを押込み成形することができず、結果、こ
の大きな粒子4aが成形素地の表面より突出して凹凸模
様となる。したがって、凹凸模様のタイルであればよい
が、内装陶器質タイルのように表面の平滑を必要とする
タイルを製造するには問題があった。また、このため、
ラバー3のラバー硬度を例えば98度以上にすると、加
圧成形時の変形が極めて少なくなり、成形素地の表面の
平滑性は金属金型のものとほぼ同様になるが、逆に成形
面3aへの坏土4の型ヒツキが生じ易くなる問題点があ
った。
【0004】本発明は、上記従来の問題点を解決すべく
なされたもので、成形生地の平滑性はもとより型ヒツキ
を防止することのできるラバー金型を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術課題
を解決するため、不整粒子の坏土を平滑状の成形面の成
形素地に加圧成形する乾式プレス成形におけるラバー金
型であって、成形金型の底部に軟質のラバー層と成形面
側に硬質のラバー層とからなる複数のラバー層を形成す
る構成とした乾式プレス成形におけるラバー金型であ
る。
【0006】
【作用】上記構成としたことにより、軟質ラバー層のジ
ャンピング作用により成形素地の成形面を平滑に成形す
ることができ、かつ型成形面への型ヒツキを防止するこ
とができる。
【0007】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1は成形金型11の一部端面図を示すも
ので、この金型11の成形面側には従来と同様に所定の
深さの凹部12が形成され、同凹部12には複数層のラ
バー層13が形成されている。なお、本例では2層の場
合を例示した。
【0008】このラバー層13は、成形金型11の凹部
12の底部に取付けられる軟質ラバー層14と、その外
側の成型面となる硬質ラバー層15との2層とから構成
されており、ともに合成ゴムあるいは生ゴムより成形さ
れ、この軟質ラバー層14は例えばラバー硬度が95度
以下で0.5〜1mm程度の厚さに形成され、また、硬質
ラバー層15はラバー硬度が98度〜110度で0.3
〜0.8mm程度の厚さに形成されている。
【0009】このようなラバー層13を有する成型金型
11により不整粒子の坏土4を加圧成形すると、図2に
示すように、軟質ラバー層14および硬質ラバー層15
はそれぞれ弾性圧縮されるとともに、坏土4も加圧成形
される。
【0010】この加圧成形された状態で図2に示すよう
に、坏土4に含まれた大きな粒子4aは加圧されて押し
込まれ、成形素地の面Sはほぼ平滑状にあるものの、こ
の大きな粒子4aに当接する硬質ラバー層15の成型面
15aはそれぞれ若干の弾性変形を受けた状態にある。
この状態より成形金型11が上動されていくと、先ず軟
質ラバー層14が弾性復元されていく。この軟質ラバー
層14の弾性復元過程では硬質ラバー層15の成型面1
5aは成形素地の面Sに接した状態にある。
【0011】この軟質ラバー層14の復元力p1 は硬質
ラバー層15に作用しており、この軟質ラバー層14が
その所定の復元位置に達すると硬質ラバー層15が復元
されるとともに、さらに、この復元力に加えて大きな粒
子4aにより弾性変形を受けた部分が復元され、この復
元力p2 と軟質ラバー層14の復元力p1 との和が大き
な粒子4aに作用して、この粒子4aを成形素地へ押し
込むように作用するとともに、他の成形面15aは弾性
復元しながら成形素地の面Sより離反され、軟質ラバー
層14の完全復元と同時に硬質ラバー層15の大きな粒
子4aと接した部分が離反されて成形素地の面Sは平滑
に成形される。
【0012】このように成形金型11に軟質ラバー層1
4と硬質ラバー層15とからなる複層のラバー層13を
形成する構成としたものであるから、この成形金型11
により、坏土4を加圧成形する過程では両ラバー層1
4,15はそれぞれ弾性圧縮されて成形素地の面Sをほ
ぼ平滑状に成形することができるとともに、この加圧し
た状態で硬質ラバー層15の成形面15aは大きな粒子
4aにより若干の変形を受けるものの、この成形金型1
1の上動過程において、軟質ラバー層14の復元作用
(ジャンピング作用)により硬質ラバー層15は成形素
地の面Sを平滑状に押圧維持し、かつ軟質ラバー層14
の復元力p1 と大きな粒子4aの変形部分の復元力p2
とにより大きな粒子4aを押し込み、これにより成形素
地の面Sの平滑度を得ることができるとともに、この軟
質ラバー層14のジャンピング作用と硬質ラバー層15
の復元力、さらには、大きい粒子4aによる変形部分の
弾性復元作用により硬質ラバー層15の成形面15aの
坏土4は払い落とされ、成形面15aへの坏土4の微粒
子の型ヒツキが防止され、不整粒子の坏土4を良好に加
圧成形することができる。なお、上記実施例では軟質ラ
バー層14と硬質ラバー層15との2層のラバー層13
を例示したが、これに限定するものではなく、例えば、
軟質ラバー層14をラバー硬度の異なる複数層とする構
成としても良い。
【0013】
【発明の効果】本発明は、上記したように成形金型に、
軟質ラバー層と成形面となる硬質ラバー層とにより複層
のラバー層を形成する構成としたものであるから、この
成形金型により、坏土を加圧成形する過程では、両ラバ
ー層はそれぞれ弾性圧縮されて成形素地の面をほぼ平滑
状に成形することができるとともに、この加圧した状態
で硬質ラバー層の成形面は大きな粒子により若干の変形
を受けるものの、この成形金型の上動過程において、軟
質ラバー層の復元作用(ジャンピング作用)により硬質
ラバー層は成形素地の面を平滑状に押圧維持し、かつ軟
質ラバー層の復元力と硬質ラバー層の大きな粒子の変形
部分の復元力とにより大きな粒子を押し込み、これによ
り成形素地の面の平滑度を得ることができるとともに、
この軟質ラバー層のジャンピング作用と硬質ラバー層の
復元力、さらには、大きい粒子による変形部分の弾性復
元作用により硬質ラバー層の型ヒツキが防止され、不整
粒子の坏土を良好に加圧成形することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラバー金型の一部断面図である。
【図2】ラバー金型による加圧の説明図である。
【図3】ラバー金型の上動による各ラバー層の作用説明
図である。
【図4】従来のラバー金型の断面図である。
【図5】従来のラバー金型による加圧の説明図である。
【図6】従来のラバー金型の上動によるラバー層の作用
説明図である。
【符号の説明】
4 不整粒度の坏土 4a 大きな粒子 11 成形金型 12 凹部 13 ラバー層 14 軟質ラバー層 15 硬質ラバー層 15a 成形面 p1 軟質ラバー層の復元力(ジャンピング作用) p2 硬質ラバー層の大きな粒子による変形部分の復元
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福本 克久 愛知県常滑市鯉江本町5丁目1番地 株 式会社イナックス内 (72)発明者 平林 裕一 愛知県小牧市大字間々原新田字下芳池 310 株式会社片山製作所内 (56)参考文献 実開 平2−80406(JP,U) 実開 平2−80405(JP,U) 実開 平1−171610(JP,U) 実開 平6−63306(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28B 7/00 B28B 3/00 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不整粒子の坏土を平滑状の成形面の成形
    素地に加圧成形する乾式プレス成形におけるラバー金型
    であって、成形金型の底部に軟質のラバー層と成形面側
    に硬質のラバー層とからなる複数のラバー層を形成する
    構成とした乾式プレス成形におけるラバー金型。
JP25449894A 1994-09-21 1994-09-21 乾式プレス成形におけるラバー金型 Expired - Fee Related JP2946179B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25449894A JP2946179B2 (ja) 1994-09-21 1994-09-21 乾式プレス成形におけるラバー金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25449894A JP2946179B2 (ja) 1994-09-21 1994-09-21 乾式プレス成形におけるラバー金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0890541A JPH0890541A (ja) 1996-04-09
JP2946179B2 true JP2946179B2 (ja) 1999-09-06

