JP2942537B1 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2942537B1
JP2942537B1 JP9585898A JP9585898A JP2942537B1 JP 2942537 B1 JP2942537 B1 JP 2942537B1 JP 9585898 A JP9585898 A JP 9585898A JP 9585898 A JP9585898 A JP 9585898A JP 2942537 B1 JP2942537 B1 JP 2942537B1
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邦夫 松元
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株式会社藤商事
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Abstract

【要約】 【課題】 簡単な構造の爪構造体を利用して中継基板を
集合板に容易に着脱できると共に、爪構造体の変形、折
損等を防止できる弾球遊技機を提供する。 【解決手段】 遊技盤6 に電気的制御を要する遊技部品
15を備え、この遊技部品15を制御するための電気部品57
が実装された制御基板24を備え、前記遊技部品15の少な
くとも一部と前記制御基板24との配線37,38 を中継する
中継基板23を備え、遊技盤6 の裏側に、入賞した遊技球
を通過させる通路36が形成された集合板22を備え、前記
集合板22に、前記中継基板23を固定するための複数個の
爪構造体39を備え、前記中継基板23の両側に前記爪構造
体39を配置し、前記各爪構造体39に、前記中継基板23に
対して接離方向に弾性変形可能な係合爪47を設けてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、アレ
ンジボール機等の弾球遊技機、取り分けその中継基板の
取り付け装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機、アレンジボール機等の弾球
遊技機では、遊技盤に、電気的制御を要する液晶表示手
段、大入賞手段等の各種の遊技部品を備えると共に、こ
の大入賞手段等の遊技部品を制御するための電気部品が
実装された制御基板を遊技盤の裏側又は前枠の裏側に配
置し、この制御基板の配線と大入賞手段等の遊技部品の
配線とを中継基板を介して中継するようにしている。
【0003】従来、中継基板を遊技盤の裏側に取り付け
る場合は、遊技盤と中継基板との間に所定寸法のスペー
サを複数個介在し、このスペーサを貫通する長いネジに
より、スペーサを介して中継基板を遊技盤に固定する構
造や、遊技盤の後面側に複数個の取り付け台を予めネジ
等で固定して置き、その各取り付け台の先端の係止部に
より中継基板を着脱自在に係止して固定する構造等があ
る。
【0004】またこれらの取り付け構造の他に、特開平
7−289689号公報に開示されるように、遊技盤の
裏側にある合成樹脂製の集合板を利用し、この集合板に
後方に突出する複数個の爪構造体を一体に形成し、この
各爪構造体の先端側の係止部により中継基板を着脱自在
に係止するものもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のスペーサによる
取り付け構造では、長いネジを必要とする上に、中継基
板の着脱が非常に困難であり、組み立て時の作業工数が
著しく増加する欠点がある。特に、各遊技部品の組み立
て後に、一部の遊技部品に異常があって、交換する必要
が生じた場合には、中継基板、スペーサの全てを取り外
さなければならないこともあり、作業が非常に煩わしく
なる欠点がある。
【0006】また取り付け台による取り付け構造では、
中継基板を取り付け台の係止部に着脱自在に係止してい
るため、中継基板自体は容易に着脱できるが、複数個の
取り付け台をネジで遊技盤に固定する作業が不可欠であ
る。このため、集合板、その他の部品の取り付けを考慮
した場合、依然として作業工数が多く、作業能率の大幅
な向上を図ることは困難である。
【0007】特開平7−289689号公報に開示の取
り付け構造を採用すれば、前記二者の問題点を解消する
ことができる。
【0008】しかし、この取り付け構造では、中継基板
の下側に対応する一対の爪構造体に、その左右隅部が係
合する固定係止部を、中継基板の上側に対応する一対の
爪構造体に、その上縁が係合する係合爪を夫々設け、こ
れらの4個の爪構造体により中継基板を集合板に着脱自
在に固定する構造を採用しているため、中継基板の下側
の左右隅部を各固定係止部間に合わせた後、その上縁側
を弾性係合爪に係合させる必要があり、中継基板の左右
隅部を各固定係止部に合わせる作業が非常に煩雑であ
る。
【0009】しかも、各爪構造体に断面コ字状又は角筒
状の基板受け部を一体に設け、その先端側に固定係止
部、係合爪を一体に形成している。このため、中継基板
を着脱する際に、上側の爪構造体の係合爪が中継基板に
対して接離方向に弾性変形し難く、変形又は折損し易く
なる欠点がある。
【0010】本発明は、かかる従来の課題に鑑み、簡単
な構造の爪構造体を利用して中継基板を集合板に容易に
着脱できると共に、爪構造体の変形、折損等を防止でき
る弾球遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、遊技盤6 に電
気的制御を要する遊技部品15,19,20を備え、この遊技部
品15,19,20を制御するための電気部品57が実装された制
御基板24を備え、前記遊技部品15,19,20の少なくとも一
部と前記制御基板24との配線37,38 を中継する中継基板
23を備え、遊技盤6 の裏側に、入賞した遊技球を通過さ
せる通路34〜36が形成された集合板22を備え、前記集合
板22に、前記中継基板23を固定するための複数個の爪構
造体39を備えた弾球遊技機において、前記中継基板23の
両側に前記爪構造体39を配置し、前記各爪構造体39は、
少なくとも断面略コ字状部45を含み且つ前記中継基板23
が当接する基板受け部46と、前記中継基板23に対して接
離方向に弾性変形可能で且つ前記基板受け部46に当接す
る前記中継基板23を着脱自在に固定する係合爪47とを有
し、前記係合爪47を前記基板受け部46内に配置し、前記
係合爪47と前記基板受け部46とを独立させて前記集合板
22に一体に成形している。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1乃至図7は本発明の第1の実施形
態を例示する。
【0013】図1において、1 は機枠であり、外枠2
と、この外枠2 の前面に開閉自在に枢着された前枠3 と
を備えている。前枠3 にはガラス扉4 及び前面板5 が装
着され、その裏側に遊技盤6 が着脱自在に装着されてい
る。
【0014】前面板5 には、発射用の遊技球を貯留する
ための上皿7 が装着されている。前枠3 の下部には、余
剰球を貯留するための下皿8 が装着されると共に、この
下皿8 の左右両側に灰皿9 と発射手段10の発射ハンドル
11とが配置されている。発射手段10は、発射ハンドル11
を操作したときに、発射モータにより駆動される打撃槌
を備え、発射レール上に1個づつ供給される遊技球を打
撃槌で打撃して遊技盤6 側へと発射させるようになって
いる。
【0015】遊技盤6 の前面には、図2に示すように、
発射手段10により発射された遊技球を案内する外レール
12、内レール13が設けられ、これらの内側の遊技領域14
に液晶表示手段15、ランプ風車16、普通入賞手段17、始
動ゲート18、開閉入賞手段19、大入賞手段20等の各遊技
部品が装着されている。
【0016】遊技盤6 の後側には、図3及び図4に示す
ように、裏カバー21、集合板22、中継基板23、制御基板
24等が夫々装着されている。
【0017】液晶表示手段15は、必要に応じて各種の遊
技情報を文字、動画、その他により表示する遊技情報表
示機能と、普通図柄表示手段としての機能とを有し、表
示ケース25と、この表示ケース25に装着された液晶表示
部26と、液晶表示部26の裏側の表示駆動基板27等を備え
ている。表示ケース25の上部には、上入賞手段25a が設
けられている。
【0018】ランプ風車16には、表示ランプが組み込ま
れている。始動ゲート18は、遊技球の通過を検出する検
出スイッチを備え、この検出スイッチが遊技球の通過を
検出したときに、液晶表示手段15に表示される普通図柄
を所定時間変動させるようになっている。
【0019】開閉入賞手段19は、左右一対の開閉爪、こ
の一対の開閉爪を開閉させるソレノイド、入賞した遊技
球を検出する入賞検出スイッチ、及びその他の表示ラン
プを備えている。
【0020】大入賞手段20は、入賞ケース28の大入賞口
29を開閉する開閉板30、大当たり等の所定の条件が成立
したときに開閉板30を開閉駆動するソレノイド、及びそ
の他の表示ランプを備えている。
【0021】なお、液晶表示手段15、ランプ風車16、開
閉入賞手段19、大入賞手段20等は、その構成要素の一部
に電気部品を持っており、従って、これらは何れも電気
的制御を要する遊技部品を構成している。
【0022】裏カバー21は、遊技盤6 に装着された液晶
表示手段15、大入賞手段20等の各遊技部品を裏側から保
護するためのもので、遊技領域14内の各遊技部品を裏側
から覆うように遊技盤6 の裏面に装着されている。裏カ
バー21は、その後部に点検用等に使用する開口部31が形
成され、この開口部31を開閉自在に塞ぐように基板ケー
ス32が着脱自在に装着されている。
【0023】集合板22は、大入賞手段20等に入賞して遊
技盤6 の裏側に通過した遊技球を下方の入賞球タンクへ
と案内するためのものである。集合板22は、遊技盤6 の
裏側に釘等により固定される板状部33と、裏側が凸状と
なるように各入賞手段17,19,25a に対応して形成された
通路34〜36とを備え、裏カバー21内で遊技盤6 の裏側に
固定されている。なお、集合板22は合成樹脂材料により
一体に製作されている。
【0024】基板ケース32は、内部が透視可能な透明、
その他の合成樹脂材料により成形されており、この基板
ケース32内に制御基板24が組み込まれている。制御基板
24には、液晶表示手段15、大入賞手段20等の遊技部品を
制御するためのROM、RAM、CPU、その他の電気
部品57が実装されている。
【0025】中継基板23は、液晶表示手段15、大入賞手
段20等の遊技部品の配線37と、制御基板24の配線38とを
中継するためのもので、図3及び図4に示すように左右
方向に長い矩形状に構成され、液晶表示手段15の下方で
集合板22の裏側に遊技盤6 と略平行に配置されている。
【0026】中継基板23は、その上下両側に配置された
複数個、例えば上下2個づつの爪構造体39により集合板
22の裏側に所定の間隔をおいて着脱自在に固定され、左
右両側の位置決めピン40により位置決めされている。
【0027】なお、中継基板23が横長状であるため、中
継基板23の上下両側でその左右両端側に対応するように
2個づつの爪構造体39を設けているが、中継基板23が縦
長状の場合には、中継基板23の左右両側でその上下両端
側に対応するように2個づつの爪構造体39を設けても良
い。また爪構造体39は、中継基板23の相対応する二辺に
あれば良く、各辺の爪構造体39は1個以上あれば良い。
【0028】中継基板23にはその周縁部分に、液晶表示
手段15、大入賞手段20等の各遊技部品に対応するコネク
タ41が、その各遊技部品の近傍に位置するように装着さ
れ、その各コネクタ41に各遊技部品からの配線37がコネ
クタ42を介して着脱自在に接続されている。また中継基
板23の下縁部分には、制御基板24用の横長状のコネクタ
43が1個又は複数個装着され、そのコネクタに制御基板
24側の配線38のコネクタ44が着脱自在に接続されてい
る。
【0029】爪構造体39は、図5乃至図7に示すよう
に、少なくとも断面略コ字状部45を含み且つ中継基板23
が当接する基板受け部46と、この基板受け部46内に配置
され且つ中継基板23に対して接離方向に弾性変形可能な
係合爪47とを有し、合成樹脂製の集合板22から後方に突
出するように一体に成形されている。
【0030】即ち、基板受け部46は、中継基板23の外側
に向かって開放する断面略コ字状部45を備え、この断面
略コ字状部45の後端側に中継基板23が当接するようにな
っている。基板受け部46には、中継基板23の係合爪47が
係合する端縁側、即ち断面略コ字状部45の開放端側に一
対の位置決め突起48が設けられている。
【0031】係合爪47は、基板受け部46に当接する中継
基板23に裏側から係合する爪部49を後端側に備え、基板
受け部46から独立して集合板22に一体に成形されてい
る。なお、係合爪47は、基板受け部46の断面略コ字状部
45から、中継基板23と反対側に若干外れるように配置し
ても良い。位置決め突起48は、係合爪47の両側に所定の
間隔をおいて配置されている。
【0032】各爪部49は中継基板23を内側に案内する傾
斜案内面50を有する。各傾斜案内面50は、上下の各係合
爪47の後端間に中継基板23を位置させて中継基板23を集
合板22側に押圧したときに、上下の各係合爪47が中継基
板23から離間方向に弾性変形させるようになっている。
【0033】4個の爪構造体39の内、集合板22の通路3
5,36 に対応する位置の爪構造体39、即ち右上と左下の
爪構造体39は通路35,36 の後壁51に一体に形成され、通
路35,36 以外の部分の他の2個の爪構造体39は板状部33
に一体に形成されている。
【0034】なお、各爪構造体39の位置を考慮して、そ
の爪構造体39の位置に対応するように予め通路34〜36を
形成し、その通路34〜36の後壁51に各爪構造体39を一体
に設けても良い。また全ての爪構造体39を集合板22の板
状部33に配置しても良い。左右両側の位置決めピン40
は、中継基板23の左右方向の移動を規制して中継基板23
