JP2943115B2 - アップエンドコイルの位置ずれ量検出装置 - Google Patents

アップエンドコイルの位置ずれ量検出装置

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JP2943115B2
JP2943115B2 JP13602191A JP13602191A JP2943115B2 JP 2943115 B2 JP2943115 B2 JP 2943115B2 JP 13602191 A JP13602191 A JP 13602191A JP 13602191 A JP13602191 A JP 13602191A JP 2943115 B2 JP2943115 B2 JP 2943115B2
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朋幸 木場
源七 境井
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KAWATETSU MASHINARII KK
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Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、薄鋼板または
帯鋼連続圧延ライン入側において、ダウンエンダ付きコ
イルカー上に、天井クレーンのリフマグ(リフティング
マグネット)によってアップエンドで積載したコイルの
位置ずれ量を検出する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、薄鋼連続圧延ライン入側に設け
られたコイル巻き戻し機のマンドレルにコイルを装着す
る場合、一般に、そのコイルはコイルカーによってダウ
ンエンドに保持され搬送されて装着が達成される。この
場合、コイルは天井クレーンのトングにてコイルスキッ
ド上に移載されるため、コイルの中心とコイルカーの中
心はほぼ一致し、よってマンドレルへの装着は確実に達
成される。
【0003】しかし、巻きの緩い鋼板コイルにあって
は、天井クレーンのトングでダウンエンドに吊ると変形
して真円を維持出来ず、よってマンドレルに装着するこ
とが出来ない。そのため、コイルをリフマグにてアップ
エンドで保持して搬送し、変形を防止し真円を維持でき
る機構をもったダウンエンダ付きコイルカー上にアップ
エンドで積載し、ダウンエンダを90度旋回してコイル
をダウンエンドにした後にマンドレルに装着する手段を
とっている。
【0004】この場合、コイルをマンドレルに円滑に装
着するために、コイルをアップエンドからダウンエンド
にする前に、あらかじめアップエンドのコイル中心とコ
イルカーの中心とを一致させておく必要がある。そのた
めにダウンエンダをコイルカー上にて水平方向に微動さ
せる構造となっており、この中心合わせの前提としてコ
イルの位置測定が必要である。
【0005】従来、こうしたコイルの位置ずれを自動的
に測定する手段として、透過式センサー等による光学的
方法(非接触式)や機械的方法(接触式)が存在する。
光学的な方法としては、例えば、実開昭54−6838
8号公報に示すものがある。しかし、この光学的方法に
よるものは、粉塵の問題やコイルエンドが変形し易い等
の問題を含んでおり、実際上、現場に適用し難い。
【0006】又、機械的方法としは、例えば、特開昭6
2−82311号公報に示すものがある。これは、コイ
ルの両側に一対のタッチバーを対向位置させ、コイルを
積載後、両タッチバーをコイル方向に移動し、タッチバ
ーがコイルに当接した瞬間をリミットスイッチで検知す
ることによって停止させ、そのタッチバーの移動量によ
ってコイルの位置ずれ量を演算して検出するものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この機械的方
法による従来技術にあっては一対のタッチバー間の距離
が限られているので、コイルをリフマグで搬送してその
一対のタッチバー間に積載する際、コイルとタッチバー
とが干渉するという問題がある。干渉を未然に防ぐた
め、タッチバー間の距離を大きく設定することが考えら
れるが、そうすると装置の作業性が低下すると共に、装
置の設置スペースを大きく設定する必要があるため問題
が残る。
【0008】又、この従来技術にあっては、タッチバー
がコイルに当接した瞬間をリミットスイッチで検知して
タッチバーを停止することとしているため、タッチバー
がコイルに当接した際、コイルの表面を疵つけてしまう
危険性がある。コイルに当接した瞬間、タッチバーが逃
げて衝撃を緩和する等の機能を持たないからである。
【0009】本発明は、こうした問題に鑑み創案された
もので、コイルを、干渉することなく、ダウンエンダ付
きコイルカー上に積載出来ると共に、アップエンドコイ
ルの位置ずれを、コイルを傷つけることなく、正確に検
出する装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのための手段として、
主として装置本体1、測定アーム2、後退量検出器およ
び距離測定器4とから構成した。
【0011】装置本体1は、アップエンドのコイル10を
積載するコイルカー9を挟んで対向位置し、本体走行エ
アーシリンダ5によってコイル10に対して進退移動自在
としている。測定アーム2は、各装置本体1の先端部に
位置し、測定アーム2走行エアーシリンダによって前記
コイル10に対して進退移動自在であると共に、測定アー
ム2起倒シリンダによって起倒自在で、先端部にコイル
10に接触すべく接触子8を有している。後退量検出器
は、測定アーム2の後退移動量を検知して本体走行エア
ーシリンダ5を停止させるものである。そして、距離測
定器4は、装置本体1の移動量を測定すべく、装置本体
1に設けられている。
【0012】
【作用】図2ないし図5を参照しながら本発明の作用を
説明する。
【0013】まず、コイル10がリフマグにて吊り下げら
れて搬送され、アップエンドでコイルカー9に積載され
る。この時、対向位置する一対の測定アーム2を、測定
アーム起倒シリンダ7によって起立姿勢とし両者間の距
離を大きく設定することにより、積載されるコイル10と
の干渉を防止することが出来る(図2参照)。
【0014】コイル10の積載完了後、測定アーム2は、
元の水平姿勢に倒されると共に、測定アーム走行エアー
シリンダ6によって前進限位置まで移動する。次に、装
置本体1が、本体走行エアーシリンダ5によってコイル
10に向かって走行し、測定アーム2先端部の接触子8が
コイル10に当接する(図3)。この時、接触子8は回転
自在であるのでコイル10に当接した際に加わる力によっ
てその力が作用する方向に回転し、これによって、当接
の際の衝撃を緩和するため、コイル10を疵つけたり変形
させることがない。
【0015】又、測定アーム走行エアーシリンダ6およ
び本体走行エアーシリンダ5は、空気圧で作動するもの
であるため、接触子8がコイル10に当接する際の衝撃を
この二つのエアーシリンダによっても緩和することが出
来、これによってコイル10に疵がつくのをより確実に防
ぐことが出来ている。コイル10が焼鈍後の巻きが緩い場
合や最終製品である場合には、コイル10の変形および損
傷の防止がより必要とされるが、本発明装置にあって
は、接触子8および二つのエアーシリンダによってこれ
ら目的をより効果的に達成している。
【0016】接触子8がコイル10に当接した後、装置本
体1の走行は継続され、よって先端部に、コイル10に当
接している接触子8を有する測定アーム2は後退する
(図4参照)。そして、測定アーム2が後退限位置に達
すると、その位置は後退量検出器の後退限リミッチスイ
ッチ3によって検知され、その検知信号によって本体走
行エアーシリンダ5が停止し、よって装置本体1が停止
する。そして、この装置本体1の走行距離を距離測定器
4によって算出し、 Y=(X1−X2)/2 ・・(1) の計算式でコイル10の位置ずれ量を得る(図5参照)。
【0017】この(1)式において、Yはコイル10の位
置ずれ量、X1は一方の装置本体1の移動量、X2は他方の
装置本体1の移動量である。尚、そのコイル10のずれ
は、コイル10あるいはコイル10を積載しているコイルカ
ー9の背板13等を移動することによって補正出来る。
【0018】
【実施例】図1に本発明の一実施例を示す。
【0019】これは、薄高連続圧延ライン入側に設けた
コイル巻き戻し機のマンドレルにコイル10を装着するた
めに使用するものであり、リフマグによって吊り下げら
れて搬送されたアップエンドのコイル10を背板13に積載
し、その背板13を旋回するこによってコイル10をダウン
エンドにするダウンエンダ付きコイルカー9の両側に設
けたものである。
【0020】本実施例にあっては、前進限リミットスイ
ッチ11を、後退限リミットスイッチ3の近傍に設け、こ
れにより測定アーム2の前進限位置を検知することとし
ている。装置本体1および測定アーム2は、リニアウエ
イ12上を走行するものとし、これにより抵抗の少ない円
滑な走行を図り、ローラ接触子8がコイル10に当接する
際の衝撃をさらに緩和し、コイル10の損傷をより確実に
防止するものとしている。又、ローラ接触子8は、コイ
ル10の中心と測定アーム2の中心とがずれた場合におい
ても、コイル10接触時にローラ接触子8が横方向に逃げ
ず、かつコイル10表面を疵つけない大きさとしている。
なお、接触子8は回動しなくともコイル10の外表面を損
傷させない形状であれば良い。
【0021】コイルカー9には、背板13を移動するシフ
ト装置14を設け、コイル10の位置ずれ量を、このシフト
装置14で背板13を移動することによって補正することと
している。本発明装置によりコイル10の位置ずれ量を算
出し、シフト装置14によって位置ずれを補正した後、背
板13を90度旋回してコイル10をダウンエンドとし、コ
イルカー9をレール15上を走行させることによって、そ
のコイル10を巻き戻し機のマンドレルに装着するもので
ある。
【0022】距離測定器4としては、パルス発振器が有
効である。
【0023】
【発明の効果】このように、本発明は測定アームを起倒
自在として、コイルを積載する際に起立姿勢を維持すべ
く設定したので、測定アームとコイルとが干渉せず、よ
ってコイルを損傷することなくその積載作業を容易に行
うことが出来る。
【0024】又、測定アームの先端部に接触子を設ける
と共に、測定アームを走行するシリンダおよび装置本体
を走行するシリンダの双方を空気圧式のものとしたの
で、接触子がコイルに当接する際の衝撃を効果的に緩和
出来、よってコイルの損傷や変形等を未然に防止出来る
等、多くの優れた効果を発揮する。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】本発明の働きを示すもので、測定アームを起立
姿勢にした状態を示す側面図である。
【図3】測定アームを前進移動させた状態を示す側面図
である。
【図4】装置本体を前進移動させることによって測定ア
ームが後退移動する状態を示す側面図である。
【図5】コイルの位置ずれ量を示す図である。
【0026】
【符号の説明】
1 ; 装置本体 2 ; 測定アーム 3 ; 後退限リミットスイッチ 4 ; 距離測定器 5 ; 本体走行エアーシリンダ 6 ; 測定アーム走行エアーシリンダ 7 ; 測定アーム起倒シリンダ 8 ; 接触子 9 ; コイルカー 10; コイル 11; 前進限リミットスイッチ 12; リニアウエイ 13; 背板 14; シフト装置 15; レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−68388(JP,U) 実公 昭44−21491(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 21/00 - 21/30 B21C 47/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アップエンドでコイルカーに積載された
    コイルの位置ずれ量を検出する装置であって、前記コイ
    ルカーを挟んで対向位置し、前記コイルに対して進退移
    動自在な一対の装置本体と、該各装置本体の先端部に位
    置し、前記コイルに対して進退移動自在であると共に起
    倒自在で、先端部に前記コイルに接触すべく接触子を有
    する測定アームと、該測定アームの後退移動量を検知し
    て前記装置本体の進退移動を停止する後退量検出器と、
    前記装置本体の移動量を検出する距離測定器と、から成
    るアップエンドコイルの位置ずれ量検出装置。
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DE60312387T2 (de) 2002-10-31 2007-11-08 Matsushita Refrigeration Co., Kusatsu Motorisierter hermetischer verdichter und kühlvorrichtung
KR101311005B1 (ko) * 2012-04-25 2013-09-24 현대제철 주식회사 코일 찌그러짐 정량화를 위한 교정장치

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