JP3054422U - 貯湯式電気湯沸器 - Google Patents

貯湯式電気湯沸器

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JP3054422U
JP3054422U JP1998004151U JP415198U JP3054422U JP 3054422 U JP3054422 U JP 3054422U JP 1998004151 U JP1998004151 U JP 1998004151U JP 415198 U JP415198 U JP 415198U JP 3054422 U JP3054422 U JP 3054422U
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文広 吉川
大貴 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常時、使用者に適温の湯を供給すると共に、
出湯効率を良好にし、それに、湯槽内の湯がオーバーフ
ローするのを防止し、更に、省エネルギー効果を著しく
図る。 【解決手段】 水を加熱して貯湯する湯槽2と、この湯
槽2の下部に配して前記水を加熱する発熱体1と、前記
湯槽2へ給水するための給水管8と、前記湯槽2内の湯
温を検出する温度センサ5と、前記湯槽2内の水位や湯
温を適宜調節する制御装置11と、この制御装置11か
らの信号で前記給水管8から前記湯槽2への給水路を適
宜開閉する給水弁6とを備え、前記制御装置11は、前
記湯槽2内の水位を検出する水位センサを前記湯槽2内
の適宜位置に 1個又は複数個設けることによって、湯温
を設定温度から設定温度下限の温度変化内に抑えながら
水位制御するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、主に会社、事務所、病院、公共設備等の給湯器として、或いは給茶 器、自動販売機等の湯沸装置として使用される貯湯式電気湯沸器に関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の貯湯式電気湯沸器は、図4に示すように、大気開放式であって 、湯槽21内の上部に水位制御用のボールタップ22と温度制御用のサーモスタ ット23とを取付け、且つ湯槽21内の下部に発熱体24を取付け、そして、湯 槽21内に水を貯えて、この水を発熱体24で沸かし、温度制御はサーモスタッ ト23で自動的に行い、水位制御はボールタップ22で別個に自動的に行う方式 が採用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、従来の方式は、サーモスタット23で温度を自動的に調節し、且つ ボールタップ22で水位を自動的に満水状態に保たれる利点はあるが、水位制御 と温度制御とを別個に行っているため、蛇口を開けて給湯管25から給湯すると 、湯温に関係なく、ボールタップ22が下がって、即座に湯槽21内に給水され ることから、湯が水で薄まり、湯を常時適温に保つことができなかった。
【0004】 そのことから、給水による湯温の低下を極力抑えるために、湯槽21内に導水 管26を取付けて、ボールタップ22から吐き出される水を湯槽21内の底部に 導いて上層部にある湯との混合を極力抑えるように工夫されてはいるが、それで も、湯を一度に多量に使用すると、これと同等の多量の水が湯槽21内に供給さ れるため、湯の温度が大幅に低下し、次に飲用に適する湯温まで沸かし上がるま で時間がかかる欠点があった。
【0005】 また、湯槽21内の貯湯量や発熱体24のヒーター容量から測定しても、出湯 効率が悪かった。それに、前記ボールタップ22は、水圧の違いで、水位が変わ りやすいことから、湯槽21内の湯が溢水管27からオーバーフローする虞があ った。
【0006】 更に、従来の方式では、例えば、通常の事務所や会社の定時終業時間を午後 5 時とすると、使用する分だけ水が足され、ぬるくなってしまうので、その分を沸 かし上げる必要が生じるが、従来の方式では、常に満水になるように制御されて いるため、その日のタイマオフ時間から翌日のタイマオン時間までの間、沸かし 上げられた全量(満水状態)の熱量を無駄に放熱していた。
【0007】 そこで、本考案の課題は、上述のような観点に鑑みて案出されたもので、水位 制御と温度制御とを一体に考えて、従来使用していた水位制御用のボールタップ を省いて、電極と電磁弁とで湯の温度を適温に保ちながら水位を制御できるよう にして、常時、使用者に適温の湯を供給できるようにすると共に、出湯効率を良 好にし、それに、水圧の違いによって、湯槽内の湯がオーバーフローするのを防 止できるようにし、更に、省エネルギー効果を著しく図れるような貯湯式電気湯 沸器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の貯湯式電気湯沸器は、上述のような課題を解決するために、水を加熱 して貯湯する湯槽と、この湯槽の下部に配して前記水を加熱する発熱体と、前記 湯槽へ給水するための給水管と、前記湯槽内の湯温を検出する温度センサと、前 記湯槽内の水位や湯温を適宜調節する制御装置と、この制御装置からの信号で前 記給水管から前記湯槽への給水路を適宜開閉する給水弁とを備え、前記制御装置 は、前記湯槽内の水位を検出する水位センサを前記湯槽内の適宜位置に 1個又は 複数個設けることによって、湯温を設定温度から設定温度下限の温度変化内に抑 えながら水位制御するようにしたものである。
【0009】 また、前記水位センサを湯槽内に流入或いは湯槽内から流出する水量を検出す る水量センサとし、これを給水側と給湯側との両方、或いはいずれか一方に設け たものである。
【0010】 それに、前記湯槽外の給水側に、安全装置として逆流を防ぐための逆止弁と、 水圧の高低に拘わらず、一定の流量にするための定流量弁又は減圧弁との両方、 或いはいずれか一方を設けたものである。
【0011】 更に、前記湯槽内の上部に設けられた上限水位センサとしての上限水位電極の 上側に、この上限水位電極と給水弁の安全装置として溢水を検出する溢水検出電 極を設けたものである。
【0012】 更に、前記制御装置に、湯槽内の水位制御及び温度制御の時間帯を設定するタ イマ機能を内蔵したものである。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態として、主に会社、事務所、病院、公共設備等の給 湯器として、或いは給茶器、自動販売機等の湯沸装置として使用する状態を図面 に基づいて説明する。
【0014】 本考案の貯湯式電気湯沸器は、図1乃至図3に示すように、水を加熱して貯湯 する湯槽2と、この湯槽2の下部に配して前記水を加熱する発熱体1と、前記湯 槽2へ給水するための給水管8と、前記湯槽2内の湯温を検出する温度センサ5 と、前記湯槽2内の水位や湯温を適宜調節する制御装置11と、この制御装置1 1からの信号で前記給水管8から前記湯槽2への給水路を適宜開閉する給水弁6 とを備え、前記制御装置11は、前記湯槽2内の水位を検出する水位センサを前 記湯槽2内の適宜位置に 1個又は複数個設けることによって、湯温を設定温度か ら設定温度下限の温度変化内に抑えながら水位制御するように形成する。
【0015】 即ち、本考案の貯湯式電気湯沸器は、図1に示すように、湯槽2内の底部中央 部にヒーター等による発熱体1を設け、且つ湯槽2内の下部には前記下限水位セ ンサとして空焚き防止電極3と湯温検出用の温度センサ5とを設け、湯槽2内の 上部には前記上限水位センサとしての上限水位電極4を設け、この上限水位電極 4の上側には、この上限水位電極4と給水弁6の安全装置として溢水を検出する 水位センサとして溢水検出電極7が設けられている。
【0016】 また、前記湯槽2外の底部と給水管8との間には、前記給水弁6としての電磁 弁と、水圧の高低に拘わらず、一定の流量にするための定流量弁又は減圧弁9と 、安全装置として逆流を防ぐための逆止弁10とが順次連設されている。
【0017】 それに、前記発熱体1、空焚き防止電極3、上限水位電極4、溢水検出電極7 、温度センサ5、給水弁6には、湯槽2内の水位が空焚き防止電極3、上限水位 電極4、溢水検出電極7等の位置に達したことを検出して発熱体1をON、OF Fしたり、或いは湯槽2内の湯温を検出して給水管8から湯槽2への給水路を適 宜開閉したりして適宜調節して、湯温を設定温度から設定温度下限の温度変化内 に抑えながら水位制御する制御装置11が接続されている。
【0018】 図中の符号12は湯槽2内の水位が異常に高くなるのを防止するために、上端 が前記溢水検出電極7より若干高くなるように湯槽2内に配置した溢水管であり 、符号13は上端が前記発熱体1より若干高くなるように湯槽2内に配置した給 湯管である。
【0019】 また、前記水位センサを湯槽2内に流入或いは湯槽2内から流出する水量を検 出する水量センサ14とし、これを給水側の給水管8と給湯側の給湯管13との 両方、或いはいずれか一方に設けても良い。
【0020】 それに、前記制御装置には、湯槽2内の水位制御及び温度制御の時間帯を設定 するタイマ機能が内蔵されている。即ち、例えば、午後 4時までのタイマ設定と しておいて、午後 4時から 5時までは、通電を停止しておいても、水の補給をし ないので、その間に使用された分だけ水位が下がるだけで、湯温は自然放熱分し か低下しないため、飲用に適する湯温を保持できるし、その間、無駄に全量を沸 かさないで済むのである。
【0021】 更に、前記制御装置11には湯量不足告知機能が内蔵されている。即ち、この 湯量不足告知機能は、一度に湯を大量に使用されて、給水が追いつかない場合に は、次第に水位が低下し、最後には給湯口から湯が出なくなるが、その場合、警 報ブザーで使用者に湯量不足を知らせたり、或いはLEDランプの点滅、湯量不 足マークの点滅、音声のガイダンス等の警告表示で使用者に湯量不足を告知した りするものである。
【0022】 更に、前記制御装置11には強制給水機能が内蔵されている。即ち、この強制 給水機能は、お客さんの事情で多少ぬるくてもいいから、とにかく連続して大量 の湯を使用したいという場合に対処する機能として、強制給水操作キーを連続し て 3秒間押し続けることによって、その時の湯温に関係なく満水位まで強制的に 給水するものである。
【0023】 そして、沸かし上げ動作は、図1及び図2に示すように、先ず、空焚き防止 電極3まで給水弁6としての電磁弁で給水して、この給水を一旦停止し、ここで 、水位が空焚き防止電極3の位置に達したことを制御装置11が検出して、発熱 体1に通電して加熱を開始し、次に、湯槽2内の湯温が温度センサ5で検出して 設定温度(略95度前後)近傍(設定温度の− 1度の略94度前後)まで上昇すると 、給水弁6としての電磁弁で給水を開始し、湯温が設定温度(略95度前後)下限 (設定温度の− 3度の略92度前後)に低下したら、また、給水を停止する。こ の時、水位が空焚き防止電極3以上で、且つ上限水位電極4未満の時は、常に発 熱体1がON状態になるようにしておいて、それ以降、発熱体1で湯温を設定温 度近傍に上昇させる動作と、給水弁6としての電磁弁で湯温が設定温度下限に低 下するまで給水する動作とを繰り返しながら、次第に水位を上昇させて行き、そ の後、水位が上限水位電極4まで到達すると、その時の湯温に関係なく給水を停 止し、一方、発熱体1は、湯温が設定温度まで上昇したところで、温度センサ5 が検出して、制御装置11が加熱を停止するように構成されている。
【0024】 また、保温動作は、図3に示すように、従来の貯湯式電気湯沸器と同様に、 ディファレンシャル(ON/OFFの動作間隙)の温度幅以下に湯温が低下する と、発熱体1をONして設定温度まで沸かし上げる(通常のヒーターのON/O FF運転)。
【0025】 それに、給湯動作は、同じく図2に示すように、蛇口を開けると、給湯管1 3から給湯され、そして、水位が上限水位電極4の末端より下がると、給湯され たことを制御装置11が検出する。この時、この制御装置11は直ちに発熱体1 をON状態にし、ここで湯温が設定温度近傍以上であれば、給水弁6としての電 磁弁で給水を開始し、この給水によって、湯温が設定温度下限に低下したら、給 水を停止する。また、湯温が設定温度近傍以上に上昇したら、給水を開始する (この時、発熱体1もON状態)。それ以降は、前述の沸かし上げ動作と同様 に、水位を徐々に上昇させて行って、水位が上限水位電極4まで到達したところ で、前述の保温動作に移行する。
【0026】 更に、湯温が前述の保温動作のディファレンシャルの温度幅以上であって、 上限水位電極4まで到達していなければ、図2に示すように、追炊動作に移行 する。
【0027】 更に、連続給湯の場合は、前述の給湯動作によって、適温の範囲を保ちなが らの給水なので、給水が追従できず、水位が次第に下がって行き、それでも給湯 を続けると、空焚き防止電極3より水位が下がり、水位が空焚き防止電極3より 下の位置に達したことを制御装置11が検出して、安全のために発熱体1への通 電を停止する(この時、給水は継続)。
【0028】 尚、本考案の貯湯式電気湯沸器は、水位が空焚き防止電極3以上で、且つ上限 水位電極4未満の時は、常に発熱体1がON状態になるようにしておいて、それ 以降は、発熱体1で湯温を設定温度近傍に上昇させる動作と、給水弁6としての 電磁弁で湯温が設定温度下限に低下するまで給水する動作とを繰り返しながら、 次第に水位が上昇させて行くように説明されているが、これに何等限定されるこ となく、湯槽2内に給水弁6としての電磁弁で一定量(例えば 1リットル)ずつ 水を供給しながら、その都度、発熱体1で湯温を設定温度近傍まで上昇させて行 って、次第に水位を上昇させて行くようにしても良い。
【0029】
【考案の効果】
本考案の貯湯式電気湯沸器は、上述のように、水を加熱して貯湯する湯槽2と 、この湯槽2の下部に配して前記水を加熱する発熱体1と、前記湯槽2へ給水す るための給水管8と、前記湯槽2内の湯温を検出する温度センサ5と、前記湯槽 2内の水位や湯温を適宜調節する制御装置11と、この制御装置11からの信号 で前記給水管8から前記湯槽2への給水路を適宜開閉する給水弁6とを備え、前 記制御装置11は、前記湯槽2内の水位を検出する水位センサを前記湯槽2内の 適宜位置に 1個又は複数個設けることによって、湯温を設定温度から設定温度下 限の温度変化内に抑えながら水位制御するようにしたから、使用時には、先ず、 湯槽2内に給水弁6で給水すると、下側の水位センサの位置で給水を一旦停止し 、ここで、発熱体1に通電して加熱を開始し、次に、湯槽2内の湯温を温度セン サ5で検出して設定温度(略95度前後)近傍(設定温度の− 1度の略94度前後) まで上昇すると、給水弁6で給水を開始し、湯温が設定温度(略95度前後)下限 (設定温度の− 3度の略92度前後)まで低下したら、また、給水弁6で給水を 停止し、この時、水位が下側の水位センサ以上で、且つ上側の水位センサ未満の 時は、常に発熱体1がON状態になるようにしておいて、それ以降は、発熱体1 で湯温を設定温度近傍に上昇させる動作と、給水弁6で湯温が設定温度下限に低 下するまで給水する動作とを繰り返しながら、次第に水位が上昇して行き、そし て、水位が上側の水位センサまで到達すると、その時の湯温に関係なく給水弁6 で給水を停止し、一方、発熱体1は、湯温が設定温度まで上昇したところで、加 熱が停止する。このように、シーケンス制御することによって、湯温の設定温度 よりも温度を大幅に下げることなく、水位を上昇させていくことができる。
【0030】 従って、水位制御と温度制御とを一体に考えて、従来使用していた水位制御用 のボールタップを省いて、制御装置と給水弁6とで湯の温度を適温に保ちながら 水位を制御できるため、常時、使用者に適温の湯を供給することができる。
【0031】 しかも、従来のボールタップ使用の貯湯式電気湯沸器と、湯槽2内の貯湯量や 発熱体1のヒーター容量等を同じにして、出湯効率を測定しても、本考案の貯湯 式電気湯沸器の方が、出湯効率が良好である。
【0032】 また、水位制御用にボールタップを使用していないため、水圧の違いで、水位 が変わることなく、湯槽2内の湯がオーバーフローするのを防止することができ る。
【0033】 それに、水位センサを湯槽2内に流入或いは湯槽2内から流出する水量を検出 する水量センサ14とし、この水量センサ14を給水側に設けることによって、 湯槽2内に流入する水量を確実に検出することができ、一方、水量センサ14を 給湯側に設けることによって、毎日のお湯の使用量を把握することができるため 、翌日の必要貯湯量を調節し、無駄な放熱を究極まで減らすことができる。この 機能の応用として、 1日当たりの使用湯量で翌日の使用量を調節するのではなく 、例えば、ある単位( 1週間とか 1ヶ月)で使用量の周期的変動を記録し、その 周期で貯湯量を調節することも可能である。
【0034】 更に、湯槽2外の給水側に逆止弁10を設けたことによって、逆流を防ぐこと ができるため、頗る安全性に優れている。また、湯槽2外の給水側に定流量弁又 は減圧弁9を設けたことによって、水圧の高低に拘わらず、一定の流量にするこ とができるため、安定した特性を持たせることができる。
【0035】 更に、本考案の貯湯式電気湯沸器は、湯温が常に沸点近傍で制御され、水位が 絶えず変動することから、水位センサの上限水位電極4が湯に漬かったり、漬か らなかったりするため、水質によっては、時の経過と共に水道水中に溶け込んで いるカルシウム等の不揮発物質のスケール分が水位センサの上限水位電極4の表 面に堆積し、ついには抵抗値が高まり水位を検出できなくなる虞があるが、湯槽 2内の上部に設けられた上限水位センサとしての上限水位電極4の上側に、この 上限水位電極4と給水弁6の安全装置として溢水を検出する溢水検出電極7を設 けたことによって、たとえ、上限水位電極4にスケール分が堆積して正常に動作 しない状態に陥っても、溢水検出電極7以上の水位にならないように制御するこ とができ、また、制御装置11からセンサ不良の警報も出すことができる。
