JP2940528B2 - トランジスタ組立取付用放熱板 - Google Patents

トランジスタ組立取付用放熱板

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JP2940528B2
JP2940528B2 JP27736997A JP27736997A JP2940528B2 JP 2940528 B2 JP2940528 B2 JP 2940528B2 JP 27736997 A JP27736997 A JP 27736997A JP 27736997 A JP27736997 A JP 27736997A JP 2940528 B2 JP2940528 B2 JP 2940528B2
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幸雄 沼田
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタの取
り付け構造に関し、特に、放熱板を用いたトランジスタ
組立取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は第1の従来例を示す斜視図であ
り、図4は第2の従来例を示す斜視図である。
【0003】従来までの構成は、図3に示すように、止
めねじ21と板状のナット22を用いてトランジスタ2
3を放熱板24に取り付けていた。しかるに、トランジ
スタ23には取り付け時の位置出しガイドが必要にな
り、これがない場合には、ねじ締め時にトランジスタ2
3はねじ締め回転方向と同一方向に回転してしまう。
【0004】図4に示された第2の従来例も同様で、ね
じ切りされている放熱板26にトランジスタ27を上側
からねじ止めしている。従って、この従来例も、ねじ締
め時に押さえないとトランジスタが回転してしまう。
【0005】これら第1、第2の従来例に内在する欠
点、即ち、ねじ締め時に被固定トランジスタの回転を防
止する技術として、実開平5−18037号公報に開示
された半導体押え金具(第3の従来例)があげられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来技術におい
ては、複数個のトランジスタを放熱板に取り付けるとき
に、一点一点ねじ止めをしていた。従ってねじやナット
の部品点数が多くなると共に、ねじ取り付け時にねじ及
びナットの部品サイズが小さいために、作業者の大きな
手ではこれらの細かい部品を容易につまみにくく、また
取り付け時にもトランジスタの穴位置合わせがしにくい
欠点があった。
【0007】さらにはねじ締め時にトランジスタ本体を
手で抑えていないとトランジスタ本体がねじ締め方向に
回転してしまい(上記第3の従来例ではこの欠点は除去
されている)、トランジスタのリードが正確な位置に出
なくなる欠点もあった。
【0008】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在するこれらの問題点を全て解決するためになさ
れたものであり、従って本発明の目的は、取り付け補助
部品の削減と放熱効果の向上を計ることを可能とした新
規なトランジスタ組立取付用放熱板を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係るトランジスタ組立取付用放熱板は、第
1の放熱板と、該第1の放熱板に固定され且つ取り付け
ようとするトランジスタの輪郭に沿って該トランジスタ
のねじ締め固定時に該トランジスタが回転しないように
すると共に位置決めするトランジスタ装着用切り抜き部
が形成された第2の放熱板と、該第2の放熱板を前記第
1の放熱板に固定する複数個の固定用ねじとを備えて構
成される。
【0010】前記固定用ねじを2個とし、該2個のねじ
を使用して前記第1及び第2の放熱板を両端部の2箇所
で固着している。
【0011】前記切り抜き部を、該切り抜き部の上部に
止めねじ用孔が形成された第1の切り抜き部と、該止め
ねじ用孔が形成されていない第2の切り抜き部との2種
類を形成している。
【0012】前記第2の切り抜き部を介してトランジス
タを装着する場合には、前記第1及び第2の放熱板との
間にトランジスタを挟み込んで取り付けることを特徴と
している。
【0013】前記第1及び第2の放熱板に複数個のトラ
ンジスタを装着する場合には、前記第2の放熱板に形成
する切り抜き部を前記第1の切り抜き部と第2の切り抜
き部とを交互に形成することを更に特徴としている。
【0014】前記第1の放熱板を機器の筐体とすること
ができる。
【0015】前記第1及び第2の放熱板を取り付けるね
じと、前記第2の放熱板にトランジスタを取り付けるね
じとを全部または一部共通化することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明をその良好な一実施
の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施の形態を示す斜視図
であり、図2(a)、(b)、(c)は本発明の主要部
を示す部分正面図、右側面図、底面図である。
【0018】図1、図2(a)〜(c)を参照するに、
本発明による一実施の形態の構成は、取り付けようとす
るトランジスタ1と、このトランジスタ1を取り付ける
放熱板(または筐体)2と、本放熱板3とから構成され
ている。
【0019】本放熱板3には左右に止めねじ通し用の孔
4と、トランジスタ1の輪郭に沿ってその横幅に合わせ
て加工された切り抜き部a及びbが形成されている。切
り抜き部aは止めねじ通し用の孔が設けられており、こ
の加工幅はトランジスタの横幅よりも若干幅広になって
いる。
【0020】一方の切り抜き部bも切り抜き部aと同様
であるが、こちら側は通し孔が設けられていない。また
放熱板全体の横幅はその取り付ける放熱板サイズや取り
付けるトランジスタ数に応じて変更することができる。
これにより複数個のトランジスタを取り付けることが可
能となる。
【0021】 図2(a)、(b)、(c)は図1に示
された本放熱板3の切り抜き部a及び切り抜き部bを正
面と側面と底面から見て拡大した図である。側面及び底
面から見るトランジスタの形状は凸型であるので、トラ
ンジスタの止めねじ用の孔の上に本放熱板3を被せるよ
うに置いてねじ6によってねじ止めを行っている。ねじ
止め部が設けられていない切り抜き部bはトランジスタ
を放熱板2と本放熱板3の間で挟さみ、さらに本放熱板
3のガイドとなる切り抜き部bに合わせて固定される。
【0022】次に図2(a)、(b)、(c)を参照し
て本発明を更に詳細に説明する。
【0023】図2(b)のcはトランジスタ1の、放熱
板2と放熱板3との間に介在される部分を除いた凸部の
寸法であり、この凸型のトランジスタを用いるのが本発
明の主旨である。これに用いられるトランジスタは、例
えばTO−220(MP−25)、TO−220絶縁形
(MP−45)またはTO−220絶縁形(MP−45
F)等が適当である。これ以外でも凸型であれば使用で
きることは勿論である。
【0024】図2(a)のdは切り抜き部a(請求項で
は第1の切り抜き部)または切り抜き部b(請求項では
第2の切り抜き部)の加工幅寸法を示し、この寸法dは
前述した如くトランジスタの横幅よりも若干幅広に形成
されている。切り抜き部aと切り抜き部bとの差異は、
切り抜き部aはその上に取り付けねじ6が挿通される孔
4が形成されているのに対して、切り抜き部bはその上
に孔4が形成されていない点において異なり、トランジ
スタが装着される角型切り抜き孔は同一のものである。
【0025】放熱板2には放熱板3の孔4を介して挿通
されたねじ6が螺合される雌ねじ部2aが切設されてい
る。
【0026】本発明の使用に際しては、放熱板2の上に
放熱板3を重合し、両側端部の切り抜き部aで図1に示
す如く放熱板2、3間にトランジスタ1を配置してねじ
6により固定する。ねじ締めのときには、切り抜き部a
がガイドとなってトランジスタ1の回転が抑止される。
またこのねじ6が1個で放熱板2、3とトランジスタ1
を同時に共締めすることが可能となる。次いで切り抜き
部bにトランジスタ5を放熱板2、3間に挟み込んで固
定する。
【0027】トランジスタ5を切り抜き部bに放熱板
2、3間に挟んで固定する場合に、放熱板2、3のたわ
み等により放熱板2、3間の挟み保持力が弱い場合に
は、トランジスタ5が端子方向に変位することも考えら
れるが、トランジスタのこれらの端子はプリント配線板
(図示せず)にはんだで固定されるので、その心配はな
い。
【0028】以上の考察から、切り抜き部aと切り抜き
部bとを放熱板3上にどのように配設するかが決定され
る。即ち、放熱板3の両端部に切り抜き部aを配設する
ことは当然であるが、その間に切り抜き部bを切り抜き
部aと交互に(1個置きに)配設する方法、あるいは切
り抜き部bを2個、3個というように、2、3個置きに
配設する方法が考えられる。切り抜き部bが多いほどね
じ6の数が少なくなり、その工数も少なくなる利点があ
る。
【0029】以上の如く、本発明に係る放熱板はトラン
ジスタの外周部輪郭に合わせて切り抜いた本放熱板3を
準備し、トランジスタをねじ締め時に回転しないように
固定することと、トランジスタの取り付け時の位置決め
を同時に行うことである。
【0030】また、取り付けようとする複数のトランジ
スタを本放熱板3と放熱板2または筐体間に挟み込み、
本放熱板3の左右の上部からねじ締めすることにより、
共締めの形になり、ねじ、ナットなどの取付補助部品数
を削減できる特徴がある。
【0031】さらに、上記手段により、トランジスタと
上側放熱板および下側放熱板(または筐体)との共締め
により、放熱効果を向上する手段も有する。
【0032】本発明の変形例として、放熱板2の代わり
に、機器の筐体を使用することもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、作用する
ものであり、従って本発明によれば以下に示すような効
果が得られる。
【0034】第1の効果は、トランジスタ取り付け時に
特別な治工具を必要としないことである。
【0035】その理由は、本放熱板がトランジスタの位
置出しと回転防止の両方の機能を持っているためであ
る。
【0036】第2の効果は、取り付け補助部品点数の削
減である。
【0037】その理由は、取り付けるトランジスタ数が
増えることにより、ねじ、ナットなどの取り付け補助部
品も増えるが、本放熱板を用いてトランジスタ自体を筐
体(または放熱板)の間に挟み込んで固定するために、
これらの取り付け補助部品を削減することができる。
【0038】第3の効果は、放熱効果の向上である。
【0039】その理由は、従来までの放熱板にさらに第
2の放熱板を追加し、放熱面積を大きく持たせる形とな
っているからである。つまり、本放熱板、トランジス
タ、筐体(または放熱板)の3部品が共締めになってい
るために、熱を本放熱板を通して放熱させる役割を持っ
ているからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施の形態を示す斜視図であ
る。
【図2】(a)は本発明による一実施の形態の主要部拡
大部分正面図、(b)は(a)の右側面図、(c)は
(a)の底面図である。
【図3】従来例を示す斜視図である。
【図4】他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、5、23、27…トランジスタ 1a…取り付け部 1b…端子 2、3、24、26…放熱板 2a…雌ねじ部 4…孔 6、21、25…ねじ 22…ナット a、b…切り抜き部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の放熱板と、該第1の放熱板に固定
    され且つ取り付けようとする凸型トランジスタの凸部
    輪郭に沿って該トランジスタのねじ締め固定時に該トラ
    ンジスタが回転しないようにすると共に位置決めする
    上部に止めねじ用孔が形成された第1のトランジスタ装
    着用切り抜き部と該止めねじ用孔が形成されていない第
    2の切り抜き部が形成された第2の放熱板と、該第2の
    放熱板を前記第1の放熱板に固定する個の固定用ねじ
    とを有し、前記第2の切り抜き部を介してトランジスタ
    を装着する場合には、前記第1及び第2の放熱板との間
    にトランジスタの前記凸部以外の部分を単に挟み込んで
    取り付けると共に、前記凸型トランジスタが前記第1、
    第2の切り抜き部を介して装着された場合には前記凸部
    は前記第1、第2の切り抜き部から外方に突出すること
    を特徴としたトランジスタ組立取付用放熱板。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の放熱板に複数個のト
    ランジスタを装着する場合には、前記第2の放熱板に形
    成する切り抜き部を前記第1の切り抜き部を該第2の放
    熱板の両端部に形成し、その間に前記第2の切り抜き部
    を複数個置いてその次に前記第1の切り抜き部を1個置
    くというようにそれを交互に繰り返して形成することを
    更に特徴とする請求項に記載のトランジスタ組立取付
    用放熱板。
  3. 【請求項3】 前記第1の放熱板を機器の筐体としたこ
    とを更に特徴とする請求項1に記載のトランジスタ組立
    取付用放熱板。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の放熱板を取り付ける
    ねじと、前記第2の放熱板にトランジスタを取り付ける
    ねじとを全部または一部共通化したことを更に特徴とす
    る請求項1に記載のトランジスタ組立取付用放熱板。
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