JP2941257B1 - 測定装置 - Google Patents

測定装置

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JP2941257B1
JP2941257B1 JP14592598A JP14592598A JP2941257B1 JP 2941257 B1 JP2941257 B1 JP 2941257B1 JP 14592598 A JP14592598 A JP 14592598A JP 14592598 A JP14592598 A JP 14592598A JP 2941257 B1 JP2941257 B1 JP 2941257B1
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Abstract

【要約】 【課題】 無駄な測定条件の算出処理を省き測定作業能
率を向上させる。 【解決手段】 測定条件を用いて測定対象に対する測定
を実施する測定装置において、入力されるパラメータを
記憶するパラメータメモリ15a〜15cと、このパラ
メータメモリの各パラメータが更新されたことを示す更
新フラグ19と、測定条件を記憶する測定条件メモリ1
1と、測定開始指令が入力したとき、更新フラグが設定
憶されていると、パラメータメモリに記憶されている各
パラメータを用いて測定条件を算出する測定条件算出手
段16と、算出された測定条件で測定条件メモリに記憶
されている測定条件を更新する測定条件更新手段17
と、更新された測定条件を用いて測定対象を測定する測
定部12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、測定対象が有する
各種特性を測定する測定装置に係わり、特に測定者が各
種測定条件を任意に設定可能な測定条件設定装置が組込
まれた測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、各種電子部品や、変換器や増幅
器や中継器等の各種電子装置が有する各種特性を測定す
る測定装置は、測定対象や測定目的によって測定者(ユ
ーザ)が測定条件を任意に設定可能に構成されている。
通常、これらの測定条件は測定者が測定対象に対する実
際の測定を開始する前に例えば前面の操作パネルを用い
て入力された複数のパラメータを用いて所定のアルゴリ
ズムに基づいて算出される。算出された測定条件は一旦
測定条件メモリに記憶保持される。そして、測定者が測
定開始指令を入力すると、測定条件メモリに記憶されて
いる測定条件を用いて測定対象に対する測定を開始す
る。
【0003】この測定装置における測定条件の具体的設
定手法の一例を図6乃至図9を用いて説明する。図6は
各種電子部品や各種電子装置の周波数特性を測定する測
定装置1の前面の操作パネル2を示す図である。操作パ
ネル2には、測定結果を表示する表示器3の他に電源ス
イッチ4,測定対象を接続するための入出力端子5a,
5b、置数キー(テンキー)6,複数の設定キー7,ダ
イヤルキー8等が配設されている。
【0004】この測定装置1を用いて測定される周波数
特性においては、図6の表示器3の表示画面に示すよう
に、横軸が周波数fであり、縦軸が測定される振幅や位
相や遅延時間や増幅率や減衰率や変調度等の種々の測定
値である。そして、横軸の周波数fの値を順番に変化さ
せていって、各周波数値を有する試験信号を測定対象に
印加してこの試験対象からの応答信号を測定して所定の
データ処理を施した後、測定値として表示画面上にプロ
ットしていく。この場合、横軸における高い周波数精度
(確度)を確保するために、測定周波数をシンセサイザ
を用いて設定している。
【0005】この場合、測定者が、個々の測定対象に対
して、測定すべき周波数特性における開始周波数fS
終了周波数fE と測定点数Nとを、置数キー6と設定キ
ー7との組合せキー操作で入力する。なお、開始周波数
S と終了周波数fE との代りに中心周波数と周波数ス
パンとを入力する場合もある。
【0006】測定装置1内に組込まれた測定条件設定装
置は、入力された開始周波数fS と終了周波数fE と測
定点数Nとの3個のパラメータを用いて測定者が意図す
る測定条件を算出する。
【0007】図7は、測定条件設定装置が組込まれた測
定装置1の概略構成を示すブロック図である。置数キー
6と設定キー7内の開始周波数設定キー7aとで入力さ
れた開始周波数fS は測定条件算出部9のバッファ10
aへ書込まれる。同様に、置数キー6と終了周波数設定
キー7bとで入力された終了周波数fE は測定条件算出
部9のバッファ10bへ書込まれる。さらに、置数キー
6と測定点数設定キー7cとで入力された測定点数Nは
測定条件算出部9のバッファ10cへ書込まれる。
【0008】測定条件算出部9は、開始周波数fS から
終了周波数fE までの周波数範囲を(N−1)等分し
て、開始点と終了点とを含む区分された境目にN個の測
定点Pを設定する。なお、周波数範囲の区分法として、
各測定点間の周波数幅が等しいリニア区分法と、周波数
軸を一旦対数変換し、この対数変換された後の周波数範
囲を等分化する対数区分法とがある。算出された各測定
点Pにおける周波数は、測定条件メモリ11へ書込まれ
て記憶保持される。
【0009】そして、測定者が測定開始キー7dを押す
と、測定部12が起動して、図9の流れ図に示すよう
に、測定条件メモリ11に記憶されている各測定点Pの
周波数を順番に読出して、シンセサイザを駆動して、測
定対象に対して試験信号を印加して実際の測定を実行し
ていく。各測定点Pにおける測定結果はデータ処理部1
3でデータ処理された後、表示器3の表示画面上の対応
する測定点Pの縦軸上にプロットされる。
【0010】測定条件を決定するための前述した開始周
波数fS と終了周波数fE と測定点数Nとの3個のパラ
メータは、当然、測定者が測定対象の種別や測定目的に
応じて任意のタイミングで変更可能である。また、常に
3個のパラメータ全部を変更する必要はなく、その変更
順序も一定である必要はない。そして、測定装置1とし
ては、測定者が測定開始キー7dを押すと、直ちに、測
定部12が測定条件メモリ11から前述した各周波数等
の測定条件を読出して、測定を開始する。
【0011】したがって、測定条件算出部9は、測定者
が何時測定開始キー7dを押してもよいように、いずれ
の設定キー7a、7b、7cが押されたとしても、現時
点で各バッファ10a、10b、10cに入力されてい
る各パラメータを用いて、測定条件を算出している。
【0012】すなわち、図8の流れ図に示すように、置
数キー6と開始周波数設定キー7aの操作によって開始
周波数fS が変更されたり(S1)、置数キー6と終了
周波数設定キー7bの操作によって終了周波数fE が変
更されたり(S4)、置数キー6と測定点数設定キー7
Cの操作によって測定点数Nが変更されると(S5)、
その都度、S2へ進み、各バッファ10a、10b、1
0cに入力されている各パラメータfS ,fE ,Nを用
いて、各測定点Pにおける測定条件(周波数)を算出
し、算出した各測定点の測定条件(周波数)を測定条件
メモリ11へ書込む(S3)。
【0013】なお、当然、測定条件算出部9が測定条件
の算出処理動作中は、たとえ測定開始キー7dが押され
たとしても、その測定開始指令を受け付けないように制
御されている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8、
図9に示す流れ図に従って、各パラメータfS ,fE
Nを用いて測定条件を設定する測定条件設定装置が組込
まれた測定装置においても、まだ改良すべき次のような
課題があった。
【0015】すなわち、例えば、測定者が、次の測定対
象の測定開始に際して、たとえ全部のパラメータfS
E ,Nを変更する場合であっても、3個のパラメータ
S,fE ,Nが各バッファ10a,10b,10cに
書込まれた時点で、まとめて測定条件の算出処理を実行
するのではなくて、各パラメータが入力される毎に、そ
の時点で、3個の各バッファ10a,10b、10cに
記憶されている各パラメータfS ,fE ,Nを用いて測
定条件が算出されて測定条件メモリ11へ書き込まれ
る。
【0016】その結果、一つの測定対象に対して、3回
測定条件の算出処理が実行されることになる。しかも、
その3回の算出された測定条件のうち実際に使用される
のは、最後に入力されたパラメータに応じて算出された
測定結果のみであり、先に入力されたパラメータに応じ
て算出された測定結果は、全く使用されない。
【0017】前述したように、測定条件算出部9が測定
条件の算出処理動作中は、たとえ測定開始キー7dが押
されたとしても、その測定開始指令は受付けられないの
で、新規の測定対象に対する測定を開始するに際して、
実質的な測定条件の算出処理時間は同じであるにもかか
わらず、変更するパラメータの数に応じて、演算処理時
間が異なる。
【0018】その結果、測定者にとっては、パラメータ
を設定してから測定開始キー7dの押下げ可能時刻まで
の時間が異なるので、操作性が大幅に低下する。また、
上述した3つのパラメータfS ,fE ,Nを変更する場
合においても、各パラメータの入力順序によって全体の
演算処理時間が大きく変化する。すなわち、上述した3
つのパラメータfS ,fE ,Nのうち測定点数Nが演算
処理時間に最も大きく影響を及ぼす。すなわち、測定点
数Nが多いと演算処理時間が大きくなる。
【0019】したがって、この測定点数Nを増加する場
合はこの増加した測定点数Nのパラメータを最後に入力
し、この測定点数Nを減少する場合はこの減少した測定
点数Nのパラメータを最初に入力すれば、全体の演算処
理時間を短縮できる。
【0020】しかし、新規の測定対象に対する測定を開
始するに際して、その都度、前回の設定内容と比較対照
を行って、各パラメータの設定順序を変更することを測
定者に強要することは、測定装置全体の操作性を大きく
損なうことになる。
【0021】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、順不同に操作入力される各パラメータを用
いた測定条件の算出タイミングを別途操作入力すること
により、測定対象を測定するに際して、たとえ複数のパ
ラメータを変更したとしても、測定条件の算出処理を1
回のみとすることができ、全体の演算処理時間を短縮す
ることができ、測定者にとって、各パラメータの設定時
刻から測定開始操作可能時刻までの待ち時間を短縮する
ことができ、測定作業効率を大幅に向上できる測定装置
を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明の測定装置は、任
意のタイミングで順不同に入力される複数のパラメータ
における各々の最新情報を記憶するパラメータメモリ
と、測定条件算出指令が操作入力したときのみ、パラメ
ータメモリに記憶されている複数のパラメータにおける
各々の最新情報に基づいて測定条件を算出する測定条件
算出手段と、この算出された測定条件を記憶する測定条
件メモリと、この測定条件メモリに記憶されている測定
条件を用いて測定対象に対する測定を実施する測定部と
を備えたものである。
【0023】このように構成された測定装置において
は、測定者は、測定対象を測定するに際して、測定条件
を変更する場合は、必要なパラメータを設定した後、例
えば測定条件算出指令を入力すると、この時点で各パラ
メータメモリに記憶されている各パラメータに基づいて
新規の測定条件が初めて算出される。
【0024】よって、使用されない測定条件が算出され
ることが未然に防止され、全体の演算処理時間が短縮さ
れるので、この測定条件設定装置が組込まれた測定装置
における測定作業効率を向上することができる。
【0025】また、別の発明の測定装置においては、任
意のタイミングで順不同に入力される複数のパラメータ
における各々の最新情報を記憶するパラメータメモリ
と、このパラメータメモリに記憶されている各パラメー
タが更新されたことを示す更新フラグを記憶するフラグ
メモリと、測定開始指令が入力したとき、フラグメモリ
に更新フラグが記憶されていると、パラメータメモリに
記憶されている複数のパラメータにおける各々の最新情
報に基づいて測定条件を算出する測定条件算出手段と、
測定条件を記憶する測定条件メモリと、測定条件算出手
段で算出された測定条件で測定条件メモリに記憶されて
いる測定条件を更新する測定条件更新手段と、この更新
後の測定条件を用いて測定対象に対する測定を実施する
測定部とを備えている。
【0026】このように構成された測定装置において
は、上述した発明における測定条件算出指令を測定開始
指令で兼用している。したがって、基本的に、測定開始
指令が入力されるとパラメータメモリに記憶されている
各パラメータを用いて測定条件が算出されて、この算出
された測定条件を用いて実際の測定が実施される。
【0027】この場合、前回測定開始指令が入力された
時刻からパラメータが全く更新されない場合は、前回算
出した測定条件をそもまま使用することが可能である。
よって、この発明においては、更新されたことを示す更
新フラグを設けて、この更新フラグが設定されていた時
のみ測定条件を算出するようにしている。
【0028】よって、測定条件を変更せずに多数の測定
対象を連続して測定する場合における測定作業能率を大
幅に向上できる。さらに別の発明は、任意のタイミング
で順不同に入力される複数のパラメータに基づく測定条
件を記憶する測定条件メモリを有し、入力される測定開
始指令に応じて、前記測定条件メモリにて記憶されてい
る測定条件を用いて測定対象に対する測定を実施する測
定装置に適用される。
【0029】そして、上記課題を解消するために、本発
明においては、入力される複数のパラメータにおける各
々の最新情報を記憶するパラメータメモリと、測定条件
算出指令が操作入力したときのみ、パラメータメモリに
記憶されている複数のパラメータにおける各々の最新情
報に基づいて測定条件を算出する測定条件算出手段と、
この算出された測定条件で測定条件メモリに記憶されて
いる測定条件を更新する測定条件更新手段と、測定開始
指令が入力したとき、測定条件メモリに記憶されている
更新後の測定条件を用いて測定対象に対する測定を実施
する測定部とを備えている。
【0030】さらに別の発明は、上述した発明の測定装
置において、入力される複数のパラメータにおける各々
の最新情報を記憶するパラメータメモリと、このパラメ
ータメモリに記憶されている各パラメータが更新された
ことを示す更新フラグを記憶するフラグメモリと、測定
開始指令が入力したとき、フラグメモリに更新フラグが
記憶されていると、パラメータメモリに記憶されている
複数のパラメータにおける各々の最新情報に基づいて測
定条件を算出する測定条件算出手段と、この算出された
測定条件で測定条件メモリに記憶されている測定条件を
更新する測定条件更新手段と、この更新後の測定条件を
用いて測定対象に対する測定を実施する測定部とを備え
たものである。
【0031】また、別の発明においては、上述した測定
条件更新手段は、測定条件算出手段で算出された測定条
件で測定条件メモリに記憶されている測定条件を更新す
るとともに、更新フラグを解除するようにしている。こ
のような構成であっても、上述した各発明とほぼ同様の
効果を奏することがができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図面
を用いて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態における
測定装置の概略構成を示すブロック図である。図7に示
す従来の測定装置と同一部分には同一符号が付されてい
る。したがって、重複する部分の詳細説明を省略する。
なお、測定装置の前面の操作パネルは図6に示す従来装
置における操作パネル2と同じである。
【0033】置数キー6と開始周波数設定キー7aとで
入力された一つのパラメータとしての開始周波数fS
本発明の第1実施形態の測定条件設定装置14内におけ
るパラメータメモリ15aへ書込まれる。同様に、置数
キー6と終了周波数設定キー7bとで入力された別のパ
ラメータとしての終了周波数fE は測定条件設定装置1
4内におけるパラメータメモリ15bへ書込まれる。さ
らに、置数キー6と測定点数設定キー7cとで入力され
たさらに別のパラメータとしての測定点数Nは測定条件
設定装置14内におけるパラメータメモリ15cへ書込
まれる。
【0034】各パラメータメモリ15a,15b,15
cは、入力された各パラメータを記憶保持すると共に、
新規のパラメータ入力されると記憶しているパラメータ
を新規入力されたパラメータに順次更新していく。
【0035】測定条件設定装置14は、一種のマイクロ
コンピユータで構成されており、図示するように、上述
した3つのパラメータメモリ15a,15b,15cの
他に算出された各測定点Pにおける測定周波数等の測定
条件を記憶する測定条件メモリ11、及び上述した3つ
のパラメータメモリ15a,15b,15cのうち一つ
の以上のパラメータメモリの記憶内容が更新されたこと
を示す更新フラグを記憶するフラグメモリ19が形成さ
れている。
【0036】さらに、測定条件設定装置14内には、ア
プリケーションプログラム上に形成された、測定条件算
出部16,測定条件更新部17,測定指示部18が設け
られている。測定条件算出部16はパラメータメモリ1
5a,15b,15cに記憶されている開始周波数fS
,終了周波数fE 及び測定点数Nを用いて、例えば各測
定点における測定周波数からなる測定条件を算出する。
測定条件更新部17は測定条件メモリ11に記憶されて
いる測定条件を測定条件算出部16で算出された測定条
件に更新する。さらに、測定指示部18は測定部12に
対して、測定開始指示を送出する。
【0037】なお、上述した説明においては、測定条件
設定装置14内を機能ブロックに分けたが、互いに機能
を兼ねることも可能である。例えば、測定条件更新部1
7が測定条件メモリ11に記憶されている測定条件を更
新完了後に測定部12に対して測定指示を送ることも可
能である。
【0038】測定部12は、測定指示部18から測定開
始指示が入力されると、図4の流れ図に示すように、測
定条件メモリ11に記憶されている各測定点Pの周波数
