JP2941654B2 - 駆動回路 - Google Patents

駆動回路

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JP2941654B2
JP2941654B2 JP14787494A JP14787494A JP2941654B2 JP 2941654 B2 JP2941654 B2 JP 2941654B2 JP 14787494 A JP14787494 A JP 14787494A JP 14787494 A JP14787494 A JP 14787494A JP 2941654 B2 JP2941654 B2 JP 2941654B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,例えば,感熱記録装
置のサーマルヘッドに利用され,特に,サーマルヘッド
の発熱素子を駆動する駆動回路およびそれを用いた電子
部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】サーマルヘッドを利用した感熱記録方式
は,その構成が簡便であるがため近年広く利用されてい
る。この感熱記録方式におけるサーマルヘッドは,基板
上に配列された多数の発熱素子を選択的に通電駆動し,
発熱した発熱素子に接触している記録紙の部分を発色さ
せて印字するものであり,その駆動方式として種々のも
のが知られており,その代表的なものとしては図12に
示すものがある。
【0003】図12は,特開昭59−27564号公報
に開示されている従来におけるサーマルヘッドの回路図
を示すものであり,図において,1はサーマルヘッドを
構成するN個の発熱素子であり,被駆動素子となる。ま
た,2はこのN個の発熱素子1のそれぞれに駆動信号を
供給して駆動する駆動回路である。
【0004】また,駆動回路2内において,3はN個の
発熱素子1のそれぞれに対応して設けられたスイッチン
グ素子としてのNAND回路,4は発熱素子1に対する
駆動信号となるシリアルの信号情報をクロック信号に同
期させてシフトさせるシフトレジスタ,5はシフトレジ
スタ4の内容を所定のラッチ信号に基づいて保持する保
持手段としてのラッチ回路である。
【0005】また,6はシフトレジスタ4にシリアルに
信号情報(DATA信号)を入力するデータ入力端子,
7はシフトレジスタ4のクロック信号(CLOCK信
号)が入力されるクロック入力端子,8はシフトレジス
タ4内をシフトされた信号情報(DATA OUT信
号)が出力されるデータ出力端子,9はラッチ回路5に
対するラッチ信号(LATCH信号)が入力されるラッ
チ入力端子,10はNAND回路3に対するストローブ
信号(STROBE信号)が入力されるストローブ入力
端子,11は各発熱素子1が共通に接続された共通電極
である。なお,回路の電源および接地端子は,その図示
を省略する。
【0006】次に,動作について説明する。発熱素子1
を駆動するDATA信号はデータ入力端子6よりシフト
レジスタ4にシリアルに入力され,クロック入力端子7
に与えられるCLOCK信号に同期してシフトレジスタ
4内を順次シフトされていく。シフトレジスタ4に1ラ
イン分のDATA信号が入力されると,ラッチ回路5の
ラッチ入力端子9にはLATCH信号が入力され,その
結果,ラッチ回路5は,このLATCH信号に基づいて
シフトレジスタ4の内容を保持する。この場合におい
て,シフトレジスタ4のデータをラッチ回路5へ転送す
るのをLATCH信号の“Low”,保持継続は“Hi
gh”という論理に設定しておく。
【0007】なお,シフトレジスタ4とラッチ回路5と
を図12に示したように構成しているのは,発熱素子1
の駆動中にDATA信号の転送を行うようにして高速印
字処理を可能とするためであり,このラッチ回路5の内
容が発熱素子1のDATA信号となる。また,各発熱素
子1に対応したスイッチング素子(NAND回路)3
は,ストローブ入力端子10に入力されるSTROBE
信号と,ラッチ回路5に保持されている駆動信号の論理
状態に基づいてスイッチング動作が行われる。すなわ
ち,STROBE信号が“Low”の期間が,発熱素子
1の駆動時間となる。
【0008】図13は,上記図12に示したサーマルヘ
ッドの動作を示すタイミングチャートである。図中,C
OMMONは,共通電極11に入力される電圧を示すも
のであり,例えば,12V,24V等である。また,図
中,DATA信号,CLOCK信号,LATCH信号,
STROBE信号は上記各端子にそれぞれ入力される信
号の種類を示すものである。
【0009】このような構成のサーマルヘッドは,発熱
素子1を選択的に通電することで感熱紙に画像を記録す
るものであり,環境温度やサーマルヘッド自体の温度に
より発熱素子1の通電時間を変化させて画像品位を高め
ている。通常,低温時には通電時間を長くし,高温時に
は通電時間を短くする制御を実行する。一方,感熱記録
装置としてはサーマルヘッドの発熱素子駆動電源は,低
温時の印字品位を無視することができるならば発熱素子
1の抵抗値を高くして,駆動電源容量を小さくすること
ができる。この環境温度と発熱素子駆動時間(STRO
BEパルス幅)の関係を図14に示す。したがって,携
帯用のバッテリー駆動用感熱記録装置等においては,低
温時の印字品位を無視せざるを得ないような場合もあ
る。しかしながら,その対策として,印字待機中に感熱
紙およびサーマルヘッド自体を予備加熱しておき,低温
時でも印字品位を満足させるようなことが行われる。
【0010】この制御のタイミング例を図15のタイミ
ングチャートに示す。図示のように発熱素子1には,全
黒データの信号情報によるプリヒートと駆動情報による
データONとを合わせた時間だけ通電されることにな
る。なお,この場合,電磁干渉(Electromag
netic Interference,以下,EMI
という)対策を考慮すると,クロック信号の周波数は低
いことが望まれ,実験結果によれば,クロック信号の転
送速度は500KHz以下が最適であることが明らかに
なっている。
【0011】上記プリヒート用の信号情報の転送を行わ
ない回路構成としては,図16に示すもの(特開昭63
−218375号公報)が知られている。この回路構成
の場合には,発熱素子1の駆動情報をONとするNOR
回路20を設け,該NOR回路20への入力信号端子1
3(ALL ON信号)に“High”を入力すること
により,発熱素子1の駆動情報をラッチ回路5の駆動情
報によらずONに変更できる。また,駆動情報はラッチ
回路5へのデータ転送保持,STROBE信号の“Lo
w”にて駆動可能となるタイミングを図17のタイミン
グチャートに示す。
【0012】その他,この発明に関連する参考技術文献
として,特開平5−96769号公報に開示されている
「駆動回路」がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,図12
に示した従来例では,低温時等においてプリヒート用の
信号情報の転送を行うことが必要となり,また,クロッ
ク信号の転送速度等にしたがって印字速度が決定される
ので,処理速度の向上を図れないという問題点があっ
た。
【0014】また,図16に示した従来例では,サーマ
ルヘッド制御用の信号が増加すると共に,感熱記録装置
のハードウェア自体の変更も必要となり,従来のサーマ
ルヘッドとの互換性がなくなるという問題点があった。
【0015】この発明は,上記に鑑みてなされたもので
あって,プリヒート用の信号情報の転送を必要とせず,
また,従来のサーマルヘッドの駆動回路の制御信号と互
換性を持たせた駆動回路およびそれを用いた電子部品を
得ることを第1の目的とする。
【0016】また,携帯用感熱記録装置のバッテリー電
源等小容量の電源に適した発熱素子の駆動回路を提供す
ること,およびそれらの回路を用いた電子部品を得るこ
とを第2の目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る駆動回路
は、複数の被駆動素子と、これらの被駆動素子にそれぞ
れ対応して設けられ、上記被駆動素子を駆動する複数の
スイッチング素子と、上記被駆動素子を駆動するデータ
信号を順次にシフトさせるシフトレジスタと、第1信号
レベルと第2信号レベルとを有するラッチ信号が入力さ
れ、このラッチ信号が第1信号レベルのときに上記シフ
トレジスタから上記データ信号を転送させ、上記ラッチ
信号が第2信号レベルのときに上記データ信号を保持す
るラッチ回路と、上記ラッチ信号が第1信号レベルのと
きにその第1信号レベルのラッチ信号に基づいて上記複
数のスイッチング素子を強制的に駆動して上記被駆動素
子をプリヒートさせ、上記ラッチ信号が第2信号レベル
のときに上記ラッチ回路に保持された上記データ信号に
よって上記スイッチング素子を駆動して上記被駆動素子
を選択的に駆動させる駆動信号出力手段とを備えたもの
である。
【0018】また、請求項2に係る駆動回路は、複数の
被駆動素子と、これらの被駆動素子にそれぞれ対応して
設けられ、上記被駆動素子を駆動する複数のスイッチン
グ素子と、上記被駆動素子を駆動するデータ信号をクロ
ック信号に同期して順次にシフトさせるシフトレジスタ
と、入力されるラッチ信号に基づいて上記シフトレジス
タのデータ信号を転送させてこれを保持するラッチ回路
と、このラッチ回路からの上記データ信号によって上記
スイッチング素子を駆動して上記被駆動素子を選択的に
駆動させるとともに、上記クロック信号が入力されたと
きに上記複数のスイッチング素子を強制的に駆動して上
記被駆動素子をプリヒートさせる駆動信号出力手段とを
備えたものである
【0019】また、請求項3に係る駆動回路は、上記ラ
ッチ信号が入力される上記駆動信号出力手段の入力側に
プルダウン抵抗又はプルアップ抵抗を設けたことを特徴
とする請求項1に記載のものである
【0020】また、請求項4に係る駆動回路は、上記ク
ロック信号が入力される上記駆動信号出力手段の入力側
にプルダウン抵抗又はプルアップ抵抗を設けたことを特
徴とする請求項2に記載のものである
【0021】また、請求項5に係る駆動回路は、上記複
数のスイッチング素子にそれぞれチョップ信号を入力し
て隣接する上記被駆動素子を互いに反転した論理動作を
行わせるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に
記載のものである
【0022】さらに、請求項6に係る駆動回路は、上記
スイッチング素子、上記シフトレジスタ、上記ラッチ回
路、及び上記駆動信号出力手段をICチップとしたこと
を特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のもので
ある。
【0023】
【作用】請求項1における上記駆動信号出力手段は、上
記ラッチ信号が第1信号レベルのときにその第1信号レ
ベルのラッチ信号に基づいて上記複数のスイッチング素
子を強制的に駆動して上記被駆動素子をプリヒートさ
せ、上記ラッチ信号が第2信号レベルのときに上記ラッ
チ回路に保持された上記データ信号によって上記スイッ
チング素子を駆動して上記被駆動素子を選択的に駆動さ
せる。
【0024】また、請求項2における上記駆動信号出力
手段は、上記ラッチ回路からの上記データ信号によって
上記スイッチング素子を駆動して上記被駆動素子を選択
的に駆動させるとともに、上記シフトレジスタにおいて
データ信号を順次にシフトさせるためのクロック信号が
入力されたときに上記複数のスイッチングを強制的に駆
動して上記被駆動素子をプリヒートさせる。
【0025】また、請求項3に係る駆動回路において、
上記ラッチ信号が入力される上記駆動信号出力手段の入
力側にプルダウン抵抗又はプルアップ抵抗を設けたこと
により、ケーブルの断線等によってラッチ信号の入力が
なかった場合に、上記駆動信号出力手段は上記被駆動素
子を非駆動とする。
【0026】また、請求項4に係る駆動回路において、
上記クロック信号が入力される上記駆動信号出力手段の
入力側にプルダウン抵抗又はプルアップ抵抗を設けたこ
とにより、ケーブルの断線等によってクロック信号の入
力がなかった場合に、上記駆動信号出力手段は上記被駆
動素子を非駆動とする。
【0027】請求項5に係る駆動回路において、上記複
数のスイッチング素子にそれぞれチョップ信号を入力し
て隣接する上記被駆動素子を互いに反転した論理動作を
行わせるようにしたことにより、2分割チョッピング駆
動を可能とする。
【0028】さらに、請求項6に係る駆動回路におい
て、上記スイッチング素子、上記シフトレジスタ、上記
ラッチ回路、及び上記駆動信号出力手段をICチップと
したことにより、被駆動素子をICチップに接続する。
【0029】
【実施例】
〔実施例1〕以下,この発明の一実施例を図について説
明する。図1は,実施例1に係る駆動回路を示す回路図
であり,図において,1はサーマルヘッドのN個の発熱
素子であり,被駆動素子となる。また,2はN個の発熱
素子1のそれぞれを駆動するために駆動信号を供給する
駆動回路である。
【0030】また,上記駆動回路2内において,3はN
個の発熱素子1のそれぞれに対応して設けられたスイッ
チング素子としてのNAND回路,4は発熱素子1の駆
動信号となるシリアルの情報信号をクロック信号に同期
させて,その内部をシフトさせるシフトレジスタ,5は
このシフトレジスタ4内における内容を所定のラッチ信
号に基づいて保持する保持手段としてのラッチ回路であ
る。
【0031】また,6はシフトレジスタ4にシリアルに
情報信号(DATA信号)を入力するデータ入力端子,
7はシフトレジスタ4のクロック信号(CLOCK信
号)が入力されるクロック入力端子,8はシフトレジス
タ4内をシフトされた情報信号(DATA OUT信
号)が出力されるデータ出力端子,10はNAND回路
3に対するストローブ信号(STROBE信号)が入力
されるストローブ入力端子,11は各発熱素子1が共通
に接続された共通電極である。
【0032】また,12は駆動信号とは無関係に発熱素
子1を駆動するためのON情報を出力するOR回路から
構成されたON情報出力手段,14はラッチ回路5に対
する制御信号(LATON信号)のラッチ入力端子であ
り,上記ON情報出力手段(OR回路)12の制御信号
入力端子ともなる。また,15はLATON信号の反転
出力回路であり,該反転出力回路15からの出力は上記
OR回路12の入力信号となる。
【0033】次に,動作について説明する。ラッチ入力
端子14からのLATON信号が“High”の場合,
ラッチ回路5はデータを保持し,反対に,“Low”の
場合,シフトレジスタ4のデータがラッチ回路5へ転送
される動作は従来例と同様である。ところで,ラッチ入
力端子14からのLATON信号が“Low”である場
合,反転出力回路15によりON情報となるOR回路1
2に対する入力信号は“High”となり,その結果,
OR回路12からの出力信号は,駆動情報に関係なくO
N情報となる。このことから,従来例,図16に示した
入力信号端子13(ALL ON)をラッチ入力端子9
と共用できる回路構成を実現できる。
【0034】したがって,図2のタイミングチャートに
示すように,LATON信号が“Low”のとき,ST
ROBE信号が“Low”であればプリヒート可能とな
り,LATON信号が“High”のとき,STROB
E信号が“Low”であれば駆動データに基づく発熱素
子1の駆動となり,従来における駆動回路の信号数と同
じであり,しかも,LATCH信号の論理をソフトウェ
アにより変更することで従来の駆動回路とのハードウェ
アにおける互換性を得ることができる。
【0035】〔実施例2〕次に,実施例2について説明
する。上記実施例1においては,LATON信号にて,
ラッチ回路5の制御信号とON情報出力手段12の制御
信号を兼ねていたが,図3に示すように,クロック信号
とON情報出力手段12の制御信号を兼ねて,クロック
信号入力端子(CLKON信号)としてもよく,このよ
うな構成にあっても上記実施例1と同様の効果を奏す
る。このタイミングを図4のタイミングチャートに示
す。この場合,CLKON信号の“High”時がデー
タオンとなり,STROBE信号の“Low”時がプリ
ヒートとなる。
【0036】〔実施例3〕次に,実施例3について説明
する。図5,図6は,図1,図3に示した回路におい
て,ラッチ入力端子14(LATON),クロック信号
入力端子16(CLKON)にそれぞれプルアップ抵抗
17,プルダウン抵抗18を接続したものであり,それ
ぞれサーマルヘッドの接続ケーブルとなるLATON信
号,CLKON信号のケーブルが,例えば,断線等によ
りラッチ入力端子14にLATON信号の入力が,ま
た,クロック信号入力端子16にCLKON信号の入力
がなかった場合には,OR回路12の入力信号を“Lo
w”として駆動情報に基づいたスイッチング動作を行う
ことにより,発熱素子1の誤印字の発生を排除し,信頼
性をより高めることができる。
【0037】当然ながら,ストローブ入力端子10にプ
ルアップ抵抗17を接続することにより,STROBE
信号の信号入力がなかった場合における信頼性も高める
ことができる。なお,回路および信号論理に関しては,
任意に変更することができる。
【0038】〔実施例4〕次に,実施例4について説明
する。図7に示すのは図5に示した回路の変形例であ
り,図5に示したものと異なる部分は,隣接素子が互い
に反転した論理動作を行うようにCHOP信号の信号端
子19を設けたことである。このときにおける各信号の
タイミングを図9に示す。これは,1分割駆動にてプリ
ヒートを行う場合においては,電子部品としたとき,内
部の共通電極の抵抗や接地抵抗等による損失電圧を少な
くし電源容量を効果的にするため,2分割チョッピング
駆動を行う駆動回路を示している。
【0039】〔実施例5〕次に,実施例5について説明
する。図8は,図7に示した回路の変形例であり,CH
OP信号を発振回路20の内部において作成するもので
ある。この場合は,従来における駆動回路の信号と同一
のものにおいて互換性を有しながらプリヒート用データ
転送を不要とし,かつ,2分割チョッピング駆動を行う
ことができるものである。このときのタイミングチャー
トは,図9に示したCHOP信号がないものとなる。
【0040】また,図10は,損失電圧と電流の関係を
示したものであり,電流が大きくなればなるほど,当然
のことながら損失電圧が大きくなる。サーマルヘッドの
如き被駆動素子となる発熱素子の抵抗値が1KΩとして
も,複数個あるので,総合電流は多くなってしまい,そ
の場合,STROBE信号の分割による分割印字を行う
ことになるが,チョッピング駆動を行うCHOP信号を
発生させる駆動回路に内蔵することで分割駆動を感熱記
録装置側のハードウェアを変更することなく実現するこ
とができる。
【0041】〔実施例6〕次に,実施例6について説明
する。被駆動素子を発熱素子とし,駆動回路をICチッ
プ化して一体とした電子部品の概略構成を図11に示
す。図11は,いわゆるサーマルヘッドの如き電子部品
であり,図において,21は絶縁基板,22は電極,2
3は電極をまたぐように配設される帯状の抵抗体であ
り,24が1個の発熱素子となる。また,25は上記実
施例1〜5に示した駆動回路をIC化したチップ(以
下,ICチップという),26はICチップ25と電極
22および外部接続部となるコネクタ27のピンまで任
意に接続する,例えば,ワイヤ,28は,例えば,プリ
ント配線基板,29は絶縁基板21,プリント配線基板
28等の支持台である。
【0042】このように,個々の発熱素子24をICチ
ップ25に接続し,制御入力信号をコネクタ27に引き
出すことにより,駆動回路の変更はICチップ25の変
更にて従来の電子部品との互換性がコネクタ27により
可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る駆
動回路は、上記駆動信号出力手段により、上記ラッチ信
号が第1信号レベルのときにその第1信号レベルのラッ
チ信号に基づいて上記複数のスイッチング素子を強制的
に駆動して上記被駆動素子をプリヒートさせ、上記ラッ
チ信号が第2信号レベルのときに上記ラッチ回路に保持
された上記データ信号によって上記スイッチング素子を
駆動して上記被駆動素子を選択的に駆動させるため、プ
リヒート用信号の転送を不要とすることができ、従来の
駆動回路との互換性を持たせることができる。
【0044】また、請求項2に係る駆動回路は、上記駆
動信号出力手段により、上記ラッチ回路からの上記デー
タ信号によって上記スイッチング素子を駆動して上記被
駆動素子を選択的に駆動させるとともに、上記シフトレ
ジスタにおいてデータ信号を順次にシフトさせるための
クロック信号が入力されたときに上記複数のスイッチン
グを強制的に駆動して上記被駆動素子をプリヒートさせ
るため、プリヒート用信号の転送を不要とすることがで
き、従来の駆動回路との互換性を持たせることができ
る。
【0045】また、請求項3に係る駆動回路は、上記ラ
ッチ信号が入力される上記駆動信号出力手段の入力側に
プルダウン抵抗又はプルアップ抵抗を設けたことによ
り、ケーブルの断線等によってラッチ信号の入力がなか
った場合に、上記駆動信号出力手段は上記被駆動素子を
非駆動とするため、被駆動素子の誤印字の発生を排除で
き、信頼性を高めることができる。
【0046】また、請求項4に係る駆動回路は、上記ク
ロック信号が入力される上記駆動信号出力手段の入力側
にプルダウン抵抗又はプルアップ抵抗を設けたことによ
り、ケーブルの断線等によってクロック信号の入力がな
かった場合に、上記駆動信号出力手段は上記被駆動素子
を非駆動とするため、被駆動素子の誤印字の発生を排除
でき、信頼性を高めることができる。
【0047】また、請求項5に係る駆動回路は、上記複
数のスイッチング素子にそれぞれチョップ信号を入力し
て隣接する上記被駆動素子を互いに反転した論理動作を
行わせるようにしたことにより、2分割チョッピング駆
動を可能とし、損失電圧を少なくすることができる。
【0048】さらに、請求項6に係る駆動回路は、上記
スイッチング素子、上記シフトレジスタ、上記ラッチ回
路、及び上記駆動信号出力手段をICチップとしたこと
により、被駆動素子をICチップに接続するため、従来
の駆動回路との変更が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係る駆動回路の構成を示す回路図
である。
【図2】 図1に示した駆動回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図3】 実施例2に係る駆動回路の構成を示す回路図
である。
【図4】 図3に示した駆動回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図5】 実施例3に係る駆動回路の構成を示す回路図
である。
【図6】 実施例3に係る駆動回路の構成を示す回路図
である。
【図7】 実施例4に係る駆動回路の構成を示す回路図
である。
【図8】 実施例5に係る駆動回路の構成を示す回路図
である。
【図9】 図7に示した駆動回路の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図10】 配線抵抗と損失電圧との関係を示すグラフ
である。
【図11】 実施例6による電子部品の構成を示す斜視
図である。
【図12】 従来における駆動回路の構成を示す回路図
である。
【図13】 従来における駆動回路の構成を示す回路図
である。
【図14】 図13に示した駆動回路の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図15】 環境温度と発熱素子駆動時間との関係を示
すグラフである。
【図16】 図12に示した駆動回路のプリヒートを行
う場合におけるタイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【図17】 図11に示した駆動回路のプリヒートを行
う場合におけるタイミングを示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
1 被駆動素子,2 駆動回路,3 スイッチング素
子,4 シフトレジスタ,5 ラッチ回路,6 データ
入力端子,7 クロック入力端子,12 ON情報出力
手段,14 ラッチ入力端子,16 クロック信号入力
端子,17 プルアップ抵抗,18 プルダウン抵抗,
20 発振回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の被駆動素子と、これらの被駆動素
    子にそれぞれ対応して設けられ、前記被駆動素子を駆動
    する複数のスイッチング素子と、前記被駆動素子を駆動
    するデータ信号を順次にシフトさせるシフトレジスタ
    と、第1信号レベルと第2信号レベルとを有するラッチ
    信号が入力され、このラッチ信号が第1信号レベルのと
    きに前記シフトレジスタから前記データ信号を転送さ
    せ、前記ラッチ信号が第2信号レベルのときに前記デー
    タ信号を保持するラッチ回路と、前記ラッチ信号が第1
    信号レベルのときにその第1信号レベルのラッチ信号に
    基づいて前記複数のスイッチング素子を強制的に駆動し
    て前記被駆動素子をプリヒートさせ、前記ラッチ信号が
    第2信号レベルのときに前記ラッチ回路に保持された前
    記データ信号によって前記スイッチング素子を駆動して
    前記被駆動素子を選択的に駆動させる駆動信号出力手段
    とを備えたことを特徴とする駆動回路。
  2. 【請求項2】 複数の被駆動素子と、これらの被駆動素
    子にそれぞれ対応して設けられ、前記被駆動素子を駆動
    する複数のスイッチング素子と、前記被駆動素子を駆動
    するデータ信号をクロック信号に同期して順次にシフト
    させるシフトレジスタと、入力されるラッチ信号に基づ
    いて前記シフトレジスタのデータ信号を転送させてこれ
    を保持するラッチ回路と、このラッチ回路からの前記デ
    ータ信号によって前記スイッチング素子を駆動して前記
    被駆動素子を選択的に駆動させるとともに、前記クロッ
    ク信号が入力されたときに前記複数のスイッチング素子
    を強制的に駆動して前記被駆動素子をプリヒートさせる
    駆動信号出力手段とを備えたことを特徴とする駆動回
    路。
  3. 【請求項3】 前記ラッチ信号が入力される前記駆動信
    号出力手段の入力側にプルダウン抵抗又はプルアップ抵
    抗を設けたことを特徴とする請求項1に記載の駆動回
    路。
  4. 【請求項4】 前記クロック信号が入力される前記駆動
    信号出力手段の入力側にプルダウン抵抗又はプルアップ
    抵抗を設けたことを特徴とする請求項2に記載の駆動回
    路。
  5. 【請求項5】 前記複数のスイッチング素子にそれぞれ
    チョップ信号を入力して隣接する前記被駆動素子を互い
    に反転した論理動作を行わせるようにしたこ とを特徴と
    する請求項1又は2に記載の駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記スイッチング素子、前記シフトレジ
    スタ、前記ラッチ回路、及び前記駆動信号出力手段をI
    Cチップとしたことを特徴とする請求項1乃至5のいず
    れかに記載の駆動回路。
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