JP2939466B1 - 有料道路の料金収受装置 - Google Patents

有料道路の料金収受装置

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JP2939466B1
JP2939466B1 JP18255798A JP18255798A JP2939466B1 JP 2939466 B1 JP2939466 B1 JP 2939466B1 JP 18255798 A JP18255798 A JP 18255798A JP 18255798 A JP18255798 A JP 18255798A JP 2939466 B1 JP2939466 B1 JP 2939466B1
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Abstract

【要約】 【課題】 路上機側の車種判別、比較照合手段を不要と
してコストダウンを実現し、車両側の電源投入時に不正
使用を判別して車載器の動作を停止可能な有料道路の料
金収受装置を得る。 【解決手段】 有料道路の路上機と無線通信を行う車載
器10と、車載器に接続されたデータ格納送信手段20
とを備え、データ格納送信手段は、車両1Aのユニーク
データを格納するメモリ22と、車両電源投入時にメモ
リ内のユニークデータを車載器に送信するデータ送信手
段23とを含み、車載器は、メモリ13と、メモリ13
内のユニークデータと送信されたユニークデータとを比
較する比較手段15と、比較結果が不一致を示した場合
に車載器の動作を停止させる制御停止手段16とを含
み、比較結果が一致を示した場合のみに正常動作を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、路上機と車載器
との間で相互通信することにより通過車両を特定する有
料道路の料金収受装置に関し、特に車載器の不正使用を
車両側で防止することのできる有料道路の料金収受装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、有料道路の出入口における車
両渋滞を回避するために、通過料金の自動的な収受を可
能にした料金収受装置は種々提案されている。また、こ
の種の装置においては、盗難などによる車載器の不正使
用を防止するために、セキュリティシステムの確保が要
求されている。
【0003】図6はたとえば特開平4−242497号
公報に記載された従来の有料道路の料金収受装置を示す
構成図であり、有料道路入口における各種の機器配置状
態を示している。
【0004】図6において、1は有料道路を利用する車
両であり、車両1には、当該車両のナンバープレート情
報などを記憶するメモリ手段および無線通信手段を有す
る車載器(図示せず)が搭載されている。
【0005】2aおよび2bは有料道路の入口手前の路
上両側に配設された車両分離機、3aおよび3bは車両
分離機2aおよび2bよりも下流側の路上両側に配設さ
れた車両分離機であり、それぞれ、光電管の投光機2a
および3aと受光機2bおよび3bとにより構成されて
おり、車両1の通過状態を検出する。
【0006】4aおよび4bは車両分離機3aおよび3
bに近接配置された車高検知器、5aおよび5bは車高
検知器4aおよび4bよりも下流側の路上両側に配設さ
れた車長検知器であり、これらは車両分離機と同様の光
電管構成を有しており、車両1の車高および車長から車
種を検知する。
【0007】6は車高検知器5aおよび5bよりも下流
側の路上に配設されたナンバープレート読取装置であ
り、車両1のナンバープレート上の番号を読み取る。7
はナンバープレート読取装置6よりも下流側の路上に配
設された路上機、7aは路上機7に設けられて車載器と
の間で送受信を行うためのアンテナであり、路上機7
は、車載器からの無線送信情報を読み取る無線通信手段
を備えている。
【0008】8aおよび8bは有料道路の入口直前の路
上両側に配設された遮断機であり、通行可能と判断され
た車両に対して遮断用のバーを開放する。9aおよび9
bは車両分離機2aおよび2b(または、3aおよび3
b)と同構成の車両分離機であり、遮断機8aおよび8
bの下流側に近接配置されている。
【0009】図6のように、たとえば有料道路の料金所
に設置されたナンバープレート読取装置6は、有料道路
を通過しようとする車両1のナンバープレート情報を読
み取って認識する。
【0010】また、路上機7は、ナンバープレート読み
取り装置6により読み取られたプレート番号と、車両1
内の車載器がら送られてくるプレート番号情報とを比較
照合し、両情報が一致した場合のみに、車両1に対する
有料道路の通行を許可するとともに、車載器からの情報
に基づいて料金収受処理を行う
【0011】次に、図7のフローチャートを参照しなが
ら、図6に示した従来の有料道路の料金収受装置の動作
について説明する。図7は図6内の路上機7による処理
動作を順次示している。
【0012】有料道路を通過しようとする車両1は、車
載器内にメモリ手段に格納されている車種情報およびナ
ンバープレート情報を路上機7に送信する。図7におい
て、路上機7は、まず、路上機アンテナ7aを用いて、
車載器からの送信信号を受信し、車両1の各種情報を含
む信号内容を解読する(ステップS1)。
【0013】また、路上機7は、車高検知器4aおよび
4b、ならびに、車長検知器5aおよび5bを用いて車
両1の車種判別を行い(ステップS2)、ナンバープレ
ート読取装置6を用いて車両1のナンバープレート番号
を認識する(ステップS3)。
【0014】続いて、路上機7は、車載器から送信され
た車種情報およびナンバープレート情報と、車高検知器
4aおよび4b、車長検知器5aおよび5b、ならび
に、ナンバープレート読取装置6から判別した車種情報
およびナンバープレート情報とを比較し(ステップS
4)、両情報が一致するか否かを判定する(ステップS
5)。
【0015】ステップS5において、両情報が一致する
(すなわち、YES)と判定されれば、車両1内の車載
器は正しく使用されているものと判断して、遮断機8a
および8bのバーを上昇させ(ステップS6)、車両1
の通過を許可して(ステップS7)、図7の処理ルーチ
ンを終了する。
【0016】一方、ステップS5において、両情報が一
致しない(すなわち、NO)と判定されれば、車両1内
の車載器は不正使用されているものと判断し、遮断機8
aおよび8bのバーを下降させて車両1の通過を不可能
にする(ステップS8)。
【0017】このように、車載器が不正使用された場合
には、路上機7側で読み取られた情報と車両1内の車載
器からの送信情報とが一致しないので、車両1は有料道
路を通過することができず、したがって、車載器の不正
使用を防止することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の有料道路の料金
収受装置は以上のように、車載器を不正使用した車両を
識別するために、路上機7側において車両1を特定する
ために、車種判別装置(車高検知器4a、4b、車長検
知器5a、5b)およびナンバープレート読取装置6な
どを設置する必要があるうえ、車載器からの無線送信情
報(車種情報、ナンバープレート情報)と検知情報とを
比較照合する手段を設ける必要があり、多大なコストア
ップを招くという問題点があった。
【0019】また、有料道路の料金所に車両1が侵入し
た時点で初めて車載器の不正使用を判断することができ
るので、迅速且つ確実なセキュリティ性を実現すること
ができないという問題点があった。
【0020】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、路上機側での車種判別装置、ナ
ンバープレート読取装置およびデータ比較照合手段の設
置を不要とし車両側において電源投入時に自動的に不正
を発見することのできる有料道路の料金収受装置を得る
ことを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る有料道路の料金収受装置は、有料道路の入口および出
口に設置されて有料道路を通過する車両との間で無線通
信を行う路上機と、車両に搭載されて路上機との間で無
線通信を行う車載器と、車両に搭載されて車載器に接続
されたデータ格納送信手段とを備え、データ格納送信手
段は、車両に特有の情報をユニークデータとしてあらか
じめ格納するための第1の不揮発性メモリと、車両の電
源投入時に、第1の不揮発性メモリ内のユニークデータ
を車載器に送信するためのデータ送信手段とを含み、車
載器は、ユニークデータをあらかじめ格納するための第
2の不揮発性メモリと、第2の不揮発性メモリ内に格納
されたユニークデータとデータ格納送信手段から送信さ
れたユニークデータとを比較する比較手段と、比較手段
の比較結果が不一致を示した場合に車載器の動作を停止
させるための制御停止手段とを含み、比較結果が一致を
示した場合のみに正常動作を行うものである。
【0022】また、この発明の請求項2に係る有料道路
の料金収受装置は、請求項1において、データ格納送信
手段は、車両に搭載されたECUにより構成されたもの
である。
【0023】また、この発明の請求項3に係る有料道路
の料金収受装置は、請求項1または請求項2において、
データ格納送信手段は、通信線を介して車載器に接続さ
れ、ユニークデータは、車両の組立製造時に、データ格
納送信手段に接続されたデータ書込み装置から第1の不
揮発性メモリ内に格納されるとともに、データ書込み装
置から通信線を介して第2の不揮発性メモリに格納され
るものである。
【0024】また、この発明の請求項4に係る有料道路
の料金収受装置は、請求項1または請求項2において、
データ格納送信手段は、車載器の車両への搭載時に、通
信線を介して車載器に接続され、ユニークデータは、車
両の組立製造時に、データ格納送信手段に接続されたデ
ータ書込み装置から第1の不揮発性メモリ内に格納され
るとともに、車載器の搭載時に、第1の不揮発性メモリ
から第2の不揮発性メモリに格納されるものである。
【0025】また、この発明の請求項5に係る有料道路
の料金収受装置は、請求項1から請求項4までのいずれ
かにおいて、ユニークデータは、メーカを判定可能な情
報を含むものである。
【0026】また、この発明の請求項6に係る有料道路
の料金収受装置は、請求項1から請求項5までのいずれ
かにおいて、ユニークデータは、軽自動車や大型トラッ
クなどの車種を判定可能な情報を含むものである。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1はこの発明の
実施の形態1を示す構成図であり、図1において、1A
および7Aは、それぞれ、前述(図6参照)の車両1お
よび路上機7に対応しており、7a、8aおよび8bは
前述と同様のものである。
【0028】図2はこの発明の実施の形態1による車両
1A内の機能構成を示すブロック図である。ここでは、
車両1Aの製造時に車載器10が搭載されて、車両1A
に特有のユニークデータが、ECU20を介して車載器
10に書き込まれる場合を示している。
【0029】図2において、10は車載器、20は車両
1Aに搭載されたECU(電子制御ユニット)である。
車載器10は、車両1Aの製造時または必要に応じて任
意に車両1Aに搭載され、通信線を介してECU20に
接続される。ECU20は、車載器10と関連したデー
タ格納送信手段を構成している。
【0030】30はユニークデータの初期設定時に車両
1Aの外部に設けられるデータ書込み装置であり、少な
くとも車両1Aの組立製造時にECU20に接続され
て、車両1Aに特有の情報をユニークデータとして書き
込んで格納させる。
【0031】車載器10は、通信線を介してECU20
から送信されるユニークデータを受信するデータ受信手
段11と、ユニークデータの格納処理および送信処理な
どを行う制御処理部12と、ECU20との接続時に制
御処理部12を介して書き込まれたユニークデータをあ
らかじめ格納するための不揮発性メモリ13とを備えて
いる。
【0032】また、車載器10は、路上機7Aと送受信
の通信を行い不揮発性メモリ13内のユニークデータを
送信するための車載器アンテナ14と、不揮発性メモリ
13内に格納されたユニークデータとECU20から送
信されたユニークデータとを比較する比較手段15と、
比較手段15の比較結果が不一致を示した場合に車載器
10の動作を停止させるための制御停止手段16とを備
えている。
【0033】これにより、車載器10は、データ書込み
装置30から車載器10およびECU20内に初期設定
された各ユニークデータの比較結果が一致を示した場合
のみに正常動作を行うようになっている。
【0034】ECU20は、データ書込み装置30に接
続されてユニークデータの格納処理および送信処理を行
う制御処理部21と、制御処理部21を介して書き込ま
れるユニークデータをあらかじめ格納するための不揮発
性メモリ22と、車両1Aの電源投入時に、不揮発性メ
モリ22内のユニークデータを車載器10に送信するた
めのデータ送信手段23とを備えている。
【0035】データ書込み装置30は、少なくとも車両
1Aの組立製造時において車両1A内のECU20に接
続され、車両1Aを特定可能な情報(ユニークデータ)
を、車載器10およびECU20内の各不揮発性メモリ
13および22に書き込んで格納させる。
【0036】図2において、車両1Aの製造時(初期設
定時)にデータ書込み装置30から送信されたユニーク
データは、ECU20内の制御処理部21を介して不揮
発性メモリ22に書き込まれるとともに、データ送信手
段23から通信線を介して車載器10内のデータ受信手
段11送信される。
【0037】これにより、初期のユニークデータは、制
御処理部12を介して車載器10内の不揮発性メモリ1
3内に書き込まれる。このとき、不揮発性メモリ22お
よび13内の各ユニークデータは、車載器10が不正に
交換されたりしない限り、互いに一致していることにな
る。
【0038】続いて、車両1Aの電源が投入されて車載
器10が動作する場合、まず、車載器10は、ECU2
0から受信されたユニークデータと、車載器10内の不
揮発性メモリ13に格納されているユニークデータとを
比較手段15により比較する。ここで、比較結果が不一
致を示す場合には、制御停止手段16を介して制御処理
部12の制御動作を停止し、車載器10の動作を禁止す
る。
【0039】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、図1および図2に示したこの発明の実施の形態1の
動作について説明する。図3において、まず、車両1A
の電源が投入されて、車載器10およびECU20が起
動されると(ステップS11)、ECU20内の制御処
理部21は、不揮発性メモリ22内のユニークデータ
を、データ送信手段23から車載器10に送信する(ス
テップS12)。
【0040】ECU20内のユニークデータは、車載器
10内のデータ受信手段11を介して受信され、比較手
段15において、不揮発性メモリ13内のユニークデー
タと比較される(ステップS13)。
【0041】比較手段15は、ステップS13におい
て、受信されたユニークデータと不揮発性メモリ13内
のユニークデータとの比較結果が一致を示すか否かを判
定し、両データが一致する(すなわち、YES)と判定
されれば、車載器10は正常動作を行い(ステップS1
4)、図3の処理ルーチンを終了する。
【0042】一方、ステップS13において、比較結果
が両データの不一致を示す(すなわち、NO)と判定さ
れれば、車載器10は、本来の車両1Aから取り外され
て異なる車両に取り付けられた不正使用状態にあると判
断し、以降の車載器10の動作を中止して(ステップS
15)、図3の処理ルーチンを終了する。
【0043】このように、車載器10は、車両1Aの電
源投入時に、ECU20から送信されてくるユニークデ
ータと、あらかじめ不揮発性メモリ13に格納されてい
るユニークデータとを比較し、比較結果が正しい場合の
みに正常動作し、比較結果が異なる場合に動作を中止す
るので、不正使用を防止することができる。
【0044】なお、車載器10の不揮発性メモリ13内
のユニークデータは、車両1Aの組立製造時に車載器1
0が搭載されるときに、ECU20を介して、データ書
込み装置30により外部から書き込まれ得る。
【0045】たとえば、車両1Aの組立製造時におい
て、初期設定用のユニークデータは、データ書込み装置
30から、ECU20内の不揮発性メモリ22に書き込
まれるとともに、通信線を介して、車載器10内の不揮
発性メモリ13にも書き込まれる。
【0046】また、車両特定用のユニークデータは、軽
自動車や大型トラックのような車種を大別して判定可能
な情報を含んでいてもよい。この発明の目的を簡易的に
達成するためには、本来個々の車両に対応したユニーク
データの比較検証を行うことが望ましいが、たとえば、
図4のようにユニークデータの比較検証を実行してもよ
い。
【0047】図4はユニークデータの比較検証例を示す
説明図であり、軽自動車や大型トラックなどの車種別デ
ータ中に、A社およびB社などの車両製造メーカデータ
を混入したユニークデータを、車両1A上の車載器10
およびECU20に格納して比較検証を行う場合を示し
ている。
【0048】この場合、たとえば、車種が同じ軽自動車
であっても、A社製の軽自動車aとB社製の軽自動車b
とではユニークデータが異なるので、製造メーカが異な
る車両に別の車載器10を積み替えると、ユニークデー
タが不一致となり、車載器10は動作せず、不正使用は
防止される。
【0049】同様に、軽自動車と大型トラックとではユ
ニークデータが異なるので、車種の異なる車両に別の車
載器10を積み替えると、ユニークデータが不一致とな
り、車載器10は動作せず、不正使用は防止される。し
たがって、たとえば、軽自動車の車載器を大型トラック
に搭載することによる利用料金の不正を防ぐことができ
る。
【0050】また、車両1A側でユニークデータの比較
照合が行われるので、路上機7Aにおいては、データを
比較照合する装置が不要となるうえ、車種判別装置(図
6内の車両分離機2a、2b、3a、3b、9a、9
b、車高検知器4a、4b、車長検知器5a、5b、ナ
ンバープレート読取装置6など)が不要となるので、料
金所にかかる設備費用を大幅に削減することができる。
【0051】さらに、車載器10と同一のユニークデー
タが書き込まれる車載装置として、もともと車両1Aに
搭載されているECU20を用いたので、特に新規な回
路装置を追加する必要がなく、大きなコストアップを招
くこともない。
【0052】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、車載器10と同一のユニークデータが書き込まれる
車載装置として、ECU20を用いたが、車両1Aから
取り外し不可能な装置であれば、他の回路装置を用いて
もよい。