を順番に読出して、シンセサイザを駆動して、測定対象
に対して試験信号を印加して実際の測定を実行してい
く。各測定点Pにおける測定結果はデータ処理部13で
データ処理された後、表示器3の表示画面上の対応する
測定点Pの縦軸上にプロットされる。
【0039】そして、測定条件設定装置14は、図2及
び図3の流れ図に従って測定条件の設定処理及び測定指
示処理を実施する。置数キー6と開始周波数設定キー7
aの操作によって開始周波数fS が入力されると(Q
1)、現在、対応するパラメータメモリ15aに同一の
開始周波数fS が既に記憶されていないことを確認した
のち(Q2)、このパラメータメモリ15aに記憶され
ている開始周波数fS を今回入力した最新の開始周波数
S に書き換える(Q3)。そして、フラグメモリ19
の更新フラグを1に設定する(Q4)。なお、現在パラ
メータメモリ15aに同一の開始周波数fS が既に記憶
されている場合は、なにもしない。
【0040】置数キー6と終了周波数設定キー7bの操
作によって終了周波数fE が入力されると(Q5)、現
在、パラメータメモリ15bに同一の終了周波数fE
既に記憶されていないことを確認したのち(Q6)、こ
のパラメータメモリ15bに記憶されている終了周波数
E を今回入力した最新の終了周波数fE に書き換える
(Q7)。そして、フラグメモリ19の更新フラグを1
に設定する(Q8)。なお、現在、パラメータメモリ1
5bに同一の終了周波数fE が既に記憶されている場合
は、なにもしない。
【0041】同様に、置数キー6と測定点数設定キー7
cの操作によって測定点数Nが入力されると(Q9)、
現在、パラメータメモリ15cに同一の測定点数Nが既
に記憶されていないことを確認したのち(Q10)、こ
のパラメータメモリ15cに記憶されている測定点数N
を今回入力した最新の測定点数Nに書き換える(Q1
1)。そして、フラグメモリ19の更新フラグを1に設
定する(Q12)。なお、現在、パラメータメモリ15
cに同一の測定点数Nが既に記憶されている場合は、な
にもしない。
【0042】そして、測定者による測定開始キー7dが
キー操作され、測定開始指令が入力されると(Q1
3)、フラグメモリ19の更新フラグの設定状態を調べ
て(Q14)、更新フラグが1に設定されていた場合、
Q16へ進み、測定条件算出部16が起動して、各パラ
メータメモリ15a、15b、15cに記憶されている
開始周波数fS ,終了周波数fE 及び測定点数Nを読出
して、例えば各測定点における測定周波数からなる測定
条件を算出する(Q15)。
【0043】次に、測定条件更新部17が起動して、測
定条件メモリ11に記憶されている測定条件を今回測定
条件算出部16で算出された測定条件に更新する(Q1
6)。そして、フラグメモリ19の更新フラグを0に解
除する(Q17)。その後、測定指示部18が起動し
て、測定部12に対して、実際の測定開始指示を送出す
る(Q18)。なお、例えば、更新フラグを0に解除し
た終了信号をもって、測定を開始できるようにしてもよ
い。
【0044】なお、Q14にて、フラグメモリ19の更
新フラグが0に解除されたままであると、今回、新規に
測定条件を算出する必要がないので、そのままQ18へ
進み、測定指示部18を起動させて、測定部12に対し
て、測定開始指示を送出する。この場合は、フラグメモ
リ9の更新フラグが0であることを確認後、測定を開始
せしめるようにしてもよい。
【0045】このように構成された第1実施形態の測定
条装置においては、測定者は、測定対象を測定するに際
して、測定条件を変更する場合は、開始周波数fS ,
了周波数fE 及び測定点数N内の必要なパラメータを置
数キー6と対応する各設定キー7a,7b、7cを用い
て設定した後、測定開始キー7dをを入力すると、この
時点で更新フラグが1に設定されていたときのみ、各パ
ラメータメモリ15a、15b、15cに記憶されてい
る開始周波数fS ,終了周波数fE 及び測定点数Nに基
づいて新規の測定条件が初めて算出される。
【0046】よって、使用されない測定条件が算出され
ることが未然に防止され、全体の演算処理時間が短縮さ
れるので、この測定条件設定装置14が組込まれた測定
装置における測定作業効率を向上することができる。
【0047】この場合、前回の測定開始キー7dが操作
された時刻から開始周波数fS ,終了周波数fE 及び測
定点数Nの各パラメータが全く更新されない場合は、前
回算出した測定条件をそもまま使用することが可能であ
る。よって、この実施形態の測定装置においては、更新
フラグが設定されていた時のみ測定条件を算出するよう
にしている。よって、測定条件を変更せずに多数の測定
対象を連続して測定する場合における測定作業能率を大
幅に向上できる。
【0048】(第2実施形態)図5は本発明の第2実施
形態における測定条件設定装置14aが組込まれた測定
装置の概略構成を示すブロック図である。図1に示す第
1実施形態の測定条件設定装置14と同一部分には同一
符号が付されている。したがって、重複する部分の詳細
説明を省略する。
【0049】この第2実施形態の測定条件設定装置14
aにおいては、フラグメモリ19と測定指示部18の代
りに、操作パネル2の設定キー7内に条件算出キー7e
が設けられている。そして、測定者がこの条件算出キー
7eを押すと、測定条件算出指令が測定条件設定装置1
4aへ入力される。さらに、測定開始キー7dから入力
される測定開始指令は測定条件設定装置14aを経由し
て測定部12へ入力される。
【0050】このように構成された第2実施形態におけ
る測定条件設定装置14aが組込まれた測定装置におい
ては、図1に示す第1実施形態の測定装置と同様に、置
数キー6と各設定キー7a、7b、7cのキー操作で入
力される開始周波数fS ,終了周波数fE 及び測定点数
Nの各パラメータは、それぞれ対応する各パラメータメ
モリ15a、15b、15cへ順次入力されて、その記
憶内容がその都度最新値に更新される。
【0051】そして、測定者は、必要なパラメータを設
定した後、条件算出キー7eを押すと、この時点で各パ
ラメータメモリ15a〜15cに記憶されている各パラ
メータに基づいて新規の測定条件が初めて算出され、算
出された測定条件は測定条件メモリ11へ書き込まれ
る。
【0052】そして、測定者は、その後に、測定開始キ
ー7dを押せば、測定部12が測定条件メモリ11に記
憶された測定条件を用いて、測定対象に対する測定を実
施する。
【0053】よって、第1実施形態の測定装置と同様
に、使用されない測定条件が算出されることが未然に防
止され、全体の演算処理時間が短縮されるので、この測
定条件設定装置が組込まれた測定装置における測定作業
効率を向上することができる。
【0054】なお、本発明は上述した各実施形態に限定
されるものではない。各実施形態においては、パラメー
タとして、開始周波数fS ,終了周波数fE 及び測定点
数Nの3つを採用したが、他の種類のパラメータを採用
することも可能である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の測定装置
においては、順不同に操作入力される各パラメータを用
いた測定条件の算出タイミングを別途操作入力してい
る。したがって、測定対象を測定するに際して、たとえ
複数のパラメータを変更したとしても、測定条件の算出
処理を1回のみとすることができ、全体の演算処理時間
を短縮することがどき、測定者にとって、各パラメータ
の設定時刻から測定開始操作可能時刻までの待ち時間を
短縮することができ、測定作業効率を大幅に向上でき
る。
【0056】また、測定開始操作をした時に、パラメー
タが変更されている場合のみ測定条件の算出を実施して
いる。よって、測定条件を変更せずに多数の測定対象を
連続して測定する場合における測定作業能率を大幅に向
上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係わる測定装置の概略
構成を示すブロック図
【図2】同第1実施形態の測定装置に組込まれた測定条
件設定装置の動作を示す流れ図
【図3】同じく第1実施形態の測定装置に組込まれた測
定条件設定装置の動作を示す流れ図
【図4】同じく第1実施形態の測定装置に組込まれた測
定条件設定装置の動作を示す流れ図
【図5】本発明の第2実施形態に係わる測定装置の概略
構成を示すブロック図
【図6】一般的な測定装置の前面における操作パネルを
示す図
【図7】従来の測定装置に組込まれた測定条件設定装置
の概略構成を示すブロック図
【図8】同従来の測定装置に組込まれた測定条件設定装
置の動作を示す流れ図
【図9】同じく従来の測定装置に組込まれた測定条件設
定装置の動作を示す流れ図
【符号の説明】
1…測定装置 3…表示器 6…置数キー 7a…開始周波数設定キー 7b…終了周波数設定キー 7c…測定点数設定キー 7d…測定開始キー 7e…条件算出キー 11…測定条件メモリ 12…測定部 13…データ処理部 14,14a…測定条件設定装置 15a,15b,15c…パラメータメモリ 16…測定条件算出部 17…測定条件更新部 18…測定指示部 19…フラグメモリ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01R 31/00 G01R 23/16 G01R 27/28 G01D 21/00 G06F 3/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 任意のタイミングで順不同に入力される