Family

ID=17265895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25449894A Expired - Fee Related JP2946179B2 (ja) 1994-09-21 1994-09-21 乾式プレス成形におけるラバー金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2946179B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0890541A (ja) 1996-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2946179B2 (ja) 乾式プレス成形におけるラバー金型
EP0556163B1 (en) A die for ceramic tiles
CN110883935A (zh) 一种陶瓷旋转靶材的等静压成型模具及方法
US3705248A (en) Molding of powdered or granular material
HUP0100685A2 (hu) Eljárás mosószertabletták előállítására, ennek során elasztomerréteg alkalmazása, valamint mosószertabletták
US5896124A (en) Cleaning trackball for a computer pointing device
JP4060178B2 (ja) タイル成型用金型
JPH0737603U (ja) レリーフ模様付きタイル用成形型
JP3478277B2 (ja) 成形方法
JP3976378B2 (ja) レンガ調タイルの製造方法
JPH072019U (ja) 押釦スイッチ用カバー部材成形用金型
JPS6323122Y2 (ja)
CN1149942C (zh) 薄扣及其制造方法
JPH0957726A (ja) 均一充填成形型
JPS633772Y2 (ja)
CN2463156Y (zh) 一种瓷砖背纹模具
JP4563543B2 (ja) タイルの成形金型
JPH07172959A (ja) 象嵌セラミックタイルの製造方法
JPH08142027A (ja) 成形用金型
JP2578306Y2 (ja) タイルの乾式プレス型
JPH05154814A (ja) タイル素材成形用の金型
JPH025975Y2 (ja)
JP2949359B2 (ja) 粉末ゴム組成物の成型硬化用金型及び成型硬化用金型を使用して粉末ゴム組成物のブロックを製造する方法
JPH09141628A (ja) タイル成形装置
JPH0235384Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990511

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees