JP2940733B2 - コーヒーブルーワ - Google Patents

コーヒーブルーワ

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JP2940733B2
JP2940733B2 JP3275610A JP27561091A JP2940733B2 JP 2940733 B2 JP2940733 B2 JP 2940733B2 JP 3275610 A JP3275610 A JP 3275610A JP 27561091 A JP27561091 A JP 27561091A JP 2940733 B2 JP2940733 B2 JP 2940733B2
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JP
Japan
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hot water
coffee
temperature
extraction
tank
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正博 小林
成機 杉山
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Sanyo Denki Co Ltd
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Sanyo Denki Co Ltd
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  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コーヒーを抽出するコ
ーヒーブルーワに関する。
【0002】
【従来の技術】従来コーヒーを抽出するコーヒーブルー
ワにおいては、給湯タンクに貯えられた湯を通常サイフ
ォン現象を利用してコーヒー粉に注いでコーヒーを抽出
している。このようなコーヒーブルーワでは、コーヒー
を抽出するため給湯タンク内の湯の温度がコーヒー抽出
適温(通常84度)になると、適温ランプが点灯し、コ
ーヒーの抽出が可能な状態となったことを知らせる。
【0003】この後、コーヒーを抽出するための抽出ス
イッチを押すと、サイフォン現象により給湯タンクから
適温の湯がコーヒー粉に注がれ、味の良いコーヒーが抽
出される。なお、抽出スイッチが押されるとタイマが作
動し、一定の時間が経過すると、次のコーヒー抽出のた
め、水が新たに給湯タンク内に給水されると共に給湯タ
ンク内の湯がヒータにより加熱される。
【0004】そして、給湯タンク内の湯温が適温となっ
たならば再び適温ランプが点灯し、適温のコーヒーの抽
出が可能な状態となったことを知らせるようにしてい
る。ここで、次のコーヒー抽出の準備をコーヒーの抽出
が終了した時点ではなくタイマを利用して一定の時間が
経過した後に行うのは、コーヒー抽出を行うサイフォン
現象の終了時間を正確に知ることが難しく、コーヒーの
抽出が終了時点が不明確であるためである。
【0005】このため、例えば約2分30秒以内でコー
ヒーの抽出が終了すると推定されるコーヒーブルーワに
おいては、抽出スイッチが押されて2分30秒経過した
後にコーヒー抽出準備を行うようタイマが設定されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のコーヒーブルーワにおいて、コーヒーの抽出を行
う際、給湯タンクに水を入れてサイフォン現象を発生さ
せるため、給湯タンク内の湯温が下降する。通常は次の
コーヒー抽出が行われるまでに湯はヒータにより加熱さ
れるため、給湯タンク内の湯温は適温以上(通常90度
から93度)の設定温度に保たれるが、連続してコーヒ
ーの抽出が行われると湯温が次第に下降してくる。
【0007】そして、湯温が84度付近まで下降する場
合がある。この場合でも、湯温が84度以上あることか
ら適温ランプが点灯するが、この状態でコーヒーの抽出
が行われると最初のうちは84度以上の湯がコーヒー粉
に注がれるが、やがて84度以下の湯がコーヒー粉に注
がれることがあり、味の良いコーヒーが抽出できなくな
る場合がある。
【0008】このように、連続してコーヒーを抽出した
場合、加熱時間が充分に取れないため適温ランプが点灯
しても味の良いコーヒーが抽出できないという問題点が
あった。また、特にコーヒーブルーワを長期間使用した
り、Ca分を多く含んだ水を使用したりした場合には、
ヒータにスケールが付着しヒータの熱伝導能力が低下す
るため、水の加熱には更に時間がかかるという問題点が
あった。
【0009】本発明は、連続してコーヒーを抽出した場
合でも味の良いコーヒーを抽出できるコーヒーブルーワ
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、給湯タンク内
の湯を加熱するヒータと、このヒータにより加熱された
湯がコーヒー抽出適温となったことを検知する温度セン
サと、コーヒー抽出の所要時間を任意に設定可能に構成
されたタイマと、このタイマにより設定された前記所要
時間が経過した後前記給湯タンク内の湯温が前記コーヒ
ー抽出適温となると前記温度センサの出力により点灯す
る適温ランプとを備えたものである。
【0011】
【作用】この構成により、任意に設定されたタイマのコ
ーヒー抽出の所要時間を延ばすことができ、これにより
適温サーモスタットが湯温が適温となったことを検知し
ても適温ランプを直ぐには点灯させず、ヒータによる湯
の加熱時間を延ばすことにより給湯タンク内の湯温を上
昇させることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例に係るコーヒー
ブルーワの斜視図、図2はその要部断面図である。図1
において、1aは電源スイッチ、1bはコーヒー抽出ス
イッチ、2は設定時間の変更が可能なタイマ、3は湯温
が適温になったことを知らせる適温ランプである。
【0014】図2において、4はシスタンタンク5に給
水するための給水弁、6はシスタンタンク5の水を貯湯
タンク7に給水するための抽出弁である。なお、8はシ
スタンタンク5が満水となれば給水弁4を閉じ、水位が
下がれば給水弁4を開く動作を繰り返すことによりシス
タンタンク5の水位をコントロールするシスタンタンク
フロートスイッチである。
【0015】9aは、貯湯タンク7内の水位が感知レベ
ルSW1まで達すると、抽出弁6を閉じ、貯湯タンク7
への給水を終了する第1タンク水位センサ、9bは貯湯
タンク7の水位が感知レベルSW2まで達すると、後述
する抽出パイプにサイホンを形成するため、それから約
3〜4秒後に抽出弁6を閉じ貯湯タンク7への給水を終
了する第2タンク水位センサである。なお、抽出弁6が
閉じられると同時にタイマ2がスタートする。
【0016】10は貯湯タンク7内の湯を加熱するタン
クヒータ、11aは貯湯タンク7の壁面の温度を検出
し、貯湯タンク7内の湯温が抽出適温となったときに適
温ランプ3を点灯させる適温サーモスタット、11bは
貯湯タンク7内の湯温を設定温度に保つためタンクヒー
タ10の通電を制御する湯温サーモスタット、11cは
空だきを検知するための過温防サーモスタットである。
【0017】ここで、適温サーモスタット11aと、タ
イマ2及び適温ランプ3とは、図3に示すようにタイマ
3の設定時間が経過した後、適温サーモスタット11a
が湯温が適温であることを検知したときに適温ランプ3
が点灯するように構成されており、タイマ3の設定時間
を変化させることにより、適温ランプ3の点灯時期を変
化させるようにしている。
【0018】12は、サイホン現象を利用して貯湯タン
ク7内の湯を先端に設けられた散水板13を介して図示
しないコーヒー粉に注ぐための抽出パイプ、12aはサ
イホン現象の終了時点を変化させてコーヒー粉に注ぐ湯
の量を調整する湯量調整パイプである。
【0019】次に、このように構成されたコーヒーブル
ーワの加熱動作について説明する。
【0020】コーヒーの抽出を行うためコーヒーブルー
ワの電源スイッチ1aをオンにすると、給水弁4及び抽
出弁6が開き、シスタンタンク5を通じ、貯湯タンク7
に給水され、貯湯タンク7内の水位L1が上昇してく
る。
【0021】この時、シスタンタンク5の水位L2はシ
スタンタンクフロートスイッチ7によりコントロールさ
れ、シスタンタンク5が満水となれば給水弁4を閉じ、
水位L2が下がれば給水弁4を開く動作を繰り返す。な
お、抽出弁6は開いた状態を維持するため、貯湯タンク
7への給水は続けられる。
【0022】貯湯タンク7への給水が続けられ、貯湯タ
ンク7内の水位L1が第1タンク水位センサ9aの感知
レベルSW1まで達すると、第1タンク水位センサ9a
が水位L1を感知し、抽出弁6を閉じ貯湯タンク7への
給水が終了する。これと同時に、タンクヒータ10に通
電され、湯温が上昇し抽出準備状態に入る。なお、給水
弁4はシスタンタンク5が満水となり次第閉じられる。
【0023】この後、貯湯タンク7の湯温が抽出適温ま
で上昇したことを適温サーモスタット11aが感知する
と、適温ランプ3が点灯し、抽出可能状態となったこと
を表示する。この状態は、コーヒー抽出スイッチ1bが
押されるまで維持される。なお、適温ランプ3が点灯し
た後も、湯はタンクヒータ10により設定温度まで加熱
される。
【0024】次に、コーヒー抽出スイッチ1bが押され
ると、抽出弁6が開き、シスタンタンク5の水が貯湯タ
ンク7に給水され貯湯タンク7の湯の水位L1が上昇す
る。そして、水位L1が第2タンク水位センサ9bの感
知レベルSW2まで達すると、第2タンク水位センサ9
bが水位L1を感知し、それから約3〜4秒後に抽出弁
6を閉じ、貯湯タンク7への給水が終了する。
【0025】この約3〜4秒間に湯が抽出パイプ12の
最上部まで達し、抽出パイプ12において、サイフォン
が形成され、このサイフォン現象により抽出弁6が閉じ
られても貯湯タンク7の湯は、抽出パイプ12を経由し
て散水板13から、図示しないコーヒー粉に散水され
る。なお、抽出弁6を閉じると同時にタイマ2が入る。
【0026】その後、散水を続けるにつれ、図4に示す
ように貯湯タンク7の水位L1が下降し、やがて水位L
1が湯量調整パイプ12aの先端まで下がると、湯量調
整パイプ12aの先端から空気が入り、サイフォン現象
が消滅し、散水が終了する。なお、抽出が終了しても、
タイマー設定時間が経過するまでは抽出弁6は閉じられ
たままである。
【0027】やがて、タイマー設定時間が経過すると抽
出弁6が開き、シスタンタンク5の水が貯湯タンク7へ
給水され貯湯タンク7の湯の水位L1が上昇する。そし
