JP2940327B2 - 内視鏡のアングルロック解除装置 - Google Patents
内視鏡のアングルロック解除装置Info
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- JP2940327B2 JP2940327B2 JP5012876A JP1287693A JP2940327B2 JP 2940327 B2 JP2940327 B2 JP 2940327B2 JP 5012876 A JP5012876 A JP 5012876A JP 1287693 A JP1287693 A JP 1287693A JP 2940327 B2 JP2940327 B2 JP 2940327B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- endoscope
- motor
- pulley
- battery voltage
- bending portion
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡挿入部の湾曲部
の湾曲操作用のワイヤがバッテリ駆動のモータにより駆
動される内視鏡に関する。
の湾曲操作用のワイヤがバッテリ駆動のモータにより駆
動される内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡には手動で湾曲操作ノブを操作し
て内視鏡挿入部の湾曲部を湾曲操作するタイプと、バッ
テリによりモータを駆動し、モータの回転力により湾曲
操作用ワイヤを牽引するプーリを回転させて内視鏡挿入
部の湾曲部を湾曲操作するタイプのものがある。
て内視鏡挿入部の湾曲部を湾曲操作するタイプと、バッ
テリによりモータを駆動し、モータの回転力により湾曲
操作用ワイヤを牽引するプーリを回転させて内視鏡挿入
部の湾曲部を湾曲操作するタイプのものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】後者のタイプのもの
は、バッテリ電圧が低下すると、モータが作動不能にな
り、湾曲部が曲がった状態でロックされるという不測の
事態が生じる。このように湾曲部が曲がったままロック
されると、曲がりくねった孔等の観察部位から湾曲部が
引き抜けないという場合がある。
は、バッテリ電圧が低下すると、モータが作動不能にな
り、湾曲部が曲がった状態でロックされるという不測の
事態が生じる。このように湾曲部が曲がったままロック
されると、曲がりくねった孔等の観察部位から湾曲部が
引き抜けないという場合がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、バッテリ電圧が低下しても湾曲部がロックさ
れない内視鏡のアングルロック解除装置を提案すること
を目的とする。
たもので、バッテリ電圧が低下しても湾曲部がロックさ
れない内視鏡のアングルロック解除装置を提案すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、バッテリ電圧が基準電圧以下に低下する
と挿入部の湾曲部の湾曲操作用のワイヤを駆動するモー
タが作動不能になり、前記湾曲部がロックされた状態と
なる内視鏡に於いて、前記モータと前記ワイヤが牽引さ
れるプーリとの間には電磁クラッチが配置され、バッテ
リ電圧検知手段によりバッテリ電圧が、基準電圧以下の
低電圧に低下したことを検知すると、電磁クラッチの接
続を解放してモータとプーリとの接続を断ち、前記湾曲
部のロックを解除することを特徴としている。
成するために、バッテリ電圧が基準電圧以下に低下する
と挿入部の湾曲部の湾曲操作用のワイヤを駆動するモー
タが作動不能になり、前記湾曲部がロックされた状態と
なる内視鏡に於いて、前記モータと前記ワイヤが牽引さ
れるプーリとの間には電磁クラッチが配置され、バッテ
リ電圧検知手段によりバッテリ電圧が、基準電圧以下の
低電圧に低下したことを検知すると、電磁クラッチの接
続を解放してモータとプーリとの接続を断ち、前記湾曲
部のロックを解除することを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明では、バッテリ電圧検知手段がバッテリ
電圧の低下を検知すると、電磁クラッチが解放し、モー
タとプーリとの接続を断つ。これにより湾曲部のロック
は解除されてフリーとなるので、バッテリ電圧が低下し
ても内視鏡挿入部が観察部位から簡単に引き抜ける。
電圧の低下を検知すると、電磁クラッチが解放し、モー
タとプーリとの接続を断つ。これにより湾曲部のロック
は解除されてフリーとなるので、バッテリ電圧が低下し
ても内視鏡挿入部が観察部位から簡単に引き抜ける。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る内視鏡の
アングルロック解除装置の好ましい実施例を詳説する。
図1では本願発明が適用される工業用内視鏡の接続シス
テムが開示され、内視鏡挿入部10は後述するプーリボ
ックス12に接続され、このプーリボックス12の下面
はモータコントロールボックス14に連結されている。
アングルロック解除装置の好ましい実施例を詳説する。
図1では本願発明が適用される工業用内視鏡の接続シス
テムが開示され、内視鏡挿入部10は後述するプーリボ
ックス12に接続され、このプーリボックス12の下面
はモータコントロールボックス14に連結されている。
【0008】プーリボックス12はケーブル16を介し
て中央制御ユニット18に接続されると共にケーブル2
0を介して光源ユニット22と接続されている。中央制
御ユニット18はケーブル24を介して光源ユニット2
2と接続され、ケーブル26を介してバッテリ28と接
続され、ケーブル30を介してモニタ32と接続されて
いる。更に、プーリボックス12にはケーブル34を介
してリモコン36が接続されている。
て中央制御ユニット18に接続されると共にケーブル2
0を介して光源ユニット22と接続されている。中央制
御ユニット18はケーブル24を介して光源ユニット2
2と接続され、ケーブル26を介してバッテリ28と接
続され、ケーブル30を介してモニタ32と接続されて
いる。更に、プーリボックス12にはケーブル34を介
してリモコン36が接続されている。
【0009】図2では、図1の工業用内視鏡の制御ブロ
ック図が示され、挿入部10にはCCD40が配置さ
れ、CCD40からの映像信号はケーブル42をプーリ
ボックス12、中央制御ユニット18に接続されてい
る。CCD40からの映像信号は中央制御ユニット18
で画像処理され、モニタ32に表示される。一方、挿入
部10にはライトガイド44が配置され、ライトガイト
44はプーリボックス12を介して光源ユニット22の
図示しない光源と接続されている。バッテリ28は中央
制御ユニット18と光源ユニット22と接続され、両者
を駆動する。
ック図が示され、挿入部10にはCCD40が配置さ
れ、CCD40からの映像信号はケーブル42をプーリ
ボックス12、中央制御ユニット18に接続されてい
る。CCD40からの映像信号は中央制御ユニット18
で画像処理され、モニタ32に表示される。一方、挿入
部10にはライトガイド44が配置され、ライトガイト
44はプーリボックス12を介して光源ユニット22の
図示しない光源と接続されている。バッテリ28は中央
制御ユニット18と光源ユニット22と接続され、両者
を駆動する。
【0010】図3では、プーリボックス12とモータコ
ントロールボックス14の内部構造が示され、プーリ5
0、52はプーリボックス12に図示しない支持部材を
介して回動自在に支持されると共に、ワイヤ54、5
4、56、56が連結されていて内視鏡挿入部10の先
端湾曲部を上下、左右に湾曲させる。モータコントロー
ルボックス14には、プーリ50、52に対応してモー
タ58、60が配置され、モータ58、60には、夫々
ギアボックス62、64、電磁クラッチ63、65を介
してジョイント66、68と接続されている。ジョイン
ト66、68は66A、68Aを有し、プーリ50、5
2の爪50A、52Aと噛み合い、モータ58、60の
回転力をプーリ50、52に伝達するようになってい
る。
ントロールボックス14の内部構造が示され、プーリ5
0、52はプーリボックス12に図示しない支持部材を
介して回動自在に支持されると共に、ワイヤ54、5
4、56、56が連結されていて内視鏡挿入部10の先
端湾曲部を上下、左右に湾曲させる。モータコントロー
ルボックス14には、プーリ50、52に対応してモー
タ58、60が配置され、モータ58、60には、夫々
ギアボックス62、64、電磁クラッチ63、65を介
してジョイント66、68と接続されている。ジョイン
ト66、68は66A、68Aを有し、プーリ50、5
2の爪50A、52Aと噛み合い、モータ58、60の
回転力をプーリ50、52に伝達するようになってい
る。
【0011】図4ではジョイント66の内部構造が示さ
れ、ジョイント66は、ジョイント板66Bと、ばね6
6D、66Eが収納されるケース66Cとから構成され
る。ジョイント66Bとケース66Cとの間には、コイ
ルばね66Dが配置され、ジョイント板66Bは接続時
に下方に逃げて接続を容易にする。また、ジョイント板
66Bとケース66Cとの間には、回り止め用ばね板6
6Eが配置される。即ち、回り止め用ばね66Eの上方
折曲部66Fはジョイント板66Bの孔66Gに挿入さ
れ、下方折曲部66Hはケース66Cの孔66Iに挿入
されてジョイント板66Bの回り止めをするようになっ
ている。ケース66Cはジョイント板66B内下面に収
納されもよいしジョイント板66Bを収納してもよい。
れ、ジョイント66は、ジョイント板66Bと、ばね6
6D、66Eが収納されるケース66Cとから構成され
る。ジョイント66Bとケース66Cとの間には、コイ
ルばね66Dが配置され、ジョイント板66Bは接続時
に下方に逃げて接続を容易にする。また、ジョイント板
66Bとケース66Cとの間には、回り止め用ばね板6
6Eが配置される。即ち、回り止め用ばね66Eの上方
折曲部66Fはジョイント板66Bの孔66Gに挿入さ
れ、下方折曲部66Hはケース66Cの孔66Iに挿入
されてジョイント板66Bの回り止めをするようになっ
ている。ケース66Cはジョイント板66B内下面に収
納されもよいしジョイント板66Bを収納してもよい。
【0012】図5では、本発明に係るアングルロック解
除装置の制御ブロック図が示され、コンパレータ70に
はバッテリ電圧VB (例えば12V)が入力されると共
に基準電圧Vref (例えば8V)が入力される。コンパ
レータ70は、バッテリ28が正常時には、VB >V
ref であるので、ロー信号が出力され、従ってトランジ
スタ72はオンされずアラーム用LED74は点灯しな
い。また、スイッチ回路76はロー信号では接続されな
いので電磁クラッチ63(65)は作動せず、電磁クラ
ッチは接続状態を維持し、モータ58、60の回転力を
プーリ50、52に伝達する。
除装置の制御ブロック図が示され、コンパレータ70に
はバッテリ電圧VB (例えば12V)が入力されると共
に基準電圧Vref (例えば8V)が入力される。コンパ
レータ70は、バッテリ28が正常時には、VB >V
ref であるので、ロー信号が出力され、従ってトランジ
スタ72はオンされずアラーム用LED74は点灯しな
い。また、スイッチ回路76はロー信号では接続されな
いので電磁クラッチ63(65)は作動せず、電磁クラ
ッチは接続状態を維持し、モータ58、60の回転力を
プーリ50、52に伝達する。
【0013】一方、バッテリ28の電圧VB が低下して
VB <Vref となると、コンパレータ70からはハイ信
号が出入され、トランジスタ72がオンしてLED74
にレギュレータ78からの電流が流れてLED74が点
灯し、アラームを発する。同時にハイ信号がスイッチ回
路76に入力し、スイッチ回路がオンとなり、電磁クラ
ッチ63(65)の接続が解除される。これにより、プ
ーリ50、52はモータ58、60との接続が解除さ
れ、湾曲部のロックは解除され、湾曲部は自由に湾曲す
る。従って挿入部10は、曲がりくねった観察孔から容
易に引き抜くことが出来る。
VB <Vref となると、コンパレータ70からはハイ信
号が出入され、トランジスタ72がオンしてLED74
にレギュレータ78からの電流が流れてLED74が点
灯し、アラームを発する。同時にハイ信号がスイッチ回
路76に入力し、スイッチ回路がオンとなり、電磁クラ
ッチ63(65)の接続が解除される。これにより、プ
ーリ50、52はモータ58、60との接続が解除さ
れ、湾曲部のロックは解除され、湾曲部は自由に湾曲す
る。従って挿入部10は、曲がりくねった観察孔から容
易に引き抜くことが出来る。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る内視鏡
のアングルロック解除装置によれば、バッテリ電圧が低
下すると、プーリとモータとを接続する電磁クラッチが
解放してプーリとモータとの接続が断たれるので、湾曲
部のロックは解除され、曲がりくねった孔等から容易に
湾曲部を引き抜くことが出来る。
のアングルロック解除装置によれば、バッテリ電圧が低
下すると、プーリとモータとを接続する電磁クラッチが
解放してプーリとモータとの接続が断たれるので、湾曲
部のロックは解除され、曲がりくねった孔等から容易に
湾曲部を引き抜くことが出来る。
【図1】本願発明が適用される工業用内視鏡の接続シス
テムの説明図
テムの説明図
【図2】図1の工業用内視鏡の制御ブロック図
【図3】プーリボックスのモータコントロールボックス
との内部構造を示す図面
との内部構造を示す図面
【図4】ジョイントの内部構造を示す図面
【図5】本発明のアングルロック解除装置の制御ブロッ
ク図
ク図
10…挿入部 50、52…プーリ 58、60…モータ 63、65…電磁クラッチ 70…コンパレータ 74…アラーム用LED 76…スイッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−348738(JP,A) 特開 平3−37035(JP,A) 実開 平1−119601(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 1/00 310 G02B 23/24
Claims (1)
- 【請求項1】バッテリ電圧が基準電圧以下に低下すると
挿入部の湾曲部の湾曲操作用のワイヤを駆動するモータ
が作動不能になり、前記湾曲部がロックされた状態とな
る内視鏡に於いて、 前記モータと前記ワイヤが牽引されるプーリとの間には
電磁クラッチが配置され、バッテリ電圧検知手段により
バッテリ電圧が、基準電圧以下の低電圧に低下したこと
を検知すると、電磁クラッチの接続を解放してモータと
プーリとの接続を断ち、前記湾曲部のロックを解除する
ことを特徴とする内視鏡のアングルロック解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5012876A JP2940327B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 内視鏡のアングルロック解除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5012876A JP2940327B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 内視鏡のアングルロック解除装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06217928A JPH06217928A (ja) | 1994-08-09 |
JP2940327B2 true JP2940327B2 (ja) | 1999-08-25 |
Family
ID=11817630
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5012876A Expired - Fee Related JP2940327B2 (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 内視鏡のアングルロック解除装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2940327B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003230536A (ja) * | 2002-02-07 | 2003-08-19 | Olympus Optical Co Ltd | 電動湾曲内視鏡 |
EP1825801B1 (en) | 2004-12-03 | 2017-05-10 | Olympus Corporation | Bendable endoscope of type where insertion section is removable and electrically bendable endoscope device of type where insertion section is removable |
EP1818005B1 (en) | 2004-12-03 | 2017-03-01 | Olympus Corporation | Power driven bending endoscope with detachable insertion portion |
JP5019443B2 (ja) | 2007-06-12 | 2012-09-05 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 着脱機構 |
AU2022276027A1 (en) * | 2021-05-19 | 2023-10-12 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Medical devices and related methods |
US20230329707A1 (en) * | 2022-04-19 | 2023-10-19 | Boston Scientific Medical Device Limited | Control assemblies for medical devices and related methods of use |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP5012876A patent/JP2940327B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06217928A (ja) | 1994-08-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |