JP2939397B2 - 感光性平版印刷版の製造方法 - Google Patents
感光性平版印刷版の製造方法Info
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Description
方法に関する。更に詳しく述べれば、特定の塗布溶剤を
用いて塗布した感光性平版印刷版の感光層表面上に、特
定のマット層を形成することにより、室温以上の温度で
合紙をはさまずに版を積み重ね、圧力のかかった状態で
長時間経過した後でも、版と版とが張り付くことのない
感光性平版印刷版の製造方法に関する。
の感光性物質として使用されているものの大多数はジア
ゾニウム化合物であり、その中でも最も常用されている
ものにp−ジアゾジフェニルアミンのホルムアルデヒド
縮合物に代表されるジアゾ樹脂がある。ジアゾ樹脂を用
いた感光性平版印刷版の感光層の組成物は、例えば米国
特許第2,714,066号明細書に記載されているように
ジアゾ樹脂単独のもの、つまり結合剤を使用しないもの
と、例えば特開昭50−30604号公報に記載されて
いるように結合剤とジアゾ樹脂とが混合されているもの
に分類することができる。特に近年ジアゾニウム化合物
を用いた感光性平版印刷版の多くのものは高耐刷性を持
たせるために結合剤とジアゾ樹脂とよりなる感光層を有
している。
0604号公報に記載しているように、未露光部が水性
アルカリ現像液によって除去(現像)されるいわゆるア
ルカリ現像型と、有機溶剤系現像液によって除去される
いわゆる溶剤現像型とが知られている。近年労働安全衛
生上、アルカリ現像型が注目されており、これは主に結
合剤の性質によって決まる。結合剤にアルカリ現像性を
持たせる方法としては前記特開昭50−30604号公
報に記載されているようにカルボン酸含有のモノマーを
共重合させる方法、米国特許第2,861,058号明細書
に記載されているようにポリビニルアルコールのヒドロ
キシル基と無水フタル酸のような環状酸無水物を反応さ
せることにより結合剤中にカルボン酸を導入する方法等
がある。
感光性組成物を塗布用の有機溶剤に溶解し、親水性表面
を有する支持体に塗布し、乾燥して、感光性平版印刷版
が作成される。上記有機溶媒としては、従来エチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、及びそのアセテートなどのエチレン系
グリコールエーテル類が用いられてきた。これはエチレ
ン系グリコールエーテル類が溶剤として優れているため
であるが、更に有機溶媒が単なる溶剤または分散剤とし
てだけではなく、感度、現像性といった感光層自身の印
刷性能に好ましい影響を与える点でもこれらエチレン系
グリコールエーテル類が優れているためである。また適
度な乾燥性をもつこれらエチレン系グリコールエーテル
類は工業的生産において乾燥設備の経済性の点でも優れ
ていた。
エーテル類の人体に対する毒性の問題が懸念され、取扱
い及び作業を慎重に行う必要があり、作業性及び安全衛
生上の観点から改善が望まれている。一方、近年フィル
ム原版を通して露光する際に、フィルム原版と感光性平
版印刷版間の空隙によるボケを生じないように感光層表
面にマット層が設けられている。マット層を設ける方法
として、水溶性樹脂のマット剤をエアースプレー法等に
より塗布し、乾燥する方法、固体粉末を付着させる方法
などがある。水溶性樹脂として特開昭57−34558
号公報記載のカルボキシル基含有の水溶性樹脂、特開昭
57−58152号公報記載のアンモニウム塩となって
いるアクリル酸などの水溶性樹脂があるが、このような
樹脂を用いると感光層中のジアゾニウム塩が経時的に分
解し、感光層が現像されにくくなる。また、特開昭58
−182636号公報記載のスルホン酸基含有の水溶性
樹脂を用いると印刷性能は問題ないが、エチレン系グリ
コールエーテル類を用いて塗布した感光層上に、ホモポ
リマーのガラス転移点温度が60℃以上のモノマーから
なる共重合成分が60モル%以下の共重合体のマット層
を設けると、室温以上の温度で合紙をはさまずに版を積
み重ね、圧力のかかった状態で長時間置かれると、感光
層と、これに接しているその上に積み重ねられたプレー
トの裏面とが張り付いてしまい、自動製版機による搬送
ができなくなり、作業性を著しくそこなうなど問題とな
っていた。
特開昭55−12974号公報等があるが、この方法に
おいても上述の版と版との張り付きの問題を起こすなど
問題となっていた。
生上好ましくないエチレン系グリコールエーテル類を用
いることなく、感光性平版印刷版を製造でき、かつ室温
以上の温度で合紙をはさまずに版を積み重ね、圧力のか
かった状態で長時間経過した後でも、版と版とが張り付
くことのない感光性平版印刷版を提供することを目的と
する。
成するため種々研究を重ねた結果、ジアゾ樹脂と結合剤
とを含有する感光性組成物を1−メトキシ−2−プロパ
ノールを含有する塗布溶剤に溶解し、親水性表面を有す
る支持体に塗布し、乾燥して感光層を設けた後、その表
面上に(a)スルホン酸基を有するモノマーの少なくと
も1種と、(b)アルキル残基の炭素原子数が1〜10
のアルキルアクリレート類及びアルキル残基の炭素原子
数が4〜10のアルキルメタクリレート類からなる群よ
り選ばれた少なくとも1つのモノマーと、(c)モノマ
ー(a)及びモノマー(b)と共重合可能でかつそのホ
モポリマーのガラス転移温度が60℃以上である少なく
とも1つのモノマーとからなる共重合体であって、共重
合比がモノマー(a)5〜25モル%、モノマー(b)
5〜25モル%及びモノマー(c)65〜90モル%で
ある共重合体よりなる、相互に独立した突起物を固着さ
せることにより、上記目的を達成する感光性平版印刷版
が製造できることを見い出した。
使用されるジアゾ樹脂は、芳香族ジアゾニウム塩と活性
カルボニル基含有化合物、例えばホルムアルデヒドとの
縮合物で代表されるジアゾ樹脂である。上記ジアゾ樹脂
としては、例えば、p−ジアゾジフェニルアミン類とホ
ルムアルデヒド、アセトアルデヒドなどのアルデヒド類
との縮合物と、ヘキサフルオロリン酸塩又はテトラフル
オロ硼酸塩との反応生成物である、有機溶媒可溶性ジア
ゾ樹脂無機塩や、特公昭47−1167号公報に記載さ
れているような前記縮合物とのスルホン酸塩類、例えば
p−トルエンスルホン酸又はその塩、プロピルナフタレ
ンスルホン酸又はその塩、ブチルナフタレンスルホン酸
又はその塩、ドデシルベンゼンスルホン酸又はその塩、
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−ス
ルホン酸又はその塩との反応生成物である有機溶媒可溶
性ジアゾ樹脂有機塩が挙げられる。
の6量体以上を20モル%以上含んでいる高分子量ジア
ゾ化合物が好ましい。また、特開昭58−27141号
公報に示されているような3−メトキシ−4−ジアゾ−
ジフェニルアミンを4,4′−ビス−メトキシ−メチル−
ジフェニルエーテルで縮合させメシチレンスルホン酸塩
としたものなども適当である。さらに、カルボキシル
基、スルホン酸基、スルフィン酸基、リンの酸素酸基及
びヒドロキシル基のうち少なくとも一つの有機基を有す
る芳香族化合物と、ジアゾニウム化合物、好ましくは芳
香族ジアゾニウム化合物とを構造単位として含む共縮合
体も好ましい。
量が0.1〜3.0meq/g (結合剤1g当りの酸成分のミリ
当量)、好ましくは0.2〜2.0meq/g であり、実質的に
水不溶性(すなわち、中性または酸性水溶液に不溶性)
で、皮膜形成性を有する有機高分子化合物が好ましい
が、アルカリ水溶液系現像液に溶解又は膨潤することが
できかつ前記の感光性ジアゾ樹脂の共存下で光硬化して
上記現像液に不溶化又は非膨潤化するものが特に好まし
い。尚、酸含量が0.1meq/g 未満では現像が困難であ
り、3.0meq/g を越えると現像時の画像強度が著しく弱
くなる。
タクリル酸、クロトン酸又はマレイン酸を必須成分とし
て含む共重合体、例えば特開昭50−118802号公
報に記載されているような2−ヒドロキシエチルアクリ
レート又は2−ヒドロキシエチルメタクリレート、アク
リロニトリル又はメタクリロニトリル、アクリル酸又は
メタクリル酸、及び必要に応じて他の共重合可能なモノ
マーとの多元共重合体、特開昭53−120903号公
報に記載されている様な末端がヒドロキシ基であり、か
つジカルボン酸エステル残基を含む基でエステル化され
たアクリル酸又はメタクリル酸、アクリル酸、又はメタ
クリル酸、及び必要に応じて他の共重合可能なモノマー
との多元共重合体、特開昭54−98614号公報に記
載されているような芳香族性水酸基を末端に有する単量
体(例えば、N−(4−ヒドロキシフェニル)メタクリ
ルアミドなど)、
応じて他の共重合可能なモノマーとの多元共重合体、特
開昭56−4144号公報に記載されているようなアル
キルアクリレート、アクリロニトリル又はメタクリロニ
トリル、及び不飽和カルボン酸よりなる多元共重合体を
挙げることが出来る。また、この他、酸性ポリビニルア
ルコール誘導体や酸性セルロース誘導体も有用である。
また、ポリビニルアセタールやポリウレタンをアルカリ
可溶化した特公昭54−19773号、特開昭57−9
4747号、同60−182437号、同62−582
42号、同62−123453号記載の結合剤も有用で
ある。
のジアゾ樹脂と結合剤の含有量は、これら両者の総量を
基準にしてジアゾ樹脂3〜30重量%、結合剤は97−
70重量%が適当である。ジアゾ樹脂の含有量は少ない