    複数のパラメータにおける各々の最新情報を記憶するパ
    ラメータメモリ(15a 〜15c )と、 測定条件算出指令が操作入力したときのみ、前記パラメ
    ータメモリに記憶されている複数のパラメータにおける
    各々の最新情報に基づいて測定条件を算出する測定条件
    算出手段(16)と、 この算出された測定条件を記憶する測定条件メモリ(1
    1)と、 この測定条件メモリに記憶されている測定条件を用いて
    測定対象に対する測定を実施する測定部(12)とを備え
    た測定装置。
  2. 【請求項2】 任意のタイミングで順不同に入力される
    複数のパラメータにおける各々の最新情報を記憶するパ
    ラメータメモリ(15a 〜15c )と、 このパラメータメモリに記憶されている各パラメータが
    更新されたことを示す更新フラグを記憶するフラグメモ
    リ(19)と、 測定開始指令が入力したとき、前記フラグメモリに更新
    フラグが記憶されていると、前記パラメータメモリに記
    憶されている複数のパラメータにおける各々の最新情報
    に基づいて測定条件を算出する測定条件算出手段(16)
    と、 測定条件を記憶する測定条件メモリ(11)と、 前記測定条件算出手段で算出された測定条件で前記測定
    条件メモリに記憶されている測定条件を更新する測定条
    件更新手段(17)と、 この更新後の測定条件を用いて前記測定対象に対する測
    定を実施する測定部(12)とを備えた測定装置。
  3. 【請求項3】 任意のタイミングで順不同に入力される
    複数のパラメータに基づく測定条件を記憶する測定条件
    メモリ(11)を有し、入力される測定開始指令に応じ
    て、前記測定条件メモリにて記憶されている測定条件を
    用いて測定対象に対する測定を実施する測定装置におい
    て、 前記入力される複数のパラメータにおける各々の最新情
    報を記憶するパラメータメモリ(15a 〜15c )と、 測定条件算出指令が操作入力したときのみ、前記パラメ
    ータメモリに記憶されている複数のパラメータにおける
    各々の最新情報に基づいて測定条件を算出する測定条件
    算出手段(16)と、 この算出された測定条件で前記測定条件メモリに記憶さ
    れている測定条件を更新する測定条件更新手段(17)
    と、 前記測定開始指令が入力したとき、前記測定条件メモリ
    に記憶されている更新後の測定条件を用いて前記測定対
    象に対する測定を実施する測定部(12)とを備えた測定
    装置。
  4. 【請求項4】 任意のタイミングで順不同に入力される
    複数のパラメータに基づく測定条件を記憶する測定条件
    メモリ(11)を有し、入力される測定開始指令に応じ
    て、前記測定条件メモリにて記憶されている測定条件を
    用いて測定対象に対する測定を実施する測定装置におい
    て、 前記入力される複数のパラメータにおける各々の最新情
    報を記憶するパラメータメモリ(15a 〜15c )と、 このパラメータメモリに記憶されている各パラメータが
    更新されたことを示す更新フラグを記憶するフラグメモ
    リ(19)と、 前記測定開始指令が入力したとき、前記フラグメモリに
    更新フラグが記憶されていると、前記パラメータメモリ
    に記憶されている複数のパラメータにおける各々の最新
    情報に基づいて測定条件を算出する測定条件算出手段
    (16)と、 この算出された測定条件で前記測定条件メモリに記憶さ
    れている測定条件を更新する測定条件更新手段(17)
    と、 この更新後の測定条件を用いて前記測定対象に対する測
    定を実施する測定部(12)とを備えた測定装置。
  5. 【請求項5】 前記測定条件更新手段は、前記測定条件
    算出手段で算出された測定条件で前記測定条件メモリに
    記憶されている測定条件を更新するとともに、前記更新
    フラグを解除することを特徴とする請求項4記載の測定
    装置。
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