JP2946027B2 - 工事現場交通規制用コーン - Google Patents

工事現場交通規制用コーン

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JP2946027B2 JP19053696A JP19053696A JP2946027B2 JP 2946027 B2 JP2946027 B2 JP 2946027B2 JP 19053696 A JP19053696 A JP 19053696A JP 19053696 A JP19053696 A JP 19053696A JP 2946027 B2 JP2946027 B2 JP 2946027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工事現場において交
通を規制するため地面に設置されるコーンに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】工事現場において交通
を規制するため地面に設置されるコーンは、従来プラス
チック材料を用い一体成形したものが用いられている。
しかし、これらプラスチック製のコーンは単価が高い上
に不燃性であるため廃棄処分にすると産業廃棄物として
も問題がある。また、プラスチック製コーンでは折り畳
みができず、コーンの運搬および保管に不便である。
【0003】本発明は従来のプラスチック製コーンの前
記のごとき問題点を解決すべくなされたものであって、
折り畳み可能であって、可燃性で焼却処分が可能な工事
現場交通規制用コーンを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の工事
現場交通規制用コーンは、折込み可能で可燃性のシート
状材料を用い頂角が鋭角である少なくとも3個の2等辺
3角形の等辺を共有して接続させると共に両端の2等辺
3角形の何れか一方の等辺に接合片を設けた形状に裁断
し、接続させた前記各2等辺3角形の各等辺に外側へ折
り曲げ可能な折り線を加工し、前記各2等辺3角形の各
等辺を外側に折り曲げかつ前記接合片を反対側の端にあ
る前記2等辺3角形の等辺に接合することにより偏平に
折り畳み可能な多角錐を形成し、前記多角錐を折り畳ん
だ際に相対向する2個の前記2等辺3角形の底辺内面に
両端が接合されると共に外側に折り曲げ可能であって前
記多角錐が組み立てられた際に折り曲げ線が前記多角錐
の接地面に当接し側面が前記多角錐の内面に当接する底
板を取り付けたことを要旨とする。
【0005】本発明の請求項2の工事現場交通規制用コ
ーンは、請求項1の発明において、前記底板は前記多角
錐の底面より幅が広く前記底板の展開長より長い板材か
ら切り出したものであって、前記板材を長手方向にのみ
切断し周縁部と連結した状態で底板を切り出し、前記多
角錐を組み立てた際に前記周縁部が安定板となるように
前記底板との連結部に折り線を設けると共に前記周縁部
を切り詰めて接合したことを要旨とする。
【0006】本発明の請求項3の工事現場交通規制用コ
ーンは、折込み可能で可燃性のシート状材料を用い頂角
が鋭角である少なくとも3個の2等辺3角形の等辺を共
有して接続させ両端の前記2等辺3角形の何れかの一方
の等辺に接合片を取り付け、接続させた前記各2等辺3
角形の各等辺に外側へ折り曲げ可能な折り線を加工し、
前記各2等辺3角形の各等辺を外側に折り曲げかつ前記
接合片を反対側の端にある前記2等辺3角形の等辺に接
合することにより偏平に折り畳み可能な多角錐を形成
し、前記多角錐の底面から挿入され外周に挿入深さの幅
の内接片を有し前記多角錐に内接する底板を前記内接片
の一つを介して前記2等辺3角形の何れかの底辺に接合
し、前記内接片を接合した前記2等辺3角形に対向する
前記2等辺3角形の底辺に内接する内接片を把持する把
持片を取り付けたことを要旨とする。
【0007】請求項4の工事現場交通規制用コーンは、
請求項3の発明において、前記2等辺3角形が奇数個の
