JPH11337179A - 貯湯式電気湯沸器の制御装置 - Google Patents
貯湯式電気湯沸器の制御装置Info
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- JPH11337179A JPH11337179A JP10161395A JP16139598A JPH11337179A JP H11337179 A JPH11337179 A JP H11337179A JP 10161395 A JP10161395 A JP 10161395A JP 16139598 A JP16139598 A JP 16139598A JP H11337179 A JPH11337179 A JP H11337179A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 不使用時に、無駄に全量を沸かさないで済む
ようにして、省エネルギー効果を著しく図ると共に、飲
用に適させ、それに、湯槽内に水を確実に補充可能に
し、更に、使用者の事情に充分対応可能にする。 【解決手段】 湯槽２内の発熱体１、空焚き防止電極
３、上限水位電極４、溢水検出電極７、温度センサ５
や、前記湯槽２外の給水弁６に接続して、前記湯槽２内
の水位や湯温を適宜調節して湯温を設定温度から設定温
度下限の温度変化内に抑えながら水位制御するようにし
た制御装置Ａにおいて、その内部に、前記湯槽内の水位
制御及び温度制御の時間帯を設定するタイマ機能を設け
る。
ようにして、省エネルギー効果を著しく図ると共に、飲
用に適させ、それに、湯槽内に水を確実に補充可能に
し、更に、使用者の事情に充分対応可能にする。 【解決手段】 湯槽２内の発熱体１、空焚き防止電極
３、上限水位電極４、溢水検出電極７、温度センサ５
や、前記湯槽２外の給水弁６に接続して、前記湯槽２内
の水位や湯温を適宜調節して湯温を設定温度から設定温
度下限の温度変化内に抑えながら水位制御するようにし
た制御装置Ａにおいて、その内部に、前記湯槽内の水位
制御及び温度制御の時間帯を設定するタイマ機能を設け
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に会社、事務
所、病院、公共設備等の給湯器として、或いは給茶器、
自動販売機等の湯沸装置として使用される貯湯式電気湯
沸器の湯槽内の水位や湯温を適宜調節するのに好適な貯
湯式電気湯沸器の制御装置に関するものである。
所、病院、公共設備等の給湯器として、或いは給茶器、
自動販売機等の湯沸装置として使用される貯湯式電気湯
沸器の湯槽内の水位や湯温を適宜調節するのに好適な貯
湯式電気湯沸器の制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の貯湯式電気湯沸器は、図４に示す
ように、大気開放式であって、湯槽２１内の上部に水位
制御用のボールタップ２２と温度制御用のサーモスタッ
ト２３とを取付け、且つ湯槽２１内の下部に発熱体２４
を取付け、そして、湯槽２１内に水を貯えて、この水を
発熱体２４で沸かし、温度制御はサーモスタット２３で
自動的に行い、水位制御はボールタップ２２で別個に自
動的に行う方式が採用されていた。
ように、大気開放式であって、湯槽２１内の上部に水位
制御用のボールタップ２２と温度制御用のサーモスタッ
ト２３とを取付け、且つ湯槽２１内の下部に発熱体２４
を取付け、そして、湯槽２１内に水を貯えて、この水を
発熱体２４で沸かし、温度制御はサーモスタット２３で
自動的に行い、水位制御はボールタップ２２で別個に自
動的に行う方式が採用されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来は、ボ
ールタップ２２で水位制御をしていた関係上、例えば、
通常の事務所や会社の定時終業時間を午後 5時とする
と、使用する分だけ水が足され、ぬるくなってしまうの
で、その分を沸かし上げる必要が生じるが、従来の方式
では、常に満水になるように制御されているため、その
日のタイマオフ時間から翌日のタイマオン時間までの
間、沸かし上げられた全量（満水状態）の熱量を無駄に
放熱していた。
ールタップ２２で水位制御をしていた関係上、例えば、
通常の事務所や会社の定時終業時間を午後 5時とする
と、使用する分だけ水が足され、ぬるくなってしまうの
で、その分を沸かし上げる必要が生じるが、従来の方式
では、常に満水になるように制御されているため、その
日のタイマオフ時間から翌日のタイマオン時間までの
間、沸かし上げられた全量（満水状態）の熱量を無駄に
放熱していた。
【０００４】また、ボールタップ２２では、常に満水に
保つような水位制御のみしかできないため、一度に湯を
大量に使用されて、加熱が追いつかない場合には、湯温
が低下し、飲用に適さない状態になっていた。
保つような水位制御のみしかできないため、一度に湯を
大量に使用されて、加熱が追いつかない場合には、湯温
が低下し、飲用に適さない状態になっていた。
【０００５】そこで、本発明の課題は、上述のような観
点に鑑みて創出されたもので、不使用時に、無駄に全量
を沸かさないで済むようにして、省エネルギー効果を著
しく図れるようにすると共に、常に湯温を設定温度から
設定温度下限の温度変化内に抑えて、飲用に適するよう
にし、それに、使用者に湯量不足を知らせたり、告知し
たりして、湯槽内に水を確実に補充できるようにし、更
に、使用者の事情で多少ぬるくてもいいから、とにかく
連続して大量の湯を使用したいという場合に、使用者の
事情に充分対応させることができるような貯湯式電気湯
沸器の制御装置を提供することにある。
点に鑑みて創出されたもので、不使用時に、無駄に全量
を沸かさないで済むようにして、省エネルギー効果を著
しく図れるようにすると共に、常に湯温を設定温度から
設定温度下限の温度変化内に抑えて、飲用に適するよう
にし、それに、使用者に湯量不足を知らせたり、告知し
たりして、湯槽内に水を確実に補充できるようにし、更
に、使用者の事情で多少ぬるくてもいいから、とにかく
連続して大量の湯を使用したいという場合に、使用者の
事情に充分対応させることができるような貯湯式電気湯
沸器の制御装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の貯湯式電気湯沸
器の制御装置は、上述のような課題を解決するために、
湯槽内の発熱体、空焚き防止電極、上限水位電極、溢水
検出電極、温度センサや、前記湯槽外の給水弁に接続し
て、前記湯槽内の水位や湯温を適宜調節して湯温を設定
温度から設定温度下限の温度変化内に抑えながら水位制
御するようにした制御装置において、その内部に、前記
湯槽内の水位制御及び温度制御の時間帯を設定するタイ
マ機能を設けたものである。
器の制御装置は、上述のような課題を解決するために、
湯槽内の発熱体、空焚き防止電極、上限水位電極、溢水
検出電極、温度センサや、前記湯槽外の給水弁に接続し
て、前記湯槽内の水位や湯温を適宜調節して湯温を設定
温度から設定温度下限の温度変化内に抑えながら水位制
御するようにした制御装置において、その内部に、前記
湯槽内の水位制御及び温度制御の時間帯を設定するタイ
マ機能を設けたものである。
【０００７】また、本発明の制御装置の内部に、使用者
に湯量不足を知らせる警報ブザーや湯量不足を告知する
警告表示等の湯量不足告知機能を設けたものである。
に湯量不足を知らせる警報ブザーや湯量不足を告知する
警告表示等の湯量不足告知機能を設けたものである。
【０００８】それに、本発明の制御装置の内部に、強制
給水操作キーを連続して数秒間押し続けてその時の湯温
に関係なく満水位まで強制的に給水する強制給水機能を
設けたものである。
給水操作キーを連続して数秒間押し続けてその時の湯温
に関係なく満水位まで強制的に給水する強制給水機能を
設けたものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態とし
て、主に会社、事務所、病院、公共設備等の給湯器とし
て、或いは給茶器、自動販売機等の湯沸装置として使用
される貯湯式電気湯沸器の湯槽内の水位や湯温を適宜調
節する状態を図面に基づいて説明する。
て、主に会社、事務所、病院、公共設備等の給湯器とし
て、或いは給茶器、自動販売機等の湯沸装置として使用
される貯湯式電気湯沸器の湯槽内の水位や湯温を適宜調
節する状態を図面に基づいて説明する。
【００１０】本発明の貯湯式電気湯沸器の制御装置Ａ
は、図１乃至図３に示すように、湯槽２内の発熱体１、
空焚き防止電極３、上限水位電極４、溢水検出電極７、
温度センサ５や、前記湯槽２外の給水弁６に接続して、
前記湯槽２内の水位や湯温を適宜調節して湯温を設定温
度から設定温度下限の温度変化内に抑えながら水位制御
するようにした制御装置Ａにおいて、その内部に、前記
湯槽内の水位制御及び温度制御の時間帯を設定するタイ
マ機能を設ける。
は、図１乃至図３に示すように、湯槽２内の発熱体１、
空焚き防止電極３、上限水位電極４、溢水検出電極７、
温度センサ５や、前記湯槽２外の給水弁６に接続して、
前記湯槽２内の水位や湯温を適宜調節して湯温を設定温
度から設定温度下限の温度変化内に抑えながら水位制御
するようにした制御装置Ａにおいて、その内部に、前記
湯槽内の水位制御及び温度制御の時間帯を設定するタイ
マ機能を設ける。
【００１１】また、本発明の制御装置Ａの内部に、使用
者に湯量不足を知らせる警報ブザーや湯量不足を告知す
る警告表示等の湯量不足告知機能を設ける。
者に湯量不足を知らせる警報ブザーや湯量不足を告知す
る警告表示等の湯量不足告知機能を設ける。
【００１２】それに、本発明の制御装置Ａの内部に、強
制給水操作キーを連続して数秒間押し続けてその時の湯
温に関係なく満水位まで強制的に給水する強制給水機能
を設ける。
制給水操作キーを連続して数秒間押し続けてその時の湯
温に関係なく満水位まで強制的に給水する強制給水機能
を設ける。
【００１３】即ち、本発明の制御装置Ａは、図１に示す
ように、湯槽２内の底部中央部に設けられたヒーター等
による発熱体１と、湯槽２内の下部に設けられた空焚き
防止電極３と、湯槽２内の上部に設けられた上限水位電
極４と、この上限水位電極４の上側に設けられた溢水検
出電極７と、湯槽２内の下部に設けられた温度センサ５
と、湯槽２外の底部の給水管８に設けられた給水弁６と
に接続されていて、湯槽２内の水位が空焚き防止電極
３、上限水位電極４、溢水検出電極７等の位置に達した
ことを検出して発熱体１をＯＮ、ＯＦＦしたり、或いは
湯槽２内の湯温を検出して給水管８から湯槽２への給水
路を適宜開閉したりして適宜調節して、湯温を設定温度
から設定温度下限の温度変化内に抑えながら水位制御す
るように形成されている。
ように、湯槽２内の底部中央部に設けられたヒーター等
による発熱体１と、湯槽２内の下部に設けられた空焚き
防止電極３と、湯槽２内の上部に設けられた上限水位電
極４と、この上限水位電極４の上側に設けられた溢水検
出電極７と、湯槽２内の下部に設けられた温度センサ５
と、湯槽２外の底部の給水管８に設けられた給水弁６と
に接続されていて、湯槽２内の水位が空焚き防止電極
３、上限水位電極４、溢水検出電極７等の位置に達した
ことを検出して発熱体１をＯＮ、ＯＦＦしたり、或いは
湯槽２内の湯温を検出して給水管８から湯槽２への給水
路を適宜開閉したりして適宜調節して、湯温を設定温度
から設定温度下限の温度変化内に抑えながら水位制御す
るように形成されている。
【００１４】そして、前記制御装置Ａの内部には湯量不
足告知機能が設けられている。即ち、この湯量不足告知
機能は、一度に湯を大量に使用されて、給水が追いつか
ない場合には、次第に水位が低下し、最後には給湯口か
ら湯が出なくなるが、その場合、警報ブザーで使用者に
湯量不足を知らせたり、或いはＬＥＤランプの点滅、湯
量不足マークの点滅、音声のガイダンス等の警告表示で
使用者に湯量不足を告知したりするものである。
足告知機能が設けられている。即ち、この湯量不足告知
機能は、一度に湯を大量に使用されて、給水が追いつか
ない場合には、次第に水位が低下し、最後には給湯口か
ら湯が出なくなるが、その場合、警報ブザーで使用者に
湯量不足を知らせたり、或いはＬＥＤランプの点滅、湯
量不足マークの点滅、音声のガイダンス等の警告表示で
使用者に湯量不足を告知したりするものである。
【００１５】また、前記制御装置Ａの内部には強制給水
機能が設けられている。即ち、この強制給水機能は、お
客さんの事情で多少ぬるくてもいいから、とにかく連続
して大量の湯を使用したいという場合に対処する機能と
して、強制給水操作キーを連続して 3秒間押し続けるこ
とによって、その時の湯温に関係なく満水位まで強制的
に給水するものである。
機能が設けられている。即ち、この強制給水機能は、お
客さんの事情で多少ぬるくてもいいから、とにかく連続
して大量の湯を使用したいという場合に対処する機能と
して、強制給水操作キーを連続して 3秒間押し続けるこ
とによって、その時の湯温に関係なく満水位まで強制的
に給水するものである。
【００１６】それに、前記湯槽２外の底部と給水管８と
の間には、前記給水弁６としての電磁弁と、水圧の高低
に拘わらず、一定の流量にするための定流量弁又は減圧
弁９と、安全装置として逆流を防ぐための逆止弁１０と
が順次連設されている。
の間には、前記給水弁６としての電磁弁と、水圧の高低
に拘わらず、一定の流量にするための定流量弁又は減圧
弁９と、安全装置として逆流を防ぐための逆止弁１０と
が順次連設されている。
【００１７】尚、図中の符号１２は湯槽２内の水位が異
常に高くなるのを防止するために、上端が前記溢水検出
電極７より若干高くなるように湯槽２内に配置した溢水
管であり、符号１３は上端が前記発熱体１より若干高く
なるように湯槽２内に配置した給湯管である。
常に高くなるのを防止するために、上端が前記溢水検出
電極７より若干高くなるように湯槽２内に配置した溢水
管であり、符号１３は上端が前記発熱体１より若干高く
なるように湯槽２内に配置した給湯管である。
【００１８】また、前記水位センサを湯槽２内に流入或
いは湯槽２内から流出する水量を検出する水量センサ１
４とし、これを給水側の給水管８と給湯側の給湯管１３
との両方、或いはいずれか一方に設けても良い。
いは湯槽２内から流出する水量を検出する水量センサ１
４とし、これを給水側の給水管８と給湯側の給湯管１３
との両方、或いはいずれか一方に設けても良い。
【００１９】次に、本発明の制御装置Ａを備えた貯湯式
電気湯沸器の作用について説明すると、先ず、沸かし上
げ動作は、図１及び図２に示すように、空焚き防止電
極３まで給水弁６としての電磁弁で給水して、この給水
を一旦停止し、ここで、水位が空焚き防止電極３の位置
に達したことを制御装置Ａが検出して、発熱体１に通電
して加熱を開始し、次に、湯槽２内の湯温が温度センサ
５で検出して設定温度（略95度前後）近傍（設定温度の
− 1度の略94度前後）まで上昇すると、給水弁６として
の電磁弁で給水を開始し、湯温が設定温度（略95度前
後）下限（設定温度の− 3度の略92度前後）に低下した
ら、また、給水を停止する。この時、水位が空焚き防止
電極３以上で、且つ上限水位電極４未満の時は、常に発
熱体１がＯＮ状態になるようにしておいて、それ以降、
発熱体１で湯温を設定温度近傍に上昇させる動作と、給
水弁６としての電磁弁で湯温が設定温度下限に低下する
まで給水する動作とを繰り返しながら、次第に水位を上
昇させて行き、その後、水位が上限水位電極４まで到達
すると、その時の湯温に関係なく給水を停止し、一方、
発熱体１は、湯温が設定温度まで上昇したところで、温
度センサ５が検出して、制御装置Ａが加熱を停止するよ
うに構成されている。
電気湯沸器の作用について説明すると、先ず、沸かし上
げ動作は、図１及び図２に示すように、空焚き防止電
極３まで給水弁６としての電磁弁で給水して、この給水
を一旦停止し、ここで、水位が空焚き防止電極３の位置
に達したことを制御装置Ａが検出して、発熱体１に通電
して加熱を開始し、次に、湯槽２内の湯温が温度センサ