【0053】実施の形態3.また、上記実施の形態1で
は、図4のように、製造メーカデータを含むユニークデ
ータを用いて比較検証を実行する場合を示したが、たと
えば図5のように、簡易的に車種別データのみを含むユ
ニークデータを用いて、比較検証を実行してもよい。
【0054】この場合、同一車種であれば他社の車載器
10を別の車両に搭載しても車載器10が動作してしま
うことになるが、車種の異なる車両に搭載した場合、た
とえば軽自動車の車載器10を大型トラックに搭載する
と車載器10が動作せず、有料道路の利用料金の不正は
防止することができる。
【0055】実施の形態4.また、上記実施の形態1で
は、ユニークデータの初期設定時にデータ書込み装置3
0をECU20に接続し、ユニークデータをECU20
内に格納した後に、通信線を介した送信により車載器1
0内に格納したが、データ書込み装置30を車載器10
に接続して、ユニークデータを車載器10内に格納した
後に、通信線を介した送信によりECU20内に格納し
てもよい。
【0056】実施の形態5.さらに、上記実施の形態1
では、車両1Aの組立製造時に車載器10が搭載される
場合を示したが、製造後に必要に応じて車載器10が搭
載されてもよい。
【0057】この場合、車両1Aの組立製造時に、デー
タ書込み装置30からECU20内の不揮発性メモリ2
2にユニークデータをが格納され、車載器10の車両1
Aへの搭載時に、ECU20から通信線を介して車載器
10内の不揮発性メモリ13にユニークデータが格納さ
れることになる。
【0058】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、有料道路の入口および出口に設置されて有料道路を
通過する車両との間で無線通信を行う路上機と、車両に
搭載されて路上機との間で無線通信を行う車載器と、車
両に搭載されて車載器に接続されたデータ格納送信手段
とを備え、データ格納送信手段は、車両に特有の情報を
ユニークデータとしてあらかじめ格納するための第1の
不揮発性メモリと、車両の電源投入時に、第1の不揮発
性メモリ内のユニークデータを車載器に送信するための
データ送信手段とを含み、車載器は、ユニークデータを
あらかじめ格納するための第2の不揮発性メモリと、第
2の不揮発性メモリ内に格納されたユニークデータとデ
ータ格納送信手段から送信されたユニークデータとを比
較する比較手段と、比較手段の比較結果が不一致を示し
た場合に車載器の動作を停止させるための制御停止手段
とを含み、比較結果が一致を示した場合のみに正常動作
を行うので、路上機側の車種判別装置やデータ比較照合
装置を不要としてコストダウンを実現するとともに、車
両電源の投入時に不正使用を自動的に判別して車載器の
動作を停止することのできる有料道路の料金収受装置が
得られる効果がある。
【0059】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、データ格納送信手段は、車両に搭載され
たECUにより構成されたので、新規な回路装置を追加
する必要がなく、さらにコストダウンを実現した有料道
路の料金収受装置が得られる効果がある。
【0060】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、データ格納送信手段は、
通信線を介して車載器に接続され、ユニークデータは、
車両の組立製造時に、データ格納送信手段に接続された
データ書込み装置から第1の不揮発性メモリ内に格納さ
れるとともに、データ書込み装置から通信線を介して第
2の不揮発性メモリに格納されるので、ユニークデータ
を容易に初期設定することのできる有料道路の料金収受
装置が得られる効果がある。
【0061】また、この発明の請求項4によれば、請求
項1または請求項2において、データ格納送信手段は、
車載器の車両への搭載時に、通信線を介して車載器に接
続され、ユニークデータは、車両の組立製造時に、デー
タ格納送信手段に接続されたデータ書込み装置から第1
の不揮発性メモリ内に格納されるとともに、車載器の搭
載時に、第1の不揮発性メモリから第2の不揮発性メモ
リに格納されるので、ユニークデータを容易に初期設定
することのできる有料道路の料金収受装置が得られる効
果がある。
【0062】また、この発明の請求項5によれば、請求
項1から請求項4までのいずれかにおいて、ユニークデ
ータは、メーカを判定可能な情報を含むので、メーカの
異なる不正使用を確実に防止することのできる有料道路
の料金収受装置が得られる効果がある。
【0063】また、この発明の請求項6によれば、請求
項1から請求項5までのいずれかにおいて、ユニークデ
ータは、軽自動車や大型トラックなどの車種を判定可能
な情報を含むので、車種の異なる不正使用を確実に防止
することのできる有料道路の料金収受装置が得られる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す構成図であ
る。
【図2】 この発明の実施の形態1の機能構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の動作を示すフロー
チャートである。
【図4】 この発明の実施の形態1によるデータ照合動
作を示す説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態3によるデータ照合動
作を示す説明図である。
【図6】 従来の有料道路の料金収受装置を示す構成図
である。
【図7】 従来の有料道路の料金収受装置に動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1A 車両、7A 路上機、7a 路上機アンテナ、
10 車載器、13、22 不揮発性メモリ、14 車
載器アンテナ、15 比較手段、16 制御停止手段、
20 ECU(データ格納送信手段)、23 データ送
信手段、30データ書込み装置、S12 電源投入時に
ユニークデータを車載器に送信するステップ、S13
送信されたユニークデータを車載器内のユニークデータ
と比較するステップ、S14 正常動作するステップ、
S15 動作を中止するステップ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有料道路の入口および出口に設置されて
    前記有料道路を通過する車両との間で無線通信を行う路
    上機と、 前記車両に搭載されて前記路上機との間で無線通信を行
    う車載器と、 前記車両に搭載されて前記車載器に接続されたデータ格
    納送信手段とを備え、 前記データ格納送信手段は、 前記車両に特有の情報をユニークデータとしてあらかじ
    め格納するための第1の不揮発性メモリと、 前記車両の電源投入時に、前記第1の不揮発性メモリ内
    のユニークデータを前記車載器に送信するためのデータ
    送信手段とを含み、 前記車載器は、 前記ユニークデータをあらかじめ格納するための第2の
    不揮発性メモリと、 前記第2の不揮発性メモリ内に格納されたユニークデー
    タと前記データ格納送信手段から送信されたユニークデ
    ータとを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果が不一致を示した場合に前記車
    載器の動作を停止させるための制御停止手段とを含み、 前記比較結果が一致を示した場合のみに正常動作を行う
    ことを特徴とする有料道路の料金収受装置。
  2. 【請求項2】 前記データ格納送信手段は、前記車両に
    搭載されたECUにより構成されたことを特徴とする請
    求項1に記載の有料道路の料金収受装置。
  3. 【請求項3】 前記データ格納送信手段は、通信線を介
    して前記車載器に接続され、 前記ユニークデータは、前記車両の組立製造時に、前記
    データ格納送信手段に接続されたデータ書込み装置から
    前記第1の不揮発性メモリ内に格納されるとともに、前
    記データ書込み装置から前記通信線を介して前記第2の
    不揮発性メモリに格納されることを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載の有料道路の料金収受装置。
  4. 【請求項4】 前記データ格納送信手段は、前記車載器
    の前記車両への搭載時に、通信線を介して前記車載器に
    接続され、 前記ユニークデータは、前記車両の組立製造時に、前記
    データ格納送信手段に接続されたデータ書込み装置から
    前記第1の不揮発性メモリ内に格納されるとともに、前
    記車載器の搭載時に、前記第1の不揮発性メモリから前
    記第2の不揮発性メモリに格納されることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の有料道路の料金収受装
    置。
  5. 【請求項5】 前記ユニークデータは、メーカを判定可
    能な情報を含むことを特徴とする請求項1から請求項4
    までのいずれかに記載の有料道路の料金収受装置。
  6. 【請求項6】 前記ユニークデータは、軽自動車や大型
    トラックなどの車種を判定可能な情報を含むことを特徴
    とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の有
    料道路の料金収受装置。
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