を所定位置に位置決めするためのもので、集合板22の通
路34の後壁52から後方に突出するように一体に形成され
ている。この一対の位置決めピン40は、その間に中継基
板23を容易にセットできるように、後方が若干細くなる
テーパー状に形成されている。
【0035】なお、各位置決めピン40は中継基板23の左
右両端縁に当接させても良いし、また位置決めピン40と
中継基板23との間に若干の隙間を設けても良い。更に、
上下の爪構造体39によって中継基板23を上下両側から挟
持できる場合には、この位置決めピン40は省略しても良
い。
【0036】上記構成において、遊技盤6 の裏側に中継
基板23を装着する場合には、先ず遊技盤6 の裏側に集合
板22を装着し、その集合板22から後方に突出する4個の
爪構造体39を介して中継基板23を装着する。
【0037】即ち、集合板22には後方に突出する4個の
爪構造体39と2個の位置決めピン40があるので、2個の
位置決めピン40間で上下各2個づつの爪構造体39間に対
応するように、中継基板23を遊技盤6 と略平行にセット
し、この中継基板23の上縁を上側の2個の爪構造体39の
係合爪47に、下縁を下側の2個の爪構造体39の係合爪47
に合わせる。
【0038】中継基板23の上下両縁が各爪構造体39の係
合爪47間に対応した後、この中継基板23を遊技盤6 側に
押圧すると、中継基板23の上下両縁が各係合爪47の傾斜
案内面50に沿って摺動し案内されるため、上側の各爪構
造体39の係合爪47が上側へ、下側の各爪構造体39の係合
爪47が下側へと夫々弾性変形して、中継基板23の上下両
縁が各係合爪47の爪部49を通過する。
【0039】そして、中継基板23が各爪部49を通過する
と、この中継基板23が基板受け部46の後端に当接すると
共に、各係合爪47が弾性的に復元してその爪部49が中継
基板23の裏側に係合し、これによって4個の爪構造体39
により中継基板23を集合板22に係止して固定する。
【0040】従って、中継基板23を装着する場合には、
上下4個の爪構造体39と左右一対の位置決めピン40間に
中継基板23を位置させた状態で、中継基板23を遊技盤6
側に押圧するだけで、中継基板23を4個の爪構造体39に
よって集合板22に容易に固定できる。このため、遊技盤
6 の裏側に裏カバー21を装着した状態において、その開
口部31側から中継基板23を装着するような場合であって
も、容易に中継基板23を装着できる。
【0041】中継基板23を固定した後は、この中継基板
23のコネクタ41に液晶表示手段15、大入賞手段20等の各
遊技部品からの配線37のコネクタ42を接続した後、裏カ
バー21の開口部31側に基板ケース32を装着して、中継基
板23のコネクタ43と基板ケース32内の制御基板24側の配
線38のコネクタ44とを配線38で接続する。
【0042】点検等で中継基板23を取り外す場合には、
基板ケース32を裏カバー21から取り外した後、中継基板
23に接続した各配線37,38 のコネクタ42,44 を抜き取
る。次に開口部31側から裏カバー21内に左右の両手を挿
入して、その中指又は薬指を中継基板23の左右両側から
前側に掛ける。そして、その状態で左右の両手の親指と
人指し指とによって、上下両側の相対応する各2個の爪
構造体39の各係合爪47を離脱方向に弾性変形させて、上
下の係合爪47間の間隔を広げて爪部49の係合を解除し、
中継基板23を上下の係合爪47間から後方へと外す。これ
によって中継基板23が裏カバー21内にあるにも拘らず、
裏カバー21の開口部31側から中継基板23を容易に取り外
すことができる。
【0043】中継基板23の着脱時には、各爪構造体39の
係合爪47を弾性変形させるが、この各係合爪47は、基板
受け部46と独立して集合板22から後方に突出しているた
め、その弾性変形量を大きくできる。このため中継基板
23の着脱時における係合爪47の折損等を未然に防止で
き、特に中継基板23を取り外す際にも、その爪部49を中
継基板23から外して容易に係合を解除できる。
【0044】また各爪構造体39により中継基板23を固定
した状態では、各爪構造体39の位置決め突起48が中継基
板23の上下移動を規制するので、各係合爪47で中継基板
23の上下方向の移動を規制する必要がなく、各係合爪47
はその爪部49で中継基板23を裏側から係止するだけで良
い。このため係合爪47が基板受け部46から独立した状態
で集合板22の後方に突出して、中継基板23に対して接離
方向に弾性変形し易くなっているにも拘らず、中継基板
23を各爪構造体39と位置決めピン40とによって確実に固
定できる。
【0045】更に各爪構造体39には、断面コ字状の基板
受け部46があり、この基板受け部46の後端側に中継基板
23を当接させているので、中継基板23のコネクタ41,43
に配線37,38 のコネクタ42,44 を接続する場合には、こ
の基板受け部46によって中継基板23に加わる荷重を確実
に担持でき、爪構造体39の損傷等を防止できる。
【0046】また各爪構造体39の係合爪47は、その基板
受け部46内にあるため、この基板受け部46で係合爪47を
保護できる。従って、各係合爪47が集合板22から後方に
突出しているにも拘らず、取り扱い等に際して係合爪47
が他の障害物等に接触して損傷するようなことも少なく
なる。
【0047】図8及び図9は本発明の第2の実施形態を
例示し、集合板22の下部側に爪構造体39を介して中継基
板23を着脱自在に装着すると共に、集合板22の上部側に
上下3個の爪構造体39a を介して液晶表示手段15の表示
駆動基板27を着脱自在に装着している。
【0048】表示駆動基板27には、液晶表示手段15の液
晶表示部26を駆動するための各種の電気部品(図示省
略)が装着されている。集合板22の上部側には、表示駆
動基板27の上縁側の中央部に対応する1個の爪構造体39
a と、表示駆動基板27の下縁側の左右両端部に対応する
2個の爪構造体39a が設けられている。
【0049】3個の爪構造体39a は、前述の各爪構造体
39と同様な構造になっており、この3個の爪構造体39a
によって表示駆動基板27が着脱自在に装着されている。
なお、爪構造体39a は3個に限定されず、2個又は4個
でも良いし、それ以外の数でも良い。位置決めピン40は
2個に限定されず、3個、4個でも良い。この場合に
も、前述と同様な作用効果を奏することが可能である。
【0050】また表示駆動基板27は、遊技盤6 に形成さ
れた液晶表示手段15用の装着孔55よりも通常大きくな
り、表示ケース25側を遊技盤6 に前側から装着した後に
裏側から取り付けることになる。
【0051】しかし、この実施形態では、表示駆動基板
27を爪構造体39を介して集合板22側に装着すれば良いの
で、その取り付けを容易にできる利点がある。しかも、
コネクタ等を表示駆動基板27から抜き取れば、液晶表示
手段15の表示ケース25と表示駆動基板27とを遊技盤6 の
前後で別々に取り扱うことができる。
【0052】以上、本発明の各実施形態について例示し
たが、本発明は各実施形態に限定されるものではない。
【0053】例えば、遊技盤6 に装着される遊技部品
は、液晶表示手段15、大入賞手段20等以外のものであっ
ても良いし、またその種類、配列、個数等はゲーム構成
に応じては適宜に変更することが可能である。
【0054】また制御基板24を収容する基板ケース32
は、裏カバー21の開口部31を塞ぐように設ける他、裏カ
バー21の開口部31の下側にケース装着部を設け、そのケ
ース装着部に着脱自在に基板ケース32を配置しても良
い。この場合、裏カバー21の開口部31には、これを塞ぐ
蓋を着脱自在に設ければ良い。
【0055】その他、各爪構造体39は、中継基板23等に
対して接離方向に弾性変形可能な係合爪47を備え、中継
基板23等を集合板22の裏側に所定の間隔をおいて固定可
能なものであれば良い。
【0056】従って、爪構造体39の基板受け部46及び係
合爪47の構造、形状等は種々に変更可能であり、例えば
基板受け部46は、コ字状以外の構造、形状にしても良
い。
【0057】中継基板23以外の基板として、実施形態で
は液晶表示手段15の表示駆動基板27を例示しているが、
表示駆動基板27以外の基板、例えば球払い出し手段を制
御する払い出し基板等でも良い。
【0058】また本発明は、弾球遊技機であれば、パチ
ンコ機、アレンジボール機、その他のものでも同様に実
施可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明では、中継基板23の両側に爪構造
体39を配置し、各爪構造体39に、中継基板23に対して接
離方向に弾性変形可能な係合爪47を設けているので、各
係合爪47の弾性変形による係脱により、中継基板23を爪
構造体39を介して集合板22側に着脱できる。従って、係
合爪47を有する簡単な構造の爪構造体39を利用して、中
継基板23を集合板22に容易に着脱することが可能であ
る。
【0060】爪構造体39は、少なくとも断面略コ字状部
45を含み且つ中継基板23が当接する基板受け部46を有す
るので、基板受け部46が強度的に強くなり、この基板受
け部46によって中継基板23を確実に担持できる。
【0061】爪構造体39には、中継基板23に対して接離
方向に弾性変形可能な係合爪47を基板受け部46内に配置
しているため、この基板受け部46によってによって係合
爪47を保護でき、基板受け部46が少なくとも断面略コ字
状部45を含むこととも相俟って係合爪47の変形、折損等
を防止できる。
【0062】係合爪47と基板受け部46とを独立させて集
合板22に一体に成形しているので、爪構造体39に基板受
け部46があるにも拘らず、その係合爪47の弾性変形量を
十分に確保でき、中継基板23の着脱時に係合爪47を容易
に弾性変形させることができる。
【0063】基板受け部46は中継基板23の外側が開放す
る断面略コ字状部45を備え、断面略コ字状部45の開放側
の内部に係合爪47を配置しているので、基板受け部46の
強度が向上すると共に、弾性変形の容易な係合爪47を基
板受け部46で保護できる。
【0064】基板受け部46に、中継基板23の係合爪47が
係合する端縁側に当接する位置決め突起48を設けている
ので、この位置決め突起48で中継基板23の移動を規制で
きる。
【0065】集合板22に、中継基板23以外の基板27を固
定するための爪構造体39a を備えているので、中継基板
23以外の基板27も中継基板23と同様に集合板22に装着で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す弾球遊技機の斜視
図である。
【図2】本発明の第1の実施例を示す遊技盤側の斜視図
である。
【図3】本発明の第1の実施例を示す遊技盤側の背面図
である。
【図4】本発明の第1の実施例を示す遊技盤部分の断面
図である。
【図5】本発明の第1の実施例を示す爪構造体部分の斜
視図である。
【図6】本発明の第1の実施例を示す爪構造体部分の一
部破断背面図である。
【図7】本発明の第1の実施例を示す爪構造体部分の断
面図である。
【図8】本発明の第2の実施例を示す遊技盤側の背面図
である。
【図9】本発明の第2の実施例を示す遊技盤部分の断面
図である。
【符号の説明】
6 遊技盤 15,19,20 遊技部品 22 集合板 23 中継基板 24 制御基板 37,38 配線 39 爪構造体 39a 爪構造体 45 断面略コ字状部 46 基板受け部 47 係合爪 48 位置決め突起 57 電気部品

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技盤(6) に電気的制御を要する遊技部
    品(15)(19)(20)を備え、この遊技部品(15)(19)(20)を制
    御するための電気部品(57)が実装された制御基板(24)を
    備え、前記遊技部品(15)(19)(20)の少なくとも一部と前
    記制御基板(24)との配線(37)(38)を中継する中継基板(2
    3)を備え、遊技盤(6) の裏側に、入賞した遊技球を通過
    させる通路(34)〜(36)が形成された集合板(22)を備え、
    前記集合板(22)に、前記中継基板(23)を固定するための
    複数個の爪構造体(39)を備えた弾球遊技機において、前
    記中継基板(23)の両側に前記爪構造体(39)を配置し、前
    記各爪構造体(39)は、少なくとも断面略コ字状部(45)を
    含み且つ前記中継基板(23)が当接する基板受け部(46)
    と、前記中継基板(23)に対して接離方向に弾性変形可能
    で且つ前記基板受け部(46)に当接する前記中継基板(23)
    を着脱自在に固定する係合爪(47)とを有し、前記係合爪
    (47)を前記基板受け部(46)内に配置し、前記係合爪(47)
    と前記基板受け部(46)とを独立させて前記集合板(22)に
    一体に成形したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 前記基板受け部(46)は前記中継基板(23)
    の外側が開放する前記断面略コ字状部(45)を備え、前記
    断面略コ字状部(45)の開放側の内部に前記係合爪(47)を
    配置したことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記基板受け部(46)に、前記中継基板(2
    3)の前記係合爪(47)が係合する端縁側に当接する位置決
    め突起(48)を設けたことを特徴とする請求項1又は2の
    何れかに記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 前記集合板(22)に、前記中継基板(23)以
    外の基板(27)を固定するための爪構造体(39a) を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の弾球遊
    技機。
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