５で検出して設定温度（略95度前後）近傍（設定温度の
− 1度の略94度前後）まで上昇すると、給水弁６として
の電磁弁で給水を開始し、湯温が設定温度（略95度前
後）下限（設定温度の− 3度の略92度前後）に低下した
ら、また、給水を停止する。この時、水位が空焚き防止
電極３以上で、且つ上限水位電極４未満の時は、常に発
熱体１がＯＮ状態になるようにしておいて、それ以降、
発熱体１で湯温を設定温度近傍に上昇させる動作と、給
水弁６としての電磁弁で湯温が設定温度下限に低下する
まで給水する動作とを繰り返しながら、次第に水位を上
昇させて行き、その後、水位が上限水位電極４まで到達
すると、その時の湯温に関係なく給水を停止し、一方、
発熱体１は、湯温が設定温度まで上昇したところで、温
度センサ５が検出して、制御装置Ａが加熱を停止するよ
うに構成されている。
【００２０】また、保温動作は、図３に示すように、
従来の貯湯式電気湯沸器と同様に、ディファレンシャル
（ＯＮ／ＯＦＦの動作間隙）の温度幅以下に湯温が低下
すると、発熱体１をＯＮして設定温度まで沸かし上げる
（通常のヒーターのＯＮ／ＯＦＦ運転）。
従来の貯湯式電気湯沸器と同様に、ディファレンシャル
（ＯＮ／ＯＦＦの動作間隙）の温度幅以下に湯温が低下
すると、発熱体１をＯＮして設定温度まで沸かし上げる
（通常のヒーターのＯＮ／ＯＦＦ運転）。
【００２１】それに、給湯動作は、同じく図２に示す
ように、蛇口を開けると、給湯管１３から給湯され、そ
して、水位が上限水位電極４の末端より下がると、給湯
されたことを制御装置Ａが検出する。この時、この制御
装置Ａは直ちに発熱体１をＯＮ状態にし、ここで湯温が
設定温度近傍以上であれば、給水弁６としての電磁弁で
給水を開始し、この給水によって、湯温が設定温度下限
に低下したら、給水を停止する。また、湯温が設定温度
近傍以上に上昇したら、給水を開始する（この時、発熱
体１もＯＮ状態）。それ以降は、前述の沸かし上げ動作
と同様に、水位を徐々に上昇させて行って、水位が上
限水位電極４まで到達したところで、前述の保温動作
に移行する。
ように、蛇口を開けると、給湯管１３から給湯され、そ
して、水位が上限水位電極４の末端より下がると、給湯
されたことを制御装置Ａが検出する。この時、この制御
装置Ａは直ちに発熱体１をＯＮ状態にし、ここで湯温が
設定温度近傍以上であれば、給水弁６としての電磁弁で
給水を開始し、この給水によって、湯温が設定温度下限
に低下したら、給水を停止する。また、湯温が設定温度
近傍以上に上昇したら、給水を開始する（この時、発熱
体１もＯＮ状態）。それ以降は、前述の沸かし上げ動作
と同様に、水位を徐々に上昇させて行って、水位が上
限水位電極４まで到達したところで、前述の保温動作
に移行する。
【００２２】更に、湯温が前述の保温動作のディファ
レンシャルの温度幅以上であって、上限水位電極４まで
到達していなければ、図２に示すように、追炊動作に
移行する。
レンシャルの温度幅以上であって、上限水位電極４まで
到達していなければ、図２に示すように、追炊動作に
移行する。
【００２３】更に、連続給湯の場合は、前述の給湯動作
によって、適温の範囲を保ちながらの給水なので、給
水が追従できず、水位が次第に下がって行き、それでも
給湯を続けると、空焚き防止電極３より水位が下がり、
水位が空焚き防止電極３より下の位置に達したことを制
御装置Ａが検出して、安全のために発熱体１への通電を
停止する（この時、給水は継続）。
によって、適温の範囲を保ちながらの給水なので、給
水が追従できず、水位が次第に下がって行き、それでも
給湯を続けると、空焚き防止電極３より水位が下がり、
水位が空焚き防止電極３より下の位置に達したことを制
御装置Ａが検出して、安全のために発熱体１への通電を
停止する（この時、給水は継続）。
【００２４】尚、本発明の貯湯式電気湯沸器の制御装置
は、水位が空焚き防止電極３以上で、且つ上限水位電極
４未満の時は、常に発熱体１がＯＮ状態になるようにし
ておいて、それ以降は、発熱体１で湯温を設定温度近傍
に上昇させる動作と、給水弁６としての電磁弁で湯温が
設定温度下限に低下するまで給水する動作とを繰り返し
ながら、次第に水位が上昇させて行くように説明されて
いるが、これに何等限定されることなく、湯槽２内に給
水弁６としての電磁弁で一定量（例えば 1リットル）ず
つ水を供給しながら、その都度、発熱体１で湯温を設定
温度近傍まで上昇させて行って、次第に水位を上昇させ
て行くようにしても良い。
は、水位が空焚き防止電極３以上で、且つ上限水位電極
４未満の時は、常に発熱体１がＯＮ状態になるようにし
ておいて、それ以降は、発熱体１で湯温を設定温度近傍
に上昇させる動作と、給水弁６としての電磁弁で湯温が
設定温度下限に低下するまで給水する動作とを繰り返し
ながら、次第に水位が上昇させて行くように説明されて
いるが、これに何等限定されることなく、湯槽２内に給
水弁６としての電磁弁で一定量（例えば 1リットル）ず
つ水を供給しながら、その都度、発熱体１で湯温を設定
温度近傍まで上昇させて行って、次第に水位を上昇させ
て行くようにしても良い。
【００２５】
【発明の効果】本発明の貯湯式電気湯沸器の制御装置Ａ
は、上述のように、湯槽２内の発熱体１、空焚き防止電
極３、上限水位電極４、溢水検出電極７、温度センサ５
や、前記湯槽２外の給水弁６に接続して、前記湯槽２内
の水位や湯温を適宜調節して湯温を設定温度から設定温
度下限の温度変化内に抑えながら水位制御するようにし
た制御装置Ａにおいて、その内部に、前記湯槽内の水位
制御及び温度制御の時間帯を設定するタイマ機能を設け
たことにより、例えば、通常の事務所や会社の定時終業
時間を午後 5時とすると、従来の方式だと使用する分だ
け水が足され、ぬるくなってしまうので、その分を沸か
し上げる必要が生じるが、本考案では、例えば、午後 4
時までのタイマ設定としておいて、午後 4時から 5時ま
では、通電を停止しておいても、水の補給をしないの
で、その間に使用された分だけ水位が下がるだけで、湯
温は自然放熱分しか低下しないため、飲用に適する湯温
を保持できるし、その間、無駄に全量を沸かさないで済
むのである。そのため、従来の方式では、常に満水にな
るように制御されていることから、その日のタイマオフ
時間から翌日のタイマオン時間までの間、沸かし上げら
れた全量（満水状態）の熱量を無駄に放熱していくこと
になるが、本考案では、使用されずに残った湯量の熱量
のみが翌日のタイマオン時間までの間に放熱されるだけ
なので、省エネルギー効果を著しく図ることができる。
は、上述のように、湯槽２内の発熱体１、空焚き防止電
極３、上限水位電極４、溢水検出電極７、温度センサ５
や、前記湯槽２外の給水弁６に接続して、前記湯槽２内
の水位や湯温を適宜調節して湯温を設定温度から設定温
度下限の温度変化内に抑えながら水位制御するようにし
た制御装置Ａにおいて、その内部に、前記湯槽内の水位
制御及び温度制御の時間帯を設定するタイマ機能を設け
たことにより、例えば、通常の事務所や会社の定時終業
時間を午後 5時とすると、従来の方式だと使用する分だ
け水が足され、ぬるくなってしまうので、その分を沸か
し上げる必要が生じるが、本考案では、例えば、午後 4
時までのタイマ設定としておいて、午後 4時から 5時ま
では、通電を停止しておいても、水の補給をしないの
で、その間に使用された分だけ水位が下がるだけで、湯
温は自然放熱分しか低下しないため、飲用に適する湯温
を保持できるし、その間、無駄に全量を沸かさないで済
むのである。そのため、従来の方式では、常に満水にな
るように制御されていることから、その日のタイマオフ
時間から翌日のタイマオン時間までの間、沸かし上げら
れた全量（満水状態）の熱量を無駄に放熱していくこと
になるが、本考案では、使用されずに残った湯量の熱量
のみが翌日のタイマオン時間までの間に放熱されるだけ
なので、省エネルギー効果を著しく図ることができる。
【００２６】また、本発明の制御装置Ａは、湯槽２内の
発熱体１、空焚き防止電極３、上限水位電極４、溢水検
出電極７、温度センサ５や、前記湯槽２外の給水弁６に
接続して、前記湯槽２内の水位や湯温を適宜調節して湯
温を設定温度から設定温度下限の温度変化内に抑えなが
ら水位制御するように形成したから、従来のように一度
に湯を大量に使用されて、加熱が追いつかず、湯温が低
下することなく、常に湯温を設定温度から設定温度下限
の温度変化内に抑えているため、飲用に適するものであ
る。
発熱体１、空焚き防止電極３、上限水位電極４、溢水検
出電極７、温度センサ５や、前記湯槽２外の給水弁６に
接続して、前記湯槽２内の水位や湯温を適宜調節して湯
温を設定温度から設定温度下限の温度変化内に抑えなが
ら水位制御するように形成したから、従来のように一度
に湯を大量に使用されて、加熱が追いつかず、湯温が低
下することなく、常に湯温を設定温度から設定温度下限
の温度変化内に抑えているため、飲用に適するものであ
る。
【００２７】それに、本発明の制御装置Ａの内部に、使
用者に湯量不足を知らせる警報ブザーや湯量不足を告知
する警告表示等の湯量不足告知機能を設けたことによっ
て、一度に湯を大量に使用されて、給水が追いつかない
場合には、次第に水位が低下し、最後には給湯口から湯
が出なくなるが、湯量不足告知機能の警報ブザーで使用
者に湯量不足を知らせたり、或いは警告表示で使用者に
湯量不足を告知したりすることができるため、湯槽２内
に水を確実に補充することができる。
用者に湯量不足を知らせる警報ブザーや湯量不足を告知
する警告表示等の湯量不足告知機能を設けたことによっ
て、一度に湯を大量に使用されて、給水が追いつかない
場合には、次第に水位が低下し、最後には給湯口から湯
が出なくなるが、湯量不足告知機能の警報ブザーで使用
者に湯量不足を知らせたり、或いは警告表示で使用者に
湯量不足を告知したりすることができるため、湯槽２内
に水を確実に補充することができる。
【００２８】更に、本発明の制御装置Ａの内部に、強制
給水操作キーを連続して数秒間押し続けてその時の湯温
に関係なく満水位まで強制的に給水する強制給水機能を
設けたことによって、使用者の事情で多少ぬるくてもい
いから、とにかく連続して大量の湯を使用したいという
場合に、強制給水操作キーを連続して数秒間押し続けて
その時の湯温に関係なく満水位まで強制的に給水するこ
とができるため、使用者の事情に充分対応させることが
できる。
給水操作キーを連続して数秒間押し続けてその時の湯温
に関係なく満水位まで強制的に給水する強制給水機能を
設けたことによって、使用者の事情で多少ぬるくてもい
いから、とにかく連続して大量の湯を使用したいという
場合に、強制給水操作キーを連続して数秒間押し続けて
その時の湯温に関係なく満水位まで強制的に給水するこ
とができるため、使用者の事情に充分対応させることが
できる。
【図１】本発明の制御装置を備えた貯湯式電気湯沸器の
概略正面図である。
概略正面図である。
【図２】同じく湯沸状態及び給湯状態を示すフローチャ
ート図である。
ート図である。
【図３】同じく保温状態を示すフローチャート図であ
る。
る。
【図４】従来例を示す概略正面図である。
Ａ 制御装置 １ 発熱体 ２ 湯槽 ３ 空焚き防止電極 ４ 上限水位電極 ５ 温度センサ ６ 給水弁 ７ 溢水検出電極 ８ 給水管 ９ 定流量弁又は減圧弁 １０ 逆止弁 １２ 溢水管 １３ 給湯管 １４ 水量センサ
Claims (3)
- 【請求項１】 湯槽内の発熱体、空焚き防止電極、上限
水位電極、溢水検出電極、温度センサや、前記湯槽外の
給水弁に接続して、前記湯槽内の水位や湯温を適宜調節
して湯温を設定温度から設定温度下限の温度変化内に抑
えながら水位制御するようにした制御装置において、そ
の内部に、前記湯槽内の水位制御及び温度制御の時間帯
を設定するタイマ機能を設けたことを特徴とする貯湯式
電気湯沸器の制御装置。 - 【請求項２】 内部に、使用者に湯量不足を知らせる警
報ブザーや湯量不足を告知する警告表示等の湯量不足告
知機能を設けた請求項１記載の貯湯式電気湯沸器の制御
