JP2941707B2 - 携帯刈払い機等の手持ち作業機器 - Google Patents

携帯刈払い機等の手持ち作業機器

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JP2941707B2
JP2941707B2 JP8111312A JP11131296A JP2941707B2 JP 2941707 B2 JP2941707 B2 JP 2941707B2 JP 8111312 A JP8111312 A JP 8111312A JP 11131296 A JP11131296 A JP 11131296A JP 2941707 B2 JP2941707 B2 JP 2941707B2
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    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
    • A01G3/00Cutting implements specially adapted for horticultural purposes; Delimbing standing trees
    • A01G3/06Hand-held edge trimmers or shears for lawns
    • A01G3/062Motor-driven edge trimmers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/02Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for hand-held tools
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D11/00Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated
    • F02D11/02Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by hand, foot, or like operator controlled initiation means

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯動力草刈機等
の手持ち動力作業機器に関し、特に駆動エンジンと、駆
動エンジンから離して設けた取手とを有する手持ち作業
機器(特に、携帯刈払い機)に関する。このような作業
機器として、請求項1の前置部に記載の形式のものがあ
る。即ち、より詳しくは、本発明は駆動エンジンと、駆
動エンジンから離して設けてあり操作要素(例えば、ア
クセルレバー、チョーク及び短絡スイッチ)を備えた取
手とを有する手持ち作業機器(特に、携帯刈払い機)で
あって、ボーデンケーブルを含む伝達手段を介して操作
要素を駆動エンジンに結合した形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】駆動エンジンによって運転される刃工具
を有する、例えばブドウ葉、雑草等の刈払い機として構
成されたこの種の作業機器は、取手を含む把持ロッドに
おいて保持、案内され、この場合、取手には、複数の操
作要素(例えば、チョーク、アクセルレバーおよび短絡
(操作)スイッチ)が設けてある。アクセルレバーおよ
びチョークは、それぞれ、ボーデンケーブルを介して駆
動エンジンに結合され、内燃エンジンの制御におよび低
温スタート補助として役立つ。短絡スイッチは、通常、
2芯短絡ケーブルを介して駆動エンジンの点火回路に接
続される。点火回路を短絡すると、点火スパークを形成
する点火エネルギを電磁コイルから供給できず、従っ
て、エンジンは停止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】各種の操作要素の各々
について、作業者の操作運動および制御運動を駆動エン
ジンに伝達する固有の伝達要素(例えば、ボーデンケー
ブルないしは短絡ケーブル)が設けてある。従って、駆
動エンジンと取手との間には、複数のケーブルおよび導
線が設けてあり、従って、伝達手段の1つが、刈取作業
中、枝または灌木などにからまり、かくして、作業者が
危険な状態となり、作業機器が損傷されるという危険性
が増大される。
【0004】駆動エンジンは、作業者の背中にベルトが
けで携帯されると共に、刈取作業中に常に揺動される把
持ロッドに可撓性パイプを介して結合されている。従っ
て、把持ロッドは、駆動エンジンに対して相対的に旋回
され、この際、伝達要素は、可撓性パイプに沿って、同
じく上記運動による作用をうける。かくて、把持ロッド
および刃工具の常時の旋回運動によって、特に、短絡ケ
ーブルが、劣化にもとづき破断し、完全に機能不能とな
る危険性が生ずる。
【0005】本発明の1つの視点における課題は、上述
の従来技術の問題点を出発点とし、手持ち作業機器にこ
れらの問題点の1以上の改良を行うことにある。
【0006】本発明の別の視点としての課題は、作業機
器の取手と駆動エンジンとの間の伝達要素の数が減少さ
れるよう、手持ち作業機器を構成することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題の少なくとも一
つは、冒頭に記載の形式の作業機器において、本発明に
もとづき、請求項1の特徴によって解決される。即ち、
本発明は伝達手段の1つが、ボーデンケーブルに挿入さ
れボーデンケーブル・スリーブとボーデンケーブル・心
線との間に軸方向へ可動に配置された内側パイプとして
構成されていることを特徴とする作業機器を提供する
(基本的特徴)。
【0008】上記基本的特徴によれば、外側のボーデン
ケーブル・スリーブとボーデンケーブル・心線との間に
軸方向へ可動に案内されたボーデンケーブル・内側パイ
プは、操作運動または操作力を取手から駆動エンジンに
伝達する。この場合唯一つのボーデンケーブルによっ
て、作業機器の取手の2つの操作要素の操作運動または
制御運動を駆動エンジンに伝達できるので、少なくとも
1つの操作要素のボーデンケーブルが節減される。ボー
デンケーブルの個数を減少したことによって、刈取作業
中に伝達要素の1つが引掛かって動かなくなるという危
険性または伝達要素の1つが劣化によって機能しなくな
るという危険性も減少される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態の一部
を各従属請求項に示す。なお、請求項の範囲に付記した
図面参照符号は専ら理解を助けるためのものであり、本
発明を図示の態様に限定することを意図しない。以下、
代表的な実施の形態について概説する。
【0010】ボーデンケーブル・心線およびボーデンケ
ーブル・スリーブを、相互に絶縁された電気導体として
構成すれば、有利であり、電気パルスの伝達にボーデン
ケーブルを利用できる(請求項2)。このため、ボーデ
ンケーブルは、有利にはチョークとともに共通の複合操
作スイッチに設けた短絡スイッチに接続することが好ま
しい(請求項3、4)。複合操作スイッチは、駆動エン
ジンの電気回路がボーデンケーブル・心線およびボーデ
ンケーブル・スリーブを介して短絡される短絡位置に変
位させることができる。この実施形態の場合、ボーデン
ケーブルは、3種の機能を果たす。即ち、アクセルレバ
ーおよびチョークの機械的操作運動の伝達以外に、点火
回路の短絡によってエンジンを停止できる。
【0011】好ましくはアクセルレバーの運動は、ボー
デンケーブル・心線によって駆動エンジンに伝達され、
複合操作スイッチを介するチョークの作動は、ボーデン
ケーブル・内側パイプによって駆動エンジンに伝達され
る(請求項5)。このため、内側パイプの一端は、複合
操作スイッチに結合させることができ(請求項6)、こ
の場合、チョーク弁の閉止位置を決定する位置への複合
操作スイッチの操作運動は、内側パイプを介してチョー
ク弁に伝達される。このため、複合操作スイッチと内側
パイプとの間には、好ましくは内側パイプに樞動自在に
結合できる第1アームを有し樞動自在に軸支された双腕
の伝達レバーが設けてある(請求項7)。この種の結合
状態の場合、内側パイプの並進運動は、無応力で、伝達
レバーの回転旋回運動に転換できる。伝達レバーの第2
アームが、複合操作スイッチに構成された連行駆動部材
(ないし係合介在部材)によって変位できれば好都合で
ある(請求項9)。この場合、伝達レバーは、チョーク
弁のスタート位置を規定する位置において連行駆動部材
に係合できる。
【0012】作業機器の別の実施形態の場合、好ましく
は導電性材料から作製されボーデンケーブル・心線を緊
張する遊び補償バネが取手に設けてある(請求項14、
15)。この場合、遊び補償バネの一端は、ボーデンケ
ーブル・心線に結合されている。遊び補償バネは、ボー
デンケーブル・心線を常に引張応力状態に保持し、かく
して、アクセルレバーを遊びなく作動できる。更に、導
電性材料からなり、複合操作スイッチに作用して複合操
作スイッチを運転位置へ負荷するスタートガス・リター
ンバネを取手に設けることができる(請求項16)。ス
タートガス・リターンバネの作用にもとづき、作業者
は、力を要することなくまたは僅かな力で、複合操作ス
イッチをスタートガス位置から運転位置にもどすことが
できる。リターンバネの一端をボーデンケーブル・スリ
ーブに結合させ、短絡位置において他端を遊び補償バネ
に接触させれば有利である(請求項17)。駆動エンジ
ンの点火回路の短絡は、上記構造部材、即ち、ボーデン
ケーブル・心線、遊び補償バネ、スタートガス・リター
ンバネおよびボーデンケーブル・スリーブを介して行わ
れる。
【0013】好ましい実施形態において、ボーデンケー
ブル・心線は、取手に旋回自在に軸支された操作レバー
に固定され、操作レバーは、アクセルレバーの無負荷位
置では、アクセルレバーに対して解離位置を取り、アク
セルレバーの運転位置ではアクセルレバーに対して結合
位置を取る(請求項18)。この構成によって、例え
ば、材料劣化に起因するまたは新規のレバー調節時のボ
ーデンケーブルの位置変化に起因するボーデンケーブル
・心線の長さ変化を補償する遊び補償が達成され、アク
セルレバーの無負荷位置が変化することはない。アクセ
ルレバーの無負荷位置では、操作レバーは、旋回自在で
あり、ボーデンケーブル・心線の引張応力または遊び補
償バネの逆方向力のみによって定位置に保持される。作
業者がアクセルレバーを作動すると直ちに、操作レバー
は、アクセルレバーに対して結合位置に達し、かくし
て、アクセルレバーの各操作運動は、直接にボーデンケ
ーブル・心線に伝達され、更に、駆動エンジンのチョー
ク弁に伝達される。アクセルレバーが、結合位置では、
対応して係止手段を備えた部分円状弧部分を有する操作
レバーと係合する係止部材を有していれば好都合である
(請求項19)。取手には解離位置において係止部材を
支持する当接部材が構成されていることが有利である
(請求項20)。アクセルレバーの無負荷位置も限定す
る当接部材には、解離位置において、係止レバーとして
構成された係止部材の1つのアームが支持される。旋回
自在に軸支された係止レバーの第2アームは、結合位置
では、操作レバーに係合し、従って、アクセルレバーの
運動は、係止部材および操作レバーを介してボーデンケ
ーブル・心線に伝達される。
【0014】更に、アクセルレバーを無負荷位置の方向
へ負荷し、係止レバーを結合位置の方向へ負荷するリセ
ットバネが設けてある。このリセットバネは、係止レバ
ーの第1アームに当接部材の方向へ負荷するバネ脚を有
するねじりバネとして構成できる(請求項28)。係止
バネの第1アームは、1つの側で、リセットバネによっ
て負荷され、同時に、解離位置ではハウジングに固定の
当接部材に支持される。この場合、作業者の作用を要す
ることなくアクセルレバーが無負荷位置に逆旋回され、
係止レバーが解離位置に達するよう、てこ比を選択する
のが目的に適う。
【0015】本発明のさらなる有利な実施形態は、さら
にその他の請求項、詳細な説明および図面を含む本願全
体の開示から明らかであろう。以下実施例を詳述する。
【0016】
【実施例】図1に示した手持ち作業機器1は、案内パイ
プ41に案内された、駆動エンジン2の駆動シャフトに
よって駆動される刃工具を軸支した刃ヘッド40を有す
る携帯刈払い機として構成されている。作業機器1は、
支持ベルト43を介して作業機器の重量の大半を受容す
る作業者42によって作動される。作業機器は、案内パ
イプ41に固定され取手7を含む把持装置34を介して
案内される。取手7には、内燃エンジンとして構成され
た駆動エンジン2を制御する操作要素が設けてある。操
作要素は、アクセルレバーと、チョークと、短絡スイッ
チと、スタートガスを停止するスイッチとを含む多重操
作手段(複合操作スイッチ)を成す。作業者は、取手7
に設けた操作要素によって、最適で安全な作業位置から
手を動かすことなく、取手から内燃エンジンのすべての
重要な機能を制御できる。かくして、作業の安全性が向
上される。
【0017】取手の操作要素と駆動エンジンとの間に
は、ボーデンケーブル3として構成され操作・制御機能
を駆動エンジンに伝達する伝達手段が設けてある。取手
と駆動エンジンとの間の伝達手段の個数が減少されるよ
う手持ち作業機器を構成するため、別の伝達手段とし
て、ボーデンケーブル・心線とボーデンケーブル・スリ
ーブとの間に軸方向へ可動に案内されたボーデンケーブ
ル・内側パイプをボーデンケーブルに設ける。ボーデン
ケーブル・内側パイプは、作業者が取手の操作要素の1
つに加える軸方向力および操作運動を駆動エンジンの対
応する構造部材に伝達する。ボーデンケーブル・内側パ
イプは、既存のボーデンケーブルのボーデンケーブル・
スリーブ内に案内されているので、追加線路をつけ加え
ることなく、他の操作運動を駆動エンジンに伝達でき
る。従って、伝達手段の個数が減少され、かくして、運
転確実性が向上され、材料費および保守費が減少され
る。
【0018】図2に、すべての操作要素を設けた取手7
の断面図を示した。把持パイプ35に差込まれた取手7
は、アクセルレバー6と、内燃エンジンの各種の運転状
態を調節できる複合操作スイッチ(複合ないし多重操作
スイッチ手段)8とを有する。取手7と内燃エンジンと
の間には、唯一つの伝達手段38として、ボーデンケー
ブル・スリーブ5とボーデンケーブル・心線4またはボ
ーデンケーブル・芯とからなるボーデンケーブル3が設
けてある。ボーデンケーブル・スリーブ5は、ホルダ4
4を介して取手7に支持されているので、ボーデンケー
ブル・心線4に加えられる軸方向力は、反作用力とし
て、取手7およびホルダ44を介してボーデンケーブル
・スリーブに受容される。アクセルレバー6は、レバー
装置を介してボーデンケーブル・心線4に結合されてい
る。アクセルレバーの各運動は、ボーデンケーブル・心
線4を介して内燃エンジンのチョーク弁39(図11参
照)に伝達される。更に、本発明にもとづき、ボーデン
ケーブル・心線4とボーデンケーブル・スリーブ5との
間には、ボーデンケーブル・心線およびボーデンケーブ
ル・スリーブに対してボーデンケーブルの軸方向へ相対
的に可動なボーデンケーブル・内側パイプ9が設けてあ
る。図2,3に示した如く、取手7内の内側パイプの自
由端は、伝達要素36および伝達レバー11を介して複
合操作スイッチ8に結合されている。閉止位置における
複合操作スイッチ8の操作運動は、伝達レバー11と伝
達要素36と内側パイプ9とを介して内燃エンジンのチ
ョーク弁10に伝達される。内側パイプ9は、軸方向力
を伝達できる材料(例えば、可撓性合成樹脂)から作製
されている。なお、図2にはチョーク弁バネ52の部分
詳細図も併せて示す。
【0019】図5(a)〜(c)、図6(d)〜(e)
に、図2、3に対応する図面を示した。この場合、判り
易いよう、チョーク弁調節に関連する構造部材のみを示
した。図5(a)〜(c)、図6(d)に、複合操作ス
イッチの各操作位置13a−13d、即ち、オフ位置
(短絡位置)13a、運転位置13b,スタートガス位
置13cおよび(チョーク弁)閉止位置13dを示し
た。複合操作スイッチ8の案内ノブは、取手にミゾ状凹
み(ないしスリット)の形に構成されたガイド路(Kuli
sse)14内を変位できる。複合操作スイッチ8には、
ガイド路14内に突出し、このガイド路に案内される案
内頸軸(ノブ)45が構成されている。ガイド路14に
沿う案内頸軸45ないし複合操作スイッチ8の位置に応
じて、複合操作スイッチは各操作運転位置13a−13
dのうちの1つの位置を取る。
【0020】伝達要素36からなる内側パイプ9の一端
9aは、伝達レバー11を介して複合操作スイッチ8に
結合される。樞動自在に軸支された伝達レバー11は、
約90°の相互角度に配置された2つのアーム11a,
11bを有する。第2アーム11bの約2倍の長さを有
する第1アーム11aは、伝達要素36に樞動自在に結
合されているので、伝達レバー11の旋回運動は、機械
的に無応力で伝達要素36および内側パイプ9の並進運
動に転換できる。伝達レバーの短い方の第2アーム11
bは、複合操作スイッチ8に構成された連行駆動部材
(Mitnehmer)12に当接し、上記連行駆動部材によっ
てチョーク弁の閉止(チョーク)位置13d(図6d,
e)に変位される。連行駆動部材12は、伝達レバー1
1に向く側に、案内面(カム面)46を有し、伝達要素
の第2アーム11bは、連行駆動部材によって変位され
ることなく上記案内面に沿って操作位置13a−13c
(オフ位置、運転位置およびスタートガス位置)に摺動
できる。連行駆動部材12の案内面46には、伝達レバ
ーの第2アーム11bの自由端と同一の形状を有する係
止凹み47が続いて形成されている。複合操作スイッチ
8の図5(c)の位置では、アーム11bは係止凹み4
7の壁に当接係合する。
【0021】複合操作スイッチ8を図6(d)の閉止位
置13dに変位すると、アーム11bの自由端は、連行
駆動部材12の係止凹み47内にすべり込み、上記凹み
に係止される。この係止位置では、アーム11bは、連
行駆動部材12と取手7の把持シェルとの間に固定され
る。かくて、伝達レバー11は、その回転軸線48のま
わりに回転され、かくして、伝達要素36および内側パ
イプ9は、ボーデンケーブル・スリーブ5から量△lだ
け引出される。この操作運動によって、チョーク弁10
は低温スタート位置に変位される。連行駆動部材12に
おける係止位置から伝達レバー11を解放する(引出
す)ために必要な力が、チョーク弁を当初位置(外部操
作のない位置Aussereingriffstelle)へ付勢するチョー
ク弁バネ52(図2)から内側パイプ9に加えられる張
力よりも大きければよく、かくして、作業者によって複
合操作スイッチを介してチョーク弁は当初位置へ変位す
ることができる。従って、伝達レバー11は、複合操作
スイッチ8の双方のスイッチング方向へ変位させること
ができる。なお、図2においてバネ52は模式的にのみ
示してあり、力の作用順を直接示すものではない。
【0022】図6(e)から明らかな如く、内側パイプ
9に固定された伝達要素36は、ボーデンケーブル・心
線4に対して本質的に平行に延びる。従って、ボーデン
ケーブル・心線4および伝達要素36は、相互の妨害な
く問題なく取手7の別の構造部材と結合させることがで
きる。
【0023】図7(a)〜(c)、図8に、ボーデンケ
ーブル3の別の機能を示した。ボーデンケーブル・心線
4およびボーデンケーブル・スリーブ5は、それぞれ、
相互に絶縁された電気導体として構成するのが有利であ
る。ボーデンケーブル・心線4およびボーデンケーブル
・スリーブ5は、駆動エンジンの電気点火回路の短絡形
成に使用できる。点火回路に短絡が形成されると、点火
装置の電磁コイルから、点火火花を形成するエネルギが
供給されなくなり、エンジンはオフされる。
【0024】図7(a)に示した短絡位置ないしオフ位
置13aは、特に、複合操作スイッチ8を介して調節で
きる。短絡位置では、ボーデンケーブル・心線およびボ
ーデンケーブル・スリーブは、相互に導電結合される。
複合操作スイッチの運転位置13b(図7b)および別
の位置13c,13dにおいてボーデンケーブル・心線
とボーデンケーブル・スリーブとの間の電気接触を阻止
するため、中間の内側パイプ9は、絶縁体として構成
し、特に、非導電性合成樹脂から作製するのが目的に適
う。図4に示した如く、らせんワイヤとして構成された
ボーデンケーブル・スリーブ5の内面に、絶縁性層15
を被覆することも好ましい。この実施例の場合、内側パ
イプ9の導電性は何らの役割も果たさない。別の実施例
の場合、ボーデンケーブル・心線4は、電気絶縁性材料
からなる外被17で囲まれたワイヤ16として構成する
こともできる。
【0025】取手7には、ボーデンケーブル・心線4を
緊張する電気絶縁性材料製遊び補償バネ18が設けてあ
り、上記補償バネは、短絡位置13a(図7a)では、
同じく電気絶縁性材料からなるスタートガス・リターン
バネ19と接触する。スタートガス・リターンバネ19
は、一端19aでボーデンケーブル・スリーブ5に結合
され、他端19bは、短絡位置ないしオフ位置13aで
は、遊び補償バネ18と接触する。短絡は、ボーデンケ
ーブル・心線4、遊び補償バネ18、スタートガス・リ
ターンバネ19およびボーデンケーブル・スリーブ5を
介して形成される。
【0026】図8に、ボーデンケーブルを介して短絡さ
せ得る内燃エンジン用点火装置の略図をブロック図で示
した。点火装置は、公知の態様で点火トランス・ユニッ
トを介して点火電圧を誘導する充電コイル54からな
る。電圧は、点火時点に、点火栓56で放電して点火火
花を生成する。
【0027】点火コイル54は、点火トランス・ユニッ
ト55およびボーデンケーブル・心線4が作用する気化
器58(模式的に示した)と同様、線路59を介してア
ースされる。点火ユニット55の高電位側には、ボーデ
ンケーブル3のボーデンケーブル・スリーブ5に接続さ
れたオフ線路57が接続されている。既述の如く、複合
操作スイッチをオフ位置に変位し、遊び補償バネ18お
よびスタートガス・リターンバネ19を介してボーデン
ケーブル・心線4およびボーデンケーブル・スリーブ5
を相互に導電結合させ、点火ユニット55を短絡するこ
とによって、エンジンをオフする。かくして、点火ユニ
ット55に形成された電圧が短絡されるので、点火コイ
ル54に点火電圧は誘導されない。この実施例の場合、
更に、気化器と駆動エンジンとの間に電位が構成されな
いという利点がある。
【0028】スタートガス・リターンバネ19は、取手
のほぼ中心のバネ軸線53のまわりに旋回自在な双腕ね
じりバネとして構成されている。リターンバネの一端1
9aは、複合操作スイッチの案内頸軸45を囲む。リタ
ーンバネは、複合操作スイッチに常に運転位置13bの
方向へ力が加わるよう、付勢されている。リターンバネ
の作用にもとづき、作業者の作用を要することなくまた
は極く僅かな力を加えるだけで複合操作スイッチ8をオ
フ位置(Aus-stellung)13a、スタートガス位置13
cおよび閉止位置13dから運転位置13bに変位させ
ることができる。運転位置では、複合操作スイッチ8に
特別な力は作用しない。
【0029】遊び補償バネ18は、ボーデンケーブル・
心線4の自由端に作用するバネ脚18aを有するねじり
バネとして構成されるのが好ましく、かくして、ボーデ
ンケーブル・心線が緊張される。ボーデンケーブル・心
線4の取手側には、操作レバー20に支持された係止ボ
ール49が固定されている。操作レバー20は、有利に
は同時に遊び補償バネ18のバネ軸線でもある軸線25
のまわりに旋回できる。操作レバー20には、ボーデン
ケーブル・心線4の係止ボール49が係合するほぼ半円
形凹みを有する係止ショルダ50が構成されている。こ
の場合、係止ボールは、遊び補償バネ18の力によって
凹みに保持される。
【0030】操作レバー20は、アクセルレバーの運動
を内燃エンジンのチョーク弁に伝達できるよう、アクセ
ルレバー6と共働する。アクセルレバー6の遊びのない
作動を保証するため、図9(a)〜(c)に示した如
く、ボーデンケーブル・心線4の場合による長さ変化を
補償できるよう遊び補償を行う。アクセルレバー6の無
負荷位置(図9a)では、操作レバー20がアクセルレ
バー6に対して解離位置23にあれば有利である。アク
セルレバー6を作動して運転位置22に変位させると直
ちに(図9b)、アクセルレバー6および操作レバー2
0は相互結合位置を取る。アクセルレバーの運動を操作
レバー20に伝達し、次いで、ボーデンケーブル・心線
4に伝達するため、操作レバーの回転軸線25から遠い
方の端面は、係止手段27を備えた部分円状弧部分とし
て構成されている。更に、アクセルレバー6には、結合
位置24では操作レバー20の係止手段27と係合する
係止部材28が設けてある。操作レバー20の係止手段
27は、結合位置において係止部材28の同様に構成さ
れた歯列と噛合う係止歯列(ラチェット歯)として構成
されることが好ましい。
【0031】図10(a),(b)に、それぞれ、図9
(a),(b)の部分拡大図を示した。係止部材28
は、特に、アクセルレバー6に樞動自在に軸支され、解
離(除)位置23(図10a)では第1アーム30aで
当接部材29に支持される双腕係止レバー30として構
成されている。操作レバー30の第2アーム30bは、
結合位置24(図10b)では、操作レバー20の係止
歯列27と係合する。従って、アクセルレバー6の無負
荷(アイドル)位置21では、アクセルレバーおよび操
作レバー20は、常に、相互に解離位置を取り、この場
合、操作レバー20は、遊び補償バネ18の作用を受け
て、操作レバー20の平衡位置に旋回される。ボーデン
ケーブル・心線4の場合によっては現れる長さ変化は、
操作レバー20の僅かな旋回によって補償され、この場
合、アクセルレバー6は、上記修正運動によって影響さ
れない。即ち、アクセルレバー6の無負荷位置21は、
ボーデンケーブル・心線4の場合による長さ変化に拘わ
らず不変である。
【0032】アクセルレバー6は、リセットバネ31に
よって無負荷位置21の方向へ付勢される。アクセルレ
バー6は、作業者の操作を要することなく、リセットバ
ネ31の作用によって基本的に、無負荷位置を取る。リ
セットバネ31は、合目的的に、アクセルレバー6また
は操作レバーの回転軸線25と一致するバネ軸線を有す
るねじりバネとして構成されている。リセットバネ31
のバネ脚31aは、係止レバー30を押圧し、操作レバ
ー20との結合位置24の方向へ係止レバーに付勢す
る。アクセルレバー6は、アクセルレバー6の1つのア
ーム37に設けた係止レバー30を介して、リセットバ
ネ31によって、即ち、係止レバー30の1つのアーム
30aに対するバネ脚31aの作用によって無負荷位置
21の方向へ付勢され、かくして、係止レバーの第2ア
ーム30bは、操作レバー20の係止歯列27と結合す
る。
【0033】アクセルレバー6の作動時に係止レバー3
0を結合位置24に変位するため、アクセルレバー・リ
セットバネ31の作用を受ける係止レバーアーム30a
に、バネ脚31aに向くエルボ(曲折部)51を設け
る。バネ脚31aは、第1アーム30aのエルボ51に
当接する。第1アーム30aの自由端は、解離位置で
は、当接部材29に当接支持される。アクセルレバー6
の回転軸線25とエルボ51の力作用点との間の間隔a
は、特に、回転軸線25と当接部材29に当接するアー
ム30aの自由端との間の間隔bよりも大きく選択され
ている。このてこ比にもとづき、無負荷位置23へのア
クセルレバー6のリセット時に、アーム30aが当接部
材29と最初に接触した後、係止レバー30は、リセッ
トバネ31の力によってさらに無負荷位置23へと確実
に押圧・旋回される。係止レバー30を軸支したアクセ
ルレバー6のアーム37は、無負荷位置21では、支援
されて、同じく当接部材29に支持できる。即ち、唯一
つのリセットバネ31によって、アクセルレバー6は無
負荷位置の方向へ付勢され、更に、遊び補償の有効な機
構が実現される。
【0034】図11に、吸気遊び補償のための別の実施
例を示した。係止部材28は、アクセルレバー6に構成
されたアーム37と一体の構造部材を形成するツメ状係
止バネ32として構成され、特に、アーム37の自由端
に設置され、操作レバー20の係止歯列27を備えたセ
クタ(欠円)と半径方向外方から係合する。ツメ状係止
バネ32の自由端は、アーム37に固定され、逆向きに
曲折した自由端32aは、解離位置23では、操作レバ
ー20の係止歯列27から離れ、この場合、当接部材2
9は、係止バネ32に作用し、上記係止バネを解離位置
に保持する。アクセルレバー6は、リセットバネ31の
回転モーメントによって無負荷位置の方向へ付勢され、
この場合、係止バネ32の力は、リセットバネ31によ
ってアクセルレバー6に加えられるトルクに対応するリ
セット力よりも小さければ好適である。従って、アクセ
ルレバー6が無負荷位置にもどると直ちに、係止バネ3
2は、自動的に解離位置に変位される。この位置におい
て、係止バネ32は、当接部材29に支持され、上記当
接部材によって係止歯列27から半径方向へ離される。
【0035】ボーデンケーブル・心線4は、好ましく
は、駆動エンジンの側で、ボーデンケーブル・心線の他
端に作用する遊び補償バネ18のバネ定数よりも大きい
バネ定数を有するチョーク弁バネ33によって引張応力
状態に保持される。チョーク弁39は、アクセルレバー
6に対する作業者の作用を要することなく、チョーク弁
39バネの作用を受けて無負荷位置を取る。他方、遊び
補償バネ18は、ボーデンケーブル・心線4を常に引張
状態に保持し、ボーデンケーブル・心線の長さ変化時、
アクセルレバー6の無負荷位置および全負荷位置に関係
なく操作レバー20を平衡位置に旋回する。なお、バネ
33は、模式的にのみ図示してあり、部材の存在位置、
力の作用順を直接示すものではなく、図11には部分図
も併せて示す。
【0036】複合操作スイッチ8が望ましくない運転位
置に不測に変位されないよう、各運転位置13a−13
dにおいて複合操作スイッチ8を係止状態とするのが好
ましい。このため、ガイド路14には、複合操作スイッ
チの案内頸軸45が各位置においてその都度係合するた
めの係止凹みを設けることができる。
【0037】ボーデンケーブルの多重機能は、携帯刈払
い機以外に、他の手持ち作業機器(例えば、植物散水装
置、ブロー装置等)にも使用できる。更に、駆動動機と
しては、内燃エンジンの代わりに電動機の機能を制御す
るのに用いることもできる。
【0038】
【発明の効果】本発明の基本的な特徴(請求項1)によ
り、手持ち作業機器の取手と駆動エンジンの間の伝達要
素の数が少なくとも1つ減少される。ボーデンケーブル
の本数の減少により、作業中の障害(ボーデンケーブル
のいずれかが引っ掛って、異常作動ないし停止)の発生
の危険を本質的に軽減できる。即ち一本のボーデンケー
ブルにより2つの操作対象の制御を行うことができる。
なお、唯一本のボーデンケーブルとすれば、作業時の監
視による安全管理も当然容易となる。この意味で、本発
明は、従来法の問題点の少なくとも一つを解消する。請
求項2以下は、この基本的効果にさらに各自特有の付加
的効果を加えるが、発明の実施の態様及び実施例におい
て詳説の通りであり、記載を省略する。
【図面の簡単な説明】
【図1】作業位置の手持ち作業機器の斜視図である。
【図2】図1の取手を示す図面を部分詳細図と共に示
す。
【図3】図1の取手を示す各種図面である。
【図4】ボーデンケーブル・ケーブルの断面図である。
【図5】(a)〜(c)は取手のチョークの各種位置を
示す図面である。
【図6】(d)〜(e)は取手のチョークの各種位置を
示す図面である(図5の(a)〜(c)に続く)。
【図7】(a)〜(c)は取手の短絡位置の複合操作ス
イッチの各種状態を示す。
【図8】ボーデンケーブルと結合された点火装置の図面
である。
【図9】(a)〜(c)は取手の吸気−遊び補償系を示
す各種図面である。
【図10】図9(a),(b)の拡大図である。
【図11】吸気−遊び補償系の別の実施例を部分詳細図
と共に示す。
【符号の説明】
1 作業機器 2 駆動エンジン 3 ボーデンケーブル 4 ボーデンケーブル・心線 5 ボーデンケーブル・スリーブ 6 アクセルレバー 7 取手 8 複合操作スイッチ 9 内側パイプ 38 伝達要素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 11/02 F02D 11/02 R (72)発明者 クラウス−マルティン ウール ドイツ連邦共和国、73666 バルトマン スヴァイラー、シュールシュトラーセ 11 (56)参考文献 実開 平1−99943(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 34/67 - 34/68 A01G 3/04 - 3/06 F02D 11/02

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動エンジンと、駆動エンジンから離して
    設けてあり操作要素を備えた取手とを有する手持ち作業
    機器であって、ボーデンケーブルを含む伝達手段を介し
    て操作要素を駆動エンジンに結合した形式のものにおい
    て、伝達手段(38)の1つが、ボーデンケーブルに挿
    入されボーデンケーブル・スリーブ(5)とボーデンケ
    ーブル・心線(4)との間に軸方向へ可動に配置された
    内側パイプ(9)として構成されていることを特徴とす
    る作業機器。
  2. 【請求項2】ボーデンケーブル・心線(4)およびボー
    デンケーブル・スリーブ(5)が、相互に絶縁された電
    気導体として構成されていることを特徴とする請求項1
    の作業機器。
  3. 【請求項3】チョークおよび短絡スイッチのための共通
    の複合操作スイッチ(8)が設けてあることを特徴とす
    る請求項2の作業機器。
  4. 【請求項4】複合操作スイッチ(8)の短絡位置(13
    a)では、駆動エンジン(2)の点火回路がボーデンケ
    ーブル・心線(4)およびボーデンケーブル・スリーブ
    (5)を介して短絡されることを特徴とする請求項3の
    作業機器。
  5. 【請求項5】アクセルレバーの運動をボーデンケーブル
    ・心線(4)によって伝達でき、チョークの作動をボー
    デンケーブル・内側パイプ(9)によって伝達できるこ
    とを特徴とする請求項1〜4の1つに記載の作業機器。
  6. 【請求項6】内側パイプ(9)の一端(9a)が、複合
    操作スイッチ(8)に結合されていることを特徴とする
    請求項3〜5の1つに記載の作業機器。
  7. 【請求項7】内側パイプ(9)と複合操作スイッチ
    (8)との間には、樞動自在に軸支された双腕の伝達レ
    バー(11)が設けてあることを特徴とする請求項6の
    作業機器。
  8. 【請求項8】伝達レバー(11)の第1アーム(11
    a)が、内側パイプ(9)に樞動自在にリンク結合され
    ていることを特徴とする請求項7の作業機器。
  9. 【請求項9】伝達レバー(11)の第2アーム(11
    b)が、複合操作スイッチ(8)に一体に構成された連
    行駆動部材(12)によって変位されることを特徴とす
    る請求項8の作業機器。
  10. 【請求項10】伝達レバー(11)が、チョーク弁(1
    0)の閉止位置を規定する複合操作スイッチ(8)の位
    置(13d)では、連行駆動部材(12)に係止される
    ことを特徴とする請求項9の作業機器。
  11. 【請求項11】ボーデンケーブル・スリーブ(5)とボ
    ーデンケーブル・心線(4)との間の内側パイプ(9)
    が、絶縁体として構成されていることを特徴とする請求
    項2〜10の1つに記載の作業機器。
  12. 【請求項12】ボーデンケーブル・スリーブ(5)が、
    らせんワイヤとして構成され、内側に、電気絶縁性被覆
    層(15)を有することを特徴とする請求項2〜11の
    1つに記載の作業機器。
  13. 【請求項13】ボーデンケーブル・心線(4)が、電気
    絶縁性材料からなる外被(17)で囲まれたワイヤ(1
    6)として構成されていることを特徴とする請求項2〜
    12の1つに記載の作業機器。
  14. 【請求項14】ボーデンケーブル・心線(4)を緊張す
    る遊び補償バネ(18)が、取手(7)に設けてあるこ
    とを特徴とする請求項1〜13の1つに記載の作業機
    器。
  15. 【請求項15】遊び補償バネ(18)が、導電性材料か
    ら作製され、遊び補償バネ(18)の一端が、ボーデン
    ケーブル・心線(4)に結合されていることを特徴とす
    る請求項14の作業機器。
  16. 【請求項16】複合操作スイッチ(8)をその運転位置
    へ負荷するスタートガス・リターンバネ(19)が、取
    手(7)に設けてあることを特徴とする請求項1〜15
    の1つに記載の作業機器。
  17. 【請求項17】スタートガス・リターンバネ(19)
    が、導電性材料から作製され、リターンバネ(19)の
    一端が、ボーデンケーブル・スリーブ(5)に結合さ
    れ、他端が、複合操作スイッチ(8)の短絡位置(13
    a)では、遊び補償バネ(18)と接触することを特徴
    とする請求項16の作業機器。
  18. 【請求項18】ボーデンケーブル・心線(4)の取手側
    端部が、旋回自在に軸支された操作レバー(20)に固
    定され、操作レバー(20)が、アクセルレバー(6)
    の運転位置では、上記アクセルレバーに対して結合位置
    (24)にあり、アクセルレバー(6)の無負荷位置で
    は、解離位置(23)にあることを特徴とする請求項1
    4〜17の1つに記載の作業機器。
  19. 【請求項19】操作レバー(20)が、アクセルレバー
    (6)に結合された係止部材を結合位置(24)に係止
    する係止手段(27)を備えた部分円状弧部分を有する
    ことを特徴とする請求項18の作業機器。
  20. 【請求項20】解離位置(23)において係止部材(2
    8)を支持する当接部材(29)が、取手(7)に設け
    てあることを特徴とする請求項19の作業機器。
  21. 【請求項21】係止部材(28)が、アクセルレバー
    (6)に旋回自在に軸支された双腕係止レバー(30)
    として構成され、解離位置(23)では、上記レバーの
    第1アーム(30a)が当接部材(29)に支持され、
    結合位置(24)では、上記レバーの第2アーム(30
    b)が操作レバー(20)と係合することを特徴とする
    請求項20の作業機器。
  22. 【請求項22】アクセルレバー(6)を無負荷位置(2
    1)の方向へ負荷し、係止レバー(30)を結合位置
    (24)の方向へ負荷するリセットバネ(31)が設け
    てあることを特徴とする請求項21の作業機器。
  23. 【請求項23】リセットバネ(31)が、係止レバー
    (30)の第1アーム(30a)を当接部材(29)の
    方向へ負荷するバネ脚(31a)を有するねじりバネと
    して構成されていることを特徴とする請求項22の作業
    機器。
  24. 【請求項24】アクセルレバー(6)の回転軸線(2
    5)と、バネ脚(31a)と係止レバー(30)の第1
    アーム(31a)との間の力作用点との間の間隔(a)
    が、回転軸線(25)と、第1アーム(30a)と当接
    部材(29)との間の支持点との間の間隔(b)よりも
    大きいことを特徴とする請求項23の作業機器。
  25. 【請求項25】アクセルレバー(6)のアーム(37)
    が、無負荷位置(21)では、当接部材(29)に当接
    支持されることを特徴とする請求項20〜24の1つに
    記載の作業機器。
  26. 【請求項26】係止部材(28)が、アクセルレバー
    (6)と一体の構造部材を形成し、結合位置(24)で
    は操作レバー(20)と係合する自由端(32a)を有
    するツメ状係止バネ(32)として構成されていること
    を特徴とする請求項19〜25の1つに記載の作業機
    器。
  27. 【請求項27】アクセルレバー(6)および操作レバー
    (20)が、共通の回転軸線(25)を有することを特
    徴とする請求項18〜26の1つに記載の作業機器。
  28. 【請求項28】遊び補償バネ(18)が、操作レバー
    (20)の回転軸線(25)と一致するバネ軸線を有す
    るねじりバネとして構成されていることを特徴とする請
    求項27の作業機器。
  29. 【請求項29】ボーデンケーブル・心線(4)が、操作
    レバー(20)とは逆の側の端部において、遊び補償バ
    ネ(18)のバネ定数よりも大きいバネ定数を有するチ
    ョーク弁バネ(33)によって緊張されることを特徴と
    する請求項18〜28の1つに記載の作業機器。
  30. 【請求項30】複合操作スイッチ(8)が、取手(7)
    に構成されたガイド路(14)に沿って案内されている
    ことを特徴とする請求項1〜29の1つに記載の作業機
    器。
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