方が感度は高いが、3重量%より低下すると、結合剤を
光硬化させるためには不十分となり、現像時に光硬化膜
が現像液によって膨潤し、膜が弱くなる。逆にジアゾ樹
脂の含有量が30重量%より多くなると、感度が低くな
り、実用上難点が出てくる。従って、好ましい範囲はジ
アゾ樹脂5〜25重量%で、結合剤95〜75重量%で
ある。
には、1−メトキシ−2−プロパノールが含まれる。こ
の1−メトキシ−2−プロパノールを用いることによ
り、エチレン系グリコールエーテル類を用いた場合と同
様の感光性組成物の溶解性が得られ、かつ、同様の印刷
性能が得られる。1−メトキシ−2−プロパノールの量
は、乾燥条件及び結合剤の種類、さらに他の溶剤の種類
及び量により異なるが、好ましくは10〜100重量
%、より好ましくは15〜80重量%、特に好ましくは
20〜60重量%の範囲である。1−メトキシ−2−プ
ロパノールの含有量が10重量%より少ない場合は、充
分な溶解性、適度の乾燥性が得られない。
を含むことができる。具体例としては、1−メトキシ−
2−プロパノールよりも低沸点の溶剤である、1,2−
ジクロルエタン、1,1−ジクロルエタン、1,1,1
−トリクロルエタン、cis −1,2−ジクロルエタン、
1,2−ジクロルプロパン、塩化ブチル、クロルブロム
メタンなどのハロゲン化炭化水素、メタノール、エタノ
ール、n−プロパノール、イソプロパノール、第2ブチ
ルアルコール、第3ブチルアルコールなどの脂肪族アル
コール、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、エ
チレングリコールジメチルエーテル、アセトン、メチル
エチルケトン等のエーテル又はケトン化合物、ギ酸エチ
ル、ギ酸プロピル、ギ酸イソブチル、酢酸メチル、酢酸
エチル、酢酸イソプロピル、プロピオン酸メチル、プロ
ピオン酸エチルなどのエステル化合物が挙げられる。低
沸点溶剤の含有量は40〜80重量%が好ましい。
含むことができる。水の添加量は全溶剤の10重量%以
下である。好ましくは1〜7重量%である。
ジアゾ樹脂の溶解性を増大させる目的や感光性ジアゾ樹
脂と結合剤との相溶性を改善する目的で、微量の高沸点
溶剤を添加することが好ましく、この場合には本発明に
よる版と版との張り付きを防止する効果がより顕著に現
れる。このような高沸点溶剤の具体例としては、ジメチ
ルスルホキシド、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、ト
リエチレングリコール、エチレングリコールモノフェニ
ルエーテル、
酸エチレン、トリオキサン、γ−ブチロラクトン、γ−
バレロラクトン、ジアセトンアルコール、アセト酢酸メ
チル、テトラヒドロフルフリルアルコール、ジメチルホ
ルムアミド、アセチルアセトン、シクロヘキサノン、乳
酸メチル、乳酸エチル、酢酸ジエチレングリコールモノ
エチルエーテル、酢酸エチレングリコールモノメチルエ
ーテル、2−メチル−2−メトキシ−4−ペンタノンな
とがある。これらの高沸点溶剤の添加量は全溶剤の20
重量%以下である。好ましくは15.0〜0.5重量%であ
る。
溶液には、種々の添加剤を加えることができる。例え
ば、結合剤よりも感脂性の高分子化合物(例えば、特開
昭55−527号公報、同63−262642号に記載
のもの)、塗布性を改良するためのアルキルエーテル類
(例えば、エチルセルロース、メチルセルロース)、弗
素系界面活性剤又はシリコーン系界面活性剤(例え
ば、、特開昭54−135004号、同57−1782
42号、同57−40248号、同63−136039
号に記載のもの)、塗膜の柔軟性、耐摩耗性を付与する
ための可塑剤(例えば、トリクレジルホスフェート、ジ
ヘキシルフタレート、ジオクチルフタレート、トリオク
チルホスフェート、トリブチルホスフェート、クエン酸
トリブチル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレン
グリコール)、さらに現像後の画像部を可視画化するた
めの着色物質として、アクリジン染料、シアニン染料、
スチリル染料、
などの顔料(例えば、特公昭56−30859号、特開
昭63−127235号記載のもの)、ジアゾ樹脂の一
般的な安定化剤(例えば、リン酸、亜リン酸、ピロリン
酸、シュウ酸、酒石酸、リンゴ酸、ピリジンジカルボン
酸、ホウ酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン
酸、3−スルホフタル酸、4−スルホフタル酸、2−ヒ
ドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン
酸、5−スルホサリチル酸、トリカルバリル酸、ナフタ
レンスルホン酸、アルキルナフタレンスルホン酸、ポリ
アクリル酸及びその共重合体、ポリビニルホスホン酸及
びその共重合体、ポリビニルスルホン酸及びその共重合
体、5−ニトロナフタレン−1−ホスホン酸、4−クロ
ロフェノキシメチルホスホン酸、ナトリウムフェニル−
メチル−ピラゾロンスルホネート、2−ホスホノブタン
トリカルボン酸−1,2,4、1−ホスホノエタントリカル
ボン酸−1,2,2、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジスル
ホン酸)を添加することが出来る。これらの添加剤の添
加量はその使用対象目的によって異なるが、一般には感
光性組成物の全固形分に対して、0.5〜30重量%であ
る。
表面を有する支持体上に乾燥塗布重量が0.3〜5.0g/m2
となるように、好ましくは0.5〜3.5g/m2となるように
塗布し、乾燥して、感光性平版印刷版を得ることができ
る。塗布する際の感光性組成物の固形分濃度は1.0〜5
0重量%が適当であり、好ましくは2.0〜30重量%が
適当である。支持体上に感光性組成物の溶液を塗布する
方法としては従来公知の方法、例えばロールコーティン
グ、バーコーティング、スプレーコーティング、カーテ
ンコーティング、回転塗布等の方法を用いることができ
る。塗布された感光性組成物溶液は50〜150℃で乾
燥させるのが好ましい。乾燥方法は、始め温度を低くし
て予備乾燥した後、高温で乾燥させても良いし、直接高
温度で乾燥させても良い。
た支持体は、寸度的に安定な板状物である。かかる寸度
的な安定な板状物としては、従来印刷版の支持体として
使用するものが含まれる。特に、アルミニウム板は寸度
的に著しく安定であり、しかも安価であるので特に好ま
しい。アルミニウム板のうちでも、粗面化したアルミニ
ウム板が好ましく、これは種々の方法で製造することが
できる。例えばワイヤブラシグレイニング、研磨粒子の
スラリーを注ぎながらナイロンブラシで粗面化するブラ
シグレイニング、ボールグレイニング、ケミカルグレイ
ニング、電解グレイニングやこれらの粗面化法を複合さ
せた複合グレイニングによって表面を砂目立てする。
酸、ホウ酸、クロム酸、スルファミン酸、又はこれらの
混酸中で直流又は交流電解にて陽極酸化を行いアルミニ
ウム表面に強固な不動体皮膜を設けることが好ましい。
このような不動体皮膜自体でアルミニウム表面は親水性
化されるが、さらに必要に応じて米国特許第2,714,0
66号や米国特許第3,181,461号明細書に記載され
ている珪酸塩処理(ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウ
ム)、米国特許第2,946,638号明細書に記載されて
いる弗化ジルコニウム酸カリウム処理、米国特許第3,2
01,274号明細書に記載されているホスホモリブデー
ト処理、独国特許第1,091,433号明細書に記載され
ているポリアクリル酸処理、
1,230,447号明細書に記載されているポリビニルホ
スホン酸処理、特公昭44−6409号公報に記載され
ているホスホン酸処理、米国特許第3,307,951号明
細書に記載されているフィチン酸処理、特開昭58−1
6893号や特開昭58−18291号の各公報に記載
されている親水性有機高分子と2価の金属イオンとの錯
体による下塗処理や特開昭59−101651号公報に
記載されているスルホン酸基を有する水溶性重合体の下
塗りによって親水化処理を行ったものが特に好ましい。
その他の親水化処理方法としては米国特許第3,658,6
62号明細書に記載されているシリケート電着も挙げる
ことが出来る。
面上には、(a) スルホン酸基を有するモノマーの少なく
とも1種と、(b) アルキル残基の炭素原子類が1〜10
のアルキルアクリレート類及びアルキル残基の炭素原子
類が4〜10のアルキルメタクリレート類からなる群よ
り選ばれた少なくとも1つのモノマーと、(c) モノマー
(a) 及びモノマー(b) と共重合可能で、そのホモポリマ
ーのガラス転移温度が60℃以上である少なくとも1つ
のモノマーとからなる共重合体であって、共重合比がモ
ノマー(a) 5〜25モル%、モノマー(b) 5〜25モル
%及びモノマー(c) 65〜90モル%である共重合体を
被覆する。
ルホン酸基」とはスルホン酸基(-SO3H)そのものだけで
なく、そのアルカリ金属塩、アンモニウム塩、及び水溶
性アミン塩をも意味し、包含するものである。モノマー
(a) としては、p−スチレンスルホン酸、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸、エチレンスル
ホン酸、2−クロロエチレンスルホン酸、エチレンジス
ルホン酸、1−プロペン−1−スルホン酸、1−プロペ
ン−2−スルホン酸、2−メチル−1,3−プロペンジス
ルホン酸、1−ブテン−1−スルホン酸、1−ペンテン
−1−スルホン酸、1−ヘキセン−1−スルホン酸、2
−フエニルエチレンスルホン酸、1−メチル−2−フエ
ニルエチレンスルホン酸、3−クロロアリルスルホン
酸、アリルスルホン酸
クロロメタクリルスルホン酸、メタアリルスルホン酸、
3−メチル−2−ブテン−2−スルホン酸、3−フエニ
ルアリルスルホン酸、3−フエニルメタアリルスルホン
酸、2−ベンジルアリルスルホン酸、2−クロロ−4−
スチレンスルホン酸、ビニルトルエンスルホン酸、α−
メチルスチレンスルホン酸、並びにこれらのアルカリ金
属塩、アンモニウム塩、水溶性アミン塩などがあり、こ
れらは適宜1つ又は2つ以上が選択され、他のモノマー
の少なくとも1つと共重合体される。本発明にとって特
に好ましいモノマー(a) はp−スチレンスルホン酸,2
−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、エ
チレンスルホン酸、及びそのナトリウム塩、カリウム塩
である。
素原子数が1〜10であるアルキルアクリレート類及び
アルキル残基の炭素原子数が4〜10であるアルキルメ
タクリレート類があり、これらの具体例としては、メチ
ルアクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルア
クリレート、イソプロピルアクリレート、n−ブチルア
クリレート、イソブチルアクリレート、n−アミルアク
リレート、イソアミルアクリレート、n−ヘキシルアク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、n−オク
チルアクリレート、n−デシルアクリレート、n−ブチ
ルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、n−ア
ミルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、n−オクチルメタクリレート、n−デシルメタクリ
レートなどがあり、これらのモノマー(b) は1種又は2
種以上を組み合わせて使用することができる。
のガラス転移温度(Tg)が60℃以上のモノマーである。
なお、このTgの定義については、例えば、"Polymer Han
dbook"(J. Brandrup, E.H.Immergut共編,Interscience
Publishers 社1966年刊行)第III −61頁の記載
を参照されたい。
チルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、2,5−ジメチルスチレ
ン、3,4−ジメチルスチレン、3,5−ジメチルスチレ
ン、2,4,5−トリメチルスチレン、2,4,6−トリメチル
スチレン、o−エチルスチレン、o−sec −ブチルスチ
レン、o−tert−ブチルスチレン、p−フルオロスチレ
ン、2,5−ジフルオロスチレン、o−クロロスチレン、
m−クロロスチレン、p−クロロスチレン、2,4−ジク
ロロスチレン、2,5−ジクロロスチレン
スチレン、p−ブロモスチレン、p−シアノスチレン、
アクリロニトリル、メタクリロニトル、メチルメタクリ
レート、エチルメタクリレート、アクリルアミド、N−
sec −ブチルアクリルアミド、N−tert−ブチルアクリ
ルアミド、N,N −ジブチルアクリルアミド、N−tert−
ブチルメタクリルアミドなどが含まれ、これらは1種又
は2種以上を組み合わせて使用することができる。
(a) 、同(b) 及び同(c) の量はそれぞれ5〜25モル
%、5〜25モル%、65〜90モル%の範囲である。
モノマー(a) の量が5モル%よりも少なくなると、共重
合体の現像液に対する溶解性が悪くなり、一方25モル
%よりも多くなると共重合体が湿気の影響を受けやすく
なり、版と版とが張りつきやすくなる。
少なくなると、共重合体の感光層への付着力が低下して
いき、25モル%よりも多くなると、共重合体が柔らか
くなり、版と版とが張りつきやすくなる。さらに、モノ
マー(c) の量が65モル%よりも少なくなると、共重合
体の硬さが低下し版と版とが張りつきやすくなる。一方
90モル%よりも多くなると、共重合体の感光層への付
着力が低下する。特に好ましいモノマー(a) 、同(b) 及
び同(c) の量は、それぞれ10〜20モル%、10〜2
0モル%及び65〜80モル%である。
法により合成することができ、例えば溶液重合法により
共重合させ、所望により生成した共重合物の酸残基を中
和して採取することができる。この溶液重合法において
は、通常原料のモノマーを溶解しうる、例えばi−プロ
ピルアルコールのごとき溶剤中で窒素雰囲気中で重合開
始剤の存在下に共重合させる。また、通常のラテックス
の合成と同様にして原料のモノマーを界面活性剤で水中
に乳化させておき、過硫酸カリウムなどの重合開始剤を
用いて乳化重合させた水性分散物として得てもよく、も
ちろん、固形物として採取してもよい。
として塗布される。つまり、水溶液、水性分散液、水性
懸濁液、水性乳化液などあらゆる形態の水性液でありう
る。この塗布液中には、前記の共重合体のほかに、特公
昭55−30619号公報に記載されているような感光
性印刷版の感光層の活性光線領域に光学的吸収をもつ光
吸収剤、染料、顔料、紫外線吸収剤、あるいはジアゾ化
合物、エチレン系不飽和化合物;
ン、酸化ジルコニウム、ガラス、アルミナ、合成樹脂な
どの各種の微粉末;例えばリン酸、亜リン酸、ショウ酸
などのごときpH調節剤;例えば硫酸ナトリウム、硫酸カ
ルシウム、硫酸マグネシウム、塩化ナトリウム、塩化カ
ルシウムなどのごとき塗布後の共重合物の析出を促進す
るための中性塩、など種々の目的のための添加剤を適
宜、又適量を加えることができる。塗布液中における共
重合物の濃度は5〜10重量の範囲内にあることが好ま
しい。その他、塗布液の調製方法については、従来技術
を応用すればよく、その点についての詳細な説明は不要
と思われる。
感光層表面へ塗布し、相互に独立した突起物を固着、形
成させるには、エアスプレー法、エアレススプレー法、
静電エアスプレー法、静電霧化静電塗装法、グラビア印
刷法等により塗布し、乾燥させる。また、上述の突起物
を形成させるためには、特開昭55−12974号公報
に記載されているように、前記共重合体又は、前記共重
合体を含み、上述の他の添加剤を加えた組成物の固形分
による微粉末を調製し、この微粉末を感光性印刷版の表
面上に均一に撤布するなどして付着させる。このように
して相互に独立した突起物を形成させることもできる。
前述のごとく調製した共重合体を含む水性液を固化した
固形物を利用してもよい。印刷版上に撤布して付着させ
た微粉末は、直ちに加熱して熔融せしめ、それと共に印
刷版上に固着させるのである。また、この加熱に代えて
溶剤を適用して突起物を構成する微粉末を溶解して印刷
上に固着させてもよい。
部分は、感光性印刷版表面上1〜1000個/mm2 、好
ましくは5〜500個/mm2 程度であり、塗布部分の高
さは0.5〜20μ、大きさ(径)は1〜200μ程度の
形態を呈する。
平版印刷版は、画像露光後アルカリ水溶液系現像液で現
像することにより原画に対してネガのレリーフ像が得ら
れる。露光に好適な光源としては、カーボンアーク灯、
水銀灯、キセノンランプ、メタルハライドランプ、スト
ロボ、紫外線、レーザ光線などが挙げられる。上記感光
性平版印刷版に使用されるアルカリ水溶液系現像液と
は、特開昭51−77401号、同51−80228
号、同53−44202号や同55−52054号の各
公報に記載されているような現像液であって、pH=8〜
13、水が75重量%以上含まれるものをいう。
重量%以下の有機溶媒(ベンジルアルコール、エチレン
グリコールモノフェニルエーテル等)、アルカリ剤(ト
リエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタノ
ールアミン、リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等)、
アニオン界面活性剤(芳香族スルホン酸塩、ジアルキル
スルホコハク酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、
脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩等)、ノニオン界面
活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエ
チレンポリオキシプロピレンブロックポリマー等)、汚
れ防止剤(亜硫酸ナトリウム、スルホピラゾロンのナト
リウム塩等)や硬水軟化剤(エチレンジアミンテトラ酢
酸四ナトリウム塩、ニトリロ三ナトリウム塩等)を加え
ることができる。
ルカリ可溶性のジアゾ樹脂(例えば、カルボキシル基を
有する芳香族化合物と芳香族ジアゾニウム塩とをホルム
アルデヒドで縮合させた共縮合ジアゾ樹脂などの場合に
は、特開平2−189544号公報に記載されているよ
うな、実質的に有機溶剤を含有しないアルカリ水溶液
(例えば、珪酸カリウムの水溶液)で現像することがで
きる。
−8002号、同55−115045号、特開昭59−
58431号の各公報に記載されている方法で製版処理
してもよいことは言うまでもない。即ち、現像処理後、
水洗してから不感脂化処理、又はそのまま不感脂化処
理、又は酸を含む水溶液での処理、又は酸を含む水溶液
で処理後不感脂化処理を施してもよい。さらに、この種
の感光性平版印刷版の現像工程では、処理量に応じてア
ルカリ水溶液が消費され、アルカリ濃度が減少したり、
あるいは、自動現像液の長時間運転により空気によって
アルカリ濃度が減少するため処理能力が低下するが、そ
の際、新鮮な未使用の現像液(補充液)を添加するか、
又は特開昭54−62004号に記載のようにアルカリ
度の高い補充液を用いて処理能力を回復させてもよい。
この場合、処理されるPS版の一片の長さに比例する量
の補充液を添加する方法や米国特許第4,882,246 号に記
載されている方法で補充することが好ましい。また、上
記のような製版処理は、特開平2−7054号、同2−
32357号公報に記載されているような自動現像機で
行なうことが好ましい。なお、製版工程の最終工程で所
望により塗布される不感脂化ガムとしては、特公昭62
−16834号、同62−25118号、同63−52
600号、特開昭62−7595号、同62−1169
3号、同62−83194号の各公報に記載されている
ものが好ましい。
生上好ましくないエチレン系グリコールエーテル類を用
いることなく製造でき、かつ室温以上の温度で合紙をは
さまずに積み重ね、加圧状態で長時間保存しても、版と
版とが張り付くことがなく、従って自動製版が可能で、
作業性及び取扱性にすぐれている。
詳細に説明する。
に浸して脱脂し、ブラシによる研磨を行った後、電解エ
ッチング、次いで硫酸中で陽極酸化し、更にケイ酸ソー
ダ水溶液に浸して親水化処理した。この親水化処理した
アルミニウム板に、下記の感光性組成物−1を下記の溶
剤に溶解し、ホイラー塗布機で塗布した後、100℃の
オープンで80秒間乾燥して感光性平版印刷版-Aを得
た。乾燥後の塗布量は1.5g/m2であった。
クリレート/アクリロニトリル/メチルメタクリレート
/メタクリル酸共重合体(重量比50/20/26/
4、重量平均分子量75,000、酸含量0.4meq/g)の水
不溶性、アルカリ水可溶性の皮膜形成性高分子である。
ジアゾ樹脂−1は、特開昭59−78340号公報の合
成例−1に記載のp−ジアゾジフェニルアミンとパラホ
ルムアルデヒドとの縮合物のヘキサフルオロリン酸塩で
ある。
マット剤組成物−イの共重合体の20重量%水溶液を静
電スプレーで塗布し、温度60℃の雰囲気中に5秒間露
して乾燥させて感光性印刷版表面をマット化した。これ
を試料(b) とする。一方、マット化していない感光性平
版印刷版を試料(a) とした。
0個/mm2 の液滴の数があり、乾燥後の樹脂層の高さは
2〜6μ、巾は20μ〜150μであった。
にそれぞれ1000枚積み重ねクラフト紙とビニールシ
ートで密閉した状態で45℃、75%RHの場所に2ヵ月
間放置した後、富士写真フィルム(株)製PS版高速製版
装置FNR401型にて製版した。自動製版機に100
0枚通したときの版と版との張りつき故障の評価結果を
以下の表1のようにランク付けした。Aランク、Bラン
クは自動製版が可能であるが、Cランク、Dランクは自
動製版不可である。 表 1 ───────────────────────────────── 評価結果のランク 版と版との張りつき故障枚数 ───────────────────────────────── A 0 枚 B 1〜2枚 C 3〜9枚 D 10枚以上 ──────────────────────────────── 試料(b) の版と版との張りつき故障の評価結果はAラン
クであった。一方、試料(a) はCランクであった。
示す組成の現像液で現像して得られた平版印刷版の印刷
性能は問題なかった。現像液組成 ベンジルアルコール 30g トリエタノールアミン 10g tert−ブチルナフタレンスルホン酸 ナトリウム 10g 亜硫酸ナトリウム 2g 水 1000g
物−1を下記の溶剤に溶解し、実施例1と同様の方法で
塗布し乾燥した。乾燥塗布量は1.5g/m2であった。得ら
れた感光性平版印刷版をBとした。塗布溶剤 エチレングリコールモノメチルエーテル 60.00g メタノール 37.00g 水 3.00g この感光性平版印刷版−Bの1片に実施例−1と同様の
マット化を行った。これを試料(d) とした。マット化し
ていない感光性平版印刷版を試料(c) とした。さらに、
感光性平版印刷版−Bに従来より公知のマット剤組成物
−ロの共重合体を実施例−1と同様の方法でマット層と
して被覆した。これを試料(e) とした。
はCランクであった。また、試料(e) はDランクであっ
た。
物(ハ)〜(ヌ)の共重合体を実施例1と同様の方法で
マット化を行った。
の評価結果はBランクであった。また、試料(ニ) 、(ホ)
、(チ) 、(リ) 及び(ヌ) の場合には、Aランクであっ
た。試料(ハ) 及び(ト) の場合はCランクであった。
剤、ジアゾ樹脂及び溶剤を変え、実施例1と同様にマッ
ト化を行った。
通りである。結合剤−2は、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート/アクリロニトリル/エチルメタクリレート
/メタクリル酸共重合体(重量比45/15/36/
4、重量平均分子量120000、酸含量0.4meq/g)で
ある。結合剤−3は、N−(4−ヒドロキシフェニル)
メタクリルアミド/アクリロニトリル/メタクリル酸メ
チル/エチルアクリレート/メタクリル酸共重合体(重
量比50/14/27/7/2、重量平均分子量290
00、酸含量0.2meq/g)である。結合剤4は、酸性水素
原子を持つ置換基を有するポリウレタンであって、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート/ヘキサメチレンジイソ
シアネート/ジメチロールプロピオン酸/トリエチレン
グリコール(モル比60/40/60/40、重量平均
分子量100,000、酸含量1.86meq/g)である。
アミンとホルムアルデヒドとの縮合物のn−ドデシルベ
ンゼンスルホン酸塩である。ジアゾ樹脂−3は、フェノ
キシ酢酸/p−ジアゾジフェニルアミン(共縮合比50
/50)とホルムアルデヒドとの共縮合物のドデシルベ
ンゼンスルホン酸塩(重量平均分子量2800、酸含量
1.65meq/g)である。なお、実施例3〜11は、実施例
1で使用した現像液と同一の組成の現像液を使用して、
現像し、印刷性能を評価した。また、実施例12は、以
下の現像液で現像し、印刷性能を評価した。現像液組成物 SiO2/K2Oモル比約1.1の珪酸カリウム 20g 水 1000g これらの試料の版と版との張りつき故障の評価結果はA
ランクであった。また、これらの試料の平版印刷版とし
ての印刷性能は問題なかった。以上の実施例及び比較例
から明らかな様に、本発明により製造された感光性平版
印刷版は、室温以上の温度で合紙をはさまずに積み重
ね、加圧状態で長時間保存しても、版と版とが張りつく
ことがなく、従って自動製版が可能であり、作業性、取
扱い性にすぐれていることが分る。
Claims (2)
- 【請求項1】 ジアゾ樹脂と結合剤とを含有する感光性
組成物を1−メトキシ−2−プロパノールを含有する塗
布用溶剤に溶解し、親水性表面を有する支持体に塗布
し、乾燥して感光層を設けた後、その感光層表面上に、
(a)スルホン酸基を有するモノマーの少なくとも1種
と、(b)アルキル残基の炭素原子数が1〜10のアル
キルアクリレート類及びアルキル残基の炭素原子数が4
〜10のアルキルメタクリレート類からなる群より選ば
れた少なくとも1つのモノマーと、(c)モノマー
(a)及びモノマー(b)と共重合可能で、そのホモポ
リマーのガラス転移温度が60℃以上である少なくとも
1つのモノマーとからなる共重合体であって、共重合比
がモノマー(a)5〜25モル%、モノマー(b)5〜
25モル%、及びモノマー(c)65〜90モル%であ
る共重合体よりなる、相互に独立した突起物を固着させ
ることを特徴とする感光性平版印刷版の製造方法。 - 【請求項2】 該塗布用溶剤が更に、1−メトキシ−2
−プロパノールよりも高沸点の溶剤を含有することを特
徴とする請求項1に記載の感光性平版印刷版の製造方
法。
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---|---|---|---|
JP21931292A JP2939397B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 感光性平版印刷版の製造方法 |
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JP21931292A JP2939397B2 (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | 感光性平版印刷版の製造方法 |
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---|---|
JPH0667423A JPH0667423A (ja) | 1994-03-11 |
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-
1992
- 1992-08-18 JP JP21931292A patent/JP2939397B2/ja not_active Expired - Fee Related
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