【0036】 それに加えて、制御装置11に、湯槽2内の水位制御及び温度制御の時間帯を 設定するタイマ機能を内蔵したことによって、例えば、通常の事務所や会社の定 時終業時間を午後 5時とすると、従来の方式だと使用する分だけ水が足され、ぬ るくなってしまうので、その分を沸かし上げる必要が生じるが、本考案では、例 えば、午後 4時までのタイマ設定としておいて、午後 4時から 5時までは、通電 を停止しておいても、水の補給をしないので、その間に使用された分だけ水位が 下がるだけで、湯温は自然放熱分しか低下しないため、飲用に適する湯温を保持 できるし、その間、無駄に全量を沸かさないで済むのである。そのため、従来の 方式では、常に満水になるように制御されていることから、その日のタイマオフ 時間から翌日のタイマオン時間までの間、沸かし上げられた全量(満水状態)の 熱量を無駄に放熱していくことになるが、本考案では、使用されずに残った湯量 の熱量のみが翌日のタイマオン時間までの間に放熱されるだけなので、省エネル ギー効果を著しく図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略正面図である。
【図2】同じく本考案の湯沸状態及び給湯状態を示すフ
ローチャート図である。
【図3】同じく本考案の保温状態を示すフローチャート
図である。
【図4】従来例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 発熱体 2 湯槽 3 空焚き防止電極 4 上限水位電極 5 温度センサ 6 給水弁 7 溢水検出電極 8 給水管 9 定流量弁又は減圧弁 10 逆止弁 11 制御装置 12 溢水管 13 給湯管 14 水量センサ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を加熱して貯湯する湯槽と、この湯槽
    の下部に配して前記水を加熱する発熱体と、前記湯槽へ
    給水するための給水管と、前記湯槽内の湯温を検出する
    温度センサと、前記湯槽内の水位や湯温を適宜調節する
    制御装置と、この制御装置からの信号で前記給水管から
    前記湯槽への給水路を適宜開閉する給水弁とを備え、前
    記制御装置は、前記湯槽内の水位を検出する水位センサ
    を前記湯槽内の適宜位置に 1個又は複数個設けることに
    よって、湯温を設定温度から設定温度下限の温度変化内
    に抑えながら水位制御するようにしたことを特徴とする
    貯湯式電気湯沸器。
  2. 【請求項2】 水位センサを湯槽内に流入或いは湯槽内
    から流出する水量を検出する水量センサとし、これを給
    水側と給湯側との両方、或いはいずれか一方に設けた請
    求項1記載の貯湯式電気湯沸器。
  3. 【請求項3】 湯槽外の給水側に、安全装置として逆流
    を防ぐための逆止弁と、水圧の高低に拘わらず、一定の
    流量にするための定流量弁又は減圧弁との両方、或いは
    いずれか一方を設けた請求項1記載の貯湯式電気湯沸
    器。
  4. 【請求項4】 湯槽内の上部に設けられた上限水位セン
    サとしての上限水位電極の上側に、この上限水位電極と
    給水弁の安全装置として溢水を検出する溢水検出電極を
    設けた請求項1記載の貯湯式電気湯沸器。
  5. 【請求項5】 制御装置に、湯槽内の水位制御及び温度
    制御の時間帯を設定するタイマ機能を内蔵した請求項1
    記載の貯湯式電気湯沸器。
JP1998004151U 1998-05-27 1998-05-27 貯湯式電気湯沸器 Expired - Lifetime JP3054422U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010501824A (ja) 2006-08-23 2010-01-21 ビーイー・インテレクチュアル・プロパティー・インコーポレイテッド 飲料作成器の流れ検出ロジック
KR102635531B1 (ko) * 2023-05-25 2024-02-13 김남철 고온수의 연속 추출이 가능한 온수 공급장치

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