JP2945692B2 - 注釈可能なイメージを処理するデータ処理システム - Google Patents

注釈可能なイメージを処理するデータ処理システム

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 今日のビジネス分野においては、多数の仕事がコンピ
ュータによって自動化されている。例えば、ワードプロ
セッサは、過去において知られるタイプ打ち直しをする
ことなく文書の構成し直しおよび書き直しを可能にす
る。更に、名称により、作成年代順またはアルファベッ
ト順により、あるいはまた他のユーザの欲する識別によ
って検索を可能にするコンピュータ・ファイリング・シ
ステムにより種々の文書を構成し格納することができ
る。別の事例は、ネットワークのユーザに対しあるいは
ユーザからメッセージを送ることを可能にするコンピュ
ータ端末のネットワークにおけるメール・システムであ
る。また、電話システムをメール・システムに接続する
こともでき、このメール・システムが更に電話のメッセ
ージを蓄積して後でユーザへ送ることを可能にする。こ
れらおよび他のコンピュータ装置は、種々の日常のオフ
ィス作業をより迅速にかつより効率的に行うことを可能
にしている。
しかしながら、ほとんどのコンピュータ装置は、ユー
ザがコンピュータに精通すること、およびコンピュータ
にある仕事を実行させる指令を習得することを要求す
る。より最近のコンピュータの進展においては、コンピ
ュータ装置の使用中適当な判断時点においてメニュー
(選択される一連の指令)がユーザに対して提示され
る。このメニューは、コンピュータ装置を「より一層ユ
ーザ・フレンドリ」にするものと考えられる。一般に、
メニュー上の選択は、コード化あるいは技術的なコンピ
ュータ言語におけるよりも日常言語により近い用語で書
かれた記述的なフレーズである。そうであっても、この
記述的フレーズは、初めてのユーザあるいはコンピュー
タに詳しくないユーザにとっては、最初は意味をなさ
ず、あるいは少なくとも適正な意味をなさない。このた
め、多くのオフィス要員は、これらの装置の操作を習う
ため必要な時間および複雑さの故に、コンピュータ装置
を利用しない。
従って、コンピュータ装置を、特にオフィス用のコン
ピュータ装置を最初から「ユーザ・フレンドリ」にす
る、あるいは特に初めてのコンピュータに詳しくないユ
ーザにとって容易に使用できるようにする必要がある。
発明の要約 本発明は、今日のメニューで駆動されるコンピュータ
装置よりも「更にフレンドリな」コンピュータ装置を紹
介するものである。本発明は、通常のビジネス要員によ
り使用される鉛筆および筆記用紙をエミュレートする電
子スタイラスおよび電子タブレットを提供する。この電
子スタイラスおよびタブレットは、電子スタイラスによ
り入力されたストロークおよびキーボードにより入力さ
れたストロークを表示するためのモニター・スクリーン
を有するディジタル処理システムの端末と関連してい
る。ディジタル処理システムに対して音声その他の音響
入力を行うため、音響による入出力装置もまたこの端末
に接続することもできる。
前記タブレットは、前記スタイラスが使用される筆記
面として働き、モニター・スクリーン上に示される表示
と空間的に1対1で対応する。このタブレットはモニタ
ー・スクリーンの一体部分であり、この場合タブレット
がスクリーン上の透明な表面であるか、あるいはスクリ
ーン自体である。望ましい実施態様においては、タブレ
ットはモニター・スクリーンとは別個の要素である。
このスタイラスの別の使用方法では、普通のスタイラ
スあるいは鉛筆の使用において予期される如きものと同
じかあるいは類似する異なる効果を生じる。特に、スタ
イラスの色々な効果あるいは機能は、明確な関連した指
令なしに、あるいはスタイラスを各モードに意図して置
くことなく起生する。即ち、スタイラスは、如何なる時
も、モードを変えるための明確なユーザの要求なしに、
またプロセッサに対する特定の操作指令なしに種々の機
能を生じるように操作することができる。このような一
見モードレス、コマンドレスのフォーマットは、システ
ムを容易に理解できるものとし、このためコンピュータ
に向かないほとんどの未熟なユーザでさえ容易に使用で
きるものとする。
一般に、ユーザは、スタイラスとタブレットを介して
スタイラスの4つの使用法で処理システムとインターフ
ェースする。第1の方法では、スタイラスの筆記端部あ
るいはスタイラスの消去端部が、モニター・スクリーン
上に表示される要所のものの位置と対応するタブレット
上の位置に軽く触れる(即ち、触れて離す)。スタイラ
スのこのような「触れて離す(タッチ・アンド・リフ
ト)」操作は、所要の表示されるものをユーザにより更
に加工するため選択させる。スタイラスの第2の使用方
法においては、スタイラスの筆記端部あるいは消去端部
を所要の表示されるものの位置と対応するタブレット上
の位置に触れ、タブレットの表面に触れながら表示され
たものをスクリーン上の表示の異なる位置へ移動させる
ようにタブレット表面を横切って移動される。このスタ
イラスの使用方法は、「タッチ・アンド・ムーブ」と呼
ばれる。第3のスタイラスの使用方法においては、ユー
ザは、鉛筆あるいはスタイラスで書くと同じようにスタ
イラスの筆記端部で書く。このような筆記動作はスタイ
ラスの運筆(ストローク)を生じ、その結果表示された
文書に対してタイプするかあるいは音声による注釈とは
対照的に、スタイラスで書いた即ち手書き注釈をもたら
すことになる。第4の使用方法は、スタイラスの消去端
部と関与し、筆記端部により形成されたスタイラス手書
き注釈の消去を行う。この消去端部は、鉛筆の消しゴム
と同じように使用される。このため、スタイラスおよび
タブレットによる処理システムとの対話は、人が慣れ親
しみ快適である自然な馴染みのある運動および運筆によ
り行われる。
モニター・スクリーン上に示された各表示内には、タ
ブレット上の種々のスタイラス操作のカーソルの表示が
なされる。例えば、スタイラスの筆記端部を用いて筆記
のため使用されようとする時は、尖った鉛筆の先に代わ
るカーソルが表示され、スタイラスの消去端部が使用さ
れようとするかあるいは実際に使用される時は、消しゴ
ムのカーソルが表示される。スタイラスのいずれか一方
の端部(即ち、筆記端部または消去端部)が表示される
ものを選択するため「タッチ・アンド・リフト」法で使
用される時は、人差し指が指示する状態の手を模したカ
ーソルが表示される。握り締めた手のカーソルは、筆記
端部あるいは消去端部が表示されたものを移動するため
使用される時に、文書その他のものを把持するため現れ
る。他のカーソルは、スタイラスの機能および使用方法
の視覚的な表示を行うため用いられる。
スタイラスの使用中ユーザによりモニター・スクリー
ン上に示される2つの表示、即ちデスク表示および注釈
セッション表示がある。無論、端末のキーボードおよび
モニター・スクリーンは、種々のプログラムを実行して
他の色々な機能を行うため使用でき、従って他の表示も
モニター・スクリーン上に表示できる。デスク表示は、
ユーザのデスク、およびユーザのデスク上に載置されそ
の付近で移動される用紙をエミュレートするものであ
る。望ましい一実施態様においては、このデスク表示
は、ユーザのシステム・デスクあるいはコンピュータの
作業領域にある各文書の実際の頁の縮小イメージ即ちミ
ニチュア・イメージであるスタンプを示している。各ス
タンプは、ある形式の全ての文書に対して使用されかつ
アイコンと関連する名称即ちタイトルによってのみ特殊
な文書を識別する予め用意された標準的なアイコンの如
き間接的な表示とは対照的に、ユーザのデスク上のある
文書の一義的な直接的な絵文字表示として供する。この
スタンプは、上記のスタイラスの「タッチ・アンド・ム
ーブ」使用法により、一時に1つずつユーザの指定する
スタンプによりシステム・デスク上に重ねて配置を変え
ることができる。
スタイラスの使用と関連する第2の主要な表示である
注釈セッション表示は、スタイラス、キーボードおよび
音響入出力装置を介して入力される音声化されたデータ
により、注釈即ち形成されべき文書のスクリーン一杯の
大きさの表示を行う。注釈される文書は、3つの異なる
方法で選択することができる。1つの方法では、文書
は、オペレーティング・システムによりその時実行中の
プログラムから選択することができる。ユーザは、単に
スタイラスの一端部をタブレットの表面の予め定めた接
近位置内に置くだけでよい。このような接近が検知され
ると、その時実行中のプログラムは、望ましくはマイク
ロプロセッサの割込みにより一時的に停止され、この時
表示中の前記プログラムからの表示は注釈されるべき文
書となる。注釈のための準備に際して、もしこのスクリ
ーンがその時ビット・マップ・モードではなくテキスト
・モードにあるならば、データ処理システムはスクリー
ンをビット・マップ・モード即ちグラフィック・モード
へ切り換える。テキストは、文字生成方式によりグラフ
ィックへ変換される。また、高輝度プリントのテキスト
・モードの暗い背景は、用紙上のプリントを更によくシ
ミュレートするため暗いプリントの明るい背景へ反転さ
れる。一旦注釈の用意がなされると、文書はスタイラス
および(または)キーボードにより入力された視覚的注
釈、および(または)音響入出力装置により入力される
音響注釈により注釈することができる。注釈セッション
の終りに(即ち、別の文書への切り換え前、あるいはデ
スク表示即ち最初の実行中のプログラムへ戻る前に全て
のこのような注釈が行われる期間)、最初のプログラム
の実行が停止されたところから再開される。あるいはま
た、ユーザは、文書の注釈/生成の直後にデスク表示を
見ることができる。いずれの場合も、注釈された文書の
スタンプがユーザのシステム・デスク上に置かれる。ス
タンプは、システム・デスク上の「インボックス」に置
かれることが望ましい。
注釈およびデスク作業全体はマイクロプロセッサの割
込みにおいて行われことが望ましい。デスク表示および
注釈セッションの機能を行うためオペレーティング・シ
ステムにより実行されるソフトウエア(即ち、注釈デス
ク作業プログラム)は、スワッピング方式により局部メ
モリーに対してロードすることができる。注釈/デスク
作業プログラムが主要タスク(即ち、最初に実行中のプ
ログラム)の代わりに局部メモリーにロードされる前
に、この主要タスクは局部メモリーに保存され、この主
要タスクの状態は、注釈/デスク作業の完了と同時に主
要タスクの実行が再開できるように保存される。
注釈されるべき文書もまた、ユーザのシステム・デス
ク(即ち、デスク表示)から選択することができる。デ
スク表示の表示中、ユーザは、所要の文書のスタンプの
ユーザのシステム・デスク上の位置と対応するタブレッ
ト上の位置においてスタイラスの一端部を持ち上げる。
「タッチ・アンド・リフト」操作の後、所要の文書のフ
ルスクリーン表示がモニター・スクリーン上に表示さ
れ、キーボードにより入力されたタイプされたデータ、
スタイラスにより入力された手書き消去されたデータ、
および音響入出力装置により入力された音声データによ
って注釈の用意ができる。この文書の注釈セッションの
後、システム・デスク上の対応するスタンプが最後に行
われた視覚的注釈(即ち、手書き、消去およびタイプさ
れた注釈)を含むように更新される。
第3に、文書は、デスク表示において表示される「用
箋(ノートパッド)」選択を行うため、ユーザは、デス
ク表示における「用箋」と示された領域と対応するタブ
レット上の位置にスタイラスの一端部を触れて持ち上げ
る。これと同時にユーザは、新しい文書を生成するため
注釈が行われるべき白紙頁を表す空のスクリーンあるい
は予め定めたフォーマットの他のスクリーンが与えられ
る。注釈は、スタイラス、キーボードおよび音響入出力
装置による他の文書と同様に行うことができる。注釈セ
ッションの終りに、生成された文書のスタンプが生成さ
れてユーザのシステム・デスク上に置かれ、望ましくは
システム・デスクの「インボックス」に置かれることが
望ましい。
望ましい実施態様においては、キーボードと対応する
カーソルが注釈される文書の表示に示される。キーボー
ド即ちタイピング・カーソルは、もしユーザがキーボー
ドを操作したならばタイプされた入力がその時置かれる
位置の直立する矩形のボックスあるいは他の表示子でよ
い。ユーザは、スタイラスの「タッチ・アンド・ムー
ブ」操作法によりタイピング・カーソルを移動して移動
を変えることができる。ユーザは単に、注釈される文書
の表示中のタイピング・カーソルの位置と対応するタブ
レット位置にスタイラスの一端部を置き、スタイラス端
部をタブレット面を横切って所要の位置へ移動させる。
次いで、タイピング・カーソルは、これに対応してスク
リーンを横切って移動されこのスクリーン上に示された
表示に置き直される。この移動可能なタイピング・カー
ソルはまた、現在のワードプロセッシング/タイピング
装置が文書全体にわたる文字スペースの格子全域に対し
てそうであるように、タイピングを特定の線および線内
のスペースに限定することはない。全ての格子域と独立
してタイピング・カーソルを自由に移動させるこのよう
な能力は、文書が特に標準的な企業の書式である時ユー
ザが文書の特定の部分を迅速に完成することを可能にす
る。
望ましい実施態様においては、一連のタイプ注釈で始
まる最初の各カーソル位置のタイピング・カーソルは、
格子全域から独立して一連の文字を保持するための文字
スペースの局部的な格子(グリッド)を確保する。ま
た、局部の各格子は他の局部の格子とは独立している。
局部の格子の重なりは、ある局部の格子に対してタイピ
ング・カーソルを接近して位置することにより阻止さ
れ、タイピング・カーソルをその格子内に自動的に位置
させる。更に、局部の格子は、各局部の格子の最初のカ
ーソル位置を確保するyおよびx個のノードのリンク状
の2次元のリストにより確立される。但し、y個のノー
ドは文書の線と対応し、x個のノードは1本の線内の1
組の文字の文字スペース即ち位置と対応する。各局部格
子内の文字を識別するため、x−y個のノード・リスト
の各xノードは、キーボードを介して文書にタイプされ
る全ての文字を格納する格子バッファ内の一連の文字を
指示する。
適正な目と手の共働のためには、スタイラスの運動お
よびキーボードが生じる注釈の表示にほとんど遅れがな
いことが重要である。このためには、スタイラスおよび
キーボードから入力される注釈が注釈作業プログラムを
実行するマイクロプロセッサに対する割込みとして取り
扱われることが望ましい。このため、注釈される文書が
実行中のプログラムから選択された場合は、複数の割込
み階層が存在する。最初の割込みは最初に実行するプロ
グラムに対するもので、注釈タスク・プログラムの実行
を可能にする。2番目およびそれに続く割込みは、注釈
タスク・プログラムに対するもので、スタイラスおよび
(または)キーボードにより入力されるデータを処理す
る。最初の割込みであるが注釈タスク・プログラムの2
番目のレベルの割込み外である間は、注釈セッション中
に入力されたデータは二次記憶装置へ書込むことができ
る。これら第2のレベルの割込み外の二次記憶装置への
書込みにより、注釈の処理は、二次記憶装置への書込み
と関連する待機時間によって遅らされることはない。そ
の代わり、これらの割込みは、二次記憶装置への書込み
タスクに勝る優先順位を有する。
また、各注釈セッションの間にポップアップ・メニュ
ーが表示され、ユーザが選択できる限られた数の任意操
作を提供する。この選択とは、就中「デスクへ進む」、
「全て完了」、「白紙」、「方眼紙」、「注記消去」お
よび「再生」を含むことが望ましい。最初の2つの選択
がそれぞれ注釈セッションを終了し、ユーザをシステム
・デスクあるいは最初に実行するプログラムへ戻す。次
の2つの選択は各々、ユーザが注釈を行うことを欲して
新しい用紙に対する新たな注釈セッションを開始する新
しい用紙の種類を提示する。更に、最初の文書の注釈セ
ッションにおける「白紙」または「方眼紙」の一方の選
択は、最初の文書と共にこのセッション中にこの文書に
対して行われる全ての注釈を保存させ、最初の文書の対
応するスタンプを然るべく更新してシステム・デスクに
おける「インボックス」に置くようにする。「注記消
去」の選択は、注釈セッションの間その時表示されてい
る文書に対してなされた全ての注釈(視覚的および音響
的)を削除して、文書がこの注釈セッションの開始から
その初期の書式に表示されるようにする。「再生」の選
択は、その時の文書の初期の書式を最初の状態で表示
し、その後その時の注釈セッションまでの文書に対して
一連の注釈が続く。
ユーザは、この注釈セッションの間に示される表示に
おける所要の選択位置と対応するタブレット上の位置に
おけるスタイラスのいずれか一方の端部を接触して持ち
揚げることによりポップアップ・メニューからの選択を
表示する。ユーザはまた、タッチ・アンド・ムーブ法で
スタイラスのいずれか一方の端部を用いてスクリーン上
の如何なる位置へもポップアップ・メニューを移動する
ことができる。一旦新しい位置へ移動すると、その時の
注釈セッションあるいは後続の注釈セッションのいずれ
かにおいて再び移動されるまで、ポップアップ・メニュ
ーはこの位置のままである。更に、メニューの大きさに
あるいは文書の余白の表示に関する他の選択は、当技術
において周知のようにポップアップ・メニューに含める
ことができる。
注釈セッションの間、スタイラスの消去端部は、ユー
ザがこのセッションにおいてなされたスタイラス書き即
ち手書きされた注釈(即ち、スタイラスの筆記端部によ
り生成された筆記)を消去することを可能にする。前の
注釈セッションにおいて入力されたスタイラス書き筆記
および全ての形式の注釈は、スタイラスの消去部によっ
ては影響を受けない。スタイラスの消去部により前に消
去された文書の領域は、注釈セッションの初めからその
時の注釈セッションからのタイプされた注釈を加えたも
のをその最初の形態に復元される。特に、もし文書が新
しい白紙頁あるいは方眼紙頁であるならば、注釈の消去
はそれぞれ注釈のない白紙あるいは方眼紙の地点に、こ
の地点における文書に対してなされたタイプ注釈を加え
たものを生じる。
望ましい実施態様においては、注釈セッションの初め
からの文書のスクリーン外のビット・マップ・コピーが
保存される。スクリーン上のビット・マップは、この文
書およびこれにその時なされた注釈を表示するため、こ
の注釈セッションの間使用される。ユーザがスタイラス
消去部を使用する時、消去部の経路が文書上に形成され
る。消去部により交差されるその時の注釈セッション間
になされたスタイラス書き注釈部分が消去領域を決定す
る。消去された領域と対応するスクリーン上のビット・
マップの部分はスクリーン外のビット・マップの対応す
る領域により置換され、その時の注釈セッション間に消
去された領域に対して前になされたタイプされた注釈の
結果生じる文字はスクリーン上のビット・マップにおい
て然るべく書き直される。この時、文書の消去された領
域は、この注釈セッションの初めにおいて最初そうであ
ったように、その時タイプされた注釈を加えてユーザに
対して表示され、その時の注釈セッションのスタイラス
書き注釈の選択された部分を消去した効果を生じる。
要約すれば、ユーザの賢察の通り、タイプ注釈および
(または)スタイラス書き注釈の完了したストロークは
消去されないが、消去部が通過したスタイラス書き注釈
の部分のみが通常の鉛筆の消しゴムのなぞりと同様に消
去される。同じように、消去部の有効経路の幅は、消去
端部をタブレットに対してより大きな圧力を加えるユー
ザの場合は大きいことが望ましい。
注釈セッションにおける文書の全ての注釈は、これら
注釈が行われる時間的シーケンスで注釈がなされる個々
のペースに関する情報を付して順次記録される。このた
め、これら注釈が行われた順序および(または)相対的
ペースにおける注釈その後の再生を可能にし、これは即
ち音声/音響注釈が最初に行われた時スタイラス書きお
よび(または)キーボード注釈にと同期されかつこれを
伴う。
望ましい実施態様においては、全てのストローク(即
ち、スタイラスの筆記端部および消去端部のタブレット
と接触するスタイラスの部分の「タブレットが検知し
た」運動)および動き(即ち、空中における、即ちスタ
イラスがタブレットと接触しない時のスタイラスの動
き)は、コンピュータ(即ち、ディジタル・プロセッ
サ)の「タブレット」ファイルに自動的に記録される。
全てのキーボードのストロークは、「キーボード」ファ
イルに記録され、全ての音声/音響データは「音声」フ
ァイルに記録される。これらのファイルは各々、筆記セ
ッション間に入力されたデータの各形式あるいはこのデ
ータの入力の相対的な発生時間の表示を含む。例えば、
タブレット・ファイルは、スタイラスの一端部の一連の
ディジタル化x−y座標を含み得る。各座標は、その終
りがストロークまたは動きの初めか終りのいずれである
かの表示、およびこのスタイラスの端部の動きが生じた
時間の表示を行う。タブレット・ファイルはまた、タブ
レット上のスタイラス端部の高さ、タブレット上のスタ
イラス端部の圧力、および(または)どちらの端部(筆
記端部と消去端部)がタブレット上にあるかタブレット
付近にあるかの表示のディジタル値をタブレット上のス
タイラスのストロークの各点毎に保有することができ
る。
キーボード・ファイルは、各キーのストロークおよび
キーのストロークが約30秒より短い間隔で隔てられるに
充分な早さにタイピングがなるストローク間の時間を保
有することができる。ストローク間の時間が32,767msよ
り長い場合、発生時間はキーボードを介して入力される
キーの一連のストロークと共に記録される。
音声ファイルは単に音声化されたデータをディジタル
形態で記録し、他のデータがスタイラスおよびキーボー
ドを介して入力された時間に対するこのデータが入力さ
れた時間の表示を有する。メモリー空間を節減するた
め、音声ファイルにおける音声化されたデータの記録に
無信号期間圧縮方式もまた用いられる。この場合、圧縮
された無信号期間を置換するため再生中ノイズ生成方式
を用いてもよい。ノイズ生成方式は、無信号期間を各無
信号期間の最初のノイズ・レベルにより決定される量の
ノイズで置換することが望ましい。
更にまた、各注釈セッション毎の全てのタブレット、
キーボードおよび音声ファイルは、スーパーファイルと
呼ばれる内容ファイル・テーブルに集められる。このス
ーパーファイルは、全ての注釈セッションおよび特定の
文書と関連する各注釈セッションからのファイルの内容
のテーブルとして供する。また、このスーパーファイル
は、必要に応じて文書のスタンプ・ファイルおよび他の
文書ファイルを参照する。
スーパーファイルおよびこのスーパーファイルにより
参照される文書に対する注釈を含むファイルは、既に述
べたように文書の注釈セッションの時間順の再生を行う
ため使用される。ユーザがデスク表示から文書を見るた
め選択する時、ユーザはスタイラスの一端部を、システ
ム・デスク上の所要の文書のスタンプの位置に対応する
タブレット上の位置にタッチ・アンド・リフト操作す
る。次いで、文書はその最初の形態から、文書の生成か
ら、また文書の各注釈セッションにより各注釈が文書に
対して行われたペースで変更される如きその後の各形態
において、表示することができる。従って、再生は、注
釈が各注釈セッションの間実際に行われたタイミングに
関して時間的な順序が付される。このため、ユーザは、
音声化されたデータを含む文書に対し入力された全ての
データの実時間再生を視認する。これにより、観察者は
注釈の生成(消去ならびに挿入)のみならず、視覚的な
表示と対応する音声化された情報を聞きながら文書に対
してなされた視覚的な表示をも視認することを可能にす
る。このような視覚的および音響的な情報の組合わせ
は、再生中実際に注視者の存在時に注釈する人員が文書
に対し書込まれた情報および音響情報を送る効果をもた
らす。
発明の技術的要素即ち作動要素については、注釈の処
理が、タブレットに対するディスパッチャ、キーボード
に対するディスパッチャ、およびそれぞれこれらディス
パッチャにより用いられる2つの手順グループにより取
扱われる。各ディスパッチャは、入力データを受け取
り、このデータを前記ディスパッチャの変更し得る出力
デジグネータ(designator)により照合される手順へ送
る。入力データを受け取る手順は、入力データを処理
し、ディスパッチャの出力デジグネータを変更して、注
釈セッションのその時の状態に従ってその後の入力デー
タを処理するため手順を照合する。
上記の構成は、注釈入力データを処理するためのみな
らず再生の表示あるいは注釈された文書の印字のための
状態マシンを提供する。望ましい実施態様においては、
タブレット・ディスパッチャが直接タブレットおよびス
タイラスから、あるいはタブレット・ファイルから入力
データを受け取ることができる。同様に、キーボード・
ディスパッチャは、直接キーボードあるいはキーボード
・ファイルから入力データを受け取ることができる。状
態マシンに対する入力(即ち、ディスパッチャおよび手
順のグループ)と対応して、状態マシンの出力は、初期
の表示即ち再生のためのスクリーン・ディスプレイ上の
処理されたデータを表示するスクリーン・マネージャに
より、あるいはまた処理された視覚的データをプリンタ
に印字させる印字マネージャによって受け取ることがで
きる。このためには、タイプされた注釈による表示文書
の印字が、プリンタ・バッファに対して、一連の全ての
タイプされた文字と、キーボードにより入力されたと同
じ順序であって文書の文字位置の順序ではない文書に対
する各位置でのタイプされた注釈の結果生じるタイプに
よる消去(重ね打ち)とを提供することにより行われ
る。
また、スタイラスおよびタブレットの斬新な技術的特
徴も存在する。スタイラスは2つの端部を有する、即
ち、スタイラスは筆記端部と消去端部とを有する。技術
的には不要でありまたおそらくは消去には不要なスタイ
ラスの運動の原因であるが、2つの端部を持つ鉛筆状の
形態はスタイラスをどのユーザにとって全く馴染みのあ
るものとし、従ってどのユーザにも受け入れられ得るも
のにしている。あるいはまた、この2つの端部は、異な
る色で書いたり他の効果を生じる如き異なる機能を提供
する。
望ましくは、タブレット・プロセッサは、タブレット
の付近以内にあると検知されるまで、交互にスタイラス
の2つの端部を電子的に駆動する。従って、このスタイ
ラスの状態は、スタイラスの1つの端部の検出された圧
力と、タブレット面に対して直角をなすz軸に沿ってタ
ブレット面から遠い端部の距離とから特徴付けられる。
即ち、タブレットによる使用中スタイラスの3次元の位
置および運動(例えば、ストロークの初め、ストローク
の終り、「タッチ・アンド・リフト」運動、「タッチ・
アンド・ムーブ」運動の終り部分、書込み、消去)は、
検出された圧力およびz軸の要因から決定される。望ま
しい実施態様においては、圧力はスタイラスにおける圧
力トランスジューサにより決定され、z軸に沿ったタブ
レット面からの距離はタブレットにおける専用回路即ち
検出コイルによって検出される。タブレットにおける別
の回路は、タブレットの書込み面の面内あるいはその付
近におけるxおよびy軸の一端部の位置を検出する。
図面の簡単な説明 本発明の上記および他の目的、特徴および利点につい
ては、添付図面に示されるように、本発明の実施例の更
に特定的な説明から明らかになるであろう。図において
同じ参照番号は別の図の全てにおいて同じ部分を示して
いる。各図面は必ずしも正確な尺度によるものではな
く、本発明の原理を示す場合には誇張されている。
第1a図は、本発明を具現したデータ処理システムの概
略図、 第1b図は、コードレスあるいはタブレットに対し線で
接続される第1a図のデータ処理システムにおいて使用さ
れた両端部を持つスタイラスの縦断面図、 第1c図は、第1a図のシステムにおいて用いられるタブ
レットのブロック図、 第2a図は、第1a図のデータ処理システムによる注釈中
示される表示の図、 第2b図は、第1a図のデータ処理システムにおいて使用
されるデスク表示の図、 第2c図乃至第2g図は、実行中のプログラムの間注釈セ
ッションの介入から第2b図のデスク表示へ戻る注釈セッ
ションの終りまで表示される一連の表示を示す図、 第2h図は、文書の置き換えを示すカーソルによるデス
ク表示の別の図、 第3a図は、第1a図のデータ処理システムの使用ソフト
ウェア構成要素の概略図、 第3b図は、第1a図のデータ処理システムにおけるキー
ボード注釈のためのソフトウエアの概略図、 第4図は第1a図のシステムのスーパーファイルを示す
図、 第5図は、第1a図のシステムのタブレット・ファイル
を示す図、 第6図は、第1a図のシステムのキー・ファイルを示す
図、 第7図は、注釈割込み中の第1a図のシステムにおける
オペレーティング・システムの制御の概略図、 第8図は、第1a図のシステムにより使用されるデバイ
ス・ドライバの概略図、 第9図は、第1a図のシステムのリスナー(Listener)
・ルーチンのフロ・チャート、 第10図は、第1a図のシステムのテーク・オーバー・ル
ーチンのフロー・チャート、 第11図および第12図は、第1a図のシステムにおける注
釈セッション中の入力データの処理のためのスーパーバ
イザおよび割込みルーチンのフロー・チャート、および 第13図は、第1a図のシステムの音声バッファの内容を
示す図である。
望ましい実施態様の詳細な説明 本発明を具現したデータ処理システムが第1a図に示さ
れる。本システム20は、キーボード流動管路12およびデ
ィスプレイ装置18、両端を持つ電子スタイラス14、電子
タブレット16を備えたコンピュータ端末10を含み、その
全てはディジタル・プロセッサ22と接続されてこれによ
り駆動される。ディジタル・プロセッサ22は、マルチタ
スク型のものでよいが、望ましい実施態様の説明におい
てはシングル・タスク型を仮定とする。望ましくは、電
話セットの如き入出力ポートを備えた音響機器組立体24
もまた、スタイラス14およびキーボード12を介して入力
される視覚的注釈と音声注釈を組合わせるため、端末10
と接続されている。
スタイラス14は、メッセージの書込みおよびその一部
の訂正、新しい文書の作成は、あるいは現存する文書の
検索および注釈の如きあるタスクを実施するため、タブ
レット16の上部の平坦な表面上で使用される。タブレッ
ト16の面上でのスタイラス14の動作は、ディスプレイ装
置18上に表示され、このタブレット上の位置はディスプ
レイ装置18上に表示される表示26と1対1の応対を有す
る。このため、ユーザがスタイラス14をタブレット面に
付着すると、ユーザがスタイラスで行おうとすることの
イメージ表示がディスプレイ装置18の表示26に生じる。
ディスプレイ装置18は、ビデオ表示をもたらし輝点表
示パネルを提供するものでないことが理解されよう。ま
た、ディスプレイ装置18は、ラスタ・タイプCRTに限定
されず、LCDあるいはガス・プラズマ型ディスプレイ装
置、あるいはまた他の表示技術でもよい。
電子スタイラス14およびタブレット16は、一般に全て
Blesser等の米国特許第4,644,102号、同第4,582,955
号、および同第4,577,057号に記載される形式のもので
ある。このようなシステムにおいては、タブレットは、
導電性要素の格子を含み、スタイラスは電気コイルを含
む。
このスタイラスにおけるコイルは、コイルあるいは格
子をAC電気信号により付勢することにより、タブレット
の格子と誘導結合される。次いで他の構成要素において
誘起される電圧信号が測定され、格子に対するスタイラ
スの位置を決定するため使用される。本発明の電子スタ
イラス14およびタブレット16の独特の特徴については、
次に第1b図および第1c図に関して述べる。
両端を持つスタイラス14は、いずれの端部、即ち書込
み端部30あるいは消去端部28からでも作動する。タブレ
ット16の表面に対して近付ける(約2cm以内)時、書込
み端部30が、カーソル300によりディスプレイ装置18の
表示26において検知されて表示される。このカーソル30
0は、第2a図に示される如き望ましい実施態様における
鋭利な鉛筆の先端部を呈する。スタイラス14の書込み先
端部30のタブレット16表面への接近を検知する際2つの
要因が用いられる。この要因は、タブレット16の回路69
(第1c図)により示される如きタブレット面と直角の軸
(即ち、z軸)に沿ったある高さの位置、およびスタイ
ラス14の圧力トランスジューサ71(第1b図)により検知
される圧力の表示を含む。スタイラス14の消去端部28の
タブレット面への接近の決定には同じ要因が用いられ、
消去端部28の圧力もまた圧力トランスジューサ71により
検出される。消去端部28がタブレット面に接近すると、
鉛筆の端部消去部(第2e図)を示すカーソル280の如き
表示が、タブレット面上のスタイラスの消去端部28の位
置と対応する位置におけるディスプレイ装置18の表示26
中に示される。以下に述べる理由のため、独立的なz軸
およびスタイラス端部の圧力要因が決定される。
上記のことを達成するため、タブレット16は、x軸お
よびy軸(但し、xおよびyはタブレット面の面内で直
交する)のサンプリング回路、および別個のz軸サンプ
リング回路からなっている。x、yおよびz軸のサンプ
リング回路を構成する検知コイルの多重ループ形態が当
技術において公知であることは理由されよう。従って、
第1c図は、一般にx、yおよびz軸のサンプリング回路
の検知コイルと呼ばれるブロックで囲まれた部分69を持
つタブレット16のブロック図を示す。しかし、タブレッ
ト検知コイルの位置の位相の相違はタブレットのプロセ
ッサ67における計算により、あるいは本発明において用
いられる別個のz軸検知ループの如きより高い解像度の
ループにより補正できることが判る。このxおよびy
軸、およびz軸のサンプリング回路は、予め定めた規程
に基づいて作動し、第1c図のx、yおよびz軸に信号を
生じる。この信号は、その後タブレット・プロセッサ67
により受け取られて、量を表す各値にディジタル化され
る。このディジタル化された値は、プロセッサ22(第1a
図)により当技術で周知の関係において用いられて、
x、yおよびz軸に沿ったタブレット16に対するスタイ
ラス14の位置の表示を行う。
望ましい実施態様においては、z軸サンプリング回路
は、スタイラス端部の高さを検知し、タブレット・プロ
セッサ67に対して表示信号を転送し、このプロセッサが
z軸の高さの値をプロセッサ22へ送出する。このz軸の
値と共に、タブレット・プロセッサ67はプロセッサ22に
対して量的な多重値の圧力測定値p(第1c図)およびス
タイラス端部に対する対応するxおよびy軸の値を送出
する。プロセッサ22は、転送された高さと圧力の値を用
いてタブレット面に対するスタイラス端部の近接度を決
定する。このような決定は、現存の装置において用いら
れる量的なyes/no表示とは対照的に、多重値の量的な測
定に基づくことが判る。
更に、スタイラス14の書込み端部30および消去端部28
が交互にタブレット・プロセッサ67(第1c図)により駆
動される。一端部がタブレット面の付近に移動されて検
知されると、正にこの端部が駆動される。書込み端部30
がタブレット面に接近すると、これのみが駆動され、3
つの異なる作動状態に応答して3つの異なる効果を生じ
る。書込み端部30の「タッチ・アンド・リフト」操作が
項目の選択のため用いられる。望ましくは、一旦書込み
端部30がタブレット面と接触すると、操作の「タッチ」
部分が規定されるが、ユーザは、「リフト」操作部分を
規定するため次の数秒以内に書込み端部30をタブレット
面から持ち上げねばならない。もしユーザが書込み端部
30を持ち上げるのに遅れるならば、書込み端部30の「タ
ッチ・アンド・リフト」操作が惹起されず、何の効果も
生じない。「タッチ・アンド・ムーブ」操作は、ユーザ
が表示された項目をディスプレイ装置18の表示26のどこ
にでも移動することを可能にする。この操作は、ユーザ
が書込み端部30をタブレット面上に載せて、これを予め
設定したピクセル数、例えば約4ピクセルより多くタブ
レット面と接触状態に保持しながら、書込み端部30を移
動すると同時に行われる。第3の操作方法は、選択され
た表示文書上にマークを入れるためスタイラス14の書込
み端部30で書くことである。このような書込み端部の機
能の使用方法および効果については、以下に更に述べる
ことにする。
タブレット面に接近状態にある時、消去端部28は、書
込み端部30と同様に、「タッチ・アンド・リフト」およ
び「タッチ・アンド・ムーブ」操作およびその効果を生
じるように単独に駆動される。消去端部28はまた、単独
で駆動される時、書込み端部30の書込み機能と同様な方
法での操作を可能にする。しかし、マークの書き入れの
代わりに、消去端部28は、選択された表示項目に同じ書
込み/消去セッション内で書込み端部30により行われた
マークの必要な部分を除去する。更に、消去端部28は、
書込み端部30が書込む幅より広い幅でマークを除去す
る。消去端部28は、このように広い端部と考えることが
でき、書込み端部30は細いペン先と考えることができ
る。
2つの端部を持つスタイラスは、一実施態様において
コードレスとしてもよいが、これに限定されるものでは
ない。他の実施態様においては、スタイラス14の2つの
端部は、書込みおよび消去以外の異なる機能を提供する
ことができる。
一般に、通信システム20は、文書の注釈および操作が
行われる2つの環境を提供する。1つの環境は、ユーザ
の持つ全ての文書のイメージを保有するユーザのシステ
ム・デスクと呼ばれるコンピュータの作業領域として説
明するのが最もよいであろう。第2の環境は、新しい文
書を含む1つの選択された文書の表示を行い、スタイラ
スで書込まれ/消去された注釈、キーボードで打ち込ま
れた注釈および音響的に入力された注釈を含むこの文書
の注釈あるいは生成を可能にする。
第2の環境は、「注釈環境(アノテータ(annotato
r))」と呼ばれ、如何なる時もディスプレイ装置18上
の表示から惹起することができる。例えば、このアノテ
ータは、作業プログラムにおいて惹起される。この場
合、アノテータは、スタイラス14の書込み端部30あるい
は消去端部28をタブレット16の表面に接近して置くユー
ザにより惹起される。プロセッサ22は、その時ディスプ
レイ装置18上に表示されている文書を惹起された注射セ
ッションに対して第2a図に示されるように、処理を行う
文書61とすることにより、スタイラス14のこのような設
置に応答する。ここで用いられたように、注釈セッショ
ンとは、ある特定の文書に対するアノテータの介在と、
この文書におけるアノテータの使用の以後の停止との間
の期間である。
処理プログラムのその時表示される文書73は、惹起さ
れた注釈セッションに対する処理文書61を提供するた
め、第2c図および第2d図に示されるようにフォーマット
変更が可能である。必要ならば、プロセッサ22が処理プ
ログラムのその時表示されている文書73(第2c図)をテ
キスト・モードからグラフィック・モードへ変更する。
文字生成プログラムがテキストからグラフィックへ変換
する。また、プロセッサ22は、その時表示された文書73
(第2c図)をプリントが明るく背景が暗い状態から第2d
図に示される如きプリントが暗く背景が明るい状態へ変
更して、注釈されるべき処理文書61を形成する。このよ
うに、惹起された注釈セッションに対して表示される処
理文書61(第2d図)は、グラフィック・モードで駆動さ
れ、処理プログラムの間文書の表示の反転ビデオ表示で
よい。
アノテータはまた、第2b図に示されるデスク表示32と
呼ばれる通信システム20の中心部表示において表示され
るユーザのシステム・デスクから惹起することもでき
る。このデスク表示32は、システム20の種々のタスクお
よび応用に対して中心となる。望ましい実施態様におい
ては、デスク表示32は、ユーザのコンピュータの作業領
域、即ちユーザのシステム・デスク36にある種々の文書
のミニチュア化されたイメージ即ちスタンプ34を提供す
る。文書のこのスタンプ34は、スタイラス14の書込み端
部30あるいは消去端部28を操作するユーザによりシステ
ム・デスク36上で「タッチ・アンド・ムーブ」方法で移
動することができる。これにより、デスク表示32に表示
された如き所要の文書スタンプ34の位置と対応するタブ
レット面上の位置にスタイラス14の一端部をユーザに指
向させ定置させ、スタイラスの端部28、30をタブレット
16面を横切ってタブレット16上のデスク表示32における
所要の終着位置と対応する所要の位置へ引きずらせ、タ
ブレット面からスタイラス端部28、30を引き上げさせ
る。タブレット面上を横切るスタイラス端部28、30の引
きずり操作の間、ディスプレイ装置18は、最初の位置か
らタブレット16の面を横切る書込み端部30の引きずりと
対応するシステム・デスク36上の所要の位置へ移動され
る所要の文書34を示す。ユーザがスタイラス端部28、30
をタブレット16の面から離す時、ユーザはスタイラスの
動作を「タッチ・アンド・ムーブ」操作で停止し、これ
によりシステム・デスク36上に文書スタンプ34を移動す
る能力を終了する。「タッチ・アンド・ムーブ」操作を
数多く使用することにより、文書スタンプ34はまたユー
ザにより確保されるある所要のグループに蓄積すること
もできる。
望ましくは、閉じた拳を示すカーソル301が、第2h図
に示される如く移動される文書スタンプ34の片側に接し
て示される。閉じた拳のカーソルおよび隣接する文書ス
タンプ34は、スタイラス端部28、30がタブレット面に沿
って移動するに伴い、システム・デスク36に沿って同じ
パターンで移動する。
文書の種々のスタンプに加えて、デスク表示32(第2b
図)は、文書に対する色々な保管箇所、およびユーザが
ユーザのシステム・デスク36から実行のため選択し得る
プロセッサ22の種々の操作の表示を行う。1つの保管箇
所は、ユーザにより生成される全ての新しい文書および
第2b図に示される如きユーザに対して送られるメールを
受け取るための「インボックス」63なるラベルが付され
ることが望ましい。インボックスを示すアイコンは、ラ
ベルを付した保管箇所63の代わりに同様に使用すること
ができる。他の保管領域は、ユーザの端末10と通信する
他のユーザの名前が付される。これらの名前を付した保
管箇所は、ユーザが文書を特定のユーザへ送るための送
出用メール函として供する。
ユーザのシステム・デスク36における関連した名前を
持つ保管箇所を持たない他のユーザへ文書を送るために
は、電子メール・システムが使用される。「メール」と
表示されたデスク36における1つの領域が、電子メール
・システムのサービスをユーザに提供する。このような
サービスを選択あるいは要求するためには、ユーザはス
タイラス14の「タッチ・アンド・ムーブ」操作法を用い
て、送られるべき文書のスタンプをデスク表示32におけ
る「メール」と表示された領域に置く。
デスク表示32の別のラベルを付した領域は、文書を印
字するためのプロセッサ動作を行う。この動作の選択
は、メール・サービスのそれと類似している。デスク表
示32における他のラベルを付した領域は、新しい用紙を
提供し(例えば、新しい文書を生成)処理プログラムへ
戻すプロセッサ動作を行う。これらの操作の選択は、ユ
ーザがタブレット16上の対応する位置において書込み端
部30または消去端部28を「タッチ・アンド・リフト」操
作を行うことによる。
異なるプロセッサ動作と対応する種々のラベルは、当
技術において周知の如きメニューを形成するリスト方式
で構成し直すことができる。望ましい実施態様において
は、この選択は、1つのメニューによる代わりに、ユー
ザのシステム・デスク36の1つ以上の側に移動自在に置
かれた個々のボックス状の領域38あるいはアイコンとし
て配置される。このボックス状の領域38は、先に述べた
如き新しい白紙文書を提供する「用箋」、処理プログラ
ムへ戻す「全て完了」、文書を処分する「くずかご」、
「プリンタ」および「メール」の操作の選択を行うこと
が望ましい。他の選択も同様に使用できることが理解さ
れよう。
システム・デスク36およびデスク表示32の操作の詳細
な説明は本発明の範囲を越えており、本発明の譲受け人
に譲渡され以後出願されるべき関連特許出願に譲る。ア
ノアテータと関連するシステム・デスク36の部分につい
てのみ以下の論議において詳細に記載する。
ユーザは、2つの方法の1つでデスク表示32からアノ
アテータを惹起する。1つの方法では、ユーザは、ディ
スプレイ装置18上に示されたデスク表示32の文書の縮小
イメージの位置と対応するタブレット16の面上の位置に
おいてスタイラス14の端部28、30によるタッチ・アンド
・リフト操作により、システム・デスク36(第2b図)か
らの読出しおよび(または)注釈のための文書の表示さ
れたスタンプ34を選択する。その後、プロセッサ22がス
タイラス14およびタブレット16により検知された信号を
受け取り、これら信号を処理してディスプレイ装置18上
にフルサイズで表示のため選択された文書を表示する。
第2a図に示された選択された文書のフルサイズ表示の
間、ユーザは、スタイラスで行った(挿入および(また
は)消去)、タイプ打ちおよび音声/音響処理されたデ
ータの所要の組合わせにより文書61を注釈することがで
きる。
デスク表示32(第2b図)からアノアテータを惹起する
第2の方法においては、ユーザは、表示された関連する
ボックス状領域38と対応するタブレット16上の位置にお
けるスタイラスの一方の端部28、30の「タッチ・アンド
・リフト」操作、例えば第2b図に示されるデスク表示32
の片側におけるボックス状領域38における「用箋」の選
択を行う。関連する選択におけるこの「タッチ・アンド
・リフト」操作の結果として白紙が表示され、書込むべ
き「白い用紙」をユーザに提供する。同様に、適正なボ
ックス状領域38からの選択が新しい方眼紙あるいは予め
定めた書式を提供することができる。
処理プログラム(第2c図)あるいはデスク表示32(第
2b図)のいずれかから一旦惹起されると、アノテータ
は、新しい白紙文書かあるいはシステム・デスク36から
選択された文書、あるいは処理プログラムからの文書の
いずれかである表示された文書について操作する。処理
プログラムからの文書の場合は、注釈が行われる以前の
文書のコピーが元のスクリーン・バッファ57(第3a図)
に保管される。このコピーは、グラフィックあるいはテ
キスト・モードのいずれかであり、コピーは注釈セッシ
ョンの終りおよび以下に述べる文書の注釈セッションの
再生中に用いられる。新しい白紙文書の場合は、変数即
ちフラッグが元のスクリーン・バッファにおける白紙頁
のコピーの保管の代わりに、文書の原点の如きものを表
示するよう設定される。この変数即ちフラッグが新しい
白紙頁が罫線があるかあるいは白紙かを表示することが
望ましい。他のタイプの紙もまた表示することができ
る。
惹起された注釈セッションにおいて、プロセッサ22
は、スタイラス14の書込み端部30から信号を受け取って
スタイラスの書込み機能を生じる。スタイラス14の書込
み端部30は、その書込み機能にある間、通常普通の鉛筆
により文書に対して直接なされるように、表示された文
書にペン書きの注釈を書き入れるため用いられる。同様
に、ユーザは、鉛筆の消しゴムで通常行われるように、
スタイラス14の消去端部28でペン書きされた注釈を消去
する。第2a図に示されるように、尖った鉛筆の先を示す
カーソル300が、表示された文書61の書込み端部30のタ
ブレット位置と対応する位置に示される。同様に、第2e
図に示されるように、鉛筆の消しゴムを示すカーソル28
0が表示された文書61の消去端部28のタブレット位置と
対応する位置に示される。両方のカーソル280、300は、
それぞれ消去端部28および書込み端部30によるタブレッ
ト16におけるユーザの操作の文書に対する視覚的な表示
を行う。
スタイラス14からのペン書きされた注釈の処理と同様
のユーザの視点では、プロセッサ22がキーボード12およ
び音響入出力装置24により入力された注釈を受け取り処
理する。タイピング・カーソル163(第2a図)が、キー
ボード12により入力された注釈がその時書き入れられる
表示された文書の位置を表示する。タイピング・カーソ
ル163は、カーソルの前方の高さおよび幅と等しい大き
さを持つ竪形の矩形状ボックスであることが望ましい。
文字の体部の底部が位置する基線と対応する水平線がこ
の矩形の内側に引かれる。タイピング・カーソル163
は、スタイラス14の端部28、30のいずれかを用いる「タ
ッチ・アンド・ムーブ」法により自由に置き直すことが
できる。更に重要なことは、ユーザが、タイピング・カ
ーソル163を表示された文書61上の様々なカーソルの初
期位置へ移動し、キーボード12を介して初期の各カーソ
ル位置におけるタイプされた注釈の挿入を開始すること
が可能であることである。前に挿入されたタイプ注釈の
付近にはない最初のカーソル位置で始まる挿入されたタ
イプ注釈の各々は、他の局部の格子とは独立しかつ現存
するテキスト処理装置においては一般的な文書62全体の
文字スペースの全格子とは独立する文字スペースの局部
の格子を確保する。このように、現在のテキスト即ちワ
ードプロセッサとは異なり、キーボード12から入力され
たタイプ注釈は文書全体における特定の列即ち直線状の
構造とは対応しない。丁度スタイラス14がユーザが自由
に文書61のどこにも注釈することを可能にするように、
キーボード12からの注釈は充分に柔軟性に富み、ユーザ
が如何なる時も文書のどの位置に入力されたテキストを
入力することを可能にして、全域ではなく局部の格子構
造のみを確立する。
このようなタイプの柔軟性に対する要求の事例は、走
査形態の完了時のボックスで囲まれあるいはアンダーラ
インされるあるフィールドである。この場合、ユーザは
文書の縦罫線および横罫線構造により制約を受ける。も
しユーザが従来のタイプライタを使用するならば、文書
を丁度望む場所に用紙の移動装置をおそらくは半行だけ
上または下に移動し文書を左右にずらすことにより定置
することができ、その結果ユーザは文字を文書の書式の
適正な位置に入れることができよう。もしユーザがワー
ドプロセッサ即ちテキスト・プロセッサを使用するなら
ば、文書のどこに文字を置くことができるかを示す全域
升目として知られる確実な縦横罫線構造と関連させられ
ることになる。
更に、ワードプロセッサ即ちテキスト・プロセッサに
おいては、テキストの入力が一連の関連する文字ストリ
ングとして格納される。本発明においては、初期のカー
ソル位置で始まる挿入されたタイプ注釈を表す各テキス
ト・ストリングが格子バッファ89に格納され、このテキ
スト・ストリングの初めの文字が第3b図に示され次に述
べる索引テーブル93において照合される。スクリーンの
表示26におけるある位置(x1,y1)で始まるテキスト・
ストリングをキーボード12を介して入力することによ
り、ユーザは、テキスト・ストリングの周囲のボックス
を形成する点線により示される如きテキスト・ストリン
グに対してのみ局在する文字スペースの格子を規定す
る。局部の格子に関する情報は、索引テーブル93を形成
する2次元の1つのリンクでつながれたリスト内のメモ
リーに格納される。この索引テーブル93の主軸は、yノ
ードのリストを指示するヘッダのyノード91で始まり、
各yノードは新しい局部格子のy即ち線位置および2つ
のポインタに関する情報を含んでいる。1つのポインタ
は、このリストにおける次のyノードの入力を指示す
る。このyノードがyの増加する順序に分類された保持
されることが望ましい。yノードの他のポインタは、特
定の前記yノードと関連する少なくとも1つのxノード
を指示し、xノードは1つの線内の横方向即ち文字スペ
ース位置を照合する。各xノードは、各局部格子の始め
のx即ち横方向スペース位置、局部格子のテキスト・ス
トリングの程度(即ち、対応するテキスト・ストリング
の実際の長さをその時定義する文字数)、スクリーンの
表示26においてユーザにその時表示された実際の有効文
字であるテキスト・ストリングにおける文字数、および
実際の入力文字自体を含む格子バッファ89に対する指標
についての情報を含んでいる。また、各xノードに含ま
れるのは、特定のyノード下方のxノードのリストにお
ける次のxノードに対するポインタである。
上記の如く、実際のテキスト・ストリング自体が格納
される構造は、文字セルの格子バッファ89である。これ
らの文字セルは、入力文字を格納するため必要なだけ各
局部格子に対して割付けられる。局部のテキスト・スト
リングのその時の状態についての情報は、専らxおよび
yノードがリンクされたリスト93に保持される。もし局
部格子がその時の長さを越えて拡大される必要があるな
らば、格子バッファ89が、この局部格子と対応する最も
後の文字位置に1つのリンクを挿入して、格子バッファ
89のある未使用の部分をこの局部格子とリンクする。従
って、この局部格子は、それが必要とするならば、動的
に大きくなることができる。1つの局部格子が規定され
た後、タイピング・カーソル163がxおよびyのいずれ
か一方あるいは両方の方向に局部格子の限度からある小
さな距離にあるならば、このタイピング・カーソルがこ
の局部格子に整合することになる。この状態は、タイピ
ング・カーソル163の移動中およびキーボード12を介す
るテキスト入力中の両方において生じる。タイピング・
カーソルの整合の感度は、タイピング・カーソルをx次
元における1つの局部格子の水平方向の限度の1つの文
字幅内あるいは1つの局部格子のy次元における1つの
文字高さ内に入れることがこの局部格子の限界内に入る
と見做されるように設定されることが望ましい。この感
度要因は、本発明の他の実施態様においては異なり得
る。
上記の事例は第3b図に示されている。スクリーン表示
26において、ユーザは行y1の位置x1で始まるテキスト・
ストリング「hello world」をタイプする。プロセッサ2
2が、例えばセル2で始まる格子バッファ89におけるテ
キスト・ストリングの文字を記録する。次に、プロセッ
サ22は頭のyノード91からy1ノードへのポインタおよび
y1からx1ノードへのポインタを確立する。x1ノードは、
このテキスト・ストリングにおけるその時の文字数およ
びこのテキスト・ストリングにおける有効文字数で初期
化される。また、テキスト・ストリングの始めの格子バ
ッファ・セル、即ちセル2がx1ノードにおいて照合され
る。x1−y1ノードは、x1、y1位置で始まり(x1+11、y
1)位置で終りかつセル2からセル12にわたり格子バッ
ファ89に記録された文字を含む文字スペースの局部格子
を定義する。この局部格子は、タイプされた注釈「hell
o world」周囲の点線ブロックとして示される。ユーザ
が単語「名前」をこの行y1の位置x2で始まる行に入れる
と、プロセッサ22は、例えばセル17で始まる格子バッフ
ァ89に文字を記録する。次いで、プロセッサ22は索引テ
ーブル93にy1ノードからy2ノードに対するポインタを確
立し、y2ノードからx2ノードに対するポインタを確立す
る。このx2ノードは、新しく挿入されたテキスト・スト
リングが格子バッファ89において始まる格子セル(即
ち、セル17)の番号、および文字数およびこのテキスト
・ストリングにおける有効文字を保持する。x2−y2ノー
ドは、テキスト・ストリングの「名前」に対する位置
(x2、y2)で始まる文字スペースの局部格子を定義す
る。スクリーン表示26の単語「名前」の周囲の点線ブロ
ックは、この新しく挿入されたテキスト・ストリングに
対する局部格子を示す。yノードのリストの終りに、零
のターミネータが置かれる。同様に、xノードの各リス
トの終りに、零のターミネータが置かれる。
望ましい一実施態様においては、注釈セッションの
間、所要の文書(あるいは、新しい白紙文書)のテキス
トの表示が、第3a図に示される如くその時のスクリーン
・バッファ40に保持された処理コピーのビット・マップ
によりディスプレイ装置18の表示26に示される。文書の
初期コピーのオフスクリーン・ビット・マップが、消去
バッファ42に格納され、注釈がその時の注釈セッション
の間行われる前に文書の照合コピーとして供する。スタ
イラス14の書込み端部30によりタブレット16上に書込ま
れた全てのマークは、処理コピーのビット・マップ上に
反映され、その後ディスプレイ装置18上に表示される。
スタイラス14の消去端部28がタブレット16に触れられる
と、プロセッサ22は、消去バッファ42に保持された文書
の初期コピーのオフスクリーン・ビット・マップを照合
して、どのビットがその時の注釈セッションの初めに消
去された領域における表示26に最初表示された消去領域
を復元するため必要であるかを決定する。
元のスクリーン・バッファ57における文書のコピー
は、必ずしもビット・マップ表示ではなく、オフスクリ
ーン・ビット・マップが消去バッファ42に保持される
時、照合コピーと同様に有効に使用することができる。
このように、元のスクリーン・バッファ57におけるコピ
ーにより表される文書の状態および消去バッファ42にお
けるコピーの状態は同じであるが、この2つの表示は異
なる目的に容易に使用し得る。望ましくは、1つの表示
が文書の印字のため処理時間および品質において最適の
形態であり、他の表示はディスプレイ装置18上に文書を
表示するため処理時間および品質において最適の形態と
なる。
注釈される新しい白紙文書の場合は、この新しい文書
のオフスクリーン・ビット・マップは必ずしも消去バッ
ファ42に格納されていない。その代わり、消去された領
域は、その時のスクリーン・バッファ40における処理コ
ピーのビット・マップにおいて対応するビットを白紙の
領域を反映するように変更してプロセッサ22より復元す
ることができる。もし文書が方眼紙の新しい紙片であっ
たならば、その時のスクリーン・バッファ40における対
応するビットが消去された領域に対するマークされない
方眼紙領域を提供するように然るべく変更される。注釈
されつつある文書が白紙あるいは方眼紙からのものであ
ることを表示する変数即ちフラッグは、どの文書がこの
ようなビット生成に適用し得るかを決定する際プロセッ
サ22を助ける。
消去端部28の添付はその時の注釈セッション中に行わ
れたペン書きの注釈の所要部分に影響を及ぼすだけであ
ることが判るであろう。前の注釈セッションのペン書
き、タイプあるいは音響による注釈は、その時の注釈セ
ッションあるいはどの前の注釈セッションにおいても消
去され得ない。その時のタイプされた注釈は、下記のよ
うにスタイラスの消去端部28により消去されることを防
止されることが望ましい。スタイラスの消去の経路内に
ある全てのタイプされたテキストは、実時間においてス
クリーンの表示26に構成し直される。これは、その時の
スクリーン表示26にのみタイプされた文字が表示される
ことにより、また消去中文字のビット・マップを保持す
る他のビデオ・ページがロードしないことによってメモ
リーのスペースを節減する。プロセッサ22は、消去経路
内のx−y位置を決定し、消去経路内あるいはこれと交
差するタイプ文字を決定するためこれらx−y位置に対
するx−yがリンクされたリストを探索する。格子バッ
ファ89は影響を受けたタイプ文字のASCIIコードについ
てアクセスされ、これらの文字はスタイラスの端部28に
よる消去中あるいはその直後にスクリーン表示26へ迅速
に再び書込まれる。
その時の注釈セッションにおいて生成したタイプ注釈
は、ワードプロセシングおよびタイピング・システムに
おいて周知のバックスペース・キーあるいは削除キーの
如きキーボード手段により消去される。このバックスペ
ース・キーは、タイピングアーカーソル163を1文字幅
だけ左へ移動させて、もしそこに文字があればこの文字
に重ね書き(即ち、オーバーストライク)させることが
望ましい。もしその時そこに文字がなければ、このバッ
クスペース・キーは単にスクリーンの自由スペースで移
動する左方矢印として取扱われる。局部格子の付近にバ
ックスペースを入れると、この局部格子のxノードと関
連する有効文字数を減らす。消去中の有効文字の認識
は、スクリーン上の実際のビット・マップが消去される
時働く。局部格子の文字を横切るため関連する局部格子
のxノードにおける情報を用いることにより、消去され
る文字に対する適正なASCIIコードが得られる。次い
で、「白い(反転)」文字がスクリーン表示26の対応す
るx−y位置へ書込まれ、従ってスクリーン表示におけ
る黒い文字を「消去」する。単語「uses」を消去する白
い重ね打ち文字の表示は、第2e図においてタイピング・
カーソル163の後に示される。もしある局部格子の限界
内の全ての文字が消去され、xノードの有効文字フィー
ルドが零まで減ると、xノードのエントリがリンクされ
たリスト93から除去される。もしxノードが特定のyノ
ードと関連する唯一のものであったならば、このyノー
ドもまた索引テーブル93から除去される。除去されたy
ノードと対応する表示26における行yが「開放」され、
タイピング・カーソル163はこの行の前後に自由に移動
できる。
注釈セッションのタブレット・ファイル44は、両端を
持つスタイラス14の書込み端部30および消去端部28によ
り行われる一連の注釈を記録する。注釈セッションのキ
ーボード・ファイル46は、キーボード12を介して行われ
た一連の注釈を記録する。タブレット・ファイル44およ
びキーボード・ファイル46は、文書の全ての注釈セッシ
ョンの全てのタブレットおよびキーボード・ファイルを
網羅する文書のサープーファイル88において照合され
る。スーパーファイル88のこれ以上の詳細については以
降に述べる。
第2a図に示されるように、各注釈セッションにおい
て、スタイラスが休止状態(即ち、書込み、消去あるい
は「タッチ・アンド・リフト」操作による選択を行わな
い状態)にあることが検出される時常に、ポップアップ
・メニュー78が表示26に表示される。このポップアップ
・メニューは、「デスクに近付く」、「白紙」、「方眼
紙」、注釈の消去」、「再生」、「メニュー縮小」、
「スケールの消去(表示)」および「全て完了」の選択
を含む。これらの選択および使用については、以下に述
べる。
ユーザは、マージンおよびタブを含む図形的なスケー
ルのインターフェースにより、タイピング環境を確立す
る。スタイラス14の一端部「タッチ・アンド・リフト」
操作を用いてポップアップ・メニュー78からの「スケー
ル表示」選択を行うことにより、スケールを文書61の頂
部に沿って表示させる。このスケールには、文字Vのよ
うに見える黒い下方を向いた三角形により示されること
が望ましい左右のマージンのアイコンがある。各マージ
ンのデフォールト位置は、文書61のいずれかの縁部から
約25.4mm(1インチ)である。スタイラス14の「タッチ
・アンド・ムーブ」操作を用いて、ユーザはマージンを
自由に水平方向へ文書の縁部から約0.635mm(1/4イン
チ)内の文書のどの位置へも移動させる。タイピング・
カーソル163は常に、この2つのマージンが許された
「タイピング領域」を規定するため、これらマージン間
のどこかに置かれる。例えば、タイピング・カーソル16
3を文書61の左側の縁部付近に移動し、次いで左側のマ
ージンをスクリーン表示26の中間へ移動すると、プロセ
ッサ22がタイピング・カーソル163が決してマージンで
規定された許されたタイピング領域の外側へは出ないよ
うにその内側で移動させる。
タブ・アイコンは、右を向いた黒い三角形として示さ
れることが望ましい。このタブ・アイコンは、スケール
下方の約0.635mm(1/4インチ)幅の余白領域において摺
動するアイコンであことが望ましい。この余白領域の左
端部には、新しいタブが置かれかつ古いタブがスタイラ
ス14の一端部の「タッチ・アンド・ムーブ」操作を用い
て戻されるブロックがある。ユーザは、タブ・ブロック
内のタブ・アイコンをスタイラス14の端部に触れさせ、
タブ・アイコンをスタイラス端部により所要の停止位置
へ移動させ、スタイラス端部を持ち上げて「タッチ・ア
ンド・ムーブ」機能の操作を終了することによりタブを
確立する。タブは動的要素であり、従ってここで定義し
たタブはそのアイコを触れさせてタブ領域のどこへでも
移動させることができる。各タブ・アイコンはそれ自体
の「個々の」位置に置かれねばならず、新たなタブ・ア
イコンを前に規定したタブのタブ・アイコンに対しあま
り近付けると、最も新しいタブ・アイコンをスクリーン
表示26から消去させ、タブ・ブロックへ再使用のため戻
されることになる。
先に述べたように、ユーザは、如何なる時もマージン
により示された領域内で文字をタイプすることができ
る。タイピング・カーソル163のその時の位置は、次の
タイプされた文字が文書61へ書込まれる位置である。文
字が入力された後、タイピング・カーソル163は1フォ
ント幅だけ右側へ移動される。タイピング・カーソル16
3が右側のマージンの付近以内へ移動すれば、このタイ
ピング・カーソルは次の行の左側マージン位置へ自動的
に折り返すことになる。もし前に入れられたテキストが
あれば、タイピング・カーソルは、前に入れられたテキ
ストにより確保された局部格子の文字スペースと自動的
に整合することになる。もしタイピング・カーソル163
が1つの単語の中間における右側マージンの付近にくれ
ば、この単語全体が次の行へ自動的に折り返される。
ポップアップ・メニュー78における「再生」操作と対
応するタブレット16上の位置にスタイラス14の一端部2
8、30を触れて持ち上げることにより、ユーザはその選
択を行う。ある文書の注釈セッションにおける「再生」
操作の選択は、文書の各書式をその元の状態から各注釈
セッションを経てその時の注釈セッションまでの再生を
行う。更に重要なことは、この再生が、文書の全ての注
釈セッションにおける文書に対してなされた一連の相対
的な時間的注釈を行うことである。一実施態様において
は、ユーザは、所要の順序で、また注釈セッションが最
初に入力されたペースより早いペースでこの注釈セッシ
ョンの再生を要求することができる。特に、ポップアッ
プ・メニュー78の「再生」の選択は、公知の記録装置の
「早送り」および「巻き戻し」の使用および効果と同様
な「早送り」および「巻き戻し」操作を行うことができ
る。再生の終りに、文書およびプロセッサ22は注釈セッ
ションの継続の用意ができる。
新しい注釈セッションは、その時白紙あるいは方眼紙
に対して注釈される用紙の種類の変更のためのポップア
ップ・メニュー78操作の選択によるその時の注釈セッシ
ョンから開始することができる。ユーザは、タブレット
16上の対応する位置におけるスタイラス14の一端部28、
30の「タッチ・アンド・リフト」操作を用いることによ
り、「白紙」あるいは「方眼紙」の選択を行う。プロセ
ッサ22は、対応するスクリーン表示の生成、およびこれ
に従って新しい注釈セッションのための元の内容を持つ
その時のスクリーン・バッファ40および消去バッファ42
の初期化により、選択された用紙の種類を提供する。プ
ロセッサ22は、「白紙」あるいは「方眼紙」の選択が行
われた時に表示された文書を保管し、またこの注釈セッ
ションにおいてこの文書に対してなされた注釈を保管す
る。従って、プロセッサ22は、ユーザのシステム・デス
ク上のこの文書の最後のスタンプを文書の更新されたス
タンプで置換する。
ポップアップ・メニュー78における「注釈消去」の選
択は、その時の注釈セッションの新たな開始をもたら
す。プロセッサ22は、ユーザが「注釈消去」の選択のた
めタブレット16上の対応する位置に書込み端部30または
消去端部28を「タッチ・アンド・リフト」するのに先立
ってなされた全ての消去および付記を廃棄する。即ち、
プロセッサ22は、その時のスクリーン・バッファ40にお
ける処理ビット・マップ、およびこの注釈セッションに
おいてこれまでなされた全ての注釈のタブレット・ファ
イル44をクリアして、スクリーン表示26を更新する。そ
の結果、その時注釈される文書は、その時のセッション
においてこれまでなされた如何なる注釈もなく表示され
る。
上記の事柄によれば、ユーザは、最初の注釈セッショ
ンを、例えばシステム・デスク36からの最初の文書から
開始し、この最初の文書を注釈し、新しい方眼紙(白
紙)を注釈することにより2番目の注釈セッションにお
いて新しい文書を生成するため「方眼紙(白紙)」の選
択を行うことができる。ユーザが方眼紙(白紙)の選択
を行うと同時に、プロセッサ22は、「注釈消去」の選択
により廃棄されなかった最初の注釈セッションにおいて
なされた注釈を含むように、ユーザのシステム・デスク
36における最初の文書のスタンプを更新する。この2番
目の注釈セッションの終りに、プロセッサ22は、システ
ム・デスク36におけるボックス内63に新しい文書のスタ
ンプを生成して入れる。
同じあるいは類似した結果が、最初の文書が処理プロ
グラムの割込み、システム・デスク36におけるスタン
プ、あるいはデスク表示32における「用箋」選択のいず
れかに従って生じることになる。「用箋」選択、あるい
は上記のシナリオにおける最初の文書を得るための処理
プログラムの割込みが、新しく生成された文書を注釈セ
ッションからその注釈により表すためスタンプを生成さ
せる。この新しい文書のスタンプは、システム・デスク
36上のボックス内63に置かれ、ユーザがデスク表示32へ
戻ってボックス内63からのスタンプを除去するまでその
ままである。
その時の注釈セッションはまた、この注釈セッション
中表示26に表示される注釈ポップアップ・メニュー78か
ら関連する選択をユーザを行うことにより終了すること
ができる。望ましい実施態様におけるポップアップ・メ
ニュー78の関連する選択は、「デスクに近付く」および
「全て完了」である。システム・デスク36へ戻る選択
(即ち、「デスクに近付く」の選択)の位置と対応する
タブレット16上の位置におけるスタイラス14の一端部2
8、30の「タッチ・アンド・リフト」操作を行使するこ
とにより、ユーザはその時の注釈セッションを終了して
デスク表示32に入る。同様に、ユーザが「全て完了」選
択の表示26における位置と対応するタブレット16上の位
置におけるスタイラスの端部28、30を「タッチ・アンド
・リフト」することにより、ユーザは注釈セッションを
終了して、アノテータが惹起された場所において処理プ
ログラムに再び入る。
デスク表示32(第2g図)あるいは処理プログラムへ戻
ると同時に、注釈セッションの終りにおける注釈された
文書の縮小イメージ即ちミニチュアである「スタンプ」
が、白紙または方眼紙、あるいは注釈された処理プログ
ラムからの新しい文書の場合に、システム・デスク36に
付記される。注釈セッションにおいて注釈された前に注
釈された文書の場合は、更新されたスタンプがデスク36
上の文書の前のスタンプを置換する。望ましい実施態様
においては、注釈された文書のスタンプが、文書が注釈
された順序で処理される。従って、最後に表示された文
書あるいは最後の注釈セッションにおいて最後に注釈さ
れた文書のスタンプが最後に生成される。新しいスタン
プ、即ち新しい文書のスタンプが、最初に生成された新
しいスタンプをボックス内63(第2g図)の底部に、また
最後に生成された新しいスタンプがボックス内63の頂部
において、ボックス内63に置かれる。ボックス内のスタ
ンプの先入れ後出しについて述べたが、スタンプの他の
順序も適当であり、ユーザによって指定することができ
る。
ユーザのシステム・デスクにおけるスタンプの生成
は、最後の注釈セッションにより影響を受けた如き文書
のその時更新されたイメージを圧縮形態で保持する文書
のスタンプ・ファイル80(第3a図)によって行われる。
スタンプ・ファイル80は、各注釈セッションの終りにそ
の時のスクリーン・バッファ40における処理コピーのビ
ットマップから生成され、アノテータが操作する局部メ
モリーの外側でディスク・メモリー43に格納される。
また、ディスク・メモリー43には、各注釈セッション
の終りに、モニター・スクリーン上に表示された注釈さ
れた文書の最後の表示のスナップショットが置かれる。
この最後の表示のビット・マップが、その時のスクリー
ン・バッファ40における処理ビット・マップから形成さ
れ、中間ファイル84に保持されるが、このファイルは注
釈の再生あるいはこの注釈セッションにより最後に影響
を受けた如き文書の印字を除く全てにおいて使用され
る。従って、中間ファイル84は、文書の全ての注釈セッ
ションからその注釈による最も後の表示を含む。メモリ
ー・スペースに関しては、その時のスクリーン・バッフ
ァ40の処理ビット・マップからのイメージ・データが、
中間ファイル84の内容を形成するように圧縮される。
処理プログラムから形成される新しい文書の最初の注
釈セッションの終りに、元のスクリーン・バッファ57の
内容が、第3a図に示されるようにディスク・メモリー43
の元のスクリーン・ファイル86へコピーされる。元のス
クリーン・ファイル86は、次に述べる如き文書の再生即
ちプレイバックを可能にする。
文書の注釈セッションのプレイバックは、デスク表示
32(第2b図)から惹起することができる。ユーザは、デ
スク表示32における文書スタンプ34(縮小イメージ)の
位置と対応するタブレット16上の位置におけるスタイラ
ス端部28、30を「タッチ・アンド・リフト」とする。次
に文書34(第2b図)は、この時までの文書の全ての過去
の注釈セッションにおいてなされた古い順の一連の注釈
に従って元の形態からディスプレイ装置18の表示26にフ
ルスクリーン・サイズで表示される。文書の元の形態
は、上記の如く第3a図に示すように、ディスク・メモリ
ー43の元のスクリーン・ファイル86に格納される。元の
スクリーン・ファイル86の内容は、走査されたイメー
ジ、あるいは先に述べた如き文書に対して最初にアノテ
ータが惹起された時、元のスクリーン・バッファ57に格
納された如き文書のテキスト・モードあるいはグラフィ
ック・モードのイメージである。元のスクリーン・ファ
イル86は、プレイバック中表示の背景を提供し、タブレ
ット・ファイル44およびキーボード・ファイル46が文書
に対してなされた一連の注釈を提供する。白紙ページあ
るいは方眼紙のページとして始まる文書の場合は、元の
スクリーン・バッファには何も格納されていないため、
元のスクリーン・ファイルがこの文書に対して保管され
る。白紙あるいは方眼紙のページとして始まる文書の表
示のみが保管され、プレイバックと同時に、プロセッサ
22がこの表示の背景に対して対応する白紙あるいは方眼
紙のページを生成することにより表示に応答する。
文書はまた、表示スクリーンより長いこともあり、あ
るいはまた数ページとなることもある。一実施態様にお
いては、1枚のページの頂部から底部までのスクロー
ル、あるいは1ページから前後のページへの順次のスク
ロールは、当技術において周知の手段により可能であ
る。望ましくは、スタイラス14のいずれか一方の端部が
注釈される文書の縁部に対応するタブレット16上の領域
付近に置かれる時、握りこぶしを表すカーソル100が、
第2f図に示すように文書の縁部の各位置に表示される。
この握りこぶし状のカーソル100は、文書のページを、
あるいは複数ページをあるページから他のページへ、あ
る行から他の行へ、ある早さで対応するタブレット領域
に沿ってスタイラスをユーザの「タッチ・アンド・ムー
ブ」走査で示される方法でスクロールさせるように見え
る。
別の実施態様においては、各ページは先に述べたよう
に個々の注釈セッションにおいて処理される。各ページ
はそれ自体の本来のスクリーン・ファイル即ち方眼紙/
白紙のページ表示を持ち、これがアノテータがこのペー
ジに対して惹起された最初からのページのテキスト・モ
ードあるいはグラフィック・モードのイメージ、あるい
はプロセッサが生成したイメージをそれぞれ提供する。
この本来のスクリーン・ファイルあるいは各ページの表
示もまた、上記の如く注釈セッションの再生中対応する
ページの表示の背景を提供する。各ページはまた、上記
の如きページの注釈セッションの最後のスクリーンのビ
ット・マップを含むそれ自体の中間ファイルを有する。
ある文書のページを対応する中間ファイルは、プロセッ
サ22がある文書のページを迅速にめくることを可能にす
る。一方、1つの文書に如何に多くのページがあって
も、文書は1つのスタンプ・ファイル80と1つのスーパ
ーファイル88(第3a図)しか持たない。文書の最後に惹
起された注釈セッションで注釈されたページのイメージ
は、スタンプ・ファイル80の内容を形成するように圧縮
される。各注釈セッションの後、スタンプ・ファイル80
は、このセッション中に最後に注釈された文書のページ
に従って更新される。あるいはまた、1つの文書の各ペ
ージ毎に1つのスタンプ、従って1つのスタンプ・ファ
イル80を使用することができる。スーパーファイル88
は、文書の全てのファイルの登録簿として働く。望まし
い実施態様においては、同じ文書のスタンプ・ファイル
80およびスーパーファイル88は共に、共通の基本名称を
共用する。スタンプ・ファイルは、例えばサフィックス
「.wst」を加え、またスーパーファイル88はサフィック
ス「.wsf」を加える。プロセッサ22は、文書をそのスー
パーファイル/スタンプ・ファイルの基本名称により照
合し、また文書の他のファイルに対する照合は適当なサ
フィックスと組合わせた基本名称により行われる。
簡潔にするため、文書に対する照合については、以降
の論議において全体的に行うが、文書の各ページは文書
に対して述べる方法で処理することができる。また、本
文においては、用語「文書とは、1つ以上のイメージの
静止表示、即ち情報の1つ以上の単一スクリーンを指
し、アニメーション画を形成するイメージのこまの時間
的なシーケンスと混同される意味はない。従って、「表
示された文書」とは、コンピュータのディスプレイ・ス
クリーン上に見られる文書のイメージ表示を意味する。
更に、1つの文書の注釈再生は、アニメーションの場合
の一連の生成イメージの再生とは対称的に、1つの定義
し得る複合イメージの生成の再生である。
視覚的な(即ち、手で書いた、消去された、およびタ
イプされた)注釈に加えて、音で聞こえる即ち音響的注
釈もまた注釈セッションの間、文書に対してあるいはま
たそのどのページに対して行うことができる。スタイラ
ス14の2つの端部28、30により、および(または)キー
ボード12によって文書を注釈する代わりに、ユーザは、
注釈セッションにおいてメッセージを音声化し、あるい
は他の方法で音を生じるメッセージを第1a図に示した音
響装置24、あるいはプロセッサ22と接続された他のレシ
ーバ/スピーカ装置に対して生成することもできる。第
3a図のタブレット・ファイル44およびキーボード・ファ
イル46のように、音声ファイル48は、注釈セッションの
間に生成された音声化/音響化された注釈を記録する。
ある文書の各音声ファイル48は、この文書のスーパーフ
ァイル88において網羅される。再生中、手で書いた、消
去された、タイプされた、音声化された注釈が、これら
注釈が最初の文書に対してなされた方法を模倣する時間
的なシーケンスで表示/音化される。
あるいはまた、手で書いた/消去された、またタイプ
された注釈のみを、時間的なシーケンスにおいて早めた
速度で再生することができる。手書き、消去およびタイ
プされた注釈の早めたシーケンスの再生の終りに、シス
テム・メッセージがディスプレイ装置18上に表示され
て、ユーザに対してこの文書については音声化/音で聞
くことができる注釈が存在し、音声化された注釈が最初
に示された適正な時間的シーケンスで音響装置24の出力
ポートで聴取可能であることを通知する。
各文書のスーパーファイル88は、如何なる時も内容の
テーブルとして構成される。内容テーブルにおける各エ
ントリは、この文書の1つの注釈セッション、および注
釈セッションにおいて生成されたファイルのタイプを照
合する。従って、スーパーファイル88は、1つの文書の
全ての注釈セッションの履歴を呈示するものである。
第4図に示される如き望ましい一実施態様において
は、1つの文書のスーパーファイル88が1つのヘッダ・
レコード90および1つ以上のセッション・レコード92を
有する。このヘッダ・レコード90は、ページの番号の如
き文書において一般的な情報を文書の最後にアクセスし
たページを保有する。ユーザが1つの注釈セッションを
完了する毎に、セッション・レコード92が生成されてこ
の注釈セッションに対する関連情報を記録する。次い
で、セッション・レコード92は、この文書に対するスー
パーファイル88の終りに付属される。各注釈セッション
は名称を付され、この注釈セッションの名称は各セッシ
ョン・レコード92のセッション名称フィールド96に格納
される。1つのセッション・レコード92の用紙フィール
ド94はプログラムが生成したスクリーンの使用を指示
し、他のコードはページ・フィールド98に示された文書
のページについて前に述べた如きスクリーン情報を含む
元のスクリーン・ファイル86を指示する。元の スクリーン・ファイル86に対する照合は、各ページが見
出されたセッションの名称の後にサフィックス「.wsc」
を用いる。用紙フィールド94におけるコードはまた、文
書のページが前に存在したセッション・レコードと対応
する注釈セッションに注釈され、このセッションにおい
て付属されることを示すことができる。状況フィールド
99は、タブレット(T)、キーボード(K)および音声
(V)のファイルの存在をマークし、かつ注釈セッショ
ンにおける消去(E)の存在をマークするビットを有す
る。タブレット、キーボードおよび音声ファイルの各々
は、セッション名称フィールド96におけるセッションの
名称に一義的なサフィックスを加えたものからなる名称
を有する。各セッション・レコード92はまた、レコード
92の製作日時を示すためのフィールドをも有する。セッ
ション・レコード92は時間的なシーケンスが付されてい
るため、プロセッサ22は文書のスーパーファイルの基本
名称から始めて、ユーザが丁度生成した通りに文書を再
形成するためのセッションの名称およびサフィックスを
使用することができる。
各タブレット・ファイル44は、1つの注釈セッション
においてタブレット16とのユーザの対話を再形成するに
必要な情報を保持する。この情報に含まれるのは、タブ
レット16上のスタイラス14書込み端部30および消去端部
28のxおよびy座標、および異なる対のxおよびy座標
の発生の相対的なタイミングである。各対のxおよびy
座標は、必要に応じて時間マークと共に順次記録されて
注釈セッションの間にユーザによりなされた手書きの注
釈および消去の時間的シーケンスを呈示する。スタイラ
ス14の消去端部28は書込み端部30よりも有効に幅が広い
ため、消去端部28のストロークのxおよびy座標が、手
書き注釈よりも広い幅即ちストロークを示すように記録
されている。xおよびy座標の対と対応する圧力および
z軸の測定値を用いて、使用されるスタイラス端部の変
更(即ち、消去端部28から書込み端部30へ、あるいはそ
の反対)を判定し、またタブレット・ファイルに記録す
ることができる。スタイラス端部の変更はそれぞれデリ
ミッタと関連して、xおよびy座標が対応するスタイラ
ス端部の表示を行う。スタイラス端部の変更の時間マー
クもまた前記デリミッタと関連している。
望ましい実施態様におけるタブレット・ファイル44の
事例は第5図に示される。このタブレット・ファイル44
は、タブレット・ファイルおよび注釈セッション識別情
報、およびタブレット16からプロセッサ22へ送られるデ
ータのパケットのパケット間のタイミングを示す情報を
含むヘッダ・レコード13を有する。このタブレット・フ
ァイルの識別はサフィックス「.wtb」を使用する。タブ
レット・ファイル44の残りは、デリミッタ11により分離
されるデータのバケットのxおよびy座標部分を含む。
このデリミッタ11は、書込み端部30から消去端部28への
切り換え、あるいは一端部のタブレット16上からタブレ
ット16外へ、あるいはその反対の切り換えの如き大きな
変化をマークする。各デリミッタ11のコード・フィール
ド15は、下記の如きのものの表示を行う。即ち、 スタイラス端部が下がる(即ち、ストロークの開始) スタイラス端部が上がる(即ち、ストロークの終り) 消去端部28への切り換え 書込み端部30への切り換え デリミッタ11の圧力フィールド17は、コード・フィー
ルド15と対応するスタイラス14の端部の検知された圧力
の表示を行う。デリミッタ11の時間フィールド19は、コ
ード・フィールド15の動作が生じた時間の表示を行う。
デリミッタ後のxおよびy軸データのタイミングは、ヘ
ッダ・レコード13に指示されたパケット間のタイミング
により定義される。プロセッサ22は、ある注釈セッショ
ンからのタブレット16上のユーザの動作を正確になぞる
ため、ヘッダ・レコード13、デリミッタ11の情報、およ
びタブレット・ファイル44のデータを使用することがで
きる。
同様に、キーボード・ファイル46は、一連のASCII文
字、およびタイプされた注釈の時間に基づく表示を提示
するタイムマークを記録する。第6図に示された望まし
い実施態様においては、キーボードの対話は予め定めた
方式でサンプルされず、従って各キーストロークは調時
される。2つのタイミングが用いられる。ユーザがキー
ストロークが1分の半分より短い間隔で分離される十分
な早さでタイプする短期のタイミングにおいては、各キ
ーストロークは15ビット(32,767ミリ秒)のストローク
間時間29でパッケージされる。ストローク間時間が約30
秒より長い長期のタイミングにおいては、32ビットの発
生時間が記録される。この2つのタイミングは、ディス
クスペースを節減するため使用される。キーボード・フ
ァイル46は、ファイルについての識別情報を与えるヘッ
ダ・レコード21を有する。キーボ・ファイルに対する照
合はサフィックス(.wkb)を用いる。更に、アノテータ
により生成されるキーボード・ファイル46は、記録スペ
ースを節減する特殊コードを含む。ユーザがタイピン
グ、マージンおよびタブの定義に用いる「スケール」を
出すか隠すかを(ポップアップ・メニュー78を介して)
質疑する時、キーボード・ファイル46に対して特殊なキ
ーストロークが付加される。
文書およびこの文書に対する注釈の印字は、注釈がユ
ーザによって最初に入力されるも文書上の文字の位置の
順序によらない時間的シーケンスにおいて行われる。1
つの文書の印字時に、各ページ毎に、1つのページのタ
ブレット・ファイル44、キーボード・ファイル46のデー
タのシーケンスが、望ましくはページの元のスクリーン
・ファイル86からの最後のビット・マップと合体され
て、その最も新しいバージョンに文書をフォーマット化
する。その結果得るビット・マップはプリンタにより使
用され、文書を印刷された用紙形態で生成する。
アンチ・スキップ・ルーチン タブレット16の付近にあるスタイラス14の端部は、こ
のタブレットに対して電圧差を生じる。この電圧差は、
スタイラス端部とタブレット16内の検出面との間の距離
の二乗に反比例する。スタイラス端部がタブレット面に
近付けてこの面と直角の軸(z軸)に沿って引かれる
時、z軸座標のより厳密に識別し得るデータ点が集めら
れる。これらのデータ点は、タブレット面と接触するス
タイラス端部を規定する検出される圧力量と組合わせて
用いられる。同様にして、人間の行為、および機械的お
よびハードウエアの欠陥により、スタイラスによる書込
みおよび消去の間のスタイラスが離れたという誤信号を
防止するため、z軸のデータ点および圧力の測定値が一
緒に用いられる。
望ましい実施態様においては、z軸に沿ったスタイラ
ス端部とタブレット面間の距離が減る速度が零に達しか
つ検出された圧力の量が大きく増える時、対応するスタ
イラス端部はタブレット面と接触状態になったと考えら
れる。更に、スタイラス14の端部の検出された圧力は、
この端部がz軸に沿ったタブレット面のある距離内にあ
る限り、この端部の始動および再始動を制御する。作動
するスタイラス端部の圧力が予め定めた閾値より低下す
るも端部がz軸に沿って受け入れ得る距離の予め定めた
交差即ち範囲内にあることが検出される時、アンチ・ス
キップ・サブルーチンがプロセッサ22に対して信号を生
成してスタイラス14が依然として書込み/消去の操作状
態で使用されるべく意図されることを示す。z軸に沿っ
てタブレットからの距離の変化の加速が予め定めた閾値
以下の圧力と共に検出される時、アンチ・スキップ・サ
ブルーチンはプロセッサ22に対して信号を生成してスタ
イラス端部が有効にタブレット面から離れていること、
およびその時をストロークを書込みあるいは消去するた
めのスタイラス14の使用が終わったことを示す。更に、
もしスタイラスの使用端部の距離がある期間z軸の予め
定めた閾値から外れていることを検出されるならば、ア
ンチ・スキップ・ルーチンはプロセッサ22に対して信号
を生成して、スタイラス端部がスタイラスの使用目的の
ためタブレット面から離れていることを示す。従って、
タブレットの近傍へスタイラス端部が以後再び進入する
と同時に、スタイラス端部は然るべく再始動され駆動さ
れることを必要とする。
タブレット16はその頂部面全体にわたり完全に平滑で
はない故に、z軸の値はタブレット16上の1つの地点か
ら他の地点において変動し得、位置に応じた補正が必要
となろう。このように、望ましい実施態様においては、
スタイラス14の端部とタブレット16との間のz軸に沿っ
た距離の相対的な測定はタブレットにおける各点に対し
て用いられる。
アノテータ用ソフトウエア 先に述べたシステム20の特徴は、アノエータ/デスク
のタスクが第1a図に示されるシステム20のハードウエア
要素に対しソフトウエアの組合わせであるため、これも
参照番号20で示されるアノテータ/デスク・タスク・プ
ログラムによって提供される。アノテータ自体は、アノ
テータ/デスク・タスクにおけるいくつかのアプリケー
ション・ルーチンの1つであるアノテータのアプリケー
ション・ルーチンにより駆動される。他のアプリケーシ
ョン・ルーチンは、デスク表示32およびこれと対応する
諸機能を含むデスクのアプリケーションを駆動するもの
であり、あるいは文書の印刷のための印刷アプリケーシ
ョンの駆動のためのものである。
一般に、本アノテータ/デスク・タスクは、割込みプ
ログラムとして考えられる。第7図に示されるように、
プロセッサ22のオペレーティング・システム37は、アノ
テータが惹起される時最初のプログラム39を実行中であ
る。この時、タブレット16から送出される信号は割込み
コントローラ41によって受け取られ、このコントローラ
が更にオペレーティング・システム37に対して、アノエ
ータ/デスク・タスクのアノテータのアプリケーション
・ルーチン(および必要な他のアプリケーション・ルー
チンのいずれか)が実行されるに充分な長さだけ最初の
プログラム39の実行を一時的に停止させ、次いでこの最
初のプログラム39の実行を再開するようにオペレーティ
ング・システム37に求める。最初のプログラム39の停止
は、制御を「テークオーバ(takeover)」と呼ばれる第
2のサブルーチンへ移すリスナーと呼ばれるサブルーチ
ンにより行われるが、その両方について以下に述べる。
アノテータのアプリケーション・ルーチンの実際の実行
は、タブレット16、キーボード12およびシステム20の音
響入出力装置24を駆動するサブルーチンによりオペレー
ティング・システム37に対する一連の割込みにより行わ
れる。
上記のサブルーチンの基礎は、第8図に「グラフィッ
ク・ドライバ」、「タブレット・ドライバ」、「キーボ
ード・ドライバ」、「ネットワーク通信」、「ファイル
I/Oドライバ」および「クロック/タイマー」で示され
る6つで1組のデバイス・ドライバ即ちモジュールから
なっている。これらのデバイス・ドライバは典型的であ
り、即ち、これらは、1組の標準的な要求およびデータ
・フォーマットを介して使用し通信するアプリケーショ
ンから、タブレット16、キーボード12、ディスプレイ装
置18等の関連するデバイスの詳細を抽象化している。ク
ロック/タイマーは、最も基本的なドライバの1つであ
る。これは、アノテータ/デスク・タスク20に、注釈を
調時してグラフィック・フィードバックを同期するため
使用される1KHzのカウンタを提供する。ファイルI/Oド
ライバは、アプリケーションがファイルを生成し、開
き、読出し、書込み、削除し、名称を付け直すことを可
能にする。
グラフィック・モジュールは、アプリケーションに仮
想的な用紙を提供する。この用紙への書込み、この用紙
上での消去、特定の種類の用紙、ディスク・メモリー43
に対するこのような情報の保管およびロード、カーソル
の操作、およびディスプレイ装置18における表示のある
各部のバッファリングに対する指令がある。グラフィッ
ク・モジュールはまた、専らデスクのアプリケーション
により使用されるデスク表示を提供する。デスク・アプ
リケーションのスタンプおよびカーソルの表示および操
作機能もまた、このグラフィック・モジュールによって
処理される。
ネットワーク通信モジュールは、メール、遠隔印字あ
るいはたのネットワークを共用するタスクのため使用さ
れるネットワークのコンピュータに対するデータ経路を
提供する。ネットワーク通信モジュールは、アプリケー
ションがファイルを送出し受け取り、メールに使用され
たあるファイルの存在を決定し、ファイルを無条件に削
除することを可能にする。
タブレット・モジュールは、2つの割込みに基づくデ
バイス・ドライバの1つである。オペレーティング・シ
ステム37がタブレット16からのデータ点の可用度を示す
割込みを受け取ると同時に、タブレット・ドライバがこ
の情報を標準的なフォーマットのデータ・パケットにパ
ッケージして、1つのタブレット機能を呼出す。タブレ
ット機能は、データ・パケットの受け取りと同時になさ
れることを正確に制御する手順である。タブレット機能
は、システム・デスクに対する注釈中の種々のステップ
を実行することができ、またグラフィック・モジュー
ル、タイマー・モジュールの要求および(または)他の
手順の呼出しを行うことができる。望ましい実施態様に
おいては、タブレットは一般に下記のフォーマットを有
する。即ち、 IF文においては、タブレット機能は、次のデータ・パ
ケットが受け取られると、どのタブレット機能が呼出さ
れるべきかを決定することである。このため、もし条件
1が達成されるならば、myTabFunがnewTabFun1の適正な
実行のため必要などんなタスクでも実行し、次いでタブ
レット・ドライバに手順TabFunを呼出すことによりnewT
abFun1を実行するように通知する。これは、newTabFun1
の即時実行を生じない。その代わり、myTabFunの完了と
同時に、タブレット・ドライバが別のデータ・パケット
の受け取りを可能にする。この後のパケットが受け取ら
れる時のみ、newTabFun1が呼出される。もし以降のタブ
レット機能がその時のタブレット機能の実行ちゅうに宣
言されなければ、その時のタブレット機能は次のデータ
・パケットの受け取りと同時に呼出されることになる。
このタブレット機能は、状態マシンによるタブレット
の処理の試みを行う。初期の状態(タブレット機能に対
する呼出し)から、タブレット・モジュールは単に作業
を実行し、その時のデータについての状態を変更する。
アノエータのアプリケーション・ルーチンの主レベルよ
り高い優先順位で完了するよう割込みが行われため、タ
ブレット・ドライバは、オペレーティング・システム37
が疑似マルチタスクを行う(即ち、一連の割込みタスク
を処理する)ことを可能にする。
タブレット・ドライバは、WT−Dataと呼ばれるデータ
・フォーマットでデータ・パケットを使用可能にする。
このフォーマットは、4つの16ビット・ワードのパッケ
ージを含む。1つの16ビット・ワードは、1,000dpi(ド
ット/インチ)でx座標(即ち、タブレット16上のスタ
イラス14のx軸位置)を表す。第2の16ビット・ワード
は、1,000dpi(ドット/インチ)でy座標(即ち、y軸
位置)を表す。別のワードの1バイト(8ビット)がz
軸座標を表し、別の1つのバイト(8ビット)がスタイ
ラス14の端部における圧力を表す。1つ以上のバイト
(8ビット)が、スタイラスのどの端部が検出されてい
るかを表す。xおよびy軸の位置は、タブレット16の左
下隅に原点があることが望ましい用紙に基づいている。
アノテータ/デスク・タスク20がユーザが全ての方向に
用紙から話すことを可能にするため、負数および用紙の
寸法により大きな数が有効である。
キーボード・ドライバは、アノテータ/デスク・タス
クにおける他の割り込みドライバである。アノテータ/
デスク・タスク20のASCIIフォーマットは、IBM社の技術
試料において下記の変更を加えて発行された文字セット
からなっている。即ち、 文字種Hex13−17が、左矢印、右矢印、上向き矢印お
よび下向き矢印に対して用いられ、 文字種HexBO−FFが、機能キー、およびHELPおよびCNC
ELキーに対して用いられる。
丁度タブレット・モジュールと同様に、キーボード・
モジュールは1つのキーストロークの受け取りと同時に
キー機能を呼出す。その時のキー機能手順は、次のキー
ストロークの受け取りと同時に呼出されたキー機能を変
更するため用いられる。デフォールト・キー機能は、MS
−DOSで用いられるキーボード・ハンドラをエミュレー
トする。キーボード・モジュールのマンピング・テーブ
ルが完全に再構成可能である。与えられたキーストロー
クからの実際のASCIIデータ出力が、2キロバイトのマ
ッピング・テーブルの書き直しにより変更することがで
きる。1つのアプリケーションは、矢印および機能マッ
ピングを除去することさえできる。マッピング・テーブ
ルの柔軟性は、国際的な要求の如き種々のアルファベッ
トおよび用途を取扱う能力を提供する。
望ましい実施態様においては、タブレット・ドライバ
の主要な作業部分は、タブレット機能(tabfun)のディ
スパッチャ66と呼ばれ、キーボード・ドライバの主要な
作業部分はkeyfunディスパッチャ64と呼ばれる。
先に述べたように、リスナー・サブルーチンは、アノ
テータのアプリケーション・ルーチンが実行するために
最初のプログラム39の実行を停止する。これを実施する
前に、リスナーはユーザが実際にアノテータを惹起する
かどうかを判定しなければならない。この判定を行う
際、リスナーはこれがユーザをしてスタイラス14をピッ
クアップするため25ミリ秒以上要し、かつスタイラスの
一方の端部を注釈に容易な位置でタブレット16の付近に
置くものと仮定する。リスナーは、約25ミリ秒毎のスケ
ジュールでタブレット・モジュールから得られるデータ
・パケットを監視する。リスナーは、プログラムの知識
なしに最初のプログラム39で間欠的に実行して、タブレ
ット・モジュールの割込みおよび疑似マルチタスク能力
を用いて、ユーザが何かを行う際、タブレット16および
スタイラス14により何を行うかを調べる。
更に、タブレット・モジュールがタブレット16からデ
ータ点を集めてフォーマット化する毎に、割込みコント
ローラ41が最初のプログラム39を実行するオペレーティ
ング・システム37に割込みを行い、オペレーティング・
システム37に対して割込みベクトル・テーブル50におけ
るタブレット17と対応するポインタ82により照合される
プログラムを実行するように通知し、これがこの時第7
図に点線51により示されるリスナーサベルーチン45であ
る。このような割込みの最初に、タブレット・モジュー
ルにより形成されるデータ・パケットが、第9図に示さ
れる如き25ミリ秒のスケジュールに関して適正なタイミ
ングであるかについてリスナーによりテストされる。ス
タイラス14がタブレット16上に存在する限り、データ・
パケットが送出されて「スケジュール通りに」受け取ら
れ、x、yおよびz軸の圧力およびタブレット16上のス
タイラス14の位置に関するどの先端部の座標を示す。ス
タイラス14がタブレットの検出範囲からユーザの手によ
り(約10乃至20mm)持ち上げられると、タブレット16か
らタブレット・モジュールへは一切の信号が送られな
い。更に、リスナーのサブルーチンにより受け取られる
データ・パケットのスケジュールに間断がある。スケジ
ュールの間断から、リスナーは「スケジュール外」の状
態があること、およびスタイラス14がタブレット16の近
傍から外へ移動されたことを判断する。スタイラス14が
「スケジュール外」の状態を維持する時間のカウントが
開始される。スタイラス14が最初にタブレット16から外
れると、タブレット・モジュールにより送られるデータ
・パケットが存在しないことが初めてリスナー・サブル
ーチンにより「スケジュール外」の状態として解釈さ
れ、時間のカウントが直ちに開始される。
データ・パケットがスケジュール外であると判定され
る割込みの間、リスナーはオペレーティング・システム
37の制御を戻して最初のプログラム39の実行を再開し、
スケジュール通りのデータ・パケットを待機する。ユー
ザが待機あるいは消去位置のスタイラス14を再びタブレ
ット16の付近に戻して割込みを生じる時、タブレット・
モジュールはデータ・ポインタを集めて、これを以降の
割込み中リスナーへ送られるデータ・ パケットへフォーマットする。スタイラス14が初めて
タブレット16上に置かれたこのタブレットから離れよう
動された場合、25ミリ秒の前提に従ってリスナーは25ミ
リ秒を、最後のスケジュール通りのデータ・パケットと
「スケジュール外」の期間中カウントされる如きその時
のスケジュール通りのデータ・パケットとの間に経過し
た時間量に比較して、ユーザが書込み/消去の用意がで
きたか、またスタイラス14が投入されるかどうかを判定
する。スタイラス14がタブレット16の検出範囲の外側の
位置で開始した場合は、カウントされた時間が25ミリ秒
と比較される。もし経過した時間量あるいはカウントさ
れた時間が25ミリ秒より長い場合は、リスナーはタブレ
ット16と対応する割込みベクトル・テーブル・ポインタ
82を変更して第7図に点線53で示される如きテークオー
バー・サブルーチン45を指示する。
データ・パケットが「スケジュール通り」である初期
の割込み中、リスナーは圧力およびz軸座標をテストし
て、ユーザがタブレット16に接近してどちらの端部を保
持しているか、またユーザがこの端部の使用の用意がで
きたどうかを判定する。z軸座標を調べて、スタイラス
端部がタブレット面の予め定めた近傍内にあるかどうか
を判定する。もし検出されたスタイラス端部の測定され
た圧力が予め定めた最小圧力より大きければ、リスナー
は、ユーザがスタイラス14により書込みあるいは消去の
いずれを試みているかを判定する。このような場合、25
ミリ秒より長い間スケジュールから外れたデータ・パケ
ットは見出されず、このためユーザはスタイラス14をタ
ブレット16の検出範囲から外すことなくピックアップし
たことになる。リスナーは、タブレット16と対応する割
込みベクトル・ポインタ82を変更して、第7図に示され
た点線53により示される如くテークオーバー・サブルー
チン49を指示する。
25ミリ秒間のスケジュール外のタイミングおよびタブ
レット16に対するスケジュール通りの近傍との組合わせ
における圧力の検出がリスナー・サブルーチン45により
使用されて、ユーザがスタイラス14で操作する用意があ
るかどうかを判定する。z軸(のタブレット16上の高
さ)は、リスナー・サブルーチン45がスタイラス14によ
りユーザが操作の用意があることが判定される時までス
クリーン・ディスプレイ上の表示を予期することができ
るように検出される。即ち、スクリーン・サブルーチン
45はz軸座標を検出して、アノテータが惹起されること
をユーザに知らせるため、リスナー・サブルーチン45が
できるだけ早い時期にディスプレイ装置18上に表示を生
じることができるように、用意完了位置に置かれるスタ
イラス14を予期する。
ユーザはタブレット16上の使用可能位置にスタイラス
を保持することなく、またスタイラス14の一端部により
タブレット16上に圧力を加えることなくスタイラス14の
一端部に圧力を生じ得る故に、圧力の測定のみではユー
ザの用意を調べるのに充分ではない。また、z軸および
圧力の座標を組合わせて用いれば、従来の公知の電子ペ
ンにおいて使用されたペン先スイッチに代わる。
一旦ユーザが注釈の用意ができたこと、およびスタイ
ラス14の一端部がタブレット16上あるいはその近傍にあ
ることが表示されると、テークオーバー・サブルーチン
49が実行される。これを行うために、その時オペレーテ
ィング・システム37により実行注の最初のプログラム39
がその後タブレット16からの入力データに応答するタブ
レット・モジュールにより割込みされる。割込みコント
ローラ41は、オペレーティング・システム37に対して割
込みベクトル・テーブル50において対応するポインタ82
が指示するプログラムを実行することを求める。その
時、ポインタ82はテークオーバー・サブルーチン49を指
示する。オペレーティング・システム37はこのため、一
時的に実行中の最初のプログラム39を停止し、テークオ
ーバー・サブルーチン49を実行する。
テークオーバー・サブルーチン49の全体図は第10図に
示される。段階1と呼ばれるテークオーバー・サブルー
チン49の最初の部分において、割込みの時点において最
初のプログラム39を復帰するため必要な全てのオペレー
ティング・システムの情報が保管され、テークオーバー
・サブルーチン49および関連するアプリケーション・ル
ーチンの実行のため必要な情報で置換される。情報を保
管するステップは、最初のプログラム39のデータの重ね
書きを防止するためメモリー・スタックを変更し、低レ
ベルの呼出しがスクラッチ・スペースとして使用するバ
イオス(bios)データ領域およびオペレーティング・シ
ステム37がスクラッチ・スペースとして使用するオペレ
ーティング・システムの危険地域を保管することを含
む。また、段階1において、テークオーバー・サブルー
チン49は、最初のプログラム39のプログラム・ヘッダお
よびディスク転送領域のアドレスを保管し、最初のプロ
グラムのヘッダをテークオーバー・サブルーチン49に対
するプログラム・ヘッダで置換する。次いで、テークオ
ーバー・サブルーチン49は、割込みされつつある最初の
プログラム39の領域の完全なイメージをコピーする。こ
の領域の完全なイメージは、遠隔記憶装置65(第7図)
に保管される。
段階1の終りの部分において、テークオーバー・サブ
ルーチン49は関与する注釈セッションにおける注釈のた
め表示26にその時の表示を用意する。このためには、も
しその時の表示がテキスト・モードにあれば、テークオ
ーバー・サブルーチンは、背景が明るくプリントが暗く
なるように背景とプリント間の相対的な明るさを反転さ
せる。表示は、グラフィック・モードへ切り換えられ、
文字生成プログラムを用いてテキスト・プリントをグラ
フィックへ変換する。テークオーバー・サブルーチン49
または、元のスクリーン・バッファ57(第3a図)にその
時の表示の元のコピーを保管し、これがテキスト・モー
ドで表示された場合は、そのテキスト形態で保管する。
元のコピーは、注釈セッションの終りに使用するまで、
元のスクリーン・バッファ57に保持される。次に、テー
クオーバー・サブルーチン49は、音声、キーボードおよ
びネットワーク通信の諸ドライバを組み込む。アノテー
タ/デスク・タスク20は常に、タブレットおよびタイマ
ー・ドライバをロードさせるが、これはこれらがリスナ
ー・サブルーチン45により必要とされるためである。段
階1の完了と同時に、テークオーバー・サブルーチン49
は、割込みコントローラ41を解除して以後の割込みを可
能にし、タブレット16からタブレット・ドライバを介し
てより多くのデータ点を転送させるようにする。
次いで、テークオーバー・サブルーチン49はアプリケ
ーション・ディスパッチャ47を呼出し、これがアノデー
タ/デスク・タスクの全てのアプリケーション・ルーチ
ンを監視する。アプリケーション・ディスパッチャ47
は、全てのアプリケーションが一致した1組のコードを
用いてどのアプリケーション・ルーチンが実行されるべ
きかを決定する。また、アプリケーションが他のアプリ
ケーションに対するメッセージを残すことを許す1組の
共用変数がある。
第10図の中央部に示されるように、アプリケーション
・ディスパッチャ47は、テークオーバー・サブルーチン
49からアノテータを要求する初期始動コードを取得し、
オペレーティング・システム37にアノテータのアプリケ
ーション・ルーチンを実行させる。1つのアプリケーシ
ョンは、これがアプリケーション・ルーチン内で異なる
タスクを実行するように指令され得るように1つ以上の
始動コードを有する。1つのアプリケーション・ルーチ
ンが終了すると、このアプリケーションはアプリケーシ
ョン・ディスパッチャ47に対し、ポップアップ・メニュ
ー78の「デスクへ近付く」、「方眼紙」あるいは「白
紙」(第3a図)の選択を通してユーザにより示される如
き次に必要なアプリケーションに対するコードを戻す。
アプリケーション・ディスパッチャ47は、アプリケーシ
ョン・ルーチンにより戻されるコードがアプリケーショ
ン・ディスパッチャ47に終了を通知するまで、各アプリ
ケーションのアプリケーション・ルーチンを実行し続け
る。望ましい実施態様においては、このコードは、ユー
ザがポップアップ・メニュー78の「全て完了」を選択す
ると同時に生成される、終了のコードがアプリケーショ
ン・ルーチンによりアプリケーション・ディスパッチャ
47に対して戻されると、アプリケーション・ディスパッ
チャ47は終了フラッグをセットし、アプリケーション・
ルーチンの実行により生成される全てのデータを保管
し、テークオーバー・サブルーチンの段階2へ制御を移
して最初の実行プログラム39を元に戻す。
段階2においては、テークオーバー・サブルーチンは
段階1において行ったことの反対を実行する。テークオ
ーバー・サブルーチンは、キーボード、音声およびネッ
トワーク通信の諸ドライバを取り外し、スクリーン・デ
ィスプレイのビデオ信号の状態を復元し、最初のプログ
ラム39のプログラム・ヘッダを置換し、オペレーティン
グ・システム37のバイオス・データおよび危険地域を再
びロードし、最初のプログラム39のプログラム・スタッ
クを置換する。テークオーバー・サブルーチン49はま
た、リスナーを指示するように割込みベクトル・テーブ
ル50におけるポインタ82を変更する。制御はオペレーテ
ィング・システム37へ戻されて、最初のプログラム39の
割込み地点からの実行を再開する。第10図の中間部に関
して先に述べたように、アプリケーション・ディスパッ
チャ47に対する初期始動コードがアノテータのアプリケ
ーション・ルーチンを要求する。この始動コードの受取
りと同時に、アプリケーション・ディスパッチャ47が第
11図に示されたアノテータ・アプリケーション・ルーチ
ン58を呼出す。このアノテータ・アプリケーション・ル
ーチンのプロローグには、システム20のクロック/タイ
マーが0にセットされ、注釈される用紙の種類(方眼
紙、白紙)を記述する変数がセットされる。またこのプ
ロローグの間、アノテータ・アプリケーション・ルーチ
ン58が割込みベクトル・テーブル50のポインタ82を変更
し、このポインタはタブレット16と対応して第7図に点
線55で示される如きtabfunディスパッチャ66を指示す
る。前述の如く、tabfunディスパッチャ66はタブレット
機能62の集まりを監視して、これによりタブレット16か
らの注釈入力データを処理する。
第3a図に示すように、前記プロローグの間、アノテー
タ・アプリケーション・ルーチン58またはスクリーン・
マネージャに指令して、ディスプレイ装置上に表示され
た最初の表示を消去バッファ42にコピーして、1つはタ
ブレット16からの情報に対し、1つはキーボード12から
の情報に対し、また1つはディスク・メモリー43に記憶
される音響入出力装置24からの情報に対する3つのファ
イルを開く。次いで、アノテータ・アプリケーション・
ルーチン58は、文書に対するスーパーファイル88が既に
存在しなければ、注釈セッションの文書に対するスーパ
ーファイル88を生成する。このアノテータ・アプリケー
ション・ルーチンは次に、それぞれタブレット16および
キーボード12からの入力データの処理のためのタブレッ
ト機能62およびキー機能68の最初の名前を与えることに
より、第3a図のtabfunディスパッチャ66およびkeyfunデ
ィスパッチャ64を初期化する。特に、tabfunディスパッ
チャ66はnotefunディスパッチャ75と呼ばれるタブレッ
ト機能62を指示するように初期化され、またkeyfunディ
スパッチャ64はknotefunディスパッチャ77と呼ばれるキ
ー機能68を指示するように初期化される。notefunディ
スパッチャ75およびknotefunディスパッチャ77はアノテ
ータに特定され、また他のタブレット機能62およびキー
機能68は第2b図のシステム・デスクおよびデスク表示に
特定される。notefunディスパッチャ75およびknotefun
ディスパッチャ77は、それぞれ注釈機能72のグループお
よびキーボード注釈機能74のグループを監視し、これら
がそれぞれタブレット16およびキーボード12を介して入
力されるデータを処理する。notefunディスパッチャ75
およびknotefunディスパッチャ77は、先に示したtabfun
ディスパッチャ66およびkeyfunディスパッチャ64と類似
するフォーマットを有する。従って、notefunディスパ
ッチャ75は、1つの注釈セッション中タブレット16から
の入力処理に対する状態マシンのアプローチを行い、kn
otefunディスパッチャ77は、この注釈セッションの間キ
ーボード12を介して入力されたキーストロークの処理に
対する状態マシンのアプローチを行う。
アノテータ・アプリケーション・ルーチン58は、いつ
でもtabfunディスパッチャ66に対し新しい手順名称を与
える。
アノテータのアプリケーション・ルーチンの中枢部
は、第3a図においてスーパーバイザ58と呼ばれ、第11図
に更に詳細に示される。このスーパーバイザ58は、情報
の全ディスク・セクターに対するタブレット・バッファ
52、タブレット54および音声バッファ56を調べるループ
である。もしこれらバッファの1つが512バイトの格納
されたデータを有するならば、これは1つの完全セクタ
ーをもつものと見做され、またこの部分はディスク・メ
モリー43の対応するファイルへ書込まれる。このループ
は、完了フラッグがセットされるまで継続する。
ユーザによりタブレット16から入力される注釈は、こ
のループの実行に対する割込みを生じる。タブレット16
により付勢された各割込みにおいて、タブレット・モジ
ュールがタブレット16からの注釈を表わすモータ点を収
集し、フォーマットされたデータ・パケットをオペレー
ティング・システム37に対して送出し、このオペレーテ
ィング・システムをして割込みベクトル・テーブル50を
探してこの割込み中実行するプログラムがどれかを決定
させる。ベクトル・テーブルにおけるポインタ82は、ta
bfunディスパッチャ66を指示するようにアノテータ・ア
プリケーション・ルーチンのプロローグによりセットさ
れている。実際に、電子タブレット16からの各データ点
は、このタブレット上の電子スタイラス14の使用に応答
して、同様にオペレーティングシステム37に割込みを行
い、次いでtabfunディスパッチャ66に対する入力として
働く。更に、アノテータ・アプリケーション・ルーチン
により初期化されたtabfunディスパッチャ66は、制御を
タブレット機能のnotefunディスパッチャ75へ移す。
同様に、オペレーティング・システム31と接続された
キーボード12から割込みコントローラ41を介するデータ
は、第3a図の割込みベクトル・テーブル50における対応
する70により指示されたkeyfunディスパッチャ64の実行
のため入力を与える。keyfunディスパッチャ64は更に、
制御をキーの機能のknotefunディスパッチャ77へ送り、
これがその後キーボード注釈機能74を呼出し、これによ
りキーストローク入力を処理する。
音声入力を処理するための音響入出力装置24と対応す
る音声ルーチンは、プロセッサ22(第1a図)からの処理
時間を要さずかつ既に非同期である個々に実行するプロ
セスである。
notefunディスパッチャ75およびknotefunディスパッ
チャ77は、第12図および第3a図に概略が示される同様な
方法で作動する。簡潔にするため、notefunディスパッ
チャ75については以降の論議において直接触れるが、kn
otefunディスパッチャ77は、キーボード・ドライバ、ke
yfunディスパッチャ64、キーボード注釈機能74、タブレ
ット・バッファ54およびキーボード・ファイル46と同様
に作動する。
割込みベクトル・テーブル50(第7図)を介してオペ
レーティング・システム37により呼出されると同時に、
tabfunディスパッチャ66は、tabfunディスパッチャ66の
実行中一般に使用される変数をその時の状態を示すよう
にセットする。その時の状態の状況に含まれるのは、ス
タイラス14のどの端部が使用されつつあるか、ユーザが
スタイラス14の端部を押し付けたかあるいは持ち上げた
か、またデータの着信時の表示である。これらの特徴は
共通の共用領域に保持される。
tabfunディスパッチャ66は、notefunディスパッチャ7
5へ制御を送る。notefunディスパッチャ75は、tabfunデ
ィスパッチャ66からのデータ・パケット「WT_Data」を
受取り、このデータ・パケットを「WN_Data」と名称を
変える。notefunディスパッチャ75は、最も後のデータ
のパケットWT_Dataを、タブレット16からの入力データ
を処理するためそれぞえtabfunディスパッチャ66および
注釈機能72により共用される共通領域へ置く。notefun
ディスパッチャ75は、最も後のデータのパケットWN_Dat
aにおけるアンチ・スキップ・ルーチンを使用して、ス
タイラス14の位置を判定しかつユーザがスタイラス14に
より何を行いつつあるかを判定する。次いでnotefunデ
ィスパッチャ75は、その名称が最初はアノテータのアプ
リケーション・ルーチンのプロローグにより、その後最
後に呼出された注釈機能72(第3a図)によりディスパッ
チャに対して与えられる注釈機能72を呼出す。
このデータ・パケットは、次にnotefunディスパッチ
ャ75により呼出される注釈機構72により処理される。呼
出される注釈機能72の各々が、このデータを特定の方法
で処理し、次いでnotefunディスパッチャ75において照
合された注釈機能名称が、notefunディスパッチャ75が
次の注釈パケットを処理するため注釈機能72を呼出すよ
うに、共通の共用領域に保持された状態の情報に基づい
て変更される必要があるかどうかを判定する。データの
処理に加えて、各注釈機能72はまた、この情報に従って
スクリーン表示26を後で更新するスクリーン・マネージ
ャ60へ情報を提供する。その後、notefunディスパッチ
ャ75はこのデータ・パケットの情報を全ての注釈機能72
に対して共通であるタブレット・バッファ52へ書込む。
表示の更新は最優先順位で行われ、情報の各データ・
パケットにより5ms毎に生じる。先に述べたように、共
通のバッファが1つのセクターが一杯(512バイト)で
ある時、スーパーバイザ58がディスク・メモリー43のタ
ブレット・フィルタ44に対してこのバッファの内容をコ
ピーする。スーパーバイザ58はバッファ52、54および56
に依存しかつ種々の作業手順(即ち、注釈機能72および
キーボード注釈機能74)およびスクリーン・マネージャ
60とは独立しているため、ディスク・メモリー43に対す
る書込みの時間遅れ(即ち、ディスク応答/待機時間)
はディスプレイ装置18上の表示26の更新あるいはデータ
の処理のいずれにも干渉しない。その代わり、データ処
理を5msの時間セグメント内で行うため、優先順位が各
手順に与えられる。この時、スーパーバイザ58のみがデ
ィスク43に対する書込みのためディスクを待機する負担
を強いられる。更に、第11図および第12図に示される如
きこのような構成は、ディスク43に対する書込み表示26
におけるデータの表示と同時に行うことを可能にする。
音声/音響情報は、音響入出力装置24によりユーザか
ら直接音声処理手順76へ送られ、これが音声化/音響情
報をディジタル化して圧縮して、圧縮された情報を第3a
図に示される如き関連する音声バッファ56へ書込む。更
に、スーパーバイザ58は、セクター一杯の状態が存在す
る時、音声バッファ56からディスク43の音声ファイル48
へのこの情報の書き込みを管理する。
望ましい実施態様においては、tabfunディスパッチャ
66に含まれる少なくとも6つの注釈機能72、即ち、ペン
が上、ペンが下、消去部が上、消去部が下、メニュー・
ループ、タイプライタ移動マーカが存在する。keyfnuデ
ィスパッチャ・ルーチン64において使用されるキーボー
ド注釈機能74は、スクリーンの移動、タブレット、キー
ボード上の機能キー、キャリッジ戻し、およびスクリー
ンに表示される実際のテキストを提供するキーボード12
上の矢印キーの操作のためのルーチンを含む。これらを
操作するためのルーチン、即ち文字ハンドラ74は、新し
い局部格子の形成、xおよびy座標ノードの更新、およ
び更新バッファ89の更新を行うべきルーチンである。こ
れはまた、キーボード12のバックスペース・キーを介し
てタイプされたテストの消去あるいは重ね書きを取扱
う。音声化入力は、以下に述べる音声ハンドラ76と呼ば
れる作業手順へ直接与えられる。
3つの入力端末、即ちタブレット16、キーボード12お
よび音響入出力装置24は、各ディスパッチャおよび手順
により、またスーパーバイザ58により同時に有効に処理
される。タブレット16から入力されたデータは、先に述
べたように7つの8ビット・データ・パケットの形態を
有する。従って、タブレット16からのデータは、約1,00
0dpi(ドット/インチ)の解像度でディジタル化され、
タブレット・バッファ52に対して転送される。この情報
がタブレット・バッファ52へ転送されると、これは2つ
の安定した値(xおよびy座標)と、3つの部分即ちど
の座標が変更されたかのコード、新しい値およびこの変
更時間を有するデリミッタとの形態となる。更に、この
デリミッタは、あら予め定めた時間量即ち使用されるス
タイラス端部の切り換えに対するデータがない場合に使
用され、従ってタイムマークおよびもし使用できればス
タイラス端部の切り換えに関する情報がデリミッタへ書
き込まれる。
キーボード12により送られる情報は、ASCII文字形態
を呈する。この情報がキーボード・バッファ54へ送られ
ると、これは絶対時間(あるいは時間の変化量)および
ASCII文字の形態を呈する。特に、タイムマークは、最
初のキーストロークの検出と同時に、キーボード・バッ
ファ56へ書込まれる。その後、このキーストロークは、
キーストロークが遅いタイピングの場合に生じた絶対時
間、あるいは早いタイピングの場合ストローク間で検出
された時間間隔で記憶される。
音声化/音響情報は、スタイラス14の記憶されたスト
ロークおよび動作、およびキーボード12から入力される
記録されたキーストロークにより同期された再送を可能
にする方法で音声バッファ56に記録される。更にまた、
現在あるいは音声記録装置とは異なり、音声化された情
報は、意味のないデータに対するメモリーの記憶スペー
スの無駄な使用を避けるため無信号あるいはノイズの期
間を圧縮するように記録され保管される。無信号期間の
実際のサンプルは無用であるが、無信号期間の長さは、
再生中の視覚的注釈に対する音声化/音響情報の同期の
ため必要である。望ましい実施態様における無信号の圧
縮および同期は、第3a図の音声ハンドラ76におけるエン
コーダ85およびデコーダ87により、また第13図に示され
次に述べる音声がバッファ56によって実現される。
各音声セグメント83(即ち、有意の音響情報のセグメ
ント)の開始時間は、4バイトのタイムマーク81で記録
される。音声セグメントが開始する時間を示すことに加
えて、タイムマーク81は、前にある無信号期間の終了時
間、従ってこの無信号期間の長さを決定する。タイムマ
ーク81は各音声セグメントの正確な開始時間を提示する
ため、時間の長さあるいは時間差とは対照的に、再生中
のタイミング誤差は1つの音声セグメントに限定され、
伝播および蓄積が防止される。特に、一旦デコーダ87が
音声セグメント83の再生を開始すると、デコーダ87はタ
イミング誤差の回復のため音声セグメントの割込みを行
わない。その代わり、タイミング誤差の回復は以降の無
信号期間中に生じ、前の音声セグメント83は各タイムマ
ーク81により示される時点で始まる。ホスト・システム
のクロックがタブレット・ディジタイザおよび音声ディ
ジタイザに対する一義的な時間基準として用いられ、音
声バッファ56におけるタイムマーク81はこのクロックの
初めに関連することが望ましい。
音量エネルギの減少が音量エネルギの連続的な増加前
の予め設定した時間量、例えば約0.1秒よりも大きいこ
とが検出されると、エンコーダ85は、音声バッファ56に
対して、その時のノイズ・レベルの2バイト・コード79
および次の音声セグメントのタイムマーク81が続く音声
セグメント83の終りを示す反転コード95を記録する。望
ましい実施態様においては、この反転コード95は1バイ
ト長であり、7に8が続く値を有する。このコードは、
音声セグメント83に対しては許されず、常に後にノイズ
・コード79およびタイムマーク81が続く。音声セグメン
ト83の記録中、エンコーダ85は、音声化/音響情報を表
わすディジタル化音声コードを受取り、8が続く7が記
録されることを阻止する。もし8がその時音声セグメン
ト83に保管されるならば、エンコーダ85は前に記録され
た音声コードを検査する。もし前の音声コードが7であ
るならば、8は新しい値に変更されることはほとんどな
く、新しい値8が記録されたバイトに保管される。実際
の音声コードにおけるこのような最小偏差に、8の音声
コードが後に続く7を含む低い確率と、1秒当たり4ビ
ットの8,000倍のサンプリングを加えたものが、音声化
/音響情報の保全性を維持することを可能にする。
検出される無信号期間中、エンコーダ85は、ノイズ・
コード79における前記無信号の背景エネルギ・レベルを
保管する。エンコーダ85は、検出されたエネルギ・レベ
ルの長期の平均値を検出されたエネルギ・レベルの短期
平均値と比較することにより、無信号期間の存在を決定
することが望ましい。この長期の平均値は、いくつかの
サンプリングにわたる移動平均値である。短期の平均値
は、その時の局部エネルギ・レベルを表わす。もし長期
の平均値が短期の平均値と等しければ、無信号期間が存
在する。エネルギ・レベルは、この無信号期間について
測定されてノイズ・コード79に保管される。
デコーダ87は、再生中反転コード95について調べる。
反転コード95が検出される度に、後続のノイズ・コード
79が復号され、その後無信号期間の量を決定するため使
用される。デコーダ87は、人工的なノイズ発生器を使用
してタイムマーク81により示される如き次の音声セグメ
ント83の開始時まで予め定めた量でノイズを生じる。こ
の音声セグメントの開始時に、デコーダ87が音声施具面
訪83において記録された音声コードを復号し、音響入出
力装置24を介して音声化/音響情報を起生する。このよ
うに、このデコーダは、人工的なノイズおよび音声化情
報をホストからの指令なしに生成する時および状態を決
定する。
上記の構成は、無信号期間のサンプルを実際に記録す
ることなく、より自然な発声方法で音声化/音響情報を
再生する。無信号サンプルを記録することなく再生され
た音声情報の音をより自然にするために、本デコーダ
は、完全な無信号期間の代わりに人工的なノイズを前記
無信号期間に挿入するが、これは人間の耳が音声セグメ
ント間の突然の絶対的な無音状態に敏感である故であ
る。この絶対無音状態は、音声セグメントの音を単一レ
コーディングからのメッセージではなく個々の断片のよ
うにする。これは、音声レベルにより圧倒されるが音声
セグメント間に継続するものとして耳障りとなる背景ノ
イズおよび残響によるものである。更に、ノイズのレベ
ルは、上記の如く記録中計算され、再生時に音量に対し
てより自然な音響メッセージを生じる。
望ましい実施態様においては、ユーザ動作がない長い
期間(約1/4秒より長い)期間は、低下したエネルギ・
レベル信号および意味のないスタイラスおよびキーボー
ド信号により同様に検出される。再生中、プロセッサ22
はこれらの無動作の比較的長い期間を抽出して、以下に
述べるようにスタイラス14、キーボード12および音響入
出力装置24を介して入力された注釈の更に流動的な表示
を生じる。
スクリーン・マネージャ60は、注釈される文書の処理
ビット・マップ・コピーを保持するスクリーン・バッフ
ァ40を使用する。このビット・マップは、ユーザに対し
てその時表示されたイメージを保持し、各データ・パケ
ットの新しけ受取った情報/データに従って、スクリー
ン・マネージャ60により更新される。
スーパーバイザ58はまた、データ点間の時間の大きさ
を分析する。一旦スーパーバイザ58が、例えば全ての望
ましい注釈を挿入した後のユーザの休止による新しいデ
ータの沈静状態を検出すると、スーパーバイザ58はメニ
ュー・ルーチンを惹起する。これは、スーパーバイザ58
により行われ、メニューのルーチン名称をtabfunディス
パッチャ62へ与える。このtabfunディスパッチャ62は、
メニュー・ルーチンを呼出す。このメニュー・ルーチン
は、スクリーン・マネージャ60に指令してポップアップ
・メニュー78を表示26に提示するが、このメニューは下
記の選択をもたらす。即ち、 デスクに近付く 白紙 方眼紙 注釈の消去 再生 メニューの縮小 スケールの隠蔽 全て完了 もし「デスクに近付く」選択がタブレット16の対応する
位置においてスタイラス14の一端部をユーザが「タッチ
・アンド・リフト」操作することにより行われるなら
ば、メニュー・ルーチンは「完了」フラッグを設定し
て、スーパーバイザ58に対してユーザがその時の注釈セ
ッションを完了したことを信号する。完了フラッグが設
定されスーパーバイザ58が完了フラッグを検出した後、
スーパーバイザ58が付勢され、アノテータのアプリケー
ション・ルーチンのエピローグが入れられる。このエピ
ローグの実行が、タブレットおよびキーボードに対する
ディスパッチャ62、64および音声ハンドラ76がもはやこ
れ以上の入力データを処理しないようにこれらを休止状
態のループに置き、タブレット44、キーボード46および
音声ファイル48をディスク43に対して閉じる。次に、ア
ノテータ・アプリケーション・ルーチンがユーザが注釈
しつつあった用紙の種類を調べるため、前にセットした
用紙変数を探してこれを注釈する。
次いで、アノテータ・アプリケーション・ルーチンが
スクリーン・マネージャ60(第3a図)に対してその時の
スクリーン・バッファ40からユーザに対して示された最
後の表示に対する処理ビット・マップのコピーを中間フ
ァイル84へ、また元のスクリーン・バッファ57における
元の表示情報を元のスクリーン・ファイバ86へ入れるよ
う要求する。もし元の表示がテキスト・モードの表示か
らのものであったならば、ASCII文字が4Kファイルに保
管される。これらの文字は解像度に束縛されず、プリン
タによりどんな解像度でも印刷することができる。もし
表示スクリーンがグラフィック・モードからのものであ
ったならば、ビデオ・バッファのビット・マップが正確
に32Kのファイルに保管される。
次いで、アノテータ・アプリケーション・ルーチンの
エピローグが、スクリーン・マネージャ60に対して、注
釈セッションの終りに表示された最後の表示の縮小イメ
ージを形成してこれをスタンプ・ファイル80に格納する
ことを要求する。次に、アノテータ・アプリケーション
・ルーチンは、セッションの間注釈された文書に対する
スーパーファイル88を完了する(あるいは、現在あるス
ーパーファイル88を更新する)。このスーパーファイル
において、アノテータ・アプリケーション・ルーチン
が、注釈された表示の種類(用紙)、文書の最後に開か
れたページ、注釈された文書のページ数、キーボードが
使用されたかどうか、スタイラス14の消去端部28が使用
されたかどうか、音声が使用されたかどうか、およびス
タイラス14の書込み端部30が使用されたかどうかの表示
を行う。スーパーファイル88はまた、前に述べたように
タブレット、キーボードおよび音声ファイルの名称を含
む。もし注釈セッションが全く新しい文書を生成したな
らば、スーパーファイル88はこの事実を表示する。アノ
テータ・アプリケーション・ルーチンのエピローグの実
行後、制御はデスクのアプリケーション・ルーチンを実
行するコードと共にアプリケーション・ディスパッチャ
47(第10図)へ戻される。
もし「白紙」あるいは「方眼紙」の選択メニュー78か
らユーザにより選択されるならば、スーパーバイザ58は
その時のセッションにおいてこれまでなされた全ての注
釈作業を保管して、スクリーン・マネージャ60(第3a
図)を介して新しい注釈セッションに新規の表示を与え
る。この新規の表示は、それぞれ白紙あるいは方眼紙を
表示する。
「注釈消去」の選択に応答して、スーパーバイザ58は
その時の注釈セッションにおいてそれまで入力された全
ての注釈を削除して、スクリーン・マネージャ60を介し
て注釈セッションの初めからの文書の最初の表示を行
う。望ましくは、消去バッファ42が文書の所要の初期の
表示のビット・マップを保持し、その時の注釈において
これまで入力された如何なる注釈を含まない文書の「消
去された」表示を行うように、その時のスクリーン・バ
ッファ40に対してコピーすることができる。
ポップアップ・メニュー78の「縮小メニュー」の選択
が、メニュー78がスクリーン18上に表示されたイメージ
の残りと干渉することをユーザが防止することを可能に
する。
「スケール隠蔽/表示」メニューの選択は、ユーザが
文書の左右のマージンおよびタブの標識の表示を阻止す
るかあるいは再表示を行うかのいずれかを可能にする。
当技術において周知のこのような標識あるいはスケール
は適当であるが、双方がknotefunディスパッチャ77によ
り呼出されるキーボード注釈機能である文字ハンドラ74
と類似のハンドラ・ルーチンを介して行われることが望
ましい。
ユーザが選択する「再生」メニューの選択に応答し
て、文書のスーパーファイル88により表示される如く文
書の注釈セッションから生成される全てのファイルを、
スーパーバイザ58は、notefunディスパッチャ75、knote
funディスパッチャ77および音声ハンドラ76(第3a図)
に提供する。このため、ディスプレイ装置18を介して、
スクリーン・マネージャ60をして一連の時間的な文書の
生成シーケンス、およびこのような注釈がユーザにより
初めに入力されたペースでこれまでなされた全ての注釈
を再生させる。
ポップアップ・メニュー78における「全て完了」の選
択は、「デスクに近付く」の選択におけるものと同じ監
視ルーチンを生じるが、制御は完了フラッグがセットさ
れるコードと共にアプリケーション・ディスパッチャ47
へ戻され、アノテータが惹起される前にオペレーティン
グ・システム37が実行中であった最初のプログラム39へ
戻る。アプリケーション・ディスパッチャ47は、前に述
べたようにこのコードを解釈し、注釈セッションにより
生成された全ての情報を保管し、制御をテークオーバー
・サブルーチンの段階2(第10図)に移す。
消去のためのソフトウエア 1つの注釈セッションにおいてその時書込まれたこと
を消去するため、スーパーバイザは表示のイメージをこ
の注釈セッションの初めに消去バッファ42へコピーす
る。ペンが上およびペンが下の手順72(第3a図)の間、
手順はスクリーン・マネージャ60にスタイラスのストロ
ークの始点と終点、およびこのストロークにより生じた
文書に対する注釈の色(即ち、黒か白)に関する情報を
与える。同様に、消去端部が上および消去端部が下の手
順72(第3a図)において、この手順はスクリーン・マネ
ージャ60に対し経路と交差するペンによる注釈の部分が
「消去」されることを決定される消去経路の始点および
終点を通知する。終点の間、スクリーン・マネージャ60
は、消去バッファ42において保管されたビット・マップ
を調べて、最初に何が2つの指定された点間にあったか
を判定する。スクリーン・マネージャ60は、指定された
点間の全ての点を消去バッファ42に保管された対応する
元のビットで置換する。次に、スクリーン・マネージャ
60は実時間で消去部の経路ないの全てのタイプされた注
釈を形成し直す。これは、最初に消去部の経路のxおよ
びy座標を決定し、次いでxおよびy座標ノードのリン
クされたリストを探してどの種類の文字が交差しあるい
は消去部の経路内でその時規定されるかを判定し、格子
バッファ89を介して影響を受けたタイプ文字のASCIIコ
ードをアクセスことにより行われる。スクリーン・マネ
ージャ60は、これら文字を眼につくちらつきなしに表示
26へ迅速に再び書込む。
もし用紙の変数が白紙かあるいは方眼紙にセットされ
るならば、スクリーン・マネージャ60は消去バッファ42
を照合しない。その代わり、白のピクセルが消去の終点
と始点間に画成された消去経路に沿って表示され、方眼
紙の場合は、罫線がさもなければ白紙の背景に復旧され
る。消去経路内のタイプされた注釈は、先に述べたよう
に再び形成される。
印刷のための再生 注釈セッションの印刷あるいは再生中、印刷のアプリ
ケーション・ルーチンあるいは再生のアプリケーション
・ルーチンがそれぞれ使用される。各Ar、notefunディ
スパッチャ75に初期の注釈機能72の名称を与え、ディス
ク43上に適当なファイル44、46、48を開く。適当なアプ
リケーション・ルーチン内で、事象マネージャが文書に
対して生成されたタブレット、キーボードおよび音声の
諸ファイル44、46および48を読取す。この事象マネージ
ャは、データの各ブロックを持つ各ファイルに格納され
た時間のヘディングに従ってどのデータが最初になるか
を判定する。次いでデータ・ブロックが、各データ・パ
ッケージに置かれ、適正なディスパッチャ(即ち、note
funまたはknotefun)に対する時間の順に与えられる。
この情報は、次に各ディスパッチャ75、77を介して入力
され、その後notefunディスパッチャ75およびknotefun
ディスパッチャ77により用いられる対応する機能により
処理され、更にスクリーン・マネージャ60により指令さ
れるようにディスプレイ装置18上に表示され、あるいは
アプリケーション・ルーチンのプリンタ・マネージャ59
(第3a図)により指令されたように接続されたプリンタ
において印刷される。
このように、再生、印刷および注釈は、同じ作業手順
(即ち、注釈機能72、キーボード注釈機能74)、ディス
パッチャ75、77およびディスク43に対するファイルから
行われる。これは、ファイルにおける情報を用いるアプ
リケーションが注釈ルーチンにおいて行われるものと類
似するタスクを実施しなければならないという事実によ
り可能となる。例えば、あるユーザが注釈中、notefun
ディスパッチャ75は入力パケット(WTData)が結果とし
てスクリーン表示26において引かれた線を生じる状態マ
シンを提供する。このことはまた、ユーザが再生を視認
中も妥当する。もし再生のアプリケーション・ルーチン
がnotefunディスパッチャ75にパケットWT Dataを送る
ならば、notefunディスパッチャはスクリーン表示26に
おける同じ線引きを行う。印刷のアプリケーションにお
いては、所要の結果は、線がプリンタにおいて引かれる
ことである。これは、線を引くためグラフィック・モジ
ュールに対して別の呼出しを行う代わりに、アプリケー
ション・ルーチンが情報をプリンタに送ることにより実
現される。従って、文書の再生および印刷、およびそれ
に対する注釈は、文書に対する特別な順序ではなく、ユ
ーザにより初めに入力された如き時間的な一連の注釈に
おいて行われる。
更に、再生中、スタイラス14、キーボード12および音
響入出力装置24を介しての注釈が入力されないユーザか
らの比較的長い不動作期間が抽出され、文書の生成およ
び注釈の更に続く表示を生じる。このような抽出は、事
象マネージャあるいは他の処理手段により行われ、タブ
レット・ファイル44、キーボード・ファイル46、音声フ
ァイル48における記録されたタイムマークを介する比較
的長い不動作期間を検出し、検出された不動作の期間の
ノイズ・データの代わりに、時間的に次の記録された注
釈データを処理する。
ローディングのソフトウエア ユーザがシステム20のソフトウエア・プログラム/フ
ァイル(即ち、アノテータ/デスク・タスク・プログラ
ム)を実行する時、オペレーティング・システム37は、
デバイス・ドライバを含むソフトウエア・パッケージ
に、リスナー・サブルーチン45およびテークオーバー・
サブルーチン49の諸モジュール、および種々のアプリケ
ーション・ルーチンをロードする。システム・プログラ
ム/ファイルは、タブレットおよびタイマー・ドライバ
を組み込み、制御をリスナー・サブルーチン45へ送る。
このサブルーチンは次にTSR(終了ルーチンおよび常駐
ルーチン、terminate and stay routine)を行う。この
ため、システム20のソフトウエア・プログラム/ファイ
ルが局部メモリーに止まることを可能にする。以降のア
プリケーションは、局部メモリーの残りの部分で実行し
なければならない。システムのプログラム/ファイルが
大きいため、これはしばしば他のプログラムの実行を阻
止する。
ローディングのための別のプログラム/ファイルが使
用可能である。これは、リスナー・サブルーチン45およ
び別のテークオーバー・モジュール、タブレットおよび
タイマー・ドライバ、およびイメージ保管/ロード・モ
ジュールからなっている。システム・プログラム/ファ
イルの代わりにユーザがこのファイルを実行する時、オ
ペレーティング・システム37はこの小さなローディング
・プログラム/ファイルにロードする。これは、タブレ
ットおよびタイマー・ドライバを組み込むが、リスナー
・サブルーチン45に対し制御を送る前に、システム・プ
ログラム/ファイルをロードして、これを保持するため
必要な局部メモリーの量を決定する。次いで、このオペ
レーティング・システムはシステム・プログラム/ファ
イルを含む局部メモリーのコピーをディスク・ファイル
へ保管する。従って、この格納領域は、将来のアプリケ
ーションの使用および制御のため自由に宣言され、制御
はリスナー・サブルーチン45へ与えられる。テークオー
バー49モジュールが付勢される時、これは通常の如くプ
ログラム・スタック、データ領域およびプログラム・ヘ
ッダを保管するが、ビデオ信号の状態を含む前に、シス
テム・プログラム/ファイルを含むディスク・ファイル
を再びこれがあるものと予期される局部メモリーへコピ
ーする必要がある。しかし、これを行う前に、局部メモ
リーのこのブロックをメモリー領域65(第7図)の如き
別のディスク・ファイルへ保管しなければならないが、
これはこのモジュールが割込みされるプログラムを保有
できまた破壊されてはならないためである。テークオー
バー・モジュールの残りは、先に述べたように継続す
る。
本発明についてはその1つの望ましい実施態様に関し
て特に記載したが、当業者には、請求の範囲により規定
される如き本発明の趣旨および範囲から逸脱することな
く種々の形態および細部の変更が可能であることが理解
されよう。例えば、現在はソフトウエアにおいて実現さ
れるが、本システムの細部の多くはより早く作動するよ
うにハードウエアにおいて実現することも可能である。
また、本システムの多くの特徴は、その全てを用いずに
有利に利用することもできる。例えば、両端を有するス
タイラスが注釈具として選好されるが、電子的なマウス
もまた注釈に利用でき、あるいは1つの端部を持つスタ
イラスを2つの異なるモード、即ち書込みと消去におい
て使用することができ、あるいはまたペン書きされた注
釈の消去はキーボードにより行うことも可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シャーオ,チャ‐チュアン アメリカ合衆国マサチューセッツ州 02146,ブルックリン,ハリス・ストリ ート 31 (72)発明者 ドノグエ,カレン アメリカ合衆国マサチューセッツ州 02176,メルローズ,コンラッド・ロー ド 61 (72)発明者 シュイルプケ,マイケル・ダブリュー アメリカ合衆国ニューハンプシャー州 01730,ベッドフォード,マリオン・ロ ード 38 (56)参考文献 特開 昭62−266670(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 11/00 - 11/80 G06F 3/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】注釈可能なビットマップイメージ(61)を
    操作するためのデータ処理システム(20)において、 プログラムされたプロセッサ(22)と、 前記プロセッサに結合されたメモリと、 前記プロセッサに選択入力を与える入力手段(12,30)
    と、 前記プロセッサに結合され、注釈プログラムの実行の間
    に、注釈可能なイメージを含むビットマップイメージを
    表示するディスプレイ(26)とを備え、 前記プロセッサは、 注釈可能なイメージの縮小されたサイズの認識可能な小
    型のイメージ(34)を表示し、 前記小型のイメージに対応する前記注釈可能なイメージ
    を前記ディスプレイにおいて表示するために、前記入力
    手段からの第1の選択入力に応答し、前記小型のイメー
    ジの圧縮を解除し、 前記入力手段は、表示された前記注釈可能なイメージに
    注釈をつけるための注釈手段を含み、且つ、前記プロセ
    ッサは前記入力手段からの注釈入力に応答して前記注釈
    可能なイメージに注釈をつけ、 前記メモリは注釈ファイル(44,46)及びイメージファ
    イル(88)を含み、前記注釈は前記注釈ファイルに記憶
    され、前記注釈可能なイメージは前記イメージファイル
    に記憶され、 前記プロセッサは、前記注釈可能なイメージを表示して
    いる間に、前記入力手段からの注釈入力のシーケンスを
    受け入れ、前記注釈可能なイメージ上に重ねられた前記
    注釈を表示し、前記イメージファイルに前記注釈可能な
    イメージを記憶し、前記注釈ファイルに前記注釈の前記
    シーケンスを記憶する、 データ処理システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のデータ処理システムにお
    いて、更に、 前記プロセッサは、前記注釈可能なイメージの前記小型
    のイメージを表示するように、前記入力手段からの第2
    の選択入力に応答し、表示された前記注釈可能なイメー
    ジを圧縮する、 データ処理システム。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のデータ処理システムにお
    いて、更に、 前記プロセッサは、その中において前記注釈が認識可能
    である小型のイメージを形成するように、前記入力手段
    からの第1の選択入力に応答し、注釈をつけられた前記
    注釈可能なイメージを圧縮する、 データ処理システム。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のデータ処理システムにお
    いて、更に、 前記プロセッサは、後の時間に実行されるときに、注釈
    付けを行う間に前記注釈が作られたのと同じ順序で前記
    注釈を前記注釈可能なイメージへ表示するように、前記
    注釈ファイルから前記ディスプレイに注釈を提供する、 データ処理システム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載のデータ処理システムにお
    いて、更に、 前記プロセッサは、注釈が前記注釈可能なイメージに対
    して作られた時間的な順に及び順次的な順番に、前記注
    釈を表示する、 データ処理システム。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のデータ処理システムにお
    いて、 前記入力手段はコンピュータマウスを含む、 データ処理システム。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のデータ処理システムにお
    いて、 前記入力手段はスタイラスを含む、 データ処理システム。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のデータ処理において、 前記入力手段はキーボードを含む、 データ処理システム。
  9. 【請求項9】請求項8に記載のデータ処理システムにお
    いて、更に、 前記プロセッサは、 注釈可能なイメージを前記キーボードで注釈をつけるた
    めに表示し、 表示された注釈可能なイメージ上にタイピング用のカー
    ソル(163)を表示し、該カーソルは、キャラクタスペ
    ースの何れのグローバルグリッドにも関係なく前記注釈
    可能なイメージ内の異なる開始位置に移動可能であり、
    且つ該カーソルは、前記キーボードからのキャラクタコ
    ードの注釈が現在挿入されている前記注釈可能なイメー
    ジ内の位置を示すものであり、 カーソルの各開始位置に対して、個々の前記カーソルの
    開始位置で始まる前記注釈可能なイメージに挿入された
    キャラクタコードの注釈から生じたキャラクタのシーケ
    ンスを保持するキャラクタスペースのローカルグリッド
    (89)を生成し、前記ローカルグリッドは互いに独立し
    ているものであり、 前記注釈可能なイメージ上の前記ローカルのグリッド内
    におけるキーボードの注釈入力に応答して、前記注釈可
    能なイメージに注釈をつける、 データ処理システム。
  10. 【請求項10】請求項8に記載のデータ処理システムに
    おいて、更に、 前記プロセッサは、小型のイメージ内において前記キー
    ボードのキャラクタの注釈が認識可能である、前記注釈
    可能なイメージの認識可能な縮小された小型のイメージ
    を形成するように、前記キーボードの注釈入力手段で注
    釈がつけられた前記注釈可能なイメージを圧縮する、 データ処理システム。
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