装置。 - 【請求項３】 内部に、強制給水操作キーを連続して数
秒間押し続けてその時の湯温に関係なく満水位まで強制
的に給水する強制給水機能を設けた請求項１又は２記載
の貯湯式電気湯沸器の制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10161395A JPH11337179A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 貯湯式電気湯沸器の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10161395A JPH11337179A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 貯湯式電気湯沸器の制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11337179A true JPH11337179A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15734286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10161395A Pending JPH11337179A (ja) | 1998-05-26 | 1998-05-26 | 貯湯式電気湯沸器の制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11337179A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030049476A (ko) * | 2001-12-15 | 2003-06-25 | 주식회사 올스타산업 | 보충수탱크가 없는 보일러 |
| JP2006096360A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Hokuei:Kk | 液体注出装置 |
| JP2010207137A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Aji Kikkou:Kk | 貯液温度の管理システム及び貯液温度の管理方法 |
| CN106235925A (zh) * | 2016-08-16 | 2016-12-21 | 上海电机学院 | 一种智能型节能浴缸 |
| CN111023642A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-04-17 | 广东芬尼克兹节能设备有限公司 | 一种三段式水箱水位控制系统及方法 |
-
1998
- 1998-05-26 JP JP10161395A patent/JPH11337179A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030049476A (ko) * | 2001-12-15 | 2003-06-25 | 주식회사 올스타산업 | 보충수탱크가 없는 보일러 |
| JP2006096360A (ja) * | 2004-09-28 | 2006-04-13 | Hokuei:Kk | 液体注出装置 |
| JP2010207137A (ja) * | 2009-03-10 | 2010-09-24 | Aji Kikkou:Kk | 貯液温度の管理システム及び貯液温度の管理方法 |
| CN106235925A (zh) * | 2016-08-16 | 2016-12-21 | 上海电机学院 | 一种智能型节能浴缸 |
| CN111023642A (zh) * | 2019-12-06 | 2020-04-17 | 广东芬尼克兹节能设备有限公司 | 一种三段式水箱水位控制系统及方法 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |