JP2943036B2 - 鉛筆削り用回転軸部 - Google Patents

鉛筆削り用回転軸部

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JP2943036B2
JP2943036B2 JP22324592A JP22324592A JP2943036B2 JP 2943036 B2 JP2943036 B2 JP 2943036B2 JP 22324592 A JP22324592 A JP 22324592A JP 22324592 A JP22324592 A JP 22324592A JP 2943036 B2 JP2943036 B2 JP 2943036B2
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rotary shaft
handle
shaft
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rotating shaft
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忠三 森
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KAARU JIMUKI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組み立て性、実用性およ
び加工性を向上した鉛筆削り用回転軸部の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】先ず、鉛筆削りの概略について説明す
る。鉛筆削りは図7に示すように鉛筆削り本体1、チャ
ックストッパ2、チャック3、屑受4、自動送りバネ
5、自動送り螺子6および回転軸部7により主に構成さ
れている。そして、回転軸部7は図8に示すように回転
軸8にカッター9をカッターシャフト12を介して回転可
能に軸支し、カッター9の端部に設けた歯車14にインタ
ーナルギヤ10を噛み合わせて、インターナルギヤ10を回
転軸8とハンドル11とで挟持し、インターナルギヤ10を
鉛筆削り本体1に固定するようにしている。13はシャフ
トリングである。これにより、ハンドル11を回すと回転
軸8が回転され、この回転軸8の回転によりカッター9
は公転しながらインターナルギヤ10との噛み合いにより
自転し、鉛筆の芯が削られる。
【0003】従来の回転軸部7は図6に示すように、回
転軸8にシャフト12を介して回転可能に軸支されたカッ
ター9の一端に設けられた歯車14にインターナルギヤ10
を噛み合わせ、ハンドル11に一体に設けられた固定金物
15に形成した螺子部17を回転軸8の端部に設けた螺子軸
16に螺合して、インターナルギヤ10を回転軸8と固定金
物15との間で挟持するようにしていた。18は鉛筆の削り
芯の太さを調整するための調整つまみである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の鉛筆削り用
回転軸部において、ハンドル11に一体に設けられた固定
金物15に形成した螺子部17を回転軸8の端部に設けた螺
子軸16に螺合して、インターナルギヤ10を回転軸8と固
定金物15との間で挟持するようにしていたので次のよう
な問題がある。
【0005】先ず第一に鉛筆削りの回転軸部は多くの部
品からなっており、大量生産性の観点からその組み立て
を少しでも簡略化する必要がある。そこで従来では回転
軸8にカッター9をカッターシャフト12により取り付け
てカッターシャフト12が抜けないようにシャフトリング
13で固定し、カッター9と回転軸8とを一体に組み立
て、そして次にインターナルギヤー10を装着した後にハ
ンドル11に一体に設けた固定金物15を螺子軸16に螺合し
て組み立てるようにしていたので、この螺合による組み
立てに時間を要し組立性の点で改良すべき問題がある。
【0006】また一方において、鉛筆削りをしていると
きに例えば、鉛筆がスムースに削れないとか、芯が折れ
やすくなるとか、鉛筆が片削りになるなどのトラブルが
発生した場合に回転軸部7を分解してカッターを取り替
えるとか、あるいは詰まっている鉛筆の芯を除去しなけ
ればならない。この回転軸部7の分解に際してカッター
9が自転するので、固定金物15と螺子軸16との螺合を解
除する時、および両者を締結する時にこの螺合の解除お
よび締結が非常にやりにくく、実用性の点で改良すべき
問題がある。
【0007】また、固定金物15と螺子軸16との螺合によ
り組み立てるようにした場合に固定金物15に螺子加工が
必要になるので、固定金物15の加工はプレス加工と螺子
加工の二工程の加工が必要になり、大量生産の観点から
加工性について改良すべき問題がある。
【0008】本発明は上記組み立て性、実用性および加
工性をことごとく改良した鉛筆削り用回転軸部を提供す
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、カッター刃を装着した回転軸の
一端にインターナルギヤを噛み合わせ、インターナルギ
ヤを回転軸とハンドルの一端とで挟持するようにした鉛
筆削りの回転軸部において、前記回転軸の一端に螺旋溝
を形成する突起を回転軸の外周面に複数個設け、一方前
記ハンドルの一端側に前記螺旋溝に螺合する突起部を形
成したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、回転軸の一端に螺旋溝を形成する
突起を回転軸の外周面に複数個設け、一方前記ハンドル
の一端側に前記螺旋溝に螺合する突起部を形成すること
により、回転軸とハンドルとの間にインターナルギヤを
挟持して組み立てる際に、回転軸の一端に形成した螺旋
溝にハンドルの一端側に設けた突起部を螺合すればよい
ので、その組み立てを容易にすることが可能になり、ま
た、カッターを取り替える際においても同様に回転軸の
一端に形成した螺旋溝とハンドルの一端側に設けた突起
部との間の螺合解除および締結をすればよいので、カッ
ターなどの取り替えを容易にすることが可能になり、更
に、ハンドルの一端に螺子部を形成しないのでプレス加
工のみで加工することが可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。鉛筆削り用回転軸部の全体を示す図1におい
て、回転軸8にはシャフト12を介して回転可能にカッタ
ー9が軸支されており、このカッター9の一端に設けら
れた歯車14にインターナルギヤ10が噛み合わされてい
る。ハンドル11には固定金物15がシャフト 111とカシメ
部 112より一体に結合された状態で設けられている。そ
して、回転軸8の端部に複数の突起19を設けて形成され
た螺旋溝21に、固定金物15に形成した突起20を螺合し
て、インターナルギヤ10を回転軸8と固定金物15との間
で挟持するようにしている。18は鉛筆の削り芯の太さを
調整するための調整つまみである。
【0012】図2および図3を用いて固定金物15につい
て更に詳しく説明する。固定金物15の側面形状は図2に
示すように、水平の腕部 151、この腕部 151を折り曲げ
て形成された傾斜部 152、この傾斜部 152を腕部 151に
略平行に折り曲げて形成された座面 153、この座面 153
を略直角に折り曲げて形成された脚部 154、この脚部15
4を更に腕部 151に略平行に折り曲げて形成されたカシ
メフランジ部 156で形成されている。
【0013】また、固定金物15の正面形状は図3に示す
ように腕部 151は細く形成され、座面 153、脚部 154お
よびカシメフランジ部 165は腕部 151よりも幅を広くし
ている。そして、座面 153には直径Dの孔が明けられて
いると共に、二個の突起部20が内径dの円弧状に形成さ
れ、この二個の突起部20の頂部は図2に示すように角度
αの傾斜面 201になっている。腕部 151の端部にはシャ
フト 111を通すための孔 157が明けられている。
【0014】図4および図5を用いて回転軸8の端部に
ついて更に詳しく説明する。回転軸8の端部には二個の
突起19が形成されこの突起19の内側は固定金物15に形成
した突起部20の傾斜面 201の傾斜角度と同じ角度αの傾
斜面 191になっており、インターナルギヤ10のボス部 1
01を支持する支持部 801とこの傾斜面 191との間で螺旋
溝21を形成している。
【0015】図5において、突起19の外径D′は固定金
物15に明けた孔の直径Dよりも幾分小さくなっており、
螺旋溝21の直径d′は固定金物15に形成した円弧状の突
起20の内径よりも幾分小さくなっている。これにより、
直径DとD′あるいは直径dとd′とを合わせることに
より、突起部20を螺旋溝21ないに嵌合させることができ
るようになっている。また、突起部20の高さを突起19の
傾斜面 191と支持部 801との間の間隔に略等しくなって
いる。
【0016】このように構成した本実施例の作用につい
て次に説明する。先ず、固定金物15の側面形状は水平の
腕部 151、この腕部 151を折り曲げて形成された傾斜部
152、この傾斜部 152を腕部 151に略平行に折り曲げて
形成された座面 153、この座面 153を略直角に折り曲げ
て形成された脚部 154、この脚部 154を更に腕部 151に
略平行に折り曲げて形成されたカシメフランジ部 156で
形成され、その正面形状は腕部 151は細く形成され、座
面 153、脚部 154およびカシメフランジ部 165は腕部 1
51よりも幅を広くして形成され、かつ、座面 153には直
径Dの孔と突起部20が形成されているので、この固定金
物15は一回のプレス加工により製作することが可能であ
る。
【0017】次に、組み立てについてはカッター9が組
付けられた回転軸にインターナルギヤ10を組み込み、固
定金物15を一体に取りつけたハンドル11の突起部20の内
径dと回転軸8の先端に形成した螺旋溝21の外径d′と
を合わせてハンドル11を回転軸8の先端に嵌合し、ハン
ドル11を少し回すことにより、突起19の傾斜面 191で形
成される螺旋溝21に突起部20の傾斜面 201を螺合させる
ことが可能になり、インターナルギヤ10を回転軸8とハ
ンドル11(固定金物15)との間で挟持することが可能に
なる。
【0018】次に、カッター9などの交換のために回転
部7を分解する場合にはハンドル11を少し回して突起部
20の内径dと回転軸8の先端に形成した螺旋溝21の外径
d′とを合わせてハンドル11を回転軸8の軸方向に抜く
ことにより簡単に分解することが可能になり、次に、組
みつける時には上記組み立てと同様に、先ず、インター
ナルギヤ10を組み込み、固定金物15を一体に取りつけた
ハンドル11の突起部20の内径dと回転軸8の先端に形成
した螺旋溝21の外径d′とを合わせてハンドル11を回転
軸8の先端に嵌合し、ハンドル11を少し回すことにより
完了する。
【0019】このように、組み立ておよび分解に際し
て、突起部20の内径dと回転軸8の先端に形成した螺旋
溝21の外径d′とを合わせてハンドル11を少し回すこと
により簡単にその作業をすることが可能になる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、回転
軸の一端に螺旋溝を形成する突起を回転軸の外周面に複
数個設け、一方ハンドルの一端側に螺旋溝に螺合する突
起部を形成することにより、回転軸とハンドルとの間に
インターナルギヤを挟持して組み立てる際に、回転軸の
一端に形成した螺旋溝にハンドルの一端側に設けた突起
部を螺合すればよいので、その組み立てを容易、かつ、
簡略化することができ、また、カッターを取り替える際
においても同様に回転軸の一端に形成した螺旋溝とハン
ドルの一端側に設けた突起部との間の螺合解除および締
結をすればよいので、カッターなどの取り替えを容易に
することができ、更に、ハンドルの一端に螺子部を形成
しないのでプレス加工のみでハンドルを加工することが
でき、加工性、組立性および実用性を向上した鉛筆削り
用回転軸部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を一部縦断面して示した図で
ある。
【図2】図1における固定金物であり図3のAーA線に
おける縦断面図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図1における回転軸の側面図である。
【図5】図4の正面図である。
【図6】従来例の一部縦断面図ある。
【図7】鉛筆削り装置を分解斜視図で示した説明用図で
ある。
【図8】図7における回転軸部の分解斜視図である。
【符合の説明】
8 回転軸 9 カッター 10 インターナルギヤ 19 突起 20 突起部 21 螺旋溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カッター刃を装着した回転軸の一端にイ
    ンターナルギヤを噛み合わせ、インターナルギヤを回転
    軸とハンドルの一端とで挟持するようにした鉛筆削りの
    回転軸部において、前記回転軸の一端に螺旋溝を形成す
    る突起を回転軸の外周面に複数個設け、一方前記ハンド
    ルの一端側に前記螺旋溝に螺合する突起部を形成したこ
    とを特徴とする鉛筆削り用回転軸部。
JP22324592A 1992-07-29 1992-07-29 鉛筆削り用回転軸部 Expired - Lifetime JP2943036B2 (ja)

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JPH0648094A JPH0648094A (ja) 1994-02-22
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KR101294819B1 (ko) * 2012-02-21 2013-08-07 임승진 연필깎이 고정장치

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