場合は内接片または把持片を取り付けない前記2等辺3
角形の何れか1個に頂角を通る線で2つに折り畳むこと
ができる折り畳み線を加工したことを要旨とする。請求
項5の工事現場交通規制用コーンは、請求項1乃至請求
項4のいずれかに記載の工事現場交通規制用コーン。請
求項3に記載の工事現において、前記折込み可能で可燃
性のシート状材料が防水加工した厚紙であることを要旨
とする。
【0008】請求項6の工事現場交通規制用コーンは、
折込み可能で可燃性のシート状材料を用い頂角が鋭角で
ある少なくとも3個の2等辺3角形の等辺を共有して接
続させると共に両端の2等辺3角形の何れか一方の等辺
に接合片を設けた形状に裁断し、接続させた前記各2等
辺3角形の各等辺に外側へ折り曲げ可能な折り線を加工
し、前記各2等辺3角形の各等辺を外側に折り曲げかつ
前記接合片を反対側の端にある前記2等辺3角形の等辺
に接合することにより偏平に折り畳み可能な多角錐を形
成し、前記多角錐を折り畳んだ際に相対向する2個の前
記2等辺3角形の底辺に外側に折り畳み可能な安定板を
延設し、中央に外側への折り曲げ線を有し前記多角錐の
底面を横断する底板の両端を前記安定板に固着したこと
を要旨とする。
【0009】請求項7の発明は請求項6に記載の工事現
場交通規制用コーンにおいて、前記安定板の先端にさら
に折り返し片を延設したことを要旨とする。請求項8の
発明は請求項7の発明において、前記折り返し片の先端
にさらに内接片を延設し前記内接片を前記2等辺3角形
の底辺部に接合したことを要旨とする。請求項9の記載
の工事現場交通規制用コーンは、請求項6乃至請請求項
8の発明において、前記安定板を設けなかった前記2等
辺3角形の各底辺に内接片を延設し前記内接片を前記各
2等辺3角形の底辺部に接合したことを要旨とする。
【0010】本発明の請求項10の工事現場交通規制用
コーンは、折込み可能で可燃性のシート状材料を用い頂
角が鋭角であり底辺に折り込み片を有する少なくとも3
個の2等辺3角形の等辺を共有して接続させると共に両
端の2等辺3角形の何れか一方の等辺に接合片を設けた
形状に裁断し、接続させた前記各2等辺3角形の各等辺
に外側へ折り曲げ可能な折り線を加工し、前記各2等辺
3角形の各等辺を外側に折り曲げかつ前記接合片を反対
側の端にある前記2等辺3角形の等辺に接合すると共に
前記折り込み片を内側に折り込むことにより偏平に折り
畳み可能な多角錐を形成し、前記多角錐を折り畳んだ際
に相対向する2個の前記2等辺3角形の底辺と前記折込
み片との間に重し係止部材を狭持せしめたことを要旨と
する。
【0011】本発明の請求項1の工事現場交通規制用コ
ーンは、折込み可能で可燃性のシート状材料を用い頂角
が鋭角である少なくとも3個の2等辺3角形の等辺を共
有させて接続させると共に両端の2等辺3角形の何れか
一方の等辺に接合片を設けた形状に裁断し、接続させた
前記各2等辺3角形の各等辺に外側へ折り曲げ可能な折
り線を加工したので、前記各2等辺3角形の各等辺を外
側に折り曲げかつ前記接合片を反対側の端にある前記2
等辺3角形の等辺に接合することにより多角錐を形成す
ることができ、必要に応じ前記2等辺3角形の何れか1
個または前記2等辺3角形を角錐状に組み立てたときに
相対向することになる何れか2個に頂角を通る線で2つ
に折り畳むことができる折り畳み線を加工することによ
り、形成した多角錐を偏平に折り畳むことができる。
【0012】また、底板は前記多角錐を折り畳んだ際に
相対向する2個の前記2等辺3角形の底辺内面に両端が
接合されると共に外側に折り曲げ可能であるので、底板
を取り付けた状態で多角錐を折り畳むことができる。さ
らに底板は前記多角錐が組み立てられた際に折り曲げ線
が前記多角錐の接地面に当接し側面が前記多角錐の内面
に当接するので、多角錐の変形が防止されると共に、折
り線を加工した2等辺3角形が多角錐の内側へ折り曲げ
られるのが防止される。
【0013】本発明の請求項2の工事現場交通規制用コ
ーンは、底板には多角錐の底面より幅が広くかつ底板の
展開長より長い板材を用い、この板材を長手方向にのみ
切断し周縁部と連結した状態で底板を切り出し、多角錐
を組み立てた際に周縁部が安定板となるように底板との
連結部に折り線を設けると共に周縁部を切り詰めて接合
したので、底板の折り曲げ線を地面に押し当て折り畳ま
れた多角錐の底辺を地面に接地させることにより、多角
錐のコーンが組み立てられ底板の側面が前記多角錐の内
面に当接するので、多角錐の変形が防止されると共に、
底板に接続された安定板が組み立てられた多角錐の底面
外周に展開される。組み立てられたコーンに環状重しを
外嵌し安定板を押さえることにより、コーンを確実に地
面に固定することが出来る。
【0014】本発明の請求項3の工事現場交通規制用コ
ーンは、折込み可能で可燃性のシート状材料を用い頂角
が鋭角である少なくとも3個の2等辺3角形の等辺同士
を接続させ両端の前記2等辺3角形の何れかの一方の等
辺に接合片を取り付け、接続させた前記各2等辺3角形
の各等辺に外側へ折り曲げ可能な折り線を加工したの
で、前記各2等辺3角形の各等辺を外側に折り曲げかつ
前記接合片を反対側の端にある前記2等辺3角形の等辺
に接合することにより多角錐を形成できる。この多角錐
は2等辺3角形が偶数の場合はそのまま偏平に折り畳み
可能であり、前記2等辺3角形が奇数個の場合は内接片
または把持片を取り付けない前記2等辺3角形の何れか
1個に頂角を通る線で2つに折り畳むことができる折り
畳み線を加工したので、多角錐を偏平に折り畳むことが
できる。
【0015】また、前記多角錐の底面から挿入され外周
に挿入深さの幅の内接片を有し前記多角錐に内接する底
板を前記内接片の一つを介して前記2等辺3角形の何れ
かの底辺に接合し、前記内接片を接合したので、多角錐
の底面から内接片を折り込んで底板を挿入することによ
り、多角錐は底板と内接片により内面か支承され、多角
錐の変形が防止されると共に、折り線を加工した2等辺
3角形が多角錐の内側へ折り曲げられるのが防止され
る。
【0016】本発明の請求項6の工事現場交通規制用コ
ーンは、前記多角錐を折り畳んだ際に相対向する2個の
前記2等辺3角形の底辺に外側に折り畳み可能な安定板
を延設し、中央に外側への折り曲げ線を有し前記多角錐
の底面を横断する底板の両端を安定板に固着したので、
底板の折り曲げ線を地面に押し当て折り畳まれた多角錐
の底辺を地面に接地させることにより、多角錐のコーン
が組み立てられ、底板の両端の安定板が多角錐の底面外
周に展開される。組み立てられたコーンに環状重しを外
嵌し安定板を押さえることにより、コーンを確実に地面
に固定することが出来る。
【0017】安定板の先端にさらに折り返し片を延設す
ることにより、また折り返し片の先端にさらに内接片を
延設し前記内接片を前記2等辺3角形の底辺部に接合す
ることにより、安定板と多角錐の接合部を補強すること
ができる。さらに、安定板を設けなかった前記2等辺3
角形の各底辺に内接片を延設し前記内接片を前記各2等
辺3角形の底辺部に接合することにより、コーン自体を
補強することができる。
【0018】本発明の請求項10の工事現場交通規制用
コーンは、底辺に折り込み片を有するので、偏平に折り
畳み可能な多角錐が形成された際に、折り込み片を内側
に折り込むことにより、多角錐の接地面が補強されると
共に接地面からの水の浸入が防止される。また、前記多
角錐を折り畳んだ際に相対向する2個の前記2等辺3角
形の底辺と前記折込み片との間に重し係止部材を狭持せ
しめたことにより、多角錐に外嵌する錘を被せれば、係
止部材が錘に係止され、多角錐が地面に固定される。さ
らに、錘を外せば多数の多角錐を組み立てたままで、積
み重ねて保管することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下図面に
従って説明する。図1は請求項1の発明の一実施の形態
の一部を切断した斜視図、図2は図1の4角錐の展開
図、図3は図1の底板の展開図、図4は図1のA−A線
における断面図、図5は図1のコーンを折り畳んだ状態
の正面図である。
【0020】図1に示すようにコーン10は4角錐であ
って、防水加工した厚紙を図2に示す展開図のように切
断した型紙12を折り曲げて形成される。すなわち、図
2の型紙12は頂角が鋭角である4個の2等辺3角形1
4a、14b、14c、14dの等辺16b、16c、
16dを共有させて連結して扇形とし、端にある2等辺
3角形14dの等辺16eに接合片18を接続し、等辺
16b、16c、16d、16eに外側へ折り曲げ可能
な折り線を加工し、各2等辺3角形の等辺16b、16
c、16d、16eを外側へ折り曲げ、接合片18を反
対側の端にある2等辺3角形14aの等辺16aに接合
することにより4角錐が形成されている。
【0021】図2の展開図に示すように型紙12を4角
錐に組み立てたときに相対向する面となる2つの2等辺
3角形14aおよび14cには、頂角を通り底辺を2等
分し2等辺3角形14aおよび14cを2つに折り畳む
折り畳み線20aおよび20cが加工され、コーン10
は図5に示すように偏平に折り畳むことができる。
【0022】底板22は図3の展開図に示すように両端
に内接片24を有する6角形の板であって、両端の内接
片24は、図1の斜視図および図4の断面図に示すよう
に、折り畳み線を設けなかった2等辺3角形14bおよ
び14dに先端部24aと底辺が揃うようにして接着さ
れる。
【0023】また、底板22の内接片24側の両端には
両端折り曲げ線26が加工され、底板22の両端は下方
に折り曲げられ、中心部を横断するように中心折り曲げ
線28が加工され、底板22は逆へ字状に折り曲げられ
る。コーン10が組み立てられた状態では、図1の斜視
図および図4の断面図に示すように、逆へ字状に折り曲
げられた底板22の中心折り曲げ線28は、コーン10
の接地面30に当接すると共に、底板22の側面22a
は2等辺3角形14aおよび14cに内接するようにな
っている。
【0024】組み立てられたコーン10の根元には、環
状重し32が外嵌されるので、コーン10が外側に膨ら
むことがなく、また2等辺3角形14bおよび14dは
底板22の両端および内接片24により内側を支えられ
ており、2等辺3角形12aおよび14cは底板22の
側面22aにより内側を支えられているので、コーン1
0は内側に凹むことがない。
【0025】コーン10を折り畳むにはコーン10を接
地面から持ち上げ、図5に示すように折り畳み線を設け
なかった2等辺3角形14bおよび14dを引き寄せて
接触させ、他の2等辺3角形14aおよび14cを畳み
線20aおよび20cで2つに折り畳むと共に、底板2
2を外側へ折り出す。
【0026】図6は請求項3の発明の一実施の形態の一
部を切断した斜視図、図7は図6の4角錐の展開図、図
8は図6の底板の展開図、図9は図6のB−B線におけ
る断面図、図10は図6のコーンを折り畳んだ状態の正
面図である。
【0027】図6に示すようにコーン10は4角錐であ
って、防水加工した厚紙を図7に示す展開図のように切
断した型紙12を折り曲げて形成される。すなわち、図
2の型紙12は頂角が鋭角である4個の2等辺3角形1
4a、14b、14c、14dの等辺16b、16c、
16dを共有させて連結して扇形とし、端にある2等辺
3角形14dの等辺16eに接合片18を接続し、等辺
16b、16c、16d、16eに外側へ折り曲げ可能
な折り線を加工し、各2等辺3角形の等辺16b、16
c、16d、16eを外側へ折り曲げ、接合片18を反
対側の端にある2等辺3角形14aの等辺16aに接合
することにより4角錐が形成されている。
【0028】図7の展開図に示すように型紙12を4角
錐に組み立てたときに相対向する面となる2つの2等辺
3角形14aの底辺には底板22の内接片24cを包み
込んで把持する把持片34が接続され、14cの底辺に
は底板22が内接片の一つ24aを介して接続されてい
る。なお、底板22は四周に接続した内接片24a、2
4b、24c、24dと共に4角錐の底から内接片24
の高さだけ挿入され、4角錐の内面に嵌着される板であ
って、図7に示すように2等辺3角形と一体に切り抜い
ても良いし、また図8の展開図に示すように別体で切り
抜いて後から2等辺3角形14cの底辺に接着しても良
い。
【0029】コーン10を組み立てるには前記のごとく
型紙12から4角錐を形成した後、図1の斜視図および
図9の断面図に示すように、底板22を四周に接続した
内接片24a、24b、24c、24dと共に4角錐の
底から内接片24の高さだけ挿入し4角錐の内面に内接
片24を内接させると共に底板22を4角錐内面に嵌着
する。しかるのち、把持片34を4角錐内部に折り込み
内接片24cを包み込むようにして把持する。
【0030】組み立てられたコーン10の根元には、環
状重し32が外嵌されるので、コーン10が外側に膨ら
むことがなく、また2等辺3角形14は底板22および
内接片24により内側を支えられており、コーン10は
内側に凹むことがない。
【0031】コーン10を折り畳むにはコーン10を接
地面から持ち上げ、図10に示すように把持片34およ
び底板22を4角錐の外に引き出し、等辺16a、16
cまたは16b、16dを折り畳めば良い。なお、2等
辺3角形14が奇数個の場合は内接片または把持片を取
り付けない2等辺3角形14の何れか1個に頂角を通る
線で折り畳み線を加工すればコーン10を折り畳むこと
ができる。以上の実施例においては4角錐のコーンにつ
いて説明したが、3角錐以上であれば何角錐であっても
構わない。
【0032】図11は請求項2の実施の形態を示す一部
を切断した斜視図である。コーンを形成する型紙は図示
しないが、頂角が鋭角である6個の2等辺3角形14
a、14b、14c、14d、14e、14fの等辺1
6b、16c、16d、16e、16fを共有させて連
結して扇形とし、端にある2等辺3角形14aの等辺1
6aに接合片18を接続し、等辺16b、16c、16
d、16e、16f、16gに外側へ折り曲げ可能な折
り線を加工し、各2等辺3角形の等辺16を外側へ折り
曲げ、接合片18を反対側の端にある2等辺3角形14
aの等辺16aに接合することにより6角錐が形成され
ている。
【0033】底板22および安定板36は図12の展開
図に示すように、コーン10の底面より幅が広く底板2
2の展開長よりも長い板材38から一体的に切り出され
たものである。板材38の中央に先ず底板22および内
接片24の両側の輪郭線22aおよび24aが切り抜か
れる。この際に安定板36となる周縁部40と内接片2
4とは接続されたままである。
【0034】次いで、周縁部40は底板22を等分する
位置の切断線42で切断され、底板22には2つ折する
ための折り曲げ線28と、内接片24との間の折り曲げ
線26および内接片24と安定板36との間の折り曲げ
線43が加工される。続いて、内接片24が2等辺3角
形14の底辺部に接合され、コーン10が6角錐に組み
立てられ、底板22の折り曲げ線28が接地した際に、
周縁部40が安定板36を形成するように、周縁部40
の切断部は、切断線42に平行な切り詰め線44aおよ
び44bが重なるようにして切り詰めて接合すると共に
隅部46を切り落とす。接合部には折り曲げ線48を加
工する。
【0035】図13はコーン10を折り畳んだ状態を示
す側面図である。コーン10を組み立てるには、安定板
36の折り曲げ線48および底板22の折り曲げ線28
を地面に押し当て折り畳まれた6角錐の底辺を地面に接
地させることにより、6角錐のコーン10が組み立てら
れ底板22の側面が6角錐の内面に当接するので、6角
錐の変形が防止されると共に、底板22に接続された安
定板36が組み立てられた6角錐の底面外周に展開され
る。組み立てられたコーンに環状重しを外嵌し安定板3
6を押さえることにより、コーン10を確実に地面に固
定することが出来る。
【0036】図14は請求項6の実施の形態を示す一部
を切断した斜視図である。コーン10の構成は図10に
示した請求項2の実施例と全く同じであるので説明を省
略する。コーン10を形成する2等辺3角形14のう
ち、相対向する2個の2等辺3角形14aおよび14d
の底辺には、それぞれ外側に折り曲げ可能な安定板36
が延設されている。
【0037】底板22は安定板36と同じ幅であって、
組み立てられたコーン10の底面を横断し両端が安定板
36に接合できる長さを有し、真ん中には2つ折りでき
るように折り曲げ線28が加工されている。この底板2
2の両端部は安定板36に接合されている。
【0038】図15はコーン10を折り畳んだ状態の側
面図であるが、底板22の折り曲げ線28を地面に押し
当て折り畳まれた多角錐の底辺を地面に接地させ、底板
22が展開されることにより、多角錐のコーン10が組
み立てらる。また、底板22の展開により、底板22の
両端に接合された安定板36が多角錐の底面外周に展開
される。組み立てられたコーン10に環状重しを外嵌し
安定板36を押さえることにより、コーン10を確実に
地面に固定することが出来る。
【0039】なお、この請求項6の実施例においては、
図16の断面図に示すように、安定板36の先端にさら
に折り返し片50を延設し、安定板36の下面に折り曲
げて底板22に接合することにより、安定板36とコー
ン10の多角錐の接合部を補強することができる。ま
た、図17に示すように、折り返し片50の先端にさら
に内接片24を延設し、内接片24を2等辺3角形14
の底辺部に接合することにより、安定板36とコーン1
0の多角錐との接合部を補強することができる。さら
に、図示しないが安定板36を設けなかった2等辺3角
形14b、14c、14e、14fの各底辺に内接片を
延設し内接片を前記各2等辺3角形の底辺部に接合する
ことにより、コーン自体を補強することができる。
【0040】図18は請求項10の実施の形態を示す一
部を切断した斜視図である。図18に示すようにコーン
10は6角錐であって、防水加工した厚紙を図19に示
す展開図のように切断した型紙12を折り曲げて形成さ
れる。すなわち、図19の型紙12は頂角が鋭角である
6個の2等辺3角形14a、14b、14c、14d、
14e、14fの等辺16b、16c、16d、16e
を共有させて連結して扇形とし、各2等辺3角形の底辺
には折込み片52a〜fを連接し、一端にある2等辺3
角形14fの等辺16fに接合片18を接続し、等辺1
6b、16c、16d、16e、16fに外側へ折り曲
げ可能な折り線を加工し、各2等辺3角形の等辺を外側
へ折り曲げると共に折込み片52a〜fを内側に折込
み、接合片18を反対側の端にある2等辺3角形14a
の等辺16aに接合することにより6角錐が形成されて
いる。
【0041】また、この6角錐のコーン10を折り畳ん
だ際に相対向することとなる2等辺3角形、本実施例に
においては14cと14fに、2個の重し係止部材54
が2等辺3角形の底辺と折込み片52との間に狭持され
ている。図18に示すように6角錐のコーン10が組み
立てられると、重し係止部材54がコーン10の下端に
突出するので、環状重し32を外嵌すればコーン10が
地面に固定される。またコーン10を格納するときは、
コーン10を折り畳んでもよいが、組み立てたまま積み
重ねても良い。
【0042】
【発明の効果】本発明の工事現場交通規制用コーンは以
上説明したように、折込み可能で可燃性のシート状材料
を用い少なくとも3個の2等辺3角形の等辺を共有して
接続させ、前記各2等辺3角形の各等辺に外側へ折り曲
げ両端の等辺を接合して多角錐を形成し、多角錐が組み
立てられた際に折り曲げ線が前記多角錐の接地面に当接
し側面が前記多角錐の内面に当接する底板または、前記
多角錐の底面から挿入され外周に挿入深さの幅の内接片
を有し前記多角錐に内接する底板を取り付け、たもので
あって、折り畳み可能であって、底板により多角錐が内
側に凹むことがなく、可燃性であるので使用後は焼却処
分が可能である。また、底板を多角錐の底面より幅が広
く底板の展開長より長い板材から安定板と共に切り出し
たもを用いることにより、あるいは前記多角錐を折り畳
んだ際に相対向する2個の前記2等辺3角形の底辺に外
側に折り畳み可能な安定板を延設し、中央に外側への折
り曲げ線を有し前記多角錐の底面を横断する底板の両端
を安定板に固着することにより、底板に接続された安定
板が組み立てられた多角錐の底面外周に展開され、組み
立てられたコーンに環状重しを外嵌し安定板を押さえる
ことにより、コーンを確実に地面に固定することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の一実施の形態の一部を切断し
た斜視図である。
【図2】図1の4角錐の展開図である。
【図3】図1の底板の展開図である。
【図4】図1のA−A線における断面図である。
【図5】図1のコーンを折り畳んだ状態の正面図であ
る。
【図6】請求項3の発明の一実施の形態の一部を切断し
た斜視図である。
【図7】図6の4角錐の展開図である。
【図8】図6の底板の展開図である。
【図9】図6のB−B線における断面図である。
【図10】図6のコーンを折り畳んだ状態の正面図であ
る。
【図11】請求項2の発明の一実施の形態の一部を切断
した斜視図である。
【図12】底板および安定板を切り出した板材の平面図
である。
【図13】図11のコーンを折り畳んだ状態の正面図で
ある。
【図14】請求項6の発明の一実施の形態の一部を切断
した斜視図である。
【図15】図14のコーンを折り畳んだ状態の正面図で
ある。
【図16】請求項6の発明の他の実施の形態を示す断面
図である。
【図17】請求項6の発明の他の実施の形態を示す断面
図である。
【図18】請求項10の発明の他の実施の形態を示す断
面図である。
【図19】図10の6角錐の展開図である。
【符号の説明】 10・・・・・コーン 14・・・・・2等辺4角形 16・・・・・等辺 18・・・・・接合片 20・・・・・折り畳み線 22・・・・・底板 24・・・・・内接片 28・・・・・中心折り曲げ線 34・・・・・把持片 36・・・・・安定板 38・・・・・板材 50・・・・・折り返し片 52・・・・・折込み片 54・・・・・重し係止部材

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折込み可能で可燃性のシート状材料を用
    い頂角が鋭角である少なくとも3個の2等辺3角形の等
    辺を共有して接続させると共に両端の2等辺3角形の何
    れか一方の等辺に接合片を設けた形状に裁断し、接続さ
    せた前記各2等辺3角形の各等辺に外側へ折り曲げ可能
    な折り線を加工し、前記各2等辺3角形の各等辺を外側
    に折り曲げかつ前記接合片を反対側の端にある前記2等
    辺3角形の等辺に接合することにより偏平に折り畳み可
    能な多角錐を形成し、前記多角錐を折り畳んだ際に相対
    向する2個の前記2等辺3角形の底辺内面に両端が接合
    されると共に外側に折り曲げ可能であって前記多角錐が
    組み立てられた際に折り曲げ線が前記多角錐の接地面に
    当接し側面が前記多角錐の内面に当接する底板を取り付
    けたことを特徴とする工事現場交通規制用コーン。
  2. 【請求項2】 前記底板は前記多角錐の底面より幅が広
    く前記底板の展開長より長い板材から切り出したもので
    あって、前記板材を展開方向にのみ切断し周縁部と連結
    した状態で底板を切り出し、前記多角錐を組み立てた際
    に前記周縁部が安定板となるように前記底板との連結部
    に折り線を設けると共に前記周縁部を切り詰めて接合し
    たことを特徴とする請求項1に記載の工事現場交通規制
    用コーン。
  3. 【請求項3】 折込み可能で可燃性のシート状材料を用
    い頂角が鋭角である少なくとも3個の2等辺3角形の等
    辺を共有して接続させ両端の前記2等辺3角形の何れか
