JP2940737B2 - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2940737B2
JP2940737B2 JP13796492A JP13796492A JP2940737B2 JP 2940737 B2 JP2940737 B2 JP 2940737B2 JP 13796492 A JP13796492 A JP 13796492A JP 13796492 A JP13796492 A JP 13796492A JP 2940737 B2 JP2940737 B2 JP 2940737B2
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side plate
wall
glass
showcase
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弘 長沼
勉 柴宮
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前面に開口部を有した
断熱壁の左右両側面を側板にて覆ったショーケースに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種ショーケースは、例えば実公
昭61−6823号公報(A47F3/00)、或いは
特公平3−30073号公報(F25D23/06)に
示されるように、前面に開放した断面略コ字状の断熱壁
の両側にガラスを具備した側板を取り付けて本体を構成
し、内部の貯蔵室を冷蔵若しくは冷凍温度に冷却して貯
蔵室内の食品等の商品を展示保存すると共に、前面の開
口部より商品の取り出し及び収納を行うように構成して
いる。
【0003】図5乃至図7において係る従来のショーケ
ースの側板100の構造につき説明する。図5は従来の
側板100の斜視図、図6は図5のC−C線断面図、図
7は図5のD−D線断面図をそれぞれ示している。側板
100は鋼板製の外面材101及び内面材102の端縁
をステンレス鋼板を屈曲形成したエンドトリム103に
て接続し、各外面材101、内面材102及びエンドト
リム103にて囲繞される空間に発泡ポリウレタン等の
断熱材104を現場発泡方式にて充填することにより構
成されており、エンドトリム103の前面は上下方向に
おける中央部が後方に後退して、そこに透視用ガラス1
05が嵌め込まれている。ガラス105の前面にはガラ
スサッシ106が嵌合されており、このガラスサッシ1
06によってガラス105は側板100に固定されてい
る。これによって、上下方向の中央部においてはガラス
サッシ106が側板100の前面を構成し、その上下に
おいては、エンドトリム103が側板100の前面を構
成することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】係る側板100の前面
はショーケースの最前部に位置することになる関係上、
側板100の前面と顧客或いは商品の接触する機会は多
い。このとき、ショーケースの貯蔵室内は前述の如く低
温に冷却されており、また、エンドトリム103はステ
ンレス製で熱伝導が良好なものであるから、貯蔵室内の
冷気によって冷やされ、外気が多湿の状態ではエンドト
リム103の前面に結露が生じ易い。係る結露が生じる
と、前述の如き接触によって顧客の衣服や商品が濡れて
しまい、不快感を与える問題がある。
【0005】また、エンドトリム103はステンレス製
であるから硬質であり、従って、卵や瓶入り飲料等の商
品との衝突による商品の破損事故が発生し易い。更に、
エンドトリム103は後方を断熱材104により強固に
支えられ、また、ガラス105にはガラスサッシ106
が直接嵌合しているため、エンドトリム103やガラス
サッシ106に商品搬送用のカート等が衝突すると、エ
ンドトリム103が変形したり、ガラス105が割れて
しまう問題があった。
【0006】本発明は係る従来の課題を解決するために
成されたものであり、側板前面の結露及び衝突による破
損を防止したショーケースを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明のショーケ
ース(オープンショーケース)1は前面に商品を納出す
るための開口部3を形成した断熱壁4と、この断熱壁4
の左右両側面を覆う一対の側板2、2とを具備したもの
であり、柔軟性を有した樹脂製の前面カバー16を側板
2に取り付け、側板2の前面を上下に渡って被覆したこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明によれば側板2の前面を被覆した前面カ
バー16は従来のステンレス製エンドトリムに比して断
熱性が高いので、前面カバー16への結露は生じ難く、
従って、顧客や商品が側板2前面の結露によって濡れる
ことを防止できる。また、樹脂製前面カバー16はステ
ンレス製エンドトリムに比して顧客に冷たさを感じさせ
ず、購買意欲向上に寄与する。更に、前面カバー16は
柔軟性を有しているので、商品が衝突しても壊れにく
く、また、カート等の衝撃も緩和するので、側板2自体
の変形も防止できると共に、特にガラス13を具備する
ものの場合には当該ガラス13の破損も防止できる。
【0009】
【実施例】次に、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明のショーケースの実施例としてのオー
プンショーケース1の側板2の斜視図、図2はオープン
ショーケース1の斜視図、図3は図1のA−A線断面
図、図4は図1のB−B線断面図をそれぞれ示してい
る。図2において、オープンショーケース1は例えば冷
蔵食品等の商品を冷却展示するための冷蔵ショーケース
であり、前方の開口部3にて開放する断面略コ字状の断
熱壁4と、その左右両側面を覆うように取り付けられた
一対の側板2、2とから本体を構成されている。オープ
ンショーケース1の庫内には商品を展示する貯蔵室6が
形成され、貯蔵室6内には複数段の棚7が架設されて商
品の展示に供される。このオープンショーケース1の貯
蔵室6内には図示しない冷却器から冷気が供給されて所
定の冷蔵温度とされる。
【0010】図1、図3及び図4において、前記側板2
は鋼板製の外面材8及び内面材9の端縁をステンレス鋼
板を屈曲形成したエンドトリム11にて接続し、各外面
材8、内面材9及びエンドトリム11にて囲繞される空
間に発泡ポリウレタン等の断熱材12を現場発泡方式に
て充填することにより構成されている。エンドトリム1
1の前面は上下方向における中央部が後方に後退してお
り、そこにパッキン14を介して透視用ガラス13が嵌
め込まれる。
【0011】係る側板2の前面には塩化ビニル等の柔軟
性を具備した合成樹脂の押出成形にて構成された前面カ
バー16を上下に延在して取り付けられる。この前面カ
バー16は図3及び図4に示すように複数状の縦縞を形
成した前壁17と、この前壁17の後方に空間18を存
して形成した区画壁19と、この区画壁19より後方に
延びた内面壁21と、この内面壁21よりも後方に延び
た外面壁23と、区画壁19中央部より内面壁21と同
じ位置まで後方に突出した当接壁22とを具備してい
る。前記区画壁19前面には一対の保持辺24、26が
前方に突出形成され、この保持辺24、26間には上下
に延在する鋼板製の補強材27が挿入保持されており、
この補強材27は前面カバー16よりも上下に突出して
いる。
【0012】前面カバー16を側板2前面に取り付ける
際には、前面カバー16を側板2前面に対応させた状態
で、前面カバー16より上下に突出する前記補強材27
の上下端部をエンドトリム11にネジ止めし、このネジ
止め部分はその後、上下のコーナー飾り28、29によ
って被覆する。このように取り付けられた前面カバー1
6の内面壁21及び当接壁22はガラス11の上下にお
いては図4の如くエンドトリム11前面に当接する。ま
た、外面壁23内面の当接壁22後端と同じ位置には係
合壁31が突出形成されており、この係合壁31もエン
ドトリム11前面に当接する。
【0013】また、ガラス11の部分においては、内面
壁21と当接壁22の間にガラス11の前端部が進入
し、更に、後面カバー32が当接壁22と係合壁31に
係合してガラス11と外面壁23間に取り付けられる。
これによってガラス11前端部は前面カバー16によっ
て区画壁19と少許間隔34を存した状態で保持される
ことになる。
【0014】ここで、前面カバー16下端部のコーナー
飾り29はオープンショーケース1の断熱壁4の前壁4
Aに設けられた前面バンパー36両側方に対応して、そ
の両端部を被覆する。また、コーナー飾り29からは外
面材8の外面に側面バンパー37が後方に延在して取り
付けられており、コーナー飾り29はこの側面バンパー
37の前端部も被覆する。これによって側面バンパー3
7は前面バンパー36と共に一連のバンパーを構成する
ことになる。尚、側面バンパー37の後端は終端部品3
8によって被覆される。また、39は側板2下端に設け
た下部バンパーである。
【0015】このように前面カバー16は側板2の前面
を上下全域に渡って被覆して取り付けられるので、その
前壁17はオープンショーケース1の最前部に位置する
ことになる。しかしながら、前面カバー16は熱伝導性
の悪い、即ち、断熱性の高い合成樹脂にて構成されてい
るので、貯蔵室6内の冷気によっても冷やされ難く、そ
の表面の温度も低くなり難い。従って、外気が多湿状態
であっても前面カバー16の表面には結露が生じ難くな
り、結露により顧客や商品が濡れることが防止されると
共に、顧客に対して温かい印象を与えることができる。
【0016】また、前面カバー16は柔軟性を有してい
るので、ガラス瓶や卵等の商品を誤って当接させてしま
った場合にも、その衝撃を緩和することができ、割れや
すい商品の破損事故を減少させることができる。逆に、
前面カバー16に商品搬送用のカート等が衝突した場合
にも、その柔軟性によって衝突時の衝撃を吸収し復元す
るので、衝撃が内外面材9、8及びガラス11に直接加
わらなくなり、それらの変形や破損が発生し難くなる。
特に、前壁17後方には空間18が形成され、ガラス1
1前端部と区画壁19間にも間隔34が構成されている
ので、前記衝撃が加えられた場合に、前壁17或いは区
画壁19は後方に変形することができようになり、一層
良好に衝撃を吸収できるようになっている。また、前面
カバー16はガラス11の固定を兼ねるので、従来の如
きガラスサッシを不要とすることも可能となる。
【0017】尚、実施例では従来同様にエンドトリム1
1を具備した側板2に本発明を適用したが、それに限ら
れるものではなく、断熱材12の発泡空間を形成できる
ものであれば他の樹脂部品等によっても構成可能である
ことは云うまでもない。また、実施例ではガラス13を
具備した側板2に本発明を適用したが、ガラス13の無
いものであっても本発明は有効である。
【0018】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明によれば側板
の前面を樹脂性の前面カバーにより被覆しており、この
前面カバーは従来のステンレス製エンドトリムに比して
断熱性が高いので、顧客や商品が側板前面の結露によっ
て濡れることを防止することができる。また、樹脂製の
前面カバーはステンレス製エンドトリムに比して顧客に
冷たさを感じさせず、購買意欲の向上にも寄与する。更
に、前面カバーは柔軟性を有しているので、商品が衝突
しても当該商品が壊れにくく、また、カート等の衝撃も
吸収するので、側板自体の変形を防止することができ、
特にガラスを具備するものの場合には当該ガラスの破損
も防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケースの実施例としてのオープ
ンショーケースの側板の斜視図である。
【図2】本発明のショーケースの実施例としてのオープ
ンショーケースの斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB−B線断面図である。
【図5】従来のショーケースの側板の斜視図である。
【図6】図5のC−C線断面図である。
【図7】図5のD−D線断面図である。
【符号の説明】
1 オープンショーケース 2 側板 3 開口部 4 断熱壁 16 前面カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25D 21/04 A47F 3/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に商品を納出するための開口部を形
    成した断熱壁と、該断熱壁の左右両側面を覆う一対の側
    板とを具備したショーケースにおいて、柔軟性を有した
    樹脂製の前面カバーを前記側板に取り付け、該側板の前
    面を上下に渡って被覆したことを特徴とするショーケー
    ス。
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JP2010057807A (ja) * 2008-09-05 2010-03-18 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース

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