JP2940561B2 - 帯電防止層 - Google Patents

帯電防止層

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、プラスチックフィルム用の帯電防止層に関
し、得に帯電防止能の優れたハロゲン化銀写真感光材料
に関する。
〔発明の背景〕
一般にプラスチィツクフィルムは帯電性が強く、これ
が使用上多くの制約を与えている例は多い。例えばハロ
ゲン化銀写真感光材料においてはポリエチレンテレフタ
レートのような支持体が一般に使用されるが、特に冬季
の如き低湿度において帯電し易い。最近のように高感度
写真乳剤を高速度で塗布したり、高感度の感光材料を自
動プリンターを通して露光処理をする場合、特に帯電防
止対策が重要である。
感光材料が帯電すると、その放電によりスタチックマ
ークがでたり、またはゴミ等の異物を付着し、これによ
りピンホールを発生させたりして著しく品質を劣化し、
その修正のため非常に作業性をおとしてしまう。このた
め、一般に感光材料では帯電防止剤が使用され、最近で
は、含フッ素界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界
面活性剤、ポリエチレンオキサイド基を含有する界面活
性剤ないし高分子化合物、スルホン酸又はリン酸基を分
子内に有するポリマー等が用いられている。
特にフッ素系界面活性剤による帯電列調整、あるいは
導電性ポリマーによる導電性向上が多く使用されてきて
おり、例えば特開昭49−91165号および同49−121523号
にはポリマー主鎖中に解離基を有するイオン型ポリマー
を適用する例が開示されている。
しかしながら、これらの従来技術では、現像処理によ
り、帯電防止能が大幅に劣化してしまう。これはアルカ
ルを用いる現像工程、酸性の定着工程、水洗等の工程を
経ることにより帯電防止能が失われるものと思われる。
したがって印刷感光材料等のような、処理済みフィルム
をさらに用いてプリントするような場合に、ゴミの付着
によるピンホール発生等の問題を生ずる。このため例え
ば特開昭55−84658号、同61−174542号ではカルボキシ
ル基を有する水溶性導電性ポリマー、カルボキシル基を
有する疎水性ポリマー及び多官能アジリジンからなる帯
電防止層が提案されている。この方法によれば処理後に
も帯電防止能を残すことができるが、塗布膜の透明性乾
燥速度に負うところが大きいためゆっくり乾燥すれば透
明でも、生産効率向上のため急速乾燥すると全く使用に
堪えないレベルまで透明性がおちてしまうという欠点が
あった。
〔発明の目的〕
上記のような問題に対し、本発明の目的は、急速乾燥
しても透明性に優れ、ヘーズのないプラスチックフィル
ム用帯電防止層を提供することであり、現像処理等の処
理後も帯電防止能の劣化が起こらず、別の目的として
は、帯電防止に優れたハロゲン化銀写真感光材料を提供
することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、ポリスチレンスルホン酸基含有
水溶性導電性ポリマー、アミド基含有疎水性ポリマー粒
子及び硬化剤の反応生成物からなることを特徴とするプ
ラスチックフィルム用帯電防止層により達成される。
以下、本発明の詳細について説明する。
本発明の水溶性導電性ポリマーは、スチレンスルホン
酸の繰り返し単位が、含まれている必要がある。スチレ
ンスルホン酸基はポリマー1分子当たり5重量%以上を
必要とする。水溶性の導電性ポリマー中には、ヒドロキ
シ基、アミノ基、エポキシ基、アジリジン基、活性メチ
レン基、スルフィン酸基、アルデヒド基、ビニルスルホ
ン基を含んでいてもよい。
導電性ポリマーは、ポリスチレン誘導体のスルホン
化、あるいは、スチレンスルホン酸の重合によって得ら
れる。
ポリマーの分子量は、3000〜100000であり、好ましく
は3500〜50000である。
以下、本発明に用いられる水溶性導電性ポリマーの化
合物例を挙げるがこれに限定されるものではない。
尚、上記A−1〜A−17において、▲▼は平均分
