JP2944241B2 - 自動変速機のギヤ抜け処理装置 - Google Patents

自動変速機のギヤ抜け処理装置

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JP2944241B2
JP2944241B2 JP3065686A JP6568691A JP2944241B2 JP 2944241 B2 JP2944241 B2 JP 2944241B2 JP 3065686 A JP3065686 A JP 3065686A JP 6568691 A JP6568691 A JP 6568691A JP 2944241 B2 JP2944241 B2 JP 2944241B2
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clutch
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pressure oil
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▲暹▼ 柳内
利明 西岡
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Kawasaki Jukogyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/006Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion power being selectively transmitted by either one of the parallel flow paths

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は同一の油圧回路内でカウ
ンタ軸選択用クラッチのオン,オフ及びアクチュエータ
による変速用ギヤの変速を行ない、変速終了後にはカウ
ンタ軸選択用クラッチをオンにし、アクチュエータへの
圧油を遮断して、デテントスプリング機構にて変速用ギ
ヤ位置を保持する自動変速機のギヤ抜け処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の自動変速機において、変速完了
後にアクチュエータの圧油を解除し、デテントスプリン
グ機構のみにより変速ギヤ位置を保持する方法が開発さ
れており、この方法は、アクチュエータに圧油を供給し
た状態で変速用ギヤ位置を保持する方法に比べ、シフト
アームとギヤ選択用クラッチの摩耗等などを減少させ、
耐久性を向上させることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の変速ギヤ機構
では歯車噛合部とギヤ選択用クラッチ部の間には構造上
距離があり、動力伝達時にその距離をアーム長とするモ
ーメント荷重が生じ、動力伝達方向によりギヤ抜け推力
を生じることがある。この抜け推力に対抗するために、
ギヤ選択用クラッチ部に逆テーパ歯を用い、理論的にギ
ヤ抜け推力以上の吸込み力を与える構造を採用している
が、予想以上の過大な振動等の外力が加えられると、ギ
ヤ抜けが発生する可能性がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記ギヤ抜け現象を自動
的に迅速に処理すべく本発明は、複数の変速用ギヤを有
するカウンタ軸と、該カウンタ軸を入力軸に断続自在に
連結するカウンタ軸選択用クラッチ12,20と、各変
速用ギヤの回転力を選択的に出力軸に伝達するギヤ選択
用クラッチ13,14,21,22と、該ギヤ選択用ク
ラッチ13,14,21,22を駆動するアクチュエー
タ102,105,108,112と、該アクチュエー
タ102,105,108,112を所定のギヤ位置に
一定のばね力で保持するデテントスプリング機構を備え
ると共に、油圧回路として、油圧源からアクチュエータ
102,105,108,112への圧油供給路を開閉
するギヤ選択用圧油供給用切換弁39,49と、油圧源
からカウンタ軸選択用クラッチ12,20への圧油供給
路を開閉するカウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁5
1,54とを備えた自動変速機において、カウンタ軸選
択用クラッチ電磁切換弁51,54の圧油出口側のポー
ト51b,54bを、配管56,57,58,59を介
して前記カウンタ軸選択用クラッチ12,20の作動油
供給用ポートに接続すると共にギヤ選択用圧油供給用切
換弁39,49の制御ポート39b,49bにも接続
し、カウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁51,54が
開いた時には油圧源からの圧油をカウンタ軸選択用クラ
ッチ12,20及びギヤ選択用圧油供給用切換弁39,
49に供給してカウンタ軸選択用クラッチ12,20を
オンにすると同時にギヤ選択用圧油供給用切換弁39,
49を閉じるようにすることにより、カウンタ軸選択用
電磁切換弁51,54をカウンタ軸選択用とギヤ選択用
の両機能を有する電磁切換弁とし、アクチュエータ10
2,105,108,112には変速完了及びギヤ抜け
を検知する検知機構を設け、該検知機構により変速完了
を検知した時にはカウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁
51,54を開き、ギヤ抜けを検知した時にはカウンタ
軸選択用クラッチ電磁切換弁51,54を閉じるよう
に、コントローラにより検知機構をカウンタ軸選択用ク
ラッチ電磁切換弁51,54に接続し、変速完了時に
は、カウンタ軸選択用クラッチ切換弁51,54を開く
ことにより油圧源からの圧油をカウンタ軸選択用クラッ
チ12,20及びギヤ選択用圧油供給用切換弁39,4
9に供給してカウンタ軸選択用クラッチ12,20をオ
ンにすると同時にギヤ選択用圧油供給用切換弁39,4
9を閉じ、ギヤ抜け時にはカウンタ軸選択用クラッチ切
換弁51,54を閉じることによりカウンタ軸選択用ク
ラッチ12,20をオフにすると共にギヤ選択用圧油供
給用切換弁39,49を開き、アクチュエータを作動さ
せて元の変速段に再シフトするようにしていることを特
徴とする自動変速機のギヤ抜け処理装置である。
【0005】
【実施例】図4は本発明に係る車輌用多段自動変速機の
スケルトン図であり、前進6速、後進1速に変速を行な
うように構成されている。入力軸2はトルクコンバータ
3の出力軸により構成されており、変速機1の出力軸4
は入力軸と一直線状に配置されている。入力2軸及び出
力軸4と平行に2本のカウンタ軸5,6が配置されてお
り、カウンタ軸5には、ギヤ7と、第5速用の変速用平
ギヤ8と、第3速用の変速用平ギヤ9と、第1速用の変
速用平ギヤ10と、後進用の変速用平ギヤ11とが回動
自在に嵌合している。さらにカウンタ軸5には、ギヤ7
とカウンタ軸5とを連結させる状態とこれらの連結を解
除する状態とに切換わるカウンタ軸選択用クラッチ12
と、第5速用の変速用平ギヤ8とカウンタ軸5とを連結
させる状態と第3速用の変速用平ギヤ9とカウンタ軸5
とを連結させる状態とこれらの連結を解除する状態とに
切換わるギヤ選択用クラッチ13と、第1速用の変速用
平ギヤ10とカウンタ軸5とを連結させる状態と後進用
の変速用平ギヤ11とカウンタ軸5とを連結させる状態
とこれらの連結を解除する状態とに切換わるギヤ選択用
クラッチ14とが取付けられている。
【0006】カウンタ軸6には、ギヤ16と、第6速用
の変速用平ギヤ17と、第4速用の変速用平ギヤ18
と、第2速用の変速用平ギヤ19とが回動自在に嵌合し
ている。さらにカウンタ軸6には、ギヤ16とカウンタ
軸6とを連結させる状態とこれらの連結を解除する状態
とに切換わるカウンタ軸選択用クラッチ20と、第6変
速用の変速用平ギヤ17とカウンタ軸6とを連結させる
状態と第4速用の変速用平ギヤ18とカウンタ軸6とを
連結させる状態とこれらの連結を解除する状態とに切換
わるギヤ選択用クラッチ21と、第2速用の変速用平ギ
ヤ19とカウンタ軸6とを連結させる状態とこれらの連
結を解除する状態とに切換わるギヤ選択用クラッチ22
とが取付けられている。
【0007】変速機1の入力軸2には、ギヤ7に噛合す
るギヤ23と、ギヤ16に噛合するギヤ24とが嵌合固
定されており、変速機1の出力軸4には、第5速用の変
速用平ギヤ8及び第6速用の変速用平ギヤ17に噛合す
るギヤ25と、第3速用の変速用平ギヤ9及び第4速用
の変速用平ギヤ18に噛合するギヤ26と、第1速用の
変速用平ギヤ10及び第2速用の変速用平ギヤ19に噛
合するギヤ27と、ギヤ28とが嵌合固定されており、
ギヤ28は後進用の変速用平ギヤ11に噛合する中間ギ
ヤ29に噛合している。カウンタ軸選択用クラッチ1
2,20及びギヤ選択用クラッチ13,14,21,2
2は、図外の制御回路により図1の油圧回路を介して制
御される。トルクコンバータ3はロックアップクラッチ
30を有している。
【0008】図1は本発明に係る車輌用多段自動変速機
の油圧回路の全体概略図であり、1つの油圧回路内に
は、カウンタ軸選択用油圧クラッチ12,20をそれぞ
れオン,オフするカウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁
54,51と、ギヤ選択用クラッチ14,13,21,
22をそれぞれ駆動するための油圧アクチュエータ10
2,105,108,112と、ギヤ選択用クラッチ駆
動用圧油供給路132から各アクチュエータ102,1
05,108,112への圧油をオン,オフするギヤ選
択用圧油供給用切換弁49,39と、各アクチュエータ
102,105,108,112内の圧油をそれぞれ選
択的にドレンするための電磁切換弁64,67,68及
び切換弁86,82,84,76,79,77,73等
が備えられている。一方のギヤ選択用圧油供給用切換弁
39は第4,第6速用アクチュエータ108及び第2速
用アクチュエータ112に圧油を送り、他方のギヤ選択
用圧油供給用切換弁49は第1速、後進用アクチュエー
タ102及び第3,第5速用アクチュエータ105に圧
油を送る。
【0009】図2,図3はそれぞれ図1の左右部分の拡
大詳細図であり、図2においてエンジンにより駆動する
主ポンプ31の吐出口には配管32の一端が接続されて
おり、配管32には圧力調整弁33,34が介装されて
いる。配管32の主ポンプ31と圧力調整弁33との間
からは配管35,36,37が分岐しており、配管35
は調圧弁38に接続されている。配管36はギヤ選択用
圧油供給用切換弁39のポ−ト39aに接続されてお
り、配管36には配管32側からギヤ選択用圧油供給用
切換弁39へのみ圧油の通過を許容する逆止弁41が介
装されている。配管36の逆止弁41とギヤ選択用圧油
供給用切換弁39との間からは配管42,43が分岐し
ており、配管42は伝動機44により駆動される補助ポ
ンプ45の吐出口に接続されている。配管42には補助
ポンプ45側から配管36側へのみ圧油の通過を許容す
る逆止弁46が介装されている。配管42の補助ポンプ
45と逆止弁46との間からは配管47が分岐してお
り、配管47は調圧弁に接続されている。配管43はギ
ヤ選択用圧油供給用切換弁49のポート49aに接続さ
れている。
【0010】配管37はカウンタ軸選択用クラッチ電磁
切換弁51のポート51aに接続されており、配管37
からは配管52,53が分岐している。配管52はカウ
ンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁54のポート54aに
接続されており、配管53はロックアップクラッチ用電
磁切換弁55のポート55aに接続されている。カウン
タ軸選択用クラッチ電磁切換弁51のポート51bには
配管56の一端が接続されており、配管56の他端はカ
ウンタ軸6用のカウンタ軸選択用クラッチ20に接続さ
れている。配管56からは配管57が分岐しており、配
管57はギヤ選択用圧油供給用切換弁39の制御ポート
39bに接続されている。カウンタ軸選択用クラッチ電
磁切換弁54のポート54bには配管58の一端が接続
されており、配管58の他端はカウンタ軸5用のカウン
タ軸選択用クラッチ12に接続されている。配管58か
らは配管59が分岐しており、配管59はギヤ選択用圧
油供給用切換弁49の制御ポート49bに接続されてい
る。電磁切換弁55のポート55bには配管61の一端
が接続されており、配管61の他端はロックアップクラ
ッチ30に接続されている。
【0011】配管32の圧力調整弁33と圧力調整弁3
4の間からは配管62,63が分岐しており、配管63
はトルクコンバータの作動油流入口に接続されている。
トルクコンバータ3の作動油流出口には配管69の一端
が接続されており、配管69にはフィルター71が介装
されている。配管32,69の終端部まで流れた圧油
は、各種の潤滑部を通過した後、タンクに戻る。
【0012】図3において配管62は電磁切換弁64の
ポート64aに接続されている。配管62からは配管6
5,66が分岐しており、配管65は電磁切換弁67の
ポート67aに接続されている。配管66は電磁切換弁
68のポート68aに接続されている。電磁切換弁64
のポート64bには配管72の一端が接続されており、
配管72の他端は切換弁73の制御ポート73aに接続
されている。配管72からは配管74,75が分岐して
おり、配管74は切換弁76の制御ポート76aに接続
されている。配管75は切換弁77の制御ポート77a
に接続されている。配管74からは配管78が分岐して
おり、配管78は切換弁79の制御ポート79aに接続
されている。電磁切換弁67のポート67aには配管8
1の一端が接続されており、配管81の他端は切換弁8
2の制御ポート82aに接続されている。配管81から
は配管83が分岐しており、配管83は切換弁84の制
御ポート84aに接続されている。電磁切換弁68のポ
ート68bには配管85の一端が接続されており、配管
85の他端は切換弁86の制御ポート86aに接続され
ている。
【0013】切換弁86のポート86bには配管87の
一端が接続されており、配管87の他端は切換弁82の
ポート82bに接続されている。配管87からは配管8
8が分岐しており、配管88は切換弁84のポート84
bに接続されている。切換弁86のポート86cには配
管89の一端が接続されており、配管89の他端は切換
弁82のポート82cに接続されている。配管89から
は配管91が分岐しており、配管91は切換弁84のポ
ート84cに接続されている。切換弁82のポート82
dには配管92の一端が接続されており、配管92の他
端は切換弁73のポート73bに接続されている。配管
92からは配管93が分岐しており、配管93は切換弁
77のポート77bに接続されている。切換弁82のポ
ート82eには配管94の一端が接続されており、配管
94の他端は切換弁73のポート73cに接続されてい
る。配管94からは配管95が分岐しており、配管95
は切換弁77のポート77cに接続されている。切換弁
84のポート84dには配管96の一端が接続されてお
り、配管96の他端は切換弁79のポート79bに接続
されている。配管96からは配管97が分岐しており、
配管97は切換弁76のポート76bに接続されてい
る。切換弁84のポート84eには配管98の一端が接
続されており、配管98の他端は切換弁79のポート7
9cに接続されている。配管98からは配管99が分岐
しており、配管99は切換弁76のポート76cに接続
されている。
【0014】切換弁76のポート76dには配管101
が接続されており、配管101の他端は第1,後進用の
ギヤ選択用クラッチ14を駆動するためのアクチュエー
タ102のポート102bに接続されている。切換弁7
9のポート79dには配管103の一端が接続されてお
り、配管103の他端はアクチュエータ102のポート
102dに接続されている。切換弁79のポート79e
には配管104の一端が接続されており、配管104の
他端は第3、第5速用のギヤ選択用クラッチ13を駆動
するためのアクチュエータ105のポート105dに接
続されている。切換弁77のポート77dには配管10
6の一端が接続されており、配管106の他端はアクチ
ュエータ105のポート105bに接続されている。切
換弁77のポート77eには配管107の一端が接続さ
れており、配管107の他端は第4,6速用のギヤ選択
用クラッチ21を駆動するためのアクチュエータ108
のポート108dに接続されている。切換弁73のポー
ト73dには配管109の一端が接続されており、配管
109の他端はアクチュエータ108のポート108b
に接続されている。切換弁73のポート73eには配管
111の一端が接続されており、配管111の他端は第
2速用のギヤ選択用クラッチ22を駆動するためのアク
チュエータ112のポート112dに接続されている。
【0015】図2のギヤ選択用圧油供給用切換弁39の
ポート39cには配管113の一端が接続されており、
配管113の他端は図3のアクチュエータ112のポー
ト112aに接続されている。配管113には絞り11
4が介装されている。配管113のギヤ選択用圧油供給
用切換弁39と絞り114との間からは配管115,1
16が分岐しており、配管115はアクチュエータ11
2のポート112cに接続されている。配管115には
絞り117が介装されている。配管116はアクチュエ
−タ108のポート108aに接続されており、配管1
16には絞り118が介装されている。配管116の配
管113と絞り118との間からは配管119が分岐し
ており、配管119はアクチュエータ108のポート1
08cに接続されている。配管119には絞り121が
介装されている。図2のギヤ選択用圧油供給用切換弁4
9のポート49cには配管122の一端が接続されてお
り、配管122の図3の他端はアクチュエータ105の
ポート105aに接続されている。配管122には絞り
123が介装されている。配管122のギヤ選択用圧油
供給用切換弁49と絞り123との間からは配管12
4,125が分岐しており、配管124はアクチュエー
タ105のポート105cに接続されている。配管12
4には絞り126が介装されている。配管125はアク
チュエ−タ102のポート102aに接続されており、
配管125には絞り127が介装されている。配管12
5の配管122と絞り127との間からは配管128が
分岐しており、配管128はアクチュエータ102のポ
ート102cに接続されている。配管128には絞り1
29が介装されている。
【0016】図2の配管37,52,56,58は主ポ
ンプ31から吐出された圧油を導いてカウンタ軸選択用
油圧クラッチ12,20を作動させるためのカウンタ軸
選択用クラッチ駆動用圧油供給路131を構成してお
り、配管36,43,113,122,115,11
6,119,124,125,128は主ポンプ31か
ら吐出された圧油を導いてアクチュエータ102,10
5,108,112を介してギヤ選択用クラッチ13,
14,21,22を作動させるためのギヤ選択用クラッ
チ駆動用圧油供給路132を構成している。カウンタ軸
選択用クラッチ駆動用圧油供給路131及びギヤ選択用
クラッチ駆動用圧油供給路132の油圧は圧力調整弁3
3により20kg/cm2程度に設定されており、配管63の
油圧は圧力調整弁34により2〜5kg/cm2程度に設定さ
れている。補助ポンプ45の吐出圧は40kg/cm2程度に
設定されている。
【0017】図3の切換弁86,84,82,76,7
9,77,73は電磁切換弁68,67,64のオン・
オフにより指示されるコード番号のデコード回路133
を構成している。すなわち図外の制御回路から電磁切換
弁68,67,64のすべてのソレノイドに駆動電流が
供給されれば配管101がドレン流路に連通し、電磁切
換弁68,67のソレノイドに駆動電流が供給されれば
配管103がドレン流路に連通し、電磁切換弁68,6
4のソレノイドに駆動電流が供給されれば配管107が
ドレン流路に連通し、電磁切換弁68のソレノイドに駆
動電流が供給されれば配管109がドレン流路に連通
し、電磁切換弁67,64のソレノイドに駆動電流が供
給されれば配管111がドレン流路に連通し、電磁切換
弁67のソレノイドに駆動電流が供給されれば配管10
6がドレン流路に連通し、電磁切換弁64のソレノイド
に駆動電流が供給されれば配管104がドレン流路に連
通し、図示のように電磁切換弁68,67,64のソレ
ノイドに駆動電流が供給されなければ切換弁76のポー
ト76eに接続された配管144がドレン流路に連通す
る。なお配管144はニュートラル及びパーキングレン
ジ用である。
【0018】図5はアクチュエ−タ102,105,1
08,112の具体例を説明する断面図で、例えば第
1,後進用のギヤ選択用クラッチ14を駆動するための
アクチュエ−タ102のケーシング135内には小径の
油室136と大径の油室137とが形成されており、油
室136は、配管125を介して絞り127(図3)に
連通していると共に、配管103を介して切換弁79
(図3)に連通している。油室136には軸芯方向に摺
動自在なピストン138が配置されており、ピストン1
38の一端からはシフトロッド139が突出し、ピスト
ン138の他端からは小径部138aが突出している。
油室137には軸芯方向に摺動自在なピストン141が
配置されており、ピストン141は小径部138aの外
周に軸芯方向に摺動自在に嵌合している。シフトロッド
139の先端にはギヤ選択用クラッチ14を駆動するシ
フトアーム142が突設されている。シフトロッド13
9には溝139a,139b,139cが各々形成され
ており、シフトロッド139の近傍にはデテントスプリ
ング機構として、溝139a,139b,139cのい
ずれかに嵌合してシフトロッド139を所定の位置でロ
ックするデテントボールスプリング143が設置されて
いる。
【0019】シフトロッド139の近傍には、ロッド長
さ方向に所定の間隔を隔てて第1速検知リミットスイッ
チ160と後進検知リミットスイッチ161が配置さ
れ、一方シフトロッド139の先端部にはスイッチ押圧
用の突起149が設けられている。第1速検知リミット
スイッチ160はシフトロッド139が左方に移動して
第1速に変速された時に、上記突起149が接触あるい
は近接してオンとなり、該突起149が離れているとき
にはオフとなるように構成されている。後進検知リミッ
トスイッチ161はシフトロッド139が右方に移動し
て後進に変速された時に上記突起149が接触あるいは
近接してオンとなり、該突起149が離れているときに
はオフとなるように構成されている。
【0020】図5では油室136,137の油圧はハイ
レベルであり、ピストン141は右方に押され、ピスト
ン138は左方に押されているので、ピストン138の
移動がピストン141により規制されている。したがっ
てギヤ選択用クラッチ14はニュートラル状態が維持さ
れる。油室137の油圧がハイレベルのままで油室13
6の油圧がローレベルになると、ピストンが右方に移動
し、後進に変速され、デテントボールスプリング143
が溝139aに嵌合する。この状態で油室137の油圧
がローレベルになってもデテントボールスプリング14
3により後進が維持される。逆に油室136の油圧がハ
イレベルのままで油室137の油圧がローレベルになる
と、ピストン138がピストン141を押して左方に移
動し、第1速に変速され、デテントボールスプリング1
43が溝139cに嵌合する。この状態で油室136の
油圧がローレベルになってもデテントボールスプリング
143により第1速が維持される。
【0021】なお図3の他のアクチュエ−タ105,1
08,112も同様な構造になっており、各シフトロッ
ド150,151,152をそれぞれ所定のギア位置に
保持するデテントボールスプリング143を備えてお
り、シフトロッド150に対して第5速,第3速検知リ
ミットスイッチ162,163を配置し、シフトロッド
151に対して第6速,第4速検知リミットスイッチ1
64,165を配置し、シフトロッド152に対して第
2速検知リミットスイッチ166を配置している。
【0022】図6は各リミットスイッチ160,16
1,162,163,164,165,166に関する
配線略図を示しており、第1,後進,第5,第3速用の
各リミットスイッチ160,161,162,163は
コントローラ170を介してカウンタ軸5用のカウンタ
軸選択用クラッチ用電磁切換弁54のソレノイドに接続
し、上記リミットスイッチ160,161,162,1
63のいずれか1つが変速完了を検知してオンとなると
共に残りがオフとなっている時には、それをコントロー
ラ170に入力し、カウンタ軸選択用クラッチ用電磁切
換弁54のソレノイドを通電して図2のカウンタ軸選択
用クラッチ12をオンとする。これと同時にギヤ選択用
圧油供給用切換弁49を閉じ、アクチュエータ102,
105への圧油の供給を遮断する。反対に図6の上記リ
ミットスイッチ160,161,162,163のいず
れもが変速完了を検知していないでオフ状態の時には、
コントローラ170によりカウンタ軸選択用クラッチ電
磁切換弁54のソレノイドを非通電とし、カウンタ軸選
択用クラッチ12をオフとする。これと同時にギヤ選択
用圧油供給用切換弁49を開き、アクチュエータ10
2,105への圧油の供給がなされる。
【0023】第6,第4,第2速用の各リミットスイッ
チ164,165,166はコントローラ171を介し
てカウンタ軸6用のカウンタ軸選択用クラッチ用電磁切
換弁51のソレノイドに接続し、上記リミットスイッチ
164,165,166のいずれかが変速完了を検知し
てオンとなると同時に残りがオフ状態の時には、それを
コントローラ171に入力し、カウンタ軸選択用クラッ
チ電磁切換弁51のソレノイドを通電してカウンタ軸選
択用クラッチ20をオンとする。これと同時にギヤ選択
用圧油供給用切換弁39を閉じて、アクチュエータ10
8,112への圧油の供給を遮断する。反対に上記リミ
ットスイッチ164,165,166のいずれも変速完
了を検知していないオフ状態の時には、コントローラ1
71によりカウンタ軸選択用クラッチ用電磁切換弁51
のソレノイドを非通電とし、カウンタ軸選択用クラッチ
20をオフとする。これと同時にギヤ選択用圧油供給用
切換弁39を開き、アクチュエータ108,112への
圧油の供給がなされる。
【0024】次に動作を説明する。ニュートラルレンジ
あるいはパーキングレンジでエンジンが起動されると、
主ポンプ31からの油圧が立ち上がる。したがってカウ
ンタ軸選択用クラッチ駆動用圧油供給路131及びギヤ
選択用クラッチ駆動用圧油供給路132には20kg/cm2
程度の圧油が供給される。この時電磁切換弁51,5
4,55のソレノイドに通電されておらず、各電磁切換
弁51,54,55は閉じ状態となっており、各カウン
タ軸選択用油圧クラッチ20,12及びロックアップク
ラッチ30はオフ状態となっている。また各ギヤ選択用
圧油供給用切換弁49,39には制御圧は供給されない
ので開状態を保ち、各ギヤ選択用圧油供給用切換弁4
9,39を介してアクチュエータ102,105,10
8,112の各油室に圧油が供給される。そして電磁切
換弁68,67,64のソレノイドにも通電されていな
いので、配管144のみがドレン流路に連通しており、
従ってアクチュエータ102,105,108,112
のシフトロッド139,150,151,152,15
3はすべて中立位置である。すなわちすべてのギヤ選択
用クラッチ13,14,21,22が中立状態にある。
またロックアップクラッチ30及びカウンタ軸選択用ク
ラッチ12,20は非接続状態である。
【0025】図外の制御回路から1速シフト信号が出力
されると、電磁弁68,67のソレノイドに通電され
て、配管103がドレン流路に連通し、アクチュエータ
102のシフトロッド139が左側に移動してギヤ選択
用クラッチ14が第1速側に切り換わり、1速に変速さ
れる。シフト完了と同時にシフトロッド139の突起1
49が第1速用リミットスイッチ160に接触あるいは
近接することにより、第1速用リミットスイッチ160
がオンになり、コントローラ170によりカウンタ軸選
択用クラッチ電磁切換弁54を通電し、これを開くこと
によりカウンタ軸選択用クラッチ12が接続状態にな
り、車輌は1速走行状態になる。
【0026】上記カウンタ軸選択用クラッチ12が接続
すると同時に配管59を介してギヤ選択用圧油供給用切
換弁49に制御圧が供給され、ギヤ選択用圧油供給用切
換弁49を閉じ、アクチュエータ102,105への圧
油の供給を遮断する。アクチュエータ102のシフトロ
ッド139はデテントボールスプリング143が溝13
9cに嵌合していることによりロックされており、第1
速の状態が維持される。このためギヤ選択用クラッチ1
4を第1速側にシフトするためのシフトアーム142へ
の力が零になり、シフトアーム142の摩耗を良好に軽
滅できる。
【0027】第1速の走行状態でギヤ抜けが発生した場
合、シフトロッド139はデテントボールスプリング1
43を乗り越えてニュートラル位置側へと右方へ戻る。
そうすると第1速用リミットスイッチ160から突起1
49が離れてリミットスイッチ160がオフとなり、コ
ントローラ170を介してカウンタ軸選択用クラッチ電
磁切換弁54のソレノイドへの通電を遮断する。これに
よりカウンタ軸選択用クラッチ12がオフとなると共
に、ギヤ選択用圧油供給用切換弁49への制御圧も遮断
されるので、ギヤ選択用圧油供給用切換弁49は図2の
ように開き、ギヤ選択用クラッチ駆動用圧油供給路13
2からギヤ選択用圧油供給用切換弁49を介してアクチ
ュエータ102,105に圧油が供給される。この時制
御回路からは第1シフト信号が出力されたままであるの
で、アクチュエータ102が作動し、第1速へのシフト
力が加えられて再度第1速にシフトされる。シフトが完
了すれば再度第1速用リミットスイッチ160がオン
し、前述のシフト時と同様にカウンタ軸選択用クラッチ
12のオンと同時にギヤ選択用圧油供給用切換弁49が
閉じ、アクチュエータ102への圧油の供給を停止し、
デテントボールスプリング143の力で第1速を保持す
る。
【0028】1速走行時のギヤ抜け処理のみを説明した
が、いずれの変速位置でギヤ抜けが発生しても、各シフ
ト位置に対応するリミットスイッチがオン状態からオフ
状態になることにより、コントローラ170又は171
を介してカウンタ軸選択用電磁切換弁54又は51を閉
じ、同時に対応するギヤ選択用クラッチ用切換弁49又
は39を開き、自動的に元の変速段に再シフトする。
【0029】
【別の実施例】前述のギヤ抜け検知機構としては、アク
チュエータに備えたリミットスイッチのみを利用した
が、これに加え次のようなギヤ抜け検知機構を付加する
こともできる。即ち図4において、トルクコンバータ3
の出力軸2の回転数N0 と変速機1の出力軸4の回転数
N1 を検出する回転数検知機構をそれぞれ設け、回転数
N0 に減速比iを掛けた数値とN0 ×iと変速機出力軸
回転数N1 を比較し、N0×i=N1 でないことを検出
した時にギヤ抜けと判断する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明によると、 (1)アクチュエータに変速完了及びギヤ抜けを検知す
る検知機構を設け、該検知機構をコントローラによりカ
ウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁に接続し、該カウン
タ軸選択用クラッチ電磁切換弁は検知機構により変速完
了を検知した時に上記共通のカウンタ軸選択用クラッチ
電磁切換弁を開くことにより圧油をカウンタ軸選択用ク
ラッチ及びギヤ選択用圧油供給用切換弁に供給してカウ
ンタ軸選択用クラッチをオンにすると同時にギヤ選択用
圧油供給用切換弁を閉じ、ギヤ抜けを検知した時に油圧
源からの圧油を遮断してカウンタ軸選択用油圧クラッチ
をオフにすると共に、ギヤ選択用圧油供給用切換弁を開
き、アクチュエータを作動させて元の変速段に再シフト
するので、ギヤ抜けが生じても素早く自動的に元の変速
段のギヤ噛合状態に戻り、ギヤ抜け時の処理操作が不必
要になり、車輌の操作が容易になる。 (2)ギヤ選択用クラッチ13,14を駆動するアクチ
ュエータ102,105に、ギヤ位置保持用のデテント
スプリング機構を設けており、カウンタ軸選択用クラッ
チ12が接続して変速が完了した後は、アクチュエータ
102,105への圧油の供給を遮断することにより、
シフトアームへのシフト力を0とし、デテントスプリン
グ143の係合力によりギヤ位置を保持している。すな
わち、変速完了後は、ギヤ選択用クラッチ13,14を
シフトするためのシフトアーム142への力が0となっ
ていることにより、シフトアーム142の摩耗を良好に
軽減できる。 (3)カウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁51が、カ
ウンタ軸選択用クラッチ20及びギヤ選択用圧油供給用
切換弁39に接続してカウンタ軸選択とギヤ選択の両機
能用の共通の電磁切換弁となっている。すなわち、カウ
ンタ軸選択用電磁切換弁51は、カウンタ軸選択用兼ギ
ヤ選択用として、カウンタ軸選択用クラッチ20とギヤ
選択用圧油供給用切換弁39の双方に接続されており、
変速完了時点では、カウンタ軸選択用クラッチ電磁切換
弁51を開くことにより、カウンタ軸選択用クラッチ2
0をオンにすると同時にギヤ選択用圧油供給用切換弁3
9を閉じ、一方、ギヤ抜け検知時には、カウンタ軸選択
用クラッチ電磁切換弁51を閉じることにより、カウン
タ軸選択用クラッチ20をオフにすると同時にギヤ選択
用圧油供給用切換弁39を開くようにしている。したが
って、カウンタ軸の選択とギヤの選択とを1つの弁の切
換操作により同時に行え、ギヤ抜け処理用の電磁弁の数
を少なくでき、コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動変速機の油圧回路の全体概
略図である。
【図2】 図1の左側部分の拡大詳細図である。
【図3】 図1の右側部分の拡大詳細図である。
【図4】 本発明に係る自動変速機のスケルトン図であ
る。
【図5】 図1のアクチュエータの拡大断面図である。
【図6】 制御機構の配線略図である。
【符号の説明】
2 入力軸 5 カウンタ軸 6 カウンタ軸 12 カウンタ軸選択用クラッチ 13 ギヤ選択用クラッチ 14 ギヤ選択用クラッチ 20 カウンタ軸選択用クラッチ 21 ギヤ選択用クラッチ 22 ギヤ選択用クラッチ 39 ギヤ選択用圧油給用切換弁 49 ギヤ選択用圧油給用電磁切換弁 51 カウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁 54 カウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁 102 アクチュエータ 105 アクチュエータ 108 アクチュエータ 112 アクチュエータ 143 デテントボールスプリング 160 リミットスイッチ(検知機構) 161 リミットスイッチ(検知機構) 162 リミットスイッチ(検知機構) 163 リミットスイッチ(検知機構) 164 リミットスイッチ(検知機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−63040(JP,A) 特開 昭62−266255(JP,A) 特開 昭47−40718(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16H 61/18 F16H 3/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の変速用ギヤを有するカウンタ軸
    と、該カウンタ軸を入力軸に断続自在に連結するカウン
    タ軸選択用クラッチ(12,20)と、各変速用ギヤの
    回転力を選択的に出力軸に伝達するギヤ選択用クラッチ
    (13,14,21,22)と、該ギヤ選択用クラッチ
    (13,14,21,22)を駆動するアクチュエータ
    (102,105,108,112)と、該アクチュエ
    ータ(102,105,108,112)を所定のギヤ
    位置に一定のばね力で保持するデテントスプリング機構
    を備えると共に、油圧回路として、油圧源からアクチュ
    エータ(102,105,108,112)への圧油供
    給路を開閉するギヤ選択用圧油供給用切換弁(39,4
    9)と、油圧源からカウンタ軸選択用クラッチ(12,
    20)への圧油供給路を開閉するカウンタ軸選択用クラ
    ッチ電磁切換弁(51,54)とを備えた自動変速機に
    おいて、 カウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁(51,54)の
    圧油出口側のポート(51b,54b)を、配管(5
    6,57,58,59)を介して前記カウンタ軸選択用
    クラッチ(12,20)の作動油供給用ポートに接続す
    ると共にギヤ選択用圧油供給用切換弁(39,49)の
    制御ポート(39b,49b)にも接続し、カウンタ軸
    選択用クラッチ電磁切換弁(51,54)が開いた時に
    は油圧源からの圧油をカウンタ軸選択用クラッチ(1
    2,20)及びギヤ選択用圧油供給用切換弁(39,4
    9)に供給してカウンタ軸選択用クラッチ(12,2
    0)をオンにすると同時にギヤ選択用圧油供給用切換弁
    (39,49)を閉じるようにすることにより、カウン
    タ軸選択用電磁切換弁(51,54)をカウンタ軸選択
    用とギヤ選択用の両機能を有する電磁切換弁とし、 アクチュエータ(102,105,108,112)に
    は変速完了及びギヤ抜けを検知する検知機構を設け、 該検知機構により変速完了を検知した時にはカウンタ軸
    選択用クラッチ電磁切換弁(51,54)を開き、ギヤ
    抜けを検知した時にはカウンタ軸選択用クラッチ電磁切
    換弁(51,54)を閉じるように、コントローラによ
    り検知機構をカウンタ軸選択用クラッチ電磁切換弁(5
    1,54)に接続し、 変速完了時には、カウンタ軸選択用クラッチ切換弁(5
    1,54)を開くことにより油圧源からの圧油をカウン
    タ軸選択用クラッチ(12,20)及びギヤ選択用圧油
    供給用切換弁(39,49)に供給してカウンタ軸選択
    用クラッチ(12,20)をオンにすると同時にギヤ選
    択用圧油供給用切換弁(39,49)を閉じ、ギヤ抜け
    時にはカウンタ軸選択用クラッチ切換弁(51,54)
    を閉じることによりカウンタ軸選択用クラッチ(12,
    20)をオフにすると共にギヤ選択用圧油供給用切換弁
    (39,49)を開き、アクチュエータを作動させて元
    の変速段に再シフトするようにしていることを特徴とす
    る自動変速機のギヤ抜け処理装置。
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