    の一方の等辺に接合片を取り付け、接続させた前記各2
    等辺3角形の各等辺に外側へ折り曲げ可能な折り線を加
    工し、前記各2等辺3角形の各等辺を外側に折り曲げか
    つ前記接合片を反対側の端にある前記2等辺3角形の等
    辺に接合することにより偏平に折り畳み可能な多角錐を
    形成し、前記多角錐の底面から挿入され外周に挿入深さ
    の幅の内接片を有し前記多角錐に内接する底板を前記内
    接片の一つを介して前記2等辺3角形の何れかの底辺に
    接合し、前記内接片を接合した前記2等辺3角形に対向
    する前記2等辺3角形の底辺に内接する内接片を把持す
    る把持片を取り付けたことを特徴とする工事現場交通規
    制用コーン。
  4. 【請求項4】 前記2等辺3角形が奇数個の場合は内接
    片または把持片を取り付けない前記2等辺3角形の何れ
    か1個に頂角を通る線で2つに折り畳むことができる折
    り畳み線を加工したことを特徴とする請求項3に記載の
    工事現場交通規制用コーン。
  5. 【請求項5】 前記折込み可能で可燃性のシート状材料
    が防水加工した厚紙であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項4のいずれかに記載の工事現場交通規制用コー
    ン。
  6. 【請求項6】 折込み可能で可燃性のシート状材料を用
    い頂角が鋭角である少なくとも3個の2等辺3角形の等
    辺を共有して接続させると共に両端の2等辺3角形の何
    れか一方の等辺に接合片を設けた形状に裁断し、接続さ
    せた前記各2等辺3角形の各等辺に外側へ折り曲げ可能
    な折り線を加工し、前記各2等辺3角形の各等辺を外側
    に折り曲げかつ前記接合片を反対側の端にある前記2等
    辺3角形の等辺に接合することにより偏平に折り畳み可
    能な多角錐を形成し、前記多角錐を折り畳んだ際に相対
    向する2個の前記2等辺3角形の底辺に外側に折り畳み
    可能な安定板を延設し、中央に外側への折り曲げ線を有
    し前記多角錐の底面を横断する底板の両端を前記安定板
    に固着したことを特徴とする工事現場交通規制用コー
    ン。
  7. 【請求項7】 前記安定板の先端にさらに折り返し片を
    延設したことを特徴とする請求項6に記載の工事現場交
    通規制用コーン。
  8. 【請求項8】 前記折り返し片の先端にさらに内接片を
    延設し前記内接片を前記2等辺3角形の底辺部に接合し
    たことを特徴とする請求項7に記載の工事現場交通規制
    用コーン。
  9. 【請求項9】 前記安定板を設けなかった前記2等辺3
    角形の各底辺に内接片を延設し前記内接片を前記各2等
    辺3角形の底辺部に接合したことを特徴とする請求項6
    乃至請求項8のいずれかに記載の工事現場交通規制用コ
    ーン。
  10. 【請求項10】 折込み可能で可燃性のシート状材料を
    用い頂角が鋭角であり底辺に折り込み片を有する少なく
    とも3個の2等辺3角形の等辺を共有して接続させると
    共に両端の2等辺3角形の何れか一方の等辺に接合片を
    設けた形状に裁断し、接続させた前記各2等辺3角形の
    各等辺に外側へ折り曲げ可能な折り線を加工し、前記各
    2等辺3角形の各等辺を外側に折り曲げかつ前記接合片
    を反対側の端にある前記2等辺3角形の等辺に接合する
    と共に前記折り込み片を内側に折り込むことにより偏平
    に折り畳み可能な多角錐を形成し、前記多角錐を折り畳
    んだ際に相対向する2個の前記2等辺3角形の底辺と前
    記折込み片との間に重し係止部材を狭持せしめたことを
    特徴とする工事現場交通規制用コーン。
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