子量(本明細書中、平均分子量とは数平均分子量を示
す。)を表し、ポリエチレングリコール換算で表したGP
Cによる測定値によるものである。
本発明の帯電防止層中に含有させる疎水性ポリマー粒
子は、実質的に水に溶解しない所謂ラテックスで構成さ
れている。この疎水性ポリマーは、スチレン、スチレン
誘導体、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレー
ト、オレフィン誘導体、ハロゲン化エチレン誘導体、ビ
ニルエステル誘導体、アクリルニトリル等の中から任意
の組み合わせで選ばれるモノマーを重合して得られる。
特にスチレン、スチレン誘導体、アルキルアクリレー
ト、アルキルメタクリレートが少なくとも30モル%含有
されているのが好ましい。特に50モル%以上が好まし
い。
本発明のラテックスに含有させるアミド基を有するモ
ノマーとしては、下記一般式〔I〕で表されるものが好
ましい。
一般式〔I〕 〔式中、RはH、C1〜4の低級アルキル基を表す。Lは
2価の基、aは0又は1を表す。R1,R2はH、C1〜6の
低級アルキル基を表す。〕 本発明のモノマーの具体例を挙げる。
疎水性ポリマーをラテックス状にするには乳化重合を
する、固体状のポリマーを低沸点溶媒に溶かして微分散
後、溶媒を溜去するという2つの方法があるが、粒径が
細かくしかもそろったものができるという点で乳化重合
することが好ましい。
疎水性ポリマーの分子量は3000以上であれば良く、分
子量による透明性の差はほとんどない。
本発明の疎水性ポリマーの具体例を挙げる。
本発明において、水溶性導電性ポリマー、疎水性ポリ
マー粒子及び架橋剤の構成比は(重量%)30〜95%:5〜
60%:1〜45%である。特に好ましくは、50〜90%:10〜5
0%:5〜30%である。
水溶性導電性ポリマーは帯電層中に好ましくは、0.01
〜10g/m2、更に好ましくは0.5〜2.5g/m2含有される。
本発明の塗布膜厚は、乾燥状態で0.4〜2.5μm特に0.
5〜2.0μmが好ましい。0.4μm以下では、現像処理後
の十分な導電性が得られず、また2.5μm以上にしよう
とすると塗布下降が非常に難しく、平面性の良い塗膜が
得られない。
本発明の塗布乾燥後、膜面pHを8.5以下にするのが好
ましい。方法としては酸、塩を水性加工液に添加するこ
とが好ましい。塩としては、硫酸アンモニウム、リン酸
アンモニウム、リン酸水素アンモニウム、リン酸二水素
アンモニウム、塩化アンモニウム、乳酸アンモニウム、
クエン酸アンモニウム等の強酸と弱塩基との塩が好まし
い。弱塩基としては、特にアンモニアが好ましい。
塩の添加量にしては導電性ポリマーに対して0.1〜20
重量%,好ましくは1〜10重量%である。
膜面pHとしては、8.0以下が好ましいが、低すぎても
膜の安定性から好ましくない。特に好ましくは3.0〜7.5
である。
本発明の導電性層を硬化する硬化剤としては、多官能
のアジリジン化合物が好ましい。アジリジン化合物は2
官能、3官能で分子量が7000以下のものが好ましい。
本発明の導電性層は感光性層より支持体側にあっても
よいし、感光層に対し支持体の反対側、いわゆる背面に
あってもよい。
本発明では導電性層が透明支持体上に塗設される。透
明支持体は写真用のもの全てが使えるが好ましくは、可
視光を90%以上透過するように作られたポリエチレンテ
レフタレート又セルローストリアセテートである。
これらの透明支持体は、当業者に良く知られた方法で
作成されるものであるが、場合によっては光透過を実質
的に阻害しないように染料を若干添加して青味付けした
りしても良い。
本発明の支持体は、コロナ放電処理をした後ラテック
スポリマーを含有する下引層が塗設されていてもよい。
コロナ放電処理は、エネルギー値として1mW〜1KW/m2min
が特に好ましく適用される。又特に好ましくは、ラテッ
クス下引層塗布後導電性を塗設する前にコロナ放電処理
を再度行うとよい。
本発明は、支持体上に形成される感光材料全てに応用
することができる。例えばハロゲン化銀カラー感光材
料、レントゲン用感光材料、製版用感光材料等である。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、例えば米国
特許第2,444,607号、同第2,716,062号、同第3,512,982
号、西独国出願公告第1,189,380号、同第2,058,626号、
同第2,118,411号、特公昭43−4133号、米国特許第3,34
2,696号、特公昭47−4417号、西独国出願公告第2,149,7
89号、特公昭39−2825号、特公昭49−13566号等の各明
細書または公報に記載されている化合物、好ましくは、
例えば5,6−トリメチレン−7−ヒドロキシ−S−トリ
アゾロ(1,5−a)ピリミジン、5,6−テトラメチレン−
7−ヒドロキシ−S−トリアゾロ(1,5−a)ピリミジ
ン、5−メチル−7−ヒドロキシ−S−トリアゾロ(1,
5−a)ピリミジン、、7−ヒドロキシ−S−トリアゾ
ロ(1,5−a)ピリミジン、5−メチル−6−ブロモ−
7−ヒドロキシ−S−トリアゾロ(1,5−a)ピリミジ
ン、没食子酸エステル(例えば没食子酸イソアミル、没
食子酸ドデシル、没食子酸プロピル、没食子酸ナトリウ
ム)、メルカプタン類(1−フェニル−5−メルカプト
テトラゾール、2−メルカプトベンツチアゾール)、ベ
ンゾトリアゾール類(5−ブロムベンツトリアゾール、
5−メチルベンツトリアゾール)、ベンツイミダゾール
類(6−ニトロベンツイミダゾール)等を用いて安定化
することができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料及び/又は現
像液中には、アミノ化合物を含有することができる。
又現像性を高めるために、フェニドンやハイドロキノ
ンのような現像主薬、ベンゾトリアゾールのような抑制
剤を乳剤側に含有せしめることができる。あるいは処理
液の処理能力を上げるために、バッキング層に現像主薬
や抑制剤を含有せしめることができる。
本発明に特に有利に用いられる親水性コロイドはゼラ
チンである。
本発明に用いられるゼラチンは、アルカリ処理、酸処
理いずれも用いることが出来るが、オセインゼラチンを
用いる場合にはカルシウムあるいは鉄分を取り除くこと
が好ましい。好ましい含有量としてカルシウム分は1〜
999ppmであるが、更に好ましくは1〜500ppmであり、鉄
分は0.01〜50ppmが好ましく、更に好ましくは0.1〜10pp
mである。このようにカルシウム分や鉄分の量を調節す
る方法は、ゼラチン水溶液をイオン交換装置に通すこと
により達成することができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料の現像に用い
られる現像主薬としてカテコール、ピロガロール及びそ
の誘導体ならびにアスコルビン酸、クロロハイドロキノ
ン、ブロモハイドロキノン、メチルハイドロキノン、2,
3−ジブロモハイドロキノン、2,5−ジエチルハイドロキ
ノン、4−クロロカテコール、4−フェニル−カテコー
ル、3−メトキシ−カテコール、4−アセチル−ピロガ
ロール、アスコルビン酸ソーダ等がある。
又、HO−(CH=CH)−NH2型現像剤としては、オル
ト及びパラのアミノフェノールが代表的なもので、4−
アミノフェノール、2−アミノ−6−フェニルフェノー
ル、2−アミノ−4−クロロ−6−フェニルフェノー
ル、N−メチル−p−アミノフェニール等がある。
更に、H2N−(CH=CH)−NH2型現像剤としては例え
ば4−アミノ−2−メチル−N,N−ジエチルアニリン、
2,4−ジアミノ−N,N−ジエチルアニリン、N−(4−ア
ミノ−3−メチルフェニル)−モルホリン、p−フェニ
レンジアミン等がある。
ヘテロ環型現像剤としては、1−フェニル−3−ピラ
ゾリドン、1−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾ
リドン、1−フェニル−4−メチル−4−ヒドロキシメ
チル−3−ピラゾリドンのような3−ピラゾリドン類、
1−フェニル−4−アミノ−5−ピラゾロン、5−アミ
ノラウシル等を挙げることができる。
T.H.ジェームス箸ザ・セオリィ・オブ・ザ・ホトグラ
フィック・プロセス第4版(The Theory of Photograph
ic Process Fourth Edition)第291〜334頁及びジャー
ナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサエティ
(Journal of the American Chemical Society)第73
巻、第3,100頁(1951)に記載されているごとき現像剤
が本発明に有効に使用し得るものである。これらの現像
剤は単独で使用しても2種以上組み合わせてもよいが、
2種以上を組み合わせて用いる方が好ましい。また本発
明にかかる感光材料の現像に使用する現像液には保恒剤
として、例えば亜硫酸ソーダ、亜硫酸カリ、等の亜硫酸
塩を用いても、本発明の効果が損なわれることはない。
又保恒剤としてヒドロキシルアミン、ヒドラジド化合物
を用いることができ、この場合その使用量は現像液1
当たり5〜500gが好ましく、より好ましくは20〜200gで
ある。
又現像液には有機溶媒としてグリコール類を含有させ
てもよく、そのようなグリコール類としてはエチレング
リコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,5−ペンタンジオール等があるが、ジエチレングリコ
ールが好ましく用いられる。そしてこれらグリコール類
の好ましい使用量は現像液1当たり5〜500gで、より
好ましくは20〜200gである。これらの有機溶媒は単独で
も併用しても用いることができる。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は、上記の如
き現像抑制剤を含んだ現像液を用いて現像処理すること
により極めて保存安定性に優れた感光材料を得ることが
できる。
上記の組成になる現像液のpH値は好ましくは9〜13で
あるが、保恒性及び写真特性上からpH値は10〜12の範囲
が更に好ましい。現像液中の陽イオンについては、ナト
リウムよりカリウムイオンの比率が高い程現像液の活性
度を高めることができるので好ましい。
本発明に係るハロゲン化銀写真感光材料は、種々の条
件で処理することができる。処理温度は、例えば現像温
度は50℃以下が好ましく、特に25℃〜40℃前後が好まし
く、又現像時間は2分以内に終了することが一般的であ
るが、特に好ましくは10秒〜50秒が好効果をもたらすこ
とが多い。又現像以外の処理工程、例えば水洗、停止、
安定、定着、更に必要に応じて前硬膜、中和等の工程を
採用することは任意であり、これらは適宜省略すること
もできる。更にまた、これらの処理は皿現像、枠現像な
どいわゆる手転造処理でも、ローラー現像、ハンガー現
像など機械現像であってもよい。
〔実施例〕
以下実施例によって本発明を具体的に説明する。な
お、当然のことではあるが、本発明は以下述べる実施例
に限定されるものではない。
実施例1 コロナ放電した後、下引処理したポリエチレンテレフ
タレートに再びコロナ放電した後、下記組成の帯電防止
液を10ml/m2になるように50m/minの早さでエアーナイフ
コーターにより塗布した。
上記組成で1とする。
尚、H−1は添加しながら塗布した。
乾燥風温90℃、総括伝熱係数25Kg/m2・hr・℃の平行
流乾燥条件で、30秒間乾燥し、さらにその後、140℃、9
0秒間熱処理した。この帯電防止層の上にゼラチンを2.0
g/m2になるように塗布し、乾燥しヘーズ試験を行った。
ゼラチンの硬膜剤としては下記(H−2)を用いた。
ヘーズ試験 東京電色株式会社製濁度計Model−T−2600D Aを用
い、フィルム支持体を測定して透過率を%表示した。
その結果を表1に示した。
表1の結果から本発明の試料はヘーズが優れているこ
とがわかる。
実施例2 pH3.0の酸性雰囲気下でコントロールダブルジェット
法によりロジウムを銀1モル当たり10-5モル含有する粒
子を作成した。粒子の成長は、ベンジルアデニンを1%
のゼラチン水溶液1当たり30mg含有する系で行った。
銀とハライドの混合後6−メチル−4−ヒドロキシ−1,
3,3a,7テトラザインデンをハロゲン化銀1モル当たり60
0mg加え、その後水洗、脱塩した。
次いで、ハロゲン化銀1モル当たり60mgの6−メチル
−4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデンを加え
た後、イオウ増感をした。イオウ増感後安定剤として6
−メチル−4−ヒドロキシ−1,3,3a,7−テトラザインデ
ンを加えた。
(ハロゲン化銀乳剤層) 前記各乳剤に添加剤を下記の付量になるよう調整添加
し、ポリ(スチレン−ブチルアクリレート−グリシジル
メタクリレート)ラテックス下引処理した(100μm厚
さ)ポリエチレンテレフタレート支持体上に塗布した。
(乳剤層保護膜) 乳剤層保護膜として、下記の付量になるよう調製塗布
した。
(バッキング層) 乳剤層とは反対側の支持体に、あらかじめ30W/m2min
のパワーでコロナ放電した後、ポリ(スチレン−ブチル
アクリレート−グリシジルメタクリレート)ラテっクス
ポリマーをヘキサメチレンアジリニン硬膜剤の存在下で
塗布し、さらに本発明の帯電防止層を実施例1と同様に
して塗設し、ついでこのその上に下記組成のバッキング
染料を含有するバッキング層を塗布した。ゼラチン層は
グリオキザール及び1−オキシ−3,5−ジクロロ−S−
トリアジンナトリウム塩及びヒドロキシ含有エポキシ化
合物である下記(H−3)で硬膜した。
H−3:ポリグリシドールとエピクロルヒドロリンの反
応物 以上のようにして得られた試料をウェッジ露光し下記
に示す現像液、定着液を使用して現像処理した後、表面
比抵抗試験、ヘーズ試験を行った。結果を表2に示す。
<現像液処方> ハイドロキノン 25g 1−フェニル−4,4ジメチル−3−ピラゾリドン 0.4g 臭化ナトリウム 3g 5−メチルベンゾトリアゾール 0.3g 5−ニトロインダゾール 0.05g ジエチルアミノプロパン−1,2−ジオール 10g 亜硫酸カリウム 90g 5−スルホサリチル酸ナトリウム 75g エチレンジアミン四酢酸ナトリウム 2g 水で1に仕上げた。
pHは、苛性ソーダで11.5とした。
<定着液処方> (組成A) チオ硫酸アンモニウム(72.5w%水溶液) 240ml 亜硫酸ナトリウム 17g 酢酸ナトリウム・3水塩 6.5g 棚酸 6g クエン酸ナトリウム・2水塩 2g 酢酸(90w%水溶液) 13.6ml (組成B) 純水(イオン交換水) 17ml 硫酸(50w%の水溶液) 3.0g 硫酸アルミニウム(Al2O3換算含量が8.1w%の水溶
液) 20g 定着液の使用時に水500ml中に上記組成A、組成Bの
順に溶かし、1に仕上げて用いた。この定着液のpHは
約5.6であった。
<現像処理条件> (工程) (温度) (時間) 現像 40℃ 8秒 定着 35℃ 8秒 水洗 常温 10秒 表面比抵抗の測定 川口電気(株)製テラオームメーターモデルVE30と用
いて、23℃、55%RHで測定した。
表2の結果から本発明の方法によれば、現像処理後で
も優れた帯電防止能を保持していることが分かる。
また、乳剤層中のテトラゾリウム化合物を下記ヒドラ
ジン化合物に代えても同様な効果があった。
〔発明の効果〕 本発明により、塗布後の透明製に優れ、かつ現像処理
後も帯電防止能の劣化のない優れたハロゲン化銀写真感
光材料の帯電防止層を提供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09K 3/16 C08J 7/04 G03C 1/89 WPI/L(QUESTEL)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリスチレンスルホン酸基含有水溶性導電
    性ポリマー、アミド基含有疎水性ポリマー粒子及び硬化
    剤の反応生成物からなることを特徴とするプラスチック
    フィルム用帯電防止層。
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