て、貯湯タンク7内の水位L1が第1タンク水位センサ
9aの感知レベルSW1まで達すると、第1タンク水位
センサ9aが水位L1を感知し、抽出弁6を閉じ貯湯タ
ンク7への給水が終了する。これと同時に、タンクヒー
タ10に通電され、湯温上昇が開始され、適温ランプ3
が点灯し、再び抽出準備状態に入ったことを知らせる。
【0028】この後、コーヒーの抽出を連続して行う
と、貯湯タンク7の湯温が次第に下降して行き、やがて
84度付近にまで下降する。しかし、このような状態で
も、湯温は84度を超えているためタイマー設定時間が
経過すると、適温ランプ3が点灯する。この時、コーヒ
ーの抽出を行うと、最初は84度以上の湯が注がれる
が、やがて84度以下の湯が注がれる場合がある。
【0029】この場合には、タイマ2を手動により操作
して設定時間を延ばす。これにより、コーヒーの抽出準
備を開始する時間が延びるため、湯温は84度を超えて
いてもそのタイマ2の設定時間が延びた分適温ランプ3
は点灯しない。このため、コーヒー抽出スイッチ1bは
押されることはなく、湯は長時間加熱されることとな
り、湯温は84度を大きく超えることになる。
【0030】このように、連続してコーヒーを抽出する
場合、抽出された湯温が適温よりも低くなると、タイマ
ーの設定時間を延ばすことによりタンクヒータ10の通
電時間を延ばし湯温を上昇させる。また、コーヒーを連
続して抽出しない場合でも、長期間使用したり、Ca分
を多く含んだ水を使用したりした場合は、ヒータにスケ
ールが付着しヒータの熱伝導能力が低下するため、加熱
時間を延ばす必要がある。この場合でも、このタイマー
設定時間を手動により延ばすことにより、タンクヒータ
10の通電時間を延ばし湯温を適温まで上昇させること
ができる。
【0031】なお、実験の結果、ヒータの熱伝導能力が
20パーセント低下した場合には、タイマの設定時間を
約1分、40パーセント低下した場合には約2分延ばす
ことにより、適温の湯が得られ、味の良いコーヒーを抽
出することができる。
【0032】このように、コーヒーの抽出間隔を制御し
ているタイマの設定時間を可変にすることにより、抽出
間隔を長くして湯の加熱時間を長くすることにより、適
温の湯を常にコーヒー粉に注ぐことができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、任意に設
定されたタイマのコーヒー抽出の所要時間を延ばすこと
ができ、これにより適温サーモスタットが湯温が適温と
なったことを検知しても適温ランプを直ぐには点灯させ
ず、ヒータによる湯の加熱時間を延ばすことにより給湯
タンク内の湯温を上昇させることができる。このように
することにより、連続してコーヒーを抽出した場合でも
味の良いコーヒーを抽出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るコーヒーブルーワの斜
視図。
【図2】上記コーヒーブルーワの要部断面図。
【図3】上記コーヒーブルーワのタイマ、適温サーモス
タット及び適温ランプの関係を示す図。
【図4】上記コーヒーブルーワの水位の変化を示す図。
【符号の説明】
2 タイマ 3 適温ランプ 7 貯湯タンク 10 タンクヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 31/10 A47J 31/56

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯タンク内の湯を加熱するヒータと、
    このヒータにより加熱された湯がコーヒー抽出適温とな
    ったことを検知する温度センサと、コーヒー抽出の所要
    時間を任意に設定可能に構成されたタイマと、このタイ
    マにより設定された前記所要時間が経過した後前記給湯
    タンク内の湯温が前記コーヒー抽出適温となると前記温
    度センサの出力により点灯する適温ランプとを備えたこ
    とを特徴とするコーヒーブルーワ。
JP3275610A 1991-10-23 1991-10-23 コーヒーブルーワ Expired - Lifetime JP2940733B2 (ja)

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JPH05111435A JPH05111435A (ja) 1993-05-07
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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ITMO20040202A1 (it) * 2004-07-30 2004-10-30 Illycaffe Spa Metodi ed apparati per ottenere bevande.
JP6210408B2 (ja) * 2013-07-31 2017-10-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 飲料ディスペンサ

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JPH05111435A (ja) 1993-05-07

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